ヘグセス国防長官は1日「包括的な改革」を陸軍長官に命じ「ハンヴィー、JLTV、M10 Bookerの調達中止」が報じられたが、他にも無人戦闘車輌=RCV計画の中止、新型自走砲を巡る競争の一時停止、AMPVも調達削減、ストライカーの新規発注停止を行うつもりだ。
参考:Army to cancel planned Robotic Combat Vehicle award, pause howitzer competition: Sources
RCVを中止すると米陸軍は地上無人車輌の戦力化で出遅れるかもしれない
2025会計年度の国防調達はトランプ政権による大幅な安全保障政策の変更、Golden Dome for Americaの実現、ヘグセス国防長官による主要プログラムの見直し、ウクライナでの教訓を反映した国防総省の方針変更などによって予測不可能なものになり、米陸軍参謀総長のジョージ大将も「戦闘車輌を含む大規模調達計画を根本的に覆す大改革が進められている。この数年でテクノロジーがどれだけ変化したかを考えれば、今まで伝統的に購入してきた種類の装備を買わなくなるのは当然のことだ」と述べていたが、本当に調達改革の暴風が防衛産業界を揺るがすことになった。

出典:U.S. Army photo by Bernardo Fuller
ヘグセス国防長官は1日「特定の組織解体や統合、将官の削減、従来システムの調達中止などを通じた改革」を陸軍長官に命じ、これには北方軍司令部と南方軍司令部、戦闘能力開発司令部と陸軍訓練教義司令部の統合による司令部人員の削減、有人攻撃ヘリ部隊部隊の再編・削減、敵を圧倒する安価なドローン群の増強、陸軍全体で装甲部隊や航空部隊含む時代遅れの編成削減が含まれ、陸軍当局者はハンヴィーとJLTVの調達中止を確認、さらにM10 Bookerも調達中止が命じられるらしい。
さらにBreaking Defenseは2日「M10 Bookerの生産を停止するという大規模な改革発表から数時間後、複数の軍関係者と産業筋が無人戦闘車輌=RCV計画が中止され、新型自走砲の競争も一時停止すると明かした」「AMPVも最低限の生産ラインを維持できるレベルまで生産率が削減される」「ストライカーも要求監査評議会の指示に従って新規発注が停止される」「今回の改革は計画されている近代化プログラムの全てに悪影響を及ぼす訳ではなくXM30とM1E3の開発は加速したいと考えている」と報じている。

出典:US Army Photo by Bruce Huffman
“ある産業関係者が「陸上戦闘システムの開発責任者を務めるディーン少将が陸軍内部のメールで『現時点で確信しているのはRCV開発が中止されるということだ』『ロボットソフトウェアプログラムの将来は未知数だ』と述べた」と、他の4人も「このメールの内容を認識している」「このメールを見た」と述べ、陸軍の広報担当者は削減の詳細に回答しなかったものの、3人の陸軍関係者は「予定されていた無人戦闘車輌の開発契約は前進しない」と認めた”
“ディーン少将のメールには「今のところ砲兵戦力の近代化は一時停止状態にある」という言及も含まれおり、これは産業界が注目している新型自走砲を巡る競争の可能性に言及したものだろう。さらにディーン少将は今回の改革で影響を受けるプログラムについて「M10 Bookerはフルレート生産に移行せず、生産中のM10を部隊に配備するのか、低率初期生産のまま追加発注を行うのも不明なままだ」「AMPVも最低限の生産ラインを維持できるレベルまで生産率が削減されるが、ウクライナに提供したM113を埋め戻す資金があるため生産への影響は軽減される」「要求監査評議会の指示に従ってストライカーの新規発注は停止される」と述べている”

出典:Public Domain Stryker
Breaking Defenseは「陸軍が発注した80輌以上のM10をどう扱うのかは不明だ。限定的な部隊配備を行う可能性もあるが、機密部品を取り外して海外に売却される可能性もある」「今回の改革で悪影響を受けるプログラムは多いものの、計画されている近代化プログラムにとって全てが悪いわけでもない。陸軍はXM30とM1E3の開発は加速したいと考えている」と述べているが、少なくともハンヴィー、JLTV、M10 Booker、RCV、AMPV、ストライカー、新型自走砲が影響を受けるため産業界にとっては大きな痛手だろう。
因みにRCVとは地上プラットホームの包括的な近代化計画=Next Generation Combat Vehicle=NGCVに含まれる最後のピースと呼ばれる地上無人車輌=Robotic Combat Vehicleのことで、米陸軍は10トン以下のRCV-Light、20トン以下のRCV-Medium、30トン以下のRCV-Heavyの開発を検討している。

出典:Photo by Kevin C Mcdevitt RCV-Mのプロトタイプ
RCV-L(全長5.68m×全幅2.23m×高さ2.38m以下)は回転翼機での輸送を想定し「消耗型システム=戦闘での損耗は許容される」と、RCV-M(5.84m×2.71m×2.38m以下)はC-130での輸送を想定し「RCV-Mは戦場での生存性がRCV-Lより高い」と、RCV-H(8.89m×3.65m×3.6m以下)はC-17で2輌輸送を想定、既存の敵車輌を全て打ち負かすことができる直接射撃兵器が搭載され「有人車輌並な戦場での生存性が必要」と定義されているのが特徴だ。
2020年にRCV-LとRCV-Mのプロトタイプ取得が始まり、これはテストした米陸軍は「2023年にRCV-Lの開発(EMDフェーズ)に進むかどうかを決定する」「RCV-Mの開発は当面延期する」と言及、2023年3月にRCV-Lのプロトタイプ提案依頼書(RPP)を正式に発行、8月には「RCVプログラムのフェーズIに関する契約締結が間近だ」と明かし、フェーズIの契約を授与する請負企業は最大4社、提出される設計の成熟度を評価して2025年第1四半期に最終的な請負企業を1社に絞り込む予定と述べていたが、ディーン少将の言及は「これが白紙化される」という意味だ。

出典:Ronkainen
既に10トン以下のUGVには多くの選択肢が存在し、欧州ではUGV導入が進んでいるためRCVを中止すると米陸軍は地上無人車輌の戦力化で出遅れるかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army photo by Markus Rauchenberger
ストライカーも調達停止とは最早C130で輸送できるサイズでは有人戦闘車両は成立しないということになるのかな。
米軍もC2やA400Mサイズの輸送機が必要なのかも。
ストライカーって全シリーズ含めて2500両以上あるから調達停止したとして戦力として維持出来なくなる事になるのかと言えば疑問、時代にそぐわないから調達を止めるのが現時点の話で既存戦力を削減するって話にはなっていないと思う。
そしてC-17と言う大は小を兼ねる輸送機があり、それは今後出てくるであろう重量級車両でも1両は運べる。米国として新たに微妙な性能のC-2やA400Mを導入するなら、今動いている次世代輸送機計画に投資した方がマシじゃないかな。
こりゃ大事だな
防衛産業の関係者が恐慌状態になるのも頷ける
わいがのびると踏んで購入したアーチャアビエーション(eVTOL関連)の株がどうなるか見物だ
今回の戦争で機甲部隊の落日を見せつけられた段階で、ドローン対策は出来てないし、後日搭載出来るかも怪しい装甲車を何種類も開発調達する必要はないだろうし。
先ずはドローン対策どうするかに金かけた方が良いんではないかね。
ドローン対策できるできないじゃなくて、本当に必要なら四の五の言わずにやるもんですよ
ウクライナ戦争にしたって元々ドローン対策が考慮された装甲車両なんていなくて、それでもやりくりしてる
防護性能といった基本性能でアメリカが遅れをとりつつあるから新しい装甲車を必要としてる状況で、理想をこねくり回してプロジェクト潰してたら何もできないですよ
ほぼ全ての車両でドローン対策が出来てないのをどうにかやりくりした結果が、装甲車をほぼ使わないようなドローン歩兵戦だの、防護性能なんてあったもんじゃないバイク突撃なんでは?
ドローン対策が出来る事は理想でなく、もはや今後の装甲車には必須、出来なければバイクにすら劣ると見なされかねない。やりくりしていると言う言葉は便利だが、ならその成れの果てをみるべきだ。
新しい装甲車の開発が必要と言う意見には賛同するが、今回潰されたプロジェクトはイラク辺りの戦績に基づいて開発された物だろうし、今更急遽ドローン対策をやれなんて言って、上手く行くのか?
XM30とM1E3の開発が遅れる可能性は考えていないのかしら。
そして今後の米陸軍はハンヴィー・JLTVの代わりにMRAPで頑張るのかな?
米軍が何を考えているのか全然分からないよ。
開発遅延させない低減させる為のリソース集中でしょう。
MRAPは単一の車両を指す物ではなく10年を遙かに超える昔から、その性能を備える装甲車両達の総称だと思いますが?MRAPと言うワードを使う以上は古い物から将来出てくる物まで含まれ当然、その中に代替されるとおっしゃっているJLTVが含まれます。
現時点での話なら遙か昔に導入してあらゆる手段を使って処分した雑多なMRAP達を活用して、性能向上して兵站等をすっきりさせ機動性が高いJLTVを廃止すると言う今回の流れなら真っ先に廃止される話になります。それこそ米軍以上に何を考えているか分からない。
ハンヴィは装甲こそ貧弱ですがとことんローテクを採用して核が使用された世紀末の世界ですら使い続けられるような信頼性の高い車両で何十万両と作られ様々なプラットフォームになっています。JLTVはハンヴィ後継として何万と導入されている車両です、それらを代替するのが効率の悪い時代にそぐわない装備とか冗談にしか聞こえません。
個人的にM-ATVとMRAPを勘違いしているのかと思いますが、そもそも調達停止=運用停止では無い筈なんですけどね、普通に数のある車両が純減していくか修理や改良なり手直しされて必要な期間は維持はされていくと思います。
変な事を言うようですが。昔の?兵器を一部復活しては?。
30-06スプリングフィールド銃弾(7.62mm×63)。
これは歩兵の友として。アイアンサイトで射程が1,370m(M1919機関銃)あり、
後付サイトで有効射程割増が期待できる?し。M2より軽いし。UGVにも載せ易い?だろうし。
最近、277 FURY弾(6.8mm×51)を無理矢理?作っていますが、30-06が良いのでは?。
277 FURY弾は真鍮/アルミ/軟鋼ハイブリッドの変?な薬莢だし。コストが・・・。
106mmM40無反動砲。
105mmM68よりずっと軽いし、最大射程は7,700mあるし。
UGVに載せて機械装填化すれば、最前線での直射砲(曲射も出来る?)として十分では?。
スウェーデン製のHEAT弾でRHA700mm以上を貫通する弾もあります。
152mmM81ガンランチャー。M551シェリダンの主砲です。
米国の歩兵支援車両の最近の迷走ぶりを見ると、これで良いのでは。
HEは無いから、要開発で。燃焼薬莢で問題を起こしていましたが、
今の技術で解消可能では?。元々分離薬莢ですから、薬嚢化なら簡単では。
薬嚢化も、今の技術で袋でなくトイレットペーパー型で。
152mmの口径からはいろいろな物が撃てるでしょう。
シレイラは失敗ですが、例えば、TOWは同じ152mm口径ですし。
以上、素人の勝手な戯言ですが。軽くて威力が必要ならば。
意味不明
元記事でもコメントでも誰も火器の話などしていない
大丈夫なのかこれ。別に現状ロシア軍もウクライナ軍も既存車両の改修と使い回しで3年間立派に戦ってるんだが
自爆ドローン飛び交う最前線で殴り合う戦闘車両を見直すってのならまあ理解できるんだが、普通に後方地域で多目的に使うAMPVみたいなワークホースまで削ってしまって平気なのか。
あれは安く確実に堅実にそしてそこそこの拡張性をとM113の後継として作られた訳で、さすがにやりすぎな気が。
EWシステムや対ドローン装備の搭載ってなら分かるが、今のアメリカで「全車両に電子戦システムを初期から搭載する!」なんてやってら値段バカ上がりして数揃わんでしょ。
あ、M113は埋め戻すんだ。
実はAMPVに不満があるのかな。
もう何が正解か分からなくなってるのでしょうか…
とりあえず対ドローン用にスラットアーマーは充実させてほしいですね
いやー、さすがにここまで来るとアメリカが何を考えてるのかさっぱり分かりませんな。どういう装備体系にしたいのかがさっぱり見えない。単にトランプ大統領とその周辺の思い付きや、トランピストが喜びそうな(?)事をしているだけにしか受け取れないのですが。
M1E3も怪しいですが、特にXM30はAIアシストで移動と戦闘を2人だけで実施可能という無茶苦茶高い目標が掲げられているので、本当に実用化できるか怪しいのでは…
50t級ではそれこそ移動に支障をきたすでしょうし。
XM30は要らないと思う。
M2で充分だと思うが。
流石に陸軍閥の意向を無視したトランプ派の暴走ならもっと揉めるだろうし、バイデン政権下からずっと議論が続いた結果なんでは?
まぁ財政規律を重要視する共和党やトランプ派の意向はかなりあるとは思うが…
現状どうにもならん。
財政赤字が酷過ぎるからやむを得んな。
「陸上戦闘システムの開発責任者を務めるディーン少将が陸軍内部のメール」なる内輪で回されたメールが外部流失してしまっています。
その事案を邪推すると、意図的に流出させたメールの内容を外部の専門家に評価判断してもらって、外側から国防省主導で行われる改革に異を唱えてくださいという陸軍の中の人達の本音の声だったりして。
国防省側の指示に現場サイドが直接異を唱えたりすると、即退役させられそうな現状だけに。
意図あってメールを漏らすにしても、軍側なのかな?引用記事は「産業関係者が語るには」とあるし、いきなり発注キャンセルされる軍需側が反発してという方があり得るんでは?
このままだと攻撃ヘリも米軍は廃止するかもな
国防省「攻撃ヘリを維持したいのでしたら、ドイツのように輸送ヘリにATMを搭載させればいいんじゃないですか、UH-72をベースに平時は輸送ヘリとして運用できますよ」
のおうなアホな展開に期待します。
AH64Eが100機、AH64Dが600機あって、Dは順次アップデートする予定だったけど30年を迎えるような機体はアップデート無しってするかもね
攻撃ヘリより、JLTV等の運用に使うはずだったCH53Kのほうが調達削減の可能性高いかなって…
ウクライナ戦争・ガザ戦争の戦訓なんでしょうかね?ストライカー調達停止は、印象深いですね。
ハマスのヤシン105、手作り対戦車ロケットの能力を考えれば、非正規戦闘でさえも心許ない装甲だなと…
国家間戦争に対応するためなのであれば、亀戦車・亀戦車改造キットのようなものが必要になるかもしれないですし、どういう方向性を目指していくのか興味深く感じます。
トランプ嫌いではありますが、実戦でクソ役にも立た無い製品を高額で押し売りし、剰え戦争の“創出”を後押し一生贅沢暮らしする、吸血鬼にも劣る連中に冷や汗かかせているのが、お得意の小芝居で無く本当ならばトランプ二期目も満更…。
>>剰え戦争の“創出”を後押し一生贅沢暮らしする、吸血鬼にも劣る連中
あなたは70年代からタイムスリップしてきた方ですか?軍需産業で戦争を誘発し私腹をたらふく肥やす人間なんて、どんなに甘く見積っても冷戦終了と同時に絶滅しましたよ。
ボーイングをごらんなさい。軍需部門なんてどの企業にとっても不採算部門そのもので、国の要望さえ無ければ全員今すぐにでも捨て去りたいと思ってますよ。
なおマジで造船関係を捨ててしまった結果、今の米海軍は目も当てられない惨状になった模様。
いや戦争って兵器だけでできるわけでないので、軍需産業って言葉は必ずしも兵器メーカーを意味するものではないと思いますが
まずイラク・アフガンでハリバートンのような総合商社的な企業を大儲けさせてますよね
小さいところ(ハリバートン比)だと、ブラックウォーターのようなPMCが有名になった戦争でもあります
こういうところに戦費(結局何兆ドルだったかわかりませんが……控えめに見て3兆ドルは超えているはずです)のかなりの部分を渡しちゃったから、米軍は弱体化しているのです
サービス業>製造業という動きは米国内と米軍内で共通しているわけですね
ボーイングが軍用機で儲けられないのは、大きな目で見れば、上述の通り政府が予算を戦争に使ってしまい兵器の研究開発と製造を疎かにしたからです
ボーイングを庇い立てするつもりはありませんが、こういう背景があるから案件を取りたい一心で固定契約にして自爆したT-7Aみたいなことが起こりました
ところでアメリカはノーテイストさんが言うところの『戦争の“創出”』をウクライナでやったばかりですが、もう歴史は修正されてしまったのでしょうか
犠牲になった方々の不幸とは比較になりませんが、日本人の生活も大概に苦しくなったので勘弁してほしいです
>>こういうところに戦費(結局何兆ドルだったかわかりませんが……控えめに見て3兆ドルは超えているはずです)
9.11からの対テロ戦争と考えるとだいたい20年で8兆ドルくらいだったかな…21年にどっかの大学の研究グループがそんな発表をしてたはずです。
大国間戦争は起きないとタカをくくってアホみたいに金をドブに捨てた結果、真に必要となったウクライナ戦争でたかだか数千億ドルの財政負担すら辛い辛いと嘆くような体力になってしまったので、もう涙が止まりません。
>>ところでアメリカはノーテイストさんが言うところの『戦争の“創出”』をウクライナでやったばかりですが、もう歴史は修正されてしまったのでしょうか
さすがに陰謀論に毒されすぎです。修正しているのはどっちですか。どう考えてもプーチンの不当な侵略戦争でしょう。この考えがまかり通るなら、太平洋戦争ですら「日本を支配下に起きたいアメリカが意図的に日本を挑発して真珠湾攻撃を誘発させた。日本は全く悪くない自衛戦争である」という理屈すらまかり通ってしまう。
UGVの研究開発は日本でも鋭意推進中なわけで、RCVの白紙化は予想外でしたね。
理由がコストなのか技術的成熟度なのか他に何か問題があるのか知りたいところです。
いらない子となったM10はダウングレード処理をした上でウクライナ軍に押し付けたりして。
そうしたら泥濘でも良く走れると高評価となってアメリカ軍が再評価して迷走するとかなんとか
RCVまで白紙化とか陸海空殆どで軍縮ですなあ
プロジェクトの中止や、削減多すぎない?
すでに息してない製造業を、本格的に埋葬するつもりなのか?
これで米陸軍は1930年代以来先進国の中で相対的に最も最弱な軍隊になることは確実ですね。
仮にこのまま中国と戦争になったとしても、第二次世界大戦のように軍備化する時間的猶予はありませんから、米国は必然的に敗戦国となるでしょう。
タイフーンは要らない英政府vs需要がないと製造能力を維持できないBEAの争いも
そうだけど、明らかに要らない物を経済の為に作り続けないといけないのは、政府と軍と企業の関係が硬直ないし、行き詰まった結果と言うかなんというか…
アメリカは現時点で工兵部門が強くないんだから、使えない奴は改造して工兵用の装備にしてしまえば良いのに
M10 Bookerの生産されてしまった分の行き先はウクライナなのかもしれませんね。
米国にとっては最早不要ですし、色々あったけど最新兵器を提供することで米国はウクライナを見しててないというアピールにもなります。
まぁ無償供与じゃなくて有償での販売で例えばATACMS弾薬との抱合せで強くの値段で売りつけるとか考えられそうです。
M10 Bookerを1両買えばATACMSを5発つけるよ、とか。
単なる停滞期かな