RYBARはロシア領クルスク方面について「ウクライナ軍が複数方向に前進して支配地域を拡大させた」「ウクライナ軍がスナゴストを占領した」「ウクライナ軍がヴィシュネフカに侵入した」と、グルシコスキー地区についても「敵が国境から侵入を試みている」と報告した。
参考:Курское направление: бои на всей линии фронта, продолжение атак ВСУ что известно по состоянию на 13:00 21 августа 2024 года
参考:Курское направление: продвижение ВСУ под Снагостью что известно по состоянию на 20:00 21 августа 2024 года
ロシア人のグルシコスキー地区に関する言及が徐々に増加傾向
RYBARはロシア領クルスク方面について20日と21日「ロシア軍の攻撃にも関わらずボルキとスパルノエのウクライナ軍を排除できなかった」「ウクライナ軍がルースカヤ・コノペルカ方向に前進した」「ウクライナ軍がマルティノフカの東に前進した」「ウクライナ軍がルスコエ・ボレチノエからネチャエフ方向に前進した」「ウクライナ軍がスナゴストと周辺地域を占領した」「ウクライナ軍がヴィシュネフカに侵入した」「ウクライナ軍機がテトキノを攻撃している」「ウクライナ軍が国境を越えてグルシコスキー地区に侵入を試みている」「ロシア軍は敵の砲火の下でセイム川に舟橋を建設している」と報告。
視覚的にもロシア軍がマルティノフカの東=Ⓐでウクライナ軍陣地を攻撃する様子、ウクライナ軍の装甲車両がマラヤ・ロクニャ集落内=Ⓑでロシア軍陣地を攻撃する様子、ロシア軍がヴィシュネフカ集落内=Ⓒでウクライナ軍車輌を攻撃する様子、ウクライナ軍車輌がオルゴフカ集落内=Ⓓを炎上しながら走行する様子、ロシア軍が線路沿い=Ⓔでウクライナ軍陣地を攻撃する様子が登場。
特にⒸはヴィシュネフカ集落の西端=線路沿いで発生しており、もしロシア軍がコマロフカ周辺を支配していればセイム川を渡河することなくグルシコスキー地区にアクセスできるため、ウクライナ軍がコマロフカ周辺に存在していることを示唆している格好だ。
因みにDEEP STATEは20日夜「クルスク方面については明日更新する」と予告しているため、何らかの動きがあるかもしれない。
関連記事:ドネツク州の戦い、ロシアがトレツクに隣接するザリズネ占領を発表
関連記事:ドネツク州の戦い、ロシア軍がポクロウシク方面で複数の拠点を占領
関連記事:クルスク方面の戦い、ウクライナ軍が戦場の主導権を握って支配地域を拡大
関連記事:クルスク方面の戦い、セイム川の橋を全て失いグルシコフスキー地区が孤立
関連記事:ロシア軍は二ューヨークの大半を支配、ポクロウシク方面でも大きく前進
関連記事:クルスク方面の戦い、ウクライナ軍が大きく前進してセイム川西岸にも進出
関連記事:ウクライナ軍はクルスク方面で前進、ロシア軍はポクロウシク方面で前進
関連記事:ロシア軍はポクロウシク地区の主要都市に迫り、ウクライナは住民避難を急ぐ
※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
コレネボは落ちんか
ロシア軍も軍が厚真ってきたのか?
ただウクライナ軍にまだ余力があるなら10月まで(いっぱい?)の排除は無理なのでは?
コレネボは落ちんか
ロシア軍も集まってきたのか?
ただウクライナ軍にまだ余力があるなら10月まで(いっぱい?)の排除は無理なのでは?
返還ミスの誤字あったので前のは削除出来ませんかね?
誤変換なんてよくあることだし
見てる側も大体分かってるだろうから
わざわざ書き直すほどでもないような…
いつものようにウクライナ側からロシア軍にかせられる10月いっぱいの排除ノルマ
岩田将軍が、クルスク攻勢の部隊規模・タイムスケジュールをまとめたものを公開していますので興味があれば。
タイムスケジュールは特に興味深く、ここに部隊移動(特に東部からの引き抜き)の時期が加われば、東部戦線と合わせて理解しやすいかなと。
後編で、現時点での停戦というのは、クルスク攻撃により有り得なくなった(クルスクが占領されているため)と言及しているのも興味深いです。
クルスク攻撃により、最終的な収支はまだ分かりませんが、停戦機運が先延ばしになる効果があったと考えるのが現実的でしょうね。
岩田将軍は、クルスク侵攻は東部からの部隊拘束の効果が小さいため、軍事的効果のみを見れば懐疑的なように感じます。
(前編1:00~)兵数 18000人(8個旅団+特殊部隊)、2個砲兵旅団
(前編7:20~)タイムスケジュール
6月 欺瞞報道
初夏 ロシア部隊配置などの情報収集・迅速な攻撃可能部隊の編制
2週間前 ロシア国境検問所システムの破壊
数日前 ロシアとの国境地域(スムイ州)で訓練
3日前 指揮官に命令下達
前日 兵士に命令
6日 ロシア領クルスク州に1000人規模の越境攻撃
(前編31:30~)クルスク戦線 戦車・装甲車両の損失推移
13日時点 ウクライナ軍-29 ロシア軍-22
15日時点 ウクライナ軍-51 ロシア軍-27
20日時点 ウクライナ軍-65 ロシア軍-40
(2024.08.22【岩田清文×小泉悠 軍事解析】 ウクライナ越境攻撃 “奇襲作戦”巧妙なシナリオ 2024/8/21放送<前編><後編> Youtube)
概略を見ると、いかにこの作戦に賭けていたか、そして停戦交渉がただのフェイクでありウクライナ政府は依然として果敢に高い戦意を保持していることが伺えます。
ただ、投入された西側装備のリストが出回っており。
およそこれまで供与された各国のほぼ全ての戦車や装甲車が並んでおり,30種類ぐらいあるんですね。
これを見て西側の純朴なウクライナファンが「これぞ西側の力!」と盛り上がっていますが。
兵站的には悪夢でしかありません。投入した全装備を喪失するほどの大惨敗になりかねないですね。
「これまでに比べてクルスク戦でのウクライナの重兵器の消耗率が高い」という評価を目にしました。
ロシア軍が鹵獲したロシェル・セネター装甲車には今年7月26日に登録されたものもあり、8月16日まで有効なテクニカルクーポン(それがどういうものであるかは私は知りません)がついていたそうです。
ウクライナ軍は持てる限りのものを惜しみなく使っている、という感じなのでしょうか。
情報ありがとうございます、かなり近々に届いた装備が使われていますね。
戦力欺瞞の為に、登録時期をズラした可能性があるのか少し気になります。
重装甲車輛の損耗率、キルレートがよく言われますが、クルスク侵攻は仰る点を感じます。
エイブラムス・ストライカー、チェレンジャーのように、他国製兵器の撃破は外交的に痛手となるだけでなく、保有国の抑止力低下・ブランド低下に繋がりますからね。
ウクライナも、外交的に甚大なリスクを背負っている事を理解しているでしょうから、(東部がズタズタになっても)クルスク方面に何が何でも大きな戦果を求めたのを感じています。