DEEP STATEとRYBARは26日夜「ロシア軍がクラホヴェ方面アンドリイフカ方向に突破を図ろうとしている」と、第110機械化旅団は「包囲される前にヴェリカノボシルカから脱出した」と報告、ゼレンスキー大統領はドラパティ陸軍司令官をホルティツィア作戦・戦略グループの司令官に任命した。
参考:Мапу оновлено
参考:Есть угроза окружения? Военные рассказали о ситуации в Великой Новоселке
参考:Андреевское направление: существенный рывок ВС РФ к Андреевке
参考:Хроника специальной военной операции за 25-26 января 2025 года
参考:Сьогодні очікуються важливі кадрові зміни в управлінні силами оборони України.
軍上層部に不満がある内部の人間がブトゥソフ氏を通じて世論に訴え、最高司令部を動かそうとしている
RYBARはポクロウシク・ディミトロフ方面東方向について「ロシア軍が線路沿いにディミトロフ方向に前進した」と報告。
RYBARはポクロウシク・ディミトロフ方面西方向について「ロシア軍がコトリーネ郊外の沿線沿いで支配地域を広げた」「ロシア軍がコトリーネ郊外からポクロウシク炭鉱方向に前進した」「ロシア軍がナデジディンカ集落内で支配地域を広げた」「ロシア軍がノヴォジェリザヴェティフカ南郊外で支配地域を広げた」と、RYBARは「ロシア軍がコトリーネから北に前進した」と報告。
DEEP STATEはクラホヴェ方面について「アンドリイフカ集落内にロシア軍の足場が登場した」「ロシア軍がペトロパヴリフカ西郊外で支配地域を広げた」「グレーゾーンがスリブネ北郊外に伸びた」「ノヴォアンドリイウカ集落がグレーゾーンに収まった」と、RYBARは「ロシア軍がペトロパヴリフカ西郊外で支配地域を広げた」「ロシア軍がアンドリイフカ集落内に支配地域を広げた」と報告。
視覚的にもウクライナ軍がペトロパヴリフカ西郊外=Ⓐでロシア軍を攻撃する様子、ウクライナ軍がシェフチェンコ西郊外=Ⓑでロシア軍を攻撃する様子、ウクライナ軍がアンドリイフカ集落内=Ⓒでロシア軍を攻撃する様子が登場。
RYBARはアンドリイフカ方向の状況について「ロシア軍は集落の東郊外にあった敵陣地を素早く制圧し、既に両軍はアンドリイフカ集落内で交戦している。この集落は地理的に効果的な防御が難しくウクライナ軍も強い抵抗を示していない。ウクライナ軍が新たな防衛ラインが準備されているオレクシイウカ方向に撤退するもの時間の問題だ」と述べた。
RYBARはヴェリカノボシルカ方面について「ロシア軍がヴェリカノボシルカを解放した」と報告、視覚的にもロシア軍兵士がヴェリカノボシルカ市内の至るところで国旗や軍旗を掲げる様子が登場し、第110機械化旅団も「気象条件を利用して包囲の危険があった地域から撤退した」「ヴェリカノボシルカ周辺での戦闘を継続している」と報告。
ロシア軍がヴェリカノボシルカ市内で「大量のウクライナ軍兵士を捕虜にした」「ウクライナ軍が部隊単位で投降した」という話も視覚的証拠も登場していないため、第110機械化旅団の兵士らはロシア軍の包囲網をすり抜けて郊外への撤退に成功したのだろう。
因みにウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は今月15日「ポクロウシクを救う可能性はドネツク作戦・戦術グループの指揮官を交代させることだけで、その適任者は陸軍司令官のドラパティ少将だ。彼の才能は司令部の会議ではなく前線で必要とされている」と言及、25日には「まもなく重要な人事異動が発表される」「ゼレンスキー大統領はドラパティ少将をホルティツィア作戦・戦略グループ(ドネツク作戦・戦術グループの上位司令部)の司令官に任命する予定だ」と予告していたが、ゼレンスキー大統領は26日夜「ドラパティ少将をホルティツィア作戦・戦略グループの司令官に任命した」と発表。
ゼレンスキー大統領は「ドネツク方面の指揮統制を強化するためドラパティ少将にホルティツィア作戦・戦略グループを率いるよう命じた」「ドラパティ少将は陸軍司令官と最も戦闘が過酷なホルティツィア作戦・戦略グループの司令官を兼任する」「これは前線での戦闘と後方での訓練を組みわせるのに役立つはずだ」と発表した。
ブトゥソフ氏は第155旅団問題だけでなく「最高司令部の決定に反して第156機械化旅団の編成が継続されている。この旅団は第155旅団を編成した西部作戦司令部によって編成作業が行われており、残念ながら人員配置や訓練の方法は第155旅団と同じように不十分で、シュヴェデュク准将も西部作戦司令部の司令官職に留まり続けている」と指摘し、その直後にウクライナ軍参謀本部は「第156機械化旅団の査察中に多くの重大な問題が判明し、旅団司令部の一部を戦闘経験がある指揮官に交代させた。さらに第156旅団の戦闘能力を高めるため戦闘経験がある将校や下士官を部隊に移動させる」と発表。
あくまで結果論だが「ブトゥソフ氏が問題を提起すると事態が動く」という構図が続いており、これはブトゥソフ氏の影響力というより「軍上層部に不満がある内部の人間がブトゥソフ氏を通じて世論に訴え、ゼレンスキー大統領が率いる最高司令部を動かそうとしている」といった感じで、ブトゥソフ氏は新たに「第153機械化旅団の兵士から第155旅団と同じ問題が訴えられている」と報告している。
国内メディアや一部の海外メディアが騒いでいるウクライナの国内問題
ウクライナは「不正が横行する防衛装備品の調達システム」を改革するため調達権限を国防省から外部の独立組織に移し、コーポレートガバナンスの基準に従って構築された国防調達庁は不正リスクの軽減し「ウクライナ防衛産業に対する西側諸国から投資を呼び込むきっかけになった」と評価され、これを監督する立場の監査委員会も国防調達庁を率いるベズルコワ氏の続投を支持したが、この決定を権限のないウメロフ国防相がひっくり返して別の人物を調達庁長官に任命した。

出典:Рустем Умєров
監査委員会もメディアも「ウメロフ国防相の横暴を許せば国防省の忠実な人間を独立調達庁に送り込めるようになる」「そうなれば国防調達庁の独立性が失われ不正が横行した国防省主導の調達システムが復活する」「既に西側諸国からの否定的な反応が登場しているため援助に影響が出るかもしれない」と主張し、ベズルコワ氏の続投とウメロフ国防相の辞任を要求している。
ベズルコワ氏がkyivIndependentの取材に以前応じた際「国防省の調達システムで不正が生じる仕組み」を明かし、国防省は製造・販売元ではなく武器取引を仲介するブローカーを多用していたこと、このブローカーらと手を切るため国防省で調達を担当した人物を独立調達庁に受け入れなかったこと、調達を製造・販売元との直接取り引きに変更(直接契約による調達は20%から60%に増加)したことなどを明かしていたが、ウメロフ国防相の決定を受けてTransatlantic Foundationも「これは調達から排除されたブローカーらの反撃で、レズニコフ時代のスキャンダルを受けて実施された調達改革を根本的に解体するものだ」と指摘した。
まだ独立調達庁の騒動は国内メディアや一部の海外メディアのみで騒がれているが、ウメロフ国防相が決定を強行すれば「ウクライナは不正を根絶する気があるのか」と大きな問題に発展する可能性が高い。
追記:この問題の間接的な原因について「ウクライナ製迫撃砲弾の欠陥でウメロフ国防相とベズルコワ氏の関係が悪化したことにある」とも言われている。
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※アイキャッチ画像の出典:Михайло Драпатий
ドラパティ少将 「えっ?オレ?!」
とかなってそう。
>軍上層部に不満がある内部の人間がブトゥソフ氏を通じて世論に訴え、ゼレンスキー大統領が率いる最高司令部を動かそうとしている
自分も以前から彼の動きは軍の権力闘争の側面もあるだろうと見ている。
中立的な改革者ではなく失敗に付け込んで要求をごり押しする手口。
失敗なんかほぼ全員してるのに叩く人と叩かない人を選択してる。
ザルジニーのやらかしを彼は批判してたのかってこと。
結局告発者達の希望通りドラパティ少将が司令官に就任ですか。
これで戦況が少しでも改善すれば良いですが戦況が変わらなかった場合、告発者達の身が危険になりそうな感じがします。
戦況はこの前アンドリフカへの突出部を反撃して取り戻したばかりなのに、より深く突破を許してるのはどういうことなんですかね….。
反撃したはいいけど保持する戦力がなく、結局押し込まれたんですかね。
110機械化旅団が撤退できるほどの悪天候が発生したのなら、それに乗じてロシア軍が進軍してもおかしくないかもしれません。
46空中強襲旅団が公開した動画ではアンドリイフカ北東の民家(オープンカー仕様)に入り込んだ数名のロシア兵にドローン攻撃をしています。追い返せれば良しですが定着されたら不味いですね。
ブトゥソフ氏、願いが叶って良かったな
彼の見解が正しいかどうかは、これから証明されるだろうけども
ドラパティ少将が前評判通り優秀な方ならロシアとしては優先的に消しにかかるでしょうね···
最終的に撤退には成功したようですが、親ウクライナOSINTからも街の内部や包囲網の隙間である川周辺はかつてない程凄惨な事になっているとの話も出てきていたので、撤退の過程で相当な被害が出ている可能性は高そうだなあと
おまけに周辺で戦闘を継続してるとのことですが、交代して休養と再編を後方で行うべきでしょうに第47機械化旅団のように徹底的に酷使するつもりなのでしょうかね
情報ありがとうございます。
さすがに包囲期間が長く、ドローン監視下ですから、脱出できたのか?と思っています。
続報を見守りたいと思います…。
そうですね。同意見です。
第110旅団が早めに撤退できていたなら、これから大活躍するはずです。なぜなら精鋭旅団が少なくなっているので、言及された第47旅団のように酷使されるはずなので、第110旅団の名前がどんどん出てくるはずです。
この第110旅団は過去に壊滅的と言われても、直ぐに出てきているので、出身都市からの補充体制もいいのかもしれません。しかし、今までと違ってもし第110旅団の名前が出てこなくなったなら、ここでかなり取り残されて戦死したか捕虜になっているわけですね。そうでなくて早めに逃げて、残っていたのは案外に少なかったのかもしれませんね。
このドネツク南部方面でも多くのポケットが作られ、捕虜も多いはずなんですが、もともとロシア軍側は大量の死体や捕虜の写真はそれほど好んで出さない感じはあります。しかし、この方面では進撃が早いですから、ウクライナ兵は上手に逃げているのかもしれません。
おっしゃるように、今後の第110旅団の様子を見るしかないと思います。
権力や人事の問題はどこの国にもあると思うがいま国内で争ってる場合じゃないだろう…
こういうのを見ると自由と民主主義、国家の独立や存亡をかけた戦いなのか疑う気持ちを隠せない
負けが込んでいる側はこうやって仲間割れと責任の押し付け合いが激しくなるのは歴史上無数に繰り返されてきた光景ですぜ
>権限のないウメロフ国防相がひっくり返して別の人物を調達庁長官に任命した
んー?間接的に権限のあるものに影響力を行使してひっくり返させたということでええんかな。
権限ないのに直接したとしたらもはや軍内部のルールなんて無いのと同じっしょ
しかし、これでドネツクの南半分は殆ど制圧しちゃいましたね
猫の額の比喩表現がなつかしい
ヴェリカノボシルカ、ドローン運用が難しくなる悪天候に恵まれたのが運が良かったですね
第110旅団のような長期間前線で損耗した部隊こそ後方で新兵を補充しじっくり時間を掛け再編するべきでしょう
問題は部隊の戦闘力を把握していない非現実的な命令とやらで前線に張り付け続けられる可能性が高い事ですがこればかりは司令官交代でなんとかなると良いですね
ヴェリカノボシルカは、市内でどのくらいの損害がでたのかでしょうか。
アンドリイフカですが、アンドリイフカ~シェフチェンコの間に塹壕のようなものがGoogleMapで見えるのですが、一気に街にまで取りついたのですね。
兵力・装備・士気、このどれかに最前線では、かなりの差があるのかもしれませんね。
その他にもアンドリイフカ北側に道路を挟むように2箇所、田の字の陣地があったんですが···無力感されたのか悪天候に乗じたのかは不明ですが定着される前に撃退できないと不味いです。
情報ありがとうございます。
前線歩兵が不足して、複数の戦場が前線を保てずに、突破されているように感じてしまいますね…。
司令官交代なんかでなんとかなると思ってるなら、相当な頭がお花畑だと思う。
その理由は軍事衛星やドローンといった監視の目がある今の戦争の中では諸葛孔明ですらも活躍出来るか怪しいから。
何が言いたいかと言うと、徴兵の問題だの支援の問題だの全ての問題を簡単に解決できる方法はロシアと停戦することで、そこに向かって進められる指導者こそが今のウクライナには必要。
真面目な話、領土を奪還するどころか失いまくってるだけの戦いを続けるのに、どういう意味や意義があるのか頭が悪過ぎて話にならない。
>真面目な話、領土を奪還するどころか失いまくってるだけの戦いを続けるのに、どういう意味や意義があるのか頭が悪過ぎて話にならない
続ければ続けるだけロシアの国力が消耗し続けるんだから、ウクライナはともかく西側諸国としては戦いを続けるのは好ましいのでは
>続ければ続けるだけロシアの国力が消耗し続けるんだから
あいつら殴られて強くなるタイプやぞ
逆に、いきなり無条件全面降伏を提案し成立したら、せっかくの戦時体制が肩透かしとなって、インフラなど国内問題が露呈噴出するかもしれませんね。
更に、それなりに使えるウクライナの人々は大半が国外脱出して亡国の恨みを募らせ、国内には老人と傷病者ばかりが残り、賠償金も取れず、有用施設は破壊され復興はロシアがせざるを得ず…
むしろ、ロシアが最も恐れるシナリオだったりして。
西側と大きくまとめてるが、アメリカとイギリスくらいでしょ
いうてアメリカも政府レベルでは余計な出費が大きく中国に集中できないし
大陸国はエネルギーに関してアメリカの言い値でやらざるを得ないしトランプでどうなるかもわからない
ドイツに至っては暗いニュースばかり(自業自得な面も多大にあるけど
難民攻撃にも晒されるし、ポーランドは避難民の負担増大してるし
スロバキアは安価なガスとまって原子力への比重上げざるを得ない
まあ、好ましい状況でないのは確かでしょうね。
ドラパティ少将キター!!
勝ったぞこれ
わざわざ陸軍司令官に下位の司令官を兼任させるのではなく、下から有能な司令官を抜擢して任命すればいいのに。
そもそもドラパティ少将が少将にもかかわらず異例の抜擢で陸軍司令官に任命された立場。
ホルティツァ作戦群ではよく下位の指揮官が作戦群司令部の無能を批判してるんだから、そういう人たちこそ引き上げて差し上げればいいんじゃないですかね。
陸軍司令官ってそんな片手間にできるような仕事なんでしょうか。
色々予想してなかった方向に戦況が動きましたね
まず110旅団が無事撤退できたようで何より。周辺で戦ってるとのことですがまだ川の内側にいるとか言わないでくれよ…
アンドリイフカはロシア軍を迂回させて時間を稼げるかと思いましたが…きついか…
軍の人事に介入したも同然となってしまった以上、ブトゥソフ氏もまた「暗闘に最後まで勝ち続ける」ことでしか生き残れない舞台へと引き摺り出されてしまったのではないかという気がしています。
「言う通りにやらせて失敗させる」は、敵対派閥を蹴落とすための割とテンプレな手段なわけでして。
軍の不満を代弁って軍組織の自浄作用の不能だな
ただあんまりこの手でやると数合わせの同年代のおっさんとどっかの連隊に徴兵されそう
アンドリイフカまでの間合いの詰め方が早いですね、先日東側からのロシアの先行部隊が追い返されたと思いきや今度は北東から一気にすでに市街戦に突入しているという迅速さ、最近は当たり前の様に前線をキロ単位で押し上げるのに慣れてしまったけど本当に凄いことをやってのけていると思う。
これとまた交代?
ウクライナ軍、ドネツク司令官の交代を発表 ロシア軍の攻勢受け
2024.12.15 Sun posted at 10:53 JST
(CNN) ウクライナ軍は14日、ロシア軍が攻勢を強める東部ドネツク州の司令官の交代を発表した。
軍当局者がCNNに語ったところによると、これまで作戦、戦術部隊を率いてきたオレクサンドル・ルツェンコ大将に代わり、オレクサンドル・タルナフスキー大将が任命された。
…なんで今の状態で内ゲバしてるの?しかも汚職絡みで
本当に理解できない
末期の枢軸国がクーデターやら責任の押し付け合いしてたから負け確の国特有のいざこざでしょう。
ちょっと違うかもしれないけど、ベトナム戦争後期のアメリカも反戦デモや公民権運動やウォーターゲート事件で国内グダグダでしたね…
よくよく考えると、ゼレンスキーにとっては件の少将(昇格する?)が戦果を挙げるならヨシ、ダメダメだったら「五月蝿い奴」を黙らせる口実にできると、やらない理由が無かったという。
いよいよ「文句言うなら現場たる前線でお前がやれ」にされてしまう可能性が…
うーむ
9割脱出できても1割しか脱出できなくても「脱出」ですからねぇ
どれだけ無事に逃げられたのか…
そして大統領旅団 is どうなった
君のような勘の良い以下略になっていなければ良いのですが···
2025/1/5または1/20撮影の衛星画像で確認したのですが、ヴェリカノボシルカ北西のVeseleからザポリージャ州のオリヒウの辺りに伸びる対戦車壕が出来ているみたいですね。陣地については密度の濃淡はありますがある程度は造ってある模様。地雷原までは不明ですが、前線の兵隊さん達が命と引き換えに作った時間です。これがゼレンスキーラインだとしたらですが機能してくれる事を願います。
追記:管理人殿のXに引用で貼りますが、この陣地帯でロシア軍を食い止められれば、この辺りが新たな国境になるかもしれません。
『止められれば』という但し書きをつけなければいけない時点で悲しい話なんですがね···
>この決定を権限のないウメロフ国防相がひっくり返して別の人物を調達庁長官に任命した
権限がない人がどうやったらそんなことができるのか・・・ロシアの腐敗ばかり強調されますがウクライナのそれも変わりないような
そもそもウメロフ氏の前任の国防相が汚職事件での引責辞任だったような
1月に入ってからもウクライナ最大手の銀行のサイバー関係の部長が開戦以降継続して暗号資産をロシアに送金し続けていたとかで拘束されています。総額はちょっと分からないレベルだとか何とか
戦力の消耗や戦局の悪化が続く中、司令官交代が戦況を根本的に改善できるのかは疑問が残りますね。
なんかサラッと第110旅団は包囲の危険があった地域から撤退した、とか言われても「ええっ、マジで?どんな魔法を使ったんだ?」という印象しか無いんですが。
「包囲される前に撤退して、既にそこには居なかったいた」のであれば、ポグロウシク方面で幾つも見られた「数日で占拠される」という事になっていたはずなのに、完全包囲された12月以来ほんの昨日までずっと市内で戦闘していたウクライナの戦力はいったい何処に消えたんだろう?と聞きたくなります。
まだ戦ってるようなのでヴェリカノボシルカから完全に撤退したわけではなく、あくまで郊外へ退いたということでしょう
つまりまだ川の内側にいる
だとしたらいつもの、「まだ行政区の一部にはかろうじて留まっているから、街は占領されてなどいない」の真逆パターンですな。
既に包囲網からは脱出はしているが、まだ包囲の外には出てなどいない、という。
110旅団の広報が、川の向こう側に引いて、そこから市内に殺到したロシア軍を砲撃とドローンで叩きまくってる。奴らは川のせいでこちらに来れない。とか強気な発表してます。
その大砲と自爆ドローンはどっから出現したんだろう?
ボートで川を渡して逃がした?外からの救助部隊が畑の中をトラックでけん引してきたり、虎の子の自走砲を引っ張り出した?
装備捨てて氷点下の川を泳いだ後に畑の中を何Kも徒歩移動しないと逃げられないとか言われていたのはどうなった?
近くに設営されていた野戦陣地とかは無さそうなんで、砲撃したとしても移動し続けていないと反撃でたちまち叩かれて終わりそうなもんなのに。
謎は深まるばかり・・・
ジャーナリズムやSNSを利用した政治家、軍人同士の争いは何度も見てきたので今更ですが、ブトゥゾフ氏(と彼の後援の軍人達)の主張がそのまま通るとか、縁故人事から自棄人事にランクアップしたようで…
何にせよアンドリフカ市街へ突入され南ドネツクは完全にロシアの手中に落ちそうですが、ドラパティ将軍に手はあるのか?
>>RYBARはアンドリイフカ方向の状況について「ロシア軍は集落の東郊外にあった敵陣地を素早く制圧し
すっごいサラッと書いてあるけど、この陣地は戦前から準備されてた超強固な円周陣地だぞ…
2重の塹壕線に陣前地雷原、戦車壕、シェルターを複数組み合わせた半永久陣地がこうもあっさり抜かれるとは。ホントに人がいないのか
ロシアが北東方向から要塞を無視して進攻して、背後を遮断されそうになったから撤退。みたいです。
包囲されてまで守る価値がないか、死守命令を聞くほど戦意の高い部隊がいないのでしょう。
アンドリイフカが落とされたらシェフチェンコと合わせてダクネのポケットやウクラリーを撃ち下ろせるぞ···
そこの陣地に人を置いていない、何てことは流石にないと思いたい
一度目のシェフチェンコ-アンドリフカ侵入で弱点を見極められて、適切な砲爆撃を食らってしまったのでは?