米国関連

米陸軍が低コストの防空砲開発に着手、実証テストを2028年に予定

米陸軍は今年7月「155mm装輪式自走砲とHVPを組み合わせたMDAC=防空砲」に関する情報提供依頼書を発行していたが、20日「プロトタイプ契約をBAEと締結する予定だ」と発表し、2027年までに開発を終えて2028年に実証テストを行うらしい。

参考:Railgun Ammo-Firing 155mm Air Defense Cannon Set To Be Awarded To BAE Systems

MDAC実用化に向けた開発が本格的に始まるらしい

米海軍はレールガン向けの専用砲弾として低抗力設計を取り入れたHyper Velocity Projectile=HVP(超高速発射体)を開発し、これを通常の大砲でも使用可能な高速多目的弾(装薬使用)として発展させ、開発元のBAEはHVPについて「レールガン、陸軍や海兵隊の155mm砲、海軍の5インチ(127mm)砲などで使用出来る次世代の低抗力誘導弾だ」「実行可能な任務はHVPを使用する大砲とプラットフォームによって異なるものの、水上艦艇で使用すれば弾道ミサイルや巡航ミサイルの迎撃、航行中の艦艇、地上目標の攻撃に活用できる」と説明。

出典:U.S. Navy photo by John F. Williams/Released HVP

HVPは通常の大砲で使用しても低抗力設計の効果で高速性、機動性、目標到達時間の短縮を実現、さらに標準砲弾の数倍以上とも噂される到達距離をロケットモーターのアシストなしで実現しており、米陸軍は2020年9月「M109A6がHVPを使用して巡航ミサイルの動きを模倣した標的機=BQM-167の迎撃に成功した」と発表。この結果を受けて米陸軍は「155mm装輪式自走砲」と「HVP」を組み合わせたMulti-Domain Artillery Cannon=MDAC(マルチドメイン砲)に関する情報提供依頼書を2024年7月に発行。

WarZoneは「MDACは弾道ミサイル、巡航ミサイル、自爆型無人機などから拠点を守る低コストの防空システムだ」「155mm榴弾砲を使用しているためMDACは必要に応じて防空以外の用途にも使用されるかもしれない」「MDACは単独で機能することを期待されておらず、既存の防空レイヤーに追加の保護レイヤーを提供する」と指摘していたが、米陸軍の早期能力重要技術室(RCCTO)は20日「MDACのプロトタイプ契約をBAEと締結する予定だ」と発表し、MDAC実用化に向けた開発が本格的に始まるらしい。

RCCTOはMDACシステム一式について「マルチドメイン砲×8門、多機能精密レーダー×4基、戦闘管理システム×2基、HVP×144発で構成され、無人機、巡航ミサイル、固定翼機、回転翼機、高度な航空機やミサイルの脅威から固定及び半固定の地域を防御可能で、既存の対空迎撃やミサイル防衛を補完するもの」と説明しており、WarZoneも「無人機や巡航ミサイルの脅威自体は目新しいものではないが、ウクライナとロシアの戦争や中東危機で新たな防空能力の必要性が浮き彫りなった」と指摘し、以下のように述べている。

“中国を始めとする潜在的な競合国だけでなく、比較的小さな国や武装勢力まで洗練された無人機や巡航ミサイルを保有しており、長距離飛行が可能な自爆型無人機の登場は「無人機と巡航ミサイルとの境界線」を曖昧にし、このことは米軍にとって特別な懸念材料になっている。無人機や巡航ミサイルの脅威自体は目新しいものではないものの、ウクライナとロシアの戦争や中東危機で新たな防空能力の必要性が浮き彫りなった”

出典:Lockheed Martin

“こうした状況の中で既存の迎撃手段よりも導入コストが安く、直ぐに配備可能な新たな能力として米陸軍はMDACを検討している。HVPの価格は1発あたり10万ドル以下と推定され、現行のスティンガー(約40万ドル)やパトリオットシステム用のPAC-3MSE(数百万ドル)と比べて非常に安価だ。但し、MDACが実用化されても多層式防空アーキテクチャの一部として機能するだけで、複雑な脅威に対して単独で全方位の防衛力を提供できるものではないことを強調しておきたい”

因みにRCCTOは「2027年第4四半期までにMDACの開発を終えて2028年に実証テストを行う」と述べているため、既存技術の流用でもMDACの実用化時期は2020年代末~2030年代になるのだろう。

関連記事:米陸軍が防空砲の開発に着手、弾道ミサイルや巡航ミサイルの迎撃も可能
関連記事:センサーとシューターの分離が進む米陸軍、自走砲で巡航ミサイル迎撃に成功
関連記事:ウクライナ侵攻で統合防空の重要性が高まる、IBCSに欧州8ヶ国が関心

 

※アイキャッチ画像の出典:Air Force Research Laboratory

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コメント

    • 理想はこの翼では届かない
    • 2024年 12月 25日

    155mm自走砲x8とレーダー・指揮管制セットにしました、高速弾頭で迎撃コストもお安いです…と言ってもまだ1発10万ドル以上
    ドローンによる飽和攻撃への対応としては高過ぎるし、巡航ミサイルへの対応にしては完全な訳ではない
    何となく、帯に短し襷に長しな感じに思えるけど、これがもう一桁コストが下がったら防空のベストセラーになるのかもしれない

    24
      • nachteule
      • 2024年 12月 25日

       トータルで見て似たような価格帯の既存ミサイルは巡航ミサイルに対して優位って話になるの?
       それに自爆型無人機とは有るがそれは最終的に機関砲含めたSHORADで対応すればコストは抑制されるし何でもかんでもMDACで対応する訳がない、多層式防空の一部ってのを見落としているのでは。

       大型で対戦車ミサイルとか高価なセンサー類積んだ様なUAVや各種ヘリみたいな高価価格標的の撃墜や接近阻止出来るなら、砲身や装薬、専用プラットフォーム等に掛かるコスト的に見合うと思う。仮に自爆型無人機を撃墜したとしても、それで戦車や装甲車とかを守れるなら安い買い物。

      2
        • rx
        • 2024年 12月 25日

        ウクライナ戦のような対ドローン戦が必要な状況を意識したコンセプトかと思うが、使い所は難しそう。
        比較的低速の大型ドローンがメインターゲットで通常の榴弾も選択的に撃てるならそれなりの存在価値があると思うがどんな仕様だろうか。

      •     
      • 2024年 12月 25日

      第二次大戦の対空砲と比較してかなり大きいからそれなりの価格になるな。小型格安の近接信管が欲しいな。
      中国製50円マイコンとかあるから、中国は激安低性能を開発できそう。

      3
    • 多層防空
    • 2024年 12月 25日

    HVPは価格面でスティンガーやパトリオットと比較して優位とあるけど、具体的には長中距離防空、短距離防空、近距離防空の何れになるんだろ。
    あり得るのは近距離~短距離の中間位だろうか。155mm榴弾砲は旅師団直下にいるわけだから、旅師団単位の防空に与るのか?となると同じく旅師団直下の短距離防空ミサイル(11式クラス)と大隊、連隊直下の近距離防空ミサイル(93式クラス)、機関砲との補間になるのかな。
    旅団クラスで短距離ミサイル&HVPミックス、大隊クラスで近距離ミサイル&機関砲ミックスと考えたら分かりやすいか?

    3
    •  
    • 2024年 12月 25日

    155mm榴弾砲が部分的に防空も担うようになるなら、旅団直下の砲兵と防空部隊を同じ司令部の下に置いた方が良いのかな?
    最近では対砲兵と野戦防空を兼任出来るレーダーも出てはいるしどうなのだろうか?

    3
    • 774rr
    • 2024年 12月 25日

    通常砲とレールガンで砲弾を共用出来るもんなんか。。。?
    通常砲では従来通りの火薬を使った装薬を使って
    レールガンではAPFSDSの装弾筒みたいなので電磁力を受けて砲弾を加速させる??

    実現出来たら凄いけど普通にポシャりそう
    gps誘導のエクスカリバーだって安くないのに
    対空を目的としたレールガン用の新型砲弾が10万ドルは無茶では?

    3
    • Mr.R
    • 2024年 12月 25日

    一発10万ドルかぁ、いや、兵器として見るならそりゃあ安いんだろうけどさ······

    20
    • 無印
    • 2024年 12月 25日

    アメリカ陸軍が低空の防空に力を入れ始めた、と言う事に凄い時代になってしまったと
    主力の輸送機だから仕方ないですが、C-130縛りは陸軍の車両開発の壁になってませんか

    10
    • 58式素人
    • 2024年 12月 25日

    海軍で言う両用(対水上/対空)砲の考え方で良いのかしら。
    海軍は、敵に対し、ミサイル/3〜5インチ砲/CIWSで防御をしているし。
    WW2でもドイツ空軍は、88mm対空砲で戦車や陣地も撃っていたし。
    記事にあるように、既存の補完の意味で採用するなら。
    陸自でも始めた?と聞く、155mm榴弾砲用対空用信管が先に必要なような?。
    エアバースト弾のような一種の時計信管、と想像しますが。
    もっと簡易にするなら、VT+自爆信管でも良いのかな?。
    HVP弾で飛距離が伸びるのはありがたいでしょうが、砲身長は幾つにするのだろう。
    39口径長でも良いのかな?。52口径長が必要かな?。運用と相談でしょうか。

    4
      • kitty
      • 2024年 12月 25日

      目標が亜音速の投射体だとしても155㎜の砲身動かしてターゲティングできるもんなんでしょうか。
      中口径くらいまでなら想像できるんですが。

      4
        • MK
        • 2024年 12月 25日

        これ最初は既存の155砲を流用で低コスト風に言ってますけど仰るように砲の動き遅いから専用の砲を開発しないとーで凄い値段になりそうですねえ

        1
        • 58式素人
        • 2024年 12月 25日

        先行きは判りませんが。
        砲身/砲架の性能と、装填速度によると思います。
        旧軍の五式15cm高射砲(≒60口径長)は高高度のB29(≒670km/h)を相手にして6発/分でした。
        今の艦載砲の127mmMk45砲(54/62口径長、完全機械装填)は16〜20発/分です。
        比較して、155mmアーチャー自走砲(52口径長、完全機械装填)は8〜9発/分です。
        同、155mmカエサル自走砲(52口径長、装填補助)は6〜8発/分です。
        亜音速目標を相手にするには、アーチャー程度になれば、出来そうな気もします。
        カエサル以下は弾の威力を勘案しても無理では、と想像します。

        1
        • ネコ歩き
        • 2024年 12月 26日

        BAE SYSTEMS のHPでHVP について ”guided projectile”と説明されてます。
        詳しい仕様の記載はありませんが確かに「誘導砲弾」と謳われています。元々が対空目標を直撃で撃墜する高速誘導砲弾ですので、1発10万ドル以下、というのは妥当な価格なのかもしれません。

        1
        • バーナーキング
        • 2024年 12月 27日

        155mmで旋回式銃座みたいに目の前をチョロチョロ飛び回る敵機をクルクル追いかけ回す想像をしてるならそれは勘違いかと。
        HVPの「射程3倍」は流石に対地目標相手の話で対空だとアポジかその手前までしか使えないとしても30〜40km程度の相手は狙える訳です。
        20km先の標的がM1で横移動したって角速度は1°/s以下ですよ。
        巡航ミサイルが全方位から襲い掛かってくるとも思えませんので例えば180°を8門でカバーするとして1門当たりの担当範囲±10°ちょいですし。

        4
    • 名無し
    • 2024年 12月 25日

    105mmとか120mmじゃなくてなんで155mm砲なんだろうな
    155mmサイズでないと制御機器が収まらないのか?

    2
    • 名無しの馬鳥
    • 2024年 12月 25日

    陸自もりゅう弾砲用の対空信管の開発をしてましたよね
    砲弾自体は通常のものを使う以上性能・機能は劣りますけど、価格はお安くなると

    8
    • マンゴー
    • 2024年 12月 25日

    こいつが大量に展開している所を想像するとなんだかカワイイな……

    5
      • 通りがかりさん
      • 2024年 12月 25日

      分かります。かわいい作りしていますよね。デザインは結構好き。

      2
        • 伊怜
        • 2024年 12月 26日

        A-222の子供って感じ

    • ひこまろ
    • 2024年 12月 25日

    >マルチドメイン砲×8門、多機能精密レーダー×4基、戦闘管理システム×2基、HVP×144発で構成され
    こんなのでほんと安く作れるの?w
    なんかコンセプト動画も胡散臭いし…

    7
      • のー
      • 2024年 12月 25日

      素人の印象ですが、システム全体はともかく、弾は安くできそうです。
      それに155mm砲弾と生産ラインが共用されるから、短時間に量産可能なのでは?
      ミサイルは特殊で高価な部品を使い捨てにしてしまうから、大量に必要になっても量産できないという問題がありますし。VT信管は特殊な部品は使ってないはず。

      4
        • kasugi
        • 2024年 12月 25日

        ロケット噴射しないだけで誘導兵器には違いないのでこれ以上安くなる期待は持てないでしょう

        既存の対空ミサイルの高価格は需要に対して供給が間に合ってないことによる高騰という側面もあります
        価格がこなれてくると、需給のバランスにより逆転しうる程度の価格差にしかならないかと思います

        4
          • のー
          • 2024年 12月 25日

          これ、誘導されるんですか?
          艦砲などで昔からある無誘導の対空砲弾を、155mmに転用するのかと思ってましたが。
          もし誘導ならおっしゃる通り、値段は下がらないかもしれませんね。

          2
            • 名無し
            • 2024年 12月 25日

            HVPがズムウォルトのAGS用として研究されてた頃は誘導するみたいな絵だったような(同じものかはわからないが)
            砲弾射程40kmだとして20kmの点が最も高い点になるから、誘導無しだと当たらないんじゃないかなあ…って
            (相手が小型だったり低速で頻繁に航路を変えられるのならなおさら)

            1
              • のー
              • 2024年 12月 25日

              自走対空砲とは既視感があると思ったら、1988年にオトマティック自走対空砲というものが試作されておりました。
              当時の軍事研究誌で読んだ記憶が。
              wikipediaで、「オトマティック自走対空砲」を検索すると出てきます。
              試作されてたけど、採用にならなかったという。
              所謂、時代を先取りしすぎたという奴ですかね。

              1
                • ろい
                • 2024年 12月 25日

                今はチェンタウロ ドラコなる装輪対空自走砲を開発していますよ。
                チェンタウロの車体に76.2mm砲を搭載したやつ。
                すぐ弾切れになりそうなんですが・・・。

                2
              • ネコ歩き
              • 2024年 12月 26日

              目標に精密誘導可能な存速を維持できる射距離・目標高度で発射するだけでは。
              最大射程だけで考察すると有効性の評価を見誤る恐れがあるかと。高速誘導砲弾なわけで、リアルタイムに衝突予測点を連続算出・軌道再修正可能なシステム(8門に対し4基のレーダ及び2基の戦闘管理システムを要するのはそれを可能にするためかと)なら目標側に遠距離での砲弾探知・俊敏な最適回避機能が無いと回避は難しいと思います。

              2
      • Whiskey Dick
      • 2024年 12月 25日

      地上目標を攻撃する精密誘導砲弾としてHVPは優秀(価格と性能を満たせれば)でしょうが、空中標的は機動力が大きいので「標的を定めて発射」してから「標的に命中すると思われる時間」に生じる誤差をどう解決するのだろうか。エクスカリバーの様な誘導砲弾であってもミサイルほどの機動性は実現できず、対空戦闘における有効射程距離は地上目標を相手にするのに比べかなり短いのではないでしょうか。
      結局砲弾である以上、誘導砲弾であっても機動力に限界があるので、従来型の自走対空機銃や短SAMを改良・低コスト化してより多く配備するのが確実と思われます。巡航ミサイルや弾道ミサイルはそもそも高額・高威力なので、迎撃兵器が多少高額でも元は取れるでしょう。

      2
        • バーナーキング
        • 2024年 12月 27日

        ミサイルより初速がはるかに速い上に固定式防衛装備でほぼ反航状態になるのでミサイルの様な機動力は不要でしょう。
        砲側でほぼ直撃コースに乗せて、わずかな誤差と回避行動分を補正するだけで良い。というかMDACなんてそれができなきゃ機能しませんので開発に移行したということはその目処が立ったと言うことでしょう。

        2
    • ebhla
    • 2024年 12月 25日

    発射速度と弾薬搭載量が気になりますね。
    中国が開発した76.2mm装輪自走高射砲は発射速度が毎分300発ですが、自走砲なので多くの弾薬を搭載することはできません。
    155mmだと弾薬搭載量は凄い少ないと思うので継戦能力は低そうですね。

    2
      • バーナーキング
      • 2024年 12月 27日

      一式8門144発、ですから1門18発の計算ですね。
      普通に十分な継戦能力だし、状況次第で弾を増やすことも可能でしょう。

    • 2024年 12月 25日

    対ドローン用の、戦闘機的なドローンの開発はされないのかなと思ったり

    • Easy
    • 2024年 12月 25日

    どう考えてもコンセプト的に無理がある。
    低抵抗弾はすなわちAPFSDSみたいなダート状の弾丸にならざるを得ないが、それはすなわち炸薬量の減少とトレードオフです。
    そして超高速が故に爆発半径に巻き込むタイミングが極端にシビアになり。結果,安価に出来る要素がない、いつもの予定より桁が1つ2つ増える米軍仕草になる未来が透けて見えますね。
    失敗に終わったレールガン構想を延命させるためにひねり出した苦し紛れの怪兵器、で終わりそうですね。

    15
    • 名無しの馬鳥
    • 2024年 12月 25日

    直撃型の誘導弾って話じゃなかったかな
    そうなると低コストで精密誘導が可能な砲弾なんて作れるのかと言う点が問題ですが

    2
    • paxai
    • 2024年 12月 25日

    むしろスティンガーの40万ドルが激安な気がしてきた。マッハ2程度で飛んでマッハ1程度の飛翔体にそこそこの命中精度あるし。
    ロシアも対空砲外して短距離対空ミサイルを満載した防空車両を最近リリースしてたし。

    4
    • kasugi
    • 2024年 12月 25日

    要は砲発射型ミサイルですね

    ミサイルの高価格化の要員は誘導装置が大きな割合を占めますので、ロケットモーターが無いからといって劇的に低価格化出来るかは疑問です

    現在各社の対空ミサイルはウクライナ侵攻に伴う需給バランスの歪みにより価格が暴騰しております
    その分を差し引くとさほど安くはならないのではないでしょうか

    3
      • 戦闘機
      • 2024年 12月 25日

      調べたら分かるけど、実はスティンガーは値段を間違えてる可能性が高い、確か数年前の価格だけどミサイルの本体の価格は3.8万ドル(約600万円)だったはず、発射機含んでも確か13万ドル(2000万円程度)と聞いた。

      1
        • kasugi
        • 2024年 12月 25日

        最近の高騰ぶりやばいんですよ
        10月にエジプトに売却されたときは、訓練設備等々込みの値段とは言え、1発100万ドルでした

        3
    • 名無し
    • 2024年 12月 25日

    大砲ぶっ放して、戦車まで撃つとか、まさに現代のアハト・アハトや。

      • kitty
      • 2024年 12月 25日

      トップアタックで戦車撃破てなんて当然すぎて。
      アハトアハトじいちゃんに倣うには戦車を水平射撃で撃破できないと。

      1
        • 半分の軍事費の国から
        • 2024年 12月 25日

        日本の場合は低速移動するUAV等の目標を既存の155mm砲弾に専用信管付けて迎撃出来る様にする予定なので、ちゃんとした兼用砲ならば、130mmか140mm滑空砲を召喚して、対空戦闘と対地攻撃可能な砲弾と多目的戦車を開発するんですね、砲弾搭載数の問題から、車両数を3倍に増やして、それぞれの砲弾を装填して対応して、状況に合わせて砲弾の再装填を変更しつつ、拠点防衛用戦車の用途をこなす‥となると、再装填等のサポート車両も必要になりそうですが、人員と価格を抑える為の量産効果は期待できそう。

    • 2024年 12月 26日

    砲弾の形を変えて劇的に射程延びるなんて本当かなぁ
    それなら、戦車砲から形が徹甲弾な榴弾を撃てたら似たような防空ができないのかな

      • のー
      • 2024年 12月 26日

      他は知りませんが、10式戦車はヘリコプター相手に対空射撃は可能らしいです。
      レーダーが無いので、どれぐらい有効なのか分かりませんが。
      少なくとも演習でやってたので撃墜は可能なのでしょう。

      1
        • のー
        • 2024年 12月 26日

        気になって調べました。
        M1戦車でもM830A1 HEAT-MP-Tは近接信管付きで対ヘリ射撃可能なようです。
        M830A1 High Explosive Anti-Tank-Multi Purpose – Tracer (HEAT-MP-T)
        の説明に
        The M830A1 also mounts a proximity switch on the flight projectile nose.
        Manually set upon gun loading, this allows the M1A1/M1A2 tank to self-defend against attacking helicopters with the 120mm main gun, a capability never before possessed by a Main Battle Tank.
        つまり、近接信管を有効にすれば、対ヘリ戦闘が可能的な記述があります。
        リンク書けないので、下記で検索すると出てきます
        Federation of American Scientists M830A1 HEAT-MP-T

        1
      • バーナーキング
      • 2024年 12月 28日

      「砲弾の形を変えるだけで劇的に射程延びる」訳じゃなくて、「低抗力設計の高速弾は(弾頭威力や加害範囲を優先した)通常の榴弾と比較して射程が数倍」なだけかと。
      例えば同サイズ同重量の古典的APFSDSと比較すればそこまで劇的な差は出ないと思いますよ。

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  4. 軍事的雑学

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  5. 欧州関連

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