フェラン米海軍長官は「コンステレーション級の代替艦は米国設計をベースにする」と、海軍調達担当も「新しいフリゲート艦は2028年に進水できると考えている」と発言し、海軍長官は非公式の場で「新しいフリゲート艦は沿岸警備隊向けOPVの改良版になる」と言及したらしい。
参考:Navy wants new frigate in 2028, says service’s acquisition head
2028年進水というスケジュールを守るなら「凝った設計」を追求するのは不可能だろう
米海軍のコンステレーション級フリゲートはFREMMの設計と85%の共通性を保ち、詳細設計の進捗が80%に達した2022年8月に建造を開始したものの、海軍が追加の設計変更を要求したため計画外の重量増を招き、将来のアップグレードを受け入れる重量的余裕が無くなり、米政府説明責任局(GAO)は2024年5月に発表したレポートの中で「コンステレーション級とFREMMとの共通性は遠い親類程度にしか見えなくなった」と批判。
海軍の強力な擁護者であるウィットマン議員も「コンステレーション級への資金供給に賛成だが、海軍は過去の失敗から何も学んでいないように見える」「コンステレーション級はオリジナル=FREMM設計の85%を維持する構想から始まったのに、現在では状況が逆転してオリジナルの15%と追加要素の85%で構成されている」「コンステレーション級の方向性に関する疑問は沿海域戦闘艦で問われるべきだった疑問と同じだ」と述べ、ジョン・フェラン海軍長官は11月に「コンステレーション級計画を中止する」と発表した。
フェラン海軍長官は「建造中の2隻のみを残し、残り4隻分の契約を破棄することでFincantieriと合意した」「出来るだけ早く代替艦の詳細をお知らせする」と説明し、レーガン国防フォーラムで「新しいフリゲート艦は米国設計をベースにする」「如何なる設計変更も私の承認が必要になる」と、さらに海軍調達担当のジェイソン・ポッター氏も10日「新しいフリゲート艦は2028年に進水できると考えている」と発言し、Breaking Defenseは「挑戦的なスケジュールだ」と報じている。
Ronald Reagan proved that peace is secured through power. This week, @realDonaldTrump made it clear: we will build a Golden Fleet.
We will invest smartly in the cornerstones of American seapower—carriers, destroyers, amphibs, and submarines but we also need new ships.
A new… pic.twitter.com/JhOquIl1Xj
— Secretary of the Navy John C. Phelan (@SECNAV) December 7, 2025
因みにフェラン海軍長官は「米国設計の新しいフリゲート艦」について非公式の場で「沿岸警備隊向けのOPVの改良版になる」と発言しているため、ヘリテージ級カッター(もしくはバーソルフ級カッター)の設計を流用したものを想定している可能性が高く、2028年進水というスケジュールを守るなら「凝った設計」を追求するのは不可能だろう。
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※アイキャッチ画像の出典:U. S. Coast Guard photo by Petty Officer 1st Class Brandon Giles






















>(新フリゲートは)「沿岸警備隊向けのOPVの改良版になる」
と言っても、それでも2028年に完成するのかな? ツィッターでこんな記事見つけたんだけど。
リンク
要約すると、21年に起工したバーソルフ級11番艦が、(納入予定の)24年11月の時点で完成度15%で停止しているので、キャンセルしたとのこと。
2028年じゃなくて、28年後(2053年)に進水なら、可能かな?
バーソルフもヘリテージも素で1000億近くするんだが、イージスシステム乗せて、発電力上げて、武装も乗せてってしたらいくらになるんだ。
06FFMのオーストラリア向け仕様という最も限りになく正解に近い解答があるのにあえてそれを選ばない米海軍はロック
FFMは、極限まで乗員数を削減し被弾時のダメコンは、総員退艦前提の時間稼ぎだけする消耗品という人員不足に対する思い切りが良すぎる割り切り設計なので欧州基準の生存性を不足としてコンスティレーション級の船体を弄繰り回してた米海軍が満足する存在からは、程遠いと思われます。
あくまでも米海軍がコンスティレーション級と同程度の高性能フリゲートを求めるならという前提なら限りなく正解に近いのは、ナバンティアが提案していたホバート級の改良型か英軍の26型フリゲートの改良型(既にハンター級でイージス艦改正型がある)でしょう。
いや被弾したらイコール即退艦じゃないからな
確かに従来DDよりは退艦基準を引き下げたみたいだが、引き下げたのは機関や発電機の水準が割合が大きいように感じる
また3交代から短期間なら2交代で回せるって言ってるぐらいであって、これは一定程度ダメージコントロールの余裕はあることを示している
マストなどの上部構造物を変更するのはそこまで問題じゃないんですよね。重量バランスを崩さなければ。
コンステレーション級で1番問題だったのは船体の方に手を加えすぎたこと。なのでわりかし現実的な解ではあるかなと
思ったよりも再始動が早いし思ったよりも大胆に小型化してきましたな。
コンステレーションはデカ過ぎて「バーク級を使うまでも無い低強度任務に投入する低コスト艦」として不適格だと思ってたのでペリー級とほぼ同じサイズのバーソルフは丁度良い感じ。
問題は・・・戦闘艦では無い設計をどう弄るかだけど、艦尾のスリップウェイはいらないので潰してここに対艦ミサイル設置、57mmと艦橋の間にVLSを16セルかな。
多分それくらいしかやりようが無いと思うんだけどどうなるのか(別の意味でも)楽しみですね。
「パーソルフベースのフリゲート」ってコンステレーション級が選ばれるFFG(X)の頃に、候補としてあったんですよね
パーソルフベース
LCSベース
FREMMベース
この中からFREMMが選ばれて、いざ建造を始めたらこのザマと言う
今回の計画は過去にあったプランを引っ張り出したんでしょうかね?
VLS追加は大改造では?沿岸警備艇の流用でいくなら、装備は大幅に諦めなければならない。
もがみ型みたいにVLSは『後日装備』ということにして、完成を急ぐしかなさそう。
新設計艦の「後日装備」は(後に予算の都合で流れたとしても)設計時にそれ用のスペースや強度や配線は用意・考慮されてるので…
既存艦改修で「VLS後日装備」はほぼ100%そのまま退役まで放置されると思います。
O・H・ペリー級のVLS追加工事が2~3ヶ月とかなんだから設計段階からVLS追加する程度の事は大改造等とは到底言えぬ小改良でしょ
今から始めて、コンステレーション級より早く進水させる、大丈夫か~?
実際は2030年ぐらいに遅延すると予想
重武装化や無人化も視野に入れるとかで高騰してポシャるに一票
2028年 (大嘘)
沿岸警備隊の改良型でいくとしても、3000トン以上あるバーソルフ級も21年に起工した11番艦が完成予定の24年11月の時点で15%しかできてなくてキャンセルになったらしい。今から建造して28年に間に合うとは思えない。
すでに就役してるバーソルフ級を徴発して、グレーに塗り替えて完成したことにするか?
バーソルフ級は3次元レーダー搭載してたり28ノットも出せたり、武装以外はほぼ軍艦みたいな船だし。
作り掛けの11番艦フリードマンの再利用で工期を短縮、とかやべー臭いしかしませんな…
3年なら日本ならとっくに艤装中なのに
過去に海上保安庁の船は一部を除き商船の規格や構造・部品を利用しているのでコストが安いが
自衛隊の護衛艦は軍艦としての規格や構造なのでコストが高いという話を聞いたことがありますが
米国沿岸警備隊の艦船は、軍隊よりの設計基準を基本的に採用しているのでしょうか?
バーゾルフもヘリテージもただでさえ超高額なのにこれらをベースに開発するんです?
SPY-6やら対艦ミサイルやらもりもりにして?
2028までに?
アーレイ・バーク級と同等以上の性能!
ただし値段と大きさは半分で!
なんて無茶な要求していれば何度でも失敗しますよ
米海軍は妥協することを覚えて下さい
アーレイ・バーク級の下を作るつもりなら、まずアーレイ・バーク級並みのイージスシステムを載せないところから始めないと結局それならアーレイ・バーク級を増やした方が良いんじゃないになると思う
長年イージス艦をワークホースとして使ってきたので、そこは譲れないというのならそのまま貫いて欲しいな
一連の話を余韻でいると、なんだか、悪口を言いたくなります。
米海軍は、フリゲート艦を小さくしたいようですが、いずれまた大きくなるのでは?。
であれば、最初から、大き目な戦隊にしてみては?、などと思います。
アーレイ・バーク級の初期型船体(満載8,850t)を基にして、装備を削ってみては?。
遅くていいなら、LM2500を二基に減らすとか。その分、船体が短くなるのでは?。
電気が必要なら、ガスタービン/ターボエレクトリック方式にしては?、などと思います。
LM2500二基は、O・Hペリー級で計画28.5ktに対し、公試で36ktを出した例もあるようですし。
アーレイバーク級を基にすれば、建造所も手慣れた物なのでは?、などと想像します。
早速に誤字修正です。
(余韻でいると→読んでいると)、です。
イージス戦隊アーレイ・バーク
35年以上建造続けて100隻の大台が見えてきました。
35作目ゴーカイジャーの頃の累積スーパー戦隊(約200名)の半分と考えるとマジかと思いますね
同じことを考えてました。
そもそもアーレイ・バーク級の後継として建造されたズムウォルト級が14000t級の「駆逐艦」なのですから、新型フリゲート艦がアーレイ・バーク級ベースでもおかしくはなかっただろうと。
米海軍基準のダメコンを達成しつつ設計も容易だろうと。
ズムウォルト級が失敗してアーレイ・バーク級の更新をアーレイ・バーク級でする羽目になったために、新型フリゲート艦の設計が迷走したのだろうと。
そもそもちゃんと妥協や割り切りが可能ならコンステレーション級は大炎上の果てにキャンセルされないわけで
妥協と割切りはしていたと思いますよ。
一度結論が出た検討を蒸し返して落とし所が大きく二転三転する事が一番の問題であって。
改良の必要が出るにしても何隻かのロットで切って段階的に行うとはならず、一番艦から全部盛りにしようとするのは同型連続建造の縛りか何かでしょうか?
それとももっと根本的な官僚制度の問題でしょうか?
割り切るならSPY6x3とAWSなんか採用しないでしょ
艦橋肥大したら重くバランス崩すのわかりきってるし
ここまで来て元通り85%のFREMM案の採用じゃ駄目なのか。5000t未満の艦だと割り切りが出来たとしても将来的な拡張性が無いのはどうかと思うし、コーストガードの艦で良いならフリーダム級沿海域戦闘艦の派生である多目的水上戦闘艦(MMSC)でも良いんじゃなかろうか。
曲がりなりにもイージス艦だったコンステレーションの代替にOPVを!?と思ったんですけど、そもそもOHペリー後継のフリゲート艦にミニバーク級じみた機能を詰め込んでるのが間違いだったんでしょうね。フリゲート艦は補助艦艇であるという前提に立ち返って堅実な設計に仕上げられるといいですね。(そうなると俄然、DDGXやゴールデンフリートの巡洋艦のほうの重要性が増すわけですが)
「28年は無理でしょ」と思いつつも、米軍の艦艇更新が進まないのは地域の安全保障上困るので、変に弄り回そうとせず早急に進めてほしい。
既存のOPV使うって言ってもヘリテージ級は普通に遅延してるんだがそれは大丈夫なのか