DEEP STATEとRYBARは17日夜「ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進した」と報告、特に危機的なのは「クピャンスク方面ドヴォリチナ方向のオスキル川沿い」と「ヴェリカノボシルカ方面のモクリ・ヤリー川沿い」で、一歩間違えれれば致命的な突破や状況が登場するかもしれない。
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もう東部戦線は何処もかしこも危機、危機、危機で、一歩間違えれれば致命的な突破や状況が登場するかもしれない
DEEP STATEはクピャンスク方面ドヴォリチナ方向のオスキル川沿いについて「ロシア軍兵士がドヴォリチナ郊外に定着して市内への侵入を試み続けている」「ロシア軍がザバドネにも侵入を試みている」「オスキル川西岸に構築された橋頭堡の状況もかわっていない」「ロシア軍は橋頭堡に戦力を移動させ続けて右岸の支配地域を広げようとしている」「残念ながらドヴォリチナ周辺の状況は安定せず深刻化する前に状況を回復できるか分からない」と報告。
さらにDEEP STATEは「ウクライナ軍の無人機がドヴォリチナ郊外でロシア軍兵士を攻撃する様子」「ロシア軍兵士がドヴォリチナ郊外を歩く様子」も投稿しており、視覚的にロシア軍がドヴォリチナに侵入したことを裏付ける映像を初めて確認した。
RYBARはトレツク方面について「ロシア軍がトレツカヤ鉱山方向に前進した」「ロシア軍がスタジアム周辺を制圧した」と報告したが、DEEP STATEは何も言及しておらず、RYBARを主張を裏付ける視覚的証拠も見つかっていない。
DEEP STATEとRYBARの評価には信じられないほどの食い違いが発生しており、もう1週間ほど様子を見てDEEP STATEの評価が追いつくか、主張を裏付ける視覚的証拠が登場しなければ「RYBARの過大評価」と判断するほうが健全だろう。
DEEP STATEはポクロウシク・ディミトロフ方面について「ロシア軍がヴィドロジェニア集落の大部分を支配している」「ロシア軍がダチェンスケ集落内に侵入した」「ロシア軍がノヴァシリウカ方向に前進した」「ロシア軍がプーシキンからウクライーンカ方向に前進した」と報告。
RYBARも「ポクロウシク方面で最も戦闘が激しいのはシェフチェンコ周辺で敵は予備戦力を投入している」「シェフチェンコ北郊外でロシア軍の工兵部隊が仕掛けた地雷に敵戦車が接触して爆発した」「もう敵はシェフチェンコ市内の支配をほぼ失っているようだ」「ロシア軍はノボトロイツケからノヴァシリウカ方向に前進している」「ノヴァシリウカ郊外に足場を築けたかどうかは不明だ」「ウクライナ側(DEEP STATEのこと)はロシア軍がダチェンスケ方向に前進してると報告している」「恐らくE-50沿いのポケットは近い将来消滅するだろう」と述べている。
DEEP STATEはクラホヴェ・ヴフレダル(南ドネツク)方面について「ロシア軍がソンツィフカを占領した」「ロシア軍がポケット内の線路沿いを占領した」「ロシア軍がゼレ二フカの北西に足場を築いた」と報告。
ゼレ二フカの北西に伸びたグレーゾーンの中に唐突に登場したロシア軍の足場が何を意味するのか今のところ不明で、ゼレ二フカ方向のロシア軍支配地域とも接続されていない状況だが、もし接続して安定した足場になるとウラクリーやコスティアンティノピルに向う条件が整うため「中々興味深い戦場の動き」だ。
DEEP STATEはヴェリカノボシルカ方面について「ロシア軍がノヴィ・コマール集落内に定着した」「ロシア軍がノヴィ・コマール方向で支配地域を広げた」「ロシア軍がモクリ・ヤリー川西岸の高台で支配地域を広げた」「ロシア軍がストロジェベ南郊外の足場を広げた」と、RYBARも「ロシア軍がマカリフカの北に前進したことを確認した」「ストロジェベやマカリフカを占領してポケットの掃討が完了すればヴェリカ・ノボシルカへの直接攻撃やO-0515の掌握が可能になる」と報告。
DEEP STATEはモクリ・ヤリー川沿いの状況について「最も困難な状況はマカリフカ~ブラホダトネ~ストロジェベにある」「ロシア軍はブラホダトネを占領後に少人数編成の歩兵部隊でマカリフカとストロジェベのアクセスを遮断しようと試みている」「この動きとは別にストロジェベ集落自体への侵入も始まっている」「ノヴィ・コマールを含む全ての動きはヴェリカノボシルカを包囲し、兵站を遮断し、最終的に街を占領することを目的にしている」「この試みは我々に不愉快な結果をもたらす可能性がある」と言及している。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
ヴェリカノボシルカ方面、モクリ・ヤリー川は低地ですから、マカリフカ~ブラホダトネ~ストロジェベで粘るのはかなり苦しいですよね。
ヴェリカノボシルカ北側、ノヴィ・コマールに定着されたのであれば、ヴェリカノボシルカもどこまで粘るのでしょうかね。
DEEP STATEはクピャンスク方面ドヴォリチナ周辺に弱気なのは少し驚きました、一時撃退したと思ったのですが、ちょっと分からなくなってきましたね。
全戦線で本日もロシアの侵攻止まらず加速しウクライナ軍は各所で兵站切られ包囲される状況多発していると、、ウクライナ側良い返して手いまだ見つからずで今後もロシアが戦争継続不可になる前にウクライナと腰の引けた西側が戦争継続出来なくなる可能性が高いとなると何故に領土を損切りしてでも終戦交渉に入らないのか理解に苦しむし、勝てないものは勝てないで崇高なお題目なんぞ捨てて現実的に動くべき。
どうやらウクライナ軍はシェフチェンコの奪還を命じられているようで、有力旅団も投入された攻撃が行われていますがロシア軍を押し戻すまではいっていないようです
とはいえ迎撃戦闘が行われている間はロシア軍も前身できませんから、現状この正面は安定化しているといえば安定化していますね
正面が安定しても、側面がどんどん削れていってるのが厳しい。
というか、自軍の司令部の凡ミスで失った要塞群を奪還しろと言われても、有力旅団の士気とて上がらんだろうし。
ウクライナ軍がノヴィ・コマールからの撤退を発表したそうです!?
あのウクライナ軍が?
俄には信じられませんが、司令官交代の影響でしょうか?
驚きすぎてコメント場所を間違えました
申し訳ないです
ウクライナ支配地域側からシェフチェンコに繋がる道路は、ロシア側がばら蒔いたのか、ウクライナ側が設置したのか不明だけど地雷だらけみたいで、シェフチェンコに向かっていたウクライナ軍の戦車が地雷を踏む映像がでてます。
ロシア側がやっているかは知らないけどドローンによる設置(啓開しようが柔軟にこっそり置ける)の可能性あるし、広域にばら撒いているならISDMゼムレデリエ長距離地雷拡幅車かヘリでも使って散布してるんじゃないの?
ウクライナにとって貴重な戦車が地雷で損傷してるから、恐らくロシアが設置したものだけど、ウクライナ側がロシアの真似をして闇雲に地雷を使用して、味方内で情報共有できていない可能性もあります。
厳しいな
北部戦線もベラルーシの南東の出っ張りとハリコフを結んだ線くらいまでは緩衝地帯として取りにくるだろうし
東部戦線も押し込まれてドニエプルの東半分も保たんだろうな
マジでウクライナ人はどうしたいんだろ
ロシア、ベラルーシ、ポーランド、スロバキア、ハンガリー、ルーマニア、モルドバの自治領になるか下手に存続したら西側の走狗として死に絶えるしかなさそうだが
どうしたいのか、仰る通り自分も感じています。
外交交渉で軍事力を担保できなくなっているえに、多重債務国ですから、厳しい条件を周辺国が突き付けるでしょう…。
フランスのアフリカ対応、英独仏の中東での対応などを見ても、ウクライナに無償の愛を捧げるような甘い国々ではないですからね。
一時は撤退路を確保できたはずのヴェリカノボシルカ…なぜ早期撤退しなかったのか
明らかに「これもう無理っすよ」という状況にしか見えないのに、ウクライナ軍司令部には違う風景が見えているんですかね?
ノヴィ・コマール奪還で甘い夢を見たんでしょ
ウクライナ軍がノヴィ・コマールからの撤退を発表したそうです!?
あのウクライナ軍が?
俄には信じられませんが、司令官交代の影響でしょうか?
いつの間にかクラホヴェは正面から押すのではなく包囲する動きになってきてますね
ウクライナ軍は、バフムート(アルチェモフスク)攻防の時から、囲まれかけたところに
絶えず補給を送り込んで損害を拡大させるのをずっと続けてますが全然学習しない
久しぶりにハリコフの緩衝地帯も動きがあったみたいですね
しかし、クルスクで北の兵士を数百人死傷させたと言ってる割には
押し込まれてる方のが多く感じますが
押し込まれているのにどうやって北朝鮮兵だと確認しているのだろうか?
アクロバティックな動きをする北朝鮮特殊部隊と格闘戦でもしてい?のかな?
島耕作でももうどうにもできなさそうですね…
相談役で居座って、彼はダメな日本大企業の象徴ムーブになってしまいましたね…
ヤン提督なら最後までなんとかしようとするかもしれない、でも政治家に足を引っ張られてダメになりそう。
・・・何だ今と変わらないじゃないか
クピャンスクは、かなり長い間ロシアの南下を防いだ印象。
ロシアの戦力が不足していた地域なのかも知れないが、ドヴォリチナからの攻略に転進させた様に見える。
その様に守備を固く出来てる都市(他にはチャシブヤールとか)もあり、ポクロウシクもそうだと思うので、シェフチェンコを取り返せる様ならウクライナはまだ相当粘れるかも知れない。(粘るのが良いのかは分からないけれど)
ロシアがシェフチェンコの足場を磐石にして、E-50やプリシネ抑えられる様ならウクライナは相当厳しい(既に終わってるは置いておいて)。
非常事態が日常です😺
シェフチェンコにしてもノヴィコマールにしてもロシア軍は十分な偵察、戦力集中を経て、計画的に落としに来てるんだから、宇軍司令官の自棄みたいな反撃でどうにかなるものではないでしょ。自滅して落とされた後に焦るくらいならしっかり維持管理してよ…
シェフチェンコ、ノヴィコマールにせよ、ロシア軍が前線を突破した以上は火消し部隊を投入するのは分かるが、要塞奪回は無謀だわ。前線を突破したロシア軍を拘束してる間に後ろに塹壕掘る位が精々だろうに。
ポプロフスクは河突破されたら包囲完了になるなこれ
どこまでこれを後回しに出来るかだ
なんていうかね、戦況の変化を見ているとロシア軍には兵隊にも指揮官にもちょっと感心するというか、「ヤバいと思ったら逃げていいぞ!」が徹底されてるのが目に見えてわかってほれぼれするんですよね。立派な指揮官がロシアには多いと思います。
そういう判断を許す上層部にもあまりおかしな人間いないと思うんです。
でも、ウクライナには見る目がどんどん厳しくなっていきます。前線の兵士達にではありませんが。これは断じてありませんが。
「ここは一度引いてもっと戦いやすい○△□で仕切り直そう」ってのが出来ないのか、許さないのか、両方なのかってのが目に見えてわかるからです。
ウクライナで戦うのはたまらんと思います。気がついたらどんな立場に追込まれるかわかったものではないです。そりゃ兵隊逃げますって。当たり前です。
そんなことをすると戦意喪壊して大変なことになるのでは?という疑いを司令部が持つ段階に来てるのかもね。
撤退といってもただ陣地を捨てて逃げればいいわけではなく、そこに進出してくる敵軍に対して火力と観測資源を集中して追撃を妨害する必要があるんですよ
ウクライナ軍にはそういう任務を遂行できる旅団がそれほど多くありませんし、司令部の調整能力も不足していますから、それほど柔軟に撤退を選べないのでしょう
それはそうですね。
ロシア軍は「ここは厳しいからやめておこう」で退いているケースが多いと思います。
しかし、ウクライナ軍の場合は制圧してる地域の放棄にまで追込まれてるケースが多いのでなかなか難しいと思います。
ただ、兵隊の立場ではそういうのは割とどうでもよくてと言うか、(俺たちが壊滅しても駄目なんじゃないのか……?)は常にあると思うので、そういう意味での圧力も常に受けた形での戦いになると思います。
若者動員には正直ゼレンスキーが抵抗しているのには賛成です。単なる肉体的苦難とかだけなら耐える事も出来るでしょうが、(俺たちなんとかして国の外に出たらどうにかなるのでは?)と思ってしまうだろう若者達が持ち場をちゃんと守れるとは思えません。これは彼等の能力とか愛国心の有無では無く、どうしてもそうなるだろうからです。
「ここで俺たちよりも経験にも勝り物量にも勝るロシア相手に戦って死んだり重症を負ってもウクライナのためにもならない! 家族のためや恋人のためにも死ぬわけにいかない!」
こんな感じで仲間内で主張するのが出て来たら若者達は同意するしか無いと思います。しかも大体こんな感じの人が出てこない可能性はゼロです。何人かはどうしても出て来ます。
どう考えても停戦するしかないと思いますが、続けるんでしょうねえという感じです。
英国防省の分析によると、ロシアはついにソ連時代の戦車備蓄を使い切ったとのことで以前からずっと言われているミサイル枯渇、砲弾枯渇、砲身枯渇、兵士枯渇と合わせて停戦せずに若者も老人も皆徴兵してあと数年戦い続ければウクライナもワンチャンあるのではないでしょうか。
ウクライナも苦しいが国際的に孤立しているロシアはもっと苦しい。
勝利の日まで戦いをやめてはいけないと思います。
>英国防省の分析によると
……
>停戦せずに若者も老人も皆徴兵してあと数年戦い続ければ
(クソデカ溜息)
>勝利の日
もうそんなものはない
英米ナショナルアイデンティティ、対ロシア外交については地域2番国をぶつける事なのですが、日露戦争の頃か何かも変わらないですよね…。
ウクライナが、そこまで戦うのは自由なのですが、彼等に何が残るのでしょうかね?
借金がドンドン増えているのですが、収入が減りながら増税になり、産業資源を失い・エネルギーを失い(発電所も使えなくなり)、人も残らなくなってしまうなと…