Washington Postは2日「ウクライナは数万人規模の動員を準備しているものの、侵攻から2年以上経過しても十分な基礎訓練を新兵に提供出来ておらず、前線指揮官らは補充兵が十分な訓練を受けていない状態で戦場に送り込まれることを覚悟している」と報じた。
参考:Basic training in Ukraine is barely covering the basics, commanders say
新たな補充兵は何ヶ月間も増援なしで耐えてきた部隊で歓迎されるはずだったが、指揮官達が目にしたのは訓練不足の兵士達だった
Washington Postは2日「ロシア軍の容赦ない攻撃が激化する中、ウクライナは深刻な兵士不足に対処するため数万人規模の動員を準備しているものの、前線の指揮官達は新兵が訓練不足のまま戦いに送り込まれることを覚悟している。侵攻から2年以上経過しても十分な基礎訓練を提供できなかったことはキーウが直面している悲惨な状況を浮き彫りにしている」と報じており、この興味深い記事の主要部分を要約すると以下にようになる。
“ロシア軍は昨年10月に始めたアウディーイウカ攻略で「万単位の人的損害を被った」と言われているが、短い小休止を挟みながらハルキウ方面、クピャンスク方面、リマン方面、シヴェルシク方面、バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面、南ドネツク方面、ザポリージャ方面で攻勢を続け、新たな領土や拠点を奪取するという観点から言えば成功を収めており、ウクライナ軍兵士らは「執拗な攻撃を阻止する兵力が無いためロシア軍は大きな大きな利益を上げた」と述べた”
“ザルジニー前総司令官は50万人近い追加動員を要求したが、ゼレンスキー大統領は公の場で『数字の根拠が示されていない』『これほどの多くの動員者に給与を支払うのは難しい』と述べ、後任に指名されたシルスキー総司令官は後方勤務(重要な橋などをインフラ警備に就いていた人々)の兵士を最も戦闘が激しい地域に再配置した。これは動員数を減らすためのもので、新たな補充兵は何ヶ月間も増援なしで耐えてきた部隊で歓迎されるはずだったが、指揮官達が目にしたのは訓練不足の兵士達だった”
“第93機械化旅団の副大隊長はWashington Postの取材に「後方地域からやって来た補充兵の中には銃の分解と組み立て方を知らない者がいた。そのため最低でも1箱分(1,500発)の射撃訓練を部隊で行っており、我々は前線で補充兵の基礎訓練に多くの時間を奪われている。もしチャシブ・ヤール近郊で突破口が開かれ、基本的なことも知らない補充兵の投入という事態になれば、彼らは死ぬためだけに戦場へ放り込まれることになる」と言及”
“約1ヶ月前までオデーサ方面の橋で見張りをしていた31歳の兵士も「本当に恐ろしい。4月30日に戦闘任務への転属を告げられ、24時間以内に第93機械化旅団に配属されてドネツク東部に展開するよう命じられた。荷造りする暇さえなく、準備出来ている者など誰もいなかった」と述べ、第42機械化旅団に転属した補充兵も同じ状況に置かれている。ハルキウ方面に最近配備された第42機械化旅団の偵察部隊には後方からやって来た補充兵が多く、時には敵の背後に潜入するなどリスクの高い任務を命じられるのに与えられた準備期間は2週間だけだった”
“32歳のあるウクライナ人兵士は「国内の訓練センターで教えられることは全く役に立たない。全てのことは戦場に出から学ぶ」と述べ、1年以上も動員された人々の訓練に従事してきたウクライナ人将校も「ソ連製口径の弾薬は戦場への供給を優先しているため新兵訓練に殆ど回ってこない。訓練センターで行う射撃訓練で新兵1人あたりに割り当てられているのは20発だ。さらに手榴弾もないしグレネードランチャーの弾薬もない」と述べ、Washington Postは「つまり動員された人々は前線に出る前に実弾を撃つ経験を殆ど積めないということだ」と指摘している”
“適切な訓練を受けられないまま危険な前線に送られるリスクはウクライナ人男性が動員を恐れる理由の1つに挙がっており、国家親衛隊の第13ハルティア旅団も新兵獲得のため「前線勤務前に最低60日間の訓練機会(部隊配属後の訓練機会)を保証する」と書いた看板を全国に掲げ、新兵が集まる訓練センターに旅団の人員を常駐させているが、これは他の旅団も同様で「若くて体力とやる気に溢れた新兵」の奪い合いになっているらしい”
“戦う意思に溢れた者は軍に加わっているため、現在動員されている人々の中には戦いに否定的な者が増加しており、各旅団から訓練センターに派遣される人間はコミュニケーションをとって「より戦う意思のある者」と「戦場で命令を拒否しそうな者」を自ら選別している。なぜなら各旅団とも「若くて体力とやる気に溢れた新兵」を積極的に勧誘しているため、何の情報もなく他の旅団に出遅れれば背中の曲がった者、足の悪い者、病気がちな者から旅団に送る者を選ばければならなく”
“ある軍曹は「膝や背中に問題を抱えている50歳以上の者が『健康体の新兵』と見なされる場合があり、このような新兵を受け入れろと命じられることがある。さらに『今直ぐには戦えない』と言う者もおり、そういった者は相手にしないようにしているが、軍の人事は『彼は健康体なので連れて行け』と言い出す」と付け加えた”
アウディーイウカを巡る攻防に参加していた大統領旅団の司令官もUkrainska Pravdaの取材に「40歳を超える兵士はストレスによる胃潰瘍、関節痛や高血圧といった慢性疾患を発症し、手足を骨折することも多く、こういった理由で特定の任務を回避しようとする。医者から「あの任務から解放しろ」「病気療養のため休暇を与えよ」と指示されると塹壕を守れと命令出来なくなる」と述べた事があり、適切な訓練の欠如も国内外のメディアが再三報じているため、Washington Postの報道内容に目新しさはない。
因みに戦力や能力に隔絶した格差でもない限り「兵士の命を優先した戦い方での勝利」は実現不可能、凄惨な消耗戦なら尚更で「一方だけが極端に人的損害が少ない」とは考えにくく、人的資源の戦場供給はウクライナとロシアに共通した問題だと思うが、ロシアは人口が多いため兵士の補充能力でウクライナを上回っている可能性が高い。
ウクライナ軍が毎日発表するロシア軍の死傷者数は3日時点で50.98万人、ロシア軍が2024年2月27日に発表したウクライナ軍の死傷者数は44.4万人に達し、双方とも「自軍の人的損失は敵よりも少ない」とアピールしているが、自軍の人的損失数について積極的に言及することははなく、ゼレンスキー大統領は2024年2月「この戦争中に3万1,000人のウクライナ軍兵士が死亡した」「戦場から何人が離脱したのか敵に知られたくないので我々の負傷者については明かしたくない」と、ロシア国防省は2022年9月「特別軍事作戦の死亡者数が5,937人に達した」と明かしてから情報を更新していない。
もはや「双方が主張する死傷者数」や「敵よりも少ない損害」についてアレコレ想像しても特に意味がなく、これまでの事実と経験則で言えるのは「2023年10月以降の戦場でロシア軍はアウディーイウカを含む30以上の拠点を占領した」「この7ヶ月間にウクライナ軍が前に出たことがない」「都合のいい戦闘シーンだけを切り取る形でアピールされる自軍の優秀性と敵の無能さは戦場の優位性にリンクしないことが大半」だという点だけだ。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
この記事で言及されているのは主に動員済みであった兵士の話ですが、新規動員での最低訓練期間三ヶ月以上の案も結局は動員法改正案から無くなってしまったようですからね。
そうなると一ヶ月の訓練は行われることが多いが、それ以上は部隊や状況に依存するし、多くても二,三ヵ月という状況がまた続くのでしょう。これは多種多様な部隊からの証言を継ぎ接ぎした結果ですが、訓練不足の話は枚挙に暇がないですし、全体の平均と大きく乖離するようなものでもないかなと。
あえてポジティブにとらえると、「国内の訓練センターで教えられることは全く役に立たない。全てのことは戦場に出から学ぶ」というのはありそうだから、実戦で育てるというのもありかもしれない。
フランスは訓練要員をウクライナ国内に派遣するみたいね。
リトアニア、チェコも訓練要員派遣に前向きだとか。
あえてと前置きがある内容に突っかかるのも野暮ですが、甘い前提条件を積み重ねない限りは最悪に近い決断でしょう。
現場での学びや実践以外を無価値とするのは、”(残念ながら)現状ではそうなってしまっている”といった意図であるならともかく、代案や一種の真理のように扱うべき意見ではありません。
特に戦争中の補充兵についてですので、訓練の不足は人員の喪失と、次の新兵の必要性、そして経済や民意への打撃など悪循環に繋がります。
教官の派遣は連帯をアピールする上では良い知らせなのですが、個人的には各国での訓練枠を増やしてほしいですね。送る側も受け入れる側もそうはしたくないのでしょうが。
動員について話す際、教官や訓練施設,物資,補償や適正審査等含めた各種制度などのシステム全体に言及されることは殆ど無く、その手法や兵士の数だけが話題になりがちです。物資の不足についてはこの記事内でも一部言及されていますが、訓練施設の不足や不備も度々指摘されていますし、そもウクライナの財政で総動員を前提としたシステムが維持出来ていたとは思えません。
無いよりはましですが、人だけ送れば改善される話とはあまり思えないのが正直なところです。
流石に実戦で育てるのはありかもしれないと言うが無しですよ。それで無駄死にやフレンドリーファイアとか怪我させて兵士が足りないと言うならウクライナは大人しくロシアに下るべきでしょう。
銃を撃つのに利き手に拘ってバリケードポジションで撃たないのはアホのする事、便利な機器があるから使った方が正確で楽とかみたいな話なら最悪の事態を想定していない無能です。
そもそも訓練の何が足りないのかを詳細に語っているのか、それが分かるなら判断の後に優先順位を変えて落とし込めばいいだけの話です。
実弾射撃訓練も大切でしょうがどんな状態でも銃口を味方に向けない配慮、構え方の訓練だって大事でそれは弾がなくても実銃じゃなくても出来る話。制限あるならあるで兵士じゃなくても銃の扱いや射撃ならインストラクターでも兵士に教える事は出来るしおもちゃと言われようが電動ガンでスキルアップも出来ます。
実戦で学ぶっていうのが最前線勤務なら
訓練十分なら避けることができた追加の死傷者が発生するのは不可避なので
人員により乏しいウクライナ側としてはこの1か月を凌ぐためとかいった限定的な運用に止めるべきよね
本格的侵攻があって2年たっても訓練がまともに行えてないっていうのは
動員を後回しにしようとしてきた結果でもあり原因でもあるのかもしれんが
ツケは大きいでしょう
>新兵の射撃訓練は20発
ロシアのストームZは負傷者の救護措置や捕虜の取り扱いをほとんど訓練されてないが射撃訓練だけはふんだんにやるとどこかの記事であったな。
非人道的と言えるが合理的なのかもしれない。
それって、十分な基礎訓練を受けていない、という意味では同じでは。
満足な分散行動や退避行動も行えないから、逃げ出せないよう集団で白昼正面突撃を行う羽目になるよ。
攻撃力全振り、守備力0な上に攻撃に参加したら次のターンまで強制守備表示になるゴブリン突撃部隊やん。史実で忠実に再現されるとは恐れ入る。
撃たれ役なんだから、陣地奪取や捕虜確保なんかどうせすることは無いという判断なら合理的ではありますね。
~かもしれないで教育範囲を増やすと際限が無くなりますし、一番の本務の訓練にしわ寄せが行くこともあるでしょう。
いくら撃たれ役部隊であっても本務の訓練が減ってもともと低い生存率をさらに下げるのこそ非人道的という考えもあります。
まあこんなのが戦場に出てきてはうかうか投降もできないので戦場の地獄度がさらに上がりますが、それは撃たれ役部隊を送り出す側ではなく迎え撃つ側にとっての地獄度アップなので送り出す側は重視しないでしょう。
私のうぶ毛も出生からわずか数日で最前線に動員されています。その多くが数日で命を落としています。後方での訓練もないので、短いまま最前線に出てきます。
生え際の僅かな生き残りが、ベテランとして奮闘しましたが、消毛戦により何も残らなかったようです…
生え際の前線維持は不可能でしょう。
ならばサイドにいる精鋭を伸ばして前線は無理でも頭頂部手前をカバーさせれば良い。
バーコード作戦!大勲位、懐かしいな。
最悪のOJT
これじゃ自主退役()が横行するのも仕方ない、というかもういい加減負け認めろ
そのほうが絶対傷が浅い
人口ピラミッドを前線で人間ピラミッドに変えてるだけだ
不謹慎だけど「人口ピラミッドを前線で人間ピラミッドに」には噴いた
ワグネルも射撃練習だけなんだっけ
「ある軍曹は「膝や背中に問題を抱えている50歳以上の者が『健康体の新兵』と見なされる場合があり、」
リソースがあるけど複合的な要因でにそこまで割けないから末期の日本軍みたいな供給状況になってるゾ
(末期の日中戦争になると50代ぐらいの人間も動員された、しかし移動の途中で脱落して戦地には行けなかったケースもあった)
私の知り合いの年配の方は、1945年に動員されて、所属した新編成の歩兵連隊は仙台の海岸に配置されたが、実弾射撃訓練は三八式歩兵銃の6・5mm弾5発だけで、しかもそのうちの2発は装填動作中に壕から突き出た標的の竿がすぐに引っ込んで、結局撃てなかったと言ってましたね。不慣れで装填動作も上手くできなかったのです。
そもそも三八式歩兵銃自体も連隊、分隊で全く足りていなくて、歩兵銃のない人は銃剣だけ持って弾薬運搬をする予定だったと言います。銃自体が不足していればもちろん分解・結合の訓練もできません。
弾薬もそうですが、食料も足りずに、
「自活遊撃」
の訓練と称して、畑仕事などをさせられてたともいいます。
それは1945年の日本陸軍の話ですが、2024年のウクライナ陸軍もすでにそれに近い状況になっているわけです。
自衛隊の教育隊ではどれくらい撃たせてもらえるんでしょうか。
なんか乱射事件のあとの話聞くと1ラウンド分も無さそうな気が。
私の頃はは大体40~50発位でしたね。試験が不合格だった人は再度練習させて貰ってから試験を受けていたので、追加で20~30発程度は撃たせてもらえたと思います。
私の所属が野戦特科だった事も関係していたのか、正式に部隊に配属されても、射撃訓練自体は年に1,2回でした。部隊によって回数の違いはあっても、米軍に比べたら圧倒的に少ないでしょうね。
自衛隊は実弾射撃が少ないけど射撃予習を徹底してやるから問題ないんじゃないの?
自衛隊から仏外人部隊に行った人の手記読んだら、ただ撃つだけの外人部隊より自衛隊のがレベル高いと言ってたし。
まあそういう人が言う事は信用出来るの?と言う問題はありますけどね。
まあ、結局は実戦経験も無いので何とも言えないでしょうけど、「実弾を扱う』という事自体に慣れていない兵士と慣れている兵士なら前者の方が間違いなく役に立つと思います。
高部正樹氏の著書によると
自衛隊ではろくに実弾を使えず
口で「パン、パン」と言って訓練してたらしい
あの人は空自のパイロット候補生とはいえ
あまりにしょぼい
アフガンでもボスニアでもビルマでも
小銃の弾薬だけは豊富にあったらしいから
ウクライナの状況は深刻ですね
まあ自衛隊の場合は、教育隊が終わったからといって、教育が終わるわけではないですからまだ救いがありますね。
総力戦は、長期化すればするほど、本当に過酷な戦争ですね。
新兵の射撃訓練に、1人20発しか割り当てられないというのは、小銃の弾も不足しているという解釈になります。
砲弾どころか、小銃の弾薬も足りていないということでしょうか?
おそらく小銃はAKでロシア規格の弾薬です。
援助する西側で大量に作ったり備蓄もありません。
旧ソ連の息がかかったソ連規格の兵器体系の国がタダでくれるわけがありません。大体余裕がないか反米に近い国でしょう。それを買う金はありません。
さらに自国で作れないから不足しているのです。
小銃の弾もRPGも手榴弾も足りないなら火炎瓶がスコップか竹槍が現実味を帯びて来ます。
訓練もスコップ中心がいいかも?朝から穴を掘り午後にそれを埋める訓練とか。
情報ありがとうございます。
金がない・製造能力も足りないとなると、太平洋戦争を思い出して辛いものがありますね…
第三国は、戦争当事国から何らかの便益を得て、漁夫の利を得る事が常ですからね。
何も得られないのであれば、仰るように相手にすらされないというのは、1つの現実と思います。
スコップが馬鹿にされていた頃が、なんだか懐かしく感じます。
管理人様の過去記事、埋め込み動画を見ると、スコップすら不足しているのが実体なのかもしれませんね…
(2024.05.24 ロシア軍がハルキウで達成したい3つの目標、人口流出、領土奪取、戦力誘引 航空万能論)
日本人義勇兵が自衛隊で3か月の前期教育だけしか受けてない隊員でもウクライナ軍では即戦力になれると言ってたな。
22年でさえウクライナ軍の訓練レベルはその程度だったから、現在はもっと低レベルなんだろうな。
自衛隊の兵士は少なくとも30歳以下である、という大きな差も見逃してはならないかと。ウクライナの場合は50歳以上の初老世代まで強制動員してますから,同じ訓練でも体力にも学習能力にも大きな差が出でしまいます。
ウクライナも最近は業を煮やして、「制限撤廃して20代の若者を送ってこい!」と叫び始めてますね。
人手不足とはいえ会社ですら使えないやる気ない新人来ちゃうと全体が駄目になっていくのに、命がけの戦場にそんなん来ても現場は面倒見切れないですよね・・そんな奴送らんでいいから弾寄越せってなってる様子が目に浮かびます。
第93機械化旅団はハリコフ反攻にも参加した精鋭部隊です。そこでこのレベルの兵士がやってくるのなら、領土防衛旅団の練度など想像するのも恐ろしいですね。
そして、いくつかの戦線は領土防衛旅団のみで支えられています。領土防衛旅団でも比較的ロシア軍を阻止しているような気がしていていましたが、練度がこのレベルなら人命を投げ捨てて阻止していたっぽいですね…今はなんとかなっても、限界点は来るのですがね。
バフムトであれだけ劣化したと言われる第106親衛空挺師団がマシに見えるな…(まああれは元の練度が高かったから相対的に練度が下がっただけだが)もうこの戦争で「精鋭」と言う言葉は信用しないほうがいいのかもしれない。
モノ・ヒトどちらも欠乏するウクライナ国内には戦況を打開する切り札は無く、もはやNATO軍参戦くらいしか残弾は残ってないけど欧米諸国はいつその現実に向き合うんだろうね
ロシア軍が着実に欧米のハイテク兵器を無力化する中でロシア領の直接攻撃を許可したところで大きく戦況を変えるとも思えず、どこかで和平合意かNATO参戦かを選ぶ時期が来ると思うが…
外交政策失敗して自爆した東欧国家の為に欧州や世界が血を流す必要も義務もない
何ならNATOが参戦したら米軍基地のある日本も否が応でも戦火に巻き込まれてしまうので日本にとって参戦とかほぼメリット無いでしょ
同盟国(?)の参戦は様々な理由であり得ない
現実的に考えれば和平合意という名目の降伏文書へのサインしかなさそうです
仰っしゃる通りです。
NATO参戦=核戦争でしょ(戦術核使用の可能性大)
日本が巻き込まれる伝々以前の話になってしまう。
日本参戦メリットなんて
(願望として)仮に通常兵器縛りでの戦闘ならば、北方四島奪還の可能性有り位ですかね。
まぁ 戦争に縛り有り等、有り得ませんが・・・
NATO諸国は遅くとも昨年の反転攻勢失敗の時点でウクライナの勝ちはなくなったという現実に直面したと思いますよ。派兵するなら遅くともこの時点で派兵しないとズルズル押し込まれるのは明らかでしたがNATOは派兵しませんでした。もう答えは出ています。
フランスの派兵の主張も派兵もあると見せかけることでロシアの行動を抑制するのが目的で、戦闘部隊を派兵する気は毛頭ないと思いますよ。そもそもフランスに10万単位の陸軍を派兵する力はないですからね。明らかなブラフです。
現実と向き合うということなら、NATOは派兵しないという現実にいつウクライナか向き合うかだと思います。
さらには防空兵器も追加供与は最低限の希望の数にも満たないこと、F-35 のトラブル次第ではF-16の到着がさらに遅れる可能性があるという現実にも向き合わなければならないと思います。
ロシアの脅威に直面している各国で、市民から軍事トレーニングへの参加者が増えているのは
こういうウクライナの過酷な現実を見ているからかもしれません。
日本は防災目的の訓練が有事対処の最低限の役割を果たしているのかもしれませんが
防災訓練への自衛隊の参加にすら文句を言う人達は、さすがにどうにかならないものでしょうか
確か訓練の一部を西側支援国内でやってたはずですが、そちらはまともな訓練を受けてるんでしょうか?
末端の貼付け部隊はともかく明日の反攻を担う精鋭部隊がこの程度の訓練だと希望がなくなります。
確か去年の反抗失敗の一因に諸兵科連合が訓練不足で出来ていないという指摘がありましたが、あれから1年近く経ったので改善されてるんでしょうかね。
ウクライナ兵の訓練を引き受けたイギリス軍が今どんな状況か知ってるか?
戦闘準備可能な戦車は40両、艦艇に至っては駆逐艦とフリーゲート艦合わせて12隻しか動かせないんだぞ
ちなみに2019年のここの記事におけるイギリスの運用可能な戦闘機は119機で稼働率はもっとやばかったっけ?
こんな様で諸兵科連合のまともな訓練なんか出来ると思うか?
西側を当てにしたウクライナは間違いなく不幸だね
今の西側に総力戦に備えた軍隊なんかまともに存在しないんだから
それでもドイツ軍より強そうで笑える
ドイツは軍縮し過ぎなんですよね。
何なら今じゃあ軍が募集しても魅力無いから人来ないですし。
嘘でしょ…と言いたくなる惨状ですね
塹壕の防衛用として送り込むにしても最低限の射撃姿勢や手榴弾の投げ方、なによりとっさの防御姿勢の取り方を教えないと本当に死ぬためだけに送り出す事にしかならないでしょう
補充兵が新兵未満でしかないとなると最前線のやる気も落ちるでしょうし、どうするつもりなのでしょうねほんと
新兵の絶望的な事実が戦況にそのまま反映されているので何とも、
ネットではロシア軍は前進する為に1日1700人死傷し弾薬がつきかけているので焦っているとゆう戦争研究所の見立てらしい。
お花畑脳って凄すぎる。
なんで使い捨てのストームZより練度低いんだよ…わけわかめ
ストームZの生き残りとか、それこそ戦場で学んで古豪になってるのでは?
一般兵の数倍は経験積んでますかね。現代歩兵戦の何たるかを熟知しているでしょう
ストームZは兵士として戦えるレベルに人材を仕上げて投入しているのに対して、
ウクライナ軍は道端に歩いている男性を拉致してそのまま前線に投入しているという事です。
攻勢と違い、守備の場合全くの一般人でも塹壕(墓穴)にぶち込めば時間稼ぎにはなります。
仮に自宅でVRで訓練出来るようになったら
自宅も軍事施設として攻撃可能になるのだろうか
80年以上前から攻撃可能ですよ。
日本本土空襲・原爆投下済みです。
本邦も重慶爆撃等有り。現在もガザ地区うんぬん・・・
VRで訓練せずとも、戦火に巻き込まれれば攻撃されます。
>「都合のいい戦闘シーンだけを切り取る形でアピールされる自軍の優秀性と敵の無能さは戦場の優位性にリンクしないことが大半」だという点だけだ
まじでこれに尽きる。youtubeにあるああ言う動画がいかに無意味かを示しているな
都合の悪い味方の凄惨な光景流した日には国内どころか援助国からの停戦圧力(負けても死ぬよりはましだろう)が凄まじくなるだろうから(まだ援助さえ有れば我々は戦える)アピールを止める訳にはいかないのでしょうね。どんどん首しまってますねえ
仰る通りです。
長期化すればする程、日本を含めた西側諸国の復興コストは膨らみますし、ウクライナの戦後政治も混乱するリスクが高まると思うんですよね。
ゼレンスキー大統領の考える落としどころが、よく分からないなと。
アフガニスタン・イラク・シリアの事例を見ても、欧米の復興支援を信頼しすぎると痛い目を見る可能性を考慮できているのかなあと。
古い話ですが、アメリカはベトナムで報道された戦場の様子で反戦ムードが盛り上がり。。。
>「youtubeにあるああ言う動画」
ホントに何の意味があるのでしょうかね?
考察や検証もせず、自身の思想・信条に基づいて「栄光あれ」「撃退・殲滅」と
まさしく応援する側の軍の優秀性と敵の無能さをアピールするだけ。
プロパガンダにも無っていないと思いますが…。
スポーツ観戦等での贔屓側応援感覚。死傷者数は、得点スコア感覚。にしか感じれません。
逆に言うと、手中にあるアセットとリソースの状況が散々である制約下で、
広報活動として可能なことって、アレしか無いんじゃないですかね。。。
クソ真面目に、我が軍はもうダメなんです、みたいなことを流す必要もまた、ないわけでしょうし。。。。。(別の肯定しているわけでもないやつ。)
全く同感です。ウクライナ軍の失敗には触れずどうでもいいロシア軍の小さなミスを上げ連ねているだけの偏向報道の権化みたいな動画で溢れていますからね。軍事的な資料としての価値も皆無だし見るだけ時間が無駄
西を守りきるために戦力の保存と消費を割り切っているんじゃないですかね。目標ラインを下げれるとしたらですが。ある意味戦線整理の一環と言えなくもないかと
ハイエースされる→20発射撃練習→前線へ投入される→塹壕手掘り→火力劣勢、三途の川渡る未来しか見えない。
余りに酷い、これで民主主義?とか片腹痛し。
AKの解体が出来ないって教育を受けてない証拠ですね。
アフリカ民兵に毛が生えたレベル。
ハートマン軍曹だったらめちゃキレられるでしょうね。
訓練なんだろうけどトップの画像の戦車の後ろに歩兵がぞろぞろ続くという戦術はウクライナでやると一瞬で全滅ですな
いや…ウクライナ戦争だと塹壕に近づいたら降車してBMPを盾に突入するという戦法はウロ両軍によく見られる光景です。
某所ではそれを「歩兵ポイ捨て戦術」と呼称しているらしいですが。
フランス軍の教官は降伏のしかたを上手に教えてくれるのではないか。なんせ100年以上戦争で勝った経験がない。華々しく報道されたのはディエンビエンフーでベトナム軍に降伏したのが最後だ。フランス軍にふさわしい任務だ。
完全に囮要員だな
撤退時の足止めとか敵の位置を探るための消耗品
実際、ウクライナ軍では兵士の「二極化」がかなり進行しており。古参のベテランは、足手まといとなる素人の新兵を連れて行くと自分たちが死ぬので。何の説明も補給も無しで最前線の塹壕に詰め込み。
そっちに砲撃やドローンの攻撃を集中させて囮として使うことで,自分たちの生存確率を上げるのが生存の最適解になってしまっています。
なので,見た目よりは実際の戦力となる兵士の損耗は抑えられているんですよ。
そうすることの道義的是非はさておき、そうしなければ生き残れない状況にまで追い詰められている、ということですね。
既に ウクライナの公式発表 で訓練期間が2か月から1.5か月に短縮されてます。
実際は1.5か月の訓練が受けられるのは極一部で、大半は数日の訓練のみで最前線に送り込まれてる様ですね。
現にウクライナ兵の捕虜からは「訓練で撃った弾は10発だけ」「特に訓練は無く現場で学習しろと言われた」等々と
末期のドイツ軍や日本軍よりも酷い証言が相次いでいます。
2022年末~2023年初頭の一番酷かったロシア軍ですらもうちょっとマシな訓練を施してるので、本当にウクライナ兵が憐れです…。
新兵の訓練で撃てる弾が20発って……(絶句)
そういう状況なら、いつぞやのニュースで言ってた『米軍が拿捕した輸送船に積まれてたAK-47やその弾薬をウクライナに送った』っていうのもそこそこ役にたつのかもしれませんね
ブルームバーグによると去年バフムト攻防戦の時はハリコフの農家をろくに訓練もしないで前線に叩きこんで三日で半数を戦死させていたと記事になっていたのを思い出しました。
その時よりも状況は悪化している可能性が高いです。
ロシアは数か月は契約兵を訓練しているようなので損耗率にその差が出ていると思われます。
これで砲撃や爆撃に差があるのでどちらも誇張はあれどロシア側のほうが正解に近いとみています。