ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは10日夜「ロシア軍がトレツク市内のジェルジンスキー鉱山敷地に侵入した」と、さらにDEEP STATEとRYBARは「ロシア軍が南ドネツクでも広範囲で前進を遂げた」と報告し、ウクライナ軍の状況は悪くなる一方だ。
参考:Мапу оновлено!
参考:Налёт ВСУ на Москву, наступление на Курахово, продвижение к Большой Новоселке — сводка за 10 ноября
いったいロシア軍の攻勢はどこまで続くのか、先に管理人の作業量が破綻するかもしれない
DEEP STATEはトレツク市内について「ロシア軍がジェルジンスキー鉱山敷地に侵入した」と報告、更新された戦況マップでは鉱山敷地の建物が幾つかロシア軍支配地域に指定されており、鉱山敷地の大半もグレーゾーンに移行しているため、いよいよジェルジンスキー鉱山と隣接テリコン群を巡る戦いが勃発したようだ。
市内中心部のアパート地区はロシア軍がほぼ占領した状態なので、行政地区~スタジアムの間に点在する比較的大きな建造物と鉱山一帯が失われるとウクライナ軍の抵抗力は大幅に低下するしかない。
因みにRYBARが主張する「ザバルカ地区西側のロシア軍支配」が事実なら「ジェルジンスキー鉱山敷地への侵入」で「ザバルカ地区東側の包囲」が完成したことになるが、そのような事態は報告されておらず、その兆候も観測されていないため「RYBARの報告が間違っている」と判断し、ザバルカ地区の状況はDEEP STATEの主張に変更=RYBAR主張のロシア軍支配地域を除外した。
DEEP STATEはポクロウシク・クラホヴェ・ヴフレダル(南ドネツク)方面について「ロシア軍がセリダブ郊外で支配地域を広げた」「ロシア軍がアントニフカ集落に侵入した」「ロシア軍がコスティアンティ二フカを占領した」「ロシア軍がボホヤヴレンカからトルダベ方向に前進した」と、RYBARは「ロシア軍がノヴォレクシイウカ南郊外で前進した」「ロシア軍がノヴォドミトリヴカ方向に前進した」「ロシア軍がソンツィフカ郊外に到達した」「ロシア軍がゾロタ・ニヴァからシャフタールの間でヴェリカ・ノボシルカ方向に前進した」と報告。
各方向の動きの繋がりを考えると1枚の戦況マップで見たほうが分かりやすいものの、この広大マップを毎日更新するのも流石に限界(やる気の大半を持っていかれる)で一息つきたいところだ。アウディーイウカ陥落から夏までと、それ以降のマップ更新にかかる作業量は比べ物にならないほど増えているため、この点においてもロシア軍の前進スピードが早くなっているのを実感する。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
管理人様、お疲れ様です。
日本国内だと中々得れない情報の提供、ありがとうございます。
ISWは9〜10月のロシア軍の損失ペースは過去最大だったと発表したが、他の情報機関はどう評価してるか心当たりある人いる?
というかISWはロシア軍の損失の見積もりをどうやって出してるんだ?
南ドネツクで街が比較的綺麗に陥落してたり、五万規模の反転攻勢の兵力を用意出来てる(つまりローテーションをやってなお余剰の人員を生み出せてる)ことを考えると俄には信じ難いが
攻勢をしている限りそしてその攻勢のペースが速ければ速い程、損害は比例して増えます
これはハリコフ、ヘルソンの戦いで圧倒的兵数優位のウクライナ軍が撤退するロシア軍を追撃しているだけという構図だったにも関わらず次の反攻作戦まで半年近く間が開くほどの損害を被った事から分かる通りです
なのでウクライナ軍が敗走状態にある事を考慮してなお攻勢のペースが上がっている以上、損害そのものが増えているのは必然であってあまり不思議ではないと考えます
その上でロシア軍はこの程度の損害増加で攻勢が止まる程、ヤワではないとも考えます
損害というよりも消耗と表現したほうが適切かもしれません
前進の勢いが増すことによる車両などの摩耗や故障は増えるでしょうが、敵の攻撃による被害が増えている感じはしていないような。
そうであるならば、「ウクライナや西側の皮算用通りに」攻勢限界を迎えているはずですので。
ハリコフ、ヘルソンではロシア軍は早々に撤退しまともな戦闘、追撃はなかったと記憶していますが。
ハリコフ、ヘルソンから反転攻勢まで時間がかかったのは欧米各国から戦車等の調達に時間がかかったことや新旅団の編成に時間が必要だったこと、バフムトで大規模な戦闘があったことが主な原因で、ハリコフ、ヘルソンでの損害の補充が原因ではないと思いますが。
ウクライナ参謀本部、ISW、英国情報部、どれもロシアがただローテーションで休息のため交代した部隊を、壊滅状態で後方に下げられた。と評価してるとしか思えません。
そんな評価をするから、その部隊が次に戦線復帰するまでの期間を見誤るし、実力を過小評価して攻撃して大打撃を受ける。
それはウクライナ軍参謀本部の発表をISWや英国情報部がそのまま引用してるだけでは?
直近のロシア軍とウクライナ軍の戦死の遺体交換はウクライナ軍がロシア軍に返還したロシア軍兵士の遺体37体に対しロシア軍がウクライナ軍に返還したウクライナ軍兵士の遺体563体でした。「ロシア軍が過去最大の損失を出している」様には見えないですね。「過去最大の損失を出している」のはウクライナ軍ではないかと思います。ウクライナ軍が過去最大の損失を出しているのをISWが主語をロシアに変えて言っているだけだと思います。
露西亜が前進している場合、必然的に露西亜側の遺体は露西亜支配地域に、ウクライナ側の遺体も露西亜支配地域に存在するので遺体交換数が其のまま両軍の戦死者数や比率には成らないと思う。
管理人様いつもいつめ良質な情報をありがとうございます。
でも無理は流石に禁物ですので1週間ぐらいお休み下さい。
冒頭の写真、悪い予感しかしない。
「俺はこの戦争が終わったら恋人と結婚するんだ。」
トレツクはジェルジンスキー鉱山と背後のテリコン群が防衛側最後の要なのでここでそのまま押し切られるならいよいよ陥落が見えてくる感じですね
鉱山を失えば残っている市街地区画で粘る事は出来でしょうが時間稼ぎが出来るだけで巻き返せる可能性は消え失せます
そしてシャフタールからヴェリカ・ノボシルカを狙う攻勢軸が出現した事が興味深いです
ヴェリカ・ノボシルカの攻略そのものは既定路線でも攻略開始は、クラホヴェ陥落後になるかと思っていたので攻勢軸を次から次へを増やしているにも関わらず攻勢の勢いが衰える気配が無い事に驚きます
それほどまでにロシア軍の余力はあるのかと
管理人様、いつもお疲れ様です。
とても勉強させて頂いています、お身体に無理なく行ってください。
ウクライナ戦争は、戦線が非常に長大なうえに、戦線の動きがこの数か月で加速していますからね…。
お疲れ様です
もはや攻勢というより平常運用的な感覚なのか
しかし、最初の画像は哀愁漂うなー
ウクライナに希望は確かに見出すこと出来ませんね、今日より明日はもっと戦況が悪くなる一方という可能性が極めて高いという状況なのでウクライナは現実的な選択を取るべき時が到来していると思うし、少なくとも世紀の愚策クルスク侵攻で頑張っている場合では無い。
トレツクのロシア軍の進軍方向って明らかに突出してて、自らウクライナ軍に半包囲されてしまうような形になってしまってるのに、ウクライナ軍が止めれないのは、ニューヨークやクビャンスクのオスキル川まで到達した時も同じように突出してたのに、ウクライナ軍は見てるだけだったのと同じなんだろうなと思ってしまう。
最近言われてるように単純に兵士の数が足りないのと、ポクロウシクが補給の経由地としては充分には機能せず、トレツクの北側にあるチャシブヤールも押されてて、そっちの補給も減らすわけにはいかないから、補給ができてると思われるロシア軍に一方的にやられて後退するしかないんだろうね。
管理人様お疲れ様です。
戦場の広さにロシア軍が常に前進して情報更新が忙しいとしても、余り無理をせずにゆっくりてもいいと思います。
ウクライナ軍は押し返すのも難しい現状で、どれだけロシア軍の前進を遅らせれるか、どれだけ自軍の損耗を減らせるかでジリ貧で良くなる方向無さそうですしね。
そう、もうお分かりだろう…
誰も!!ロシアの攻勢が1年以上も続けられるとは思っていなかったのである!!!
もちろんロ軍も強くなった。しかしウクライナ軍の総数が減少し、素質が低下し、装備が不足していることが主な原因である
ロ軍が直面する防御はますます弱くなり、前には突破を試みるための長期的な準備が必要になり、現在では日常的な攻撃も時々突破を得ることができるようになった
最初の2年間のおだてられた「膠着」や「反撃」は、実は大きな損失に耐えて全力を尽くした結果だった。まるで長距離走の試合で最初に最高速度を出したが、息を切らしてもまだ距離を開けられなかったようだ。その後の展開は誰にでもわかる
でも2年前はそれを言っても工作員だと非難されただけ
普通は無理なんですけどロシアはやりましたね
世界の半分を支配していたのは伊達じゃないというか
管理人様へ
いつもありがとうございます
無理せずご自愛ください
まあ、その世界の半分を支配してたチームにウクライナもいたんですけどね・・・
クラボヴェのダムが爆破されたそうです
どちらがやったのかは不明ですが、カフホカ貯水地の水が流れだし、流域が大変なことになっているそうです
情報ありがとうございます。
ダチノエ村~スタルエ・テルヌイ村の貯水池西部のダムが崩壊とありますね、画像でマークされてる方がいたので、もしご興味のある方いらっしゃれば。
カホフカ貯水池の東端が崩壊。
カホフカ貯水池~アンドリイウフカの方向に、水が流出。
事実ならば、クラホヴェの補給路・退路が厳しくなったのか注目したいと思います。
(2024年11月11日 午後6:43 @GeromanAT X)
(2024年11月11日 午後7:53 @squatsons X)
>カホフカ貯水池~アンドリイウフカの方向に、水が流出。
…ということは、管理人様の記事にあるソンツィフカ方面からクラホヴェへのルートを洪水で遮断したということでしょうか…。
管理人様、いつもありがとうございます。くれぐれもご無理なさらず、お休みを入れて下さい。
双方に利がありそうに思いましたが、普通にツンツィフカの攻撃激しくなってて状況によっては2週間も経たずに回り込まれそうですね。
やっぱりウクライナ自身による破壊と見たほうがわかりやすいように思います。
追記です。
カホフカ貯水池の西端
>カホフカ貯水池の東端
あと1ヶ月でクラホヴェを失いそうなウクライナ、奪取する勢いのロシア。
どちらの側にダムを爆破する動機があるかは、「1ヶ月後にそのダムの水を必要とするのはどちらか」を考えれば順当は予想はつきます。ただ、戦場は割とびっくりな真相があったりもしますから、“ただの指示ミス”なんてオチもあるかと。
更新お疲れ様です
南ドネツク戦線は昨年であればアウディーイウカ、マリンカ、ウグレダール、ウロジャイネと画像4枚に分かれていた一大戦線ですから作業量も増えるというもの、頭が下がります>広大マップ
南ドネツクは堅固な要塞化都市を巡る点の戦いが、不十分な陣地化と人員不足の為か線の戦いに移った感があります
ここまで一気に戦線が動くとはウグレダールがいかに楔として重要だったか
ここからどうするのか、ウクライナには展望があるんでしょうかね?
管理人様更新お疲れ様です。
恐らくウクライナに今後の展望はないかと思います。どこまで本気かは不明ですが、ゼレンスキーも外交の必要は言い出したみたいです。
スポンサーの顔色伺いの側面も大きいでしょうが、ゼレンスキーも落とし所がわからなくなっているのは本音のように思われます。
ロシアと交渉しないと堂々と言い切った手前、戦い続けるしかないという馬鹿げた事態に落ち込みました。
展望は外交しましょうという以外ないわけで、戦場で無駄なこと(クルクス侵攻)をしてる暇はなかったと思います。
トランプ新大統領になりますから、早めに停戦に向けてロシアにコンタクトするしか明るい展望はないかと。
今思えば、ロシアのハルマゲドン将軍
めちゃくちゃ有能だったんだな
的確に撤退を指揮して出血を抑えて
その後のウクライナの反転構成には完封勝利
途中送信してしまいました
ロシアは負け方を間違わなかったのが
今の成果に繋がってると思われる
最早マップに落とし込む作業が追いつかない程の進軍スピードなのか……
恐らくロシア軍の次の狙いはクラホヴェだけでなく、ヴェリカ・ノボシルカも含んでいるのだろうな
トレツクはもう完全な消耗戦感あるが、遂にウクライナ軍が根負けし始めた感じ
ハリコフ方面でも防衛線の突破があったと聞いたし、クリスマスまでにはどエラい事になってそうだ
最早マップに落とし込む作業が追いつかない程の進軍スピードなのか……
恐らくロシア軍の次の狙いはクラホヴェだけでなく、ヴェリカ・ノボシルカも含んでいるのだろうな
トレツクはもう完全な消耗戦感あるが、遂にウクライナ軍が根負けし始めた感じ
ハリコフ方面でも防衛線の突破があったと聞いたし、クリスマスまでにはどエラい事になってそうだ
最早マップに落とし込む作業が追いつかない程の進軍スピードなのか……
恐らくロシア軍の次の狙いはクラホヴェだけでなく、ヴェリカ・ノボシルカも含んでいるのだろうな
トレツクはもう完全な消耗戦感あるが、遂にウクライナ軍が根負けし始めた感じ
ハリコフ方面でも防衛線の突破があったと聞いたし、クリスマスまでにはどエラい事になってそうだ
ごめん
コメント記入を焦りすぎた
北海道産メロンも宜しくお願いします
私はマンゴーもメロンも大好きです。北海道産メロンは特に美味しい。
ポクロウシクまでロシア軍が押し寄せたことで、ハルキウ、クラマトルスク方面からの補給が遮断され、ウクライナもポクロウシク防衛で手一杯、その南は最早…と言うとこまで追い詰められてるんでしょうかね。
ヴレダル陥落によるロシア軍の見通す地平線の前進はヴレダルから少なくとも50kmほどの距離に届き、ロシア軍はその範囲で敵非接触戦力の活動を大幅に制限出来ています
この数字の意味するところは一般的な野砲の最大射程30kmではクラゴヴォ突出部の開口部均衡を活動する部隊を狙う場合でも攻撃に非常にリスクが伴うようになり、HIMARSなど機動ロケット砲でもクラゴヴォ突出部の底への援護を行えば探知されうるということです
このようにクラゴヴォ突出部に取り残されたウクライナ軍の立場は非常に厳しいものがありますが、現状秩序を維持しつつ漸次的撤退を行えていることは敵ながら天晴という他ありません
逆に好機を得たロシア軍は集結を達成し従来型の機動打撃を持ち込もうとしたものの結局この試みは阻止されました
しかし阻止されたから失敗というわけではなく、ウクライナ軍はリスクを覚悟で非接触戦能力をこの戦場に投入せざるをえなかったということを意味しており、当然ロシアもそれを見越して後方へ火力を投射したものと思われます
投降するウクライナ兵の数が8倍になったなんて記事も有りますし、ウクライナ兵の士気はボロボロの様ですね。
負けが決定付けられた戦争で命を落とすことほど馬鹿な事は有りませんから、投降兵が増えるのは当然です。
逆にロシア軍は領土を増やせば増やすほど終戦後の交渉が優位になりますので、終戦が見えた今士気は上昇し続けるでしょう。
もはやこの流れは誰にも止められませんね。
兵士とは名ばかりの街中で拉致された普通のオジサンたちですし
数日に一辺くらいでよいですよ。
むしろ週一くらいでも問題ないかなと
管理人様の更新業務もローテーションが必要なのでは
追加動員しないと