クルスク方面の状況は東部戦線ほど変化は激しくないものの、ウクライナ軍が獲得した占領地の範囲は最盛期から約半分まで縮小し、Bloombergは28日「数ケ月以内にウクライナ軍はクルスクの占領地を全て失う可能性がある」と報じた。
参考:Ukraine Risks Losing All the Russian Land It Seized Within Months, US Officials Say
ロシアが2025年1月からクルスク方面の反撃を本格化すれば、ウクライナ軍の占領地維持は春までに限界を迎える
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATE、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARが報告する内容を追う限り、クルスク方面の状況は東部戦線ほど変化は激しくないものの、ウクライナ軍が獲得した占領地の範囲は最盛期から約半分まで縮小し、Bloombergは28日「数ケ月以内にウクライナ軍はクルスクの占領地を全て失う可能性がある」と報じた。
“ウクライナ軍は東部戦線でロシア軍の前進阻止に奮闘する一方で人員不足や支援の不確実性に悩まされている。さらに獲得したクルスクの占領地では最大1.2万人の北朝鮮軍とも対峙しており、米政府高官は極秘の評価レポートに基づいて「もしロシアが2025年1月からクルスク方面の反撃を本格化すればウクライナ軍の占領地維持は春までに限界を迎え、その後は撤退か包囲されるリスクを背負いながら残りの占領地にしがみつくことになるだろう」と語った。このタイミングが重要なのはクルスクの占領地を「交渉の切り札」と考えているためだ”
“トランプ次期大統領は戦争の早期終結に言及しているものの、双方の要求は非常に複雑なため合意を引き出すのに何ヶ月もかかるかもしれない。プーチン大統領は「ウクライナのNATO加盟を10年~20年ほど凍結する考えは上手くいかない」と述べ、戦いを優位に進めるロシアにとって交渉を急ぐ理由は何処にもない”

出典:Президента России
“ウクライナもATACMSによるロシア領攻撃が可能になったため、米当局者は「当初予想よりもクルスクの占領地を長く維持している」と述べたが、別の当局者は「クルスク侵攻の目的はロシアに対する抵抗力を示し、ロシア軍戦力を消耗させることで占領地が目的ではない」「そのためクルスクからの撤退は戦術的成功として描写される可能性がある」と指摘し、この当局者らは「多くの死傷者を出さないためにもクルスクからの撤退を近いうちに指示するだろう」と予想した”
“ロシア軍がクルスク奪還にむけて本格的に動く場合、ウクライナ軍に撤退を強いるため主要な道路や街に向けて追加の北朝鮮軍を投入するかもしれない。さらに北朝鮮は春までに約8,000人の戦力を追加派兵する可能性があるものの戦闘における効果は非常に低い。ロシアも今のところ自軍の損害を自力でカバーできるため北朝鮮軍を必ずしも必要としてない。米国の評価によればロシア軍の損失レベルは日平均1,200人前後で、ロシアもこれを無限に補充しつづけられる訳では無い。プーチンにとって最も避けたい事態は2022年9月と同じ予備役の招集だ”
“クルスクを巡る不確実性が高まる中、ロシア軍はウクライナ東部で前進し続けており、米当局者はポクロウシクの状況について「ウクライナ軍は街をもう暫く維持できると思うが、ロシア軍がポクロウシクを包囲するのは時間の問題で、この街を守るため戦うウクライナ軍部隊は『撤退するか』『最後まで街にしがみついて降伏するか』の間でジレンマに直面するだろう」と述べた”
ゼレンスキー大統領は「クルスクは交渉材料だ」と公言しているため「撤退を戦略的成功」と描写するのは不可能に近く、東部戦線の不味い状況まで加味すると「クルスクからの撤退」は「作戦に対する一貫性のない説明への疑問」や「ウクライナの軍事的劣勢」を今以上に際立たせるだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
さらっと一日1200人の損害とか…
アメリカじゃ記事読んでもらうためには少しでもロシアが不利な情報が必要なのかね
逆に「ウクライナ軍の死傷数は1日どれくらいなんですか?」と質問する人はいないんですかね?今だったらそっちの内容の方が記事としては売れそうですけどね。
月3万人の動員じゃ間に合わなくて追加で緊急の16万人動員が必要な訳だから
単純計算だと最低でも年50万人以上(1日1400人前後)は死傷してそう
ゼレンスキー大統領の報告だとウ軍の死傷者は40万人強ですので、これを単純に日数で割るとウ軍の一日の損害は400人強くらいになります
これはあくまでウクライナの公式発表ですし、実際の死傷者はもっと多いと思われます。また、脱走者や行方不明者が二十万人以上いることを考えると、一日の損害は実際には600人前後(一か月に18000人前後)くらいになると思われます
いつもの主語の入れ替えだと考えるのが一番経験則的に合った数字になりますよ。バフムトでもアウディーウカでも、激戦地ではだいたいそうでしたよ。
すなわち,現在ウクライナ軍の死傷者は1日1200人ということですね。
こうしておけば何かのリークでウクライナの真の死傷者がバレても、「ロシアも同程度の損害なので引き分け!」と言い張ることが出来るわけです。
キャンセルされないためのおまじないなのでは?
日本で言うところの「テロは許されないが」みたいな。
ロシアに都合の良い情報は記事の内容を全て鵜呑みにし、ロシアに都合の悪い情報だけを突っ込む親露の鑑のような文章
ではとりあえず「ロシア軍の損失レベルは日平均1,200人」の具体的証拠を出していただけますか?
これだけ長い期間攻勢をし続けてさらに北朝鮮兵にまで頼ってるのを見ると普通にそのくらいの損害もありえるだろ
ウクライナも1800人とか言っててそれよりも少ない訳で尚更現実味がある
というかそもそも俺は1200人が絶対正しいと言ってるわけではなく、1200人を「西側とウクライナのプロパガンダ」として決めつけてるのが問題だと思ってますね
この記事に限らずなぜロシアに都合の悪い情報だけ「西側とウクライナのプロパガンダ」になるのか?そこが意味がわからないんですよ
もう当のウクライナ兵やDSから嘘報告ばかりの大本営呼ばわりされてる時点でウクライナ参謀本部の公表値に信頼性などないのですよ
って事で、DSもお得意の親露派認定しちゃいますかい?
いや、この記事はBloombergですけど
このBloombergの記事のロシアにとって都合の良い部分は鵜呑みにしてるのにロシアにとって都合の悪い部分だけプロパガンダ扱いしてるのがおかしいだろって話
あとウクライナ側の発表を全て嘘扱いするのはロシア側の発表を全て嘘扱いするYouTubeやXやYahooの一部の人たちとなんら変わりないと思いますけどねえ
Bloombergは
>>ロシアも今のところ自軍の損害を自力でカバーできるため北朝鮮軍を必ずしも必要としてない。
と書いてるのに
>>北朝鮮兵にまで頼ってるのを見ると普通にそのくらいの損害もありえるだろ
とか書いちゃってる時点で君の理論はちゃんちゃらおかしいんだよなあ
Bloombergもとりあえず親露派認定しときますかい?
実際にウクライナが何万人足りないとか、人員不足がとか言ってる時点でウクライナ当局の発表がおかしいのです。さらにロシアは強制動員もせずに回してる。
ウクライナの大嘘は事実と見て間違いないと普通なら気付くはずですが注意して見ないとわからない。
だから事実を見るとアメリカが公式に18歳以上を徴兵しろとブリンケンが言ってたりするのです。
12/25の日経新聞電子版よりメドベージェフ氏によると2024年は約44万人の志願兵が国防省と契約したようです
44万を365で割ると約1200になるので多分これが根拠かと思います
あくまで理論上の最大値で去年17万人増やした定員の補充や契約期間の満了した兵の交代も行われている可能性が非常に高いので実際はもっと少ないでしょう
それな。囚人兵ですら満期完了しているのだから交代要因分の契約をしてないわけがない。ウクライナとは違って
そんな所に噛みつくなんてブルームバーグに親でも殺されたんですか?この記事を読んでそう思ったなら、いささか病的な感じをします。少なくともここのサイトだって損害に関する話がいくつもあるのに何でブルームバーグだけ標的にしているのか訳が分からない。
記事を読んで貰う為に1200人の損害を使うならタイトルや記事の先頭にそれが記載してあって更に強調するような書き方なら納得は出来ますが、タイトルに記載は無く記事の最後に米国当局としての見解として載せているだけ。それは今のロシアはこれだけの損害を出しても戦争を単独で継続する事が出来るって話をしているだけでしょう。何の情報も無しにロシアは損害を出しつつ前進して留まる事はありませんと言う書き方よりは全然マシでしょう。
>1200人
また、さしたる根拠もないいい加減な数字を差し込んでくるな
そんなプロパガンダで遊んでるから自滅するんだよ
ほんと、公約を曲げた変節芸人の独裁的な政治体制に巻き込まれる国民はやりきれんやろな
ウクライナに栄光あれ。
ああ、キミもだったか
なんでその1200人だけ突っ込むんでしょうかねえ。そんなにロシアの損害が気に食わないのかしら
また名無しの方ですね。いい加減必須とされている名前を表記されてはどうですか。
損害だけを否定的に見ることについて問題視されていますが、私としては損害を否定的に見るのは全然問題ないと思いますよ。
そもそも撤退を繰り返しているウクライナ軍にロシア軍の損害を正確に把握することは不可能です。今回の記事はBloombergですが、前線にいるウクライナ軍にも把握できないことをBloombergにしろ米軍にしろ把握できるはずがありません。
しかも、敵陣営の損害は自陣営が機能していることを示すためのプロパガンダに使いやすい指標であるためマスコミを含めた両陣営から出てくる損害の数には疑いの目を持って見るべきと思います。その意味でロシア軍の「損害」に疑問を呈する意見が出てもおかしくないと思います。
これが、ロシア軍の損害は否定するがウクライナ軍の損害は肯定するだったら確かにロシア軍に有利なものだけ抽出していておかしいと思いますが、今回はそれがないので問題ないと思います。
というか、こう言ってはなんですがそもそも損害を正確なものとして受け止められるならここで前線の状況を確認しなくてもいいように思えますが。私は報道される損害がすべて信用できないのでここで前線の状況を確認しどちらが優勢か見ているのですが。
ちなみにスプートニクでみるとウクライナ軍の損害は過去24時間で1470人らしいですが、あなたの立場だと当然これも根拠なく否定されませんよね?私はこれも否定的に見ますが。
すみません。ここで前線の状況を確認しなくてもいいというのは少し書きすぎですね。戦況をしるうえではここで詳細を確認することに十分な意義がありますね。管理人さん申し訳ありません。
春までに何人の精鋭が死ぬと思ってるんだよ······
ウクライナ東部ではロシア軍は着実に前進しているようですが、クルスクにおける戦線は膠着状態のように見えます。
どなたかこの状況について解説いただけませんでしょうか。
工業都市の東部と違って大都市から離れたクルスクは交通インフラが発達してないので、両軍共に補給に苦労し泥濘や積雪など自然環境の影響をモロに受けるので戦況が膠着気味になる。
素早く取り戻したと言うには既に時間が経ちすぎているし、とうてい大局に影響を与えられる戦場でもないので口で言うほど本腰を入れていないというところではないでしょうか。此地でウクライナ軍を拘束し続けるというのも、東部侵攻を支障なく進められている現状では悪くないです。
そもそもプーチン程の指導力があれば停戦時にスジャ割譲も不可能ではなく、逆にそれと交換にセバストポリ割譲をねじ込むという手すら考えられます。いずれにせよスジャはこの先どうとでもなると考えているのではないでしょうか。
ロシア軍からすれば最初の奇襲効果を凌いでしまって補給路を確保できている現状において無理をする必要性が無いのでしょう
セイム河の対岸で拠点を築かれるのを阻止し、コレネヴォ陥落も防げましたし、ウクライナ軍が野戦築城をしているにしても都市部(スジャ、マラヤ・ロクニャ)ぐらいしか優利だと言える場所はありません
であるならば、ドネツクと同様に弱い部分を探って突出部を作り包囲を仕掛けて補給路を断つという定番作戦をじっくりと仕掛けていけばいいだけに思えます(実際、既にスジャの補給路へは攻撃を仕掛けているように見えます)
政治的な理由から撤退が困難であろう事が予測されるため、恐らくはまだまだ数千人のウクライナ軍の精鋭がクルスクに散ることになると思われる。
クルスク戦線に投入されたウクライナ側の総戦力はどんなに少なく見積もっても2024年12月下旬の現時点では増援込みで2万人〜最大で3万人以上と推測される。
ロシア軍の猛反撃によりこのうち最低でも8千人から1万人は死傷または行方不明になっているものと思われる。
さらにこのまま「深刻な人員不足」や「弾薬類や頼みの綱のドローンの欠乏」という弱点を抱えたまま戦い続けて行ったとしても、ズルズルと後退を強いられながら屍を重ねて行くだけになりかねない。
経験豊富な熟練兵たちをこんなところに使わなければドネツク方面の戦線崩壊は無かったと断言できる。
ウクライナ軍はクルスクなんかに貴重な戦略予備を浪費すべきでなかった。
強兵は1日2日で育つものではないし、それは戦争遂行のための何にも代え難い財産であるというのに、大した戦略的価値もない地域に殆ど全部を投入して散らせてしまったのだからウクライナ軍上層部の戦略的センスの無さには頭を抱えるしかない。
クルスク維持にウクライナ軍が無駄に戦力割いていることで東部南部を優位に進められていると個人的に思っているので、ロシアはクルスク奪還にそこまでの戦力を集中するんだろうか?
スジャ周辺だけウクライナが確保していれば無限に兵力損耗しそうだからそこまでは奪還して東部南部のロシア軍の目標達成までスジャ放置しそうな気がする。
ゼレンスキーの交渉の切り札的な思考が絶望的にセンスを感じませんからね、ゼレンスキー案件ですので仰る通りスジャ残っていれば払底寸前の戦力を最優先で投入しても何の不思議も無いでしょうね。
ゼレンスキーとプーチンの実力差が余りに酷いけど、プーチンはやってることの是非や善悪別に実力で見れば稀代の政治家だと思うかな。
ウクライナ参謀(大本営)本部が一日の死傷者1800人とか毎日言ってるのに比べると少し現実的
「ウクライナ軍参謀本部が1800人と言ってるからちょっと減らして1200人、このくらいでいいやろ」みたいなノリでない事を祈るしかありませんね。
戦争は勝ってる側には援軍が現れ、
負けてる側には裏切り者が現れる。
今の構図のまま徐々に衰退していくとかあり得ない。
中立条約結んでる国がドサクサに攻めてくるのが常。
北朝鮮のように公然と支援する国が出るかも。
一番の問題は、ウクライナの外交下手。近隣諸国に対して高圧的過ぎる(駄目なところだけイスラエルに似ている)。
ポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニアなどで、農作物や運転手のトラック確保などで揉めたこともあったが、関係改善のための何もしていない。難民問題も含め、西や南の国境が今のままであれる保証もまたない。
プライドだけは高いのか知りませんが自分の間違いは絶対に認めない上に高圧的な態度に出れば相手が折れてくれるとでも思っているように見えますね。
ポクロウシクよりもt515沿いの戦闘が気になる
ヤセノベとか言うしけた街を超えればアンドリイフカまで障害も無くほぼ一直線だからな
撤退も相手がいる訳ですから、ドフリーで見逃してくれる可能性はゼロです。
クルスク占領地を、政治課題に引き上げられ・外交マターにしてしまってますから、早期撤退は不可能でしょう。
ロシアの息切れは、あまり期待しない方が無難と思いますよ。
西側諸国は繁栄を謳歌してきましたが、中国インド中東など新興大国は、ロシアを使い倒して国力を伸ばすチャンスとしているからです。
管理人さんの更新の負担がdeepstateが不定期になることで減るとは
このリハクの目を持ってしても
ふむ…では春を待たずして自主的に撤退したらどうだろうか
ジリジリすり潰されて追い出されるよりは、計画的な撤退戦を行った方が100倍マシというもの
浮いた戦力をポクロウシク方目に転用して、南ドネツクの兵士たちにちょっと遅めのクリスマスプレゼント(援軍)を送ってやるべきでは
さっさと撤退した方が良かったと思いますね、
ロシアの気性と現在の戦況から考えても、選択権がロシアにある以上停戦交渉開始の障害になっても、切り札になることはないでしょうし。物資の輸送も困難で地理的に有利な場所でもないみたいですし。
ロシアの損害も総数や1日の最大値から見積もられているみたいですが、アウディウカ以降で包囲戦徹底しているし、どの戦線のウ軍もロシア兵の数的優位を認めている時点で、契約兵も損害の補填よりは増強に近いものかもしれません。怪我したらローテで後ろさがって治療して復帰できる状況考えると95%?は盛りすぎでもウクライナよりは大分良さそうなきがします。
いちいちロシアだウクライナだで敵の数字を発表するのに反応しなくても…
例えその情報を米国が諜報で掴んでいたとしても、発表される数字がそれとは限らないのですし、調査方法が明確な統計以外の数字は政治的意図があるのですから。
それはそうとクルスクは誰か撤退しろと言えないのですかね…
むしろとっとと総崩れになって東部に戦力転用した方が良いでしょうクルスク。
こう言うと残酷なんですけどウクライナの数少ない精鋭部隊と、国内なんで遠慮なく徴募兵も使えるロシア軍では戦死者の交換レートは相当悪いでしょう。
砲兵やドローンで殺されるのに兵士個人の練度はあまり関係なさそうでもあります。
いや、現状ではロシア軍も正規兵中心ですから、双方の損失の質的には大きな差は無いですよ。北朝鮮兵という例外はありますが,全体で言えば微々たるものです。
問題は双方の損失が主にドローンと火砲によるもの=火力投射量がそのまま損失比となっている蓋然性が非常に高く。
損失を許容出来ないはずのウクライナの方に被害が集中している可能性が高いと見込まれていることと。
部隊そのものの戦闘力維持の観点からは、1-2割の損害の時点でローテーションして後方に下がって補充人員の供給を受けられるロシア側は人員同士のノウハウの蓄積が機能するのですぐに戦闘力を回復出来るのですが。
各戦線で部隊が壊滅するまで死守しているウクライナ側は、後から兵員を補充してもなかなか戦闘力が回復しない、という点にありますね。
戦争は勝たないといけないんですよ。負け始めると全てが悪循環になってしまいます。
いえウクライナなの現状で訓練された歴戦の部隊と、ロシアの国内配備の正規軍の価値が同等のはずはありません。
質自体より相対的価値です。
ロシアは徴兵した兵士を特別軍事作戦に使用できない縛りがありますが国土防衛戦であるクルスクには適用されません。
クルスクでの損耗を他の軍管区から補充することも法的に可能なのは大きい。
戦力的にはどうでもいいけど、北朝鮮みたいな相互軍事同盟国を登用するハードルも低い。