米軍の新兵募集や再入隊の確保は非常に順調で、給与の大幅改善、充実したボーナスやインセンティブ、退役軍人に対する手厚い特典などが成功の要因となっており、陸軍第3歩兵師団の第9旅団工兵大隊も再入隊に応じた兵士への特別報奨としてGTA6をプレイする4日間の特別休暇を与えるらしい。
参考:Soldiers incentivized to reenlist with time off to play Grand Theft Auto VI
参考:Army Unit’s GTA VI Vacation Offer Among ‘Routine’ Reenlistment Incentives, Spokesperson Says
部隊独自の再入隊インセンティブは再入隊者に対するおまけ的要素に過ぎないが、それでも再入隊に応じた若者にとっては嬉しいご褒美だろう
米軍の新兵確保は2021年まで目標を概ねクリアしてきたが、民間雇用が新型コロナウイルス(COVID-19)の影響から回復してきた2022年に入ると新兵確保が難しくなり、2023年は募集目標約16万人に対して確保できた新兵は約13.4万人(達成率84%)しかおらず「これは志願制に移行してから最低水準だ」と言われてるが、2024年に入るとFuture Soldier Preparatory Course=未来の兵士準備課程(体格や学力基準に届かない志願者を最大90日間訓練して基準を達成させるプログラム)が本格的に稼働し始めて概ね目標をクリアした。

出典:U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Austin Knox
2025年は給与の大幅改善(ベースアップ4.5%や下級兵士給与の最大10%増額)が加わって全軍が募集目標を超過(103%)し、2026年も会計年度末=9月30日の数ヶ月前に全軍が募集目標を超過(103%)するなど米軍の新兵確保は順調に推移しているが、契約切れを迎える兵士の再入隊=定着も好調で目標達成もしくは超過で推移し、この新兵募集や再入隊を成功させている要因の1つは充実したボーナスやインセンティブ、退役軍人に対する手厚い特典だ。
米軍の人材確保プログラムには入隊ボーナス(最大で約600万円)、再入隊ボーナス(職種によって数十万円~数百万円)、入隊前や除隊後に利用できる各種の奨学金、未返済の奨学金の肩代わり(最大約1,000万円)、除隊後に利用できる住宅ローンの金利優遇制度、多くの州政府や一部の大手民間企業で実施されている軍歴をもつ者に対する採用優遇などがあり、さらに民間企業も軍人や退役軍人に限定した特別な割引(車の購入、レストランの代金、結婚式の費用などありとあらゆる物やサービスが割引対象)を実施しているため、国に奉仕した軍人・元軍人に対する優遇は国を挙げた取り組みとも言える。
そして再入隊を促す取り組みは部隊単位でも行われており、陸軍第3歩兵師団の第9旅団工兵大隊も2026年8月1日から11月14日までの間に再入隊する兵士への特別報奨=再入隊インセンティブとして「11月19日に発売されるGrand Theft Auto VIをプレイする4日間の特別休暇」を提供する予定で、既に20人が再入隊に応じてこの特別休暇を受け取るらしい。
第3歩兵師団のアンジェル・トムコ報道官も「陸軍では兵士に対する再入隊インセンティブを日常的に提供している。我々は優秀な人材を維持したいと考えており、この人気ゲームの発売に合わせてユニークな機会を創出できたことは部隊のキャリア・カウンセラーによる創造性の賜物だ」と述べているが、この20人はGTA6をプレイできる特別休暇のため再入隊に応じたのではなく、部隊独自の再入隊インセンティブは再入隊者に対するおまけ的要素に過ぎないが、それでも再入隊に応じた若者にとっては嬉しいご褒美だろう。
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※アイキャッチ画像の出典:U.S. Army photo by Sgt. Jeff Harris





















若者達へ、人手不足・やりたがらない仕事に、資金が流れていくのは健全な流れですね。
日本では、老人が現役世代を搾取するために、我慢しろ・安くて当たり前だなど意味不明なものを見かけるなあと。
『働いて汗かく人の待遇を向上する』汗をかいてる方が報われる、基本的な事をすすめていくのは素晴らしいと思います。
日本では、やりたがらない仕事は、老人か外国人ですからね。
氷河期世代が就職難の時に、今の老人世代が『自己責任・努力不足』こういう言葉を使っていたんですよね。
老人は、国民負担率の非常に低い時代を過ごしてきたことを考えれば、(補助金を投入したりして)老人になっても働く場が作られているのは有難い話しだと思いますよ。
老人が若者を搾取するのは、人類の基本路線なんだと思います。
多分古代からずーっとそうです(儒教思想とかね)。
大して問題にならなかったのは、老人の数は少なかったという
シンプルな事実によるものでしょう。
残念ながら公衆衛生と医学の進歩でこの前提が壊れたので、
現代では巨大な若年者搾取システムになってしまいました。
長い目で見れば、貴族対民衆、資本家対労働者という対立軸を
人類は処理してきたので、この搾取システムもいつか解決する
んだろうとは思いますが…
仰る通りで、人数比の問題で持続性ないわけですが、政治的にどうしようもない面もあるのかなあと…。
上手に解決することを願いつつ、(健全な)インフレが1つの解決策でしょうから、個人でリスクヘッジを上手にやっていきたいと考えています。
まあ事務、経理、金融、ITの様な数年前なら花形の仕事はシニア層は別として新卒採用が既にギュられたので今から若者が一旗上げようとすれば現場仕事になりますよね。
ほんと厳しい時代ですよね…
アナリスト・トレーダーなど金融の花形分野、外資系を中心に高給取りなんて言われてましたが、すっかりギュられて採用絞られてるなあと。
「3Kの仕事」は、「きつい」「汚い」「危険」かつ「給料が安い」で、こちらの方が原因かと。3Kだが「稼げる」なら、人は集まると思います。
対価無くして奉公無し
鎌倉武士かな?
ソフトは支給されるのか?
>>国に奉仕した軍人・元軍人に対する優遇は国を挙げた取り組み
これが当たり前なんですよね
当たり前じゃない国もあるみたいですが…
全くその通りだよね。
日本だと、母親向けのサービスを批判された企業が日和って引っ込めるくらいだから、残念だけど自衛隊向けは、まだまだ先かな。
でも、これってアメリカみたいに(表向きは)差別撤廃を叫んでいる国なら、「特定の職業だけ優遇して差別ダー」とかなりそうなのにね。
それとも、やっぱり国を守る軍隊は別格として尊敬されているからかな?
アメリカの軍事費は2023年は9100億ドルで2024年は9970億ドル、2025年に9500億ドルへ一旦減ったが2026年は一兆ドル程度になる見込みで2027年は戦争もあり1兆5000億ドルを要求しているそうです。これだけぶち込めばインフレを加味しても福利厚生を手厚く出来ますね。
自衛隊もやろうぜこれ、2士で月の手取り30万円あるなら厳しくても入る若者はおるだろ、これに米軍みたいに非課税の被服手当、生活費手当、装備購入手当とか適当な名目の手当つけまくればええやん
バイデン政権時代の募兵の不人気からトランプ政権での志願者の人気に転じたのは、細かい待遇というより、実はDEIなどの廃止化が影響したと思う。
>体格や学力基準に届かない志願者を最大90日間訓練して基準を達成させるプログラム
いよいよ末期だなぁ
米兵になる学力が足りない人材を90日訓練しても絶対無駄だよ・・・。
3ヶ月有れば現場で必要な知識は大抵身につくよ
スタンド・バイ・ミーのメガネが軍に入れると思っています
バイスシティストーリーなら新兵達に大きな影響を与える事が出来るぞ!(嘘は付いていない)
ちょっと前なら禁制品に近い扱いだったはず時代は変わったなぁ
売る覚えで元ネタを失念しましたが、漫画のコマで自衛官が「酔っ払ったサラリーマンが道路に寝込んだり、JKが円光できる平和な日常を取り戻すんだ!」と叫びながら突撃するシーンを思い出しました。米軍が自らGTA6を推すとか、そんな治安悪い社会を守る気でいいのか!って。