ウクライナ戦況

クルスク方面の戦い、ウクライナ軍がプセル川を渡河してマクニフカに侵入

RYBARはロシア領クルスク方面について10日夜「ウクライナ軍がリュビモフカからコレネヴォ方向に前進した」と、視覚的にもスジャの南に位置するマクニフカにウクライナ軍が入ったことが確認された。一方でハルキウ州クピャンスク方面ではウクライナ軍がロシア軍に包囲されそうになっている。

参考:Курское направление: новые попытки атак ВСУ что известно на 18:00 10 августа 2024 год
参考:Мапу оновлено!
参考:Из приграничных районов Курской области эвакуировали более 76 тыс. человек

ロシア領クルスク方面の状況は流動的、ハルキウ州クピャンスク方面でウクライナ軍陣地が包囲される可能性

RYBARはロシア領クルスク方面について10日夜「ウクライナ軍がリュビモフカからコレネヴォ方向に前進した」「38K-030の東側がグレーゾーンに移行した」「以前に比べれば状況は安定してきた」と報告したが、スジャの南に位置するマクニフカ集落内=でウクライナ軍が存在する視覚的証拠が登場。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

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ウクライナ軍はプセル川を渡河してマクニフカに入ったということは「スジャを守るロシア軍は南から背後に回り込まれる可能性」があり、ここに安定した足場を築く事ができればウクライナ軍によるスジャ奪取は実現するかもしれない。

グレーゾーンに移行した広大な領域も「ロシア軍が支配している」という意味ではないためスジャ方向の状況は本当に流動的で、まだまだ結末を予測するのは困難だ。

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DEEP STATEはクピャンスク方面について10日夜「ロシア軍がタバイフカ南西の高台にある森林地帯を占領した」「ロシア軍がピシュチャネの北で高台方向に前進した」「ロシア軍がピシュチャネの北にあるウクライナ軍陣地を包囲しようとしている」「ロシア軍がベレストベとステルマキフカの間で大きく前進した」「ロシア軍がステルマキフカの東で支配地域を広げたと」「ロシア軍がステルマキフカ方向のウクライナ軍陣地を包囲しようとしている」と報告。

ロシア軍はタバイフカやピシュチャネの背後にある高台方向に突破、さらにベレストベとステルマキフカの間で最大5kmも前進してステルマキフカの東地域を包囲しようとしている。これだけの突破が1日で起ったとは考えにくいものの、1回の報告で「5km(陣地で固められた地域を正面から前進する数字として)」という数字は初めて見たかもしれない。

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因みにDEEP STATEはポクロウシク方面について「ロシア軍がイワ二フカで前進して集落の大半を支配している」と報告。

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DEEP STATEはクラホヴェ方面クラスノホリフカについて「ロシア軍がクラスノホリフカ市中心部をほぼ制圧した」「ロシア軍がクラスノホリフカ南郊外で支配地域を広げた」と報告した。

追記:ロシア国営通信のTASSは11日「クルスク州の国境地域から7万6,000人以上の住民が避難した」と発表、ゼレンスキー大統領は10日夜の演説でクルスクについて直接言及しなかったものの「戦争を侵略者の領土に押し込む」と述べた。

関連記事:クルスク州の戦い、ロシア軍がスジャ方向でウクライナ軍を押し戻す
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関連記事:ウクライナ軍がロシア領クルスク州に侵攻、ロシア軍は二ューヨークの高台を占領

 

※アイキャッチ画像の出典:МИСЯГІН

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コメント

    • jmd
    • 2024年 8月 11日

    兵力の空白域を突破されると戦史的にはよろしくない結果になる展開すね
    まとまった兵力ではなく逐次投入だと火消しが困難に
    迅速な機動防御って今のロシア軍に可能なのか?
    機甲戦だとこれまで散々やられとる
    今の陣地構築してのジリジリとした歩兵浸透戦では長引くぞ

    まあウクライナがどれだけ本腰入れてくるかによるだろうが

    25
      • gepard
      • 2024年 8月 11日

      地元住民の協力という点でアドヴァンテージがロシア側にこの戦場ではあります。一方ウ軍はこれほど敵対的な環境で作戦行動を行った例がありません。インテルという意味では不利です。(UAVは飛ばせても地元民は常に見ている。)

      ウ軍の総数が数個旅団以上とハリコフ攻勢並の戦力を注いでいますので、主力の展開がまだ(恐らくベラルーシや他の管区から引き抜かれてくる)時間がかかる以上、本格的な反撃開始は週明け以降になるかと。
      それまではワグナー、特殊部隊、地元民兵、徴収兵が時間稼ぎをしつつ可能なら反撃を行うというフェーズになります。

      17
        •     
        • 2024年 8月 11日

        その辺は肝でしょうね。
        今まではウクライナ領の戦いだったから。
        ウクライナ軍+市民VSロシア軍 だったけど、ロシア領に入れば
        ウクライナ軍VSロシア軍+市民 になる。

        ウクライナ軍+市民 VS ロシア軍+市民ではないんだよな。
        ロシア軍は市民の協力が得られる分、プラスだけど、ウクライナ軍は、より弱くなる。
        休憩一つとっても、緊張感は大きく異なるものになるはず。 変な虐殺とかしないと良いけど。

        15
      • 通りがかりさん
      • 2024年 8月 11日

      補給路破壊と航空戦力でのパッチあてで対応してる感じですかね。陸は当たり負けしない量で纏まり要所から押さえてる感じ。

      5
    • ポンジスキー
    • 2024年 8月 11日

    ウクライナのクルスク侵攻の理由は未だに不明ですが、現段階でスジャを奪取しようとしていたりコレネヴォ方面に進出したりで、ロシアに政治的な揺さぶりをかけるのが目的のピンポンダッシュの様な作戦ではない、という事だけはハッキリしてきたようですね。
    また、ロシアの反撃部隊が揃うまでの時間で防御を固めて占領地を確保し、後々の交渉材料にするという訳でもなさそうです。
    南部や東部地域を犠牲にしてまでこの作戦を実行した理由や決定プロセス、NATO諸国の反応等を知れるのはやはり戦後になるんでしょうかね。

    39
      • 古銭
      • 2024年 8月 11日

      結果の良し悪しに関係なく、11月の開催を目指している第二回平和サミット(あるいは2月の第三回)の頃にはメディア経由でそれなりに情報が出ている気はします。
      上手くいったなら(余程特殊な状況でない限り)目的を明かすことに不都合は無いでしょうし、そうでないなら単純な責任追及や、作戦のリソースを捻出するための煽りを受けた主要戦線の軍人(あるいは”前線の声”を大義名分にする人々)によって、大きな問題と化しているでしょうから。

      14
      • nachteule
      • 2024年 8月 11日

       二つ前の記事に投稿はしたけど、おおよその目的らしい物は見えてきていると思う。ただし、それらはウクライナが将来に渡って現状維持出来るか拡大出来ての話。ロシアが領土侵攻され、かつブーメランな事をされてコケにされた以上はメンツにかけても潰しに掛かるはずでどうなるかが気になる所。

       一例を挙げると発電送電設備をコントロール下に置く事でのクルスク軍需企業操業への影響、ロシアがやっているようなバッファゾーンの構築(ロシアや西側への意趣返しみたいなのがあると思うが自衛権の範囲内であって兵器制限や文句をつける事は難しい)。現時点で得ているラインでの停戦か終戦ならば双方が互いの領土を持った状態になる(重要な場所なら交渉余地はある)。

      12
    • たむごん
    • 2024年 8月 11日

    ランセットが、クルスク方面・ウクライナ軍の戦闘車両を攻撃しているという報告を見たのですが、どうなのでしょうね。
    攻撃目標の価値、スームィ州(補給拠点)~ハリコフ州前線部隊、かなり上がっていますから、充分に考えらえるかなと。

    ウクライナ軍の補給路、(東)キーウ~スームィ(クルスク攻勢)~ハリコフ(ボルチャンスク攻勢)~クピャンスク(西)、ざっくりこんな感じになります。
    補給物資の配分、複雑化していくように感じますが、どのように分配するのかは興味深いですね。

    クルスク方面、平原の進撃速度は、やはり早いですから注目したいと思います。

    12
      • たむごん
      • 2024年 8月 11日

      追記です。
      戦車など装甲車両を移動させるには、鉄道・専用トレーラーなどが必要になると思います(普通のトラックでは重くて運べません)。

      ランセットのような軽い物から、投入している可能性はありそうですね。
      徘徊型ドローンを、(戦時中と言えども)領土侵入後すぐに投入となれば、一種の決断は必要でしょうが…(日本の防衛でも考えさせられますね)

      9
      • 名無し
      • 2024年 8月 12日

      何を勘違いしているか知らんが、進軍速度が速いのは、地雷原がないからだぞ?
      あと、キーウからハリコフへの補給にスームィは経由しない
      基本的にドニプロか、ポルタバ経由

      1
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2024年 8月 11日

    スジャ東部では渡河したウクライナ軍(第80空挺?)とロシア軍守備隊(第488連隊と増援?)が市街地でドンパチして、ウクライナ軍側が撤退という話も出ていますが、いまだ戦闘中と評価する人もおり、管理人さんの言うように流動的なのだと思います

    スジャ西部ではロシア軍はほぼ追い出された模様なので、これから川を挟んでのスジャ市街地争奪戦が数日〜数週間は続くかもしれません

    本当に情報が錯綜しており、北のマルティノフカからの援軍がウクライナ軍による待ち伏せを受けて損害を出しつつも双方引いたという話や、南のポンダレフカ(ゴンダリウカ?)からの援軍と市内の488連隊がスジャ東部と南部のウクライナ軍を撤退させたという話など、どれが本当なのやら…

    13
      • 舎人
      • 2024年 8月 11日

      この作戦が始まったときから言っていますがとりあえず2週間くらいは静観し、ウクライナ軍がどれだけ投入されるかを見ていればいいと思いますよ。
      今はウクライナ軍は当初の作戦通り激しく動いて錯乱させにかかっていますから情報も虚実入り乱れていると思います。ですがずっとそのような動きを続けることはないでしょうし、当初定めた目標に向かって行動が収束してくると思います。
      そのときにどれだけの戦力がどんな目標に向かっているのか見えてくると思うのでそのときにこの作戦はどうかと考えればいいと思います。 
      その時のキーはやはり投入戦力だと思います。戦力が少なければできることも限られますので。
      もし、ウクライナ軍がずっとよくわからない行動を続けていた場合はおそらくロシア軍に当初の目標を達成を潰されて目標の再構築に右往左往している段階だと思うので作戦の失敗とみていいと思います。

      45
        • 匿名
        • 2024年 8月 11日

        高度の柔軟性をどうたら〜をまさかリアルの戦争で見られるとは(遠い目)

        29
          • バーナーキング
          • 2024年 8月 11日

          作戦立案にも意思決定にも関与してない外野の観測なんだから別におかしくも何ともないでしょう。

          31
          • リック
          • 2024年 8月 11日

          「民主主義の旗を掲げた軍隊」がはっきりとした戦略目標も不明瞭のままに大軍を持って強権国家の広大な領土に侵攻し快進撃を続ける
          まさか現実にリアルタイムで見られるとは胸が熱くなりますね

          8
      • 2024年 8月 11日

      ウクライナが小出しに出してくる動画や画像は時系列がバラバラなので、既に平定してる地域も交戦中みたいになってしまってる。
      ウクライナ側は情報保全のためリアルタイムの視覚情報は出してこないから、今出てるものは古いもので、安全上ウクライナ軍が既にそこにはいない物だと思ったほうがいい。

      16
    • 匿名
    • 2024年 8月 11日

    もう、ここで引き下がればロシア側は容赦無く追撃してくるし、ウクライナ領に戻れば滑空爆弾の餌食だから前に進めるだけ進むしかない状態?

    20
      • 通りすがり
      • 2024年 8月 11日

      もしその方針だと、ナポレオンのロシア遠征の二の舞いにしかならないんじゃないかと。

      34
    • ねじまわし
    • 2024年 8月 11日

    ウクライナは東部戦線に回す兵力を抑えて奇襲攻撃用の予備兵力を蓄積しているのじゃないか、と書いたらそれに前後してほんとうに結構大規模なクルスク侵攻戦が始まってビックリした。で、例えばアルデンヌ戦ならアントワープ占領というはっきりした軍事的目的があったのに、なんでまたクルスクなの?と訳が分からなくなった。でも考えてみたら、この戦争がザルジニーいうところの「美しい突破」が不可能な、泥臭くいじましい、終始政治が絡みつく戦争だったことを思い出した。クルスク侵攻戦はアルデンヌ戦ではない。純軍事的に評価しようとするから訳が分からなくなる。でも政治的に考えるなら、ロシア国内に占領地を獲得するのはそれ自体決して無意味なことではない。ドニエプル東岸の辺土にしがみつくのとは全く意味が違う。東部戦線の土地を削られるのを防ぐことと天秤にかけてどちらを高く評価するかは、それこそ軍事ではなく政治の問題だろう。

    碁盤の右隅で石争いをしている最中、いきなり手を抜いて左隅に石を置いたような感じ。ウクライナは政治的に見てその方がより多くの石目を稼げると判断したのだろう。結果を見なければ分からないけど、それほそれで合理的な判断かも知れない。

    してみるとウクライナは占領地を広げるのをほどほどで切り上げて、初期の奇襲で稼いだ土地を固めることに重点を移すのだろうな。

    28
      • NHG
      • 2024年 8月 11日

      1~2万程度の兵力では拡大も限界があるはずだからね
      一方、ロシア軍は自国内の予備戦力だけで対処するのかと思いきやウクライナ領内に展開してた予備戦力の抽出を行ってるらしいから、ド短期はムリでも中期的にはウクライナ東南部のロシア軍の圧力はかなり下がりそうではあるけど、そうなるとウクライナに展開してた戦力+ロシア領内の予備戦力と戦うことになるクルスクのウクライナ軍のことが心配にはなる

      9
        • 2024年 8月 11日

        全方面からロシア軍抽出して援軍送る説唱えてた垢は完全にデマ垢が確定したのでどこまで抽出するかは未知数。むしろ東部戦線に追加戦力がないことがばれてそちらに注力してる。指導用に少数送るに留まるのでは。

        17
          •  
          • 2024年 8月 11日

          劣勢になったら必ず出てくるロシアの人海戦術説

          13
          • NHG
          • 2024年 8月 11日

          渡部悦和さんのリツイートだったから信用したけど 「 Jason Jay Smart@officejjsmart 」このアカウント?
          ハルキウの装備が輸送されたのは事実っぽいし、徴用兵部隊に急ごしらえの装備渡してるみたいだから戦闘能力の高いウクライナに展開してる部隊の転用もあるかと思ったけど大規模な戦力移動はなさそう?

          3
            •  
            • 2024年 8月 11日

            >渡部悦和さんのリツイートだったから信用したけど

            えっ…

            8
    • 通りすがり
    • 2024年 8月 11日

    国土全体に渡るウクライナ軍の戦力配置として、クルスク方面のロシア領スジャに“第二のボルチャンスク”を形成して、それが今後有利になると思えない。国力で劣勢な側が兵力面、兵站面でさらにもう一つの戦域を抱え込むことになる。(実際、クビャンスク方面やポシロフスク方面が兵力不足で危うい)

    和平交渉が今月中にも始まるなら交渉カードの一つとして大いに期待できるのですが、11月に予定を目指す2回目の「平和サミット」ですら、ウクライナ大統領府は“ロシアとの交渉の始まりではない”とみなしている。
    どうにも、「2024年8月6日からロシア領へ侵攻すること」の戦略目標と「大統領府の目指す平和サミット」の政略目標が合致しておらず、軍部と政治部の足並みが揃っていないように見える(このタイミングでのロシア領侵攻は、和平交渉開始をさらに遅延させる)。もし、政治部や外交部の和平交渉段階を無視して、軍部の一派閥が独断的に軍事行動を進め、ゼレンスキーが渋々追認せざるを得ない状況になっている場合、大日本帝国末期の二の舞いになる危険性が非常に高いのではないだろうか。(内部組織それぞれの面子を最優先した停戦に拘るあまり、行動がバラバラで条件がチグハグに)

    次回の平和サミット、ロとの交渉開始にあらず=ウクライナ大統領府長官
    [キーウ 8日 ロイター] – ウクライナのイェルマーク大統領府長官は、8日に同国メディアに掲載されたインタビューで、ウクライナ主導で和平案を協議する2回目の「平和サミット」をロシアとの交渉の始まりとして扱うべきではないと述べた。

    28
      • 2024年 8月 11日

      割と多くの方が指摘していますが、ウクライナ軍の一部が
      日帝の関東軍のように中央の意思と無関係に行動しているという説
      割と信憑性があると考えているんですよね

      アメリカもキエフ中央も、反応が事後追認的になってるのが
      非常に気になるところです。

      もちろん、単にそう演出してるだけの可能性も大いにありますが

      15
        • 無印
        • 2024年 8月 11日

        今は日本関係ねぇよBot

        13
          • 名無し
          • 2024年 8月 12日

          どこからでも日帝に結びつける芸風に既に歴史を感じる
          日帝、なんて朝鮮人くらいしか使わないんじゃないか?
          まあ頑張れ

          1
        • 名無し
        • 2024年 8月 11日

        切り捨てる為だろ
        ロシアが核使ってきてもあれは関係ないと言い張らないといけないのだがら

        1
    • 名無し
    • 2024年 8月 11日

    クルスクも包囲されかかってない?

    1
    • n
    • 2024年 8月 11日

    マクニフカの件について、RYBARは「敵は作戦の最初の数日間集落におり、そのときに写真を撮ったようだ。しかし、写真がウェブに掲載されたのは今日になってからである。」と主張しているので、既にウクライナ軍は川の西岸に押し込められているという主張のようです。

    実際、一部のウクライナ軍が情報かく乱のために写真を撮ってすぐ移動するという話もあり、時間が経たないと正確な状況は掴めそうにないですね。

    27
      • 匿名
      • 2024年 8月 11日

      バズりに命を賭ける男たち…

      47
      • 通りすがり
      • 2024年 8月 11日

      >実際、一部のウクライナ軍が情報かく乱のために写真を撮ってすぐ移動するという話もあり
      情報撹乱よりも、戦果報告(水増し)の意義のほうが大きいような・・・
      なにせ、それを続けていると、ロシア側に伝わる情報は撹乱されますが、ウクライナ参謀本部に入る情報も撹乱されてしまいます。(現地部隊が今どこにいて、どこに増援や補給を送るべきか不確かになる)

      22
        • Easy
        • 2024年 8月 11日

        まさに大本営発表の繰り返しですね。
        さらに付け加えて言うならば。「戦果報道と勝利に湧く国民世論が、撤退を許さなくなる」という副次効果も見逃せません。
        なにせ、「弱兵ロシア軍を撃滅してガスと電気の重要拠点を占拠」「ロシアの攻撃で失ったのと同程度の広大な領土を占領」したことになっているわけですから。
        今更、これを放棄して逃げ出すわけにはいきません。さっさと後退しなければロシアに包囲されると分かっていても、それを世論が許してくれない。
        戦果水増しってのは、埋伏の毒なんですね。

        32
        •      
        • 2024年 8月 11日

         情報かく乱効果がよく解らないな。
         私たちはSNS情報を元に判断しているけど。ロシア軍がウクライナ軍の自撮りを元に戦況判断しているわけがないと思う(市民があげたプロパガンダ要素が低いものは使っているかも)。

         ウクライナ軍は、西側、ロシア軍または世界の世論に対して情報操作を試みていると考えた方が良いかもしれない。
         ロシア市民を装って情報を上げれば、一時的な混乱になるだろうけど。長期的には嘘の戦果は無効になる。
         災害警報が外れた場合、どんどん市民の反応が悪くなると同じで、ロシア不利に対する情報に対して鈍感になる。またウクライナの情報は嘘ばかりとプロパガンダに利用できる。

         意図が不明な点に関しても、短期的にロシア軍を混乱させる効果はあると思う。
         しかし、意図が不明なので、ロシア側が、「ウクライナ軍は原発の破壊を狙っている」と主張しても、妙な説得力を持ってしまう。ロシアのプロパガンダに利用される危険性も高い。

        15
      • イーロンマスク
      • 2024年 8月 11日

      命懸けのセルフィー

      35
    • 無名
    • 2024年 8月 11日

    クピャンシク方面でロシア軍が進撃してきたのは驚き。
    ロシアは今のところクピャンシク方面のロシア軍すら引き抜く必要がないと判断してるって事だろうし。
    ドネツク方面は、まあ現場の兵士達はクルスクの状況を知らされて無い可能性あるけど、それより近いクピャンシク周辺やハルキウの部隊の耳には入ってるはずだけど、むしろウクライナ軍が民間人も容赦なく攻撃してるとかって聞かされて戦意高まってるかも。

    38
    • マダコ
    • 2024年 8月 11日

    普通に考えたら、ウクライナのやっていることは、兵力に勝る側のやることなんですよね。だから、ロシアがハリコフ方面に再侵入したときは、その手があったか、ウクライナはどうする?という感じだったけど、今回のクルスクはよく分からない、ウクライナは何をやっているんだ?となる。
    それはそうと、東部のロシアの進撃は止まらない。ただ、それを注目している人は少ない。現実的には、こちらの注目が最重要となると思いますが、ウクライナの不思議な動きでほとんど注目されないというのは、ある意味、本当にネット社会だからやってみている作戦なのかもしれませんね。

    37
    • nk
    • 2024年 8月 11日

    頑張れ🇷🇺!

    69
      • nk
      • 2024年 8月 11日

      頑張れ🇺🇦!

      144
      • nk
      • 2024年 8月 11日

      ウクライナがロシア領侵攻前は🇷🇺63🇺🇦20という感じだったけど、さてどうなんだろう。

      6
    • 匿名
    • 2024年 8月 11日

    全てはウクライナ側が“勝っている雰囲気”を国内外の世論に演出する為

    38
    • cosine
    • 2024年 8月 11日

    国土が広過ぎ国境線が長過ぎるロシアにおいて、敵に1kmも侵入させない防衛体制を敷くことはまず不可能
    引いて守り止めて押し返すのがロシアの基本的な国防姿勢だろう

    ロシアにとってモスクワなどの中核以外の外縁は時に奪われることもあるのが前提
    ただし無論黙っているわけではなく、押し戻して取り返すかあるいは敵の別の薄いところで補いにかかるかを断行する

    実際は自国民の目と占領されたエリアの民の運命が懸かっているのでゆっくりじっくりというわけにはいかないだろうけど
    ウクライナ…ではなく米英はロシア国民を焚き付けてさらなる泥沼へとはめ落とそうとする(ウクライナを滅ぼすまで終わりにさせない)目的で必要をはるかに超えた残虐をなさせているのだろうし

    26
      •    
      • 2024年 8月 11日

      水際防御(?)じゃなくて、ロシアは焦土作戦とか縦深防御を多用する国ですからね。
      一般の人は、縦深防御なんて知らないから「押されている=負けている」と判断するでしょうけど。
      問題は、ウケ狙いの専門家。啓蒙主義は消えたのか?

      19
      • たむごん
      • 2024年 8月 11日

      ロシアのナショナルアイデンティティが、まさに仰る通りですね。
      ロシアが、緩衝地帯・隣国に友好国を求める姿勢(少なくとも中立)、歴史上の成功(失敗)があるでしょうし。

      米英のナショナルアイデンティは、地域1番国に2番国をぶつける事を、歴史の中で何度も繰り返していますね。

      5
    • 暇な人
    • 2024年 8月 11日

    直接スムイ州攻撃して袋のネズミしてしまえばいいのにロシアはほんと慎重だな

    10
      • ras
      • 2024年 8月 11日

      NASAで見るとロシア軍の砲撃は国境付近の後続と砲撃部隊の阻止をメインにやっていたかと。
      実際の数字は判りませんが2000くらいの兵力でも、この密集を許さない現代兵器の戦争では大兵力ですしウクライナ側もそうならないように現状それなりの幅をもって進軍してますね。

      8
      • T.T
      • 2024年 8月 11日

      まあ、ウクライナ軍を領土内に引き込んで拘束したところでクトゥーゾフ攻勢発動で包囲殲滅が綺麗に決まったら確かに嬉しいですけどね。果たしてウクライナの奇襲が決まったのか、全てはゲラシモフの掌の上だったのか。

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      •    
      • 2024年 8月 11日

       スーウィ都市に居たウクライナ軍が動いているみたいですから怖い話ですね。
       現状、ロシア軍にそこまで余力はないし、スーウィ州は南部に比べるとロシア系が多くないので占領コストがかかり、あまりメリットがないのでやらないでしょうけど。

       この戦争は先手必勝ではないので、慎重なのは悪いことではないと思う。
       でも、都市占領目的ではなく、ウクライナ軍の側面、背後を取る目的で動く可能性はあるかな・・・・
       ウクライナ軍も注意はしているだろうけど。なんかねぇ。

      1
      •    
      • 2024年 8月 11日

       スーウィ都市に居たウクライナ軍が動いているみたいですから怖い話ですね。
       現状、ロシア軍にそこまで余力はないし、スーウィ州は南部に比べるとロシア系が多くないので占領コストがかかり、あまりメリットがないのでやらないでしょうけど。

       この戦争は先手必勝ではないので、慎重なのは悪いことではないと思う。
       でも、都市占領目的ではなく、ウクライナ軍の側面、背後を取る目的で動く可能性はあるかな・・・・
       ウクライナ軍も注意はしているだろうけど。なんかねぇ。

    • 緩衝地帯
    • 2024年 8月 11日

    前は緩衝地帯作るとか言ってたのに、後退したなと。

    1
    • 朴秀
    • 2024年 8月 11日

    なんでもいいけど民間人には手を出さないでほしいですね

    23
      • Whiskey Dick
      • 2024年 8月 11日

      以前からウクライナ政府は汚職で印象が悪いのに、流石に民間人への残虐行為が明るみになればスポンサーから逃げられる。かつての中国国民党や南ベトナムも民間人への加害が問題になって、アメリカの援助と民衆の支持を失っている。他人のカネで戦争している以上、我々スポンサーの感情を悪くするような行為は厳に慎んで欲しいところ。

      7
      • 2024年 8月 11日

      残念ながら囚人兵も投入してるし手を出すでしょうね

      7
      • 通りがかりさん
      • 2024年 8月 11日

      全くです。救急車ですら直接攻撃の目標にするとか言い訳も立たないでしょうに。

      10
    • 一撃講和論
    • 2024年 8月 11日

    スジャを占領して陣地化されたらロシア住民の財産がそのまま人質になるわけで、いくらロシアでもマリンカのように手当たり次第滑空爆弾で焼き払うのは難しいのでは。
    戦略的意義はともかく嫌がらせとしてはなかなか堪えるな。

    10
      • BOB
      • 2024年 8月 11日

      ロシアがそんなこといちいち気にしないだろ
      ウクライナに街を破壊されたと言って終わりだよ。
      ウクライナだって今までそうしてきてる。全部ロシアに破壊されたと言って。

      31
    • Mr.R
    • 2024年 8月 11日

    Twitterで衛生画像載せてる人がいたので一応。
    クルクス原発のすぐ南で防衛線の構築がされている模様

    始点51.57042° N, 35.83030° E
    終点51.60548° N, 35.60624° E

    9
    • 58式素人
    • 2024年 8月 11日

    スジャの街は確保するつもりなのかな。
    そこには、天然ガスパイプラインの対EU出荷場所がありますね。
    EUはロシア産天然ガス輸入の他への切替を近日中の目標としていた、と憶えていますが、
    ウクライナによる出荷施設の占拠?を受けて、切替の日程は詰められるのかな。
    LNGタンカーによる輸出が抜け道ですが、今度はこちらが詰められるのかな。
    あと、パイプラインの破壊は無いのでは。ドルジバパイプラインも健在なようだし。
    パイプラインの管理会社と流通するオイル/ガスの所有会社は別なようだし。
    ロシア官営企業以外のオイル/ガスの流通は認めるのでは?。数量限定で。
    他所の記事では、ハンガリー/スロバキアへのオイル供給は、出荷元が代わって健在らしいし。

    2
    • 徴兵
    • 2024年 8月 11日

    誰かコメントしてたようにロシア軍の徴兵部隊にとってスキルアップに最適
    弱い徴兵部隊のままでウクライナ奇襲部隊に負けるようでは主敵のNATO軍
    との戦闘では壊滅してしまいロシアは戦術核兵器の最悪手段しかありません

    14
      • M
      • 2024年 8月 11日

      徴収兵と言っても普通の国の陸軍のレベルでしょう。特に劣ってる訳でもなく。
      東部で戦ってる歴戦の猛者と比べるから見劣りするだけのことで。
      あいつらが異常なんだと思う。バイク凸とか対戦車地雷を敵陣に投げ込んだりとか。

      28
      • あお
      • 2024年 8月 11日

      素人の想像に過ぎませんが…

      戦術核の使用の有無が戦略的キーワードだと考えています。

      これまで散々核恫喝してきた露ですので、宇正規軍の国内侵攻に対して使わない理由はありません。使わなければ、プーチン一派の威信は低減し、使えばNATO参戦の可能性が出て来ます。

      なので、露としては“謎の武装勢力”のまま片付けたかったでしょうし、NATOとしても大迷惑な作戦と思えます。

      ジリ貧状態と思われる宇の血気盛んな継戦派にとってのみ、戦略的に有効な軍事行動だと予想しています。

      まぁ、露が速やかに押返してクルスクの宇部隊を壊滅させ知らん顔するか、戦術核を使ってもNATOは非難のみで本格参戦しない可能性もあると思いますが…

      4
        • 2024年 8月 11日

        ロシアがクルスクの戦闘を対テロ作戦としたので核の使用はないでしょう。
        ロシア的には戦争ですらなくテロリストの掃討という位置付け

        15
          • あお
          • 2024年 8月 11日

          対テロ作戦という位置づけは、露にとって、核使用に踏み切らざるを得ないほどの規模の侵攻ではなく、早期に壊滅可能という認識がうかがえます。

          一方で、自国国土を侵略され、正体が係争中の敵国正規軍で、維持も怪しいとは言え相当な面積です。露国内の好戦的で過激な連中を抑え込めるのかな?と思っています。

          また、露と敵対関係にある国々にとって、核恫喝の形骸化は朗報ではないでしょうか?

          3
      •     
      • 2024年 8月 11日

      NATOと戦うことになったらスキルアップしようがしまいが通常兵器だけではどうにもならないでしょう。

    • 理想はこの翼では届かない
    • 2024年 8月 11日

    すごく穿った味方をしてしまうと、ウクライナ首脳部が「ロシアに出来ることが我々に出来ないわけがない」という考えのもとに行動している懸念があります
    彼我の総戦力差に目を瞑れば正しいとも言えるのですが、ご指摘の通り兵力に勝る側がやって意味がある事なので困惑するのですよね
    東部戦線は遂にオスキル川まで到達が見えてきてしまっているので、早急に手当しないと崩壊しそうなのがもうなんと言っていいやら

    16
      • みかん
      • 2024年 8月 11日

      何も言わなくていいから、あと一二ヶ月黙っていたら?
      その頃には今回の作戦の成否もはっきりしてるよ

      4
        • 通りすがり
        • 2024年 8月 11日

        >何も言わなくていいから、あと一二ヶ月黙っていたら?
        民主主義国家は、言論統制はしないそうです。 市民に黙れは禁句らしいですよ。

        4
    • ななし
    • 2024年 8月 11日

    何かロシアは核を使うとか主張してる人いるけど、
    ?としか思えない。何で自国内で核使う必要性が?

    現状追い詰められてるのはどう見てもウクライナだろ
    ロシアは住民を避難させてるから反撃が遅れてるだけ

    こんなイタチの最後っ屁みたいので戦況は覆らないよ
    現に東部戦線のロシアは前進を続けてる
    これやるならクリミア上陸作戦で華々しく散った方が
    良かったのにね

    18
      • あお
      • 2024年 8月 11日

      宇側が追い詰められているからこそ、NATO軍の増援を呼び込む為の危険な一手ではないかと考えています。

      また、私の表現が稚拙だった部分は申し訳ありませんが、クルスクの宇軍に直接使用するという意味ではありません。

      正規軍の侵攻であれば、その対抗手段としての核使用は、当該敵国内でしょう。後方退路や集積地とか、キーウに飛来するミサイルが…などの可能性を危惧しています。

      1
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