米国のヘグセス国防長官は12日のラムシュタイン会議で「ウクライナが国境を取り戻すのは非現実的」「今後の支援は欧州主体」「NATO加盟は戦争終結に結びつかない」「欧州が安全保障を提供すべき」「米国は平和維持軍に参加しない」「平和維持軍は第5条の適用外」と述べて欧州に激震をもたらした。
参考:Hegseth sets out hard line on European defence and Nato
参考:Les États-Unis tracent les grandes lignes de leur plan de paix pour l’Ukraine
参考:USA halten Nato-Mitgliedschaft der Ukraine und Rückkehr zu alten Grenzen für „unrealistisch“
参考:Hegseth calls NATO membership for Ukraine unrealistic
参考:Зеленский считает, что Украине нужно будет удвоить свою армию, если ее не возьмут в НАТО
参考:Умеров после заявлений из Пентагона: Украина хочет и будет страной НАТО
参考:Трамп считает непрактичным членство Украины в НАТО: помощь будет, но есть условие
参考:Trump announces first meeting with Putin to take place in Saudi Arabia
トランプ政権の方針が公式の場で示された以上「従来の方針を叫び続けるだけ」では何も変わらないだろう
バイデン政権はウクライナ支援を協議するラムシュタイン会議を主導してきたものの、トランプ政権はウクライナ支援に対する米国の立場を変更し「欧州主体で行うべきだ」と主張、これを反映して12日のラムシュタイン会議は英国主導で、議長も米国防長官ではなくNATO事務総長のルッテ氏が務め、トランプ政権が「今後のウクライナ支援」や「戦争終結に向けた立場」について何を表明するのかに注目が集まったが、ヘグセス国防長官が示した方針は欧州に激震をもたらした。

出典:DoD photo by U.S. Navy Petty Officer 1st Class Alexander C. Kubitza
ヘグセス国防長官は演説の中で「支援国は2014年以前の国境に復帰させるという幻想的な目標を捨てるべきで、この目標を追求すれば戦争の苦しみを長引かせるだけ」「ウクライナの恒久的な平和は強力な安全保障に基づく必要があるものの、米国はウクライナのNATO加盟が交渉による戦争終結に結びつくとは考えていない」「ウクライナに与えられる安全保障は欧州軍及び非欧州軍によって支えられるべきで、これらの部隊が平和維持軍としてウクライナに派遣されることになっても非NATOの任務として派遣すべきで、第5条は適用されるべきではない」「米国はウクライナには軍を派遣しない」と言及。
さらにウクライナ支援についても「今後の支援は欧州主体で行うべき」「米国に依存する不均衡な関係をこれ以上容認しない」「欧州が自らの安全保障に責任を持てるようにすることを優先させる」と主張し、BBCは「米国が本戦争に対する立場の大転換を示唆した」と、Le Figaroも「米国は平和維持軍参加やウクライナのNATO加盟を否定し、欧州は今後の支援の大部分を負担しなければならなくなった」と、Die Weltも「2014年以前の国境復帰を非現実的と主張し、援助も欧州負担が増える」と、DefenseNewsも「同盟国の中にはウクライナに不利な条件でロシアとの合意が成立するのでないかと懸念する者がいる」と報じている。

出典:The White House
要するにトランプ政権は「ロシアとの和平交渉を主導しても、ウクライナ支援、ウクライナを交渉テーブルに着けるため提供する安全保障、戦後に派遣されるかもしれない平和維持軍は全て欧州がやれ」と要求し、さらに「欧州主体の平和維持軍がウクライナでロシアと衝突しても第5条は適用されない」と述べ、もはや「米国はウクライナに安全保障を与えない」と言っていると同義で、ゼレンスキー大統領はNATOに加盟できない場合について「ロシアに対抗出来るよう軍事力を倍増させる必要がある」と述べたが、その財源がどこからやって来るのかは謎だ。
ラムシュタイン会議に参加したウメロフ国防相はヘグセス国防長官の発言について「ウクライナの立場に変更はない。我々はNATO加盟を望んでいるし、きっと加盟できるだろう」と述べ、ひとまずポジショントークで会議を切り抜けたが、トランプ政権の方針が公式の場で示された以上「従来の方針を叫び続けるだけ」では何も変わらないだろう。

出典:DoD photo by U.S. Navy Petty Officer 1st Class Alexander C. Kubitza
因みにヘグセス国防長官はラムシュタイン会議恒例の「新たなウクライナへの武器支援」を発表せず、さらにNATO加盟国には「国防支出をGDP比5.0%まで増やせ」と要求したが、米国が国防支出を5.0%まで増やすとは約束せず「バイデン政権時代よりも国防支出を増やすべき」「国防支出が3%を下回らないようにすべき(現在は3.3%)」と述べ、NATO加盟国は6月の首脳会議で新たな支出目標について合意を目指すらしい。
追記:CBC NEWSの記者は「トランプ大統領はウクライナのNATO加盟問題を議題から外すことについて『現実的でないのでそれで構わない』と述べた」「ウクライナへの支援は継続する」「我々はウクライナが安全であることを望んでいる」と報じ、これを取り上げたRBC-Ukraineは「今後も米国の支援は継続されるものの支援の内容は変化するだろう」と報じている。
“I’m ok with that,” Trump says of taking Ukraine’s membership in NATO off the table. “I don’t think it’s practical.”
He says he knows Hegseth made a statement today saying that he thinks it’s unlikely or impractical. “I think probably that’s true,” Trump said.
US will still… pic.twitter.com/0NJuiiZSKD
— Jennifer Jacobs (@JenniferJJacobs) February 12, 2025
追記:トランプ大統領はプーチン大統領と電話会談を行い「戦争終結に向けた交渉を即時開始する」と表明していたが、両者の直接会談はサウジアラビアで開催されるらしい。
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※アイキャッチ画像の出典:DoD photo by U.S. Navy Petty Officer 1st Class Alexander C. Kubitza
まあアメリカもイスラエルのお世話をしつつ中国の脅威に備えないといけないからぶっちゃけ投資するだけ損なウクライナにリソース割けないよな。
ようやく、和平・停戦に向けた西側・ウクライナがよって立つの常識的な基礎条件が示された。プロパガンダの時期は終焉を告げた。米は軍事的にウクライナ戦争から手を引いた。曖昧さはない。バイデン政権がおぜん立てをして始まったウクライナ戦争をトランプ政権はズルズル引き継ぐ気はない。露に戦略的敗北を与えプーチン政権を打倒するというのが目的だ。最終目的は露連邦の分裂。EU・NATO諸国の首脳やゼレンスキーたちは所詮はトランプたちが言うところのDEEP STATEの手下で西側でのトランプの敵。メンツを立ててやる義理も全くない。平和は露が3条件+αを達成することによりもたらされる。これは戦争が始まった時から変わらない。露は実存をかけ核戦争覚悟でウクライナ内戦に介入した。その覚悟を見誤った西側の敗北は必然。
アメリカはウクライナからは手を引くとずっと言ってましたからね。
しかし欧州諸国の今後の対応によってはウクライナは梯子を外された恨みで、ロシアや西側諸国に対するテロ国家へと進まなければいいんですが…。
そうなったら東西でウクライナを叩き潰す事になる
米民主党バイデン政権が間違っていたと清々しい程に方針転換する模様だけど、アメリカの圧倒的な経済軍事技術力にもうタダ乗りはさせないという強い気持ちを感じる。欧州のことは欧州でやれ、アメリカは参戦しないし核戦争する気も無いと当然といえば当然でこれから欧州は経済悪化止まらない中でロシア対策で軍事的にも大幅に金がかかるとなると厳しい未来が待っていそうで最早余裕の無くなる欧州は行き過ぎた人権至上主義の修正も起こるかなとも思うかな。
人口はEUが4.5億人米国3.3億人よりも多く、GDPはEUの方が少ないですが18兆ドルもありますからね。
日本を巻き込むために、北欧・バルト三国なども働きかけを繰り返してきましたが、EUが存分に負担するしかないなと(日本は対中対北だけで有り余るわけで…)。
これでプーチンは欲しい物の半分は手に入れた。これからはもう半分、ウクライナの非武装化に全力を向けられる。
ようやくCIS諸国も「ウクライナにおけるゼレンスキー派」に対して「実力をもってする平和の強制」を「ためらいつつも加盟国の義務の命ずることろに従って」ウクライナ戦争に参加する環境が整い始めましたね。
今までにウクライナは西側の財政、兵器供給によって戦争遂行能力を大幅にバフした状態でした。
それが減るもしくは無くなる状況となった際に本来ののウクライナの戦争遂行能力が試されるわけですね。
ウクライナ国民の自国を守る覚悟が試されていると思います。
いやもうやめたほうが…命あっての物種ですよ…
>ウクライナ国民の自国を守る覚悟
そのことに意味があればいいのだけれど。今のところなんだか微妙ですよね。
24時間以内に戦争を終結させてみせるとか言ってた割に
その方法が、関税かけまーす、支援やめまーす
程度の口だけ大統領が、なんか言ったところでなぁ…
そもそもの英米の戦争の目的がEUとロシアの分断って側面もあったので、そこがどうしようもなく分断した以上は目的はもう達したってことかもしれないですね。
確かにこれ以上アメリカが関与する利点があまり見当たらない気がしますね。
レアアース云々ってどうなるんでしょうね?
それはカナダから頂く。トランプは本気だし、カナダは従うことになるだろう。
イスタンブールの和平合意を反故にした時点であの時より失うものが増えるのは明らかでした。
後悔先に立たずとはよく言ったものです。
もともとNATO(米軍)の勢力圏と直に接したくないから始めた戦争だし
ロシアはこれくらいの条件じゃないと門前払いでしょ
おっしやる通りだと思います。
1、ウクライナのNATO非加盟は、これが戦争の直接原因ですから、これはロシアは引けない。
2、東部のロシア系居住地域などの領土問題は、これは戦争な間接原因なので、こちらは妥協の可能性はありますね。
まあ米ロ交渉がやっとスタートラインに近づけたわけだけど、これをゼレンスキー政権が飲むわけは無いから、それを飲ませるためには戦場での敗北を待たないとならんわけで、まだしばらく戦争は続きますな。
そこで、ウクライナに選挙をさせるという話につながっているわけです。
選挙停戦が和平への最初のステップとして米露で合意しやすく、ゼレンスキー氏以外に反対する理由は無いですから。
台湾もこうなるんじゃないか。
攻撃仕掛けた側が核を持っていた場合、武力で叩き潰すことはできないので
結局は交渉(譲歩)で攻撃をやめさせることしかできない。
台湾の場合、広大な海という極めて優秀な防衛ラインがありますので簡単には手出しできないかと思います。
台湾としては斬首作戦を防ぎきればあとは長距離ミサイルに耐えながら敵艦船をドローン等を駆使して確実に排除していけばある程度防衛できそうな気がします。さらには潜水艦も近いうちに戦力化が見込めますから他国が攻め込むのは簡単ではないでしょう。
ただ、台湾に対する物資の輸送が妨害されないのが大前提ですが…。日本同様ここが最大のネックですね。
中国もドローンで敵の艦船や海洋輸送力を排除したり、敵の対空弾薬を消費したりするでしょう
これでは横綱相撲になって、島の食糧も、エネルギーも、爆薬の原料も、どんどんなくなってしまいます
それを阻止するには、日米の艦隊が台湾に接近して支援しなければなりません。しかし、それでは中国の対艦兵器の射程に入りやすく、消耗戦で不利になります
激震も何も、これまで予測されていた通りの見解なので特に驚きは無いのでは?
この期に及んでアメリカがまだ膨大な支援を行うと考えるほうが難しいです
大統領同士の電話会談が行われ、正式にクレムリンへのトランプ大統領と米高官が招待されたのも公表されましたし、ウクライナの都合は無視して米露で交渉を進めるつもりでしょう
外交あるあるで、まさに仰る通りです。
日本では、アメリカの急な方針転換ニクソンショック~キッシンジャー訪中など有名ですが、それよりも事前に予想されていたと思います。
過激民族主義者以外のウクライナ人は、アメリカ合衆国の内ゲバに巻き込まれただけ、というのが、白日の下に曝されました。ウクライナ、そしてロシアで一体何人の兵士と民間人の生命や平穏な生活、財産とインフラが失われたのか?。「陰謀論」「敗北主義」「利敵行為」等をキーワードに思考停止よりも悪質な“思考誘導”された結果が、これです。日本人が、こうした傾向にすっかり染まった(染められた)時期と「失われた30年」が一致するのは偶然では無いかも知れません。
ウクライナ人は、仰る点について、本当に不憫に感じます。
アメリカの左翼は、難民問題でサンクチュアリとかやって南部諸州を批判していましたが、バスで送られだすと批判されて方針転換してるんですよね。
国内で内ゲバ、行き当たりばったりは勝手にやればいいのですが、外交でそれをやって巻き込まれる他国はたまらないなと。
アメリカの政治文化は、180°急に方針転換するのが普通だと理解したうえで、これを文化として理解しとくのが大事だろうなと。
米国グローバル企業も、DEIを急に続々と放棄してますね…
予想通りの不採用通知・不合格通知を受け取った感じです。
バイデンは、ウクライナが勝つまで支援すると世界中に向けて発表までした。
180度の転換である。
到底、責任ある大国とは言えない。
この様な事がまかり通るなら、今世紀は弱肉強食の時代に戻る。
いや米国が責任ある大国だなんて考えている人の方が少数派だとも思いますけど…。
テレビに出てるような専門家は、その様に言うております。なので大半の日本人はそう信じてるのではないですか。
この時代にオールドメディアを妄信する輩が日本人の大半だとは個人的に思いたくない。また、昨今のオールドメディアの没落を見るに、「テレビの専門家」もまた凋落している。
日本人が仮に全員そう信じていても世界人口の1.5%程度ですからね。
とは言っても、「〇〇の春」という民主化運動(工作)を仕掛けてクーデター・内乱を起こさせて後は放置するのを繰り返してきたアメリカを見てきたのに、今になって「ウクライナだけは違う」と考えるほうがどうかと思うのですよ
言うてもウクライナは白人国家だから他の国とは違う可能性もあったんじゃない?
白人社会と言っても色々ある。
アングロサクソンは、伝統的にスラブ人が嫌いでしょうね。
それは白人でも下位に見ている。
だから前の世紀にはポーランドが見捨てられた。
今のアメリカという国の人種構成からしてもウクライナに興味など無いでしょう。
限度はわきまえてたって話じゃないの(西側の「○○の春」工作はあくまで内乱・内紛って扱い)
ウクライナで結果的に引き起こされた14年のドンバス・クリミアも基本的にウクライナ人同士の内紛、22年のウクライナ侵攻は外国国家による侵略。だから角が立ってる。
いちおう補足
その西側の工作でおきた14年の紛争を逆に利用する形でクリミア併合したりとロシアも好き勝手やってる側
アメリカや欧州で分断をあおったりする工作も現在進行形でやってるし
その通りで、諜報では規模の違いはあれやってることは同じですね。
ただ元枝で話されてる見捨てるというのはロシアとソ連が苦手としてきたことで、アフガン侵攻やシリアも落ち目の同盟国をギリギリまで支援し続けた結果です。
対してアメリカは政権交代を理由に約束ごとをすんなり切ったりできるので、ある意味リベラリズムの選挙制を存分に生かしてます。もちろん同じリベラル派以外にその理由が通じにくいですが。
中央集権制で一党優位では逆に外交的信頼が重要になるという国際社会ですね。
まーね
でもロシアの言い分を考えるに、やはりソ連崩壊(と西側目線で非常に開明的≒リベラルなエリツィン大統領の誕生)というビッグイベントによるブレが数十年という時をもって決定的なねじれになったんだろうね
経済的に崩壊したという状況にあってロシアの言質も今と昔で結構ブレてるので(ウクライナとの国境線や帰属でもそうだしNATOがらみでも)
これはおっしゃる通りの正論なんですが、ヌーランドの暴露電話でも明らかなマイダンクーデター当事者、分裂政治工作主犯のアメリカが言い出すのは流石としか言いようがないですね。おかげさまでウクライナは国家として破綻してしまいました。
だからと言って責任取って核戦争起こされても困りますが・・・。
アメリカ得意の伝統的お家芸ですな
散々政治工作を仕掛け、軍事支援を行い「世界最強の吾輩が
面倒をみるから存分に戦いたまえ!」と煽り、引くに引けない
ところまで来てから華麗な梯子外しという鬼畜ムーブ
例えウクライナ国体が存続しようとも、めぼしい利権は全て
欧米とロシアに分割されもはや絞りカスしか残っていない
その絞りカスも戦後に借金返済の為、根こそぎ収奪されます
甘言に踊らされた哀れなウクライナは、ボロ雑巾になるまで
使われてゴミ箱に投げ捨てられたも同然ですよね
そこは「トランプ政権だから」でしょうね。
トランプは勿論オバマ達が計画していた事は知っていたでしょうが、米国大統領であるが故に、元大統領であるが故に国家の決定に対してそれを邪魔する事は公然とは出来ませんでした。
ですが、トランプは片方でウクライナ危機の時には「俺なら米軍をウクライナに入れる」と何度も言っていました。つまり、これは紛争抑止ならそう踏み切るはずだが、そうしようとは決してしないバイデン達に注意せよというトランプなりのギリギリの注意喚起だったと思います。米国という国家を裏切らず、それでいてプーチンに注意するとしたら確かにそれが限界でしょう。
そして、プーチンはトランプの大統領選挙戦を見て、必ず彼がこう繰り返していた事を思い出したと思います。またその受け止め方はロシアの上層部にはほぼ共通理解がなされているとも思います。
それならば少なくとも「ドナルドトランプはロシアの敵ではない」と同時にウクライナの事についても、実はまともに心配していた事になります。戦争が一番よくない訳ですからね。
結果、トランプについてはプーチン以下ロシアの閣僚達も概ね好意的です。ギリギリの配慮をしてくれた相手にはそれ相応の礼儀を尽くさなければいけませんから。
そして米国に限りませんが西側諸国が結局兵隊を派遣するかどうか、なんです。ウクライナが戦い続ける事が出来るかどうかは。動員を若年層にまで広げても正直あまり立たないはずです。これは彼等の問題ではなく、古参兵達にとってお荷物の若者達なんて肉楯にするしかないですから。そうはしまいと思っていても結局そうなるはずです。
という事は戦闘状態の継続自体がよろしくないのです。現状渡しでの交渉にするしかない。そしてドイツ以外はどこも全てが割といい加減な支援しかしてない欧州であり、そのドイツがあまり乗り気ではないのです。
つまりこれで終わりです。吊し上げるならオバマやマクロンやメルケルにする方がよいでしょう。彼等の責任です。
鈴木宗男議員は、アメリカは急に方針が変わることの危険性を警告、日本中からパッシングされていましたが事実として証明されましたね。
バイデン大統領は、岸田政権をウクライナ戦争に巻き込んだことを指摘していましたが、日露の関係緩和に動く可能性がでてきたということでしょう。
日本の防衛を考えれば、中国・北朝鮮・ロシアの核保有国三正面作戦は不可能であり、対露の方針転換をどの程度進められるのか見守りたいと思います。
>バイデン政権は、ロシアとの北方領土問題を抱える日本の岸田氏が、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻開始で米欧と連携しウクライナ支援や対露制裁を実施したことを高く評価。
(2025/1/11 <独自>バイデン氏 岸田氏に謝意「約束守らなかったことない」 最後の首脳会談 産経新聞)
ゼレンスキー大統領が「ロシアに対抗出来るよう軍事力を倍増させる必要がある」って言っても
現時点でウクライナの全税収と軍事費の支出が同じぐらいなのにね
一応は、欧州の戦争に米国が引き摺り込まれ、世界大戦に発展するという道が途切れたと言える。但し、トランプ大統領は、グリーンランドの領有を目指したり、欧州各国に軍事力増強を求めるなど将来の戦争を見越した対応だと言える。
また、米軍の兵器枯渇や左派の覚醒主義勢力の追い出しが目下の急務でもある。ヘグセス氏が起用された背景には米軍の弱体化がある。
手のひらくるっとね
しかし、これは重大なニュースですね。参考URLの多さもことの重大さを感じさせます。
ウクライナは外交面でも負けでしょうね支援は永続的なものとどこか思っていたのでしょう。結局3年間どこを落としどころとして停戦するのかの現実的な考えを微塵も考えてなさそうです。
確かに、ゼレ政権は現実的に達成可能な目標も特になさそうなので、ダラダラ戦争続けるよりは良いと思いますね。
NATOに関与しないといってるわけではないから可能性に幅はありそう
ぶっちゃけウクライナが領土あきらめEU/NATOがウクライナを迎え入れたら迂回できそうだけど、ロシアはそれをさせまいと交渉で言い出すのはわかりきってるから宇・欧・露の騙しあい交渉勃発かな?
NATOが再度の騙しをするかどうかは難しい所でしょうね。ソ連崩壊後はロシアの経済にまで腕を突っ込んでかき混ぜるぐらい余裕がありましたが、今は押されているから簡単には行かないでしょう。
というか、いいかげん緩衝地帯を決めて安定してほしい。
さすがに正面切っての騙しはしないと思うけど、いわゆる言葉の綾ってやつは行使するでしょう
ウクライナ兵が飢えと寒さ、戦闘と死の恐怖に苦しみ倒れる中、ヌーランド氏は「残念。まあ…引退して、ゆっくりして下さい」と皮肉混じりの励ましを背中に、暖かい邸宅で家族に囲まれ、それなりに幸福な老後を過ごすのでしょう(目が覚めた西側マスコミに叩かれたり、元お仲間に口封じとかされ無ければ…)。只、天網恢々疎にして漏らさず…「アメリカを破壊出来るのはアメリカだけ」の絶対安全圏に寄り掛かって好き勝手に世界に干渉して来たツケが、ウクライナとガザの戦争で更に顕在化した「内ゲバ」が、恨みと憎しみを伴って襲って来る可能性位は覚悟して欲しいと思っています。
トランプは停戦交渉と言っていますが、これは実質、米露の
「ウクライナにおける利権をどのように分割するか」ですね
「ヨーロッパで支援続けたければ勝手にすればいいが、どうせ
我々が支援しなければ半年でウクライナに継戦能力はなくなる。
俺はプーチンとビジネス取引を始めるからな」ということです
もちろん継戦能力がなくなっても、すぐにウクライナが降伏する
とは思えませんし、ロシアは領土的にドンバス完全制圧+
干渉地帯を削り取るのがマストなので、戦闘は当分続くでしょう
戦後ウクライナが強烈な反米国家になることはもう避けられないだろな
私も、そう思います。
コロコロ気が変わる『民主主義』に対する失望は大きいでしょうね。
そうなるかもしれません。
でも恨む相手がトランプになるようだともうこれは笑うしかありませんが。
この不毛な戦争に導いた民主党にではなく終わらせた(ようとしている)トランプに対して恨みをつのらせるようなら、この先もずっとウクライナは玩具であり続けるでしょう。
そしてその可能性はあまり低くありません。
ゼレンスキー含む、国粋主義者層がどれだけ削られるか次第でしょうかね。
どのルートでもロシア内でのテロは活発化しそうなのが嫌な所ですが。
これでウクライナのNATO加入が正式にお蔵入りになったと。
プーチンのウィッシュリストの一つが叶ったわけで。
うまく停戦までこぎつけられたらと思います(難しいと思うけど、意外にあっさり終わる可能性もあるかも)。
もう十分血は流したでしょうから。
以前から、あちこちの記事で”貰い乞食”みたいに言われていましたね。
ロシアとは経済規模が違うのだから他国の援助は必要と思いますが、
レンドリース等を利用する形に変わってみては、などと思ったり。
そして、援助国が納得できる形が必要かな、と思ったり。
今回、希土類資源を担保に出すようですが、それも一つのやり方かな?。
X(旧twitter)から引用
~ここから~
Tsuyoshi Goroku
ヘグセス、UDCG冒頭声明
・14年以前のウ国境に戻すのは非現実的という前提
・ウにとり持続的平和が重要、そのために強固な安全の保証が必要
・それはミンスク3.0でも、NATO加盟でもない
・欧州/非欧州の軍による裏付け必要(NATO任務外で5条も適用外)
・接触ラインには国際監視体制が必要
・なお米軍派遣はない。
・ロシアにはエネルギー制裁と価格の低下で席につかせる
・欧州同盟国は、ウへの軍事支援の圧倒的多数提供しないといけない。防衛費増も国民に伝えるべき。
・米が、欧州安保に焦点を当てるのを妨げる厳しい現実を説明する
・重大な脅威は自国の国境と中国。
・米がこれらの脅威に優先的に注意を払う中、欧州同盟国は率先して対応する必要。
・共に協力し、欧州と太平洋地域でそれぞれ比較優位性を最大限に活かせるような役割分担を確立でくるだろう。
・すでに欧州で有望な兆候(スウェーデン、ポーランド、14カ国の能力連合)はあるがこれは第一歩
・ウの安保だけでなく欧州の抑止防衛にも注力を。
・欧州同盟国が主導権を握り大陸の通常戦力面での安保の責任を負うことが必要。米はNATOにコミットし続ける。ただ米は依存を助長する不均衡は認めない。
~ここまで~
ウクライナを見捨てるという文脈でなく、NATO”加盟”や文字による拘束をゴールとせず、ロシアを抑止できるだけの軍事力を欧州はちゃんと整備しろと解釈すると筋は通ってるかなという印象
問題はウクライナをほぼ丸投げされた欧州がどこまで肩入れするかか