トランプ政権のウォルツ大統領補佐官は今月13日「我々に民主主義のため全力を尽くせと言うならウクライナも全力を尽くせ」と言及したが、ウクライナ軍の現役兵士も「彼らの言い分は正しい」「領土を失い続けているのに『我々に都合がいい条件』で交渉が出来る訳がない」と述べた。
参考:Ukraine is failing the mobilization test
塹壕を埋めるための兵士がいなければ「前線の安定化」が実現しないため、ウクライナに都合がいい条件での停戦など夢物語
トランプ政権の安全保障問題担当補佐官に指名されているウォルツ下院議員は今月13日「ロシアと交渉を始めるのには前線の安定化が必要」「これは新たな援助や武器パッケージだけでは達成できない」「ウクライナが民主主義のため全力を尽くせと我々に言うなら、ウクライナにも民主主義のため全力を尽くしてもらう」「彼らは18歳からではなく25歳から徴兵している」「我々は人的問題が解決されるのを見届ける必要がある」と述べて注目を集めたが、ウクライナ陸軍のクロテンコ軍曹もkyivIndependentに寄稿した中で「彼らの言い分は正しい」「領土を失い続けているのに『我々に都合がいい条件』で交渉が出来る訳がない」と述べた。

出典:Сухопутні війська ЗС України
“ウクライナ社会は大半は動員を望んでおらず、600万人近い男性が義務化された軍人登録の情報を更新していない。その殆どが「動員延期」や「動員免除」といった正当な資格を有していないにも関わらず、当該男性の動員は社会的な反対に直面している。中年女性らは顔を真っ赤にして集まり、動員忌避者を探す軍の担当者に向かって「恥を知れ」と叫ぶ。社会は25歳以下の動員にも抵抗感を示すが、この感情はエリートや議員の子どもには適用されず「ポロシェンコやゼレンスキーの子どもを戦わせればいい」と言う”
“社会は戦費を補填するための増税にも消極的で、戒厳令によって課せられた国民の義務についても沈黙して何も言わない。社会は別兵科の兵士を歩兵部隊に送ることも反対する。ウクライナ人にとって歩兵部隊に所属することは名誉なことではなく「一種の罰」と考えている。社会は訓練不足の新兵を戦場に送ることにも強く反対している。2014年の紛争勃発から数えれば10年以上の時間があったのにウクライナの男たちを準備させるは不十分だった。彼らは最低でも6ヶ月間の訓練を受けなければならないが、出来れば部隊から逃げやすい海外での訓練を希望する”

出典:43 окрема механізована бригада
“この戦いを特徴づける「ドローン戦争」や「砲弾不足」について幾らでも語れるが、本当に前線を守ってきたのは歩兵だ。現在も3,000kmに及ぶ前線の1/3で戦闘が続いており、圧倒的に優勢な敵に対して前線維持に必要な人員をどこから調達すればいいのか社会は答えたがらない。政府に問題を解決させようとさせても「誰も動員しない」「25歳以下なんて論外」では何も解決しない。先に議員、検察官、警察官を戦場に遅れば気が済むのかもしれないが安心して欲しい。議員や検察官だけでは1個連隊にも満たないし、警察官は最初から全旅団で戦っているので何も解決しない”
“成熟度が試されるテストにウクライナ社会は落第したのだ。戒厳令下では選挙の実施が禁止されているにも関わらず、野党は選挙が間近に迫っているかのように政府と戦い、政府も野党との妥協点を模索する代わりに政治的な裏切り者や協力者を拘束し、どんどん社会的な信用を失って彼らに協力している。政府の失敗を批判するのは当然だが、政府の動きは社会の意向を反映するため適切な動員政策がないのだ。経済を戦時体制に移行させる社会的要求がないため、これに対応する政治的に不人気な決定もないのだ。だから敵の数的優位に関する問題が未解決のままなのだ”

出典:Donald J. Trump
“本当にパートナーが言う通りだと思う。国際社会にウクライナの民主主義を守って欲しいなら、まずはウクライナ人自身が民主主義を守らなければならない。敵がどんどん領土を奪い続けている状況で「我々に都合がいい条件」で交渉が出来る訳がない。いい加減「バラ色の色眼鏡」を外すときが来たのだ。西側諸国はウクライナの強化を望んでいるが、我々は日々後退しているため、いくら武器や資金を受け取っても「ウクライナが強化された」とは見ておらず、彼らはその事を正直に行っているに過ぎない”
“軍の管理体制に問題がある?勿論だ。これが参謀本部に紛れ込んだスパイによるものだと信じているなら同情する。それは地球が平らだと信じていると同じ「陰謀論レベル」の考え方だ。司令部の最優先目標は前線の崩壊を防ぎ「決定的な後方地域への突破」を阻止することで、この状況でどのような改革を語れるだろうか?手持ちの予備戦力は全て使い果たしている。だから前線の小さな地域に様々な部隊が放り込まれ、ミスマッチを起こし管理上の問題が生じているのだ”

出典:President of Ukraine
“軍の組織改革を議論する前に前線の安定化が不可欠で、そのための予備戦力確保は政治家の決断にかかっており、この問題を司令部に向けるべきではない。ゼレンスキーと議会は前線で起こっていることに全責任を負っている。この2つの政治的主体は動員に失敗した。この問題を解決するためには支持率や日和見的な野党に関係なく「不人気な政治的決断」を下さなければならない。そうでなければウクライナの成功はないだろう”
ウクライナ国防次官と最高司令部の幕僚を兼任するガブリリュク中将も昨年10月、情報空間に蔓延する動員プロセスへの否定的な態度について「国民の権利は大声で主張されるが、憲法や法律によって定められた義務=兵役は黙殺される」と嘆いたことがあり、クロテンコ軍曹も「戦いに参加したくはないがロシアにも譲歩したくない」「国民を戦場に送る前に政治家が先に行け」「あれもダメこれもダメ」と言っていては何も問題が解決しないと訴えており、政府は決断できない社会の雰囲気に流されず「行動を起こせ」と言っているのだ。

出典:Photo by John Hamilton
どれだけ西側諸国が新たな支援や武器を与えても、塹壕を埋めるための兵士がいなければ「前線の安定化」が実現しないため「ウクライナに都合がいい条件での停戦」など夢物語で終わってしまうだろう。
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※アイキャッチ画像の出典:Офіс Президента України
動員は最低限でその上での一定の譲歩が必要な時期だろうに。
この兵士のウクライナ社会や国民に対する怒りはもっともだと思うし、そのとおりだと思う。
ただ社会と国民の反応は一個人の幸福こそ最も尊重すべきものとする西側的自由主義思想そのものなので、
残念ながらウクライナが西側によればよるほど強くなることはあっても改善することはないと考えます。
現代社会はいかに負担を他人に押し付けて自分は旨味だけを得るかということをいかに極めるかが求められているのです。
今の西側思想で国家とか民族とか社会のためになんて流行るわけがない。
西側であればあるほど個人主義になるとは思うのですが、中国やイスラム系国家でさえ、そのような傾向は強まりつつあるように見えます。
勿論短期的には個人主義は幸せに繋がり、自分自身もその恩恵を受けているのであまり強いことは言えないのですが。。
個人主義が全世界で極まった際には、長期的に見て人類の発展は終焉を迎えそうな気がしてしまいます。
種としての団結が、進化に繋がると思うので。
動員への国民の反対に関しては、ウクライナ国家の成熟の問題ではない気もしますがどうなんでしょうか。
情報源が天からの声(制御されたマスコミや政府広報)しかなかった第二次世界大戦以前とは違い、戦争で前線に赴いた後の悲惨さはあらゆる媒体で公開されています
情報源が比較的制限されているロシアの僅か30万人の部分動員でさえ、ロシア国内ではかなり揺らいだという話もあり、現代国家、現代の人類そのものが総力戦に耐えられないのではないかと思っています。
日本で自衛隊現有戦力が壊滅しました、中国から国を守るために自衛隊への加入をお願いしますという事があったとして、強制徴兵でもなければ10万人も集まらないのではないでしょうか
>戦争で前線に赴いた後の悲惨さはあらゆる媒体で公開されている
何を見るかは国民の自由だから、悲惨な戦争のことよりも娯楽動画のほうが好まれる。公開しただけで、民の側に汲み取る意欲が薄いのでは意味がない。
>強制徴兵でもなければ10万人も集まらない
強制徴兵のためには絶対的な権力が必要で、権力の源泉は武力で、武力の要たる自衛隊の現有戦力が崩壊。
そもそも、自衛隊を壊滅させてしまった無能が率いるままで新兵を集めても勝てるはずがなく、軍が崩壊した場合のウクライナが「さっさとロシアに降伏せよ」としかならないように、「さっさと中国に降伏せよ」としかならないだろう。前提が負けている国家がどんな悪あがきをしても、より悲惨になるだけ。
>成熟度が試されるテストにウクライナ社会は落第したのだ
“国家”という幻想を守るために個人の生命を進呈するのが成熟した社会だというのなら、そんな成熟は要らないし本当に過去にそんなテストに合格した国があったのか、どうか
頽勢に臨んで精神的な話をするのは耽美かもしれないけれど中身がない 本当に必要な政治的な決断は、動員の決定ではないでしょう
“国家”という虚構を力を結集するための手法とし、個人の生命と財産を守り活用するのが成熟した社会だと考えます。国家を幻想で終わらせず、実利を得るための協力体制へと昇華させられるかどうかが鍵。
テストの基準は定かならずも、個人的には秦漢、隋唐、北宋、明清の各王朝の発展期の中華、インドのマガダ朝、帝政ローマ、アケメネス朝ペルシア、ササン朝ペルシア、アッバース朝イスラーム、オスマン帝国、ヴェネツィア共和国など、その域に達した政体は世界各地の歴史にあると思う。ただし、成熟の後に腐敗と崩壊が来るのはいずれの政体も避けられなかった。
そして、旧ソ連亡き後のウクライナという国家は、それらの“成熟に達した国家”へは至っていない。未熟なまま下り坂へ向かってしまったケース。類例ならば南北朝時代の宋斉梁陳やワイマール共和国など。
>成熟度が試されるテストにウクライナ社会は落第したのだ
この理屈だと全体主義国家の北朝鮮や大日本帝国、古代中国や古代ローマ帝国は極めて成熟した社会になりますね・・・
他の方も言っていますけど先進国で合格するのはイスラエルくらいでしょうか
国民が戦争を続ける気がないなら
もう止めろとしか言いようがありません
大筋同意だけど、
>先進国で合格するのはイスラエル
多重国籍OKで拉致含みの移民国家なんで、気の利いた人々から順番に続々と出国が続いている由。今回の国際司法裁判所(国連憲章に最初から規定された国連機関)にジェノサイド認定されグローバルマジョリティはもちろん、米欧系の国でも偉い人金持ちを除く平民からはますます厳しい目で見られるようになって商売にも差支えが出たし仕事も減っているので、元々いた国他に出国していると。そこにもユダヤコミュニティがあって生活できる。
イスラエルにユダヤ人が集まってきた理由は差別もあるにはあるが、パレスチナ人から奪うことが原資となった様々な優遇(タダ同然でいいとこに住めて税金も安くそこそこ稼げパレスチナ人相手に無法が出来て気持ちいい)があるから。でもそこが逆回転してくるともういられないという訳。生活に従軍とミサイルと失業が入ってくると馬鹿らしい。
話の筋とはズレますが、古代ローマは成熟していたと言えるかと思います。
古代ローマは奴隷制の基に成り立っていましたけどね。
なぜそんな読み方を誘導するのでしょう?
成熟した社会は矛盾を解決する、少なくともその努力をするのではないでしょうか。
ウクライナ国民は動員に否定的であるがロシアへの譲歩へも否定的、これが矛盾でしょう。
この記事で取り上げられているウォルツ議員はウクライナの防衛戦争遂行という難題に直面しているので動員に議論が集中させていると思われます。矛盾を対話と理解で解決するのは成熟した社会に必要なことでしょう。
間違った方向に誘導するのは成熟の妨げです。
個人が国家への献身を受け入れてもその目的が不合理であればやはり矛盾です。大日本帝国はそこで失敗しました。
別に戦争のことだけではありません。広く見られる福祉を要求するが負担は断るということ。これも矛盾を生むので対話と理解が必要ですが、そこで負担について金を納めるのが成熟した社会とは限らないと言って腐敗国家の異様な重税と支配層の浪費を槍玉に挙げるのは混乱させることになります。あるいはもう少しマイルドに仮に無駄を省き切っても目的の額には到底及ばない程度の予算の無駄遣いを指弾して負担を拒絶するのも解決にはあまり役に立ちません。
なお、必要な政治決断は動員より停戦で、そのための耐え難い譲歩(あなたはこうまであからさまに言っていませんが)というのは同感です。譲歩を少なくするためには動員を行って武器支援を受け取ること。これはウォルツ議員の指摘する矛盾の解決になります。
さらになおと書き連ねます。支援の前提に動員を挙げている側は、動員が行われるなら支援を行うための予算を用意できているのか疑っています。2023年の反攻も支援の遅れで徹底した防衛準備をさせてしまったのは失敗の一因のはずで、動員を支援の条件とするなら動員が始まれば迅速に支援を行う準備はしておかねば、武器不足で動員した兵を余計に死なせかねない。しかし砲弾増産やドローンの準備などどれだけしているのでしょうか。
ウォルツ議員も支援国も、動員という重い決断をしたくないだろう、だから譲歩と停戦こそ必要だとウクライナ国民に迫っているようにも思います。動員と武器支援で得られるウクライナ国家の立場強化はその負担ほど大きな利益を得られないだろうとも。もしもそうだとすれば別に反感を抱く必要はないかもしれません。
言われてみればそのとおり。
超党派で支援の合意がまとまりかけた瞬間に合意はバイデンへのプレゼントになるとか言って台無しにしたのがトランプ氏なわけで。彼やその取り巻きが支援して欲しいなら血を流せっていうのはひどい話だ。
その矛盾は現在の民族構成比を想像すれば分かります
東部が脱落させられた今となってはポーランド系が圧倒的に多くなっておりますが、彼らには民族意識が強いのでウクライナ人としての国民意識が弱いのです
彼らはあくまでもポーランド人の価値観で行動しており、ウクライナ人としてウクライナを守る意義を感じていない。と考えたら全く矛盾しません
要するにロシアに屈服するのは嫌だが、ウクライナの大義に準ずるにはルーツが違うと云う事であります
とくに元ポーランド領で祖父母の代はポーランド国民だった西部4州のウクライナ人はそうでしょうね
思い返せば開戦当初には、ウクライナ国家には国民団結をもたらす国家の神話が欠けていたが、今戦争はそれを産み出しウクライナ国家を強くさせるだろうとの見解がありました。
大祖国戦争や米独立戦争のような。
言われる通りもともと分断を抱えていた国ですね。侵略に抗する祖国防衛という大義が果たされるなら苦難も国家の神話となるのでしょうが、果たされないなら分断が深刻化するのも不思議ではありませんね。
仮に国家の神話が成立したとしても隣国を敵と規定し敵に対峙することが国民精神として固定されるのでそこから融和と繁栄をもたらす道は険しかったでしょうが、その険しい道すら今や夢と潰えた。
他国は、直接派兵してくれないですからね…
(国力差が大きいため)早期停戦して、兵力温存・陣地整備・陣地の監査を行って、抑止力を保つべきだったと常々思います。
独ソ戦ウクライナ戦線の戦訓は、平原が広がって地形阻害があまりないですから、突出と包囲の繰り返しで消耗しやすいんですよね。
派兵なんてしたらプーチン氏が何するか分かりませんものね。核の使用をチラつかせられたら大抵の国はビビります
(日本で例えれば)陸上自衛隊の韓国派兵・台湾派兵、平時でもハレーションが凄まじそうなわけで、戦時なんてそれはもう…。
仰る通り、非現実的ですね。
核がなかったとしても派兵はどこもしたくないでしょう。
ここまでボロボロな戦線だと最低10万できれば30万くらいは兵力が必要そうですし、空軍も持ってくる必要があると思います。
しかも相手はドローンを活用した戦争に慣れたロシア兵で派兵側はドローンを使った戦争に関しては素人です。塹壕戦なんて考えていなかった国がほとんどですから、塹壕と地雷の適切な配置も分からないでしょう。
こんなのに首を突っ込みたい国ないですよね。
核は参戦を断るのに本当にいい口実になっていると思います。
個人的な意見で申し訳ないんですが、バイデン氏の派兵はしない発言が無けれ例えば首都や西部リヴィウ等への防空部隊とかの派遣は可能性くらいはあったのかもって考えちゃいますね。
仰る通りで、派兵の費用は誰が出すのか?という議論から始まりますからね。
数十万人の派兵となれば、10兆円単位のお金が最低でも吹き飛びそうな金額ですし。
ヨーロッパ主体で、兵士を送るとしても、EU英国・ウクライナでは生産性が10倍以上差があったりします。
結局は、まずウクライナがより多く動員した方が経済合理性があり、軍事顧問レベルを送るというのが現実的な気がするんですよね。
もう何故継戦出来てるのか不思議なレベルで階層の分断が進んでるな。
ウクライナ上層部は兵士達を把握せずに適当な作戦ばかり立てるし、民間はもう政府を信頼してないのか、単に御都合主義なのか知らんが兵役から逃げるし、国中をどうしようにもない御都合主義が覆っているんじゃないのか?
>>成熟度が試されるテストにウクライナ社会は落第したのだ。
このウクライナの軍曹さんには悪いけどそのテストに合格できる西側の国なんてアメリカとイスラエルくらいじゃない?
で、そのアメリカも現代じゃあ、損害がデカくなりいよいよとなればあっさり撤退の判断を下す国になったわけでさ
国が滅びようと最後まで戦うと国民1人1人が実際の行動で示す国なんてないわな
西側兵器やNATO式戦術で事態を打開だ!ってやってた時から思ってたけど、ウクライナって西側社会に幻想を持ちすぎじゃないか?
和平と融和を訴えて当選した大統領が最もかけ離れた存在になり果て、野党を禁止し選挙も国民投票すらしないのに民主主義を守れとか正気とは思えませんね。
すまないがどこの国の話ですか?
野党を実質的に禁止した国と言ったらロシアですが、ロシアは形式的な出来レースですが選挙はやっていますし、平和は口にするもののLGBTやイスラム教徒には弾圧しているので最初から融和からかけ離れています。アメリカはトランプが国内を分断したと評されていますが、野党は健在ですし昨年は選挙もやっていますよ。
人いないし動員するしかないよね どうしようもない
ここらへんプゾゥトフの記事とは正反対ではあるな
負けてるっていう端的な問題に対して解決策は政治レベルにしかないのに、問題を履き違えて司令官の人選で揉めてるのが滑稽に見える
現実を受け入れられてないのは敗戦責任に直面したくない政府と軍だと思うけどね
一般国民はもうこれが勝てない国家総力戦でこのまま続ければ最後の一人が死ぬまで終らないことに気付いてるよ
国家総力戦と呼ぶには、国外に逃げた人間が多すぎる気がします。
何百万人ものウクライナ人が戦火を逃れて他国で生きている中で、「最後の一人」は定義すらできない。今のままだと総力戦になど永遠になれないまま、国家の空中分解に至るのではと。
じゃあまあ国家総力戦をやっても勝てないのが分かってる国家総力戦ギリギリ一歩手前の戦争でもいいけど
どのみちこれ以上やるなら総力戦にならざる得ないでしょ
動員年齢を18歳まで引き下げるならパスポート失効もやるだろうから
ちょっときつい言い方だけどはっきり言ってそうなったら西側諸国の政府とメディアはどう反応するのか見物だな
はたして本当に自国にいる避難民を強制連行できるかな?
>パスポート失効もやるだろう
動員登録などの手続きをしないとパスポートが期限切れになりますよともうやってるね。
でも本朝では特別扱いでパスポートが切れても掴まえて入管にぶち込み強制送還はしませんとしてる。他の国でも同様なんだろうね。
バラツキもあるだろうが、ポーランドを始め少子高齢化人口減による労働力不足に悩んでいる国が多い。しかし排外主義が煽られそれを移民難民で埋め合わせることが難しくなっている中で大量の「可哀そうなウクライナ難民」は実は干天の慈雨らしい。で、排外主義者が煽る「怪しからんウクライナ難民」話の一方で、政府は追い出すのを渋ってる模様。
ま、排外主義者に煽られたブレグジットの英国がどうなったか?をEU国はよくよくよく理解している。トランプの米国もそうだが「不法」も含めた移民難民外国人の力が加わることで国も社会も家庭も個人も回っているのに、俗情に負けて追い出したらガス欠で国も社会も家庭も個人もエンストしてしまうことをウヨい人は理解できない。
実際に失効させてるってソースある?
今はまだ警告の段階だと思ってたけど
トランプに過度な期待はしてないがバイデンの始めた戦争、東欧のゴタゴタにアメリカが関わる理由がないとトランプが匙投げたらロシアと仲介しようとする国、政治家は残ってるのだろうか?
マクロンは仏国内でそれどころじゃない、シュルツはおそらく2月に退場、その後もドイツは政治・経済が不安定なのは続くだろう
中国は請われたら動くかもだけど昨年に欧州委員が口出すなとキレた、けれども欧州委員は威勢の良いこと言ってるだけでプーチンとやり会える政治感は居ない、インドはロシアから安くエネルギー資源買えるから口挟む理由がない
政治の外でもローマ教皇の発言にゼレンスキーがキレてるし、オリンピック休戦とかもウクライナは反発するだろう
中国も国内の不況深刻化とアメリカとの対立再燃でそんな余裕は…。
不況に伴い若者の兵士志願者が増加し、アメリカとの対立激化で国内問題の目眩し。元々、資本主義の優れた部分を苦々しい思いで導入していた国ですから、充分な経済成長を遂げた今、支配党としては出来た余力を喰い潰すステージなので、横綱相撲の余裕綽々かもしれません。中国の現状から北朝鮮レベルまで至るには、随分と搾取可能な要素があります。
日本の価値観とは、重要問題となる部分が違う国だと思っています。
>国際社会にウクライナの民主主義を守って欲しいなら、まずはウクライナ人自身が民主主義を守らなければならない。
敵は本能寺にあり?
プリゴジン「それをやるなら自家用機の点検はしっかりとな」
>ウクライナ人自身が民主主義を守らなければならない。
民主主義の定義は”人民が王を広場に引きずり出しその首を刎ねることだ”の由。光州蜂起参加により大韓民国認定国家英雄※になった国民的芸術家(版画1枚が何百万円もする由)の言葉。元ネタはフランス人らしい。※亡くなると、特別な国立英雄墓地に葬られ毎年、式典をやって大統領らが献花に来る。
公約破りの挙句、戦争を引っ張り込み戦争を口実に野党とメディアを潰し戒厳令を敷いて選挙をブッチして任期切れ後も大統領に居座ってるゼレンスキー王一派(ユン大統領のやりたかったことだな)。
ウク民が民主主義を全うするならゼレンスキー一派を〆てマイダンクーデターの前に戻すのが筋だろう。
民主義の全うは、動員や増税などに積極協力して民主主義を僭称する反民主体制を延命させることではなく、潰すことだわな。で、反民主体制は自称米欧でもある。未だに”植民地”持って先住民を差別し植民地主義とジェノサイドを積極幇助してる連中が自由だ民主主義だ人権だとほざくのを気にしない方がおかしい。
また管理人殿に怒られそう
動員の話はよく出ていますが前線でまとまった人数を動かせる下士官は足りているのでしょうか。
ここまで負け戦が続くと経験を積んだ兵士がほとんどいなくなっているような気がします。
これまでも質の低い士官の話はでてるのに、教練で容易にはカバーできない
途中送信失礼
カバーできない士官の話は確かにあまり議論されてないように思われますね。兵士の愚痴レベルでは聞くのですが。
それこそウクライナ的モジュール旅団システムなら下士官の力がより重要になってくるでしょうに。
経験を積んだ兵士なんてものは早期に粗方全滅していて素人同然の新兵同士が戦うのが総力戦です
開戦時にいたきちんとした教育と経験のある下士官士官はほぼほぼもういない。その辺は記事に出てくる将校の階級と彼が指揮する部隊の規模をチェックするとわかってくる。
22年の夏には21歳の中尉がもう大隊を率いていた。国によって差はあるが中佐または少佐が率いる。まあすでに中隊規模になっていたがそれでも大尉が率いるのが普通。
また、22年の秋くらいには下士官不足なんで新兵が互選で分隊の下士官(指揮官)を決める話を読んだ。
このくらいの時期はロ軍の将軍を狙い撃ちにして多数を殺したという話題で盛り上がっていたが、いつもの主語入れ替えプロパガンダでリアルではウ軍の将校、下士官が多数〆られていたと。
まあ、規模を無茶苦茶大きくしたので自ずと足りなくなったというところはあるが、中国人民義勇軍ばりの人海戦術、肉挽機でそれ以上に消耗したと見るべき。
士官下士官が足りないと士気回復はもちろん部隊を動かすことさえできなくなる。加速度的にウ軍がダメになっている大きな理由の一つ。
自国民の動員はしたくないのに停戦監視に20万人派兵しろと西側に要求するゼレンスキーに説得力はないな
仰る通りですね…
(西側的価値観・市場主義的価値観なのですが)ウクライナ人の方が、労働コストが安く・付加価値も非常に低いわけですから、ウクライナ人動員した方が合理的になってしまいますし…
戒厳令下で選挙の事を考えなくて良いのに選挙間近が如く振る舞う政治家に国民、か。
今さらだけどさ、どの道ゼレンスキー大統領は戦争が終わり次第戦争指導の責任を取って云々になるんだし大統領に与えられた権利を振るっちゃって良いんじゃない?
上でも語られていたけど我が国だって物価高で大変だ、給料を上げろっていいながら生産者には価格を据え置けって負担を強要するような意見を平気で言えるような人が多いんだし。西側も良い所ばかりじゃないよ。むしろ戦時みたいな非常事態こそ東側の方が「やれ」「はい」で済んで楽だと思う。
「戦いに参加したくはないがロシアにも譲歩したくない」「国民を戦場に送る前に政治家が先に行け」「あれもダメこれもダメ」と言っていては何も問題が解決しないと訴えており、政府は決断できない社会の雰囲気に流されず「行動を起こせ」と言っているのだ。
本邦でも絶対同じような事言われるんよな
災害はすぐ復旧復興しろ増税許さん公務員がやれetc
「先に政治家の給料を下げろ」「公務員は最低賃金で働かせろ」(そんなことしても大した余剰は出ないんだけど…)
「台湾有事になったら国に従順でない人間から徴発して前線へ送れ」(中国と戦うのは民族的沽券に関わる名誉じゃないんかい!)
別にウクライナに限らないと思うんですよね、単に人間なんてそんな物というか そして劣勢だからそういう方向になってしまうだけで、優勢な時はそんな話はしてないでしょう
あとは誰が現実をみて本当に重大な決断を下せるか、あるいは最後までいかなければ止まることができないか しかしまぁ我が国の太平洋戦争見てもそうですが、人間なんて本当どうしようもないですね とは言えそれこそが地であり本質でもあると思うのですが
よくわかります。
税金の徴収の仕事をしていたのですが「延滞金払ってるんだから遅れたって良いだろ」とか普通に言われますし。いや私の時給1300円に郵便代紙代印刷代パソコンの電気代etcで余裕で赤字ですっていう
そして鳥インフルが起きれば事務方だろうが1年目の新人だろうがまとめて殺処分に送り込まれ、陰謀論者に食糧難を煽っているとかワケわかんないこと言われるんです。
ここまで介入しておいて「最終的にはウクライナが決めることだ」
と欧米がいうのもおかしな話です
「停戦交渉は前線の安定化が前提」という「前提」がそもそも困難
にっちもさっちもいかない状況なわけで
アメリカが本気で停戦交渉に乗り出せば解決するのですがね
メンツと利権のしがらみで動くつもりはないようです
来年にはウクライナは組織的な継戦能力を失うだろうなと思ってたけど、人物金全て足りないが人が一番の課題で解決の目処現状無しで動員したとて結果は恐らく不変であるというだけなのでもう水面下でロシア案に近い形での幕引きが出来る様に世論形成に入った方が良い。
今思うと女子供の出国を許したのは悪手だったな
戦場で戦う男、戦う予定の男からしたら最悪のケースは自分と家族の死であって自分単独の死ではない
家族の安全が保障されてるなら自分の死を防げれば最悪のケースではなくなるのだ
そら脱走もするし従軍も拒否する
国民一丸となった対応が最初からできてない
その通りだと思います
本邦が太平洋戦争で首都を焼け野原にされ核爆弾を2発も落とされても降伏せず、ソ連参戦でようやく無条件降伏を考案したのは、軍隊には「お国、ひいては故郷の家族や友人を守る」という大義があったからでしょう
家族や友達が海外に逃げて生きていけるなら、「こんな国なんてどうでもいいや」と思うのが人情です
逃げることすら出来ない人々はむしろ「早くこんな国無くなって欲しい」とさえ思っているでしょう
軍曹は軍隊で一番エライというのは本当だったんだなあ。
動員を忌避するウクライナ人が多い理由は非常にシンプルです。
一般的なウクライナ人にはロシアと戦争をする”本質的”な動機が無いのです。
それは突如として主流派になった民族主義によって虚飾されたものです。
ロシアもウクライナもトランプによる停戦調停に妙な期待をしてしまってるからね。
だからロシアは後先考えずに前のめりになっているし、ウクライナ側も命をかけなくても戦争が終わるのではないかみたいな浮ついた気持ちも出てきてる。
ちゃんと継続される停戦がなされればそれに越したことはないが、一時しのぎなお遊び停戦だったり、ロシア側の政治事情でズルズルと戦う事が続く事になった場合はそこで初めて新たなアクションが起こっていくのかも知れないね。