DEEP STATEとRYBARは28日「ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進した」と報告、特にクラホヴェ市内ではウクライナ軍最後の抵抗拠点=市内西部の火力発電所敷地内にロシア軍が侵入し、RYBARは「クラホヴェ火力発電所を巡る戦いが始まった」と報告した。
参考:Мапу оновлено
参考:Робота бійців 46 бригади по пі**рах в Кураховому
参考:Купянско-Сватовское направление: обстановка в районе Купянска и продвижение российских войск в Загрызово обстановка по состоянию на 20:00 27 декабря 2024 года
参考:Штурм Курахово и бои на Времьевском направлении — сводка за 27 декабря
参考:Кураховское направление: присутствие ВС РФ на территории Кураховской ТЭС
DEEP STATEとRYBARのトレツク市内に対する評価、ここまで食い違いが大きくなると何か問題がある
RYBARはクピャンスク方面クルフリャフカ方向のオスキル川沿いについて「ロシア軍がザフリゾヴェ集落の中心部まで占領した」と報告、さらにロシア国防省は「ザフリゾヴェ占領」を発表、これについてRYBARは「現時点でザフリゾヴェ南郊外にロシア軍の存在は確認されていないが、ロシア軍が集落の大半を支配しているため、近いうちに『国旗を掲げるセレモニー』が公開される可能性が高い」と言及。
因みにDEEP STATEはロシア軍がクピャンスク市内に侵入した件について先月26日「ウクライナ軍によるクピャンスク東市内の掃討が完了した」と報告、RYBARは「ロシア軍はクピャンスク東市内に定着し戦闘が続いている」と主張し続けていたものの、27日夜「ロシア軍は敵UAVの監視下でクピャンスク東市内に追加戦力を送り込めなかった」「そのためロシア軍はクピャンスク東市内からペトロパブリフカ北部の陣地まで撤退した」と報告し、クピャンスク方面の前線位置とグレーゾーンをDEEP STATEと概ね一致する辺りまで引き下げている。
DEEP STATEはトレツク方面について「ロシア軍がルド二チナ通り沿いとマヤコフスキー通り沿いで前進した」と、RYBARは「ロシア軍がトレツカヤ鉱山方向に前進した」「ロシア軍がルド二チナ通り沿いとマヤコフスキー通り沿いで前進した」「ロシア軍が鉱山に隣接するテリコンの1つを占領した」「ロシア軍がシェチェルビ二フカ集落内に侵入した」と報告。
視覚的にもウクライナ軍がスタジアムとトレツカヤ鉱山の間の住宅地区=Ⓐでロシア軍陣地を攻撃する様子、ウクライナ軍がマヤコフスキー通り沿い=Ⓑでロシア軍兵士を攻撃する様子、ウクライナ軍がシェチェルビ二フカ集落内=Ⓒに侵入したロシア軍を攻撃する様子が登場し、RYBARが報告した前線位置はⒶⒷⒸに沿ったものと言えるが、テリコンの占領を裏付ける視覚的証拠は登場していない。
登場した視覚的証拠はロシア軍が同地点に定着したことを保証するものではなく、これまでも視覚的証拠に基づく前線位置が一時的なもので終わったこともあるため、RYBARが報告する前線位置について何も断言できないが、少なとも登場した視覚的証拠ⒶⒷⒸはトレツク市内の状況悪化を強く示唆している。
DEEP STATEはポクロウシク・ディミトロフ方面について「ロシア軍がリシフカ方向に前進した」と報告。
DEEP STATEはクラホヴェ・ヴフレダル(南ドネツク)方面について「ロシア軍がスターリ・テルニーからシェフチェンコ方向に前進した」「ロシア軍が市内中心部で支配地域を広げた」「グレーゾーンが火力発電所敷地内に伸びた」「ロシア軍がスキ・ヤリとコンスティアンティノポルスケの間で支配地域を広げた」「ロシア軍がヤスナ・ポリアナの北で支配地域を広げた」と報告、視覚的にもウクライナ軍が火力発電所敷地内=Ⓐでロシア軍を攻撃する様子が登場。
DEEP STATEはクラホヴェ市内の状況について「市内で最も困難な状況は南地区(N-15とO-0510が合流するポイント沿いのアパート群=47.977819, 37.280323)で、各家々や通りで戦闘が続いている。市内はロシア軍兵士で溢れているが損失も相当なものだ。敵が火力発電所に到達して足場を築こうとするのは初めてではなく、ウクライナ軍の集中的な無人機運用で敵は足場をまだ築けていない」と、RYBARもⒶの登場を受けて「火力発電所を巡る戦いが始まった」と報告している。
DEEP STATEはヴェリカノボシルカ方面について「ロシア軍がO-0515方向に前進した」「ロシア軍がリヴノピル東郊外で支配地域を広げた」「グレーゾーンがネスクチネやヴレミフカ方向に伸びた」「グレーゾーンがO-510方向に伸びた」と、RYBARも「ロシア軍がO-0515に到達した」と報告。
視覚的にロシア軍がO-0515に到達したかどうかは確認されておらず、ヴェリカノボシルカ最後の補給ルートが物理的に遮断されたのかどうかは何とも言えない。
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※アイキャッチ画像の出典:24 ОМБр імені короля Данила
戦争は奪ったと思った場所が奪い返されるから、虚報でなかったとしても正確な情報は難しいよね
視覚的証拠からジェルジンスキー鉱山近くのテリコンはロシア軍に占領された可能性が高く、トレツク市内ではRybarの方が現状に近そう。ただ、シュチェルビニフカ付近は定着できていない可能性が高く近々修正されることになるだろう。それにしても何故トレツク周辺はあちらこちらから視覚的証拠が出てくるのだろうか
クラホヴェ火力発電所は、11月頃に煙突付近に空爆の映像が流れていましたね。
トレツクは、テリコンが押さえられるているのかですが、シュチェルビニフカから迂回する動きが少し気になります。
トレツク攻防・押し込んだことで、前線が上がったのかもしれませんね。
ヴェリカ・ノボシルカもどこまで粘るのか悩ましいですね…
DeepStateMAPで、MAPの種類変更すれば標高差が分かりやすいので、ご興味のある方は。
追記です。
12月16日、毎年恒例のロシア国防省拡大幹部会議の国防相報告資料(?)について、服部先生が掲載されています。
兵器生産量の変化も触れられているので、でご興味のある方はどうぞ。
>2024年には、2022年と比較して(注:2023年ではないので注意)、戦車(新車および廃戦車の再生)の供給は7倍に増加した。歩兵戦闘車と装甲兵員輸送車は3倍、無人航空機は23倍、砲弾は22倍となった。
(2024年12月29日 2024年のロシア国防省活動プレゼン資料 ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ)
(2024年12月26日 国防相が語る2024年ロシア国防産業の成果 ロシア・ウクライナ・ベラルーシ探訪 服部倫卓ブログ)
今年の更新は終わりだと思ったら終わってなかった・・・
クリスマス前の一押しでしょう。
一瞬あれ?思ったけど、正教会の方のクリスマス(1月7日)ね。
トレツク市内についてのDeep Stateの報告が遅れているのは、やはり軍幹部からの圧力のせいなんだろうか。
Rybarの報告が必ずしも信用できるものだとは思わないけど、トレツク市内でロシア軍が押しているのは確かだろうけど。
むしろ毎日事細かく外野に対して現地情報が出てくる方が異常だと思った方が良い。
情報精度とか国の内外に与える影響を考えたら全然許容出来る範囲だと思うし、ウクライナ国民に大きな害が及ぶ事態を引き起こさない限りは情報制限とか有ったって良いだろう。
既に負け確と言える状況だから情報統制しない方が国民も敗北を受け入れやすいのではと思ってしまう
ほぼ負け確になって、やることじゃない。
Happy New Yearに合わせてクラホヴェ陥落かな?ヴェリカノボルシカも事実上退路が絶たれた状態だしこっちも時間の問題かな。気づかないうちにトレツクもほぼ終戦状態になってた。クルスクに送り込んだ精鋭がいればこんなことにはならなかったのに
ロシア軍がシェフチェンコ奪取に動いているあたり、近くウラクリーにも攻勢が来て、クラホヴェ方面のウクライナ軍は刈り取られそうだね。N-15が健在な内に後退したい所だけど、全方面で圧迫されてる現状では動かそうにも動かせないのかな。
ヴェリカノヴォルシカはもう駄目そう。仮にO-0515が完全に断たれてなくても、直上で交戦してちゃ使い物にならない。脱出できないまま包囲環が圧縮されて壊滅する流れっぽい。
このまま要点確保に固執していると、各個に包囲殲滅されて兵員不足に拍車がかかる。かといって、前線部隊はトラック等の機動力すら不足or喪失してる可能性が高い。ロシア軍の阻止攻撃や制圧砲撃もあるから、せいぜい夜間機動が限界か。ウクライナ軍上層部は頭抱えてると思う。
火力発電所の様な堅牢な施設は防御しやすい。
その西方から回り込んで全包囲の構えを見せればウ軍は撤退するしかない。
最近の戦場でもこれくらい包囲しやすい状況は無かったと思う。
損害覚悟で攻めているとすれば全く理解できない。
>>損害覚悟で攻めているとすれば全く理解できない。
まともな戦力がアウディーイウカのコークス工場みたいにに残っていないから攻め込んでいるのでは?
正直包囲すること、いやそれを見せる事で逃げ出すだろうから無理に突撃する必要が分からないよね。
手柄が欲しくてヒャッハーしてるんだろうか?
そう思うだろ?ウクライナ軍撤退しないんだよ。
バフムトの時も今のヴェリカノボシルカもそうだけど、ウクライナ軍が死守すると決めた都市はたとえ包囲されてもウクライナ軍は基本的に撤退しない。
まるで都市ゲリラに近い戦い方をしてる。
確かにウクライナ軍が使える兵士が減ってきて、そうならざるを得ないのは分からなくもないが、それによって与えられているロシア軍への損害が自軍の損害と釣り合ってない。
以前のウ軍の方針は、都市でゲリラ戦で粘っていれば、露軍が根負けして諦めるだろうと言う願望に近い戦術だった。
西側メディアも、そうゆう論調だった。
露軍が堅牢な建物に突撃をかけているのだすれば、弾薬が欠乏しているのかもしれない。
ブフレダルと同じでやはり南北からの迂回挟撃が本来の意図で、火力発電所への攻撃は牽制では?
もう火力発電所からはウクライナ軍は撤退しているみたいですよ。
2,3日で正式にロシアのセレモニーがあるんじゃないですかね…
そう、包囲せず出来るだけ粘って空爆をかけて逃げ出すのを待つのが上策。
モノが無くなれば籠城は出来ない。
今にも閉じそうな逃げ道が残ってる状態で攻撃されると、守る兵士は逃げようか、抵抗しようか、降伏しようかと迷う。
それを助長するために揺さぶってるんだと思います。
北朝鮮兵ガーアゼルの旅客機ガーとキャッキャしてる場合ですかね?
ロシアはスコップを手にセダンで突撃してるんじゃなかったのかしら?
最優秀賞、ドローン
優秀賞、地雷とFABに砲兵火力。
特別賞、スコップ。
地雷は最優秀賞まである所かもしれない。
本当に病的なほど戦況と関係ない記事しか出てこないのすごいよね
それに対して絶対ロシアが負けてるから正義のウクライナは
頑張れみたいな、現実感がなくてすごい
ある意味大本営発表がどうしておきるか分かるけど怖い
戦術や戦略レベルは絶対に報道しないという…
散々ウクライナ軍壊滅!ロシア軍の進撃は加速度的に上昇!とキャッキャしてた割にはこの程度の侵略スピードに留まってますからねえ
結局来年末も東部とクルスクで泥沼してると予想しましょうか
この程度ってもうドニプロ州入り目前でしょ。確かにウクライナ軍壊滅何て言う新露派の楽観予想も外れてますが、アウディウカ→ポクロウシクもブフレダル→ヴェリカノボシルガも大方の予想より早いスピードで推移してます。
まあアウディウカでもドニプロでも同じ「東部」の泥沼なのかも知れませんが、ウクライナ軍の自滅頻度を見ても要塞線の前と後方では話が違う
YouT○beのゆっくり系戦況解説でも見ていたら?
貴方みたいなタイプの人が「予想」してくれるなら、それは9割以上の高確率で外れることをオールドメディアが証明してくれている。来年末までにクルスクの戦いは終わり、東部から南部方面へと前線が移動すると予想する。
そもそも4ヶ月で制圧地の半分を失ったクルスクが、あと1年も持ちこたえられる根拠が薄弱。兵力補充のあてもないのに。加え、クルスクに拘ることは軍政の無能証明。“クルスクの泥沼”を予想することは、ウクライナの前提条件での敗北を予想することに等しい。
補給やドローンカバーを気にしなくて良いならもっと速いとは思いますけど、そこしか当て擦れる所がないんですか?何か万年同じこと言ってそう
なんと言うか、侵攻速度の遅さを語ってる方は今だに二次大戦レベルと比べているのでしょうかね?ドローンの登場による超低空域の戦場の出現、対戦車兵器の性能向上、防空兵器の性能向上、これだけ考えても守勢側の防御力が上がり突破しづらくなっている。シリアのように相手が戦意喪失しない限り現代戦で大規模な突破は困難でしょうね
アゼルバイジャン航空のはプーチン氏が誤射を認めずも謝罪したことにより、誤射説が濃厚くさいね
しかし、まだ調査すら碌に始まってないのに事故隠蔽しただの、期待がいつのまにか真実だと考える人の多いこと多いこと
ところで北朝鮮兵って戦場に実在するんだろうか
ようやく1人捕虜にしたとかニュース出てきたけど
これ、クラホヴェが落とされて、N-15沿いのアンドリフカが落とされたら南側のロシア軍とポクロウシク方面のロシア軍が合流することになるな。以前からそれは指摘されていたけど、いよいよ現実味が増してきた。
今ですら、ポクロウシクに近づかれつつある状況で南ドネツクからのロシア軍に合流されでもしたらそれこそ物量で潰される。
同時にそれは隣のドニプロペトロフシク州も安全ではなくなってきたことを意味している。
ドニプロ州内を北上して西方面からポクロフスクを半包囲できるし、少し遠回りだけど北ドネツクの要塞線の背後を突くこともできる。
ヴェリカノボシルカを陥落させてT-0518を北進して、アンドリウカの側背を突くつもりでしょうね
そのタイミングに合わせてクラホヴェやポクロウシクなどドネツク東部の軍を動かす予定なのではないでしょうか
合流を防ぐ場所・物が無いのでそうなるでしょうね
トレツクはもう終わってるし、ポクロウシクはシェフチェンコ奪還はもう無理に見える。ヴェリカ・ノボシルカも包囲が着実に進んでて話にならない
一体どこでウクライナ軍は「有利な」戦闘をするつもりなのか
公式の透かしが入っているの軍広報が配布している画像なのでしょうけど、どういう意図なのか?
このように前線兵士は疲弊しているから、とっとと動員しろゴラァという圧力なんでしょうか。
アフリカや中東の難民や子供に寄付してくれってノリだよね、それもう……
正直辛さが貫通来すぎてとっと戦争止めろよって感じにしかならないが……
てか写真撮ってる余裕あるなら復員させてやれよって感じ
今月初頭にはクラホヴェは数日以内に陥落するだろうと言われていたことを考えますと年内持ちこたえたのは相当頑張っていますね
ヴェリカノボシルカもトレツクも春前まで粘っていそうな気もします(どちらも文字通り死守するだろうという予測で)
それは、ウクライナ軍にとっての致命傷ケースで、ロシア軍にとっての「敵の無能のおかげで楽に進める」ケースになってしまう。頑張りどころを間違え続け、兵站が細い包囲状況下で“粘る”のは、ただの無能自壊。来年以降に何も繋がらない。
>クラホヴェは数日以内に陥落するだろう
ではなく、
>クラホヴェは数日以内に撤退の準備を開始しないと損害が大きくなるばかり
そうして、ウクライナの上層部が采配を間違える(アウディーイウカでも間違えた)から、要塞を無傷でロシアに渡す不祥事に繋がる。クラホヴェを保持する代わりにポクロフスクを守る要塞を敵に譲り渡したら損得が最悪。
クピャンスクで押し返しに成功!って糠喜びしてる場合じゃないってことか。
開戦時から、露軍の腹は”時間が掛かっても仕方ないから、自分の損耗を減らしつつより多くのウ軍の将兵を削る”だからね。となれば、制空権を握り敵砲兵を制圧した上で包囲し時間をかけて敵陣を締め上げれば敵軍はなす術もなく融けていくという方針が定石だろう。
人も金も物も気候も輸送他もますます劣悪になる状況なのだから”粘って時間を掛けさせればウクに有利になる”どころか、ますます劣勢にしかならない。おまけに乏しい兵力が拘束され、他の戦線もさらに不利になる(露軍は頭数が多いし後ろに多くの兵力があるので包囲に兵力を張り付けてもあまり困らない)。
タイかどこかに”毒蛇は急がない”という言い回しがあるそうだ。本当に強い者は慌てる必要がないから急がない(小物ほど急いて失敗する)という意味だという。露軍の考えはこれだよね。
N15道路もとっくに砲撃圏内か。アウディーイウカの時と同様にもう撤退しようが、援軍または撤退支援よこそうがロシアの砲撃・空爆の餌食になるだけ。
トップの画像、まるで連休最終日の我々じゃないか。
やめろ!
思い出させるんじゃない!
我々は自由の身
O-0515はもう何日も前から近くの陣地をロシア軍が確保してる視覚的証拠が出てるのにDSの評価は厳しすぎないか?
こんな戦力密度が高い正面で一度奪われた塹壕を奪い返す能力なんかウクライナ軍にないだろうに
年内にトレツクが落ちることはないだろうと思ってたけど、このペースだともしかして?と思ったけど、
もう12月29日でした。。。
もう年末か、時が経つのが早すぎる。。。
火力発電での攻防とかむねあつですね
ほとぼり冷めたら某サバイバル系のFPSの舞台になりそうです