ウクライナ戦況

ザポリージャ方面の戦い、ロシア軍がカミアンスケ北岸地域への前進に成功

DEEP STATEはザポリージャ方面について2日夜「状況が複雑化し始め、ロシア軍がカミアンスケ北岸地域への前進に成功した」と、RYBARもコンスタンチノフカ方面について「チャシブ・ヤールの廃墟を巡って激しい戦闘が続いている」と報告した。

参考:Ситуація в районі населеного пункту Кам’янське
参考:обстановка на Краматорском направлении к исходу дня 2 июля 2025 года

ザポリージャ方面カミアンスケ方向の状況

DEEP STATEもRYBARもザポリージャ方面について4月中旬以降、前線の変化を殆ど報告していなかったが、DEEP STATEは2日夜「カミアンスケ周辺の状況が複雑化し始め、敵はカミアンスケ北岸地域への前進に成功した」と報告し、最も顕著な問題についても「嘘報告が困難な前線の状況をさらに複雑化させている」「嘘報告は全員を滅ぼすだけだ」と指摘した。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

“カミアンスケ周辺の状況は先週に複雑化し始め、敵はカミアンスケ北岸地域への前進に成功した。敵は集落中心部の防衛ラインを突破して北への前進、北岸集落の南西部にも侵入している。この地域における敵戦力の集結は事前に確認されていたものの、ロシア軍は我々の防衛ラインを突破し、北岸集落の中心部にまで前進した。注目すべきは敵の活動が以前から存在していたという点で、ロシア軍は脆弱な部分を狙って少人数部隊による突撃を繰り返していた”

“最近になってロシア軍の活動が活発化し、現地の状況がより深刻化しているため領土防衛隊の運用と配備を見直す必要があること、そして現在最も顕著な問題である嘘報告について指摘したい。嘘報告は既に困難な前線の状況をさらに複雑化させている。そのため昔から言われているフレーズを思い出さなければならない。嘘報告は全員を滅ぼすだけだ”

要するにDEEP STATEは「カミアンスケ周辺でロシア軍との小競り合いは続いていた」「これが活発化する要因=敵戦力の集結も確認されていたのに措置を講じなかったため北岸集落への前進を許してしまった」と指摘しているのだが、最も顕著な問題=嘘報告の具体的な内容については明かしていない。さらにDEEP STATEはザポリージャ方面におけるロシア軍の狙いと必要な措置についても以下のように述べている。

“この地域に対するロシア軍の目標について言えばカミアンスケ方向は有望ではない。この集落の北にある高台を占領したとしても全体的には何の利益をもたらさない。なぜなら当該地域の地形は高低差が顕著で、特にドローンの運用範囲で歩兵が前進するのは大きな挑戦となるだろう。より大規模な視点で言えばザポリージャとの距離を縮めたい意図を感じるが、それでもザポリージャまでの道のりは相当遠い。逆に地形の高低差を活かせれば敵に打撃を与える絶好のチャンスで、そのために必要なのは現地部隊への支援だ”

出典:Сухопутні війська ЗС України

カミアンスケの北には高低差が顕著な高台があるものの、ここから北に進めば進むほど高低差の段々畑が広がっているため「カミアンスケからザポリージャに向けてドニエプル川沿いに北上するルート」は有望ではなく、ロシア軍が本ルートで前進してくれば「打撃を与える絶好のチャンス」という意味で、そのためには現地部隊への支援=恐らくドローンの供給で支援する必要があると言いたいのだろう。

但し、ロシア軍の夏季構成はウクライナ軍が報告する「毎日の衝突回数」から言ってもポクロウシク方面が本命なので、ザポリージャ方面の動きは現地のウクライナ軍部隊を拘束し、ポクロウシク方面への移動を阻止するためのである可能性が高く、今のところザポリージャ方面=カミアンスケ方向で大攻勢が始まる予兆はない。

コンスタンチノフカ方面チャシブ・ヤール方向

DEEP STATE基準でコンスタンチノフカ方面のロシア軍を見ると4月23日~7月1日の間にチャシブ・ヤール北郊外=セヴェルニー鉱山(鉱山とっても粘土の採掘場なので炭鉱のような地上施設はない)一帯に前進しただけだが、RYBAR基準で見るとチャシブ・ヤール市内の前線位置は若干後退しており、セヴェルニー鉱山についてもグレーゾーン扱いで、DEEP STATEとRYBARが報告する前線位置やグレーゾーンにおける最大の相違点はスタポチキー方向だ。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

RYBARにチャシブ・ヤールの状況について2日夜「コンスタンチノフカ方面ではチャシブ・ヤールの廃墟を巡って激しい戦闘が続いている」「ロシア軍の突撃部隊は市内や南郊外のスタポチキー方向で敵の防衛ラインを侵食し続けている」と説明した。

“チャシブ・ヤール市内の状況はロシア軍有利で市内北東部=耐火物工場に隣接する市内中心部の高層群を制圧し、敵をシェフチェンコ地区や森林地帯に追いやった。現在の主戦場は市内北部=セヴェルニー鉱山一帯で両軍のドローンが活発に飛行している。チャシブ・ヤールの南郊外でも両軍が衝突しており、ロシア軍はスタポチキー方向の防衛ライン突破を試み続けている。この集落自体はグレーゾーンで両軍とも安定した支配を確立できていない”

出典:Сухопутні війська ЗС України

“6月に市内中心部を突破して以来、敵は徐々に勢いを失っているものの、チャシブ・ヤールの完全解放には程遠い状況だ。市内での戦闘は依然として厳しく、ウクライナ軍は状況が悪化しても引き続き予備戦力を投入し続けている”

チャシブ・ヤールを巡る戦いはトレツクやクピャンスクと同じように「一方向からの攻撃軸だけ準備された防衛拠点を攻略するのは不可能に近い(もしくは膨大リソースと時間がかかる)」と証明しており、市内中心部の高層群制圧もスタポチキー方向への前進も何ヶ月も前から繰り返し主張される内容で、コンスタンチノフカの南で繰り広げられている「迂回による突破と遮断」が成功しない限り、チャシブ・ヤールの遅々として進まない力押しは今後も続くだろう。

出典:115 окрема механізована бригада ЗСУ

こういうことを言うのは普段控えているのだが、SNS上で自身が気に入っている情報源と食い違えば「◯◯支持者」とレッテルを貼って攻撃し、伝統的なメディアの情報も「オールドメディアは信じられない」と言うくせに、支持する陣営にとって有利は情報は「正しい」と受け入れる様子を見ると「極度にウクライナを支持する人々」と「極度にロシアをを支持する人々」は本質的に同じではないかと思っている。

もう一つの共通点は両者とも「ウクライナとロシアの戦争(もっと広義な意味で言えば西側諸国と権威主義的な国の対立)」にしか興味がなく、YouTubeで「ウクライナとロシアの戦争」を扱う動画投稿者の大半も含めて軍事的興味心の欠片も感じられない。

出典:U.S. Army photo

特に「何でもかんでもウクライナ支援に繋げる思考」は理解不能で、本ブログの「米防衛産業が欧州市場で生き残るため必死の売り込み、望むなら何でもやる」という記事を取り上げたYouTuberが「ウクライナに武器を売るため何でもする」と曲解しているのを見て唖然としたことがある。

もう何だかな~だが、本ブログは管理人の興味が惹かれる内容を無作為に取り上げているだけなので、間違っても中立的だと受け取ってはならないし、オールドメディアと呼ばれる既存メディアやジャーナリストの方々にも常に敬意を持っているし、自身がまとめる情報も偏っていて間違っているかもしれないと自覚しているし、取り上げた情報こそが真実だなんて微塵も思っていない。

何故ならミリオタが趣味でやっているブログに過ぎないのだから。

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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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コメント

  • コメント (24)

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    • 匿名
    • 2025年 7月 03日

    確か去年の秋ぐらいにも一度到達したけど、撃退された場所だっけ?

    4
      • nk
      • 2025年 7月 03日

      あの時は現状よりも左側の橋がある辺りから、市街地に突入してましたがロシアは足場崩されて撤退してましたね。
      今回は正面から地道に前進した模様のようです。

      20
    • 阿呆
    • 2025年 7月 03日

    >>何故ならミリオタが趣味でやっているブログに過ぎないのだから。

    最後の一言で何でもオッケーになりますね。

    34
    • hoge
    • 2025年 7月 03日

    カミアンスケに食い込まれたのはスームィを安定化させるために戦力を引き抜いた代償という感じ
    ヤンチェクラク川南岸にあったポケットもほぼ同時期に一掃されたみたいだし
    脆くなったところを一気に叩きに来たんだなと

    10
      • ニーモーター
      • 2025年 7月 03日

      市内での戦闘は依然として厳しく、ウクライナ軍は状況が悪化しても引き続き予備戦力を投入し続けている”

      また兵力をすり潰している予感がします…

      15
        • ニーモーター
        • 2025年 7月 03日

        失礼しました
        誤って返事欄に書いてしまいました
        申し訳ありません

        2
    • レプタリアン
    • 2025年 7月 03日

    管理人さん
    ご苦労さまです

    ストレスが溜まってると思いますので
    コーヒー代とか投げ銭出来る方法はありませんでしょうか
    ミリオタ的に居心地の良いサイトですので
    これからも応援しております

    75
      • ウクライナ人を妻に持つ男
      • 2025年 7月 05日

      ときどき、広告をクリックして応援しています
      普段利用している通販においては本ブログの広告を一度クリックしてから購入しています
      購入したいときと広告表示のタイミングが合えばですが

      宇側、露側ともに妻の知人から戦争の話題が出ることが少なくなっているように感じます
      彼らにとって戦争がすっかりと日常になってしまったのでしょうか

      7
    • 無名
    • 2025年 7月 03日

    チャシブヤールとトレツクが異質なだけで、基本的にロシア軍は、総攻撃を開始しても無理と判断したら撤退するか陣地を即座に作って隠って砲爆撃に専念するから、カミアンスケも補給路を叩かれたら膠着するか引き上げると思うけど、ウクライナが兵を他方面に割きすぎてたら一気に押し込む可能性もありますね。

    28
    • Mr.RPG
    • 2025年 7月 03日

    最近また戦況マップが更新されるようになって嬉しい。

    やっぱりココが一番見ててわかりやすいわ。

    これからロシア軍の夏季攻勢が本格化して戦況が大きく変わるかもしれませんが、時間がある時にでもまた更新していただけるとありがたいです。

    51
    • p-tra
    • 2025年 7月 03日

    防御は迂回するのが吉と、まあ伝統的にそうだった訳で現代でも同じってことか。
    アメリカのシンクタンクとか見てるとウクライナの戦いは従来の軍隊が想定して
    きた「機動戦」ではなく「消耗戦」であってこれは機動戦の危機や…という認識が
    強いように見える。
    でもウクライナでも戦術レベルだと迂回→突破→後方遮断が正解だから機動戦が
    ダメだっていうのは多分間違いだろうな、機動戦のやり方がダメなんだろう。
    戦車の大集団とかじゃなくて、もっと分散した小規模な集団による機動戦が
    必要だと思う、バイク突撃だって多分そういう必要性を反映してるんじゃないか?
    流石にバイクはマズいから何か他の機動手段が必要だろうが…
    どんなビークルがいいのかは俺には思いつかない。
    ちょっと考えても戦車みたいな何かしか思いつかんわ。

    17
      • 理想はこの翼では届かない
      • 2025年 7月 03日

      そのうち、小型無人戦車+小型無人対空車両みたいなのを3+1ぐらいで編成して機動戦を仕掛けるようになるんじゃないですかね

      10
      •  
      • 2025年 7月 03日

      機動戦の主な障害が
      1.空軍の自由を奪う防空網
      2.ドローンによる緻密な監視網
      3.ドローンの観測で正確に飛んでくる誘導兵器

      だから、どれか一つでも崩れればまた大規模な機動戦になるんじゃないかな
      現時点で小規模な機動が成立し得ているのも、ドローンの目を掻い潜れているからだし。

      8
      • 2025年 7月 03日

      戦車1台+歩兵20人 VS バイク兵25台

      どちらが生存性高いかと言われたら今は後者なんですよね。戦車→バイクに気を取られて歩兵→バイクが目に入っていない。
      そしてバイクの生存性が上がるように砲撃支援で機関銃の銃座破壊が比較的容易かつ徹底している一方戦車の生存性を上げるためのドローン操縦者殺害もドローン撃墜も至難であることの視点が甘い。

      5
    • コメmann
    • 2025年 7月 03日

    >何故ならミリオタが趣味でやっているブログに過ぎないのだから。

    ウクライナ戦争に関するこちらの記事を追い続けましたが
    ミリオタの限界も丸見えになったブログだったね。

    まあこんなものでしょう
    ブルグ主雅には感謝しております

    18
    • Mr.R
    • 2025年 7月 03日

    ウクライナもオタワ条約から脱退するらしいですね。これで少しでも防衛が楽になればよいのですが…
    現在進行形で「ロシア兵が足を踏み入れた土地はロシアのもの」とか抜かす大統領がいれば「ディールだ、こちらの要求を飲まなければ高関税をふっかける」と抜かす大統領もいて。
    どちらにも共通しているのは高齢者という点でしょうか。

    4
      • 共通点
      • 2025年 7月 03日

      共通点ね、どちらも人間。
      たぶん「高齢者」ってことで何か言いたいのかと思うけど、じゃあ、これから現われる人材が期待値以上か?ってことにはならんと思う。絶対に。

      30
    • もへもへ
    • 2025年 7月 03日

    やはり都市というのは余程包囲されて補給と増援ルートが絶たれない限り、かなりの間侵攻を食い止めることが可能というのが改めて証明されていますね。

    都市の送り込む増援も平野部で野戦や攻勢を行う部隊より練度要求低くて済みますから、訓練時間を短縮した速成徴集兵でも十分な効果を発揮できる。
    ですから速成栽培の兵士を都市部に送り込んで戦闘を長引かせて、その間に選ばれた者に十分訓練時間を取ることが出来る。

    やっぱり都市は無防備都市宣言で放棄してはダメだね。
    包囲されないようにする必要はあるけど、これほど簡単に強固な要塞になれる場所は早々ない。

    10
    • たむごん
    • 2025年 7月 03日

    管理人様の思われるペースで、のんびりやって下さい。いつも勉強になっています。

    ウクライナ=ロシア、とてつもない軍事強国が世界最先端の戦闘を行っており、ここまでの人的犠牲を許容できる国(継戦能力のある国)は西側に現状存在しない。
    事実ベースで、ここから考えれば、両国ともに侮ることはないと思うんですよね…

    まだまだ戦争が終わる気配はないですから、我々ものんびり構えたいものです。

    22
    • 犬の〆
    • 2025年 7月 03日

    応援してます。頑張ってください。
    やっぱりここの情報が(私の中では)質・量ともに一番です。

    14
    • ノーテイスト
    • 2025年 7月 03日

    個人的感想ですが、日本のウクライナ応援はガラパゴス化していないか心配です。“弱き者”に心を寄せるのは全然悪い事では無く、日本人の美徳でもあるとは思っています。しかし、戦前の経緯…そして“弱き者”の筈が世界最強の軍事大国がバックに付いている(いた?)上に実は数的優位にある事、国際的人権団体に「ウクライナの国防計画は悲人道的」と指摘された経緯、ノルドストリームやダム破壊がロシアでは無くウクライナ側の工作であった蓋然性が高まっている事、ハンター・バイデンと現ウクライナの黒い関係と(侵攻を受けている側で、しかも劣勢である事態を勘案すると)ロシア側を遥かに上回るウクライナの汚職その他諸々…。これらを認知していないか意図的に無視している方も多い気がします。外交…そうで無くとも地道な工作や独立派ロシア系ウクライナ人の保護・支援強化での改善或いは解決も不可能では無かったかも知れないのに、軍事的手段に頼って被害と破壊を拡大しているロシアも勿論、批判されて然るべきですが…。ウクライナ自身及び“同陣営”であるアメリカ・ネタニヤフ政権のイスラエルの行動は余りにも酷過ぎる…というのが(自分の悪霊めいたアメリカ憎悪を抜きにしても)率直な感想です。

    28
    • ななし
    • 2025年 7月 04日

    一部のミリオタニキは管理人さんに何を求めるのか
    真実なんぞ何処にもないですぞ?

    確度の高い情報を求めるなら、管理人さんは
    できるだけ公平な情報を提供していただいてるし、
    それで充分だろう?それ以上ガタガタ抜かすな

    個人的なブログに過大な期待を求めてどうするのか?
    異論は認めない

    2
    • ジャム
    • 2025年 7月 05日

    >両者とも「ウクライナとロシアの戦争(もっと広義な意味で言えば西側諸国と権威主義的な国の対立)」にしか興味がなく、YouTubeで「ウクライナとロシアの戦争」を扱う動画投稿者の大半も含めて軍事的興味心の欠片も感じられない。

    それは当たり前では?
    純軍事的な話はテクニカルな技術書みたいなもので普通の人にとっては前者の優勝劣敗を論ずるためのツールでしかないのだから。iPhoneとAndroidの勝負には興味はあってもそれぞれを構成する技術的要素になんか多くの人には関心がないのと同じ。
    軍事的テクニックは鳥かごやバイク戦術、光ドローンのように時間経過で双方が収斂していくから最初の一撃からしばらくしか盛り上がらない。結局は一撃で決めない限りは、戦術で戦略を覆すことはできないというのをこの戦争の経過も示している。

    1
    • そーか
    • 2025年 7月 05日

    現在ウクライナVSロシアの詳しい戦況マップが確認できるのは、ここしか無いので助かります、

    2
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