ウクライナ軍が攻勢に出たと報じられたクルスク方面はロシア軍の攻勢に切り替わり、DEEP STATEは8日夜「ウクライナ軍がマラヤ・ロクニャの西側面と38H-449の南で支配地域を失った」と報告、たった数日でマラヤ・ロクニャ西側面の守りが一気に突き崩された格好だ。
ウクライナ軍が攻勢に出たと報じられたクルスク方面からは「ロシア軍の前進」しか報告されない状況
ウクライナ軍が攻勢に出たと報じられたクルスク方面は意外な展開を見せており、DEEP STATEは7日夜「ウクライナ軍がマラヤ・ロクニャの西側面、ノヴォイヴァノフカとマフノフカの支配を失い、ゼレ二・シュリャクをほぼ奪還された」と、RYBARも「ロシア軍がルスコエ・ポレチノエ北郊外の高台で支配地域を広げ、ルスコエ・ポレチノエ集落を奪還し、ベルダン近郊でウクライナ軍を押し戻した」「ロシア軍がルスコエ・ポレチノエ集落を奪還した」と報告。
両者が報告する内容は「ウクライナ軍の攻勢」ではなく「ロシア軍の攻勢」で、DEEP STATE基準で見てもマラヤ・ロクニャの西側面=ポグレブキ~オルロフカ~ノヴァヤ・ソロチナ~スタラヤ・ソロチナが剥き出しになっており、RYBARの報告が事実ならマラヤ・ロクニャは西と東から圧力を受けている格好だが、クルスク方面の状況は2日連続で悪化した。
DEEP STATEは8日夜「ウクライナ軍がマラヤ・ロクニャの西側面で支配地域を失った」「ウクライナ軍が38H-449の南で支配地域を失った」「ウクライナ軍がレオ二ドヴォ、アレクサンドリア、クルグレンコーの支配を失った」と報告。
DEEP STATEは「ウクライナ軍支配地域の縮小」を報告しても「グレーゾーンの範囲」を維持しているため、ロシア軍支配地域が増えた=ロシア軍が集落や土地を奪還した訳では無いが、ノヴァヤ・ソロチナ集落やニコラエフカ集落の一部がグレーゾーンになっており、たった数日でマラヤ・ロクニャ西側面の守りが一気に突き崩された格好だ。
ウクライナ軍が攻勢に出たと報じられたクルスク方面からは「ロシア軍の前進」しか報告されず、ロシア軍の攻勢規模も徐々に拡大し、どう見てもマラヤ・ロクニャの奪還を狙っているのは明白だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
年始の休暇を終えて帰ってきた兵士と、シリアから帰還した兵士も投入されてるかもしれませんね。
特にシリアから帰還した兵士が投入されていたら、名誉挽回のために死ぬ気で向かうでしょう。
これ、国境まで撤退しないと、もう戦線維持が不可能じゃないか?
戦線崩壊して宇軍が包囲殲滅されて全滅するんじゃないかい?
クルスクも東部も、ウクライナに抵抗や死守の意思がもうないので、ロシアが歩兵で攻めれば引くだけ、を繰り返してます。
南部は川と砲撃、ドローンのポジションで近づき辛いから抑えられている状況。
そら守っても次がないので、死にたくないのは当たり前ですよね。
もう外国メディアもウクライナメディアも誰も話題にしなくなったF-16をそろそろ誰か触れてあげてほしいです。
航空戦力はもはや重要ではなく、ミサイル攻撃でインフラ攻撃を、砲撃で陣地攻撃を、歩兵で制圧を、それの繰り返し。
以前はコンクリの建物に籠って半ばゲリラ戦のような形で制圧を阻害していたウクライナ兵ですが、
捕虜処刑映像も逆効果となっているのか、ともかく撤退が早いです。
SAMが張り巡らされた戦場を航空戦力でどうにかしようと思ったらNATO空軍を全力出撃させるくらいの戦力が必要でまぁ無理ですわ。砲弾の生産量がロシアの1/3じゃあなぁ…
次のゲームチェンジャーはストームシャドウが撃てるミラージュ2000ですかね…?
F-16と一緒にアメリカから提供された、試作品のデジタルステルスポッドの続報が無いのが、つまらないと言えばつまらないのですが・・最初はS-300の動作モードが未知の物に変わったり、ロシア戦闘機が一生懸命F-16を探しているという報道も有ったので、成功すれば日本でF-15EXかF/A-18Fにデジタルステルスを採用して、ミサイル防衛の一環として朝鮮等のミサイル発射装置狩りする案とかも出てきそうと思っていたのに‥でも又、ストームシャドウは大活躍みたいですし、ミラージュ2000も改修されたのが提供されるとの事なので期待していいのではないでしょうか。
Fー16なんて1機で巡航ミサイルの複数撃墜で最近話題に上がったばかりでしょうに。この戦果もいまの状況だと誇張が入っている可能性があるので何とも言えないけど。
クルスクから撤退するのはとても結構なことなのですが、本当にウクライナ政府の攻勢発表は何だったのか…
今行われているのは本当にクルスク攻勢でやりたかったピンポンダッシュかもしれません。置いてかれる兵器や人員を考慮しなければ…
前回は不意のピンポンで侵入まで果たしましたが、今回は周到な用意と警戒下でのピンポンですね。
ダッシュで逃げようにも実行者は既に取り囲まれ、追撃で自宅まで危機に陥りそうな状況に見えてしまいます。
ピンポンダッシュと言うより、ヤクザのガラス割りでしょう。
せめてダンプで突っ込むくらいの打撃力があれば、申し訳も立つのでしょうけど。
クルスクがどう考えても東部より優先度は低い戦線である一方でクルスクを放棄して国境線まで引きますとはなれないのが頭が痛い所
どう考えても奪回のために結集したロシア軍がそのまま国境を越えて進攻してきます
流石にそのままスームィを脅かすまでの余力はロシア軍にも無いでしょうが緩衝地の為に国境地帯が狙われハリコフ北部と同様の状態が出現するでしょう
戦線を開いたウクライナ軍側が引こうとしても戦線を多数維持して分散を強要したほうが有利なロシア軍の方がそれを許しません
スームィ州侵攻の兆候への対策と欺瞞して戦力結集し開始したのがクルスク侵攻ですが結果としてここまで綺麗にカウンターされるのでは本当にスームィ州侵攻を招く事になりそうです
完全にクリンキーの再現になってしまってる。
長引けば長引くほどジリ貧になる。
クリンキーは責任を追及されなかったがクルスクに関してはゼレンスキー主導の作戦であることが公になってるので追求から逃れることはできないだろう。
彼もそれを分かってるからどれだけ損失を出そうが東部の戦線が崩壊しようが固執するしかなくなってる。
スジャ方面も押し込まされてるし詰みじゃないですかね…
今回のロシアの攻勢で支配権を失ったマラヤ・ロクニャの西側面は、地形図でみると見通しのよい丘になってるんですね。マラヤ・ロクニャと同じくらいの標高の。こうなると、マラヤ・ロクニャ西の3集落(川沿の低地)は防波堤として機能しないし、38K-024沿いに北から進軍されて、北と西から半包囲されたりなんかすると、マラヤ・ロクニャの維持は現実的に厳しそうです。
スジャまでの撤退路には遮るものが何もないので、今のうちにスジャまで撤退して、スジャ南部と北東側の防衛に注力したほうが良いように思います。
マラヤ・ロクニャが奪還されるとカサチャ・ロクニャまで何も無いのでそこまでは撤退する必要がでてきます
でもそこまで引いてしまうとスジャが西・北・東の3方面から包囲される形になるので防衛するのは無理になりますね
とっとと撤退するべきですが、政治的に出来ないのが今のウクライナ
ダメじゃん
露側の一部のSNSではマラヤ・ロクニャとスジャへの攻勢は早くから伝えられていた。ウクライナ軍の攻勢はマラヤ・ロクニャからスジャへの撤退道路の安全確保だろうというわけだ。露本土に進攻したウクライナ兵は一人もウクライナに戻れないなどと煽るサイトもあり露軍が攻勢の強度をどの程度に設定しているか注目だ。プーチンは昨年クルスクのウクライナ軍は全軍が包囲されているがまだ気づいていないだろうなどと話したことがある。
最近西側報道ではすっかりご無沙汰の北朝鮮軍は攻勢に参加しているのかどうか。伝えられている通りの北の特殊部隊がウクライナ軍の後方地区に浸透でもしていたら大崩壊する恐れもあるかもしれない。政治的理由で引くに引けないウクライナ軍に惨事が降りかかる可能性がある。
ここまでクルスクの戦況が悪化したのであれば、ロシア兵、北朝鮮兵何万人殲滅って誇張しまくったプロパガンダしてる場合じゃないでしょ。
国境まで下がって護りを固める方がよっぽどいい。
ロシア領で戦闘しているという点を政治的に重視してるんだろうけど、もうそんな見え透いたプロパガンダの為に貴重な機械化部隊を遊ばせておく余裕はないと思うんだが、他に隠された精鋭機械化部隊でもあるんだろうか。(キエフのゼレンスキー親衛隊とか)
最後の大隊定期
ほんと仰る通りです。
プロパガンダで相手を弱いとするよりも、強い相手に奮闘している自軍の方がいいと思うのですが、なかなか難しいのかなと。
相手をクルスクで何万人も倒しまくってるのに、なんで後退しているんだ…プロパガンダなのか?と普通はなってしまいますよね…。
ロシア軍に与えた損害ですが、プロパガンダではなく、ウクライナ軍内では正確な数字として扱われているのではないでしょうか。つまり、正規の報告として上がってきた戦果を足し合わせると発表通りの数になると。
そこには虚偽の数字が含まれていたとしても報告として承認された以上、それを前提として作戦を立案されることになり、今回のような意味の分からない攻勢プランが完成してしまったのではないでしょうか。
誰もが嘘だと分かっていたとしてもゼレンスキー大統領の前ではそれを言い出すことができず誤った作戦を実行してしまったのではないでしょうか。
また、僅か一日で攻守が入れ替わったことも踏まえると、今回の作戦はそれに加えて作戦内容がロシアに漏れていた可能性までありますから最悪の一言ですね。
他の方も触れてますが、国境まで下がることにそこまで意味は無いんですよね。
国境は別に守りやすい地形をしているわけではないので。
国境に強力な要塞でもあれば話は別ですが、他の例を見るに期待薄かと…。
最良はヒット&アウェイでさっさと逃げ帰ることだったでしょうが、こうなってしまった以上包囲を避けて適宜下がりつつ、他の地方と同レベルの重要性で守るのがベターではないでしょうか。
なんというか想像以上に崩壊してて本気で驚いてる
精々現状維持かぁと思ってたら、何があったんだってレベル
クリスマス休暇が終わりましたからね。
いまや、ロシア軍にとってのクリスマス休暇は「一旦自宅に帰って、親族にリクエストして用意してもらった大量の冬季装備(耐寒服や下着、ブーツ、シュラフ、マスクやマフラーや断熱毛布)や暗視装置、さらにドローンや改造用の電子工作工具などを大量に戦場に持ち込む」、歩兵の装備強化イベントになっている状況です。
これでは冬のクルスクに何ヶ月も幽閉されているウクライナ軍部隊とは、差が開く一方ですよ。戦闘力を回復させるって、こういうことなんですね。
なんだそれw勿論ネタだろうけど、ロシアは装備自腹なんかいw
ウクライナ戦争の一つの特徴は、「軍が支給するモノより民間の製品の方がはるかに高性能」「なので、民間市場からどれだけ装備を揃えられるかが兵士の生存確率に直結する」ですよ。
ドローンがその代表ですが。他にも山岳登山用ウエアなんかはとっくの昔に軍事用より民間のプロ向け登山用の方がはるかに高性能です。
これがロシアが躍進している理由の一つで。本来は官僚的で非効率なロシア軍の弱点を、こういう個人や民間のボランティアによる寄付でカバーしてるんですね。
もちろんウクライナ軍も同じ状況で、プトゥソフ氏が前線の勝敗に神と崇められているのはそういう「最前線で必要な民生品」をタイムリーかつ現場を分かってる視点で調達して補給してくれるからです。
すごい時代になってしまってるんですね。
ユニクロのヒートテックとか冬季戦で大活躍してるんだろうな
補給を考えれば、鉄道が使えないため、かなり無理筋なんですよね。
長期占領を前提としていなかった作戦という情報が、少し出始めてるのは納得できます。
他戦線でも、両軍ともに補給デポ~最前線は人力で運んだりしているという話もありまして。
ウクライナ側はチャシブヤールで運び(日本メディアの動画)、ロシア側は金子さんのインタビューだと10km(Youtube)というのを確認しました。
スジャを補給拠点としたとしても、鉄道を使えないわけで、そこから先の補給デポも車両がメインになります。
大量の車両・人員を使うわけですから、仰るような現状維持すら、時間が経てば経つほど難しいだろうなと…。
ボグダン氏、圧力でも受けたのか、クルスクのウクライナ軍が快進撃を続けてて、クルスク原発を狙える勢い。とか言ってる。
あの方は情緒不安定になっていて、まあ言いにくいけどおくすりが必要かも?
祖国を思う気持ちで大本営発表にはすがるけど、信頼できるソースに触れて、しかも確報では必ず敗退するという心理的に圧力がかかり続けたらそうなるだろうよ。
同じ立場ならやはり自分も精神壊すかもね。
deep stateがウクライナ政府から圧力受けたこと考えるとボクダンにもウクライナ政府から圧力があったと推察するのが自然だよね。
普通に考えれば動画の収録から投稿までの間に状況が急激に変わったのではないかと思いますが、「当局から渡された原稿を読まされている」と言われても何故か不自然さを感じませんね。
Пархоменко Богдан氏の影響力がどの程度のものかは分かりませんが、少なくとも管理人がカバーするウクライナの情報空間で同氏の活動や情報発信を見かけたことはなく、ウクライナ政府が同氏の活動に目をつけるとは考えにくいと思いますよ。
ボグダンさんの動画のスタイルが劇的に変わったのがクルスク侵攻のタイミングでした
当局からプロパガンダに加担するように強いられたと考えるのが自然かと思います
でなければ説明がつきません
あれだけ前線将兵の苦難を伝え改善を訴えていた人が荒唐無稽な嘘までつくようになるとは思えないのです
良質な情報を発信していた方が、プロパガンダを垂れ流すだけの機械に成り果ててしまうのは心が痛みますね。
しかし時々ウクラナ側の苦境も発信しますので、コレが彼なりの「抵抗」なのだと思います。
ただ、「ロシア崩壊!ウクラナイ快進撃!」の後に唐突に「ウクライナ被害甚大!」の情報が出てくるので、
精神分裂症気味に見えてしまうのが困りものですが。
トランプが交渉遅らせようとしてるのその間にロシアにクルスク完全奪還させてウクライナに負けを認めさせるためかね