空軍協会主催のカンファレンスに登場したマーク・ケリー大将は「確固たる制空権を取り戻すため過去のマンハッタン計画のように大胆な投資を行い重点的な取り組むを行うべきだ」と主張して注目を集めている。
参考:War With China Will ‘End Badly’ if USAF Gives Up Air Supremacy
電磁スペクトル分野での戦いに負ければ空での戦いは直ぐに勝負がつく、制空権において銀メダルの立場に甘んじるのは最悪だ
今月20日に開幕した空軍協会主催のカンファレンスに登場した米空軍航空戦闘軍団の司令官を務めるマーク・ケリー大将が講演を行い「第6世代戦闘機を米空軍よりも先に中国空軍が手に入れれば良い結果には到底つながらず制空権において銀メダルの立場に甘んじるのは最悪だ」と語り、米国は確固たる制空権を取り戻すことを軍事上の最優先事項にすべきで「過去のマンハッタン計画のように大胆な投資を行い重点的に取り組むべきだ」と主張して注目を集めている。
ケリー大将の講演内容を要約すると以下の通りだ。

出典:U.S. Air Force photo by Senior Airman Mary Begy
将来の空軍戦力は「4プラス1」と呼ばれる構成に基づきアップグレードを施したF-22は2030年頃に完成する次期戦闘機(NGAD)に置き換えられ、F-35Aは引き続き米空軍の航空戦力に置いて重要な位置を占め、F-15EとF-15EXはビッグ・ウェポンを運搬する重要なプラットフォームとしてF-16は脅威のレベルが低い紛争で能力を発揮することになり、プラス1のA-10は2030年頃まで近接航空支援で活躍することになる。
但しF-35AがNGADと共にハイエンドの戦いで効果を発揮するにはTech Refresh3と呼ばれるアビオニクスの更新とBlock4と呼ばれるアップグレードの改良が「必須」だと述べており、F-35ジョイント・プログラム・オフィス(JPO)のフィック中将が「F-35のアップグレードバージョン(Block4のこと)で追加される最初の3つの能力増加分は既存のエンジンでも機能するが、以降の能力増加分はエンジンの強化(発電能力や熱管理能力の向上)が伴わなければ能力を完全に引き出せない」と主張しているためエンジンの改良も当然「必須」の中に含まれるはずだ。
F-15E、F-15EX、F-16といった第5世代戦闘機以前のプラットフォームについても「将来の戦場で生き残るには電子戦の能力を大幅に引き上げる必要がある」と述べたが、今後米空軍が目指すハイエンドの戦いで出番があるとは思えないA-10については「出来るだけ早く手放してしまいたい」という認識を示しており、2030年以降の空軍戦力は「4プラス1」ではなく「4」に収束するのだろう。
ここまでの認識は過去の話をおさらいするようなもので特に目新しさは無いのだが、ケリー大将が22日の講演で語った内容の核心はココからだ。

出典:U.S. Air Force photo by Eric Dietrich 空軍協会主催のカンファレンスで講演を行うブラウン参謀総長
空軍のブラウン参謀総長も空軍協会主催のカンファレンスで「我々にはもう余裕がなく中国空軍が米空軍に追いつくのは時間の問題だ」と述べ、中国は米国を上回るスピードで軍の近代化に取り組んでいるにも関わらず「更に近代化のスピードを引き上げようとしている」と指摘して危機感を吐露したが、ケリー大将も「米空軍が進めている漸進的な近代化への取り組みで競合する中国よりも先に進むことは不可能で、特に米軍は電磁スペクトル分野の技術開発や実用化で中国に遅れをとっているため米空軍は電子戦を駆使されると中国空軍に敗れる可能性がある」との認識を示した。
冷戦時代に競合のソ連軍を打ち破るため米軍は入念な準備と訓練を行いイラクでの見事な勝利に役立ったが、ここ20年間は非対称戦(テロとの戦い)に集中したため厳しいハイエンドの戦い最適化された準備と訓練が欠けており、一方の中国軍は同じ期間に非対称戦ではなくハイエンドの米軍と競合するための努力に集中してきたおかげで「米軍が中東で被った30年間分の犠牲者の数よりも多くの損害を開戦から30時間以内にもたらすことが出来るようになった」とケリー大将は指摘している。
つまり中国が一発の銃弾も発射することなく南シナ海の一部を領有化して維持できているのは米空軍の航空戦力が老朽化して規模が縮小することで軍事バランスが中国に傾いた結果=接近阻止・領域拒否(A2/AD)の基盤となる防空システムの能力向上に米空軍が余裕をもって対応できなくなったためで、再び米空軍が明確な優位性を取り戻し中国に傾いた軍事バランスを自分たちの方に手繰り寄せるには「中国のA2/AD戦略で強化された空域に侵入して確固たる制空権を確立しなければならない」と主張しているのが興味深い。

出典:Jian Kang / CC BY 3.0 中国の防空システムHQ-9
米空軍は冷戦終結後に後継機を用意しないまま電子戦機EF-111を退役させ電磁スペクトル分野への投資を縮小(これは米軍全体の傾向)してしまったが、中国軍は逆に電磁スペクトル分野への投資を拡大してたため現在の中国空軍は非常に高度な電子戦を駆使することができるとケリー大将は説明して「電磁スペクトル分野での戦いに負ければ空での戦いは直ぐに勝負がつく、第6世代戦闘機を米空軍よりも先に中国空軍が手に入れれば良い結果には到底つながらず制空権において銀メダルの立場に甘んじるのは最悪だ」と明かした。
結局、このような状況を改善するには「米国が確固たる制空権を取り戻すことを軍事上の最優先事項に指定し、過去のマンハッタン計画(原子爆弾開発計画)のように大胆な投資を行い重点的に取り組むべきだ」とケリー大将は訴えており、空軍の予算規模に縛られない大規模な投資を要求していると解釈することが出来る。
因みに中国の環球時報(Global Times)はケリー大将が講演を行った同じ日に「今月末に開催される珠海航空ショーで電子戦機J-16Dが公開される」と報じており、恐らく初期作戦能力の獲得に達したJ-16Dを公開することで電磁スペクトル分野での戦力強化をアピールする狙いだと思われるが、環球時報は「現代の戦闘において電子戦やサイバー空間での能力が勝敗に大きな影響を与えることを中国は十分認識しており、敵の認識力や通信を阻害することが出来れば圧倒的な優位に立つことが出来るため電子戦機の重要さはステルス機に劣らない」と書いてるため米空軍関係者にとっては耳の痛い話かもしれない。
関連記事:米空軍トップ、中国空軍に追いつかれるのは時間の問題で我々に余裕はないと訴える
関連記事:F-35Aに統合が検討されている新型エンジンは米空軍専用、同盟国にはF135強化オプションを提供
※アイキャッチ画像の出典:ロッキード・マーティン NGAD
もしかして今アメリカが軍拡競争を仕掛けられてる…?
日本も台湾もね
軍事分野での覇権(一位)競争において米中で二位争奪戦をしてる奇妙な状況。一位は言うまでも無くロシアで二位争奪戦は2024年ごろまで継続すると思う。記事に有るとおり電子戦(電波妨害・傍受能力)能力の優越が戦局を左右するので、電磁波分野での実績と能力が最も優秀なロシアの後塵争いともとれる。
と言うより世界で消費されるレアアース(メタル)の供給において全体の8割を中国が占めている。資源的な劣勢を覆す為には圧倒的な技術力が必要で、アメリカは軍拡含め産業構造改革を強いられている。
1位は圧倒的にアメリカだがロシアのあの予算では1位になりようがない
予算は少なくても極超音速ミサイルとか長射程空対空ミサイルとかアメリカの量を質で凌駕するようないいモノ作ってるけどね
酸素魚雷とか46cm砲でイキってブザマに負けた連中がいたな
自分でハート押すなよ
ロシアはアメリカが一方的にABM抑制条約を破棄してNATO諸国にABMを配備してロシアの核戦力を相対的に弱体化したため、対抗上必要と解説していますよ?昔も今も基本同じでは?
当時のアメリカはレーダーで日本に対抗して来たでしょうに・・いつの時代も新兵器は必要ですよ。
ロシアの栄光は遠い過去のものでは…兵器のレベル ・数・兵隊の練度どれを取っても世界上位ではあれど米中には敵うまい
ロシアが1位???
別の世界線の住人さんなんですかね?
習近平政権になってから南シナ海の領海の不法占拠とかやりたい放題やけど
これまで着々と軍備の近代化をしてきた結果、これならアメリカとも充分に
渡り合えるって自信が有っての事なんやろうね
他にも書かれてたけど、日本が開国から数十年で米国と太平洋で対峙するまでに膨張した歴史から学んだはずなんだけど
過去の勝利体験は目を曇らせるとよく分かる
まあ、追い付くのは簡単、先を走る者を辿って真似していけば良い、失敗は少ない
問題は追い付いてから、追い抜けるかなんだけどね
そして仮に追い抜けたら、もはや真似出来るものは無く、今度は自分が追われる立場
日本は戦後の脅威の復興、高高度成長を成し遂げた後にそこでコケたけど
>「米国が確固たる制空権を取り戻すことを軍事上の最優先事項に指定し、過去のマンハッタン計画(原子爆弾開発計画)のように大胆な投資を行い重点的に取り組むべきだ」とケリー大将は訴えており、空軍の予算規模に縛られない大規模な投資を要求していると解釈することが出来る。
今の中国相手に確固たる制空権なんてものがあるのか?
今回の投資が成功して、やっと航空優勢ぐらいじゃないの?
そもそも「確固たる制空権」自体虚構の様な何時ものプロパガンダに聞こえる。
「制空権」と表現してるのは、現在及び将来における中国のA2/ADシステムを作戦機のステルス化及び電子戦能力によって無力化するレベルの技術的優越性獲得を目標にするてことかと。
A2/ADシステムを各個潰す対応では一時的航空優勢しか確保できない。それを超越する能力の保有が無ければ中国への抑止力として十分に有効でないという認識だと思う。
つまり核兵器保有の有無に匹敵する抑止力が必要ということなのかと。
軍オタさん曰くF-35が全宇宙最強の戦闘機らしいんで
F-35をシコシコ増やせば良いんじゃねーの?
よく知らないけど
だれだよ。その軍オタ
クソみたいな釣りコメとかここ以外のどこかで勝手にやってくれ
それは軍事オタクでなくF35信者の事だよ。連中は玩具をチートだとか最強第五世代(笑)とか認識してるから。客観的に対抗機種や戦闘(運用)環境の存在を認識できてない典型的な「にわか」。或いは知識不足の情弱とも括れる。
F-35は人によって見方や評価が全く違うからねー
•高価で無能
•高価だが優秀
•整備に課題あり (エンジンやサプライチェーン)
•万能 (どんな機体も代替可能)
•用途が限られる (ハイエンド戦がメイン、F-16等安価な機体の代わりになれない)
•第5世代にしては安価で優秀
•どの戦闘機より安価で優秀 ←コメ主の言う軍オタ、F-35信者はこれかと
•永遠に未完成 (悪い意味で)
•永遠に未完成 (進化し続ける)
思い付く限りこんなもんかな。多くの軍オタは2、3、5番目だと思う。
スマフォが3年でゴミ扱いされるに同じく戦闘機もそう長くは実力的に耐用しないだろう。
数年毎のFMCと新造を並行するデジセンシリーズが将来的には正しい姿だと思う。
F35を2000機ってのは考えが古いのかもしれない。
過去の戦闘機に固執してるだけの癖にマウント狙うなよ
そこは「ありふれたF-35で世界最強 (ユエちゃん萌え♪)」くらい言ってくれんと
軍ヲタ様はシコシコしてくれんぞw
だったらA10もう完全廃止でええやろ!海兵だって戦車捨ててまでしてSSM装備開始してんだぞ!
あとよ空軍6G戦闘機やけどこれも早々に廃止確定したF22の二の舞にならんよう過剰スペックは厳禁だと思うがまあ二の舞なんでしょうな!
空軍は以前から一貫してA-10を退役させたがってるよ
拒否してるのは議会側
この際陸軍に移管してしまえばいいのにな
陸軍はA-10の近接支援が欲しいけど自分らでは動かしたくないから空軍に丸投げ
で、空軍は邪魔だから退役させたい
間違ってたらスマソ
君が歩兵で近接航空支援を要請したと仮定した時、A10とF‐35とどっちが頼もしい?
頭上を中国軍機が飛び回るよりF-35の方がいい
のだが米兵の頭上を敵軍機が飛んでいる状況なんてアメリカ議会には想像できないのかもしれんな
従軍経験者でも爆撃受けた経験なんてほとんどないだろうし
A-10は”弱い者イジメ”に最適な兵器だけど中国・ロシア相手だとなぁ。
中国・ロシアは強力な防空ミサイルシステムを構築しているので、A-10では力不足かもしれないね。
A-10は米軍を弱体化した非対称戦を良くも悪くも象徴してるからねぇ
新型のPCAS端末駆使して最小レーザーハイドラで精密攻撃してくれるらしいがそういうのAHでやれって。
空軍機はAHで搭載できない大火力投射してなんぼやろしJDAMの標的諸元を機上アプデ可能な今となれば空軍メンに地上戦の状況判断求めるよりこっちの評定情報をそのままぶちこんで投弾しまくってほしいのが実際。
別にゲリラに襲撃されてあえてのA10支援とかAHで機動性制限される高地なアフガンでもなけりゃありえんし飛行特性上でなく経空脅威上がイージーでA10で悠々なら別にAHでも悠々だろと。
ゲリラ相手に攻撃ヘリよりA-10が選ばれるのはRPGの脅威があるからだぞ
A-10は対中国戦では役に立たないという文脈だから。
インド太平洋にシフトした戦場ではA-10が活躍するシチュエーションも非常に限られるだろう。つまり情勢に変化が無ければ無用の長物化するのは明らか。
中国の軍事技術投資に遅れをとらない研究開発成果の応用で、将来的にA-10に代わる近接航空支援作戦機が開発されるかもしれん。
その場合は無人機になる可能性が高いとは思うのだが。
神の目線を持つネットワーク戦争で、陸軍の小隊の要請でタイムラグ無しにF-35AからGPS爆弾を指示した地点に精密に投下するようなシステムが完成すればA-10はいらない子になる。
地上部隊から照準操作できるようになれば移動目標も攻撃できるようになるから、榴弾砲も不要になるだろう。
次世代航空戦力も需要だが、それ以前にレアアース(メタル)の中国依存をどうにかしないと。首根っこを押さえられている状況を打開できなければ「アポロ+スペースシャトル計画」相当の出費を強いられる。
自分も最近知った
今の世界各国のレアアースの中国依存率は、石油の中東依存より深刻な依存なのだと
脱石油を進めれば進めるほど、かの国に手綱を渡しているのだと
石油の代わりにレアアース燃やそうとしてて草
急激すぎるEVへの転換は実際レアアースを燃やそうとしているのに近い
マンハッタン計画の響きがな
使えもしない兵器を完成させて人類史を否定的に書き換えた過去を肯定するのか
虚しいのう
使ったじゃん
何にも考えてないならレス要らん
核兵器は今後どこかで使われるよ
絶対使われないと思う方が考えがないとしか言えない
今月末の珠海航空ショー楽しみですなぁ。
J-16D以外に無偵-8(WZ-8)や翔龍(WZ-7)なども展示されるし。
アメリカは中国の持ってるドルを紙屑にする手があるからな
単純な軍拡だけじゃ優劣はつかん
それより一番の問題は各国とも中国シンパが癌の如く国内に入り込んでること
アメリカは中国の持ってるドルを紙屑にできるけど、
紙屑にしたらアメリカに資産を預けている人達は金を移すだろうね。
アメリカの信用と資産は無くなるし国債の販売先も失う。
世界は大混乱すると思うけどアメリカにその覚悟があるかどうか。
>紙屑にしたらアメリカに資産を預けている人達は金を移すだろうね。
アメリカの信用と資産は無くなるし国債の販売先も失う。
ん?「中国の持ってるドル」だけじゃなくて「ドルそのもの」を紙屑にする、って話なの?
そんなん手でも何でもないじゃん。南朝鮮のリスカ戦術じゃあるまいし。
アメリカに睨まれた国は保有しているドルを紙屑にされるということは、アメリカの言いなりにならざるを得ないってことでは。
そんな怖い国を信用することはできないでしょ。
中国が保有しているドルだけを紙屑にしてメデタシメデタシ、にはならないよ。
ドルの信用ってニクソンショック以降、、それ(圧倒的暴力)しかないと思っていたけど違うの?
何時からアメリカて「そんな怖い国」じゃなくなったの?
>何時からアメリカて「そんな怖い国」じゃなくなったの?
グローバル・サプライチェーンが構築された時ですかね(1990年代)。
世界の産業は基本的にアメリカと中国を中心に回っています。
中国が保有するドルを紙屑にしたら、サプライチェーンも大打撃を受けて、世界中の国々が大損害を被ります。
このご時世、サプライチェーンから中国を除くのは非現実的ですしね。
少なくとも米国にある資産の凍結は出来るし
それをやったときにドルの信用がどうなるか考えられないのかな
本当に未だ持っていればいいが。
実は無い方が、不安だ。
「マンハッタン計画」ねぇ…あれはまだ「理論上は可能」っていうレベルでしかなかった原子力技術を一気に実戦段階にまで持っていく壮大過ぎる計画(現代で言えば数年で核融合宇宙船を作るようなもん)だったのに、それを現代のアメリカが一国でできるのか…?
「マンハッタン計画」を象徴的に語っているなら、同計画は米英加の科学者と技術者を総動員した開発事業です。予算をどうするかは別として、アメリカ一国でというつもりは無いんじゃないでしょうか。
中国に対抗するため豪原潜保有に係りAUKUSという枠組を作ったように、特定国共同で次世代技術の研究開発を行う構想があってもおかしくありません。
亡命したユダヤ系ドイツ人科学者がいて成り立った研究開発でしたね。
今だったらウイグル系やチベット系の優秀な軍事技術者を亡命させて対中国の技術開発をしてもらうのかな?
でもそんな技術者がいるのかな?
最初に開発したものが世界を制すると予想され、そして列強の開発レースが始まっていた状況を勝ち抜いたアメリカ、いい時代だなw嫌味だが
いまそのようなネタがあるのかないのか、具体性もないのにマンハッタンという過去の栄光を語るのはアメリカた落日の影が濃すぎる
成程、昔の様な戦い方は最早通用しない。
これからの時代は例え物量が劣っていても電子戦を制する者が戦いを制すると言う訳ですね。
ならば日本が進むべき方向は電子戦力と言う訳ですかね?
物量で勝てる相手じゃないから他にない
すでに物量があるのに新技術でも先手を打ってくるから支那は恐ろしいんだよ
第二次大戦を勝ち抜いた当時のアメリカを神格化しているんだろうなと。
あの圧倒的工業生産能力と、イエローモンキーには絶対に負けないという狂気にも近い自信を、再び取り戻せるのか。
現状では無理だろうな。国内がポリコレとプーワホワイトで完全に分断され、工業生産基盤は無くなったし、ウォール街が儲からないといって作らせない。中国はポリコレ団体、ハリウッド、ウォール街にお金とプレッシャーをかけるだけで、アメリカをどんどん弱体化できる。
中国に対して、全アメリカ国民が一致して、日本やソ連に向けたようなた狂気をぶつけられるのか、が復活できるかどうかのカギだろうな。
ほんの10年前まで中国と一緒になって日本を叩いてたのに
konozama
米ソ冷戦と決定的に違うのは米中に大きな経済的繋がりがあるということだな。
意外とこれ重要
ソ連もしっかりつながっていた、というよりアメリカに手綱を握られていた
食糧生産が不安定で毎年のように海外から食糧を輸入してたから、農業安保で支配的地位にあるアメリカに逆らえなかった、また輸入には外貨が必要だが、国際的な金融もアメリカに握られている
つまり現実にはソ連はアメリカとの戦争を避けようと必死で、反自由主義国を潰したいアメリカのほうが挑発をかけていたのが真相に近い
どんな意味合いで使っているのか良く分からないが、出来るとしたら湾岸戦争勝利に貢献したレーガンの軍拡レベルじゃないかね。
「いろんな意味で」中国がアメリカと呼ばれる国の一部でも侵攻しミサイルを撃ち上陸し制空権を確保したら、南沙でやったようにグアムやサイパンでやればすこしアメリカ政府も本気になるのかも。
あるいは台湾だとしても沖縄の目と鼻の先で米軍基地の目の前を横切って太平洋側に出てくる戦闘機や爆撃機を黙ってる訳がないが、香港を蹂躙されてもそのままほっておく現状を見るとわからないところ。