BoeingはAUSAで「AH-64やCH-47などの有人ヘリコプターと協調可能なティルトローター無人機を開発中だ」と発表したが、米陸軍も「空軍や海軍が導入を進めているCCAのような能力取得を検討している」「早ければ数年以内に陸軍バージョンのCCAを導入できるかもしれない」と述べた。
参考:Army looking to field CCA-like capability potentially in ‘next couple of years’
参考:U.S. Army’s Vision For Loyal Wingman Drones To Fly With Its Helicopters Is Taking Shape
米陸軍は航空戦力の質量を確保し、AH-64などの有人プラットフォームの生存性を向上させるため回転翼機バージョンのCCA導入に動き出したのだろう
Boeingは13日に開幕したAUSAで「AH-64やCH-47などの有人ヘリコプターと協調可能なティルトローター無人機を開発中だ」「CxRと名付けられた無人機はAH-64の攻撃任務に追加のペイロードを提供し、ClRと名付けられた派生機はCH-47の輸送任務に追加のペイロードを提供する」「このティルトローター無人機の推定サイズは5,000ポンドから7,000ポンドで、1,000ポンドから2,000ポンドのペイロードを運搬できる可能性がある」「CxRとClRは最も成熟した既存技術のみで構成される」「来年には暫定的な検証機による飛行が予定されている」と明かした。
Meet our Collaborative Transformational Rotorcraft — also known as CxR.
CxR is a modular, unmanned, autonomous tiltrotor concept that can act as a loyal wingman and serve a vast range of current and future military missions.
See how: https://t.co/Oa9RTdZdus #AUSA2025
Shown 📹:… pic.twitter.com/5f1Io2S890
— Boeing Defense (@BoeingDefense) October 14, 2025
要するに有人戦闘機に随伴して飛行可能な無人機戦闘機のヘリコプターバージョン、つまり有人ヘリコプターの能力追加や拡張を提供するティルトローター無人機を開発し、AH-64に追加の弾薬庫を提供したり、リスクの高い空域に先行して侵入したり、CH-47の輸送任務に追加の運搬能力を提供したり、リスクの高い地域への輸送任務を代替したりする存在という意味で、米陸軍のベイカー准将やフィリップス准将も「空軍や海軍が導入を進めているCCAのような能力取得を検討している」「早ければ数年以内に陸軍バージョンのCCAを導入できるかもしれない」と言及。
“我々は他軍がCCAを検討している様子を注視している。陸軍にとって空中発射効果(一般的に飛行中のプラットフォームから投射され、情報収集や標的への攻撃に使用される小型ドローンを指すことが多い)は質量の議論に帰着する。指揮官に空中発射効果を実感させるための質量をどう提供するかが問題だ。ウィングマンやCCAといったコンセプトは戦力を増強すると同時に空中展開するパイロットの数を削減できる。そのため我々はインド太平洋軍と協力し、戦力の質量と真の生存性を実現するのに必要な能力を検討している”

出典:Boeing、AH-64E V6.5バージョンで実装されるコックピットイメージ
米陸軍は戦力の質量と生存性に関する能力について防衛業界側と協力を始めており、フィリップス准将はどの企業と協力しているかは明かさなかったものの「非常に強力な積極的な反応があった」「その能力はAUSAで目にしたものとは少し違うかもしれないし、AUSAで目にしたものとの組み合わせになるかもしれないが、この分野について検討を始められること自体に興奮している」「2026会計年度の第2四半期までにCCAに類似した能力のテストを行う予定だ」「我々が最も注視しているのは望む能力の実現に関して現在の技術水準がどの程度なのかという点だ」と述べた。
米陸軍は有人航空部門を削減して無人航空部門を強化する方針で、陸軍航空教育研究センターのギル少将も「よくよく考えてみると空中発射効果とCCAは同じだ」と、第160特殊作戦航空連隊のスミス大佐も「有人・無人チーミングこそ未来だ」「我々は空中発射効果や忠実な僚機について議論してきた」と述べており、米陸軍は航空戦力の質量を確保し、AH-64などの有人プラットフォームの生存性を向上させるため回転翼機バージョンのCCA導入に動き出したのだろう。
関連記事:AH-64に追加の弾薬庫を提供する無人機、UH-60の無人バージョンが登場
※アイキャッチ画像の出典:Boeing





















日本の戦闘ヘリ部隊廃止は、色々やらかしてるかもしれない。
陸自の調達行政の失敗を無人機化でごまかすってマジックも少なからずあると思います。
ただ最近の攻撃へリは高額すぎるのもあるかなと。AH-64の最新バージョンは1機で100億近いそうですから費用対効果も疑問です。兵装や無人機を遠隔操作するなら他のプラットフォームでもいいのかなと思います。
C-2あたりを母機にして無人機を投下して上空からとか通信回覧で遠隔とかしてもいいわけですしね。
例えば敵部隊が今まさに上陸しようとしている時、沿岸部の森林地帯を活用して身を隠している攻撃ヘリが揚陸部隊を攻撃するという戦い方があるわけですからねー
上記の戦い方では攻撃ヘリ側の一方的な攻撃となり敵揚陸部隊は為す術なく叩かれる事になります
TB2のようなMALEドローンでも出来るじゃんと言われると、もちろん出来るんですがペイロードが攻撃ヘリとは全く違うので物量が必要になるんですよね
その上陸部隊は援護の艦艇どころかMANPADSの1つも持っとらんのか、とか上陸地点が分かってて手近な森林に攻撃ヘリを潜ませて置く時間の余裕があるならその前にもっと有効な手を打てるのでは、とか思わなくもないですが、
仮にやるとしてそれは多用途ヘリでは絶対に無理で攻撃ヘリでなきゃできない運用なんですかね?
上陸部隊がエアカバー無しで来る事が無いのは分かりますが、MANPADSで戦闘ヘリとやりあうのはしんどいと思いますよ。
スティンガーで、せいぜい4kmの射程ですから。
戦闘ヘリは、その遥かに遠くから対地攻撃出来ます。
ウクライナへの提供でミーム化されて、最近は過剰評価になっている気がします。
「〜どころかMANPADSの1つも〜」に対して「MANPADSではしんどい」ってどういう返しですか。
まあ「上陸部隊がエアカバー無しで来る事が無いのは分か」ってるならそれでいいです。
いやー今日び丸腰で上陸してくる軍隊なんて先進国では考えにくいでしょ。
最低限MANPADSは持ってるものと思うと一方的というのは些か舐めすぎかと。
もっと強力なエアカバーを持ってくるでしょうね。
せいぜい射程4kmのMANPADSでは、戦闘ヘリには太刀打ちできません。
上陸作戦では、隠れて待ち伏せも出来ませんから。
流石に航空支援受けずに揚陸するとは思えないので攻撃ヘリ出てきた途端に固定翼機に刈られそう
着上陸侵攻受けてる時点で空自と海自は壊滅してるのでは…
ウクライナですら後方の攻撃ヘリをATACMSでまとめて破壊してるのに日本に上陸してくる相手ができないとは思えないんよね
むしろ、基地の決まっている固定翼機の方が危険かもしれません。
攻撃ヘリは数回程度の出撃なら臨時の運用拠点でいいけど何度も反復攻撃をするなら消耗資材の多さと重整備の必要性から結局は基地が必要
数回程度の奇襲攻撃のために保有するのはコスパが悪く、攻撃回数を増やすと高価値目標として容易に破壊されるというジレンマを抱えている
揚陸艦の後ろには間違いなくイージス級のDDGが居るんですよ。下手すると二桁。
イージス級の駆逐艦の長距離レーダーで低空を飛ぶヘリコプターの探知なんぞできませんよ
そりゃヘリが高高度を飛んでたら探知はできるが、待ち伏せ戦法を取るヘリコプターは地形や地表にある構造物や自然物を活かしつつ飛行高度を下げて生存性を高めます
ウクライナでも散々やってるでしょうに
そうしたら二桁のDDGが後ろでレーダー動かしてても何の意味もないすよ
低空高空関係なくDDGの長距離レーダーでヘリが探知される世界線なら哨戒ヘリなんて無駄もいいとこですね
メッチャ高価な有人ヘリ経由で無人機を遠隔操作しなくても、地上据え置きや車載化した制御装置とかから遠隔操作するでも別にええやん?と私は思ってしまうし、実際自衛隊もOHやAHを全廃して無人機で代替していくと決めたのだから似たように考えているのでは。
まあアパッチのやらかしをゴニョゴニョしたい気持ちも少なからずあるのでしょうが。
あと念のため自己弁護しておくと、本邦(とドイツ)は廃止を決めたけど攻撃ヘリ自体は使い道はあって世の中から無くなることは考えにくいと私は思っているので、決して攻撃ヘリ不要論者ではありません。
日本も生粋の攻撃ヘリの保有をやめるだけで「多用途ヘリの攻撃ヘリ的運用」は必要に応じて行う想定です。
無人ヘリを後方から管制するならなおさら攻撃ヘリの様な装甲/武装は必ずしも必要ではないでしょうし。
あと地上からの無人ヘリの運用は見通し距離の問題がありますね。
中継機や衛星を介する通信ラグは交戦距離の比較的短い攻撃ヘリ(的装備)にとっては無視できないデメリットになりそうです。
そもそも、攻撃ヘリを管制機にするという話じゃなくて、戦場にウジャウジャ放つドローンと交信、連係する能力が無いとこれからの戦争に使えないというだけ。
でもそれって管制能力なので、管制機や中継器として使えるよとも紹介される。
やらかしていると言うなら何がを具体的に書くべきでは?もちろん日本の国情や想定する敵と運用する戦場を踏まえた上で攻撃ヘリを廃止するとこんな作戦が不可能になる不都合があるとかあるでしょう。
戦車を撃破するほどの攻撃力があり高性能なセンサー、全周12.7mm機関銃に耐える装甲持ちをホバリングをするプラットフォームが今の日本でどれだけの活躍が出来るのかだけの簡単な話。
離島防衛に使うにしても単独なら航続距離の問題、ヘリ甲板を持つ艦船を活用するにしても現地に展開して運用する練度向上の演習なんてしているのか。流れ的に日本の国防で攻撃ヘリを使用するようなシーンは沿岸防衛計画SHIELDの延長みたいな物になると思う。
今さら対ドローンで戦闘ヘリの対空能力見直しが出てくるとは思いませんでした。
見直されているのはそれだけではなく、垂直離着陸出来るドローンコントロール母機としての能力でしょうね。
直接の攻撃はドローンになるでしょう。
日本は、攻撃ヘリ戦力のUAV化を本気で進めるなら、これらのCCAにいっちょ噛みしまくるぐらいして欲しいなぁ
ベルやロッキードとか構想色々出してるのに
似たような物を、日本企業に考えさせるとかさ
攻撃ヘリを全て廃止するのは間違っているが、遠距離攻撃主体、空中発射主体、対歩兵戦はドローンに一任していくのが今後の流れなら、今の重装甲の有人攻撃ヘリが居るのかは別問題では?装甲分を積載量や機動性や量産性や無人化に回してもいい気もするが
自衛隊は攻撃ヘリを「多用途ヘリコプターに最低限の武装を施して代替」すると言ってますのでまさしく仰る通りの方針かと。
正直日本の攻撃ヘリ廃止は間違いじゃ無いのか?って最近不安視する様になって来た。
飛行区域は予め地上部隊による制圧が必要、そして価格は戦闘機並みという微妙な兵器。地上部隊に守ってもらう飛行機なんて悪い冗談だ。
あれは役に立たないから廃止、でなく、アパッチの調達に大失敗して取り返しつかなくなったから無くすしか無かったが理由なので、ヘリが役に立とうが立つまいが判断は変わらんかったと思うぞ
大型無人機界隈はアメリカの独壇場だし、ヘリ部門でも決して日本の立場は強くないから、どこまで食い込めるか。完成品購入、ライセンス生産だけで収まらせたくないが。
対地支援攻撃は絶対に必要だが予算は限られる中で、今後対地支援の主軸を担う中小ドローンの導入を最優先して、そのサポート的な役割しか果たせない攻撃ヘリの予算を浮かせるのは道理が通るだろう。米軍が装甲車の予算を犠牲にしてドローン導入するのと同じだし。
ただドローン導入の目処が立つ頃に、また攻撃ヘリ的な物が必要になるとは思うが。
ヘリを運用する前提であればヘリ型CCAの整備は当然出てくる話だと思います
ただしそれをもって戦闘ヘリ廃止が間違いと判断することも難しいかと
戦闘ヘリの作戦能力を拡大することと、戦闘ヘリ型の装備体系を運用することがコストに見合うかは別問題ですし
結局攻撃ヘリを再評価しているように見えるロシアやアメリカは疾うの昔に無人機戦力が整備された上で、無人機を補う形で攻撃ヘリも再評価しているだけなのに、
無人機戦力の整備もまだ不十分な日本でどこまで必要になるの?とは思う。
対戦車ヘリの役割は「攻勢における装甲車両狩り」から「空飛ぶ多連装ロケット砲」に変わりつつあるような。現代において鈍足なヘリコプターを接近戦やSAM制圧が不十分な区域で運用するのは自殺行為だが、車両より早く地形にも影響されないので素早く大火力を提供できる。またシャヘド等の長射程徘徊兵器を迎撃するのに有効かもしれません。
元々は日本にしても北海道で山地の向こう側に分散させた飛行場からソ連の機甲部隊を叩く目的のはずで、中東みたいに航空優勢を確立した上での攻勢とはまた違う。いずれにせよそういう戦闘が起こりにくいなら優先度は変わってくるはずで、島嶼部でヘリは有用な気もするが使えない気もする。まあヘリ自体は必要だけど調達うまくいかないAHにこだわる必要性も……となるのは自然でないか。
徘徊無人機および、日本に対してはそこに無人挺や特殊部隊なども組み合わせて行われる攻撃に対応する上でも有用っぽいのは確かに気になるところですが。
イスラエルもシャヘド狩りにアパッチ使ってましたからね
何だかこの話、ウクライナ戦で戦車が大きく株を下げたけど、結局両軍戦車が必要って話に似ている気がしますね。
ジャベリンがあれば戦車は無力、MANPADSがあれば戦闘ヘリは無力。
そんなに都合よくはいかないと思いますよ。
大事なのは代替出来る装備があるかどうかなのでは
陸戦型ドローンは未だ戦車の代用品はないですが攻撃ヘリはそれこそドローンが代用なり得ますから
継戦時間にしてもそれこそ数を比較的安く早く揃えられるのがドローンの売りで、何ならパイロットの損失はなく、撃墜されても寧ろ武装が軽い分損失による戦力低下は攻撃ヘリより低いですし
無論電子戦対策は必要ですが……
100%無用は極論として昔と同じ価値があると言えないのは誰もが認める所でしょう。
戦車は今でも必要かもしれないがケージつけて突撃するか後方から間接射撃してる
だけの現状、それって設計した当時のコンセプトと全然違いますやんという話で。
ヘリのロケットのトス射撃なんて絶対当たってないだろ、と私なんかは思ってますが…
とりあえず今まで通り戦車も戦闘ヘリも重要なんだ!っていう考え方も不要論と
同じくらい怪しいと思います。
なんかMANPADSに過剰反応してません?
私含め「敵も少なくともMANPADS(おそらくはそれ以上)を備えており『攻撃ヘリ側の一方的な攻撃となり敵揚陸部隊は為す術なく叩かれる』なんてことにはならんでしょ」と言ってるだけで、
「MANPADSさえあれば攻撃ヘリなんて無力」なんて言ってる人はどこにもいないと思いますよ?
子供のころ、大戦略で、エリート兵とか戦闘工兵10人対F-15とかで2機墜としたりして、実際にそれくらいできるんだと思っていたが、長じて実際のMANPADSの微妙な性能を知って残念な気持ちになった。
それでも、スティンガーで民間機の離発着時を狙えばかなりのテロになるので、アフガンで全回収できなかったときはCIAが相当焦ったという話でしたね。