New York Timesの取材に応じたウクライナ当局者は「将来の交渉で重要なのは領土ではなく安全保障」と述べたが、ロシア当局者は「占領した領土のみで停戦に合意することはない」「停戦条件は戦場で有利な立場にあった者が決める」と主張した。
参考:Ukraine Prioritizes Security, Not Territory, as Trump Pushes Truce Talks
戦いが長引いて「戦場の結果」が不利になればなるほどロシアの要求は大きくなるかもしれない
トランプ氏の大統領復帰や共和党の両院支配が確定したことで「ウクライナとロシアの停戦に向けた動き」が本格化し、New York Timesの取材に応じたウクライナ政府高官も「停戦ラインは戦場の結果に左右されるため、将来の交渉で重要なのは領土よりも停戦を維持するため安全保障だ」と、別の高官も「ウクライナにとって領土問題は非常に重要だが、最も優先されるべき問題は安全保障だ」と述べ、軍事的にも外交的にも占領地からのロシア軍撤退は実現不可能だと強く示唆している。

出典:President of Ukraine
ゼレンスキー大統領も10月22日「どの様な道を歩んだとしても占領地を法的に他国とは認めない」と言及、これは「ロシア軍による占領地支配が継続したとしてもロシア主権は認めない」という意味で、対外的には「占領地支配と主権問題を切り離すことで将来の取引を正当化させるアプローチ」と解釈されており、最高議会のコステンコ議員(安全保障委員会所属)も「ロシア軍占領下にある領土の領有権を正式に放棄するつもりはない」と述べ、New York Timesも「これはロシアとの取引を正当化させる方便だ」と報じた。
ウクライナが要求する安全保障をどう実現させるかも簡単ではなく、プーチン大統領は「ウクライナのNATO加盟は受け入れられない」という立場を崩していないため、今のところ問題解決の糸口すら見出せていない状況だが、結局のところ停戦交渉に時間がかかればかかるほど停戦ラインはウクライナにとって不利になるだろう。

出典:Президента России
ウクライナ政府高官が述べたように「将来の停戦ライン」は戦場の結果に左右され、New York Timesの取材に応じたザトゥーリン議員も「クルスクからウクライナ軍を追い出した後なら停戦交渉を受け入れるかもしれない」と述べているため、ロシアはクルスク奪還に時間をかければかけるほど「ウクライナ東部を削り取る時間」を確保でき「将来の停戦ライン」を西に拡張することが出来るからだ。
因みに現在のウクライナ軍に「ロシア軍を押し戻して占領地を奪還する力」は残されておらず、今後の戦いは「停戦が成立するまでロシア軍の前進を少しでも遅らせる=将来の停戦ラインを後ろに下げない」が焦点になると予想されるものの、New York Timesの取材に応じたロシア側の交渉担当者らは「既に占領した領土のみで停戦に合意することはない」「停戦条件は戦場で有利な立場にあった者が決める」「これは政府でも企業でも同じだ」と述べており、戦いが長引いて「戦場の結果」が不利になればなるほどロシアの要求は大きくなるかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:24 ОМБр імені короля Данила
すぐキエフ落とせなかった時点でロシア負けって言ってた人たちに全土奪還の方法教えてもらおう
キエフへの突撃は恫喝交渉術にすぎない
孤軍が超長距離突進して大都市を陥落させることは、そもそも奇跡がなければできないことだ。長い兵站が最大の弱点であり、ウクライナがすぐに降伏したり停戦合意に至らなければ、ロシア軍が撤退するのは普通だ。本当の戦いはここから
三国志や大河ドラマを見ている限り、それを「ロシアは撃退され、ロシアは弱い」と考えるべきではない…
いやいや侵攻当初は本気でキーウを陥落させられると考えていたでしょう。
恫喝のために精鋭の空挺部隊を全滅させたわけじゃないでしょうし、大部隊で侵攻すればウクライナ軍は総崩れになると過信して失敗したのは事実です。
現在のウクライナのグダグダは目を覆う状態だけど、遡って事実を歪めるのは共感できない。
キエフ陥落ではなく最終的に包囲していたね。
それでイスタンブール合意が決まりかけた頃、ボサボサ頭の囁きでスジャのでっち上げからの武器支援で徹底抗戦になったとさ。
精鋭空挺全滅とはいったい誰のプロパガンダなのだろうか
ホストメリ空港で取り逃がした第45独立親衛特殊任務旅団のことだろうか?
少なくとも当時参加した隊員がインタビューに答えるぐらいの余裕はあるようだが
輸送機を撃墜して積み荷が100人単位で戦死した件では?
ウクライナの取込みが失敗したこととか、ここまでに支払ってきた諸々のコストとか、メチャクチャになった国際関係とかを考えればロシアは完全に負けてると思います。
ただ、ウクライナが異次元にボロ負けしてるというだけで。
勝ち負けは相対的なものですから、通常なら負けでも、バイデン政権とゼレンスキー政権が異次元の失態を続ければ、ロシアの勝ちに傾くのは当然ですね。
ロシア軍が血の代価で最新の戦術を身につけた精鋭軍になったという意見もありますが、炭水化物抜きとかで無理矢理ダイエットしているような気がするんですよねえ。
体重は減っても、栄養失調状態だったり、リバウンドしやすくなっていたり。
戦争は経済的に見れば、マイナスでしかない。人的資源の消耗、インフラの破壊。軍事費の増加。軍事費増かでGDPは増えるが。同じ金額をインフラ整備、研究開発、教育などに使った方が長期的にGDPが増えるし生活も向上する。
ロシアも、ウクライナも、西側もマイナス。 西側はガザ紛争との合わせ技で、グローバルサウスからの信頼低下が激しい。 地位?を上げたのは、インドとグローバルサウスぐらいかな。資源価格の高騰を考えると、グローバルサウスでも損得が分かれる。
文書に調印するまでが戦争なんだから降伏するって決まってもウカツに武装解除を受け入れちゃいけないって占守島で学んだよ······学んだよね?
相手に「降伏する」と伝えておいて、「文書に未調印だから」という理由で相手を攻撃するのは、陸戦法規違反になるのではないですか。
「降伏する」と伝えたからには、武器を置いて相手の支配下に入る必要が生じますよ。
負け確定の相手から取れるだけむしり取ろうと不可侵条約ぶっちして攻め込んできたことは無視ですか。
すみませんが私の大叔父がまだシベリアから帰ってきてないのでその辺感情を廃して議論できる自信がありません······
占守島他でのドンパチの認識が主流プロパガンダで歪んでないか?
8月14日のポツダム宣言受諾の時点で、大日本帝国は領土主権も含めて実質、主権喪失(それが無条件降伏)だからね。
南沙諸島(行政区は台湾)ほか、9月4日の降伏文書調印以前に武装解除と占領を受け入れているところはいくらもある。むしろ、降伏を宣言した側が白旗掲げて武装解除に来た軍に先制攻撃を加える方が異常だし、それで事態が良くなると考えるのはXってるとしか言いようがない。どこまでが日本に残されどこまでを喪うかは連合軍が決めることで実際にヤルタ協定通りだったわけで。あの戦闘は安全な北海道にいたアタオカな司令官が”北海道まで取られてしまうから千島で迎撃せよ”という妄想命令(ポ宣言で北海道は保証済み)を軍上部からの”武装解除に応じて降伏せよ”という命令を乗り越えて出したものでこれで死傷した日ソ将兵は犬死に極まりない。
ポツダム宣言抜粋
七、~聯合国ノ指定スヘキ日本国領域内ノ諸地点ハ~占領セラルヘシ
八、~日本国ノ主権ハ本州、北海道、九州及四国並ニ吾等ノ決定スル諸小島ニ局限セラルヘシ
九、日本国軍隊ハ完全ニ武装ヲ解除~
そうですね、不可侵条約ガン無視で攻め込んできた連中もポツダム宣言をきっちり守って北海道まで来なかったかもしれませんもんね。
上の方の返信でも書きましたがこの件での冷静な議論は私には難しいので以降は何を言われても黙ろうと思います。
戦争中の外交交渉は、有利な側・膠着状態にならなければ進まないため、ウクライナが有利なうちに早期停戦すべきと言う考えでした。
ウクライナが停戦交渉を行いたいのであれば、領土を犠牲にしてでも早期撤退・戦線整理、ロシアに最大限の打撃を与えなければなりません。
クルスク侵攻は、ゼレンスキー大統領を誰も止められないようですが、ロシアに打撃を与える戦略予備を消耗して何やっているのかなあと…。
ウクライナ政府上層は、ロシアのようにクルスク・ドニエプル川対岸から戦略的撤退・防御陣地構築(スロヴィキンライン)を決断すべきでしたが、政治的に決断ができずに失敗したと感じています。
利になってからの交渉だと相手の要求が更に増えますからね。
よく言われるフィンランドの冬戦争はソ連有利になってからだったので更に要求増えましたからね。
まあ、戦えなくなれば相手の要求全て呑むしかないというか、そもそも全土占領されてもおかしくないので、それで戦えるうちに不利な条件でも停戦交渉して、領土減っても国を残したから戦争に負けたのにある種フィンランドの勝利と言われてる奴ですし。
実はゼレンスキーはロシアの味方で、ウクライナの継戦能力を潰す為にクルスクに貴重な人員や物資を投入してるとかなら分かるんですけどね。
単に失敗を認められないから、負け分を取り戻そうと更にギャンブルでとかな気がしますが。
まさに仰る通りです。
フィンランドの冬戦争~継続戦争、成功事例のように語られる事がありますが、結局は大都市・カレリア地峡などの重要領土を失っているんですよね。
講和の主導権は、ソ連側にあったわけですから、内外の事情を考えて落ち着いたくらいのものだと感じます(バルト三国よりマシなのかもしれませんが…)。
イスタンブール交渉の条件、歴史を踏まえつつ今考えれば悪くない条件ですが、今は停戦条件交渉が比べものにならないくらい厳しくなりそうですね…
人口400万もいない当時のフィンランドが1憶6千万を超えるソ連相手に善戦し、負けて開戦前以上の要求の領土を割譲するモスクワ講和条約締結して独立を維持したのは小国としては成功例でしょうから。
人口の一割が住居失い難民になり、第二都市ヴィープリやエンソ工業地帯の産業地帯等全土の約12%の領土を失ったのは悲惨ですがそれでも国は残ってますからね。
ただその冬戦争の結果に国民が納得できないのと反ソ感情が強くなったから継続戦争へ続き、領土を取り戻すどころか更に減らす事になったのは当然というか……それでも独立を維持出来たのは凄い事ですけど。
冬戦争みたいにロシアが有利な戦況の現状だと、今の要求以上の条件を突きつけられるでしょうね。
ハリコフやオデッサ、辺りの割譲か租借、ウクライナから切り離す自治州化辺りは要求されそうかと。後はクルスクの安全の為にスームィ辺りも?
仰る通りです。
フィンランドは、これに対ロシア外交の中立化が加わり(最近まで)守り続けていましたから、ウクライナに似たような要求(想定)をしている事を少し感じています。
>対ロシア外交の中立化
対西側への中立化(実質、NATOなど西側との軍事同盟等の禁止)というべきかな。そのため、フィンランド軍は基本、ナットのような例を除きソ連系兵器とスウェーデンなどの中立国兵器プラス国産のちゃんぽんになりました。T-72とか冷戦期の鮮明なソ連系兵器の写真はしばしばフィンランドで撮られたものでした。MiG-29の詳細な写真はソ連機がフィンランドに訪問した時に撮られたもので、世界のマニアはMiG-25函館着陸以来の大興奮、たちまちハセガワ、フジミ、エース、モノグラム他からプラモが発売されたものです。この時の推定サイズが過大だったので第1世代MiG-29プラモは一回り小振りになり黒歴史になりました。
プラス軍備制限も押さえて置きたいところ。ミサイル装備などに制限がありました。
このフィンランドの、ソ連を含む連合国というべきか?の講和のスキームはオーストリアのそれとも似ています。
もう一つ言えば、フィンランドは日独伊らと並んで国連の敵国条項対象国になりました。
イスタンブール合意はこのフィンランドーソ連講和に形が似ています。
まあ、ここまでやらかしたら武装制限くらいでは済まず、講和条件は武装放棄&交戦権禁止くらいまで踏み込まれるでしょうね。
クルスクはロシア軍を焦燥させ、奪還のための膨大な消耗を強いているということで、大手メディアは上手く言ってるふうな報道を続けています
ゼレンスキーだけが暴走してるわけじゃないです、為政者である以上根本的には民意の奴隷なので
民意に背く形で決断などすれば椅子を降ろされて次の政権にひっくり返されるだけです
ウクライナのメディアは、戦時中ですから、自由度が西側諸国ほどないんですよね。
ウクライナも高齢者が多い訳ですから、どうしてもマスコミの影響を受けやすくなるでしょうし(日本に似てますね)。
仰るような報道、大手メディアを信奉するような世代に影響力が大きいですから、困ったものですね…
(2024.05.22 ウクライナ公共メディアが戦争の統一報道から離脱、独自番組の放送を開始 航空万能論)
>停戦が成立するまでロシア軍の前進を少しでも遅らせる=将来の停戦ラインを後ろに下げない
クルスクにいる精鋭部隊はとっとと東部戦線に転進して少しでもロシア軍の進撃を遅滞させるべきなのではないか。
またロシアはクルスクにウクライナ軍が陣取っている限り停戦に応じないのだから、そこに精鋭部隊を貼り付けて死守させる必要性がない。むしろ停戦が遅くなった分余計に領土が削られる。
もはやロシア軍を押し戻すことは不可能であるという現実をウクライナも西側も直視すべきかもしれない。
嫌な考えなんですが、クルスクのウクライナ軍って生かさず殺さずになっていたりして。
退却できない程度にロシア軍の攻撃があって、進撃できない程度に増援が叩かれる。みたいな。
ロシアからしたら必死になってクルスクに他の戦線から戦力抜いて投入してくれるんだからありがたいでしょうね…
開戦からハリコフやヘルソン西岸の奪還からの去年の反転攻勢が始まるまではロシアを下げまくってたアメリカ発の記事なのに、ウクライナが負けくってるから停戦してもロシアに強気で臨まれてしまうだろう、ゼレンスキーと愉快な仲間達は現実から逃避した言い訳をして受け入れながら……みたいな内容だから、思ってたよりも早くウクライナの戦争は終わるかもしれんね。
トランプ就任までは、まだ時間があるからゼレンスキーが支援なといらん孤軍奮闘で玉砕でロシア兵を1人でも多く道連れにしてやる!みたいな感じにならなければだけど!
ドンバス2州完全併合+既存のザポリージャとヘルソンのラインは最低限のロシアの要求ラインだろう。
中立化条項には軍備の著しい制限とNATOからの干渉排除を明言する意向を崩していないため、ここもロシアの最低ライン。
オデッサやハリコフの在り方は交渉の余地を持たせているのかもしれない。
副大統領となるJDバンスは現在の戦線+DMZゾーンの設定を落としどころにする朝鮮戦争シナリオを支持と報じられているが、トランプ政権が真剣にロシアと交渉するならば上記の内容をウに飲ませたうえで停戦交渉後の支援の在り方はEUに負担させる方向に進む可能性が高い。
既に第二期トランプ政権の人事の中身は強硬なMAGA派で固められつつある。米国第一主義のMAGA派はヨーロッパのことは負担をEUに負わせる発想になるだろう。
個人的にはこれに加え、ロシアが併合した四州以外のノヴォロシアがウクライナの中で権利をいかにして確保できるようにロシア政府が計らうかにも注目しています。
2014年当時の親西欧派と親ロシア派が拮抗していたウクライナからロシア系住民およそ600万から1000万が消えた以上、今後ウクライナの政権は親西欧派の民族主義者が担うことになります。現状の少数民族の自治権が認められない体制のまま停戦すれば、戦争の恨みも相まってウクライナにおいてロシア系住民の苛烈な迫害が始まるのは確実でしょう。
それを防ぐために和平交渉では所謂「連邦化」、すなわち少数民族の独立の権利やロシア語教育の禁止解除、またUOC(ロシア正教会との繋がりのあるウクライナ正教会)の活動禁止解除、極右運動の取り締まりといったロシア系住民の安全を担保するための体制作りがウクライナに求められるのではないかと考えています。
西側はウクライナ側の民族弾圧を認めていないため、その辺で変な揉め方をするような気がする。
西側にとって、ウクライナ戦争の原因は、プーチンの野望なわけで。
>中立化条項には軍備の著しい制限とNATOからの干渉排除を明言する意向を崩していないため、ここもロシアの最低ライン。
この辺で、戦争が収まってしますと、プーチンの野望説が弱まってしまう。
西側としては、停戦したところでプーチンの野望はおさまないので、停戦しても無駄理論で行くか。
ウクライナの激しい抵抗により、プーチンは野望を諦めたと主張するのか、興味深い。
ウクライナ戦争がプーチンの野望であることに疑念を持つのはさすがに目覚めすぎですね、もうちょっと睡眠を取ったほうがいい
催眠術(プロパガンダの洪水)に侵され過ぎですよ。
ICJ(国際司法裁判所)の判決にみるウクライナ戦争 青山学院大学名誉教授・羽場久美子 2024年4月10日
>2月2日、ICJは、ロシアが侵略を正当化するためにウクライナがドンバスのロシア人とロシア語話者を大量虐殺したという虚偽の主張を利用したとしてモスクワを告訴した事件で、予備判決を下した。ウクライナはさらに、特別軍事作戦自体がジェノサイドを構成していないにもかかわらず、ジェノサイド条約に違反していると非難した。ICJの裁判官は、ほぼ満場一致で、これらの主張を退けた。
>ICJは、過去10年間にクリミアとドンバスで起こったことに関する主流の言説全体が欺瞞的であったことを事実上確認
>2020年6月、英国の難民裁判所は~ウクライナ軍が「法的または軍事的正当性のない民間人の違法な捕獲と拘禁」を日常的に行っており、それは捕虜交換に「金」が必要という動機づけによるものだと指摘した。さらにドンバスでの「対テロ作戦」中に被拘禁者に対する「組織的な虐待」があった。これには「拷問、残虐で非人道的で品位を傷つける行為」も含まれていた。また「被拘禁者を虐待した者に対する不処罰の態度」も観察された。
>判決はまたドンバス地方で「広範囲にわたる民間人の人命の損失と住宅財産の広範な破壊」があり「ウクライナ軍が行った破壊行為は不十分で不均衡な攻撃に起因する」と述べた。水道施設は、国際法の下で保護された「民間の整備車両や輸送車両」として明示されているにもかかわらず、ウクライナ軍によって繰り返しの標的となった。
これらすべてはジェノサイドを構成すると非常に合理的に主張できる。いずれにせよイギリスの難民裁判所の判決は、ウクライナ政府が最初から本当に戦っていたのは誰なのか、つまり(東部の)自国民だったということを十分に強調している。さらに2014-15年のミンスク合意は、実際は詐欺で、ウクライナに実施の意図はなく、ドンバスでのウクライナの悪意の更なる証拠、つまり欧米の武器、車両や弾薬の備蓄を強化する時間稼ぎだったという、アンゲラ・メルケルとフランソワ・オランドの暴露を合理的に引用できるとした。
またこの合意は、ドネツクとルガンスクの人民共和国の分離や独立を規定したものではなく、ウクライナ国内での完全な自治を規定したものであった。ロシアは紛争の当事者ではなく調停者だった。ウクライナは反乱軍の指導者たちと直接紛争を解決するはずであった。これはウクライナと海外の支援者たちがひどく不快に思った決定的な法的区別だった。ミンスク合意後の数年間、彼らは紛争におけるロシアの役割が最小限だったにもかかわらず、モスクワを正式な紛争当事国として指定するよう繰り返し試みたのである。
国際危機グループ(ICG)の報告
>ソロスが資金提供する国際危機グループ(ICG)が発表した2019年の報告書「理由なき反乱軍」
>モスクワが反政府勢力に財政的・物質的支援を提供し始めたのは、2014年4月にドンバスでウクライナ政府の「対テロ」作戦が始まってからで、しかも貧弱だった。
ICGは、ロシアの立場は一貫しており、2つの分離独立共和国はウクライナ国内で自治権を保持していると結論付けた。クレムリンはしばしば反乱軍の指導部と大きな対立に陥り、反乱軍は自分たちの利益のために行動し、モスクワの命令に従うことはめったになかった。反乱軍の戦闘員は、たとえウラジーミル・プーチンが個人的に要求したとしても、武器を下ろそうとはしなかった。
>ここに示した事実は、個人の私見ではなく、ICJをはじめとする国際司法の判決や調査報告で明らかにされていることだ。こういう意見はこれまで「ロシアのプロパガンダだ」「親ロシア派の妄想だ」といわれていたことでもある。それをICJが今年1-2月の判決で覆したということだ。
特定の誰かの主張丸ごと貼ればいいと思ってるあたりが睡眠不足の顕著な兆候なんですよね
あなたはしばらくネットを断つべきだ
面白い意見ですね。揉めるも何も、ヌーランド叔母様の活躍、自国民のロシア系国民に対しての砲撃、テロ等で、ウクライナは国として終わってますよ。
第二次大戦後の日本とドイツは、連合国の進駐軍に占領され、暫くの間GHQによって統治されました。
戦後のウクライナも、ロシアの進駐軍が当分の間居座ることになるでしょう。
ウクライナとして残る領域は、東ドイツのような形になるかもしれません。あるいは、ユーゴスラビアやオーストリアハンガリーのように解体され分割されるかもしれません。ポーランド系、スロバキア系、ハンガリー系、ルーマニア・モルドバ系等のための小領域を独立させる形で。
ずいぶんとまぁMAGAMAGAしい人事ですよね(審議)
トランプは一度は終戦案をロシアとウクライナに提示するだろうけど、この戦況ではロシアは戦争辞める動機が薄いがどの様な搦手で行くのだろうか。
経済制裁に至ってはヨーロッパ各国はロシアの資源を第3国迂回輸入や割高なアメリカから購入し自国経済が傾くという意味不明なことになっているのでヨーロッパ側が頭を垂れてロシアに輸出をお願いしたい立場という皮肉。
また差し押さえたロシア資産に付いた利益を独自の理論でウクライナに援助しており終戦なら当然に賠償金付きで返還となると思うが、謎理論で世界平和の為ここは日本が負担とか意味不明なことにならないことを願うばかり。
実際制裁もし尽くしてしまって、これ以上できないって言われてるのと同様、ロシアに圧力を加えるカードが限られてるのですよね。
西側が影響力を行使できる地域以外から交易をしている以上経済的な圧力はアメリカに痛みを被る形でしか不可能となると、やはりウクライナ側に停戦圧力しか予想つかないのですよね。
停戦条件は戦場で有利だった者が決めるって、久方ぶりにソ連っぽい言葉を聞いたような気がする。スターリンが言ったとしても不思議はないな。トランプも「力による平和」と言い出したから、平仄が合っているのかも知れない。停戦の駆引きは結局、アメリカとロシアの両覇権国がウクライナを舞台に力の均衡点を探り合うことで平和を実現しようという方向になるのかな。そこでゼレンスキーが存在感を示す余地があるんだろうか。
ソ連崩壊の後、人がアメリカ中心の国際ルールと民主主義の一元的な世界秩序構築による平和と言う夢を見た時代があって、その時代がまさに過ぎようとしているのだろうな。
停戦条件は戦場で有利だった者が決めるというのは少し極端な言い方をしているものの、ソ連に限らず戦争の真理だと思いますけどね。
ー おい、北方領土占拠は違法だぞ。
ー いや、停戦条件は戦場で有利だった者が決めるのだ。
ソ連っぽくはないかな?
ポツダム宣言をよく読みましょう。
「本州・北海道・九州・四国の4つの島以外の小さな島々は、どこが日本の領土に含まれるか否か、連合国が決定する」
という意味のことが書いてありますよ。
書いたのは連合国、実質米英中です。
「ソ連は連合国として対日戦に参加する」
「ソ連は連合国として南樺太と千島をソ連領土に含まれるものと決定する」
ということです。
真理と言うには例外が多すぎるでしょう
日露戦争は痛み分けで日本の判定勝ちですし、湾岸戦争でイラク軍の戦力を挫くことは叶いませんでしたし、フォークランド諸島は未だに領土紛争が存在しています
国力を常に全ツッパ出来るわけじゃないので、勝ってる側もこれ以上の戦争継続はゴメンだと考え、ほどほどの条件で妥協するということは歴史上よくありました(むしろその方が多いのでは?)
今回のロシアはまだ妥協を迫られる状況にはなさそうですけども
そうですね。全て自由に決定できるわけではないので有利な者が決めるというのは「少し極端」と書いたつもりでしたが言葉足らずでしたね。すみません。
実際のところは優勢の度合いに応じて決めることができるというのが正確なところかと思います。
日露戦争はあれ以上の要求を通せるほど日本は優勢ではなかったと思います。
フォークランド紛争は交渉内容を決めるという意味では十分だったと思います。将来的な紛争の芽まで刈り取るならアルゼンチンの意思を完全に刈り取れるだけの勝利が必要だったでしょうね。それがどんな勝利か分かりませんが。
20年前ロシアは西側の友情を求める側だったが、西側はロシアを軽蔑してきた
ユーゴスラビア、イラク、アフガニスタン、リビアへの攻撃も、西側を除く世界に「警察を名乗るジャイアンが気に入らない相手を好き勝手にリンチしているだけ」と思わせている
選挙で生まれた政府は米国に従わないと独裁を批判され、米国に従う軍政や君主も助けられ、民主的な米国自体が多くの戦争を始めた。民主平和の理想を信じる国は当然少なくなる
力の観点から言えば、英国は列強を尊重しているため、長期的に覇権を維持してきた。アメリカは従順でないすべての大国を敵視した結果、自分の力を消耗しすぎて同時に敵を作りすぎている
スターリンなら「キエフを不法に占領する者を駆逐し、ロシア連邦ウクライナ地方全域を奪還するまで我が軍が停まることはない」くらい言いそうですが…
当たり前の話ですが、戦力なくなりました、停戦しましょうって言っても相手が応じるわけもなく。戦力があるうちにしないとまともに交渉してくれませんでしょうね。相手も血を流してようやくボーナスステージですし。
時すでに遅しってやつですね!
戦えないなら尚の事相手は止める理由無くなりますよね。
楽に進める訳から更に領土を削り取るチャンスで、その状態でもし交渉とか色々ふっかけられるのは過去の歴史を見ても分かりますし。
安全保障が重要というのはそのとおりですが、ロシア側にとっての安全保障というものも考える必要があるでしょう。そもそもですが、以前の力を失った欧米が、従来どおりのジョン・フォスター・ダレス方式でロシアの庭先で圧力をかけ続けた結果ともとれます。ロシア側に安全保障が存在しないとするならば、ロシアが停戦する理由も無いわけです。
停戦に向けてかどうか分かりませんが、クルスク侵攻後初めて実施した世論調査の結果レポートが、ここ最近KIIS(キーウ国際社会学研究所)とIRI(国際共和党研究所)から相次いで出てます。
いずれも9月下旬から10月上旬にかけて実施。
分量はありますが読んでいくと面白い。
・停戦を許容する割合は一貫して徐々に増えてる。クルスク侵攻を経ても増加傾向は変わってない。
・とはいえ、停戦派はまだ過半数に及んでない(ただし東部では既に過半数)。
・NATO加盟/安全保障が条件なら?と聞き方を変えると、7割の人がクリミアとドンバスは割譲しても良いと答える。
・金持ちほど停戦を拒否し、貧乏な人ほど停戦を許容している。貧乏な人ほどもう戦争に耐えられないと感じてる。
などなど
クリミアとドンバス割譲、残りの地域の長距離武器制限、NATO非加盟だけど西側が安全保障ってあたりで話まとまりませんかねぇ。
ウクライナも受け入れそうですが。
うーん領土に関してはそんなもんだとしても、賠償金とかはウクライナだけでなく関係した西側(日本も)盛大にふっかけて来るでしょうね。勝手に資産凍結したり没収したりしたんだから。味方はともかく中立的に振る舞わなかった国に対してはキツく当たってくるでしょう。
ウクライナの安全保障というがそれがロシアの安全保障と対立するのは認められないから中立しかない。
領土の奪還は現実的ではなく、そのための膨大な犠牲を支払う国はウクライナを含めてどこにもない
キエフ包囲されたときの講和条件が最もマシだったのが皮肉だな。
いやヤヌコビッチ路線が最も現実的だったといえるか
それなら内戦からの死者が生じず、領土も奪われる事もなく、徴兵なども行われる事もなく、ガスも安くそこそこ暮してはいけただろうに。
ヤヌコビッチに今ウクライナに行われている支援の一割でもやっていれば彼は財政難からロシアに泣きつく事もなく、うまくやっていただろう。ヌーランドなどが暗躍することもなかった
クルスクとかいう鶏肋のせいで・・・
>ゼレンスキー大統領も10月22日「どの様な道を歩んだとしても占領地を法的に他国とは認めない」と言及
となると、講和条約(戦争を終える)を結ぶ気は無くて、停戦条約(戦闘を止める、そのうち逆侵攻して取り返す)という認識でいいのかな。
停戦して、戦力を整えて、ロシアに殴りかかるよ(自国領から追い出す)という意気込みなのか、トランスニストリア形式で金融的にも政治的にも軍事的にも実質他国の自治州形式で終えるつもりなのか
どっちだろ?
前者のつもりで、それをロシアが見越してる(またはどうせウクライナはそう考えてると認識する)なら、降伏するまでタコ殴りするとなりそうだけど……
>ロシアはクルスク奪還に時間をかければかけるほど「ウクライナ東部を削り取る時間」を確保でき「将来の停戦ライン」を西に拡張することが出来る
クルスク作戦考えた奴!前に出ろ!歯を食いしばれ!
冬戦争が終わったのはフィンランドの奮戦以上にロシア軍の戦略目標がハッキリしてたのが大きいと思う
Panzergrafって人が翻訳したものを引用
~ ここから ~
“マンネルハイム線突破: ソ・フィン冬戦争におけるソ連の戦略的・戦術的適応”
1939年11月30日から1940年3月13日まで続いた“冬戦争”(第1次ソ連・フィンランド戦争)は、開戦から1月上旬までの前半期と、2月からの後半期に分かれます。
楽観的な見込みのもとで始めたこの戦争の前半期で、赤軍は極めて甚大な損害を被ります。その結果、ソ連指導部は攻勢を一時中断し、ティモシェンコに作戦指揮を任せることにします。
ティモシェンコは与えられた25日という準備期間のなかで、赤軍の能力を、最低限ではあるものの攻撃任務が遂行できる程度にまで向上させることに成功します。戦略面においては、全面侵攻からカレリア地峡突破に目標を絞ることで、戦力を極度に集中させます。
その結果、2月の赤軍第2次攻勢は成功し、ソ連は当初目標の完全達成はできなかったものの、軍事的勝利を達成することができました。
著者のガディ氏は、🇫🇮軍の優秀さと赤軍の無能さが対照的な前半期よりも、ティモシェンコによって赤軍が適応し、最終的に勝利した1月以降が重要だと指摘します。
もちろん25日という期間でティモシェンコが改善できる点は限られており、例えば機械化戦力による縦深突破を行う能力等を赤軍が得ることはありませんでした。
しかし、戦略的目標をマンネルハイム線の崩壊と、その背後のヴィープリ攻略に修正したことで、その限定的に向上した戦術能力でも目標達成が可能になりました。
一方で、前半戦において優秀さを証明した🇫🇮軍は、なぜ敗北したのでしょうか。様々な要因はありますが、ガディ氏は西欧諸国からの軍事支援がなかったことを、現在のウクライナと比べつつ指摘しています。
さて、現下のウクライナにとって、冬戦争の教訓は? ガディ氏は次のように指摘します。
「相対的に練度が低く、ひどい戦術で指揮され、装備状況が悪い徴集兵の軍隊でも、適切なリーダーシップのもとで、戦略的・組織的・戦術的な適応が実際にできるということが、重要なポイントだ」
もちろん、プーチンにとってのティモシェンコはいない、という意見もあります。だからといって、今のロシア軍が適応できない軍隊だと仮定するのは誤りかもしれません。
当時の赤軍は、ティモシェンコが改善に取り組んだあとでも、相変わらずひどい状態ではありました。「しかし、赤軍は大事なところおいては、それでも上手く適応することができた」のです。
なお、当時のドイツ参謀本部は、冬戦争前半期の赤軍のみを評価して、独ソ戦に突入しました。このことに関して、ガディ氏は次のように指摘します。「ドイツの誤りを繰り返さないことが重要だ。 ドイツの誤りとは、敵の失敗から間違って導き出した教訓を学ぶこと、敵の適応とその後の成功を無視すること、戦争全体の流れのなかで起こった事実に注意を払うのではなく、戦争のなかで自らの自尊心を正当化するのに好ましい部分から、一般化した結論を導き出す、ということだ」
~ ここまで ~
おおむね同じ流れをトレースしてると思うけど、引用のソ連軍と違うのはロシア側の戦略目標の変更がハッキリしてないところが違うと思う
ここのコメント欄でウクライナに手厳しい人は「ロシアが求めてるのは4州だけ」という前提でウクライナ批判をするけど、実際にはNATO非加盟やらを狙ってることなどは侵攻前から変わってないからロシア側に戦略目標の変更があったとは思えないところ
つまり、ウクライナが降伏を言い出すまで押し続けるしあわよくば(4州を越えて)西部に傀儡を・・って感じで、ウクライナ以上にロシア側に戦争をやめるビジョンが見えない
昼書き込もうとしたらエラーが出たけど、自分以外のコメントは増えてるのでダメ文字かな?とタイトル削除して書き込んだら新規になっちゃいました
本来は「たむごん」さんへの返信でした(唐突になに?と思う人いるかもしれないので)