米国関連

米メディア、無益なロシアとの戦争リスクを回避するためNATO拡大問題を解決すべき

防衛や安全保障問題のニュースを取り扱う米国のDefenseNewsは11日、ウクライナでの戦いを発生させる根本的な原因を解決して米国は無益な争いに巻き込まれることを避けなければならないと提案した。

参考:How to avoid disaster in Ukraine

米国が唯一の核超大国と非生産的な戦争リスクを減らすためにはウクライナでの戦いを発生させる根本的な原因を解決する必要がある

ロシアは10日、NATOに対して将来的なウクライナとジョージアのNATO加盟に関する2008年の確約を正式に撤回するよう要請、さらにウクライナのNATO加盟を将来に渡ってブロックするためロシアに実質的な拒否権=ウクライナのNATO加盟を拒否する法的な権利を付与するよう求めたが、NATO側はウクライナに侵攻すれば大きな代償を払うと繰り返すばかりで状況は何も進展していない。

この問題は一見すると複雑に見えるが情報を整理するとNATOとロシアの争点は非常にシンプルだ。

出典:DoD photo by Lisa Ferdinando

冷戦終結後にNATOは東に拡大しないことを繰り返しロシアに約束してきたが、NATO加盟を希望する東欧14ヶ国と正式加盟に向けた準備段階として「平和のためのパートナーシップ(PfP)協定」を1994年に締結、2009年までにウクライナを除く13ヶ国を正式なNATO加盟国に迎えて東に拡大してしまったためロシアは怒っており、モスクワに近い加盟国にNATOの戦闘機やミサイル戦力が配備されることを安全保障上の問題と考えているロシアは最後に残された国境を接するウクライナのNATO加盟を絶対に認めることが出来ない=レッドラインだと主張している。

NATOは確かに東に拡大しないことロシアに約束してきたが所詮は口約束に過ぎず、そもそも当事国の意志を何も考慮していないため「NATOが約束を反故にした」というロシアの主張は政治的なレトリックに過ぎないという見方もあるがNATOがモスクワに近づきすぎたというのは紛れもない事実だ。

さらにロシアが執拗に執着するウクライナは正式な加盟国ではないためNATO側は集団的自衛権を行使してまで保護しなければならないという義務を負っておらず、この曖昧な地位がウクライナの状況を複雑に見せている原因だと言える。

出典:President.gov.ua / CC BY 4.0 ゼレンスキー大統領

当然ウクライナは単独でロシアに対抗できる力を持っていないため「NATO加盟」という希望が消えれば再び親露派が政権を握る可能性があるため親米のゼレンスキー政権はウクライナの役割について「西に拡大しようと試みるロシアの野望を食い止めるバリケードだ」と主張を展開して欧米からの支持を集めようとしているが、このような主張は「なぜロシアが西に向けて拡大するのか根拠が薄く欧州をロシアとの戦いに巻き込むための策略に過ぎない」と解釈する場合もあり、ウクライナ支援を打ち出してるNATOも「正式な加盟国とPfP協定を締結したウクライナは区別する必要がある」と一線を引いている。

つまりロシアが加盟国のラトビア等に侵攻すればNATOは義務を果たすためどんな犠牲を払ってでもロシアと戦わなければならないが、PfP協定締結国(NATOのパートナーとしての地位)に過ぎないウクライナのためロシアと事を構える気はないという意味で、プーチン大統領と会談したバイデン大統領も「ウクライナ侵攻が発生しても選択肢の中にウクライナへの米軍派遣はなく経済制裁など別な方法で対応する」と明かしており、結局のところNATO拡大停止を拒否して見せてもロシアが武力を行使した際には衝突を回避して経済制裁で対応することで米国とNATOは合意しているのだろう。

出典:The White House

このような状況下で現れた変化して興味深いのは、防衛や安全保障問題のニュースを取り扱う米国のDefenseNewsが「ウクライナでの戦いを発生させる根本的な原因を解決して米国は無益な争いに巻き込まれることを避けなければならない」と言い出した点だ。

DefenseNewsはウクライナ問題を分析した記事の中で「米国が唯一の核超大国と非生産的な戦争リスクを減らすためにはウクライナでの戦いを発生させる根本的な原因=NATO拡大問題を解決する必要があり、ロシアがレッドラインだと繰り返す脅しはハッタリではなくプーチンは自国の安全保障環境を守るためなら武力行使を躊躇わないだろう」と指摘、さらに現在の膠着した状況を作り出した原因の一つは「ロシアがウクライナに侵攻しても米国がキエフを守る」という誤ったメッセージをバイデン大統領が与えたためだと主張しているのが目新しい。

バイデン大統領はウクライナの主権と領土を保護するというコミットメントを宣言してしまったため、ロシアが侵攻してきても米軍が武力介入してキエフを助けてくれるという誤った希望を与えてしまい「ゼレンスキー大統領に対話ではなく対決を選択させてしまい現在の膠着した状況が生まれた」と指摘したが、NATOも米国も「ロシアのウクライナ侵攻に武力介入ではなく経済制裁で対応する」というメッセージを繰り返し発信しつづけたためウクライナ側に変化が起き始めている。

出典:Photo by Staff Sgt. Keith Anderson

ゼレンスキー大統領は最近の議会で「ロシアの野望を食い止めるためには直接的な対話しかない手段がないという事実に目を向ける必要がある」と言い出しており、ロシアのウクライナ侵攻に欧米が経済制裁を実施しても当事者であるウクライナ人を慰めることは叶わないのでロシアの要求する「ウクライナのNATO加盟を認めない」と表明し、ウクライナでの戦いを発生させる根本的な原因を解決するしかないと提案して「現実的にウクライナの平和を望むならこれが最良の方法だ」と結論づけているのが興味深い。

まぁDefenseNewsの主張をシンプルに言い直せば「防衛義務がないウクライナの問題でロシアとの直接的な戦いに米国がNATOが巻き込まれようが、戦いを避けて経済制裁でロシアを罰しようが問題の根本を解決するに至らないのでロシア側の主張に譲歩しよう」という何とも腰の引けた内容だが、もしロシアとウクライナ問題で交戦するようなことになれば米軍やNATOの兵士が犠牲になるので部外者がとやかく批判する資格はないのだろう。

しかし最近の欧米のニュースを見ていると「戦争になるぐらいなら譲歩もやむなし」という意図を強烈に感じるため、国際社会や大国が侵略という行為に堂々と抵抗を示すのは相手が格下だと明確に認識しているケース(例えばイラクのクウェート侵攻など)に限られるのかもしれないが、相手に譲歩して守られた平和は結果的に長続きしないということも忘れてはいけない。

関連記事:NATOのストルテンベルグ事務総長、ウクライナをロシアの侵攻から守る義務はない
関連記事:ロシア、ウクライナのNATO加盟を認めない安全保障協定に応じるよう欧米に要求
関連記事:欧州、ウクライナは我々を守るための盾ではなく緩衝地帯としての役割を自認すべき

 

※アイキャッチ画像の出典:President of Russia

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コメント

    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    これは中国が大喜びするニュースだなあ
    同じレトリックで台湾と東アジアからアメリカを追い出せるって証明になるんだもの
    そして間違いなく中露が連携して危機を演出してる証でもある

    17
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      「相手に耐えがたい損害を与える力さえあれば好きにできる」ことを証明してしまうのか

      24
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      でもなあ…そのレトリックを乱用すると関係各国に勘違いやら疑心暗鬼等が起きて、大喜びがぬか喜びに替わる時が恐いのよ。
      歴史的に見ても、ナチス・ドイツに対して英仏がミュンヘン協定で融和政策を取った結末がドイツのポーランド侵攻に端を発する第二次世界大戦の始まりだった様に、現在のウクライナ・台湾問題が下手をすると新たな世界大戦への火種になる可能性は充分ある。
      仮に中露が連携しているとしても、両者の国益が確保出来た時点で危機に対するブレーキが機能する保証は一切無いからね。
      しかも中露は第二次大戦後幾度も軍事侵攻を繰り返している国家だから尚の事。

      32
        • 匿名
        • 2021年 12月 11日

        日本軍がどういうレトリックで大陸深くまで入り込んで泥沼になったのか、他人よりも我が身を見直すほうが学習になる

        9
          • 匿名
          • 2021年 12月 12日

          ああ、親中派には悪いが上の俺の発言は日本軍による中国侵略に関しては関連付けずに発言したので念の為。
          第一、日本軍が中国へ侵略した際のレトリックは単純に欧米諸国の植民地政策の模倣だからねえ……。

          13
            • 匿名
            • 2021年 12月 12日

            こうやって親中という見方しかできない視野の狭さ
            日中戦争展開のまずさは、防衛省研究所ですら認めてるのにな、
            念のため(笑)

            12
              • 匿名
              • 2021年 12月 12日

              俺は、元の発言では日本軍の中国侵略に関して一切言っていないのに、君が勝手に日本軍を持ち出して勝利宣言しているから、俺的には「お前は何を言っているんだ?」と思っているんだが?

              その上で俺の考えを書くと、日中戦争に関しては展開が不味いかどうか以前の問題で「そもそも日本は中国侵略をやるべきでは無かった」と考えている。

              11
          • あらら
          • 2022年 7月 29日

          人のことより自分のって言い方は、建設的な発言じゃないですね

          1
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      根本的に台湾の為に息子達を殺す決断なんか米国民は支持しないって問題があるしな

      15
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      どちらかというと中国封じ込めでパワーが必要なアメリカの隙をついてロシアがウクライナを獲ったということだと思う。既にEUはアメリカにとって競争相手であり支援する必要はないとの判断が一番あり得そう。
      そもそもアメリカにとってウクライナの地政学的利点がロシアへの嫌がらせ以外見いだせないだろうし。

      9
        • 匿名
        • 2021年 12月 11日

        でもさロシアが怒るのも無理ないよウクライナまでEUに入れたらモスクワまで手が届くもん。
        EUは手を突っ込み過ぎたんだよ。相手ロシアだよ?そりゃキレるよ・・・

        18
          • 匿名
          • 2021年 12月 11日

          ロシアが怒るのは自由だけど、ウクライナに軍事侵攻して独立国を勝手に建国するのはやり過ぎ。
          ロシアはブダペスト覚書の第1条に違反しているし、やっていることは満州事変を起こした日本軍と大差がない。

          38
            • 匿名
            • 2021年 12月 13日

            >やっていることは満州事変を起こした日本軍と大差がない。
            さすがにそれは言い過ぎ。
            ロシアに大義はないけど、姑息なことをしてる訳じゃない。

          • 匿名
          • 2021年 12月 14日

          >EUは手を突っ込み過ぎたんだよ
          いざという時の覚悟も無しに手を突っ込むなってね
          ウクライナ側もコウモリ外交をヤリ過ぎたとか、世界中に旧ソ連の軍事遺産をバラ撒いたりで、まあ自業自得過ぎて誰も本気で助けたくはないですよね。ウチらだって、北に売られたミサイル技術やら、中国に売られた空母やガスタービン技術他で迷惑している訳ですし
          精々が緩衝地帯として、ロシアの力を浪費させ擦り潰される舞台としてしか認識していないかと

          4
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      >同じレトリックで台湾と東アジアからアメリカを追い出せるって証明になるんだもの

      中国が、そういう誤った認識を持つ可能性はあるかもね。

      自国から遥か彼方で、ロクな武力も持たない西ヨーロッパ諸国による火遊びの、ケツ拭く役を押し付けられそうになってるウクライナと、
      海とかいう薄い紙が挟まっただけで、自分自身の安全保障に直結する極東アジアでは、アメリカ側もガチ度がぜんぜん違う事を考慮しなければ、確かに中国も間違えるだろう。

      15
        • 匿名
        • 2021年 12月 15日

        中国も冷静な判断してくれる事を期待だけど、
        人は見たいものを観る面もあるので、楽観は禁物でしょうね。

        2
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    NATO加盟国やアメリカはウクライナ問題で軍事介入した結果自国軍に多大な被害が出たら現政権は転覆する可能性は高そうですね。

    8
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    といっても経済制裁しかしなかったらアメリカの威信が下がるのは確実なわけで、それはそれでアメリカの国益を損ねる。
    進むも退くも損しかしないっていう。

    12
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    また宥和政策の悪夢か
    当事国の上で決まるのは変わらない

    23
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    >相手に譲歩して守られた平和は結果的に長続きしないということも忘れてはいけない。

    中国が台湾に侵攻したら、日本はどうすべきなんでしょうね。
    米軍と共に奪還作戦でもやりますか。

    6
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      台湾に中国が侵攻してもアメリカ軍が出てくるかどうかはわからないですけどね。
      条約がないのでアメリカに台湾防衛の義務はありませんしね。

      3
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    兵器の進展で軍事的な距離が小さくなるのはおyくあることで、すべての国で起きることなんだから我慢すべきはロシアだろ。

      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      そうだな、アメリカはキューバにIRBMを配備されても黙って受け入れるべきだな

      18
        • 匿名
        • 2021年 12月 11日

        キューバの結末は引き下がったソ連の敗北に見えるが、実は先にトルコに配備してたアメリカの核を取引材料として撤去するはめに陥ったため、アメリカ軍部はアメリカ側の敗北と怒ってたという
        今回もロシアは引くだろうが、代わりに西側は何を失うのだろうか

        17
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    そもそも、ソ連崩壊後これまで割と一方的にロシアを追い込んできたのをやめるのは宥和政策なのか?
    一方的な敵視政策がこれまでの諸問題を生んできたのだから、妥協も何もあるまい。
    相手をいたぶり続けて、反撃されたら、毅然とした対応を続けなければってどの口が言うのかと。

    11
      • 匿名
      • 2021年 12月 11日

      ロシアを追い込んだというか、ロシアを怖がった東欧諸国がNATO加盟を希望したのも事実。
      バルト三国なんかはNATO加盟を熱烈に希望していたし。
      身から出た錆ですな。

      19
        • 匿名
        • 2021年 12月 12日

        加入を希望しても受け入れる義務はない訳で、加入を承諾=EUに東側への影響力拡大の意図があったと見做されて然るべき。
        2、30年前のロシアを見てここまで復活すると思った人はいないから仕方ないけど。

        そこが元々影響力を持たない地域に影響力を保持しようとして摩擦を生み出してる中国とは違う

        9
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    ほんと東側はチキンレースが上手だなぁ
    兵士を戦地に送るハードルが西側ほど高くないからかもしれんが

    11
      • 匿名
      • 2021年 12月 12日

      日頃から国民を情報操作で洗脳してるから
      ロシアはいつも国土を外国から狙われてる、反体制や民主派は外国から資金もらってるスパイだの、とんでもレベルのプロパガンダが本気で信じられているw
      それは独裁政治の強さに見えて、同時に危うさなんだよ
      交渉で解決できるレベルの問題でも、国民の手前引くことができないから軍を全面に出さないと示しがつかない
      内政に不満の溜まってるプーチン体制は引っ込みがつかないから、いつか一線を越してしまうかもな

      5
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    ウクライナ問題に関してはユーリィ・イズムィコ(小泉悠)氏がYahooニュースに寄せていた論評がよくまとまっていた。同記事にあるようにロシアは一回レッドラインを前進させているんだよね。14年の侵攻の後、欧米がウクライナに正規軍を派遣するほどの強硬な措置をするまでのやる気はない事が分かって、ウクライナのNATO加盟阻止からウクライナの親露中立国化へとゴールポストを動かしたんですよあの国は。ポーランドをはじめNATO加盟の東欧諸国が米やEUの受動的な対応に怒ってるのは、ロシアはそういう事を公然とすると身を持って知っているから。
    相手が突然吹っかけてきた喧嘩を両成敗で納めてしまったら、相手は難癖をつけるたびに得をするし次も必ず手を出してくる。この流れは北朝鮮問題で米国は痛感しているはず(もっともバイデン氏が副大統領をやってたオバマ政権時代も、売られた喧嘩を両成敗で納める方式を連発してアメリカは世界中で国益を損ねていた訳だけど…)

    33
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    ヤルタで1度は東欧を切り捨ててんだから2度目も楽勝やろ

    1
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    良いこと考えた
    ドニエプル川を基準にして
    ウクライナを東西に二分しよう

    6
      • 匿名
      • 2021年 12月 12日

      実際問題NATO抜きならば、現状の40個大隊でもウクライナの東側は取れそうだからね。100個大隊あれば確実だろう
      あとはオデッサを始めとする黒海沿岸地域も取って、セヴァストポリとモルドバの沿ドニエストルとの地上連絡を取れれば完璧だろう
      さて、そうなった場合は、ウクライナの首都であるキエフも川を挟んで東西に分割されるのだろうか?

      2
        • 匿名
        • 2021年 12月 12日

        オデッサとかリヴィウに遷都するのかな。
        いずれにしろ東側を奪われた場合、ウクライナはよりウクライナ人の比率が高い、ロシアに対する強烈な恨みを持った国になるよね・・・

        6
          • 匿名
          • 2021年 12月 14日

          >オデッサとかリヴィウに遷都するのかな。
          オデッサはどうかな? 港町で海から(=セバストポリ)の縦深が無いに等しいですし、黒海をロシアの内海とする野望(実際、黒海の飛行禁止区域設定とか言いだしていますし)や、沿ドニエストルとの地上連絡に必須の要地ですから。ある意味、現首都のキエフよりも危険な位置かと
          そういう意味では、リヴィウに遷都する方がより現実的ではと
          まあ間違い無く、より強烈なロシアへの恨みを凝集した国家になるのは確実ですね。とはいえ、その恨みを張らせるだけの(直接的・外交的を問わず)力が残った国家となるかは疑問ですが

    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    中国が仮想敵と表明して西太平洋での優位性がほぼなくなってる今はもう湾岸戦争やユーゴスラビア空爆やイラク戦争みたいな軍事行動自体が不可能になってるんだろうな

    1
    • 匿名
    • 2021年 12月 11日

    ジョージア「ちょ、待てよ」

    3
    • 匿名
    • 2021年 12月 12日

    米メディアがロシアからカネもらったんじゃね?

    2
    • 匿名
    • 2021年 12月 12日

    それ言い出して最終的にポーランドかドイツ以東見捨てるモンロー主義回帰なんだろうな。
    日本もいつ梯子外されるか分かったもんじゃない。民主党支持者はその内対中対立回避に戻るだろうし

    7
    • 匿名
    • 2021年 12月 12日

    相手に譲歩して得られた平和は長続きしない
    ロシア :せやな

    4
    • 匿名
    • 2021年 12月 13日

    NATOはロシアの提案に強く反発し、G7外相会議の主要議題はウクライナ問題だった。
    ロシア正規軍がウクライナ・ドンバス地方に駐留していることは周知の事実で、
    ロシアはこのままサラミスライス戦法で、ウクライナに深く侵攻していくのかもしれない。

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