米国関連

米空軍参謀総長、ウクライナのドローン作戦は全軍隊にとっての警鐘だ

Breaking Defenseはロシア軍の戦略爆撃機が小型ドローンで攻撃された件について「小型ドローンの可能性に対する世界の計算を狂わせた」と指摘したが、米空軍のアルヴィン参謀総長も3日「今回の作戦は世界中の軍隊にとって防御と攻撃の両面で警鐘となる瞬間だった」と述べた。

参考:Allvin calls Ukraine drone strikes a wake-up call for US air defense

もう「四方を海に囲まれている日本に小型ドローンは届かない」という期待は捨てるべきだろう

バイデン政権時代のケンドール元空軍長官は3月「私がNGADプログラムを一時的に停止したのは純粋な資金不足、CCA登場によるステルスを活かしたスタンドインへの疑問、機会費用に関する問題が関係しており、数ヶ月間に渡る見直しで「NGADへの投資こそが最も低リスクで制空権を確保する重要な要素になる」と判明したが、NGADプログラムは非常に高価なため空軍の他のプログラムを阻害する恐れがあり、実質的にNGADは対宇宙能力と基地防衛改善への投資とトレードオフの関係にある」と述べたことがある。

出典:U.S. Air Force

“中国は統合軍への長距離攻撃を可能にするため数十~数百の衛星を宇宙に配備し、後方基地を攻撃するため巡航ミサイル、弾道ミサイル、極超音速ミサイルなどを文字通り何千発も保有しているため、我々は費用対効果に優れる対宇宙能力と基地防衛改善を確保することが重要だ。これらの投資を怠って中国の攻撃に無防備なままならF-22、F-35、F-47は決して離陸することが出来ないだろう。但し、トランプ政権がF-47の開発・製造に関してどのようなトレードオフを行ったかは不明だ”

ケンドール元長官が懸念していた聖域=安全だと考えられてきた後方地域に攻撃は、巡航ミサイル、弾道ミサイル、極超音速ミサイルよりも安価でシンプルな小型ドローンによって現実のものになり、RYBARを含むロシア人ミルブロガーらは「これまで何度も航空機を何の保護手段もない飛行場に駐機させるのは危険だと訴えてきた」「このリスクが確認されてから2年が経過するのに何の対策も取られていない」とロシア軍を非難している。

出典:Telegram経由

“3.5年もあれば無知な猿にでも手榴弾の使い方を教えることが出来る。残念ながら2014年以降、ロシアではウクライナを含む全世界に対して知的優位性があるという神話が蔓延し、この誤った神話が間違った認識を招いている。ウクライナの特殊部隊や組織は何らの超人でも天才でもないが、これを愚かな田舎者と見下すのも適切ではない。そもそも「賢いウクライナ人」か「愚かなウクライナ人」か「イギリス人」か「アメリカ人」を議論する意味があるか?我々に損害を与えることが出来れば、それが誰なのかなど議論する意味がない。敵の攻撃を評価する上でウクライナ人を無能者として扱うことは本当に価値がない”

“ウクライナ側は40機以上の航空機が破壊されたと主張しているが、恐らく実際の被害はそこまで多くないだろう。それでも今回の損害は非常に深刻なもので、この事実から目を反らし逆のことを主張すれば「自己欺瞞の域を越えた有害行為に等しい」と言える。もし攻撃に参加する予定だったトラックの一部が阻止さなければ航空機の被害はもっと深刻になっていただろう。最も重要なのは今回の損失を回復するのは不可能という点で、飛行場の防空体制、保護手段の建設、国内からの攻撃を取り締まる関係者らの怠慢に感謝の言葉を送るしかない”

Breaking Defenseは「今回の作戦は安価なドローンによる創造的な作戦がモスクワを混乱に陥れる重大な非対称の勝利をもたらし、小型ドローンがどのように活用できるのかに関する正解の計算を狂わせた可能性がある」と指摘したが、米空軍のアルヴィン参謀総長も3日「我々にとって報告された内容は目を疑うようなものだった。基地防衛強化の必要性を認識しているため予算も確保しているが全く目標に達していない」「結局のところ優先事項を満たすためのリソース確保が重要だ」と言及。

さらに「防御のみで反撃できないなら資金を適切に活用できているとは言い難い」「自国の防衛において(ウクライナ人が実行してみせたOperation Spiderwebのような攻撃への)対策を考えるもの1つだが、敵勢力にジレンマを強いるため同じ能力を部隊設計にどう統合するかを考える必要がある」「今回のことで(基地防衛強化の必要性、小型ドローンの脅威、 Golden Domeに対ドローン能力を含めるかどうかなどの)議論が活性化するかどうかに注目していく」「今回の作戦は世界中の軍隊にとって防御と攻撃の両面で警鐘となる瞬間だった」と述べた。

出典:U.S. Army Combat Capabilities Development Command

海外では「小型ドローンを遠く離れた地域に投射する方法」が実用化されつつあり、米海軍は攻撃型原潜への水中発射型無人機導入を進めている最中、有人機や無人機から小型ドローンを空中発射する方法や戦術も盛んにテストされ、米陸軍は戦術弾道ミサイルで徘徊型弾薬や精密誘導兵器の投射を検討しているが、ウクライナ軍のOperation Spiderwebが成功したことで「特殊作戦による敵地への小型ドローン持ち込みと敵地の商用ネットワークを利用した遠隔制御が可能」と実証されたため、ますます小型ドローンが及ぼす影響の範囲は「プラットホームの飛行距離に限定されない」と裏付けられてしまった。

だからこそOperation Spiderwebの成功は「世界中の軍隊にとって防御と攻撃の両面で警鐘となる瞬間」で、もう「四方を海に囲まれている日本に小型ドローンは届かない」という期待は捨てるべきだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Air Force photo by Eric Dietrich

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コメント

  • コメント (43)

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    • ライトニング
    • 2025年 6月 04日

    正直なところ日本は今回のロシア並みかそれ以上の被害を受けて痛い目に遭わなければ真剣に対策に取り組もうとしないだろう。
    というか只でさえ北朝鮮のミサイルやら中国機や中国艦の領域侵犯やらで頭が痛いのに小型ドローンにまで注意しないといけないと思うと・・・憂鬱になりそう・・・

    37
      • 平八郎
      • 2025年 6月 04日

      「最初に狙われたのがウチじゃなくてロシアで良かった…」と各国の軍関係者は思ってるでしょうね。

      ドローンがこういう使われ方をするんじゃないだろうかとういうのは素人の私でも漠然と予感はしてましたから、専門家が予想してなかったことはないと思います。
      それでもノーガードだったのはそれが「まだ起きたことがないけど起きる可能性が高い脅威」でしかなかったからなんでしょうね。
      そういう漠然としたもので上司とか政治家を動かして予算を得るのは難しい。
      でもこうやって本当にわかりやすい形で「目に見える脅威」として提示されたのでこれからは変わるでしょうというのは希望的な観測ですかね。

      59
    • 名無
    • 2025年 6月 04日

    お飾りの「抑止力」でありさえすれば良いんだみたいに開き直るバカが出ないか心配
    そんな選択肢が魅力的にみえるくらいドローン防御は難しいでしょう

    9
      • ブルーピーコック
      • 2025年 6月 04日

      「対ドローンに注力しろ!MDは後回し!日本は遅れてる!」
      VS
      「あれもこれも国産で開発して配備しよう!日本は凄いからできる!」

      こんな感じで舌戦が始まる予感。なお本人たちに何の決定権は無うござる。

      21
    • ラン
    • 2025年 6月 04日

    今回のウクライナ軍のドローン強襲作戦は間違いなく世界中の軍隊の従来の常識を根本から覆し、小型ドローンの有用性と脅威を証明したのは間違いないが、同時に開けてはならないパンドラの箱を開けた気もしてならないね。
    だって今回の作戦、軍隊やテロ組織は勿論、その気になれば個人にすら実行可能と言っても過言じゃない。
    益々恐ろしい時代に向かって行くね。

    59
      • まめ
      • 2025年 6月 06日

      単純に後方攪乱や破戒工作の延長で目新しいものは無い。
      都市部へのh中型ドローンによる攻撃や戦場でのFPVドローンの対処の難しさは解かっていた訳で
      現状、小型ドローンの有効な対抗手段が無いのが問題なだけ。

      2
    • p-tra
    • 2025年 6月 04日

    やっぱり滑走路依存がやめられない現代の航空戦力には
    大きな疑問があるなあ…
    滑走路を爆撃したって穴を埋めればいいしちょっと寸断
    されたくらいなら飛行できる場合もあるよって言うけどさ。
    この精密攻撃全盛の時代に固定地点依存の戦力発揮はもう
    きついでしょ。
    一体何発迎撃ミサイルがあれば滑走路を守れるんだ?
    戦闘機対SAMの戦いはSAM優位に見えるし日本の防空は
    もっとSAM主体にするべきなんじゃない?

    13
      • 伊怜
      • 2025年 6月 04日

      スウェーデン式で山くり抜いたり地下基地を作るのが正解なのかもしれんが地震の多い日本だと…ってなるか

      4
    • PAC3
    • 2025年 6月 04日

    米騒動よりも安全保障上の重大事項ですよね。
    日本の場合日本海側の原発なんかはテロの対して無防備に近いとは前から言われていましたが、ドローン自体は民間市場で調達できるだけに色々と考えさせられますね。
    すでに無人ドローンを自衛隊基地内に侵入されたことがありますが。

    28
    • アシュラ
    • 2025年 6月 04日

    ここまで来ると最早航空基地を完全地下化するか民間市場からドローンを完全に販売・輸入禁止にして排除しないと対応しようが無い気がしますよね。

    13
      • ドゥ素人
      • 2025年 6月 04日

      ただ、輸入を差し止めても中露のドローン技術は日進月歩で進化しますし、国内にバラバラに運び込めれたパーツを工作員が組み立てるのは止められないと思うんです。

      圧倒的な民間シェアを持つ中国に対して西側は独自のドローン技術を育成しないといけませんが、軍用は民需に比べて量も少なく制約も多い上、各国でシェア奪い合いが起きて中国のシェアを崩すのは難しそうなのが頭痛いです

      35
    • DEEPBLUE
    • 2025年 6月 04日

    国防のため敵国&仮装敵国人の在留自体を厳しく制限管理する方向に各国が向かって行きそうですね。
    一方、日本政府はノービザ拡大で外国人入国を更に拡大させているので台湾より斬首作戦は簡単そうです。

    12
    • 2025年 6月 04日

    在留外国人や極秘潜入したコマンド部隊警戒するのはまあいいんですが、日本人自身が「闇バイト」という形で工作活動に協力するリスクの方がはるかに大きいと私は思いますね。

    この手の作戦の費用対効果は言うに及ばずなので、協力者には凄まじい報酬を提示できるでしょう。米も買えず貧窮し、闇バイトの端金で強盗も厭わない日本人の現状を考えれば、高い報酬を提示すれば協力者は掃いて捨てるほど出てくるはずです。

    仮に悪意が無かったとしても、今回の事例のように、単純な貨物輸送依頼を利用して善意の第三者を利用する方法も考えられます。

    「テロは外国人が起こすものだ」という考え自体が既に思考停止であり、およそ日本がこの種の攻撃を防げるとは思えませんね。

    40
      • 特盛
      • 2025年 6月 04日

      またキミか壊れるなぁ

      23
        •  
        • 2025年 6月 04日

        触れちゃいけない人だから無視でいいのでは

        8
      • kitty
      • 2025年 6月 04日

      そんな事すら日本の公安関係者が想定していないと思う方が失礼なのでは。
      まあいつも失礼ですけどね、アナタ。

      15
        • 2025年 6月 04日

        想定したところで対象者が多すぎて対処できないでしょう。
        五人組や特高警察を復活させますか?

        ある特定の危険思想保持者を監視していればいいなんて生温いものではない。
        そんな想定しかしてないとすれば、失礼でも何でもなく、その程度の能力しかないと判断せざるを得ないですね。

        15
          • ポンポコ
          • 2025年 6月 04日

          なるほど、それはアメリカに対しても言えるのですね。

          アメリカ国内に侵入して、ドローンで戦略爆撃機や滑走路や核施設を狙われる可能性がありますからね。

          10
      • 台湾大好き
      • 2025年 6月 04日

      >米も買えず貧窮し、闇バイトの端金で強盗も厭わない日本人の現状を考えれば、高い報酬を提示すれば協力者は掃いて捨てるほど出てくるはずです。

      その論理で言うなら中ロもアメリカもヨーロッパでも、端金で悪事をなす人間は日々ニュースになっていますね。
      一部の問題をクローズアップして全体の問題のように見せかけるのはどうかと思いますよ。
      (日本の相対的な低所得者が犯罪に加担する比率が他国より大きいなら話は別です)

      21
      • トクメイキボウ=サン
      • 2025年 6月 04日

      >闇バイトの端金で強盗も厭わない日本人の現状を考えれば、高い報酬を提示すれば協力者は掃いて捨てるほど出てくるはずです。

      あのーすいませんその理屈で言ったら、公務員ですら給与大幅カットされまくってて、就職難と経済停滞からなる社会不安のせいで無差別殺傷事件が何千件と起きてて、日本の貧富の格差が可愛く見えるくらい富が一部の人間に集中しまくってて貧困層が何億人もいる中国エグいことなりませんかね?

      21
    • トクメイキボウ=サン
    • 2025年 6月 04日

    ウクライナ軍が運用してるスカイセンチネルのような時速800kmで動く物体を迎撃可能な対ドローン迎撃に優れたものがあるので一応対抗手段はあると言えばある
    「対ドローン AIマシンガン」で検索したら出た
    後は皆の希望のレーザーとマイクロ波兵器の実用化待ち
    それと自衛隊基地周辺の用地買収と外国人土地取得の規制
    後は外国人に甘々な現政権を何とか出来れば、安全保障の枠をちょっと超えるかもだけど日本に必要ない乃至必要性の薄い在日外国人減らしまくるとか?
    それと警察の人員と予算増やしてグレーな所をガサ入れしまくる、水際対策の人員と予算増やすとか?
    これぐらいしか思いつかんな

    11
      • kitty
      • 2025年 6月 04日

      マイクロ波のDEWは実用段階なのでは?
      まあドローンを発見する技術に改良の余地がありそうですが。
      三次元レーダーと、画像処理の組み合わせでミニイージスシステムみたいなの組むのかな。

      7
    • たむごん
    • 2025年 6月 04日

    フライトレーダー24が有名ですが、 AIS ライブ船舶マップという船にも似たようなものがありまして、日本近海も凄まじい量の船が航行しています。
    ここに紛れ込んでいるとすれば、先制攻撃やテロ攻撃への対処は、非常に難しいだろうなと感じています。

    日本は1人当たりGDP世界2位の時代もあったわけですが、2024年は38位まで転落しており、相対的に貧乏になり続けています。
    トクリュウのように、金銭目的で犯罪する人間を集める時代ですから、海外に投げ銭するよりも国内投資により豊かにしていく方が治安を保つために確実と思うんですよね。

    17
    • ニーモーター
    • 2025年 6月 04日

    ウクライナが行った敵奥地での大規模破壊作戦は、工作員の潜入、作戦場所までの武器の運び込みなど課題があり実効性は低かった。
    でも成功した。良くも悪くも出来てしまった。前例になってしまったわけです。
    「ロシアの戦略爆撃機が減ったのは嬉しいが明日は我が身か…」
    軍関係者の感想はこんなところでしょうか

    21
    • 胡瓜
    • 2025年 6月 04日

    今後は紛争やテロ警戒のリスクが上がった時点で重要施設近辺は民間の無線通信ネットワークを遮断か攪乱する羽目になりそうだなあ…
    あと貿易貨物の監視による取引遅延とかも各国経済の足枷になりそう
    攻撃対象の現地の民間物流や通信に背乗りできたからこその鮮やかな奇襲だったけどその副作用も深刻かも

    8
      • 納豆兵
      • 2025年 6月 04日

      良くも悪くもウクライナによるドローン攻撃はテロ組織にとっても良い見本になってしまったわけか

      6
    •  
    • 2025年 6月 04日

    これ、具体的にはどう対策すればいいんだ…?
    物流システムが世界を支えてるこの時代に全てのコンテナを監視するの…?

    11
      • T.T
      • 2025年 6月 04日

      そうだよ。少なくとも国外からの貨物は全数検査されなければならない。
      でもそれは荷揚げして漸く出来ること。まだ海上で航行中のコンテナ船から仕掛ける事だって出来るだろうけど、これはもう出向先で積む前に検査して貰えないと。

      7
        •  
        • 2025年 6月 04日

        そうなれば間違いなく物流コストが跳ね上がって今の様な生活は難しくなる。
        コストだけじゃなく時間も大幅にかかるだろうけど、それを許容せざるを得ないと言うことか…

        5
      • NHG
      • 2025年 6月 04日

      とりあえず基地付近のドローンを検知したら自動迎撃するような局地防衛システム作るだけでいいのでは
      コンテナから撃てる中型ミサイルのようなものからの防御は別枠で考えないといけないけど

      4
      • DEEPBLUE
      • 2025年 6月 04日

      アルカイダ全盛期にやってた事を復活させればいいかと

      2
    • AH-X
    • 2025年 6月 04日

    普通の戦闘機やヘリくらいなら簡易シェルターで守りやすいですが哨戒機や輸送機は問題ですね。

    去年くらいにもTu-22がドローン攻撃でやられてましたが大型機は狙いやすいのでしょう。

    9
    • Mirage
    • 2025年 6月 04日

    >残念ながら2014年以降、ロシアではウクライナを含む全世界に対して知的優位性があるという神話が蔓延し

    日本のネットでも最近はNATOが束になってもロシア一国に勝てない、欧米は弱くてロシアは最強といったような内容の書き込みが増えていたよなぁ
    欧米最強神話や西側無敵伝説は崩壊したとキャッキャしてた奴も多かったけど、今度はロシアは最強無敵だという神話を流布してたっていうオチ
    そういうコメントしてた連中が今も見てるかは分からんけど反省せないかんのとちゃうんか?

    20
      •  
      • 2025年 6月 04日

      ロシア以外だとこの攻撃が防げるということですか?

      2
        •  
        • 2025年 6月 04日

        >ロシア以外だとこの攻撃が防げるということですか

        元コメはそんなこと一言も言ってないんだよなあ

        10
          •  
          • 2025年 6月 04日

          じゃあ何が言いたかったんですかね?
          より知的であればテロが防げるんですか?
          NATOが束になってもロシア一国に負けてんのは事実でしかないですよねえ?

          4
            •  
            • 2025年 6月 05日

            キレてる露深にマジレスするとNATOが束になったらロシア連邦は跡形もなく消滅すると思いまーす
            なぜなら今みたいに直接参戦せずにウクライナ一国にお気持ち程度に武器支援してるだけでもロシアに大損害を与えているからでーす

            13
              • NIVEA万能論
              • 2025年 6月 05日

              不毛な言い争いは他所でやってもらえませんかね…

              8
    • つくし
    • 2025年 6月 05日

    戦争というか軍隊の概念すら変えてしまいそうな作戦だと思います
    イスラエルのポケベル爆破や今回のウクライナの小型ドローン攻撃は
    国家が主体になり民間のインフラを利用して民生品を改造したような兵器で殺傷破壊している
    実行するのは訓練された軍隊でなくてもよく、高価な兵器を並べることが特定の領域では有効な抑止力でもないと証明してしまった節がある
    新たな次元に入ってしまったというか、他の方が言ってたようにパンドラの箱を開けてしまったのではないかと思ってしまう

    8
    • 赤狐
    • 2025年 6月 05日

    ある程度以上の長さだと書き込みが反映されない事が多いです。そう言うのもあって控えようと思う。

    ウクライナが実施した事はロシアに大きな損害を与えました。
    本当にどこにいても無事では無いと言う事です。
    ただ、これは手法としてはどちらかというとテロリストよりというか、テロリストなどの方が有効に使えるタイプの作戦です。非正規戦と正規戦の境界が改めて曖昧になったと言えるでしょう。特に持てるものは標的になり得るものが多いのでこの手の攻撃には弱いと言えます。
    そういう事が露呈した事自体が何をもたらすかは興味深いです。ドローンは貧者の兵器よりですから。高いんですけど、普通の平気に比べるとねと言う意味では。
    が、こうなると中国がやはり一方的に有利になったのではなかろうかと思いますね。ドローンの生産開発、そしてオペレーター養成という点では中国が圧倒してるのではないかと思いますし。

    5
    • トーリスガーリン
    • 2025年 6月 05日

    新しい攻撃映像が出てきましたが、これは確かに3割撃破と豪語するだけのことはあるという感じの凄まじさですね
    A-50も駐機中のものが2機レドームに被弾してるようなので、今言われているより多くの損害が出ていてもおかしくないなと思ってしまうあたり、映像って強力なコンテンツだなーと(;^ω^)

    5
      • NIVEA万能論
      • 2025年 6月 05日

      A-50の映像については翼下のエンジンが取り外されているため現役にない機体なのではという指摘がありますね。ただ部品取り用の機体であっても壊せばそれなりの損失になるでしょうが。

      >映像って強力なコンテンツだなーと

      まさにその通りで、これだけインパクトのある映像は9.11テロ以来ですね。

      6
    • 頭髪が貧困
    • 2025年 6月 05日

    航空機と航空基地については、冷戦時代の対策がある程度参考になるんじゃないか?

    とにかく分散化、機動化すること。そのために短距離離陸能力を重視。vtol機はもちろん、既存機へのRATOやゼロ距離発進システムも検討。
    もちろん航空機だけではなく、基地機能も分散・機動化。

    1
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