ポクロウシク右翼方面の状況は急速に悪化しており、RYBARは「この方面の成功はディミトロフ南郊外に広がる防衛ラインを迂回し、都市への直接攻撃を可能にする。これが実現すればポクロウシク・ディミトロフ都市圏におけるウクライナ軍の立場は大幅に悪化するだろう」と報告した。
参考:Мапу оновлено
参考:Обстановка на Покровско-Мирноградском направлении к исходу дня 6 июля 2025 года
参考:обстановка на Новоселовском направлении к исходу дня 6 июля 2025 года
ポクロウシク右翼方面におけるロシア軍の作戦意図はポクロウシク・ディミトロフとドブロピリアを結ぶT-0515の遮断
DEEP STATEはポクロウシク右翼方面について7月6日「ロシア軍がポピフ・ヤール方向に前進した」と、RYBARは7日「ロシア軍がミロリュビフカ東郊外のポケットを占領した」「ロシア軍がコプチェヴェ、シェフチェンコ・ペルシェ、マーン、マリ二フカを占領した」「ロシア軍がラジン東郊外まで前進した」「ロシア軍がノヴォエコノミクネ東郊外まで前進した」「ロシア軍がミロリュビフカからノヴォエコノミクネ方向に前進した」と報告し、ポクロウシク右翼方面の状況について以下のように述べた。
“以前から「ロシア軍がコプチェヴェとシェフチェンコ・ペルシェを占領した」という報告があったが、現地部隊から両拠点の解放確認が取れた。ラジン方向やノヴォエコノミクネ方向でも激しい戦闘が続いており、ウクライナ軍はカゼニ・トレツ川沿いの防衛ラインを維持しようとしている。この川を渡ればロシア軍はロディンスケに進出することが出来る。T-0504沿いでもマーンとマリ二フカを完全に解放し、ノヴォエコノミクネ東郊外に森林地帯に足場を固めた”
“ノヴォエコノミクネ近郊でもミコライウカで敵を撃退して集落の南端に取り付いた。この方向でも激しい戦闘が続いている。現在の前線状況から判断すると近いうちにノヴォエコノミクネから良いニュースが届くだろう。集落の解放や周辺の鉱山・坑道の掌握はディミトロフ南郊外に広がる防衛ラインを迂回し、都市への直接攻撃を可能にする。これが実現すればポクロウシク・ディミトロフ都市圏におけるウクライナ軍の立場は大幅に悪化するだろう”

出典:Сухопутні війська ЗС України
DEEP STATEとRYBARはラジン東郊外方向とT-0504沿いの評価で概ね一致したが、ノヴォエコノミクネ東郊外、ミロリュビフカ東郊外、ノヴォエコノミクネ方向の評価で大きな食い違いが生じており特にミロリュビフカ集落自体の評価が異なるため、ロシア軍がミロリュビフカからノヴォエコノミクネ方向に前進したのかどうかは謎だ。
どちらにしてもポクロウシク右翼方面におけるロシア軍の作戦意図は「ポクロウシク・ディミトロフとドブロピリアを結ぶT-0515の遮断」で、ロディンスケや周辺のテリコンを攻略してT-0515に到達するつもりなのか、ビールィツまで迂回してT-0515を遮断するつもりなのかは不明だが、これを阻止できるかどうかがポクロウシクの運命を左右するだろう。
DEEP STATEはポクロウシク左翼方面について7月6日「ロシア軍がヤルタ西郊外で前進した」「ロシア軍がトルストイ集落に侵入した」「ロシア軍がヴェセレ西郊外で前進した」と、7日「ロシア軍がピドゥブネを占領した」「ロシア軍がゼレーネ・ポール西郊外のポケットを占領した」と、RYBARは7日「ロシア軍がトルストイを占領した」「ロシア軍がピドゥブネを占領した」と報告、視覚的にもロシア軍兵士がピドゥブネ集落内=Ⓐで国旗を掲げる様子が登場。
RYBARはポクロウシク左翼方面の状況について「第29諸兵科連合軍の第36独立親衛自動車化狙撃旅団がピドゥブネを解放した。ロシア軍兵士がピドゥブネ集落の複数地点で国旗を掲げる様子も登場したが、この方向ではロシア軍の前進を確認する報告が相次いでいる。現地からの情報によればロシア軍はトルストイからも敵を駆逐することに成功した。この方向は極めてダイナミックに状況が変化しており、ロシア軍はドネツク州南東部の解放に近づいている」と述べている。
DEEP STATEはザポリージャ方面について7日「ロシア軍がロブコヴェを占領して北に前進した」と報告した。
関連記事:ロシア軍がポクロウシク方面で前進、シルスキー総司令官はハルキウ方面に対応中
関連記事:クピャンスク方面の戦い、ロシア軍が新たな方向で突破口を開いた可能性
関連記事:ザポリージャ方面の戦い、ロシア軍がカミアンスケ北岸地域への前進に成功
関連記事:ポクロウシク方面のロシア軍は勢いを維持、6月の領土損失は2025年最大を記録
関連記事:スームィ方面の戦い、ウクライナ軍の反撃で前線が安定した可能性
※アイキャッチ画像の出典:Воин DV
























ポクロウシク左翼方面、ダクネ集落近郊にはどうやらウクライナ軍の37海兵旅団が布陣しているらしいですが、このままでは……
追記:ロシア軍側からFPVドローンでペリカンを狩猟する動画が出てきました。偵察ドローンに対する攻撃の練習台にしたのか、真相は不明ですが……
追記の追記:ウクライナ軍側から、マキビシを使用したバイク歩兵への攻撃動画が出てきました。
①道路上にマキビシを散布。
②バイク歩兵が侵入、マキビシでパンク。
③FPVで攻撃。
バイク突撃の厄介なところは少数の敵が高速で侵入してくる点ですが、トラップでバイク(脚)を潰してしまえば少数の軽歩兵になってしまうのでどうにでも処理できますね。
バイク兵は道具が変わっただけで現代の騎兵やね
マキビシも結構だが鉄条網をだな
ポクロウシク東側は完全に防衛ラインを突破され北の兵站線を巡る戦いになりそうという所ですがウクライナは兵站線を守り切れないと折角固めてあるポクロウシクを守り切れないでしょうね。
結果論ですが南部攻勢とクルスク攻勢せず戦力充分に保持できていればロシアは進軍諦めて交渉による解決に本腰入れざるを得ず大きく状況違ったでしょうけど、逆に戦力保持してればウクライナ側が全土奪還を諦めること無いでしょうから難しい所ですね。
仰る点、本当にジレンマですよね。
トップリーダーは、戦況が優勢なうちに批判覚悟で決断するしかないわけですが、難しいところだなと。
日露戦争の講和を例にみれば、日比谷焼打事件とんでもない規模でしたが、よく決断したなと感じてしまいます…
イスラエル=イラン、アメリカ=イラン、アゼルバイジャン=アルメニアなど、戦争を長期化させないことも、重要な外交手腕だと感じますね。
お互いに短期決着の見立てが様々な要素で大きく外れもう起きないと思われていた大規模消耗戦に突入し現状はロシアに趨勢が大きく傾いたと考えてますが、相互不信が酷いでしょうから停戦や終戦交渉は当面無くまだまだ血が流れそうですが来年の今迄はどうなっているんでしょうかね。
ロシアがゼレンスキーへの直接攻撃を解禁したことでバンカーへの攻撃、キエフ市民からの密告で徴兵事務所への攻撃が始まったとのこと。かなり正確に狙い打っているようで巻き添え被害が少なく、それゆえに密告件数が増えているとのこと。
キエフの密告者集団とポクロウシク、ゼレンスキーがどちらを重視するかを考えるとポクロウシクへの補充人員にすら悪影響が出るのかもね。
徴兵事務所の連中は軍幹部の子女も多いらしい
これから戦後にかけてどんどん私刑にかけられていくんだろうなぁ
敵対する高級軍人や政治指導者への暗殺を躊躇うことがなかったのがウクライナSBUなので同様の手法をロシアが用いたからとて非難できないのが厳しいところ
まあなんにせよ国民同士がいがみあい憎しみ合うなど見ているだけでも辛い事態が拡大しないことを祈るのみです
11万人の大攻勢仕掛けてるって報道は事実なんでしょうね。気になるのは昨年の東部攻勢を超える勢いに見える制圧スピード。4月に「2024年とは異なる東部戦線の状況、如実にロシア軍の有効性が低下」って記事がアップされてましたが、一時的な話だったのでしょう。ロシア軍の継戦能力も限界に近いとか言われてますが、現状ウクライナ軍の方が厳しいという感想です。
自分も仰る点に同意です。
ロシア中央銀行の外貨準備、金(Gold)保有量に大きな変動なく推移しており、40兆円以上も手付かずであるんですよね。
日本で言われるようにロシア経済が絶望的になっていれば、貿易決済により外貨が流出するわけで、(決済への制裁により)金残高も減少していくことになります。
ロシア経済なんだかんだ回っているわけで、すぐに破綻するという論者の方々は、どこに着目してたのか少し気になっています。
どうせドルベースのGDPしか見ていなかったに違いない
ウクライナのようにド派手な攻撃で全世界に向けて戦果アピールはしないが、地味にかつ着実に進んでいるロシアの進軍は実に頼もしい。ベリカノボシルカ取った後も休まずじわじわ北上してますね。
しても西側のより強硬な姿勢を招くだけだろうし浮かれてくれる方がありがたいというのもあるだろう。
数日前にもルハンスクの元首長であるマノリス・ピラヴォフを爆弾テロで暗サツしたばかり
呆れてものが言えないわ
敵の要人に対するピンポイント攻撃はどこも普通にやってきたことだし何をそんなに騒ぐ必要があるのかわからない
この人はなんでこうなんだ
こう見るとロシアって結構ダメージ食らってんだな
周辺国・ウクライナ支援国の状況やアメリカの情勢を考えると、ポクロフスク戦がラストバトルになるかもしれない
どういう意味でのラストになるかはわからんけど……
EUがウクライナのために無関税で購入していたウクライナ産農作物に、量の上限を設けました。EU内部の農家の反発が強いためですが、EUもウクライナ一辺倒ではいられなくなったんでしょうね。
さっそくウクライナが反発してます。
ポクロウシク=ディミトロフの防衛線、基本的には南を想定しているでしょうから、東からの突破は対処できるのか気になります。
ウクライナ軍は、クルスク侵攻で戦略予備を消耗していますから、(クピャンスク北方の対処もそうですが)予備戦力が枯渇してるのか気になります。
テリコン(48.34160812991504, 37.290092355663745)標高200m越えとなっていてかなり高いですから、ここがどうなるのかしばらく注目したいですね。
結局ロシア側が出来る事を控えていただけ、しかもリスクを抱えている事を承知した上で、トランプ政権の意図を一応尊重していただけ、ってのが明らかになっています。
むしろここまで我慢していたのですから、ロシア側はトランプの提案した停戦案には思っていたよりも前向きだったという事でしょう。現在はトランプ側がウクライナというかゼレンスキーに同調する形で、「ロシアは停戦するつもりが無い」を繰り返しているので、「わかりました」って事で止めていた作戦をスタートさせただけに見えます。
結局、どちらが本当に強いのかをどこに誰にでもわかる形にするしかこの戦いは終わらないと思います。否定しようがない形で、優勝劣敗をはっきりさせるしか終わらせる道は無いと見ていいと思いますね。
そういう訳でロシアとしてはとりあえずポクロフスクから攻略してみるか、って事だと思います。
いつもながらプーチンって対話しようとすると根気強く続けるタイプな感じだからちゃんと対話しろよ西側と思います。
まぁその分話にならないと思わせたらナタで一気にやりに来ますし
劇場型は絶望的に相性悪いのでゼレンスキー退任させないと本当に滅亡するまで終わらなさそうですけど…
①スタロボイト前運輸相も解任直後に、拳銃で自殺とかいう雑な消され方をしましたし、②北朝鮮はクルスクに工兵+建設要員4,000名追加とか言って夏季攻勢から完全に距離を置いてますし、③ウクライナ軍のMig-29やF-16は爆撃任務をしててもロシア空軍に襲われないし、④夏季攻勢の主体はドローンにバイクにバギーと11万人と人数こそ多いものの実態は薄っぺらい、ということで、今回の攻勢は、ナチスドイツにおけるバルジの戦い相当、今回がロシア軍最後の大規模攻勢(10万規模の戦力動員)だったと語られる話になるでしょう。ロシア軍が優勢なのはそれだけウクライナ側が疲弊しているという話ですけど、だからといってウクライナの野戦軍が壊滅するような話にはなりません。
といういつもの逆張り
比較要素がバラバラでどうしてこんな結論になるのかわからないな。
結局ロシアからすれば、予定通りの計画に沿って
進軍しているだけですな
キエフを急襲包囲して、ゼレンスキーに早期の降伏を
させるプランAは失敗し、プーチンは直ちに長期戦の
プランBの準戦時体制に2022年5月に移行しました
同年7月、プーチンの懐刀と言われた当時安全保障会議書記
であったパトルシェフが「我々は少なくとも5年は継戦する
能力を持っている」と発言。俺はこれを聞いてロシアは
5年くらいでケリをつけたいのだろう、と推測しました
(現在ではそれ以上の継戦能力があるでしょう)
ということはロシアの領土的な戦略目標達成まであと2年。
目標であるドンバス2州の解放まで残る主要な都市は、
ポクロフスク・コンスタンチノフカ・スリャビンスク・
クラマトルスクとその周囲の中都市群。予定通りなのでは?
相変わらず一部メディアはロシア崩壊論が喧しいですが、
時間が経つごとにロシア軍は優勢強靭になり、目標に向けて
順調に前進し続けているということです