米空軍が検討中のアーセナルプレーン構想が実現に向けて動き出したという情報と、トランプ大統領がインドと中国の国境問題仲裁に乗り出したと海外メディアが報じている。
戦場に大量の長距離攻撃兵器や無人航空機を供給するアーセナルプレーン構想
米空軍は輸送機C-130やC-17を必要に応じて攻撃兵器の運搬機に変身させる「アーセナルプレーン構想」実現にまた一歩近づいた。
参考:AFRL, AFSOC launch palletized weapons from cargo plane
米空軍特殊作戦コマンドは米空軍研究所(AFRL)と共同で今年1月、実際の兵器に似せて作られた模擬弾薬を特殊作戦機MC-130Jの後部ハッチから投下する実証実験を行ったと28日発表した。
この実験は模擬弾薬を積んだ木製のパレットを輸送機の後部ハッチから空中投下できるか、模擬弾薬とパレットが空中できちんと分離するかを確認するもので、計3回行われた実験は全て予定通りの成果を収めたと説明している。
米空軍がこのような実験を行っているのは、今後の戦いに欠かせない長距離攻撃兵器や無人航空機を戦場に大量供給するためで、この需要を大型爆撃機だけで賄うのは到底不可能なため輸送機C-130やC-17を必要に応じて攻撃兵器の運搬機に変身させる「アーセナルプレーン構想」が持ち上がっているのだ。
果たしてアーセナルプレーンが実現化させるのは謎だが、少なくとも米空軍は圧倒的な量の長距離攻撃兵器や無人航空機を戦場に供給して中国やロシアの防空システムを無力化することを狙っているのだろう。
トランプ大統領が仲裁に乗り出したインドと中国の国境問題
トランプ大統領は27日、緊張が高まる中国とインドの国境問題について仲裁に入る用意があると両国に通知したと発表した。
参考:Trump Offers To “Mediate” India & China’s “Raging Border Dispute” Amid Military Build-Up
現在、中国はインドのラダックやシッキムの国境沿いに各5,000人兵力を集結させており、ラダック地域にあるギャルワン渓谷には中国軍が侵入して活動拠点を構築中だ。インドは中国に対して兵士を撤退させるよう要求しているが、中国はインド側が国境沿いのインフラ開発を中止しないかぎり兵士を撤退させない構えで両国の間で緊張感が高まっている。
一応、インド側は外交交渉によって問題解決を図る構えだが、中国の習近平主席はインドとの衝突を考慮して戦闘準備を行うよう人民解放軍に指示しているため2ヵ国間だけでは解決が難しいと見られていたが、米国が仲裁に乗り出したことで状況が好転するかもしれない。
We have informed both India and China that the United States is ready, willing and able to mediate or arbitrate their now raging border dispute. Thank you!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) May 27, 2020
ただインド寄りの米国が行う仲裁に中国が耳を貸すのかは謎で、海外メディアの予想では中国は仲裁を断る可能性が高いと言っている。
果たして中国とインドは上手く落とし所を見つけられるのだろうか?
関連記事:中国軍がインドとの国境に兵士1万人以上を動員、一部は既にインド領へ侵入
※アイキャッチ画像の出典:Public Domain 輸送機C-17
トランプが仲裁…
来週は晴れ時々核ミサイルところによりクラスター爆弾におきおつけください
仲裁なら安倍ちゃんの方がまだ適任だね
能力はともかく
イランとアメリカの仲裁と違って単純な力の問題だろうから
この場合に限っては安部よりトランプかと
さらに言うならトランプより両方に顔が利き力もそれなり以上にあるプーチンの方がが適任
ただプーチンの立場だったら仲裁するより煽ると思う
本当に火に油を注ぐ事に成りかねないのが怖い。今の米国の流れを見ていると経済戦争だけで済まない気がしてくる…。
中国とインドほどの軍事大国同士の紛争を止めるほどの外交カードを誰がもっているかって、アメリカ以外ないのでは。
日本がいかに経済大国とはいえ、領土以上に重要な経済的恩恵なんて存在しないのは北方領土交渉を見れば明らかで、耳など傾けない。
軍事的観点で見れば、両国に対して戦力投射が一切できない日本は残念ながら小国でしかなく、仲裁にならんでしょう。
英国は既にその能力を失っており、やはりアメリカ以外ない。
しゃしゃり出て来るのはプーチンかと思ってた。
AC-130のことかと思った
トランプに仲裁は無理だね。
印中で軍事衝突が起き、どさくさ紛れに印パも再燃かな。
トランプが仲裁?
こいつまだノーベル平和賞あきらめていなかったのか
成功すればノーベル平和賞
失敗すれば中国消滅
トランプなんという慧眼
アーセナルバードはよ
海軍の「アーセナル・シップ構想」は結局実現しなかったわけですが、アーセナル・プレーンを提案した人たちはその点をどのようにとらえているのでしょうか。船舶に比べれば高速だから危険は少ないとの判断でしょうか?今後の展開が気になります。
トランプの仲裁って、微塵も期待できませんね。中東和平も一方的にイスラエルに肩入れした案をドヤ顔で発表していましたし。
中国の肩を持つつもりはありませんけど、紛争の仲裁を本気でやるつもりなら双方の意見をよく聞く必要があるはずですが、トランプはそういう公平さとは無縁ですし。
インドも中国も世界経済にとって大きな役割を持っているので、上手く鞘に納まってほしいものです。
アーセナルシップは独立した軍艦として機能しないので戦争にならない限り役立たずなのに対し、アーセナルプレーン(輸送機)なら普段は荷物運べばいいので冗長性が高く無駄にならないとこが評価ポイントでしょ。
この記事の流れからわかる。
アーセナルプレーンは中陰全面戦争で売りつける品よ。
中国にも迂回輸出。
コロナの仇をインドのアーセナルプレーンで撃つとは恐れ入った。
両方無くなれば問題も無くなる。
さすがはトランプ。
最終的な問題の完全解決はこの様な方法が一番良いとよくわかってる
主権国家同士の仲裁ってそういうことですよ。
自分に利益がないのに誰が仲裁なんて買って出ますか。
それに、両国が衝突した方が自分にとって得なら見ていればいい。
映画のアバターで似たようなことやってたな
スマート爆弾などを誘導はできないだろうが、
単純に自由落下型爆弾を投下する分には輸送機でも可能そうではあるな?
ただ単に指定座標で積み荷を起動して投下するだけ、で運用できるのであればなんの不利益もない上に運用プラットホームの多様化ができる方法では有る。
補給で輸送機使って作戦機の運用基地まで運んで積み替えて投下するならいっそ補給の輸送機からの投下でよくね?って気持ちはわかる。面白いのでいいのでは?
どうせ中露もやりだすんだろうけど。w
また忘れていた懐かしい話が出てて来たなぁ。
もう20年以上前にC-130にサイドワインダーやAMRAMMを100発載せる企画モノを検討してたけどな。
今でも搭載している爆弾とかならまだしも、ミサイルとかになると確認、発射のキューを出すタイミング、誘導を誰がするか?の話で、結局は使い物にならずに、アーセナルシップ共々すぐに話が消えたけどな。
共同交戦能力が鍵になるから20年30年前にダメだったから、ってのはネガ要素としては弱いと思う。
その意味で(近い将来の)中はともかく露は運用難しいんじゃないかなぁ。
アーセナルプレーンって極超音速対空ミサイルからどうやって身を守るのかな?
この手の機体は機動は良くないよね。
その手の攻撃兵器をステルス機の爆撃で駆逐した後に使うんじゃないか?
F-35のいわゆるビーストモードも戦争3日目の形態と言われているくらいだし