DEEP STATEとRYBARは24日夜「ロシア軍がスバトボ・リマン方面で支配地域を広げた」と報告、さらにプーチン大統領はBRICSの会見で「ロシア軍がクルスクに侵攻したウクライナ軍の一部を包囲している」「その数は約2,000人だ」と言及したが、何処に包囲が発生しているのか不明だ。
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プーチン大統領が言及した包囲が何処に発生しているのか不明だ
DEEP STATEはスバトボ・リマン方面ゼレベツ川沿いについて22日夜「ロシア軍がネフスケから南下してノボサドベを占領した」「ロシア軍がジュラフカ渓谷から南に支配地域を広げた」と、RYBARも「ロシア軍がシロカ・バルカ渓谷からテルニー方向に前進した」と報告。
ゼレベツ川沿いの戦いはマキエフカ~トルスケの東に広がる複数の渓谷を奪い合うというもので、ウクライナ軍はゼレベツ川への突破を図るロシア軍を1年以上も食い止めてきたが、9月21日までにマキエフカをほぼ失い、その直後の唐突な突破でネフスケまで失ってしまい、今回の南下でテルニーは東に加え北からの圧力も受ける形になっている。
DEEP STATEは24日夜「ロシア軍がマキエフカとネフスケの間のポケットを占領した」と、RYBARも「ロシア軍がマキエフカ北のゼレベツ川東岸地域で支配地域を広げた」「ロシア軍がゼレベツ川西岸地域で支配地域を広げた」「ロシア軍がテルニー方向に支配地域を広げた」と報告。
視覚的にもロシア軍兵士がノボサドベ集落内=Ⓐで国旗を掲げた様子が登場し、ロシア軍がテルニー方向へに南下していることが事実だと裏付けられた格好だが、RYBARはロシア軍がゼレベツ川西岸で足場を広げていると報告しており、他方面と比較して比較的平穏だったゼレベツ川沿いの戦いはきな臭くなってきた。
因みにロシアのRIA Novostiは24日「客観的な監視によるとウクライナ軍の一部がセリダブ周辺から急いで撤退しているものの、まだ敵兵士は市内の抵抗拠点に残っている」と報じ、ロシア軍から提供されたセリダブ市内の映像を公開している。
さらにプーチン大統領はBRICSの会見で「ロシア軍がクルスクに侵攻したウクライナ軍の一部を包囲している。その数は約2,000人だ。敵は内側から封鎖を突破する試み、外側から封鎖を解く試みが行われているものの今のところ成功していない。ロシア軍はこの敵の掃討を始めている」と言及。
DEEP STATEとRYBARが報告する戦況マップに「2,000人もの兵士が閉じ込められていそうな範囲」は見当たらず、プーチン大統領が言及した包囲が何処に発生しているのか不明だ。
ドローンが監視する戦場で数十人~数百人規模のまとまった部隊運用は不可能に近く、Forbesのデビッド・アックス氏は今年6月「ウクライナ軍の素早い攻撃で数百人のロシア軍兵士がボルチャンスク市内の工場で孤立した」と報じたものの、ハリコフ作戦・戦術グループのポフフ報道官は「ボルチャンスク市内の工場付近でロシア軍部隊が包囲されているのは事実だが、この特定地域で包囲されているロシア人の数は数百人ではなく数十人だ」「ロシア軍が数百人規模で行動することはなく『400人』という数字は存在しないため確認するのは不可能だ」と否定したことがある。
仮にスジャを除く集落に2,000人も詰めていれば格好の標的になるだけで、これだけの人数を閉じ込めた空間は相当広い範囲になると思われるが、それが今のところ見当たらない。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
実質クルスクに展開しているウクライナ兵は包囲されている様なものでしょ、政治的な理由で撤退出来ないという意味で…
政治的に撤退できないのかどうかは不確実な上、仮に撤退出来なくても現時点の前線位置で包囲されてるようなものと言うのは違うと思いますよ。何故なら物理的に遮断も、包囲も、孤立もしていないので。
単純に捉えれば共産圏流の挑発と言ったところでしょうかね
プーチン氏から包囲していると伝えられたら、ゼレンスキー氏もクルスクに関する今までの言動から、何かしらのリアクションを取らざるを得ないものと予想します。
それが増援などの形に現れるものか言葉の応酬で終わるかが注目のポイントだと思います。
プーチン氏は政治的な交渉の場で政治的な代表として発言しているので、そもそも最初から軍事的な意味では無いでしょう。
原文のロシア語のニュアンスまではわかりませんが、「クルスクに侵入したウクライナ軍のうち2.000人が、我がロシア軍に取り囲まれてもはや身動きが取れない上に逃げることも出来ない」という発言は
軍事的に解釈すれば包囲ではないので事実ではないと言えますが、政治的な場で状況を説明したとすると、さほど事実から離れてはいないですね。
政治家ですからね。軍事用語を辞書通りに用いていないから、という説明は納得できます。
何なら半包囲でも間違ってるとは言えなさそう。少なくとも三面に前線形成済みですし。
具体的戦況をあまり語らないプーチンが突然に包囲などと言うのでとても気になりますが、そこは意訳したとして直近でウクライナ側に2,000人の損害は出るだろうというのであれば、当たらずとも遠からずではないでしょうか。それぐらいの見通しがあるのかも知れません。いずれにしてもクルクス攻勢の失敗は明らかになりつつあり、ウクライナは政治的面子を捨てて早く対処しないと傷口(犠牲者)がさらに広がってしまいます。
戦況的に小包囲ならありえなくもないですが、2000人は明らかに盛ってますね。
問題はプーチンがBRICS会議でアピ―ルするために意図的に数字を盛ったのか、軍がそう報告したのかですね。それによってこの発言の意図もかなり変わってくるのでは。
ロシアもウクライナも自分達の成果を過大発表するのはよく有る事ですからね
有る程度時間が経過しなければ詳しい事は分からないのは仕方ない事ですね。
しかし、まったく根拠の無い話でもないかもしれませんし、包囲というよりは、どこかにくぎ付け状態にしているとか、或いは、北朝鮮からの援軍による何らかの変化を遠回しに言っているのか。。既に、北朝鮮の部隊が展開している箇所(当然ウクライナが今までは動けそうだった所に配置されている)があるとすれば、ウクライナ軍がクルスク内で動ける自由度が大きく低下し、撤退も追撃を恐れ困難とか。政治的意図は確実にあるでしょうが、これだけだと見えてこないですね。
BRICS会議での形を優先したのかもですね。
優勢と見せるには数百人ではインパクトに欠けますし。
疑わしいのも含めてもろもろ入れている感じかな?
プーチン大統領もたまにしか言及しない分、戦況マップ見てない方ならそう信じてしまう可能性はあります。
本当の事なんてどうせわかりませんから、発言の逃げ道も多い。
好意的に解釈するなら小~中規模の包囲が複数個所あって合わせて2000人とか?
プーチンはあまり誇大な戦果報告はしない印象だったが
クルスクに限らず、半包囲>撤退があちこちで起きている。
完全包囲して殲滅するのはやる方の損害も多い。
口を開けといて、撤退し始めたらドローンや狭い範囲に砲撃するのが上策となる。
コレネボ東方に2.000くらいてもおかしくない。
どれだけがスジャに撤退できるか。
2000人規模の部隊って、新幹線のぞみで1編成1323席
文部科学省の職員数2117名 宮崎県の警官数1997人なので
それなりの規模になり、包囲するロシア側も結構な部隊数が必要なはずですが
これまでの報告見ているとそこまでの兵力もでておらず、ロシア側に一方的に有利となるような地形もない
ので、単に現地報告がどんどん膨れ上がっていっただけという気がします。
2024年のBRICSサミットでは、多極的な世界の実現を目指し、ドルに依存しない金融システムの構築やエネルギー協力、気候変動対策が議論されました。しかし、ロシアはこの場を利用して外交的な影響力を示す一方で、ウクライナ侵攻によって国際社会の安定を損なっています。
プーチン大統領が「ウクライナ軍2,000人を包囲した」と主張しましたが、これには明確な証拠がなく、これまで同様に軍事的成果を誇張している可能性が高いです。このような虚勢は国内向けの支持を維持するための戦術と見られ、戦場での現実とは乖離しています。このような行動は、BRICS内でのロシアの信用をさらに傷つけ、国際的な孤立を深める要因となっています。
包囲されている場所についてはISWの戦況図を見るとスジャの北方にあるマラヤ・ロクニャの北西部あたりにまだウクライナ軍が頑張っている事になっています。
戦況図では北から南から包囲されていますが。
包囲されてるとしたらそこですかね、コレネヴォ攻略部隊が集結していたとしたら別に驚きではありません。
しかし、ウクライナ軍はどうもこのあたりが下手糞です。
コレネヴォがどうしても欲しいというのは補給体制に凄く問題があると自己申告してるようなものです。これならロシア軍がやる事はコレネヴォはしっかり守りつつ釣り出されたウクライナ軍を挟撃して叩く事しかやる事がない。
これを見て取るのに特に優れた参謀も将官も必要ありませんし、そして実際そうなってる模様。
どんな作戦指導してるんでしょうか?
『合計』2000人という所が正しいかもしれない
数は重要じゃなくて、単純にウクライナの戦線が崩壊し始めている、という事をプーチン氏は言いたいのでは
クルスクの楔の打ち込まれ方は、苦しいですからね。
ゼレンスキー大統領の勝利計画のために、クルスク占領地を維持がマストになってますが、無理があるなと感じています。
原文を読みましたが、確かに2000人が包囲下にあると言っていますね
でも、どこでしょう?
DEEP STATEとRYBAR以外の戦況図で、一部大げさな報告では38K-024沿いにマラヤ・ロクニャに肉薄しているものもあり、少し前ならば、38H-449沿いに西からもマラヤ・ロクニャに接近していたため、北西部がまるまる包囲寸前の状況でしたが、そちらの戦況図ですら、先日のウクライナの反撃で西からの包囲は後退しているのですが・・・
まさかプーチン大統領までその話が伝わっていないのでしょうか?
ウ軍はコレネボをやる時に南方と東方の集落沿いから攻め込んだ。
ところが、南方の部隊は追っ払われてしまい東方の集落だけに残ってしまった。
南方を追っ払った露軍はリュビモフカ>ゼレニシュリャクと進んだので、
東方から来たウ軍は南を向いて撤退出来ず東方のマラヤに戻るしかない。
ウ軍は大慌てでゼレニシュリャクに進出した露軍の側面を攻撃。
クレミヤノエとその南方にある森林にいる部隊が包囲されるのを阻止しようとしてる。
という感じじゃないですか。
ウ軍は包囲されそうですが戦線が縮小したし、露軍の方が手詰まりになりそうです。
とは言え、マラヤは守りにくいので、スジャ北方のいくつかの集落で越冬に切り替えた方が良いかもで。
ロシア国防省は、
「ポグレブキ、オルゴフカ、ノボイワノフカの三地点を結ぶ領域を遮断し、その中にいるウクライナ軍部隊が脱出できないようにした」
旨を発表したようです。
それロシア国防省の何日発表のやつですか?
24日と25日発表を見返しても、そんな記述はないんですけど?
en.topwar.ruの記事(10/25)で、
The Russian Armed Forces have begun to eliminate the Ukrainian Armed Forces group trapped in the Olgovka-Pogrebki-Novoivanovka area of the Kursk region
というのがありました。ロシア国防省の発表に言及しています。
トップウォー(topwar.ru)の10/25の記事で、ロシア国防省の発表に言及しながら、三地点を結ぶ範囲内でウクライナ軍部隊が包囲されている旨を述べていました。
そのロシア国防省の25日付の報告のその記述がないのですが、、、
追記:ロシア国防省はポグレブキ、オルゴフカ、ノボイワノフカ地域に閉じ込められたウクライナ軍グループの排除を開始したとは報告しておらず、国防省が報告した交戦地域からtopwar.ruが独自に導き出した見解ですね。
疑問が解決しました。ソース情報の提供に感謝します。
戦争中の戦果報告なんて
全て推定か誇張なのだから
真実など後々しか分からない
1ヶ月後の戦況図で答え合わせする他ない
本当に捕虜に取ったら
ドネツクで行進でもさせるでしょう
そもそもプーチンの発言は政治的そのものなので、厳密な数を重要視する理由はないですね。包囲の定義明言していなければ半包囲含めたものとか拡張できるものですし。
まあ数字を盛るならクルスク自体を包囲する対象としたりでもっと盛ってもいいでしょうし、現実的か?或いは情報戦か?を疑う微妙な数字を出してきたという印象です。
これ自体が情報戦みたいなものなので気にしすぎないでいいかと。
ウクライナ軍が「○○人包囲した!」って発表しようものなら「存在しない記憶」「嘘も大概にしろ」とか集中砲火だろうに……この差は一体
まぁ単純にこれまでの実績なんでしょうが
2000人をそのまま本当に包囲していると言うコメントもない気もしますが…まあ、あまり戦場について漠然としたものしか言及しないプーチンが出す数字は何かしらの意図があるのは確かなので、私はその意図を疑ってますね。
あとウクライナの包囲の件はアックス氏が勝手なこと言っただけで、ウクライナ軍が苦言を吐いたりもしているので…
アームチェアで手に入る情報だけで想像してみる。
露系のクルスク方面の戦況図で露軍が西側からだけでなく東側からもマラヤ・ロクニャ方向を攻撃しているのがあった。ライバー、ディープ・ステートの情報は西側ばかりにハイライトが当たっている。突出部北方のオルゴフカ付近で少し前に激戦があったと伝えているサイトもある。露軍の鋏は東西両側からマラヤ・ロクニャを目指して露本土に進み過ぎた攻撃部隊の頭を切り落とそうと意図してきたのかもしれない。
プーチンの話はマラヤ・ロクニャ以北のウクライナ軍が包囲されたという事ではないのかと思われる。ウクライナ軍の解囲作戦はノヴォイヴァノフカ、ゼレニ・シュリャク方向から行われているがうまくいっていない。ライバーがグレーゾーンを西に変更したのは包囲の危険をものともせずウクライナ軍が撤退せずにズルズルと残っている事を表しているのではないか。
猪突と穴熊のゼレンスキー=シルスキー戦法はウクライナ軍に惨事を招く。
冬も始まるし、他の戦線も怪しくなってたのでそろそろクルスクから手を引く算段でもしてるのかな
と、みんなが考えてるところに反撃開始グレーゾーン拡大ですからね。
何がどうなっているやら、方針の見えなさという点ではクルスク攻撃開始直後から一貫しているように感じるのが正直なところです。
2000人だと損耗した1個旅団くらいの規模だからクレブナ川方面に進出してきていたのがそれくらいですかね
すでにマラヤロクニャが脅かされている以上、軍事的には包囲と言えると思います
数を盛るのはどっちもどっちですが、あえて今プーチン氏が(盛った)数字を出しているのはクルスクでのウクライナ軍の反撃に対するなんらかの意図があるのかもしれません
1.ウクライナ軍の反撃が予想よりも大規模で、ロシア軍が苦境である可能性
2.ウクライナ軍の反撃に対処した上で、更に戦力を釣り出すために挑発している可能性
3.2000人かはともかく、本当にある程度の規模のウクライナ軍が孤立・包囲されている可能性
4.単にロシア軍勝ってるぞアピール
ノヴォイヴァノフカでの反撃に、精鋭と供与された戦車・歩兵装甲車などが結構な数を投入されたという話もあるので、1かなと思っていますが、結果がでないとなんとも言えないですね
テルニー方面は、泥濘期前に渓谷沿いの防衛陣地を
落とされたのが致命的でしたか。この方面もいよいよ
ロシアの攻勢が本格化するのでしょうかね
昨年10月はアウディーイウカ周辺しか動きがなかったのと
は全く違いますな。ロシアは泥濘期前にできる限り市街地
にとりつき、重要な防衛陣地を落とし攻勢を継続している
ウクライナからすれば泥濘期は主要幹線道路・鉄道線からしか
補給できないはずのロシアを押し返すどころか後退する一方
先のセリダブを見ても,この半年でウクライナ軍の崩壊は急速に
進んでいるのかもしれません。冬季にはどうなることやら、、、
泥濘期の補給に制限が入るのはウクライナも同じで、火力優勢がロシアにあるため補給路が管制・ドローン監視下にある防衛拠点の疲弊もより大きくなるのかと。
もちろん攻撃側の負担も増えますし不整地のバイク突撃ができなくなると思いますが。
クルスクの2000人の包囲とは、たぶん管理人さんの地図ではオルゴフカの南東のポケットのことだと思います。
1、2週間前からそこの包囲の情報が出ています。出口はビクトロフカやスタラヤソロチヤあたりです。地図ではまだグレーゾーンかもしれませんが、ロシア軍の砲撃下にあるようです。しっかりとした完全包囲ではないと思います。
その南のリュビモフカ(リミモフカ)のごく小さなポケットでは、1週間くらい前に300人くらいのウクライナ兵が武器を捨てて一列になって狭い出口の方角に退却している動画があるので、北側の大きなポケットは千人単位のウクライナ兵がいてもおかしくありません。
ちなみに、ゼベロドネツクやリシチャンスク以降、武器を捨てて逃げるウクライナ兵の集団は見逃されることもあったのですが、最近はそうでもなくなっていますね。この300人は、かなり悲惨な結果になってしまい、生き残りは捕虜でしょう。退却が遅すぎですね。
オルゴフカ、ポグレブキ、ノボイワノフカの三集落を結んだ範囲ですよね。
プーチンは恥をかかされたと、2000人報告をした部下をそのうちこっそりと更迭しますかね?
まあ本当に嘘なら嘘報告上げるような指揮官は更迭すべきですし・・・
可能性があるとすればトルスティ・ラグとオルゴフカ〜クレミヤノエでしょうね特にトルスティ・ラグは数日前にウクライナ側のDeep stateが報告していただけでも半包囲なのでかなり危険ですね