DEEP STATEはポクロウシク方面について28日「ロシア軍が複数方向に前進してノヴォホロディフカのほぼ全域を迅速に占領、さらにカリノヴェとメムリクも占領した」と報告、特にノヴォホロディフカの喪失について「これまで支払った代償を考えると適切な言葉が見つからない」と述べている。
参考:Мапу оновлено!
参考:Ворог продовжує штурмові дії в північній частині Новогродівки
参考:Кацапи намагаються з флангів атакувати Вугледар
参考:У Костянтинівці бої ще тривають
ロシア軍はセリダブやウクライナスクにも急接近している
RYBARはポクロウシク方面について27日夜「フロディフカ南東郊外で激しい戦闘が起っている」「ロシア軍がノヴォホロディフカ市内の大半を支配している」「ウクライナ軍が市内から撤退しているという情報もあるが郊外の拠点を維持している」「ロシア軍がE-50を越えてメムリク集落の大部分を占領した」「ロシア軍がカリノヴェを占領した」と報告。
視覚的にもウクライナ軍がノヴォホロディフカの住宅地区=Ⓐでロシア軍を攻撃する様子、ロシア軍がミハイリフカ郊外のテリコン付近=Ⓑでウクライナ軍を攻撃する様子、ロシア軍がミハイリフカ集落=Ⓒで赤旗を掲げる様子が登場。
DEEP STATEも28日「ロシア軍がノヴォホロディフカのほぼ全域を迅速に占領した」「ロシア軍がカリノヴェを占領した」「ロシア軍がメムリクを占領した」「ロシア軍がメムリクからウクライナスク方向に前進した」「ロシア軍がミハイリウカ方向に前進した」「グレーゾーンがセリダブ郊外まで広がった」と報告。
DEEP STATEとRYBARが報告するロシア軍の前進方向は概ね一致、ノヴォホロディフカについても両者は「ロシア軍がほぼ制圧した」と評価しており、DEEP STATEは「ロシア軍がノヴォホロディフカのほぼ全域を迅速に占領した。特殊部隊、空中機動軍、機械化両断がベルディチ~セメニフカ~ウマンスキーの防衛ラインを守るため支払った代償を考えると、まだ適切な言葉が見つからない」と述べている。
ノヴォホロディフカの人口は人口1万人以上で抵抗に適した「コンクリート製建造物」や「地下室」が多いにも関わらず、これを1週間未満で戦闘で失ったことにDEEP STATEはショックを受けているのだが、ロシア軍はセリダブやウクライナスクにも急接近しており、ヴォブチャ川西岸の高台で起きたことが「ウクライナスク~ヒルニク~クラヒフカの高台地域」で再現されるかもしれない。
DEEP STATEはクラホヴェ方面について「ロシア軍がコスティアンティ二フカ集落内と南郊外で支配地域を広げた」「ロシア軍がヴォディアン方向に支配地域を広げた」「グレーゾーンがヴォディアン方向に伸びた」と報告、視覚的にもロシア軍兵士がコスティアンティ二フカ集落の西端=Ⓐで国旗を掲げる様子、ロシア軍がT-0524とC-051102が交差する地点=Ⓑに軍旗を掲げる様子が登場。
DEEP STATEはⒶの映像について「この行為の結末は良いものにならなかった(国旗を掲げた兵士に不幸が訪れたことを示唆)」「まだ我々の兵士が集落内に存在して戦闘が続いている」と述べており、この映像に基づいて「コスティアンティ二フカ占領」に言及するのは時期尚早だと言いたいのだろう。
因みにDEEP STATEは「ロシア軍がヴフレダルをパヴリフカ西郊外とヴォディアンから包囲しようとしている」とも警告している。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
ノヴォホロディフカ失陥も重大だが、ロシア軍の支配地域を見ると突出部と突出部の間にできた窪みを埋めるような動きが目立つ。
つまりウクライナからみればロシア軍の突出部を撃退できないまま占領地域化を許してしまったとも言える。
その原因はと言えばやはり弾薬をクルスク攻撃に流用したためとしか考えられず、代償としては高くついたのではないか。
なんという惨状だ。政治的パフォーマンスにこだわってクルスクに戦略予備を突っ込んだ結果がこれか。逆侵攻直後に引き返していればまだ間に合ったが、もうここまで来てしまっては取り返しがつかんぞ。今更クルスクから引き返したところで、露軍のポクロウシク到達に間に合うわけが無い。
一体どうするつもりなんだ…?もう東部2州は講和でロシアに譲り渡す前提で戦ってるのか?
せめてクルスク方面のパトリオット部隊だけでも引き返させられないのか。降り注ぐ滑空爆弾を積んだフランカーやフロッグフットを拒否できるだけでもだいぶ違うぞ。
クルスクから政治的に撤退が難しい以上、東部戦線の戦線を安定化させる方法が思いつかないですね。。。
前回の記事のコメントでIAEAからクルスク原発を攻撃しないように釘が刺されたという話がありましたが、ウクライナはアメリカや西側支援国から攻撃をやめる代償として何を受け取ったかが気になりますね。
それとも州境までロシアを引き込んで何かを計画しているかですかね。
ロシアの突出部を切断するにしても、これだけ突出部が大きくなるとそれできるのかという疑問があります。
ロシア突出部の根元を切断出来た事ってほぼ無かったと思います。
何個か前の記事でコメントしましたが、この突出部にはロシア軍の大部隊が展開している割に補給線はT0511と鉄道が1本ずつしかなくその立場は見た目より脆弱です
高地から撃ち下ろせるノヴォオレクサンドリフカあたりで反撃を行えば遮断できる可能性は十分あると思います
もっともクルスクで予備戦力を浪費したウクライナ軍にそんな余力はもはや存在しないかもしれませんが
補給線の脆弱さについては、大都市ドネツク市目と鼻の先であるという立地条件により緩和されているような気もしますが、どうなんでしょう。
既に戦線はドネツクから40キロ先です
ドネツクに集積した物資を幹線道路と線路1本ずつの輸送路で運ばなければなりません
この方面に展開している戦力の規模を考えるとトラックがひっきりなしに走ってることと思いますよ
その分ドローンの観測を受けやすけもなります
下の私のコメントは先日のあなたのコメントを参考にさせていただいたものです。
南下を優先させればe-50が補給線として効果的に働きそうに思ったりしてるのですが、そこまで優先的ではないのがたしかに気になるところです。
ウクライナが西側から何を受け取るのか?というお話についてですが…。
管理人さんが2つ前のスレッドで紹介されていたゼレンスキーの「勝利計画」が、配信元によっては「停戦計画」と表現されていたりして、今ひとつ良く分からんのですよね。
その中で、アメリカのポリティコの記事によれば、ウクライナは「長距離兵器の追加供与をもらえれば攻撃可能となるロシア国内の標的リスト」を近々アメリカ側に提出予定なのだそうで。
なので、まだアメリカからの確約は出ておらず、ウ側としては長距離兵器の追加供給とロシア国内への使用を求めて綱引き中、ということのようです。
ちなみに、ポリティコの記事は昨日付の “Ukraine to present Biden admin with targets it could hit in Russia, given the chance” という記事で、Hara Blog さんというブログで紹介されていました。
ロシア軍の進撃は凄まじいですな。プログレスが突破されてからウクライナは全く対応出来ていない。ウクライナスク~ヒルニク~クラヒフカの高台地域も飲み込まれたら、クラスノホリフカ方面の戦線も崩壊するだろうし、流石にゼレンスキーも何か手を打つでしょ。まあ、改竄された情報が届けられてる可能性もあるけど、
もはやドネツク州は
政治ショーのための捨て石か
ノヴァホロディフカが1週間以内で制圧されたとなればセリタブも1週間持たないんじゃないんですかね。
この規模の町が簡単に制圧されるようであれば、ポウロウシクに周辺の部隊を全て引き抜いているんじゃないかと勘繰ってしまいます。
消耗戦の点から見れば、ノヴォホロディフカの陥落が1週間程度ならば、兵士・砲弾をあまり消費させられていません。
ロシア軍ポクロウシク方面の余力は残っており、(クルスク攻勢を重視しているのもあり)ウクライナ軍のポクロウシク方面は余力が小さいと見るべきでしょうね。
オチェレティネ~プロレス・T504方向進出時、ロシア軍の突出は懸念事項でしたが気付けば幅も確保しています。
ヴウレダールのような戦争初期からの堅守した拠点・ある程度の時期から守り続けてきた拠点、ウクライナ軍守備隊は奮闘していますが、迂回されれば厳しいなと。
上記のような拠点が陥落すれば、アウディーイウカ陥落後のように一気に進むリスクがありますから、泥濘期まで注目したいと思います。
追記です。
アウディーイウカの攻防、泥濘期も断続的に続いていた事を思い出しました(2023年10月頃にロシア兵に多大な被害がでたという報道です)。
ロシア軍ポクロウシク方面、1ヶ月程度の進撃速度を見ると、過大な消耗は期待できない気がします。
ポクロウシク方面、泥濘期(10月以降)も戦闘が続くかもしれませんね。
ロシアの、というよりプーチンの冷静沈着さに畏怖すら感じますね
クルスク奇襲の目的とウクライナ軍の限界をすぐに把握して、ポクロウシク方面から兵を引き抜くどころか攻めを加速させる一方、クルスクでは急所の原発だけはしっかり守りつつ、縦深に引き込んで長射程兵器や対空ミサイルを狩っています
ゲラシモフの指揮だとすれば、やはりザルジニーが崇拝していただけあり、恐ろしい戦術家ですし、国内に攻め入られている状況でこの対処を採用するプーチンの冷静さや自信は恐ろしいほどです
モスクワタイムズの報道では、ゲラシモフは既に指揮をしていないという話ですが、どうなんでしょうね。
Z-военкоры сообщили об отстранении Герасимова от командования в Украине
ゲラシモフは参謀総長と特別軍事作戦の軍司令官を兼任していました(いいのか!?)
ただ、あまりに不評だったので司令官としては解任されています
もう1年近く前の話ですね
参謀総長の地位はまだそのままのはずです
奇襲が読めなかったので戦略的にはあんまり褒められたものではないんですが。
結局、ロシアはどこまで行っても「とりあえず敵には先制攻撃でやられる」「そしてやられた後でなんとか取り返す」という受け身な戦略なんですね。
ちなみにクルスク原発はあの後、防御の塹壕線を30キロ以上延ばして近隣の町まで覆い尽くし。日本の戦国時代の総構え城塞みたいな有様に成長しているそうで。
本当にロシアの野戦築城はハンパねえな、と思います。
私の感覚からすると、戦線拡大による戦力誘引は、物量が勝る側が相手に対応を押し付けるために行うものという認識ですから、占領地を長期的に防衛できるプランもなく突っ込んでくることは、ほとんどの軍人にとっては端から想定外と言えるのではないでしょうか。
実際、ほとんどすべてのアナリストが、当初クルスク奇襲の意義を全く理解できず、目を白黒させるばかりでしたからね
普通に考えると自殺行為であり、ありえないからこその無対策であり、そんなものを事前に対策するほうが非効率かと思います
そもそも、これが成功してことでウクライナが有利になったかと言えば、現状見るにまったくそうではなさそうですし
そりゃまあ、あれは読めないですよね・・・
私があのニュースで最初に感じた困惑に似た感情をなかなか説明できずに困っていましたが,最近ようやく分かりました。
これは「共感羞恥」ですね。あまりにアホな作戦を見てしまうと、どうも軍オタの端くれとして「恥ずかしさ」の感情が湧き上がってしまうようです。
なんというか。将棋で2歩を見てしまった時に似ていますね。あちゃー、という感じの・・・
続報ありがとうございます、原発南の塹壕気になっていました!
2週間前に報道でた所ですが、もう30km以上ですか…
総構えのようにするのは合理的ですが、とんでもない野戦築城能力凄いですね。
戦時中・自国領ですが、制度面でも行動が速いなと。
日本で陣地構築するのであれば、国会で『陣地が過大ではないか・環境アセスメント・補償の財政負担が…』など延々討論しているのを想像してしまいました。
左翼が搬入妨害したり(辺野古の事例)、自治体・所有者と揉め続けて大して何も進んでいなさそうな妄想も浮かびます…日本の原発防衛大丈夫かなと。
(2024.8.15 ウクライナが越境攻撃で前進、ロシアは塹壕を設置 衛星画像や動画でわかること Youtube)
まあ確かに、私の土地や家屋を
防御線にするから出て行けと
自衛隊に言われても
全力で拒否しますね
そもそも有事法制ないから
お上に協力しないといけない
法的根拠もありませんしね
法的根拠、まさに仰る通りです。
平時に法整備しておくのは大事ですね。
徴兵した兵士にスコップしか持たせていないそうですが、そのスコップの威力がコレですよ。
戦争は弾を撃つだけではない、とは理屈では分かりますが。実際に淡々とやり切るのを見てると、我が国にここまでの覚悟があるかどうか、不安になりますね。
仰る通りですね。
強力な兵器、英雄が祭り上げられやすいですが、基礎的な事の大事さを痛感します…。
案外戦争って実際の戦い以外の要素で決まる事が多いよね
勿論例外はあるし、その例外が「戦史に名高い」とかの接頭語が着いて英雄伝説や戦場伝説に祀り上げられる
まさに仰る通りです。
東日本大震災の時は、とりあえず。直せで、予算根拠ないけど、民間が頑張って直したような。
土地収用なんて、同調圧力でなんとかなるし。
コロナの際の外出自粛とか、大阪の人とか凄まじく守ったからな。逆に東京の人の方が守らなかった。
郷土を守るという合理性があれば、皆、頑張るものさ。
意見が分かれるものをゴリ押しするから火に油を注いで揉める。
クルスク原発周辺の塹壕線が気になり、Tatarigamiって方のXに辿り着きました。
この2週間で巨大な防衛陣地が出現しつつ有るのですね。
>特殊部隊、空中機動軍、機械化両断がベルディチ~セメニフカ~ウマンスキーの防衛ラインを守るため支払った代償を考えると、まだ適切な言葉が見つからない
このラインは防御に適した要塞線という訳でもなかったのにロシアの侵攻速度が遅かったけど、ウクライナ側が精鋭の人命を溶かして時間を稼いでたんだな。
そして、その肝心の要塞群は今回のクルスク侵攻のためのローテートミスであっさり失ってしまいましたからね
余計に侘しいでしょう
この攻防はなかなか見ごたえがありました
実際ベルディチ~セメニフカ~ウマンスキーのラインはアウディーイウカ戦終盤の主要な補給線となっており、これら集落はそれなりに陣地化されていました
もっともそれだけで受け止められるほど強固な陣地でもありませんでしたから、ウクライナ軍はロシア軍先鋒に対して巧みに機動的な反撃を加えてアウディーイウカ陥落後の追撃戦を頓挫させ、戦線の安定化に成功させています
そしてその後も突破を試みるロシア軍と機動防御で対応するウクライナ軍という構図が続き、戦線はここで数ヶ月停滞しました
しかしこれは応急的な対応であり、47旅団など突破口を塞ぐ精鋭部隊の消耗とはトレードオフとなっていたわけです
その限界を露呈したのがオチェレティネの一件ですね
それからも後退しつつ致命的な崩壊はかろうじて避けてきたウクライナ軍ですが、プログレスの戦闘で47旅団が戦闘力を喪失したことで応急的な対応すら困難になり、現在のように防衛線が穴だらけにされてしまいました
陸上版ガダルカナルみたいな状況。
早ければ9月中にポクロウシク攻略戦が始まる勢いだしプログレス突破からまったくロシアの勢い落ちないのは改めて驚嘆する。
尚ウクライナは敗戦する可能性が極めて高いのだから、今からでも上手い負け方を目指す方向に舵切るのも一つの手だと思うが、クリンキー水遊びの次はクルスクでブートキャンプしてプロパガンダ全快で支持率回復とかもう交渉する気ゼロで徹底抗戦継続で決死の覚悟有りということで
しょうね。
「攻略戦」などというものが始まりますかね
「近々始まるぞ〜」なんて報道が出たと思ったら一週間ぐらいでヌルっと地図の色が変わってそうです
「上手く負ける」って本当に大事ですからね
ロシアは日露戦争での負けを50年で取り戻した訳ですし
大日本帝国は不利な国際情勢を覆す為に勝利に全力を振り絞れる国造りに邁進し、日清日露WW1と連戦連勝でした
しかし勝利に全賭けする体制だったので、たった一度の負けで喪ったものも非常に大きくなりました
「誰一人見捨てない脳」の日本人だと
クルスクを後回しにして
ウクライナの急所を突く判断は
絶対にできなかったと思われる
プーチンかゲラシモフなのか知らんけど
見事な采配としか言いようがない
やはり組織のTOPは、
雑音や感情に流されない冷徹さが必要
戦争は勝つのでは無く負けないこと
のような格言はウクライナ戦争に当てはまる
ゼレンスキーが勝利を叫んでる限り勝ち目がない
ロシアの守備固めの速さは、何なんだろうな。
対して、いつまでたっても守備固めをしないウクライナは何なんだろう。
ゲームでも格闘技でも、強い人は守備がしっかりしているからな。
柔道家プーチンは、どうな柔道するんだろう。
決してクルスクは後回しにしてませんよ
ロシアは最初の2週間は兵力の逐次投入を避け、クルスク原発前に40km近い塹壕線を構築するのに全力をあげていました
3週間目からは反撃に移ったためウクライナ軍はほぼ前進できなくなっています
さすがに奪還するだけの兵力はまだありませんが、この方面は例え今の防衛線が突破されても重要拠点は安心のようです
恐ろしいほどに冷静
俺なら前線を安定させるために慌てて兵力を突っ込んじゃうね
自国領土をはじめから盛大に敵に明け渡して、敵軍に破竹の戦果を献上した見返りが、「本当に大事な地区」を完璧に護る鉄壁防衛線の完成(着手ではなく。)、という、縦深防御の鑑。
敢えて自国領深部まで侵入を許して一方的に消耗させ壊滅へ導く、という戦術はナポレオンの頃からのロシア軍のお家芸ですからね。
とはいえ、情報がリアルタイムに国民に届く現代でこれが出来るのはプーチン等政府の冷静さと国民のプーチンへの信頼が無ければ出来ない事でしょうね。
西側とロシアに見るプロパガンダの効果の違いは、同じようなプロパガンダでもゼレンスキーはただただプロパガンダを展開しているのに対しロシアは2000年からのプーチン政権で脅威的な実績を叩き出したプーチンへの安心感と信頼という確かな下積みがプロパガンダで更に増長されこれほど安定した世論に至っているのだと感じます。
プーチン自身も国民が自分を支持していることに自信を持っていることが伺えます
多少のことでは国民は動揺しないと確信しているから、これほど大胆な判断ができるのでしょう
ウクライナが世論維持のために戦略的に疑問しかない奇策を次々に繰り出すのとは対照的です
当初はウ軍の奇襲成功だったかもしれんが
結果的に釣り野伏せに引っ掛かった感じか
クルスクには既に野戦築城されてる様だが
塹壕掘削機みたいな超マニアック重機を
多数持ってるロシアにしか出来ない芸当か
歴史は韻を踏むというか・・・
ウクライナが勝手に第2戦線を展開してくれたおかげで(西部戦線)怒涛の進撃(バグラチオン)が始まった感じだな・・・
随分とショボいバグラチオンですなあ
韻を踏むという意味ではクルスクに兵力を突っ込んで初戦は順調でも他の戦線の動きてでどうしようもなくなったちょび髭の二の舞いがふさわしい
ロシアだって突破された国境のダメージは甚大ではあるがそれはお互い同じことであって、ウクライナ側も突破された前線のダメージをどこまで耐えられるかわからない。結局のところ陽動の効果が限定的だった以上は世界最大規模のチキンレースでしかない。今更ウクライナが越境部分から戦力を引き抜いたところで国内の防衛線を再度押し上げられるとも思えない以上、ウクライナはクルスクを押し上げていくしかない。ウロボロスよろしくお互いの尻を追いかけ合うわけだがその場合体の大きいロシアの方が有利ではある。スピードか、もしくは致命的な何かを引き起こせなければクルスクの前進すらも有効打とはいえない。どこかでパラダイムシフトが必要だがそれがどこかは誰にもわからない。
クルスクのダメージは、己が痛いのだから相手も痛いと思いたいだけではないか?釣り合いが取れてると思う人は居ないだろう。
管理人さんも書いてるけどこれポクロウシク戦線は
完全に破綻してるね。
1日で2〜3キロ進軍するってクリアリングしながら
だから、ほとんどウクライナの抵抗がないんだろね
というか、もうウクライナ軍はいないんじゃないか?
無人の野をロシアが爆進してるのかもね
アウディーイウカでの攻防戦やっている時は本当にチビチビ数メートルずつの前進後退だったのになぁ…マップの縮尺が変わるよホント
一応戦闘は起きてるで。
軍隊が1日2000〜3000メートル進める程度の「一応」だろう。
ポクロウシク方面は三方向共に侵攻が進んでおり、勢いが凄いですね。
ウクライナ軍は北側 フロディフカ北郊外〜ムイコラフカ周辺〜ノヴォホロディフカ北端市街地近郊〜ソシフカの防衛線全てに肉薄されており、これから攻防が激しくなりそうです。そして、このラインを抜かれるとノヴォエコノミクネ前方〜ディミトロフ南側市街地〜ポクロウシク南側前面しか無く、本格的な市街地攻防戦に突入すると思われます。
特にムイコラフカ西及びノヴォホロディフカの線路沿いが厳しそうで、ロシア軍特異の線路沿いを北進される可能性が高いのでは。と考えております。
西側セリダブ方向 こちらも南北の線路沿いより森林地帯の防衛線に肉薄されており、厳しい状況ですね。特にノヴォホロディフカからE50越えの南進方向、線路沿い西側に進まれるとマリニフカの東側をまた裏から取られる型になり、北側から進まれてセリダブ防衛も厳しそうです。
特に注目している南側方向 もう先週からメムリク、カリノヴェを抑えられ、カルリブカ北岸陣地から後退し、貯水池西岸陣地で抵抗を続けている様ですね。然しながら、リシフカ〜ヒルニク方向やハリツィニフカへ進まれるとカルリブカは包囲され退路を絶たれるかも。またヴォフチャ川東岸がクラスノホリフカ迄抑えられる可能性も高くなりますよね。ハリツィニフカとカルリブカの状況を観ていきたいです。
ちょっと釘を刺すような言い方になるんですが、カルリブカからのE-50の補給線を通した方が戦略的に安定しそうですが
その前にセリタブとウクライナスクへ向かってますから、ロシア側も浮足立ってるというか連携が取れてない感じがするのが気になりますね
カルリブカ陥落は時間の問題という捉え方もできるんでしょうけど、ネベルズケをずっと防衛してた部隊がいることを思うと一筋縄では行かない気もします。
そうはいってもセリダブ方面とは結構離れてますし、その方面が先にE-50遮断している以上カルリブカはジリ貧ですね。
そして、おそらくこれからロシア軍のカリノヴェと河上流からの部隊がこれから南下するでしょうし、或いは既に交戦も始まっててもおかしくないかと。
今なお保持しているのは最前線を守り続けた精鋭部隊だからでしょうが、一応その精鋭が脱出するルートが山を背後にした南西の市ハリツェニフカにあるのは幸いですね。
そうですね。仰る通りカルリブカからメムリクへE50を通った補給線は大事と思われますが、現状カリノヴェを抑え順調に南下出来ている事を鑑みると補給線は喫緊の課題とはならず、できるだけ速やかにリシフカの高台とハリツィニフカ北側の交通道路、ヴォフチャ川流域の確保がロシア軍の戦術面で大きいのではと考えます。補給面で滞りがなければですが。
また、ウクライナ軍としてはクラスノホリフカがほぼ陥落してしまった以上、ネベルスケ近郊の保持は戦術的に低下し、カルリブカが陥落すればより低下します。戦中初期から分厚い地雷原と陣地で堅持してきましたが、西側後方が脅かされて来ており、運河、溜池貯水池、河川流域に囲まれた地形でも有り南北の要所が陥落寸前となると、ヒルニク・クラホヴェ防衛の為にもヴォフチャ川西岸への後退を念頭に置く事も重要と考えております。
セリダブで既に市街戦が始まっていて全域がグレーゾーンになっているという話もありますね
そしてロシア軍の現状の第一目標はポクロウシクではなくてクラホヴェであると
セリダブ~ノヴォセリディフカ~クラホヴェのラインを押さえると約30km幅の大釜が出来上がってしまいますね
あとドイツ人記者のジュリアン氏がウクライナ軍の姿が見えないとの話も気がかりですね
割り切って後退してるのか、単純に兵が足りないのか、それとも別の要因が?
ウクライナ軍のロシア領というかクルスクの前進が止まってしまったのって単純に防衛線が完成してしまったからというか、敵の方から橋も落としてくれたというか、防衛線を敷く時間は作れたから、これ以上の前進は難しいだろうね。
それは去年のロボティネで最初の防衛線を突破して大騒ぎしたけど、その後に全く前進出来なかったり、今年ロシア軍がハリコフ方面に侵攻したボウチャンスクやリプシの状況も「ボウチャンスクの工場でロシア軍を包囲した!」という報道で騒いで以来全くと言っていいほど進展がないのでも分かってしまうし。
現代でセルフ背水の陣を敷いたクリンキにしても、ウロジャイネにしてもそうだけど、ウクライナ側の攻勢って最初だけ騒いで、すぐ音沙汰がなくなることの繰り返しで、狼少年状態になってるから、いい加減騙される人は少なくなってると思うけど。
特に劣勢の前線を守るような無理ゲーを強制されている兵士や避難を強要されてしまった現地の住人なんか全く信じれなくなっているというか何のたまに戦わないといけないのか分からなくなってきてるだろうし。
コンスタンティノフカも陥落したね…つい半年前まで塹壕で数mの攻防を続けてたのが嘘みたいなスピードで陥落していくな
自国がこんな状況なのに、何でウクライナは12万人の兵力をベラルーシとの国境近くに置いているんだ?ルカシェンコの発表だから詳しい事は分からないけど、まさか、ベラルーシも巻き込むつもりなのか?
情報ありがとうございます、兵力数を把握していなかったため勉強になりました。
ウクライナ~ベラルーシの国境線891km(wiki)あるようですので、12万人をいつから・どこに重点配置・防衛線整備状況も気になりますね。
クルスク侵攻は、ベラルーシ参戦(CSTOによる集団的自衛権)を警戒する必要もあるため、一定の合理性はあるのかなと。
ロシアは、『クルスク侵攻はテロ・対テロ作戦』が公式見解のため、ベラルーシ参戦がすぐにはないとは思うのですが…。
(個人的な意見ですが)クルスク侵攻によりベラルーシ参戦を警戒、そのために多くの兵力をベラルーシ国境から動かせなくなったのであれば、本末転倒になりますね。
ルカシェンコ大統領が強かなため、シンプルに警戒させ続けているのであれば、参戦しないものの厄介な存在(立ち回りが上手い)と感じてしまいます。
(陸上国境の長さの一覧 wiki)
開戦当初、ベラルーシを通ってロシア軍が南下してきたから中立国のような扱いはできなくて当たり前かと(つまりクルスクがあろうがなかろうが軍を動かせない)
攻め込まれたところが手薄だったらかなりのスピードで浸食されるのはクルスクで証明されてるし、ポーランド方面以外の270℃をロシア勢力に包まれてるウクライナの状況の悪さよ
ウクライナがロシアから離れたいにしろ離れるフリして利益引き出したいにしろ、ベラルーシと歩調合わせないと難しい立地ですからね
マイダンからなしくずしに進めてしまったので、外交的な地盤固めが不十分なままであるのが響いてますね
日本も対中包囲網の構築がロシアとインドの取り込み失敗で不十分なままですので、轍を踏まないように対中開戦遅らせたいものですがはてさて
ウクライナの外交的立地、仰る通り悪いですね。
ウクライナ陸軍力のみだけで言えば、ロシアが異常なだけで、独仏英よりも現状は強いでしょうし…
日本も、仰る通り、上手に立ち回りたいものですね。
対中開戦の先兵にされれば、我々庶民には、何のメリットもないですし…
マイダン革命とかで西側・ウクライナの非ばかり強調するけど、ロシアはその直後に軍事行動を起こして国家分断を図ったんだから明確な敵でしょ
国家レベルでの対ロ認識は、離れるふりして利益取りたいとか生ぬるいものじゃないと思う(ガス抜き取るとか俗物的な利害は別)