トランプ大統領はエルドアン大統領との会談後「もし私が望めば(トルコの制裁解除やF-35プログラムへの復帰を)簡単にできる」「彼は我々のために何かをしてくれるだろう」と述べ、トランプ大統領はロシアの戦争継続能力を削ぐため「ロシア産石油の購入停止」を要求しているらしい。
参考:Reviving Banned Turkey F-35 Deal Is ‘Easily’ Done, Trump Says
参考:Turkish Airlines Orders up to 75 Boeing 787 Dreamliners, Commits to More 737 MAX Jets
参考:Athens doubts Turkey’s path to F-35s
どうやってトランプ大統領が法律改正やS-400廃棄なしに制裁を合法的に解除するのかは不明
トランプ大統領は「エルドアン大統領をホワイトハウスに迎えられることを大変嬉しく思う」「エルドアン大統領とはボーイング製航空機の大規模購入、F-16の大型契約、そしてF-35交渉の継続など多くの貿易・軍事協定に取り組んでおり、前向きな結論が出ることに期待している」と述べていたが、25日の会談では具体的な結論に至らなかったものの、ボーイングは「トルコ航空が最大75機の787(787-9×35機、787-10×15機、787機×25機)発注を確定した」「さらに同社は737MAXを最大150機購入する意向を発表した」と発表。

出典:U.S. Air Force photo by 1st Lt. Benjamin Williams
トランプ大統領は会談後「もし私が望めば(トルコの制裁解除やF-35プログラムへの復帰を)簡単にできる。もしかしたらそうするかもしれない。まあ状況次第だが(エルドアン大統領は)我々のために何かをしてくれるだろう」と述べ、どうやらトランプ大統領はロシアの戦争継続能力を削ぐため「ロシア産石油の購入を停止して欲しい」とトルコに要請しているらしい。
トルコはNATOに加盟しているものの「ロシアを過度に敵視する政策」を採用しておらず、これはロシアへの友情というよりも「各国益ごとに味方が異なる」「米国とロシアのどちらにも依存しない」「ギリシャやイスラエルと対立した際の保険」という実利に基づいた方針で、エルドアン大統領が対ロシア関係の悪化を招く「ロシア産石油の購入停止」を受け入れるかは謎だが、仮に制裁解除やF-35プログラムへの復帰のためトランプ大統領の要求を受け入れても、インドと同じように「対ロシア関係を維持するため別分野での協力強化」を模索するだろう。

出典:The White House
因みにバラック駐米トルコ大使は首脳会談後「私はF-35問題が年末までに解決されるだろうと述べていたが、この見解は間違っていなかった」と述べたものの、Aviation Weekは「どうやってトランプ大統領が法律改正やS-400廃棄なしに制裁を合法的に解除するのかは不明だ」と指摘、ギリシャメディア=Η Καθημερινήは「議会の反対を無視してトランプ大統領がF-35売却を強行するかもしれない」と報じている。
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※アイキャッチ画像の出典:Presidency of the Republic of Türkiye




















トルコをロシアから本気で離しにいっているなら色々本格的になってきたということだろうが、まぁまだ今回はそうではないんだろう。
トランプ大統領、インドへの二次制裁・関税、ヨーロッパ圏のロシア産原油天然ガス禁輸の話しもそうですし、なんだかんだロシアへの圧力の話しがでているんですよね。
バイデン政権のときは、なんだかなんだ宙ぶらりんだったわけですから、どうなるのか見守りたいと思います。
トルコはインフレ圧力が極めて強く、どう判断するのか・ロシアは何か飴を提示できるのか興味深いですね。
トランプ政権は肝心の中国に対して何もしていませんし、制裁や禁輸の件で欧印の対米感情は悪化しているので、場当たり的に対処しているだけのような気が。
どうなっていくのか見守りたいと思います。
その中国に集中するためにロシアを削ってるんじゃない?
露中が組むのが一番怖いし、ロシア離れを起こす潮流を作れれば対ロに関しては欧州に任せられる
いい加減、トランプが中国潰しに本気だという幻想を見るのはやめた方がいいのでは。MAGAのために攻撃することはあっても、世界情勢自体には関心ないのがトランプ。適当な制裁により逆に中国はハイテク分野でも自立し始めているし、変に動く方が悪化する
トランプ外交は威嚇から相手に妥協させる方法で2手3手先を読んでいる訳ではないですね。
トマホークをチラつかせ何の根気もなく領土を取り返せると言ってみたりで今回も諸事情何も知らずF-35売却のデールしてみたって所でしょう。
年末にはロシア制裁が上手くいかずに知らん顔していそうだ。
ゼレンスキー大統領に関して思った事ですが。
最近のように、トランプ大統領を適当に上手くやったほうが、実を取っているなとは思っています。
アメリカは昔からこんな感じで、最近だとイラク戦争=アフガニスタン戦争をよく分からない感じで強行して、知らん顔してるような国ですからね。
兵器を売ってやるからあれをしろ、は今のトルコに通用しない状況だと思います。
これまでの変遷を見ても、トルコが折れたというより、トルコが孤立、離反しないようにトルコの機嫌をとりに行っているようにしか感じません。
今回のトランプのやり方は残念ながらエイドリアンからすると「要求」に映り、要求を受け入れないと国防で圧力をかけてくる前例にならないよう、もはや嫌でもロシア産原油の購入を「続けなければいけない」状態になったのではないでしょうか。
私はトランプはなんだかんだ言って終戦を本気で望んでいるし、アメリカの存在は世界の紛争戦争の抑止に有効に作用していると思ってますが、今回の発言だけは擁護できないですね。トルコをロシアから離れづらくしただけでしょう。
ロシアが3年以上継戦し、自分の任期中もそれが変わらないと見ての焦りなのか。
やるならもっと早くやるべきだった、としか。
開戦と同時にロシア産原油で徹底的に踏み絵させとけば
今のウクライナはもっと楽に戦えていただろう。
ロシアの石油を買ったら誰でも敵、とみなす覚悟は必要だし
トルコにNATOから出ていけという覚悟も必要だが。
結局民主主義国家は話し合いの中で全体のリーダーシップなんて
消えちゃうからそういう先を見た行動が出来ないのがダメだ。
ロシアなんて別にNATO全体から見たら全然弱いのに意思決定力
の差で振り回されてしまう…
もうF-35とか要らんだろう
あれだけ悪評が立った後だとなおさら
米空軍だって調達量減らしそうなのに
S-400とF-35が組み合わされば弱点がロシア側に筒抜けになるだろうが、もう別に構わんとかそういうことか?
F-35Bは、要るだろう。
そのF-35Bが一番稼働率悪いんですけどね
AはともかくCはキャンセルで良いと思う
バイデンが因縁付けてた
S-400にF-35が解析される問題どうするんですかね
データ丸ごとロシアに渡るのでは?
F-35はどうでもいいならいいですけど
トルコがF-35の購入を禁じられたのは2019年なので第1期トランプ政権の時です。
第1期の時はトランプ大統領の側近が因縁を付けていたのかもしれませんね。
調べが不足していました
訂正ありがとうございます
自分から禁止を解除していくのか…
議会が反対していたからね。
今は、トランプの言いなりだからいけるのでは?
ロシアへの売却が出てるらしい>s-400
国内需要もあるしインドも欲しがってるから引き取り自体は可能だろうね
そもそもギリシャもS-300を運用・保守点検にロシアを介しているのにも関わらず普通にF-35買えてる訳なので…
KAANの能力と実用化時期次第かも知れませんね。
あれが間に合ってF-35に近い性能があるなら、今さら対露関係悪化のリスクを負ってまで、運用も整備もアメリカに雁字搦めにされるF-35に執着する理由はないということになるかも。
まだ、S-400が稼働してないから電源を入れなければF-35を売ってもいいよに変わるのか?
日本とイスラエル、韓国以外でF-35を運用する必要がある国があるのか?とは思う。
こにハリアーの後継機購入国がおるじゃろ
あっはい()
まあ真面目な話その某国もいれてよかったね…。
いまさらF-35が納入される事の政治・軍事的メリットと、安い原油を輸入・転売できる事の経済的メリット
どちらが大きいかを考えた時に現在のトルコなら後者を取ると思いますが、アメリカがどれだけ条件・圧力を提示するかでしょうね
F35のトルコへの売却はS400よりも某国がらみだと思うんだよね。
聖書の話を実現する大帝国建設の為に周辺国よりも某国の軍事力は上でないといけない
そのためもあってトルコへの売却を邪魔しているんじゃないかと思うのよね。
そしてトルコもいざという時にはパトリオットが機能しなくなる可能性を考えているからS400は手放せない
カ スラエル的にはKAANが完成してエジプト始めアラブ諸国に配備されるパターンが一番潰したい未来なわけで
そのためならF-35売却も一時的には受け入れられるんじゃないの
F-35のポンコツぶりを鑑みれば情勢によっては毒まんじゅうとしても機能するでしょ
カ スラエルだって下僕ヤ ンキーの上納がなかったらまともに運用できるかわからん機体だし