アウディーイウカ方面のロシア軍はノヴォオレクサンドリヴカ、ソキル、ノヴォポクロフケ、ノボセレフカ・ペルシャ、ヤスノヴロディフカ、カルリブカに肉薄しており、DEEP STATEは3日「ロシア軍がカルリブカ近郊のダーチャを占領した」と報告した。
参考:Мапу оновлено!
参考:Авдеевское направление: продвижение российских войск на широком участке фронта обстановка по состоянию на 15:00 3 июня 2024 года
今回の報告で両者のロシア軍支配地域はほぼ一致(オチェレティネの北を除く)した
ウクライナ人が運営するDEEP STATEはアウディーイウカ方面について30日「ロシア軍がネタラブ北西の森林地帯に支配地域を広げた」「ロシア軍がネタラブ北の道路沿いで支配地域を広げた」と、31日「ロシア軍がノヴォポクロフスケ方向に前進した」と報告。
さらにDEEP STATEは3日「ロシア軍がカルリブカ近郊のダーチャを占領した」と報告し、ウクライナ軍がカルリブカ近郊のダーチャ=Ⓐでロシア軍を攻撃する様子も登場、この映像についてDEEP STATEは「撮影場所について映像はネタラブ周辺と紹介しているが、実際の撮影場所はカルリブカ近郊のダーチャだ。この地域で敵を抑え込むのは予想道通り難しい」と述べている。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍がノヴォレクサンドリヴカ郊外まで支配地域を拡大した」「ロシア軍がソキル郊外まで支配地域を拡大した」「ロシア軍がノヴォポクロフケ方向で前進した」「ロシア軍がウマンスキー周辺で支配地域を拡大した」と報告し、ソキルの状況についても「2日夕方に集落を占領したという未確認情報が届き始めたが、実際にはロシア軍の威力偵察が集落中心部で行われただけで、この部隊は既に撤退済みだ」と言及。
DEEP STATEはアウディーイウカ方面のロシア軍支配地域をRYBARよりも広くとっていたが、今回の報告で両者のロシア軍支配地域はほぼ一致(オチェレティネの北を除く)し、今後の焦点はノヴォオレクサンドリヴカ、ソキル、ノヴォポクロフケ、ノボセレフカ・ペルシャ、ヤスノヴロディフカ、カルリブカ、クラスノホリフカで「どれだけロシア軍を足止めできるか」だろう。
ソキル、ノヴォポクロフケ、ノボセレフカ・ペルシャ、ヤスノヴロディフカ、カルリブカ、クラスノホリフカの後方に控える高台周辺には準備されている防衛ライン(工兵部隊が建設した第2線なのか民間の請負業者が建設した第3線なのかは不明)が存在するため、まだウクライナ軍は後退することが許されるものの、もはや高さの優位性がないノヴォオレクサンドリヴカ方向に進まれると本当に不味いことになる。
ノヴォオレクサンドリヴカから幹線道路(T0504)に前進されるとポクロウシクやディミトロフの東側面、チャシブ・ヤールの後方に控えるコンスタンチノフカの西側面を脅かすことができ、ドネツク地域の状況に大きな変化をもたらすはずで、ウクライナ軍はソキル、ノヴォポクロフケ、ノボセレフカ・ペルシャ、ヤスノヴロディフカ、カルリブカ、クラスノホリフカを捨てでもノヴォオレクサンドリヴカ方向の守りを固めるべきだ。
因みにRYBARはハルキウ方面の状況について「ウクライナ軍の反撃は成功していないもののロシア軍の前進も確認されていない」と報告し、DEEP STATEも暫く状況の変化を報告していない。
追記:ウクライナ軍がクルスク州スジャ近郊=Ⓐでロシア軍の輸送トラックを攻撃する様子、ベルゴロド州=ⒷでS-400が破壊された様子が登場。
どうやってS-400が破壊されたのかは不明だが、ロシア人らはHIMARSによる攻撃だと主張している。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
アウディーイウカ方面の防衛、防衛ラインの構築・武器弾薬の備蓄は気になりますね。
オチェレティネ北側、ノヴォオレクサンドリヴカ北側の幹線道路が制圧されれば、ニューヨークへの補給も苦しくなります。
管理人様の過去記事で、新兵の射撃訓練不足が取り上げられていましたが、ここまでの戦闘で育成・消耗がどの程度だったのかは気になっています。
(2024.06.3 不十分な訓練で戦場に送り込まれるウクライナ人、新兵の射撃訓練は20発 航空万能論)
アウディーイウカとハルキウでロシア軍が多数のT-62MをMBTとして攻撃に参加させていることが確認されました。
ロシア軍が戦車不足でこうなることは今年の春頃に予測されていましたが、統計OSINTはこれがT-80BVの在庫払底ではなくT-72の供給減少によって現実化したことに驚いています。
今後さらにT-80Bの在庫払底の影響が出ることから、年末にはロシア軍戦車の半数がT-62以前の車両で構成されることになるでしょう。
今のウクライナにそこまでMBTを消耗させる力があることの方に驚きますね。
それだけドローン兵器が機甲戦力に対して有効ということでしょう
そして
ロシアが運用できるドローン数>ウクライナが運用できるドローン数
である以上それはそのままNATOにも跳ね返るわけで
NATO参戦がどうこういうのも対ドローン戦を何とかできないと、同じことの焼き直しになるどころかより速いスピードで消耗しつくすと
どっちも装甲兵力が底を突いたらなにが起きるんだろ
戦車が登場する前の第一次世界大戦みたいに火砲で撃ち合いした後適当に突撃して機関銃で薙ぎ倒されるのかな
Twitterでいつも延々とそれと同じ様な仮想戦記だか屁理屈垂れ流しては総ツッコミ食らってる奴を知ってるぞ
こちらのソースの片方は47機械化旅団の公式動画なんですが
調べたら簡単に出てくると思います
戦線でもロシア攻勢で最も動いてるアウディーイウカ方面を1年前の戦況図と比較してみましたが、1年かけて10-15km前進してるだけなんですよね。
前記事にもありましたウクライナ軍の練度不足はロシア側も同じようですよね。ロシアの少数民族だけでなく、
拉致されたロシア旅行中のインド人観光客やアフリカ人傭兵とかがロシア軍兵士で出て来てますけど彼らがこの記事のウクライナ軍新兵よりも良く訓練されてるとは思えません。
だから全戦線の大半が素人同士が対峙してる状況と想像します。
ですので、今ウ露軍共にベテラン部隊の使いどころの上手さが勝負になってきてるでしょうね。
その観点でポーランド軍が本当に入ってきたらベテラン部隊の数でもロシアは苦しくなるでしょう
ロシアも北朝鮮の精鋭部隊に応援に来てもらったら良いと思います。
で、戦争始まってから今まででロシア側は相当数の装甲車両を失ってますので、今後ウクライナ側でどこかが戦線崩壊しても
電撃戦に持って行けないんじゃないかと思います。そもそもロシアは補給が弱いですし、FPVでの戦車装甲車狩りはもう確立した戦術になってきてますしね昨日のやつを見ても。バギーとバイクでマッドマックスみたいな進軍する気なんでしょうか?
だからこのままロシアの得意技の平押しを続けて行けばウクライナの領土は削り取っていく事は出来るでしょうが、物資と人が大量に供給され続けて初めて成り立つ戦法ですが、ロシア側の人集めにロシア世論的に限界が来そうな事、アタクムスで補給が叩かれ出してる事、F16が来だすと空軍による滑空弾攻撃がやりにくくなる事、米国の経済制裁によって中国の有力企業がロシアから撤退しだしてる事など、ロシア側が平押しを継続できる今後の見通しに良いところがありません。
ロシア側の見通しが全快であったこの1年でさへ進んだ距離は15kmですから欧米からのウクライナ支援が続く限り、ウクライナ中枢がイケナイ興奮をしてきて膨大な損耗を出すような作戦をやりださない限りという条件付きではありますが、ウクライナが今のように自軍の損害を抑えつつロシアに出血を強いながらジリジリ下がり続けて時間を稼ぎ続ける事でロシアは戦争を自分に有利な条件で手じまいする筋は失ってると思いますね。
逆にこうやって少しづつ進軍はしていますが、この進軍の先に未来が見えない状況をどう打開するかがロシア側のポイントになってるんじゃないですかね。
侵攻直後の作戦は大失敗したものの見事にロシア軍は持ち直しました。しかし、それでも開戦当初でアフガニスタンの大統領のようにゼレンスキーが亡命して国を崩壊させる事に失敗した事で、勝利条件には欧米の支援疲れが必須になったというツケが発生しました。つまりロシアの強みである粘り腰は欧米が支援疲れに傾いてウクライナを見捨てるまでの時間稼ぎに使えたのです。
しかし、その必須条件の支援疲れが終了してアメリカが支援に対する腹が固まってしまった以上、現状詰んでるのはロシア側ですね。結局、開戦時の48時間程度でウクライナを制圧する賭けに失敗したツケを無駄に大きくし続けてるのが今のロシアと思います。
最新の記事で持論が否定されてますやん
景気のいい話だがどこにも数的根拠がないという
一年で失った兵の補充も考えて見てわ?
妄想力もここまでくると中々
仮想戦記でも執筆してみてはいかが?
100%言えることはロシアよりウクライナの方が先に兵が尽きる事。
そしてウクライナ国民の不満が爆発する。
これらを理解していないのは今迄の記事を全く理解していないからで今からでも遅くないからヤフーニュースに帰っては?
Twitterでいつもそれと同じ様な仮想戦記垂れ流してるお方を何人か知ってるわ。
アウディーイウカは2014年頃からウクライナが要塞化していたので、ずっと地図が動きませんでした。
「拉致されたロシア観光中のインド人観光客やアフリカ人傭兵」だそうですが、
いくらなんでも観光客を拉致して戦場に送ることはないですよ。
ロシアは一般人の動員をやっていないので、お金で契約兵を集めています。
そして、実は今のロシアには移民や出稼の希望者で来る外国人が非常に多いのです。そこで、彼らに対して、国籍付与をエサにしたり不法移民の強制送還の時に選択肢を与えて兵を集める場合もあります。
Y元陸将がハリコフからロシア領に逆侵攻してロシア軍の背後に廻り後方を遮断したら状況を変えれると言ってたが、どう考えても今のウクライナ軍にそんな兵力も能力もないと思う。
以前はもし私がロシア軍の司令官ならオデッサに上陸してヘルソンとザポリージャを背後から攻めると言ってたけど。
大日本帝国軍のDNAが脈々と生き残ってるなー
こうすればこうできるの間にどうやって?と本当にできるの?が入ってない
個人が言うのは自由だけど、こういうことを平気で言えてしまうようなのが陸将にまで出世できてしまうって、自衛隊の人事システムは相当問題があるのでは
まあ、でも山下元陸将は細かい戦術を解説してくれるから見てる分にはまだ面白いけどね
他の人はただのウクライナ応援団でウクライナ頑張ってるしか言わないし
私もY元陸将は他の元陸将より好きですよ。
話が面白いし参考になることも多い。
W陸将は何言ってるか分からないし。
自衛隊の元将で戦況予測を当ているのは、用田さんと矢野さんかな。
猪突猛進型ですね
進撃スピードが鈍化してくれたのは何よりだが、またただウ軍がジリジリ戦力を削られながら少しづつ下がるだけのつまらん戦いになるのかあ。
ハリコフの北に引き抜いて集めた50個大隊を大砲の飼料に変えるまで、また休息・ローテ期間に入っただけじゃない?
一応ウクライナが戦力を注ぎ込んだハリコフは状況が改善されそうなので、東部に関しては取られすぎなければハリコフ奪還後に戦力を回す余裕はできそうです。
ただ思ったよりもハリコフ奪還に時間がかかってるように思うのが懸念事項ですね。
>>ウクライナ軍、ハリコフ州ボフチャンスクで徐々に戦況改善 市中心部を奪還か 産経新聞
たぶんバフムトやアウディーイウカと同じく肉の盾を突っ込ませ続けて、これはまだ『交戦中』であって『負け』では無いと言い張り続けるアレ。
50大隊という数の暴力で肉の盾を突っ込ませ続けて続けた結果、領土奪還だけは進んでいる可能性は否定できないですね。
その場合は兵力優位差が縮まりロシア側もベルゴロドに待機させている予備隊で3度目のハリコフ制圧をするかもしれませんし、逆にヘルソンをキルゾーンとしてベルゴロドから砲撃の嵐を行い、兵はあくまで再制圧できるだけの戦力を貼り付けておくだけかもしれない。
そのへんはロシア参謀が判断することなので今後の動きに注目したいですね。
NASA firmsでボフチャンスク市内(24h)確認しましたが、市内中心部が真っ赤ですね。
激しい砲戦になってる様です。どちらの砲撃か、優勢かは判りませんが、激戦中みたいです。
10日前は真っ赤で3,4日前は落ち着いてたんですけど、直近の2日くらいからウクライナ側が一気に攻勢仕掛けた感じですかね?
とりあえず地獄の様相なのは間違いないです。
情報ありがとうございます。
ボルチャンシクのドローン空撮がでていますが、廃墟になっていますね。
バフムートのようになっていくのでしょうが、両国どちらが制圧しても、人がすぐ住むのは無理だろうなと…
”こうして諸国はウクライナ戦争を特殊な状況下における局所的な現象として顧みず、研究を怠った。結果、航空優勢と機甲突破による速やかな勝利という幻想に囚われつづけ、大戦の初期における膨大な人員と装甲車両の損失、航空戦力の払底という事態を招いたのであった。”
という反省が第三次世界大戦の戦史に記されそう。