米国のデル・トロ海軍長官は艦艇の建造・修理に「海外造船所を活用すべきだ」と訴えているが、米造船業協会のマシュー・パクストン会長は「韓国や日本に外注して米国人労働者を解雇することは間違い」と述べ、予想通り米造船業界は海軍の構想に異を唱えてきた。
参考:Outsourcing the US shipyard industrial base will outsource American sovereignty
この手の話は「合理性」よりも「雇用」が優先されるため産業界としては当然の反応
国防総省は昨年10月に発表した年次報告書の中で「中国海軍の艦隊サイズは370隻以上(2022年の年次報告書から30隻も増加)で2025年までに395隻、2030年までに435隻に増加する」と指摘、一方の米海軍の艦隊サイズは293隻から287隻に減少し、今年3月に発表した今後30年間の造船計画で「2030年半ばまでに有人艦艇330隻体制、2045年までに510隻体制(有人艦艇377隻+大型無人艦艇134隻)を達成する」と言及したものの、中国に劣る造船能力で計画が達成できるのかどうかは不明だ。
デル・トロ海軍長官は同盟国の造船能力活用を訴えており、昨年9月「日韓を含む親密な同盟国の造船企業と提携する機が熟しており、世界で最も先進的な造船企業を誘致して米造船産業の近代化や拡充を測るべきだ」と主張、今年3月に日韓を訪問して佐世保重工業、三菱重工業、Japan Marine United、現代重工業、Hanwha Oceanと会談。
Sea Air Space 2024でのスピーチでも「我々は世界で最も高性能な軍艦を世界水準から数十年も遅れた造船所で建造している」「日本や韓国の造船所はイージス艦を含む高品質な艦艇を我々の数分の一のコストで建造している」と、Stimson Centerのイベントでも「航空機産業はインドでエンジンを製造して米国に持ち込んでいる。だから我々にも追求できるチャンスが残っており、そのようなチャンスに対して私はオープンでなければならない」と述べたものの、Breaking Defenseは「このアイデア(艦艇モジュールの海外製造)は確実に国内産業界からの抵抗に合うだろう」と指摘。
米造船業協会のマシュー・パクストン会長もBreaking Defenseに寄稿した中で「国内産業界にはニーズを満たすだけの能力があるにも関わらず、海軍は戦闘艦艇や支援艦艇の建造に加えて艦艇の整備能力まで海外に目を向け始めている。こうした海軍首脳の取り組みは維持したいという国内労働力そのものを解雇に追いやっている。この様な短絡的な取り組みは市場の不確実性と不安定性を生み出し、産業基盤への追加投資を難しくさせ、我々が行った多額の設備投資を台無しにするだけだ」と述べていたが、新たな寄稿の中で「艦艇建造や整備のアウトソーシングは主権のアウトソーシングに繋がる」と述べて海軍長官の計画に異を唱えた。
“世界は強力な米海軍を、米海軍もより大きな艦隊を必要としているが、現在の艦隊サイズは議会が義務付けた355隻という要件に達していない。潜在的な競合国は米海軍の優位性に終止符を打つため猛烈に攻勢を仕掛けている。370隻の艦艇を擁する中国は世界最大の海軍力を手に入れた状態で、このまま行けば米海軍と中国海軍の差は広がる一方だが良いニュースもある。米国の造船所は将来の艦隊を建造する準備が出来ている。この能力が活用されていないだけで、これを最適化すれば同盟国向け原潜を含む艦艇建造で野心的な目標を達成できるだろう”
“我々は米海軍を増強する必要があるものの正しい方法で行われなければならない。海軍上層部は海外の造船所と艦艇を共同建造し、艦艇を修理するため海外の造船所活用を拡大するという物議を醸す構想を打ち出した。これは米海軍にとっても米産業基盤にとっても悲劇的な間違いだ。何故なら国内の労働者と造船所を活用した方が優れているからで、韓国や日本に外注して労働者を解雇することは間違いだ。政府は民間企業が自己投資するように造船業基盤への長期的投資に重点を置かなければならない”
“造船をアウトソーシングすれば「簡単に問題を解決できる」と主張は魅力的に見えるかもしれないが本当の解決策ではない。アウトソーシングの道を選択した同盟国の中には造船基盤の再構築に取り組んでいる国もあるが、彼らは技術的な専門知識、インフラ、技術者を失ってしまった。この結果が何を引き起こすか判明しているのに何故同じ道を歩まなければならないのか”
“米海軍長官は「自国の造船能力を拡張するためあらゆる機会を模索する必要がある」と正しいことを言っている。彼は複数年契約や調達資金の先払いなど実現可能で有望なアイデアを幾つか挙げている。これらは良いアイデアだが我々の税金と雇用機会を他国の産業基盤強化のために投資するのではなく国内に投資すべきだ”
“トランプ前大統領もバイデン大統領も米企業からの調達を増やしたいと述べており、両大統領は就任後「Buy American」に関する大統領令を出した。この原則を海軍の艦艇調達にも適用して「2025年以降も海軍の全艦艇は国内で建造して修理する」と約束すべきだ。これは安全保障政策としても経済政策としても優れている。海軍の指導者は我々の安全保障をアウトソーシングするのではなく国内で未来の艦隊を育てるべきだ”
この手の話は「合理性」よりも「雇用」が優先されるため産業界としては「当然の反応」と言え、だからこそデル・トロ海軍長官はHanwha Oceanによるフィリー造船所買収=米造船産業への投資を手放しで喜んでいるのだろう。
因みに陸軍も空軍も調達プログラムへの海外企業参加を認めているが、調達が決まった装備やシステムは米国内で米国人労働者によって生産されている。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Navy Photo by Hendrick L. Dickson/Released
何でもかんでも中国に工場作ってそっち生産させているどっかの衰退国には耳の痛い話ですね
どっかの衰退島国は、技術にしても品質にしても、中国には一生埋められない程度の差をつけられていますので、まあ仕方ないかと。衰退国が見苦しくジタバタする様は、哀れなものです。
で、ものづくりが得意なグローバルサウスつてどこ?
またまた高度なギャグですが、切り口が同じなので面白くないですね。
甘くも美味しくもない金太郎飴みたいです。
懲りないね。あんたも。なんかプライベートで嫌なことあった?
本邦は中国に対して一部では技術力の優位性はあるものの工業全体の総合力としては優位に差を付けられている事現状は認識しないといけないとは思います
個人的には現在の中国の科学技術と生産力を未だに小馬鹿にして悦に浸っている残念な人は今回の宇露戦争での戦況認識を正しく把握出来ていない人と結構被っていそうだなぁと思う次第です
それとは別に衰退論で自傷することで自分を慰めているのは当人は良いかもしれないですけど、反感を持たれるのは当然じゃないですか?
そもそも人口が10倍近くも差があるのに工業力で日本に抜かれていたことが異常だと感じないんでしょうか。
私は嫌ですよ。あんな退廃的な国に取り込まれるの。
前述のコメントをしておいて何なのですが私も中国に取り込まれるのは真っ平御免です
ですが仮想敵国を小馬鹿にして現状を正しく把握出来ない若しくはしようとしない事は西側陣営に所属する人間として百害あって一理無しと思う次第です
確かに正しい現状認識は不可欠ですね。
私は10年程の短期間自衛官として勤務していましたが、退官する2〜3年前位から感じて居たのが、危機感や現状認識がどうだとか言ってる連中は能書きが達者なだけじゃねぇか、自分はわかってるけど行動を起こす気は無い、そんな連中より能天気に楽しく暮らしてる人達の方が余程ましだと感じていました。
自衛官としての資質に欠けるのかも知れませんが、本やネットで軍事の全てを知った気でいる人々を嫌悪すらしていました。
本当に危機感や現状認識を持っていて、他の人を百害あって一利なしと断じるならば然るべき行動に出で頂けませんか?
私は個人的な都合で退官しましたが、現在も自衛隊との関わりを持っており、国防の面で己が資する事が出来ればと行動しています。
個人サイトで高尚な意見を披瀝しても何も変わりはしません。
日本を憂いているのならば、「俺は判ってる、法で決まった義務以外何もしない。」は悲しすぎます。
>10年程の短期間自衛官として勤務
ネットの匿名性かつ、個人サイトだからこそ尋ねてみたいのですが、自衛隊の将官級の方々の“人材の質”、“日本の国防を預けるに足る人間か”は実際どうです?
テレビに出てくる【退官した元自衛隊幹部】が、現状認識以前の老害としか感じられなかったため、現場レベルの方々はどう思っているのか、聞いてみたく。
どうにもあれらの印象が悪すぎて、災害救助などで実際に頑張っておられる方々の足を引っ張っているのではと思っています(有体に言えば、官僚化した無能上級職がいるのではと)。
長らくお疲れ様でした。
おっしゃる通りと一々同意しながら読みました。
他者を平和ボケやら様々な言葉で罵って空気を悪くする方々の、実際の行動の貧弱さには呆れることが多いです。
愛国や愛自衛隊の意思表明よりも自分自身が何をするかが大事だと思います。
私はたまに災害ボランティアに行く位ですが、別に愛国や愛自衛隊でもなく、軍事に興味もない人でも、やってる事が結果的に国益や国防に資している人は珍しくないです。
反感に関しては分かるところもあるのですが、鬼畜米英からの180°転身とかを考えても、損得で考えて、こっちのほうが得と考えれば、案外コロっと行ってしまうのが日本人のような気もします。原爆を落とされての屈辱があったとしてもそうです。そういうのは個人的には嫌ですが、現実の世界を見ると、強いものにはやたらと媚びるのは、長年ほとんどが百姓として生きて奴隷のような生き方をしてきた日本人からすれば仕方のないものなのかなぁとも。
勇ましい事を言っている人の特徴を考えても、アメリカが守ってくれる(領主様が守ってくれる)という背景が無ければ、それも無いと思えます。アメリカを背後に立たせた気分になって勇ましい事を言っているだけなんですよね。中国が相対的に強くなり、アメリカが守ってくれない現実を突きつけられれば、案外あっさり中国に鞍替えというのも無い話でもないような気がします。
あまりにも卑屈かもしれませんが、今回の戦争で起こった現象で、それをより強く感じました。
一応聞きたいのですがアメリカから中国に鞍替えした場合どのような得があるのですか?
身の安全とか色々とあるでしょうね。最大の貿易相手であるとか。米国との関係も、似たようなもので、安全保障ぐらいのものと言えなくもないと思います。鞍替えしても、貿易と安全保障という意味では大差はないからこそ、力関係なのではないかと思います。一応形式的でも、独立国という立ち位置にあるならば、制度的に一致させる必要も無いのと、日本は実績として、世界で最も成功した社会主義国だった(そう言われていた)という面もあります。
勇ましい面々も、そうなった世界で中国に利することのない国民には売国奴とと罵り、対立国には勇ましい態度を取るでしょう。彼らは気分的にはいつも得をしていますね。
個人としての得は、何とも言えませんが、それを選ぶ権利も事実上個人にはありません。願わくば貧国強兵の北朝鮮のようにはなってほしくないものです。
実に面白い予測ですね。
私も実は同じような推論を立てています
鬼畜米英が一夜にしてギブミーチョコレート、アメリカ万歳に変わったように、日本人は中国に対してもある瞬間、一変するのではないかと。
実は日本のインテリ層には、既にその兆しが見えています。
それが戦争や、経済的な破局の後に来るものか、ジワジワと変わっていくものかはわかりませんが、かなり確度の高い予想と言えますね。
自分自身は、個人主義者ですが、日本人という集団を見たとき、その現実を受け入れざるをえないというところもあります。
ともあれ、私という個人が幸せに生きられるのであれば、それが望みということになります。
死んでしまっては、何もなかったのと同じですね。ウクライナの兵士のように。
それで正しいと想いますよ。
国家というものは、手段であって目的ではありません。
国家を守るためにふんだらら、というのは、およそ手段と目的が逆転した論理錯誤の妄動でしかない。
ウクライナの惨状を見たとき、その確信はさらに強まるところですね。
>国家というものは、手段であって目的ではありません。
大丈夫か?
習近平体制批判を容認する言動は、公安にしょっ引かれるぞ?
先の大戦とはかなり状況が異なると思います
戦後日本に対しアメリカが見せた文化風俗と物質文明は大変魅力的なものであり、日本もかくありたいと強く思わせ下に付くことを良しとさせるに充分すぎるものでした
ですが中国が日本にそれを見せることが可能でしょうか?
日本も中国のようになりたいと思わせることができるでしょうか?
到底無理だと思います
自由を知ってしまっている日本人が中国への隷属を喜びとすることはないでしょう
でグローバルサウスでモノ作りが本場の国家は何処なの
能書きと説教とお気持ちは要らないのでソースだけちょうだい
米国には民主主義やら人権やらを広めると言う大義名分もあったからね
本音はともかく、実態として最低限のまともな事をやらざるを得なかった
中国?ウイグルを見ればわかる
権威主義下だと、大義名分すら不要
彼らにとっては他人を貶すことが競争であって、自らを高める事はしないのよ
だから自分のメリットを訴えることもできないし、考えもつかない
そもそも権威主義下だと、支配者側にしかメリットがないのでね
日本は3Dプリンターとかの軍事転用は順調に進んでるのでしょうかねー。
安く速く精密に、が求められてる時代に日本自慢の「職人技」とかはあまりにも非効率だと思うのですが。
ただその場合、雇用の維持が問題だからねぇ
中国とかはその辺やり過ぎて雇用の問題が出てきてるけど
党の強力な指導があるから大丈夫と言い張ってる
まあ今の中国はかなりの不景気になってるので人件費的に、
人を雇用せずに済む3Dプリンターの方が都合がいいのかもしれない
ますます不景気になるけど仕方ない
下町ロケットとかでやってるように、町工場が技術力を持ってるのはいいけど、大量生産には全く向かないからね
精密な作成が可能な3Dプリンターは割と職人技で作られてたりする
安くはともかく、3Dプリンタが大量に早く精密な製造に役に立つと思ってる?
あれは基本的に少量多品種向けの技術よ
安く速く精密に、だと3Dプリンタより複合加工機とかの領分で、この分野だとまだまだ日独の優位は揺るがない、というか中国は国が変に口出してすっ転んでて追い上げてくる気配がないどころか後退してる印象すらある(個人の感想です)。
あと「職人芸」のイメージも多分相当間違ってる。
公開されてる物だとトヨタイムスの「日本のクルマづくりを支える職人たち」辺りを見てみることをオススメする。
日本のものづくりの質を根底から支えてるのが彼らの「職人芸」であることは否定しないがそれらは決して非効率でも時代遅れでもないよ。
話がズレてるな
日中の物作りへの姿勢なんて今は関係ない
現実として艦艇、航空機、ミサイル何をとっても質で補えないほど量の差を付けられてるのが問題
もっと軍需関係は国営企業化した方がいいと思う
いやこれ「日本は今どうなんだろ、職人芸とか非効率に思える」という「枝」へのレスなんで。
てか貴方も(別の「な」さんだったら失礼)同じ枝内で下町ロケットが云々、と日本の物作りへの姿勢の話してるでしょう?
で、私は「職人芸」という言葉から生産業に関わってない方の抱くであろうそうしたイメージが多分現実と乖離してるよ、と言ってるんです。
狭義の複合加工機はターニングセンタのことだけどマシニングセンタのメーカーでは
北京精雕みたいな日本の専門誌に寄稿してる専門家が驚愕するようなメーカーがついに出てきてる(ちょっと前に日本のネットでも少しだけ話題になった合わせるとつなぎ目が見えなくなる技術デモやってたメーカー
この画像のコテハン君は日本貶しに余念がないようだが、事実として品質は日本製の代名詞と言うくらい品質では日本が勝っているよ。工業力で負けているのはともかく。
中国企業が安い製品を次々に組み立てて成功した原因の一つに、中国へ進出した日本の機械部品工場の存在があるのよ
安くて質の良い部品を大量に仕入れることが出来たので、組み立てるだけの企業が大成功した。
ところが今や日本の自動車メーカーなどの撤退や規模縮小が相次ぎ、デカップリングへ着々と準備が進んでいる
これに合わせて、中小の機械部品工場も撤退が進み始めた
大手メーカーだけでなく、部品メーカーの撤退は確実に中国の能力を削るよ
電子部品と異なり、機械部品のすり合わせ技術はまさに技術の結晶なんでね
現時点の各企業の撤退計画がそのまま実行されれば来年には数字として現れると思う
この野郎、ずっと逃げてるな
ヘタレめ
一部の技術はともかく、品質に関しては日本が圧倒的に高いんだが?
技術も日本の方が高い分野が多い。
日本製は最高品質の代名詞、これが世界中で常識。
異様な日本叩きがなんで気持ちいいのか解説すると「終わってるのは自分じゃなくて周りも」という安心感、「自分が終わってるのは国自体が終わってるから」という言い訳、自分を見捨ててきた国が衰退して行くのを見て復讐心が満たされる、国を批判すると賢くなった気になれる、自分と同じ反日民たちと日本叩き思想を共有する一体感、これが気持ちいい。愛国中毒は「日本は素晴らしい国だから自分もまともで価値がある立派な人間」という妄想を共有して気持ちよくなってるけど 衰退中毒はそれをそのまんま逆にして「私がまともじゃないのは日本がまともじゃないから」さらにひねくれた人間だと「日本はまともじゃないけどそれを指摘する私はまともで価値がある」などの妄想を共有し て気持ちよくなってる。
アメリカのことか。
最初英国の話かと思いましたよ
記事内の話は英国に該当する話が沢山ありましたし、
まさか記事内にない話を突然持ち出すとは思いませんでしたので
幸い、日本は国内回帰の流れが続いているので大丈夫でしょう
そもそも始まりは民主党時代の超円安が根本原因だったわけですしね
日本にとっては仕事が増えればプラスでしょう。しかし、アメリカにとってはマイナスですよ。
アメリカは雇用問題もあるけど、様々な有事を考えると、そもそも防衛産業の外注はできるだけ少ない方がいい。例えば、今もロシアを見ても。
なぜかバイデン政権は、アメリカを弱くすることをよくやっていると思う。
海軍は海外展開するうえで欠かせないのに、アメリカの造船関連は限界が来てる。
バックオーダー抱えてまともな整備ができない状況でアジアや中東で大規模な有事が発生したら?
目の前のことにすら対処できなくなる。
そうなったらアメリカの地位転落の始まりですよ。
板挟みだな。
アメリカはit大国なのに造船技術のデジタル化では、日本韓国に遅れているとの記事がありました。
ここが難しい点で、衰退業界に金を入れたところで、なかなか変わらない。保護主義ではなかなかレベルが上がらないのが、悲しい事実。人間を変えないといけないけど、代わりの人材がいるのだろうか。安全保障だから中国、インド人排除だし。
海外企業に買収されて、技術を注入してもらうのが現実的。
個人的には軍艦の大型化が激し過ぎるのも問題のような気がするけど。船籍数だけを問題にするのには違和感が。
ご返信ありがとうございます。もちろん、そういう考えは承知しています。
しかし、例えば砲弾の生産とかを発展途上国に任せた方が合理的だとしても、国外生産にシフトすると有事に困るのではないかと。
すみません、直ぐ思いついたのが、砲弾だったので、いい例ではないかもしれませんが。
まあ、安全保障問題でなくても、製造業の空洞化とかも同じ面があるのかもしれませんね。そして、こういう問題ではそれぞれの方の思想や考え方による違いがありえますね。
米英が仕掛けた、ネオリベラリズムそのものに、米は蝕まれているのでしょう。現在の価値観があるかぎり、米が製造業を復活させるということは無いような気がします。お金儲けて国滅ぶという未来も現実的に思えるぐらい、加速度的に国の構造そのものを変えてしまっていると思います。
悪いのは政治より学会だけどね
人類学者のエマニュエル・トッド氏が事あるごとに糾弾してるように新古典派経済学者が強欲に理論的免罪符を与えて
そのせいでエリートのモラルが崩壊して超額報酬を取ることが当たり前になって労働者のモラルも崩壊して社会が拝金主義化したから
けど経済学者って自分が個人的に儲けようとしてやるならまだ分かるけど本当にそういう社会が理想社会だと思ってるからね
英による市場経済の発明からずっとそうですね。すべては崩壊を迎え、そのたびに新たな経済の形を提案し、資本主義は長らえていますが、格差と労働者の堕落については当時からずっとあったことですね。労働層の平均寿命も驚くべき短さでした。近年の解決策として、ネオリベラリズムがあるにせよ、これの崩壊も確実です。この点で最も先進的というか新たな手法を提案し続けてきた英国ですが、ネオリベラリズムの次の策はあるのか無いのか。それ次第で、米国の影で。ある意味細々とでも長らえてきた大英帝国の覇権というものも完全に収束するのでしょう。
経済を語るとき、いつもユートピアというものは語られますが、必ずディストピアとセットになっていますね。
有事に間に合いそうにないから外注を選択ってだけだと思うよ
経営改革が間に合うならそもそも外注する必要ないし
そこを無視してこの問題を語るのは非常に奇妙に思える
軍需産業は、公共事業の側面も強いですからね。
日本の造船産業は好調ですから、日米の外交問題になりそうな案件ならば、短期で見ればどうでもいいのが本音でしょう。
(2024年03月26日 日本造船所、27年船台ほぼ完売。船価上昇も受発注拡大、船主に焦燥感 日本海事新聞)
追記です。
船価は、こういった局面だと吊り上がります。
護衛艦・政府案件は、利益率がものすごく低いですから、米軍案件もこの造船市況ならば価格が高くないと意味がないなと。
だからお気持ちの表明は要らない
米国の民間の造船業(小型を除く)なんて、それこそ以前からGDP寄与率なんてほとんどないに等しいくらい
米国の造船業のほとんどは、政府及び軍関係
アメリカ海軍、なんとか戦闘力を維持して欲しいですね。
日本の安全保障に直結しますので…。
造船も航空機もまともに造ってからじゃないと契約切られるぞ産業界
2023年の世界造船ランキングだとこれです。
1 中国
2 韓国
3 日本
4 フィリピン
5 ベトナム
6 イタリア
7 フランス
8 ドイツ
9 フィンランド
10 台湾
11 ロシア
12 オランダ
13 トルコ
14 インドネシア
15 米国
ちなみに中国韓国日本の三国で竣工数や総トン数の九割以上を占めます。
米国は防衛産業用の競争力のないもの以外の造船能力がほぼありません。競争力がありませんから。
フィリピン、ベトナム。日本の元技能実習生が働いているのかな?
その方々も居られると思いますが、西欧の大企業のアジア系工場で様々な製造業で働いていた人達が、後に自立して建てた会社も多いんじゃないかなと思います。
全部ではありませんが日系企業が一時期力を入れていたのでフィリピン造船は力がありますよ。ベトナムは中国の次の労働力供給国として投資が進んでいる所ですね。
国に囚われない外航船建造は長らくこのような流れを経験しています。日本とイタリアは時期外れでも頑張っていますね。
あとはローカルで強かったり中身で強い国ですね。
アメリカという国は儲かる産業(今なら金融やIT)に全振りしてそうでない産業は極限まで人もモノもカネも減らし、そして他国にアウトソーシングできるものはそうしてしまう。
それこそがイノベーションが大成する原動力だから決してそれが悪いとは一概には言えないのですが。
造船のような重厚長大産業はやはり労働集約産業だから「儲からない産業」になってしまうんですよねえ。
同盟国として強い米海軍は望むところです
造船所のアップグレード達成して欲しいですね
外的要因を極力排除してスムーズに数を揃えられる体制は今回のロシウク戦争での教訓ですし。
それにしても中国は恐ろしいですね、ロシアより何倍も脅威なのに、ロシアの脅威のみ危惧する多くの国民は、なぜなにナデシコ
むしろ人材の質・・・
米産業界の反発は当然ですよね
海外に発注するのでは無く日韓の造船企業がアメリカ国内で合弁又は新規で造船所を運営するなら反発は少なくなるかな?
ただその場合は日韓の企業にどこまでメリットがあるのかという問題が出てきますけど。
しかしそれにしても顧客相手に態度がデカすぎやしませんかね…買い支えてくれてる海軍に納期も守れない企業群が口を出すというのは、構図として悪印象のような
アメリカ人は証券ばかりやってないで工場行って働くべきなんだよな。このままじゃ西側の戦力維持がままならなくなる…
日本も自衛官の士の充足率は悲惨だし、製造やインフラの現場は超人手不足だからあまり言えないような。
製造業に就いてますが現場は40代>50代>>>>>30代>>>>>20代(少な過ぎて外人を入れ始めた)という人数構成ですし。
労働人口が多かった頃はどんな理由であれ現場に就く者が一定数いたから良かったですが、今では元からの現場忌避の
に加えて世代人口も少ないので新卒皆ホワイトカラーな時代です。
いや仕事出来てないやないかーい!
3Dプリンターで造船すると良いよ
霧の艦隊みたいに、ナノマテリアルをががーって配列してハイ完成、って出来れば速いんですがねぇ。
…問題は造船所で働いてる人がゴッソリ要らなくなる事くらいで。
鍛造技術一つとっても奥が深いのに、3Dプリンタで強度のあるモノが作れると思っているのか?
3Dプリンターで作れる程度の兵器で戦争しよう
3Dプリンタじゃ大量生産できん、とは言わんが、効率悪いぞ?
現状3Dプリンターの強みは切削では作りにくい入り組んだ形状の部品を作れることで形状精度面粗度とか強度が低いだけじゃなく造形速度もかなり遅いから
単純な構造の兵器なら切削で作ったほうがはるかに速く生産できる
組み立てどうするの?
まさか、船の中身まで丸ごと3Dプリンター?
どれだけ精密でどれだけ巨大な3Dプリンター何です?
というかその3Dプリンター、どうやって作るの?
3Dプリンターで作るの?
>>国内産業界にはニーズを満たすだけの能力がある
よくこんな嘘を堂々とつけるな
この人たちは発注されている修理すらできていない現状をもって反論されたら何と答えるのだろうか
「本気を出してないだけで本気出せばこれくらいできる」とか?
だからこそ米の造船業界に投資をー
って結論に米造船業界トップの頭の中ではなってるんじゃないかね、それでバックオーダーが消化できるか本邦からではわからんが。
同じ条件でも考える方向性違えば出力も丸で変わってくる好例なんでしょうか
とはいえ第2次トランプ政権が出来たらと考えると笑ってられないよね
設備投資は自己資金で行うものでしょうに。
米軍が産業界に投資するのは筋違いにしか思えません…。
部下達を食わせていかなきゃいけないという言い分は理解できますが、無理なものは無理なんですよ
世界一物価と人件費が高い国で工業製品を作るのは
最低賃金が上がれば上がるほど『人を働かせられる時間』は短くなるので、それに比例して国力は下がるんです
最低賃金があかると、国力低下って。国力は最低賃金で決まるのか?
最低賃金を下げれば、国力アップするだろうか。 円安で国力アップと同じ発想だな。国民の給与が下がって国力アップ。
シンガポールとかスイスとか、安物を作らないが工業国だ。
国力は人材、設備、インフラ、資源などで、ほとんど決まる。
シンガポールとスイスって、もはや狙って言っていますか?どちらも金融国として名高いですが。
金融も強いけど、物作りも強いんだよ。国民一人あたりの出荷額で見ると、世界トップ10に入る。一人あたりのGDPが高いので相対的に小さく見えるけど。スイスは精密機械とか製薬が強い。昔は面白い兵器もあったんですがね。
スイスには業界では世界最高精度の円筒研削盤メーカーとして有名なスチューダや日本との競争で淘汰された企業が多い中で生き残ってる老舗工作機械メーカーの+GF+とかあるからね
元々はエリコンも工作機械メーカーだし
もう今はエリコンは工作機械も兵器も止めてしまったけど
エリコン、99年にラインメタルに事業売却していたのか。名前聞かないなと漠然と思っていたけど。年齢がバレるな。
なるほど。一人当たりの額までは見ていなかったですね。
日本もですが特定企業は強さを見せているのは、結構あるんですよね。
文脈的に考えると、「最低賃金が上がると、製造コストも上がり、競争力が低下する」と述べたかったのではないでしょうか。確かに、“国力”だと幅が広すぎますが、“海外との競争力”という意味合いなら通じるかと。
製鉄ですらギャーギャー言われるし、日本から首を突っ込むメリットは皆無ですな。むしろアメリカの脚を引っ張らないように海自は全て日本製にしましょう。
>製鉄ですらギャーギャー言われる
と書いてますけど仮に日本の製鉄会社が業績不振などでアメリカなどの海外企業に買収されそうになれば、日本でも反発は起こると思いますよ?
日本の自衛隊の艦艇も、軍港巡りとかしたら整備待ちや解体待ちして結構たってるのを見かけるが、アメリカ艦艇の面倒まで見きれないんじゃないかな
どこの企業も人不足だし、まして機密に関わるなら人員補充の難易度もはね上がる
上のほうで煽ってるせいで揉めているが、日本が物を作れなくなっているのは、製造業にずっと関わってきた者として実感がある
開発はまだできるかもしれんが、量産するにはまた別の技術と大量の人員が必要で、過去に比べて相対的にかなり弱くなったように思う
部品作ってる中小は特に厳しくて、需要があっても投資して増産ができる状況に全くない。
中国はまだまだ量産技術あるなぁと感じる。
現状、『安く大量にそこそこ良い』では対抗厳しい(本来、兵器に一番必要な要素なんだが)
労働人口が著しく減る前に一戦しかけてきそうで怖いわ
造船業界も外国人多いからな。軍の物を作るとなると国籍制限があるだろうし。余裕あるのかな?
仰るとおりですね。
昔は大抵の大企業は自前で部品も作っていたのですが、多くを分離して下請け化し、その下請け中小企業が苦しくなり・・・。さらに脱中国と言われても、昔は実際使い物にならなかったのですが、今や部材は中国製か中国の原料を日本で加工しか選択出来なくなるとむむむと言った感じですし、国内産の部材もメーカーが撤退してしまってそのまま色々な物が作れなくなり、作れても以前よりでかくて重くて性能が悪くて高い物になる物も有ります。電力インフラ維持の志を立てて重電業界に入りましたが、1兵士の頑張りが大局に影響を与えないのと同様1企業戦士では世界の巨大な流れにはあらがえない物です。それに、昔は優秀な人材は研究者や開発者になった物ですが、今優秀な人材が流れる先は超大手や先端分野は別として医療や金融なんですかね。他人のことをとやかく言いたくは無いのですが、実際昔の人に比べ開発者の能力も落ちてきているように思います。
同様に既に斜陽の米造船業界も経済の仕組みで言えば自分で立ち直るのは難しいので、国が再建計画を立てて業界再編や投資を行わないと難しいのでは無いでしょうかね。ただ、設備そのものは金を出せば何とかなりますけど、人、特に実力のある生産技術者や設計者の確保は困難に直面するかも知れませんね。
記事中に触れられていませんが、おそらくこの記事は出たばっかりのこれに反応したものではないかと。
リンク付きでお手数かけます。
リンク
>FACT SHEET: White House Announces New Private Sector Investments in American Maritime Industries Due to Biden-Harris Administration Efforts
リンク
>Fact Sheet for Domestic Shipbuilding (July 2024)
前述のファクトシート中にも触れられていますが、7/22に出したこれも関連が深いです。
リンク
ミシガン州海事製造イニシアチブ(M3)なるプロジェクトで潜水艦製造に注力した支援を行うそうで。
しかし、いくらデトロイトを要するとはいえ、海なし州で海軍の製造業を推し進めるのは第二次大戦以来の伝統なのかw。
アメリカでライフルの海外製が増えた流れを思い出した
産業界の反応としてはわかるけど
現時点で建造、修繕能力不足への対応策がない
それの対策として日韓活用
造船への投資は日韓は商船などで色々やっている
アメリカは何十年も前のシステムのまま
日本も遅れ気味だけど
自動溶接をどこまで活用するか、図面と施工管理面でのデジタル化など
投資は必要
アメリカが韓国の造船所みた反応はまさしくここらへんがアメリカ造船所の課題
ライフルは工作機械への投資を怠って海外製が増えた
精度高いからね
日本企業ミロクが、ブローニングのOEMをずっと続けていますね。
>ライフルは工作機械への投資を怠って海外製が増えた
アメリカもハースなんかは結構頑張ってるけどね
まあ、ほどほど性能のものを世界で唯一定価販売の明朗会計が売りだから超高精度機のメーカーではないけど
「建造する能力がある」と豪語している割には、修理待ちで港に繋がれっぱなしの艦ばかりで、作戦計画に支障をきたしてんじゃなかったっけ?
まずバックログ捌けるだけの設備投資計画出して、その上で能書垂れるのが筋なんじゃ。
まぁ日本は、日本を母港にしてる艦の定期修理ぐらいは受けるだろうけど、アメリカの造船所買収してまで進出するとは思えない。
多分、それほどリソースがいない。
この調子だと、技術者が育っていないだろうから悪循環極まりないだろうなぁ・・日本においても衰退事業はだいたいそういう感じだし、一度失った技術は帰ってこない。実質的に現在の質と量を維持するならば、日韓に頼むのは合理的な選択でしょう。それ以上を求めるならば、皮肉ではありますが、中国に外注するのが妥当かと。。ともあれ、衰退というものは、こうして時代の流れを見ると不可避なのだなぁと感じます。
農業問題の工業版というか、欧米先進国は儲からない1次産業(農業)は、大規模化して農家を減らし、補助金漬けにして生産性と価格を維持してる。
しかし、安易な大規模化が地下水の枯渇や土壌流出を招いて、問題山積な上、F1品種しか作れないので、毎年種や苗を買わないと農業出来ないしで、固定費も高く、増産の目処も立たないし、自立とか無理。
最近、フラカスが補助金を減らそうとしたら、デモまで起きるほど。
2次産業である造船も、欧米先進国には儲からない産業だから、民需は中国にアウトソーシングして、国内は官需だけで食えるようにしてたけど、設備更新出来る程の金は渡してなかったから、どんどん設備も技術も老朽化して、とうとう官需に応えられる能力すら失われたけど、官需を奪われたら死ぬしか無いので、ローテク造船所は「出来らぁ!!」と叫んだ(イマココ)
地獄かな?
寝言は割高でも納期守ってから言うことだな
雇用の維持って言ったって注文こなせないんじゃ外注するなって主張に説得力がないゾ
アメリカの造船所は50年前の製造技術とそれに合わせた人材
米産業界は国からの補助金だけが欲しい利権集団
民主主義の悪い所が集約されたみたいな事になっている
米国の防衛産業が客先である軍に対してここまで強く出るのは、あの国の政治が一貫して軍より防衛産業界を優先してきたからなんですよね。とはいえここ十数年について見るとそれだけでは説明できないイベントが重なっています。
ブッシュ:防衛産業の資本救済のため大統合を実施。後にボーイング問題などとして爆発するが、造船含めた防衛業界が閉鎖的で停滞した雰囲気に傾斜していく。
オバマ:対テロ戦争と同時並行でブッシュ時代の軍産複合体利権を破壊すると息巻いた結果軍の調達全般に混乱が発生。潜水艦の整備プログラム遅延はこの頃にはもう発生していた。彼は一期目は何もせず、二期目はねじれてて何もできなかった。
トランプ:軍の戦力整備の正常化と産業界への公的投資を主張していたが、COVIDで全てが動かなくなる。(コロナがなければ回復していたかどうかは微妙)調達どころじゃない問題を残していった。
バイデン:前任者の政策を全て否定するかに見せかけて米国第一主義的な部分は継承した。ただし労働力不足は放置して歴史に残るレベルのインフレを据え置いたため軍の調達は余計に悪化。
バイデン政権が一部でトランプ政権の政策を継承している部分が米国政治のミソで、ポピュリズム的な響きの良い主張は政権が変わっても残るんですよね。たとえばUSスチール買収阻止劇ではトランプ候補が反発したところ間髪入れずバイデン大統領も差し止めに動き始めました。米国の雇用に関する問題は党派を超えてブルーカラー票を動かせますから、どっちの支持層かに関係なくこのような意見は政治に取り入れられ、誰が勝っても実際の政策に組みこまれる可能性があります。
これが太平洋戦争中に月刊空母とかやってた国の姿か?
今それを出来る生産力持ってるのが中国のみ、って所が当に西側世界が詰んでる所以ですが…
設備がアナログで数十年遅れって言うけどより大きな問題なのは造船業に携わる作業員の不足と技能の不足だと思うんだけど
数十年前はそのアナログ設備でも当時の職人は普通に建造、修理が出来てたわけで、設備が最新化したからといって二流の仕事しか出来てなかった人たちがいきなり一流の仕事ができるようになるとは思えんなあ
数十年前の設備を扱える人材=他の業種で使い物にならない人材
たしかに今いる人材が最新技術に適応できるかは厳しいでしょうね
いやアナログも大きいよ
アメリカの造船業とか航空産業の工場に何度も足運んだことあるけど、日韓中台じゃ当たり前の様に行われてる在庫のデジタル管理とか全くやってなくて、空はF-35でようやくやり始めた感じ
アジアに比べると本気で2,30年遅れてる
なんならデジタル生産管理が世界で一番進んでるのは中国でアメリカは中国に40年くらい遅れてるからね
自分の経験から言うと一番進んでるのは台湾
各地の自社工場を全部をネットワーク化してリアルタイムで一括管理してるのはすごかった
日本、韓国は工場単位での自動化デジタル化は進んでるけど、台湾みたいにリアルタイムで一括管理ってのは進んでない。技術も整備も進んでるけどイマイチ活用出来てない感じだね(リアルタイムで情報は収集できるけど結局問題がおきた時に確認するか次の日に確認するみたいな)
中国は……どうだろう、かなりピンキリのイメージがある
技術指導に行ったとき日本の中小でもここまで酷くないぞって会社もあれば、台湾くらいバリバリにやってる企業もある
2019年の米人材関連企業Universumによる調査結果ですが、米大工学部学生が回答した就職希望先は以下の順位だったそうです。
1位;NASA、2位;テスラ、3位;スペースX、4位;グーグル、
5位;ボーイング、6位;LM、7位;ウォルトディズニー、8位;アップル、
9位;GE、10位;エネルギー省、11位;マイクロソフト、12位;環境保護局、
13位;米空軍、14位;CIA、15位;エクソンモービル
一般に斜陽業界は人気が低いと見て取れそうです。米造船業界は設備の近代化に対応できる人材の募集に苦労しそうです。
エマニュエル・トッド氏も言ってるけどアメリカの場合はそれに加えて優秀な学生が訴訟大国のどうでもいい訴訟のための法曹に取られてるからね
そんなことしてて中国に勝てるわけないのに
その、米国内の「大半の優秀な学生」達ですが、優秀で意識の高い学生程「中国と戦争する必要性なんて理解出来ない」と思ってるでしょうね
将来設計を立てて高額な報酬を目指す様なタイプ程、中国やグローバルサウスと上手く付き合って稼いでいく事の重要性を理解してます
逆に、中国脅威論に踊らさせれてるのはゴリゴリの保守層や低学歴のブルーカラー、不勉強なインセル辺りですし
オレの友人(元「アイビーリーグの優秀な学生」)曰く、中国やグローバルサウスと「上手く付き合う」のではなく、「自分の下で上手く利用する」
根本的に全く異なる
利用できなければ叩き潰す、それが彼らの基本的スタンスだよ
まあ日本も同じらしいけど(汗)
中国の優秀な学生は就職先が無くて無職なんですけどね
清華大出ても職にあぶれる社会って本当に洒落にもならん
コネが無いと寝そべり族になるか国外で仕事を探す羽目になる素敵な社会ですがそれでも発展するなら習近平は本当に有能な人なのでしょう
精華大の工学部出ても就職先がないってのはさすがにない
たしかに雇用の口は減ってるけどその場合就職できなくなるのは学歴が低い順だから
押し出されてるのは下位の人材
米国、日本などの先進国の製造業空洞化は国力,通貨価値の格差が主原因
で労働者が怠け者だからではない、米国はGAFA(+MN)などIT世界支配が
強すぎて一般製造業が空洞化ブルーカラーの失業が顕著。
だから仮にトランプ政権になれば米国はWTO無視して高額の関税を掛け
米国の製造業復活を目指す、シェールオイルで自給自足が可能な国家だ
からできるロシアも同様、トランプ「掘って掘って掘りまくれ」
製鉄業,造船業の得意先である米海軍艦艇の自国造船修理が当然といえる
『仮に』も何もトランプは実際一度大統領になったけれど、そうならなかったのでは?
雇用は重要ですが、人が足りてない(頭数以上に技術力)ので、外資が入って雇用が安定するのは悪くないのですが、相手国・会社の状況に依存することにもなるので、なかなか難しい選択ですね。
やはりデルトロ長官なのでイェーガー建造で裾野含めて開拓するのが良いのではないかと
新しい記事出ないなって思ってこの記事見たらコメント大盛り上がりしてて草
既に社会に出て、製造業(下請け含む)などで働いている人にとっては、案件が来るかどうかに関わる記事ですしね。
他人事と思わず、注目するということは良い傾向なのではと思います。
未成年はまあ、まだ笑っていればいいかなと。
ハワイに潜水艦修理用ドックを建造する話があったと思います。
並べて、水上艦修理用ドックを建造しては?。
建造費用は海軍が出して、運用を民間会社に任せる形で。
以前どこかの記事で見た閉鎖中の造船所が多数あり、資本の投資があれば再稼働できる所が結構あるという記事でしたがかつてそこの造船所で働いていた肝心の技術を持った職人が他業種への転職や年齢がリタイアに差し掛かっている人ばかりだったりして。
稼動中の造船所から新人の指導できる熟練工員を大金で引き抜くにしても、新人が使い物になるまでどれくらいかかるやら…
西側軍事力が健全に保持されるためには、米国の建艦能力の維持・復活をむしろ望むとこなんだが