DEEP STATEは13日夜「クラホヴェ･ヴフレダル（南ドネツク）方面の状況が悪化している」と報告していたが、ロシア軍兵士がクラホヴェ市中心部の市議会で国旗を掲げる様子が登場、ウクライナ軍は市内中心部から東郊外の火力発電所方向に追いやられている可能性が高い。
参考：Администрация Курахово и русский флаг!
数日以内にDEEP STATEやRYBARが何らかの評価を報告するかもしれない
DEEP STATEはクラホヴェ･ヴフレダル（南ドネツク）方面について13日夜「ロシア軍がヴェセリ･ハイ、ロマニフカ、エリザベティフカを占領した」「グレーゾーンがウスペニフカまで広がった」「ロシア軍がO-0515沿いで前進した」「ロシア軍がコンスティアンティノポルスケ集落内まで再び前進した」「ロシア軍がスキ･ヤリ周辺で前進した」と、RYBARも「ロシア軍がウスペニフカ方向のポケット内を制圧した」「ロシア軍がウスペニフカの大部分を支配している」「ロシア軍がクラホヴェの南で前進した」と報告。
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ホルティツィア作戦軍もクラホヴェ方面について14日「ロシア軍がスキ･ヤリ集落の南西、コンスティアンティノポルスケ集落の南、ヴェセリ･ハイ集落の南西で攻撃を実施し、この戦闘で各陣地の要塞要素が破壊されたたたため、これ以上の（陣地）保持が不可能になった」と報告、これに対してDEEP STATEは「あははははははは」「ІФС＝要塞要素には何の問題もない」と投稿、これに一般人も「もはや緊張状態から笑いの段階に到達した」などとからかっている。
恐らくDEEP STATEは「各陣地の要塞要素が破壊されて陣地の保持が不可能になった」という説明に「初めから要塞など存在していない」と皮肉っているのかもしれないが、今度はクラホヴェ市内で国旗が掲げるロシア軍兵士の様子が登場した。
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2人のロシア軍兵士はクラホヴェ市内中心部の西端にある市議会＝Ⓐの2階から国旗を掲げ、通りの反対側にある広場にも軍旗を設置しており、この映像を投稿したロシア人のTelegramチャンネル＝Заеzжий корреспондентも「第5自動車化狙撃旅団のストームトルーパー＝突撃兵が突入して市議会の建物を占領した」と述べている。
但し、映像に映るロシア軍兵士は物凄いスピードで移動し、軍旗も広場の中心ではなく物陰で掲げているため「周辺の安全が確保されていない段階でのセレモニー」とも考えられるが、市議会内にウクライナ軍兵士が存在しないのも事実だ。
出典：Заеzжий корреспондент
ロシア軍が市議会周辺を完全に支配しているかどうかは疑問の余地があるものの、ウクライナ軍がクラホヴェ市内の東＝火力発電所方向に追いやられている可能性も高く、数日以内にDEEP STATEやRYBARが何らかの評価を報告するかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典：Заеzжий корреспондент
クラホヴェ中心部思ったよりも早かったですね、火力発電所を含めて今年中にどうなるのかでしょうか。
クラホヴェ南のポケット掃討が終わっており、南・西方向からの圧力がありそうですが想定外の方向でしょう。
ウクライナ軍前歩兵が、クラホヴェ周辺で拘置されているように感じるのですが、彼らの犠牲は本当に意味あるのでしょうかね？
ポクロウシクの前面、要塞をプレゼントのように明け渡しているのを見ると、（後方の要塞建設の時間稼ぎの役割もあったのに）クラホヴェ周辺の部隊壊滅に意味を感じにくいんですよね…
追記です。
ウクライナ上層部は、前線歩兵の犠牲に報いるような判断、政治判断できるのでしょうかね？
米独仏日の外交・政治情勢を見ると、ウクライナ政治指導部が何に希望を抱いているのか分からなく感じます（日本も対米追随でしょう）。
アメリカの経済・株価動向を見ても、ウクライナの話題は全く影響がなくなっており、プライオリティが凄まじく低下しているのを感じます（中東情勢の方がまだ影響を感じます）。
火力発電所に退いてもスターリテルニーをロシア軍に押さえられてるので挟み撃ちにしかならないんですよね…
スターリテルニーから色々と丸見えなので、狙い撃ちですね
無論それを計算してロシア軍は動いていたのでしょうが、幾ら何でも術中にハマりすぎだろと……
今、ウクライナ軍の動きが凄い分かりやすくなってる気がします
第三者視点からすらコレなのだから、現場のロシア軍は戦場のほぼ全てを把握・掌握していると見て良いでしょう
ポケットが閉じましたね
素人目でこれだけ判りやすいのですから錬度の高い側から見たら状況把握はバッチリなんでしょうね
シリア軍みたいに普通に敗走してる方がまだマシかもしれん
このところの頻繁な記事更新は、ウクライナ戦線の急迫ぶりをそのまま反映したものだろう。
ミリタリーブロガーたちの報告を地図に落とし込み、我々のような一般日本人に伝達してくださる管理人さんの仕事ぶりに改めて感謝
海外の色々な所の言語も地図もバラバラな情報だと何が何やら良く判らない事が多いですしね
管理人様にはマジ感謝
NHKでISWの戦況地図更新ネタを報道してました。
まーミリブロガーとかには一切触れない浅いものでしたけど。
クラホヴェが年内に中心部まで到達されましたか・・・
ポクロフスク近郊もヤバいですが、ヴェリカノボシルカもこの様子では何時までもつかどうか。そもそも、ドニエプル以西ですら計画停電がさらに頻発しているのに、南ドネツクのインフラ状況は悲惨そのものだろう。今年の冬を越せても、その先の希望がない。
電力がないと、民間の日常生活・商工業・軍需産業どれもボロボロ、仰るように本当にどうしようもなくなります。
（農業輸出はあまり言及されませんが）カントリーエレベーター・穀物サイロも、集荷～乾燥～保管するために、大量の電力が必要になりますので農業輸出にも影響が出てきます。
ウクライナが、来年以降、どうやって借金返済して経済を回すのか心配になります（債権放棄から先が見えないですね…）。
ロシア軍に占領されればロシアが復興してくれます。マリウポリの住民も｢公共料金が10分の1になった｣と言って喜んでいます。その意味で希望はあります。ロシア軍に占領された方がウクライナ人にとって幸福だろうと思います。少なくともロシアを消耗させるための捨て駒として米国に使われるよりは。
ロシアにだって誰を自国民にするかの選り好みはありますよ。
ウクライナなんて丸飲みしたくはないでしょう。
西側はポーランドが引き取れとか、ついホンネを漏らしちゃった元大統領もいたっけ。
ウクライナ西部、スポンサー国からの巨額支援に慣れ切ってるなと。
目ぼしい産業もないわけで、戦後どうやって自立するつもりなんでしょうかね…
日本に戦後処理は関係ない話ですから、欧州の誰かが仰るように負担を引き受けるのでしょう。
ポーランドがマクロン大統領に、ウクライナ平和維持軍を断っていたのを、そういえば思い出しました…。
実際、西部ウクライナは元ポーランドですからね。東部は元ロ帝。
クルスク執着はコザックの土地への執着なのではと思えますよ。
クラホヴォはもう無理でしょう。本来ならば火力発電所で粘るところですが、スタールィエ・テルヌィ（余談ですが別表記でのスターリは”鉄”ではなく”古い”を意味するСтарыです）を抑えられている以上難しいですね。アウディーイウカ陥落時コークス工場も落ちたのを思い出します。そういえばあの時撤退支援をやらされた第三独立強襲旅団は元気でしょうか。間違いなくアウディーイウカやオチェレティネで壊滅的損害を被った筈ですが。
おそらく次の目標はアンドレーエフカ（アンドリイフカ）でしょう。アンドレーエフカから北に伸びるT-0515線を確保すればシェフチェンコの兵站がさらに盤石になります。そのあとはあまり現在のようなハイペースでの前進はしないと思っています。ロシア軍の能力の問題ではなく残りの南ドネツクが何もない過疎地帯（別軸で攻勢中のヴェリーカヤ・ノヴォショルカを除き）なので積極的に攻める価値もないだろうというだけですが。
DEEP STATEの方々が笑うしか無い状況って…いや皮肉もあるんだろうけどここ数日のウクライナ軍の動きはもうほんとね、言葉もないですね
なぜそうなったのか、今後の再発が防げるのかなどを論じたいですが、現状の情報を見る限りは再発しそうなので論じるべくもない
ここ確かダムが破壊され下流域は凍るまで動けないところでしたっけ
攻めにくく、逃げにくい時間稼ぎには適切です
酷い話ですが
ダムが破壊されたおかげで防衛に当たる部隊が逃げることも困難…
えぐい話です…
本来はもうクラホヴェ方面はアンドリイフカまでは引いて守らないと単純に合理性に欠けると思うが、きっと数日後にダクネ陥落からのクラホヴェ火力発電所西側の僅かなルート残して包囲され撤退戦で改めて損耗するのだろうなという未来が見えてしまうのが切ない所。
稼いだ時間で反攻の準備や要塞線が完成する等の何らかの手立ても無い様子なので何とも言えない気持ちになる。
戦略要地の要塞をタダでプレゼントするようなウ軍上層部の腐敗と無能ぶりはあきれるばかりですが、根本の問題は人材不足にあるのだろうなと。そもそも高級将校に成れる士官教育を受けた絶対数が少ないのに動員で部隊数が膨れ上がった＋士官が次々戦死or負傷で前線に出ない無能将校か促成栽培のにわか士官ばかりになる。士官や参謀の数と質が下がるのでかつて高かった戦術や作戦レベルの統制までもぐちゃぐちゃになる。
指揮官の練度はロシアも軍事ブロガーが良く不満を漏らしますが、人口の絶対数比から見てウ軍の状況はそれより相当カオスのはずで飛ばした指揮官の代わりも無能というありさまなのでしょう。
本邦も自衛隊の定員問題をどうにかしたいなら予備役将校訓練課程(ROTC)くらいは創設しなければ有事に涙を呑むのは国民です。防衛族なんだから石破さんはアジア版NATOという寝言言ってないでそういう地味な所をまず提唱しなければならないのですがね…
医学部には「地域枠」というのがありまして、卒業後、僻地に行って年季奉公する代わりに学費と生活費が支給されるという仕組みがあります。
まんまROTCみたいなもんです。
米国だと公立大学が少なく、卒業時には数万ドルの借金を背負っており、軍退役後の補助金目当ての志願兵とかROTC登録に繋がっています。
日本は奨学金制度が腐っていて、旧育英なんかの悪辣な金貸しぶりが一時話題になりましたが、それでも親が学費を負担するのが未だに普通です。
この30年の不景気で、全部親掛かりという恵まれた学生は減ってきたそうなので、日本もROTC導入は現実的になってきたと思います。
国立大で育英会の一種の奨学金借りてましたけど
査読付きの論文を2、3本通して
国際学会で発表くらいのハクつけとけば
返済免除、悪くても半額免除は通りましたね。
なぜなら、大学に遊びに来て
ろくに研究実績のない人が大半だから。
サークルが本分の人たちまで奨学金やるより
大学を絞り込んで、多くは高卒で働くようにした方が
日本の国益に叶うんじゃないですか
日本の大学で世界TOP100に入ってるの
もはや東大と京大だけですからね
残念ながら、日本は国際人権条約の高等教育の無償化にgoサインを出してしまったので、少子化もあって大学は志願者全入時代になるでしょう。
本来、大学教育に資さないアレ気なの人間まで、そのうち税金で大学生になれるようになってしまう。
その点、米国は銃所持の権利並に、高等教育の無償化なんてガン無視しており、奨学金や補助金での誘導の経済的動機を維持し続けています。
ウクライナを応援している身としてはここしばらく本当に辛かったんですがね、まさかこんなことになっていようとは。あは、あはは······
お国ジョークで世界最強の軍隊はアメリカ人の将軍、ドイツ人の参謀、日本人の兵隊と言われていましたが、新しくする必要がありそうですね。
ウクライナGURがロシア国内で破壊工作を実施。クラスノダール州内で機関車3両とSu-30を1機焼いた動画が挙がっています。本当に末端は優秀です。
末端が優秀でも嫌がらせでは大局に影響なし、でして
ロシア国内でテロやるより、ドンバスの危機的状況を
何とかしないと(もうどうにもなりませんが)
ウクライナはこんな感じで最後まで逝くのでしょうな
おっしゃる通りです。
問題は、今回の件がウクライナ軍の攻撃で航空機を破壊し、それを映像で確認できた久々の事例な点でして······
重箱の隅をつつくようで申し訳ありませんが燃やしたのはSu-30ではなくSu-27SM（3）ですね。単座なので間違いはないでしょう。
あぁ～無知がバレる音ォ～
情報感謝です。
先月までアントニフカとカテリニフカで粘ってた部隊が無事に撤退できてる姿が想像できない…
最近、ビレツキー司令官とニュースで名前が出てた。
完全にアゾフナチの部隊になったのかな？