DEEP STATEは「ロシア軍がハルキウ州クピャンスク方面、ドネツク州ポクロウシク方面、クラスノホリフカ市内で前進した」と報告、視覚的もオスキル川東岸のピシュチャネとジェレルネでロシア軍兵士が国旗や軍旗を掲げる様子が登場し、ほぼ毎日と言っていいほどウクライナは領土を失い続けている。
参考:Мапу оновлено!
参考:Зафіксовано кацапів у центральній частині села Піщане: вони вивішують ганчірку і спокійно прогулюються
参考:Бій за Прогрес за 48 годин
参考:Донецкое направление: продвижение к северной окраине Красногоровки и бои в полях у Георгиевки обстановка к исходу 20 июля 2024 года
ハルキウ州クピャンスク方面
DEEP STATEはクピャンスク方面について「ロシア軍がペトロパブリフカ方向に前進した(7月10日)」「ロシア軍がキスリブカから線路沿いに西に前進した」「ロシア軍がピシュチャネ集落内で支配地域を広げた」「ロシア軍がミャソジャリフカ方向に前進した」と報告。
視覚的にもロシア軍兵士がピシュチャネ集落内の大祖国戦争記念碑=Ⓐに国旗を掲げる様子、ロシア軍兵士がジェレルネ集落内=Ⓑで軍旗を掲げる様子が登場、DEEP STATEは今月7日「ロシア軍がピシュチャネ方向に5km前進して集落に侵入した」と報告していたが、これが事実だと初めて視覚的に確認された格好だ。
DEEP STATEは「もしピシュチャネが敵に占領されていれば(オスキル川東岸の)ウクライナ軍が分断されるまで農作地とコリズニキフカしか残されていない」とも述べており、ロシア軍が占領したピシュチャネ集落内からオスキル川までは直線距離で10kmを切っている。
ドネツク州ポクロウシク方面
RYBARはポクロウシク方面について20日「ロシア軍がプロレスを占領した」と報告し、視覚的にもロシア軍兵士がプロレス集落内を闊歩する様子が登場していたが、DEEP STATEも20日夜「ロシア軍がプロレスを占領した」「ロシア軍がロズヴァツケから南に前進した」「ロシア軍が線路沿いからロズヴァツケ方向に前進した」と報告。
さらにDEEP STATEはプロレスを巡る戦いについて「この集落に対する攻撃(オチェレティネからプロレスに向けた前進)は4月末に開始され、ウクライナ軍は3ヶ月間に渡って敵の攻撃を比較的上手く撃退してきたが、この2日間で敵は一気にプロレスを飲み込んだ」「7月19日に敵の大規模な攻撃が開始され、プロレスの西に陣取っていた機械化旅団から救援が送られたものの十分な数の歩兵がおらず、20日までに集落から撤退してプロレスが放棄された」「そのため線路沿いに陣取る別の旅団は側面の敵にも対応しなければならなくなり、ロシア軍に包囲される可能性もある」と言及。
プロレス集落内の家屋の損傷が軽微だったのは「敵の大規模な攻撃に対応できるほど歩兵がいなかったため早々に集落を放棄して撤退したため」ということになり、プロレスを放棄したため「ロズヴァツケと線路沿いの間に陣取る別旅団は正面の敵に加えて『南からの敵』にも対応しなければならなくなった」という意味だ。
因みにDEEP STATEはロシア軍の当面の目標について「ノヴォオレクサンドリヴカ方向から前進してポクロウシクとコンスタンチノフカを結ぶT-0516の遮断」「確保したプロレスから線路沿いに標高224.8とノヴォホロディフカに進むこと」「残念ながらこれ以上の詳細は明かせない」と述べている。
ドネツク州クラスノホリフカ
DEEP STATEはクラスノホリフカについて「ロシア軍が市内の住宅地で前進した」「ロシア軍が公園の約半分を支配している」「ロシア軍が中央病院まで前進した」と、RYBARは「ロシア軍が公園を制圧した」「ロシア軍が市内の住宅地で前進した」と報告。
視覚的にもクラスノホリフカ市内=Ⓐでロシア軍の装甲車輌がウクライナ陣地を攻撃している様子が登場、この視覚的証拠に基づいてRYBARは「市内の戦いがⒶ付近に移動したため公園に陣取っていたウクライナ軍が撤退したと考えられる」「このような市内からの急速な撤退は悪名高い第59旅団の問題と関連している可能性もある」「もう1つの原因は絶え間ない砲撃に晒される陣地への弾薬供給が出来なかったことだ」と述べているため、ロシア軍が公園を制圧したという報告は「推測」に過ぎないが、RYBAR主張の前線位置が事実なら妥当な評価だろう。
逆にDEEP STATE主張の前線位置が事実なら、ウクライナ軍は中央病院の一帯を失っていないため公園の後方が確保されており、Ⓐにロシア軍が前進してきても公園を放棄する理由にならないが、どちらの主張が事実であってもクラスノホリフカ市内(クラスノホリフカ全体という意味では郊外の住宅地も含まれる)を巡る戦いの趨勢は耐火物工場が失われた時点で決しており、ウクライナ軍にとっては包囲を避けながら徐々に市内から郊外に後退出来ている点だけが救いなのかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:Оперативный простор
ウクライナ軍の下級指揮官=最前線部隊は、長期間戦ってきていますが、彼らは懲罰の可能性があるのでしょうか?
懲罰だらけに、最近の記事を拝見しているとなる気がするのですが…
長期間ローテーションなく、寡兵で奮闘してきた最前線部隊は、(後退したとしたも)よい評価を受けるべきと思うため気になっています。
管理人様が、ウクライナは賄賂合法化(罰金による免責)されるという記事を取り上げられていましたが、賄賂渡した方がマシとなりかねないなと。
懲罰されるかされないかも金次第なんでは?
もう何やるにも金次第という
その視点は、考えていませんでした。
勉強になります。
賄賂社会=異文化だと、そんなものなのかなあと遠い目になりました。
もう全ての前線でウクライナは後退しているわけだが、
政治的にも「もしトラ」から「もうトラ」になり、
アメリカの支援が大幅に削減されるのは避けられないわな。
この状況下で継戦を主張するのは狂気の沙汰か、あるいは
出来る限り支援国から金を毟り取り、懐に入れてトンズラする
算段。ここでは前から言われてたけどマスメディアは報じない
我が国の血税が、、、、涙
日本のお金も、結局どのように使われたのでしょうね?
(仮定)年金の支給1000億円
(仮定)公務員給与1000億円
例えばですが、日本政府はこんな感じで分かりやすく、結果を明示すべきと考えています。
西側のお付き合いで20年間もアフガニスタンに数千億も支援しても、結局無駄な血が流れただけで誰も幸せになってませんしね。
ほんと仰る通りですね。
公金チューチューできた会社が、潤っただけなのでしょう。
アフガニスタン、米軍撤退後の退化を見ると、金と労力の無駄でしたね。
それは君が調べないだけで外務省はしっかりと『ウクライナ情勢に関する対応』のページで公開してるんだわ……
そういうのもあるのか!と見ましたが
分かりやすくはなかったですね
いや知らんがな
たむごんさんのコメントに「分かりやすく」と文言があったのでね…
賢い人なら分かりやすいんだろうね。
まあ読まなくてもわかる
全部無駄金
情報は出ているんだけど、膨大、バラバラなので、把握が大変。読む気がしない。財務諸表みたいに整理されていれば良いんだけどね。
このレベルで読みにくいなら財務諸表なんて暗号と同じだろ
仰る通りです。
財務諸表は、ルール決まってますし、読んでても簡単なんですよね。
勘定科目+数字のように、簡潔にまとめるべきだと思います。
役人あるあるで、わざと複雑に書いてるのか、単純に仕事ができないのでしょう。
報告連絡と実態が乖離しているからウクライナの汚職ブラックホールが拡大し続けているのだろう。(国民の僕党のゼレンスキーですら実態は?)
外務省のODAまとめでも公開されてますね
0.5~4億円の案件がほとんどのところで燦然と輝く530億円ほか
外務省→ODA→令和5年度 無償資金協力
今回の戦争絡みでは1300億円以上の無償緊急支援が入っています
他の戦争、紛争ではこれほど巨額の支援はありません
パレスチナやシリアでも巨額支援していたならともかく額だけ見ると異例ですね
まあこれも迂回軍事支援みたいなもんだからどういう名目かどうかなどあまり意味がない。
ウクライナ政府は支援金で浮いた予算を軍事に廻すだけなので。
プロレスとロズヴァズケの間が包囲寸前ですね。
まだ兵士が残ってるならさっさと撤退すべきですが、この情報通りの地域までロシア軍が進んでるなら、撤退するにしても傷病兵は置き去りでしょう。
撤退の援護をするべき包囲寸前の部隊に、増援を送るか、増援すら送らずに死守命令を出す愚を繰り返さないことを祈ります。
一見すればウクライナの劣勢に思えるが、実はそうではない。
ある戦線において、ウクライナが昨夏の反攻により「戦略上の要衝」を得た反面、現時点までに後退しても「全体への影響は限定的な土地」を手放したに過ぎない。しかも後退自体が、有利な位置に移動したという「布陣の改善」にもなる。
つまり一連の戦闘により、ウクライナ軍は差し引きで「戦略上の要衝+布陣の改善-全体への影響は限定的な土地」を得ているのだ。
何を言いたいのか理解できない。
理解できました。ところどころ誤記があったようです。
一見すればロシアの劣勢に思えるが、実はそうではない。
ある戦線において、ウクライナが昨夏の反攻により「全体への影響は限定的な土地」を得た反面、現時点までに後退しても「全体への影響は限定的な土地及び予備兵力」を手放したに過ぎない。しかも後退自体が、ウクライナ軍の有利な位置に移動したという「布陣の改善」にもなる。
つまり一連の戦闘により、ロシア軍は差し引きで「戦略上の要衝+全体への影響は限定的な土地-ウクライナ軍の布陣の改善」を得ているのだ。
ウクライナは負けてない!。ウクライナ軍の撤退は戦略的撤退で失った土地もわずか。だからウクライナが得ているものも大きい(?)。
…要約するとこうなるのかな。ウクライナが戦略的要衝を得ているとかのくだりは謎すぎてはぶいたけど。
去年の夏の攻勢で、ウクライナ軍が戦略上の要衝を得た戦線なんてあったっけ(素朴な疑問)?
キーウやハルキウ近辺から露軍を叩き出したくらいでしょうか。
散々露軍の崩壊や大潰走ともちあげられたそれは今の視点で見ると、速攻作戦(ハンガリー動乱とか第一次チェチェンでやりたかったこと、グルジア紛争でやれたこと)を諦めて、伝統の平押しに戻すための戦線整理なだけな気がするし。(しかし前線にうまく伝わらず、速攻を担任した精鋭がパニクって潰走するのは流石のロシアクオリティ)
ロシアは撤退しながらも強固なスロヴィキン・ラインを構築して南部への打通作戦を弾き返したけど、ウクライナのゼレンスキー・ラインはどうなんだろな、と
昨年夏の反攻によりウクライナが得た戦略上の要衝は
具体的にはどこになるのでしょうか?
具体的にはすべて失いました
高官が海外の高級リゾートの土地を得たかもしれない
皮肉たっぷりで笑った。
自国の領土を取り返せないでいるのに、外国の土地は買い漁っていたんですかね。
有利な地点に撤退を繰り返していれば勝利するという素晴らしい戦略
アーマードコアでどんな強い敵でも回避と攻撃が上手ければ引き撃ち(ロボットを操作するゲームなので敵と相対したまま等速以上で後退出来るので障害物等に引っ掛からなければ理論上は一方的に攻撃しながら逃げ続けられる。実際は敵が誘導兵器や広範囲に弾をバラ撒くタイプの武器を持ってるのでそう上手くは行かない)で必ず倒せる理論みたいなもんですかね
露軍が力尽きるまで何十年でも撤退戦をし続ければいずれ勝てるって言ってる人の頭の中はこんな感じなんだろうとは思いますけど
どこを縦読みするのかにゃ?(クルッゴキッ
夏にF-16の投入で一発逆転だから(白目)
もう夏になってひと月だけど、そしてあと2か月(9月22日)で終わりだけど
今夏リリース!とか言って会社がトぶソシャゲじゃないんだからもう飛んでないといけないのでは(白目)
それとウクライナ軍はロシア軍の砲兵をハイペースで狩っているらしいので砲撃格差がぎゃくてんするらし〜すよ?(フオーブス)
ロシア軍はウクライナ側の数倍も砲撃を行っているがその分砲身の消耗も早く、このままのペースだと2年後には使える大砲が無くなってしまうとのこと。砲身の製造工場を増やそうにもドイツ製の工作機械が必要不可欠だそうで、現在工作機器の入手ができないロシアは消耗した分を新規生産で埋め戻せない。
太平洋戦争の頃の日本も工作機器は欧米に依存していて、欧米の様に戦闘機エンジンの出力を上げようにも工作精度の限界から速度700km/h以上の機体を実用化できなかった。
じゃああの万単位であるソ連時代の火砲の砲身はどうやって作っていたのだろうかと
北朝鮮はどうやって作ってるんだ
ドイツやアメリカに外注してたんじゃない?
ドイツ製の最新工作機械がないと砲身みたいなWW1の頃から大量生産してたものを作れなくなるなんて面白いことを考えるひとがいるもんだなあ
真面目に不思議なのは北朝鮮やイランはおろかアフリカの日本製ベアリングを正規手段では入手不可能な武装勢力ですら数百本単位の砲身を作れるのにロシアだけもう一本も作れないと言い張る人間が居ること
今がドイツ製を使っていて同じものを増産するにはドイツ製という話ではないですか?ドイツ製じゃないと作れないというのは想像がつきませんね。
まあ、そもそも買えても納期2年とかしそうですけどね。
ここまで東部方面の防衛線が綻んでいる以上、やっぱりハルキウへの陽動は大成功だったんじゃ…?
英国も領土に拘泥せずロシア兵を一人でもやれと言ってますしね。
まあ領土損失はもう諦めましょう。
その方がNATOは助かります、ウクライナの国益になるかは分かりませんがね。
英国は今日もキレッキレの英国紳士仕草ですね。
ルワンダに不法移民の引き取り代金持ち逃げされた英国さんチーッス
ルワンダは準備をしていたのに。イギリスが自分の都合でキャンセルしたんだから、持ち逃げは正しい表現ではないような。
店を予約したのに自己都合で来ない客から代金を取るようなもの。
オスキル川の背水の陣になってきました
ここは早めに捨てるのが定石だと思いますが
ウクライナ軍は面子と政治が邪魔をして
いつも引き際を間違えてる気がする
まったくですね、ウクライナはどのラインで守って膠着させて耐えどう反攻するのかまるで見えてこないですね。とりあえず前線にハイエース投入して時間稼いでいる感じだけど、もはや余り時間稼げてないしなんとか膠着まで持っていっても反攻する戦力無いだろうし結局はロシア崩壊まで耐えるしか手段が無い感じするけど、それってすでに詰んでるのではといつも思う所。
ああそうだ無敵の戦闘機がそろそろ何機か到着予定だからそれ待ちか。
30年以上前からゲームではスホーイに刃が立たない戦闘機ね。
小児病院の件でロシアを非難できると思ったら、トランプが暗○されかけて話題が逸れてしまったのもウクライナにとってはマイナスですね…
Forbesによるとロシアの旧式野砲の
破壊数(ウクライナ発表)が増えてるので
間も無く戦況が変わる可能性があるかもしれない
だそうです
Forbes発表ですか
1944年10月くらいの大本営発表並に信用できますね
おおすごく小さな両翼包囲
ロシア軍がこういう機動を見せるのは初めてですね
やはりちょっとアプローチが変わっている気がします
戦局が悪化するとさらに汚職がすすむよね
やはり件の『ゼレンスキーライン』とやらは、プロレス~ノヴォホロディフカ間にあったようですね
ロシアは人的損害度外視なのがお家芸ですから対戦国は厳しいです。
近年、ロシアに勝利できた大日本帝国やアフガニスタンはロシア以上に損害度外視でしたので、さすがのロシアも敗れたのでしょう。
ウクライナはフィンランドのような終わり方をするのかもしれません。
両軍の投入兵力と徴兵・志願兵受け入れの数の推移みりゃ人的損害度外視なんて単に相手が異常だから勝てないみたいな言い訳の妄想に過ぎんってこの3年くらいで学習すらできんのか…
露軍の圧倒的砲爆弾の弾幕に対し、
動員兵を「肉壁」として投入続けているウクライナ軍こそ、人的損害度外視の戦い方をしている様にしか見えませんね。
総兵力推移と人的損害度外視は関係ありません。
兵力に劣っていようが度外視で戦う事は可能です。
これは対米戦で敗色が濃厚となった大日本帝国が実際に実行した事で証明されています。
こういった相手と戦争をするのは当時世界最強だった米軍でも楽ではありませんでした。
太平洋戦争のような大洋を挟んだ島嶼を奪い合う戦線でなくウクライナは平野が広がってて戦線が陸上で繋がっているため度外視で損失出したら他所で食い破られますがな
そもそも戦域の面積も違うのに類似とみなすって地図見た事無いんですか?