トランプ政権は「ウクライナのNATO加盟阻止」「クリミア併合の承認」が含まれる戦争終結構想を提示、ゼレンスキー大統領も「23日に米国、英国、フランスと戦争の平和的解決について協議する」と発表、Kyiv Independentは「ウクライナにとって非常に重要な1週間が始まった」と報じた。
参考:Kyiv Is On the Clock to Respond to Trump Plan to End Ukraine Conflict
参考:Russia Welcomes U.S. Proposal to Deny NATO Membership to Ukraine
参考:Critical week for Ukraine begins as Trump hopes to ‘end war’
現在の構図を維持したまま欧州が米国支援を肩代わりするだけなら「戦争長期化による不確定要素頼み」になるため分の良い勝負ではない
Wall Street Journalは20日「トランプ政権がウクライナ側に戦争終結に向けた構想を提示した」「米国は現在の前線の沿った停戦、ウクライナのNATO加盟阻止、クリミア併合の承認が含まれている」「ドネツク州、ルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州についてはロシアの法的権利を認めない」「ザポリージャ原発を含む地域を米国管理の中立地帯に指定するオプションも提示した」「ウクライナは武力による領土奪還が困難だと認めても主権は放棄しないと主張しているためトランプ構想の受け入れには困難が生じる」と報じた。

出典:МИД России
トランプ大統領も21日「今後3日間以内に詳細を提供できると思うが、ウクライナとロシアについて非常に有意義な会談が出来た。両国は停戦で合意する可能性が高い」と述べ、ロシア大統領のペスコフ報道官も「ワシントンの様々なレベルから『ウクライナのNATO加盟はあり得ない』と聞いている。これについては満足のいくものでロシアの立場とも合致している」と述べたが、停戦に向けた合意の見通しについては何も言及していない。
WSJは21日「ロシアは戦争終結に向けて『ウクライナのNATO加盟を認めない』というトランプ政権の提案を歓迎したが早急な合意について明かさなかった。米国は提案した構想についてウクライナ側の回答を待っている段階で、今週後半にロンドンで開催されるウクライナと欧州の協議で回答が得られると予想している。トランプ政権は米国、欧州、ウクライナの立場が一致すれば構想をモスクワへ正式提案するだろう」と、Kyiv Independentも21日「ゼレンスキー大統領は23日にロンドンでウクライナ代表団が米国、英国、フランスと会談する予定だと明かした」「我々にとって非常に重要な1週間が始まった」と報じている。

出典:The White House
このトランプ構想は「最終的な戦争終結の条件」ではなく「戦争終結に向けた条件を話し合うための停戦条件」であり、この構想に同意するということは「ウクライナのNATO加盟阻止」「クリミア併合の承認」を認めることになるため、ウクライナと欧州の選択肢は「ロシアの一部要求が含まれるトランプ構想を受け入れて停戦協議を開始する」か「前提条件なしの停戦協議を要求して戦争を継続する」かの2択になり、後者を選択すればトランプ政権は戦争終結の取り組みから手を引く可能性が高い。
ウクライナと欧州は「米国抜きで前線を支えられるかどうか」「米国抜きで交渉立場の強化に繋がる軍事的成功を収められるかどうか」「米国抜きでロシアとの交渉をまとめられるかどうか」を見極めなければならず、どちらに転がっても欧州の安全保障にも大きな影響を及ぼすだろう。

出典:Сухопутні війська ЗС України
因みにウクライナメディアに登場する兵士らも「1991年の国境が(物理的に)戻ってくると期待しない方がいい」と述べているが、占領された地域の主権まで放棄する気はなく、民主主義国家にとっても「武力による国境線を認めるのかどうか」の問題であり、WSJも「不当なクリミア併合を承認すれば両党が10年以上も維持してきた方針が覆されることになる」と警告している。
民主主義側の正義を押し通すなら力を示す必要があり、欧州主要国が直接的な参戦で血を流す覚悟、ロシアと直接交戦することで核戦争に発展するリスクを容認するなら「米国抜きでの戦争継続」も何かを変える主体的な可能性を秘めているが、現在の構図を維持したまま欧州が米国支援を肩代わりするだけなら「戦争長期化による不確定要素(プーチン死亡による指導者交代で政治的状況がウクライナ有利になるなど)頼み」になるため分の良い勝負ではない。

出典:The White House
理想は「米国の支持を維持したままウクライナに有利な戦争終結に持っていくこと」だが、トランプ政権の態度を見れば「これは実現不可能だ」と誰もが気づいており、今後は認識を「力の裏付けがない正義=民主主義国家の価値観は押し通せない」「血を流す覚悟がない(もしくは米国の後ろ盾のない)理想は紙切れ同然」「武力による国境線の変更は可能」「米国から受けられる保護は国益が一致している間のみ」と改めなければならないのかもしれない。
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※アイキャッチ画像の出典:President of Ukraine
朝鮮戦争と同じ感じの休戦協定と、NATO加盟の断念であれは露と北朝鮮が行っている条約に近い協定を国家別に英仏独のようなNATO加盟国内の大国と結び、現在のロシア側占領地域との間に緩衝地帯を設けて条約を締結した国の軍隊を配置。
ロシアが侵略を再開するなら展開している国別の軍を、NATO軍のような共同運用できる状態を作り他のNATO加盟国を巻き込めるような状態を作る政治的妙案が必要ですが。
ロシアの再侵略が始まったら欧州だけで第三次世界大戦を始める覚悟があるかにかかるでしょうね。
米国については4年後の新政権が方針を変える事期待、
それか欧州側にが第三次世界大戦が始まる覚悟を持ち、ウクライナに肉の壁となってもらい軍事物質援助して時間稼ぎの犠牲になってもら間にに、出来るだけNATO軍の再建を行いハンガリーのような造反国がいてもNATO軍が行動できる体制を作るしかないような気がしますね。。
肝心なのはウクライナ人達の選択と欧州側の第三次世界大戦を起こしてもいい覚悟次第ですが・・・
個人的妄想ですので気分を害した方々には謝罪申し上げます。
的確な状況分析だと思います。しかし英仏はじめ西欧諸国に往年の国力はなく、結局トランプ率いる米国の意向で進んで行くのではと思います。そしてそのトランプですが、中露離反策としてロシアに接近しているという希望的観測がありますが、私は単純に戦争するほどの余裕が米国になくなったので覇権国同士で手打ちをして経済活動に専念したいのではと見ています。米国民の利益を考えればそのほうがきっと良いでしょう。ただしネオコン勢力に抹殺されなければ良いのですれどね
でも個人的には 、せっかく核戦争に備えてFalloutとかで予習して核戦争後のポストアポカリプス世界の準備してたから
お試しで世界崩壊して貰っても構わないかな
北斗の拳みたいな世界も意外と悪くはないのか?
ウクライナへの軍事支援とNATO軍の再建を同時進行で行うのが可能かどうかは疑問で、そもそも欧州が米国抜きで第三次大戦を起こす覚悟でウクライナに肩入れするなど分が悪すぎる話ですね。
米国(というよりトランプ政権)への反発から欧州各国は当面ウクライナを支持すると思われますが、損得勘定のみで考えればウクライナなど見捨ててしまった方がはるかに得なんですよね…
ぶっちゃけ今のNATOでは一時的な駐留か長期に渡る物ならウクライナ後方に規模の小さいレベルが精一杯と勝手に思いますけどね。本当にロシアとやり合うつもりなら昔のドイツに駐留したレベル位はすべきでしょうが、NATOに危機感があるとして昔とは環境が変ったので自国兵士を守る為にあれこれ理由を付けて長期に渡る一定規模以上のトリップワイヤー部隊を展開するとは思えません。
ウクライナにしても支援があるとして他国の代わりに戦っているとか、自分達が何てこんな目に遭っているんだとかの意見はありますし他国が相応の血を流すような環境構築がなされない事には盾にすらなりたくないでしょう。それはトータルの戦闘能力で有意な状態なら戦争をしてぬるま湯に長い間浸かったNATOにとってはかなりハードルが高い話だとは思います。
朝鮮戦争は、北朝鮮が負けそうになったのを、中国の人民解放軍を除隊した義勇兵の大軍が助けて、戦線を大きく押し返し「引き分け」の形に持ち込みましたが。
ウクライナでは、外人義勇兵がそこまで活躍していませんから、似たような「引き分け」の形は無理です。
ウクライナの敗戦後は、ワルシャワ条約機構の加盟国となった東ドイツと、永世中立国となったオーストリアの、中間のような形になるのでは。
終戦も停戦も無くアメリカ抜けて欧州がウクライナと共にこのまま当面は継戦していくと思うかな。
力の裏付け、血を流す覚悟、理想は紙切れ、国境線の変更可能、米国の保護は米国の国益満たす際のみと改める必要とあるが本当にその通りだけど、そもそも人間社会はそういうものだと認識していたので驚きは無いけど今迄は西側が強過ぎて他国は意向に従わざるを得なかったが、今後はそうはいかないということを再認識できた。
パクスアメリカーナが終わる云々以前にこれはヘゲモニーの終焉なんですよね。メディアの終焉と機を同じくして、覇権という言葉自体が死ぬのかなと。それは名目上西側が望んでいたことだというのが大変に皮肉が効いているのですけど。
ウクライナって譲歩をしないね。それは、国民性なのかな?それたも莫大な支援で勢いづいたからかな?何れにしても、何であそこまで、ウクライナの立場で要求出来るのか不思議でならない。
ウクライナって譲歩をしないね。それは、国民性なのかな?それたも莫大な支援で勢いづいたからかな?何れにしても、何であそこまで、ウクライナの立場で要求出来るのか不思議でならない。
今の世界を東西に分けて一部が決めて押し付けたルールを守る西側とそれ以外は全部敵てな感じが気に入らない勢力は沢山居るでしょう。お互い皆がが得をするなんて事はないのだから。この先世界情勢が大きく変わりそうですね。
停戦は朝鮮戦争の時のように現状の戦線が基準になると思う。
三者の考えを外から推測すると、
・トランプはこの戦争を終わらせたい。少なくとも第三次世界大戦には拡大させない、と考えている。
・プーチンは停戦には前向きのようだ。ただ、条件次第。
・ゼレンスキーは戦争を続けたい。
だから、停戦になるかどうかはゼレンスキー次第だと思う。しかし、イスタンブール合意などの時と比べても、戦争が続けば続くほどウクライナ側の条件はどんどん悪くなるのではないか。
4年後アメリカが戻ってくることに賭けて戦争継続となりそうな感じはしますね
それにアメリカが戻ってこないとしても
ここで停戦しても停戦しなくてもロシアの脅威が存在し続けることは変わりませんし
であればウクライナが交戦してロシアの目を引き付けておいてくれている間に
NATO加盟国の軍備を増強させたいだろうと
ウクライナ自身も支援国がやる気ならまだ抗戦続ける気はありそうなので利害一致ですかね
あと4年もアメリカ抜きの「このままの状態」で戦争続けたら、ウクライナはパラグアイの二の舞になって荒廃した国内には女子供だけしか残らないような悲惨なハメになると思いますが。
もっともアメリカには2年後の中間選挙で議会がどうなるかという転換点が存在してますけど(でもトランプを非難している一方で、民主党自体の支持率はまるで回復して無い状態)
ロシアの方はNATOも認めてるレベルのさらなる数年間の継戦能力と、占領地を着々と復興させてる程度には余裕が有りますよ。
自分は支援国の英仏独らにはアメリカが抜けたとしても
現状ではウクライナ支援を続ける動機があると述べただけなので
ウクライナがこれ以上ボロボロになりたくないのであれば
欧州の支援案を蹴ってアメリカの停戦案に乗ったほうがよいですね
結局のところウクライナ政府が負けを認める準備が出来ているか次第ですが
ロシアが受け入れ困難な「完全な安全の保障」を訴え続けている間は
まだ準備できてないんじゃないかなぁと思いますが如何でしょう
ロシアの装備備蓄および供給力から、ロシアの継戦力は現規模の軍事作戦を遂行するならば1年半〜2年と推測されています。よってウクライナは少なくとも2年間はアメリカから縁を切られないように外交戦を展開する必要があるわけです。トランプの仲介を利用してこの2年間で休戦条約を結べれば良いですし、交渉が決裂して米国が手を引いて英仏独の支援のみになっても、2027年となればロシアの装備余力は枯渇化して戦闘強度は大幅に低下するので米国支援無しでも防戦が可能となるでしょう。
ロシアの継戦力が1年半~2年という予想が正しくても、それまでに米国が手を引けば2027年頃のウクライナは惨憺たる状態になってそうですが。
ロシアの継戦能力について1~2年とのことですが、対してウクライナの継戦能力はどうなんでしょう?アメリカの支援がなく、英米仏の不確かな支援のみでどうなるかの見立てがなければ「2年もてば」の根拠はないように思いますが。
問題は四年後のアメリカに同盟国でもない国を助ける余裕があるのか?だよね…。
NATOもどこも経済不振だしどこまでやれるのやら…
その頃のウクライナはズタズタになってそうだが…。
いや、現実問題として、景気が悪い時の方が大きな戦争を遂行し易くはありますよ。
消費の低迷が資源調達をやりやすくし、失業が軍儒工場に安価な労働力と兵士を供給しますからね。また人心がすさみ勝ちなので極端な判断が支持されやすくなりますから。
まぁ、それは状況がそうだというだけでだからうまく行くわけでは全くないのはフランスの近代史から明らかですが。
しかし、プーチンが逝去したら政治的状況がマシになるとか希望的観測すぎるでしょう。
もっと強硬派で非理性的な指導者になる可能性の方が高い。
パトルシェフを始めとしたシロヴィキや
メドベージェフのような統一ロシアの指導者層が超タカ派ですもんね。
むしろ西側との対話経験が長いプーチンのいる時代に片付けておく必要がある。
後継者がより好戦的というのなら、ここで和平を結んだとしても代替わりの折りにまた侵略してくるだけなのでは?
ブダペスト覚書も2014年の時も、次があっただけなのだから。
プーチンが穏健派とか言われるぐらいですものね。
強行派には「核使ってさっさと終わらせてしまえ」みたいなのもいますし。
ウクライナ国家にとって分が良い勝負かどうかは往々にして無視されて現状がある訳ですし、このままロシア消耗の為の鉄砲玉として継戦選んで更に領土も人命も削られる可能性の方が高そうに思いますね
ミクロで見るなら「ここで妥協するならミンスク合意やイスタンブール合意の方が良かったじゃないか」とゼレンスキー政権は責められる立場な訳で、継戦プランなら目先の保身はできますし
欧州支援国からすればそれこそウクライナの未来の為でなくロシア潰しの為の支援なので、継戦プランを自ら捨てる旨みも乏しいですし
イギリス・フランスからすれば、ロシアを削るためにはウクライナが滅びようが最後の一人まで戦ってもらったほうがよいですからね
ですがその考え方があまりにも非人道的すぎるのでとっとと停戦すべきだったとしか言えません
あと何人、何万人が死ぬんでしょうね
個人的に問題なのは停戦後にゼレンスキー氏が戦争責任を問われるかどうかですね
問われるようなら、ウクライナ側がこの案を蹴って何らかの手段を用いて
戦争を継続させようとするのでは?欧州は口では大きく言ってますが
唯一マトモな軍事力を持ったフランスが核を持出してる時点で自信がないと
思いますので、マトモな支援は望めないと思いますが
「民主主義の正義」は重大な要素ではありますが、それを毀損し続けて来たのは他ならぬアメリカ合衆国と事実上その暴力装置である”有志連合”時々NATOですから…。同盟国の国民である私でさえ「アメリカ合衆国で戦争と覇権の絵図面を描いている奴等及びその支援者は地獄の最底辺に堕ちて永遠に苦しめ!(貞子のビデオの中の三原山火口の100倍増しのイメージ)」と毎日念じ続けているのですから、”西側民主主義先進国”なるモノが犠牲者や敵対勢力からどんな風に思われているか、自省・自責した上で無いと何一つ前に進まない気がします。それを排除した後で無ければ例えプーチンが明日死亡しても、ウクライナ国民には
失礼しました。ウクライナ国民には肯定的結果にはならないかも知れません。ルーズベルトの後を継いだトルーマンの様になってしまうのでは、と不安です。
イラク戦争を主導した米国のネオコン勢力に微力ながら反抗した経験から申しますと、彼らが厄介なのはその宗教心から来る独善性や選民意識で、たとえどんなに敵対勢力を嬲り殺しにしても自分は必ず天国に行けると信じているふしがありました。仏教など多神教世界観では理解しにくいものです。そしてバイデン政権はじめ民主党に多いネオコン系ですが、トランプ政権内でもルビオはネオコン系と見なされています。米国と言ってもひとくくりにはできず厄介な覇権国であります。
ほんとうに停戦まで持っていけるなら大した成果だけど、停戦交渉のための前提であって戦争は続くという話なら終わらなさそう
欧州軍派兵やらの後ろ盾(軍事的ではなく政治的な重き)があるならNATO非加盟もクリミアの主権放棄もウクライナは飲めると思うが、ウクライナ4州の併合した占領地の処遇を棚上げにした停戦=戦争の凍結にロシアは合意できるのだろうか?
両国にとってメリット無いですもんね、この停戦案。しいて言うなら一時的に人死にが減るくらいです。アメリカの顔を立てるメリットももはや無いのでこのままですかねえ。停戦>相手が破ったを繰り返すのが関の山なのでは。他の方も言ってますがロシアはトップ変わっても更に強硬になるだけで時間かけても衰えていくのは欧州の感じがします。
ウクライナにとっては大きいメリットあるよ
ウクライナの主権を保持したままの停戦 → メリット
軍事的に大敗する可能性こそないもののロシア軍に押し続けられ続ける状況が終わる → メリット
NATOに入れないものの欧州軍が駐屯してロシアによる再侵略の政治的ハードルが上がる → メリット
トランプの気まぐれでアメリカからの各種支援が止まるかも → 停戦したならデメリットほぼなし
逆にロシア目線では全部デメリット
一度停戦してしまえば米国はもちろん欧州各国も今までのように同盟国でもない国相手に膨大な軍事支援や法外な額の財政支援を行う理由はなくなってしまうのですが、それでウクライナは軍隊はもちろん国を維持出来るんですかね?
そこはピンとキリじゃないかな
戦争が終われば動員を今の規模で続ける理由もなくなるうえ、海外への避難民も帰国して労働市場は正常化に向かうし、軍備も今のようなスピードで補充する必要もなくなり財政的にはかなり持ち直すはず
それに支援国側も戦争終結による恩恵を受けるし、復興事業と称してウクライナに投資して支援分のリターンを得るのは既報(かなり昔の話だけど)のとおり実行するでしょう
ぶっちゃけ今のウクライナは「銀行から金を借りるなら相手も共倒れするぐらい膨大な額を借りろ」という逸話のような状況だから、戦争が終わったからと英米がまるっと手を引くということはないと思う
こちらのサイトの過去記事でもありましたが、現状のウクライナは歳入のほぼ全てを軍事費に注ぎ込んで残りの国家予算を西側の財政支援に頼っている状態です。
兆円単位の財政支援をいつまでも貰い続けられると考えるのは楽観的過ぎで、これを失えば年間国家予算が7兆円程度の貧乏国に逆戻り、被占領地域の奪還は絶望的なため収入は更に落ち込みむと思われます。
またウクライナの人口流出は元々あった傾向で独立時に比べて2020年代は1000万人近く人口が減少しており、それが戦争によって加速しただけであって、戦争が終わりさえすれば国外に出た人全てがすぐに戻ってくるとは考えにくいですね。
すべて元通りとはいかないのは当たり前
欧州軍付きの停戦で戦争を凍結状態にできるなら歳入のほぼすべてを軍事に回す予算編成する必要ないよねってことよ?
日本が日ロ戦争の戦債を完済したのが80年後とか、英がWW2中に受けたレンドリースの返済が終わったのが2000年台という例もあるから、ウクライナも100年近いスパンで考えるしかないかと
*ウクライナにとって、このまま戦争を続けるケースと戦争を終わらすケースどっちがマシかと言えば後者でしょ
そもそも、NATO加盟を侵攻された国の救済、庇護に使うという考え方がトランプ、それを抜きにしてもアメリカと相入れないでしょう。
NATO加盟はNATO全体にとっての利益になる必要があります。
今のウクライナはその利益を「力による変更は許されないことを国際社会が示すことが利益」としてアピールしていますが、
自国に利益をもたらすポジションを狙い続けていたウクライナのいうことをそのまま受け取っている国はどれだけあるのか・・・。
アメリカに傘なしには成り立たない世界平和やNATOの連帯なので、ウクライナがこれ以上アメリカへ「アメリカが言ってることは人道に反する(と世界も思ってるぞ)」という脅しをかけるのは逆効果でしかない。
イギリスが間を取り持とうとしても、要所要所でゼレンスキーの昂った感情からの発言や、トランプの放言で覆ってしまう。
ウクライナは第三者を徹底的に排除し、自国を支援する国以外をロシア側呼ばわりに近い物言いをしたのが3年間尾を引いています。トルコ、インド、中国、亡くなってしまったローマ教皇、ゼレンスキーの期待通りなのか、みんな仲介にも停戦にも戦後にも一切触れなくなりましたよね。
それで手に入れたのがビジネスに忙しい欧州各国、プライドでものを語るドイツ、暴走するアメリカとの今の構図。
イギリスだけはウクライナが何を言っても真のパートナーであり続けていると思いますが、
彼らが離れようものなら全てが崩壊しかねない。
ちなみにウクライナが嫌うイギリスの当時のウォレス国防大臣はロシアによる侵攻を侵攻前に強く警告しており、
融和を探るべきだとしていましたが、駐英のウクライナ大使はそこでも相当な非難をしてました。悪いのはロシアだと。
侵攻後もイギリスはアマゾンじゃないぞとところどころ釘をさしてましたが、退任後は厳しいこと言ってくれるパートナーがいなくなって、それを今のアメリカにやっちゃったのがあの結果です。
YESマンで固めるのはいかに危険か、べき論や正義をどれだけ語っても死んだ命は戻らない・・・。
とりもつ釘を刺すは真だと思いますが、イギリスはけしかけた当人であってパートナーというのは違うかなと。
そもそも、NATO加盟を侵攻された国の救済、庇護に使うという考え方がトランプ、それを抜きにしてもアメリカと相入れないでしょう。
NATO加盟はNATO全体にとっての利益になる必要があります。
今のウクライナはその利益を「力による変更は許されないことを国際社会が示すことが利益」としてアピールしていますが、
自国に利益をもたらすポジションを狙い続けていたウクライナのいうことをそのまま受け取っている国はどれだけあるのか・・・。
アメリカに傘なしには成り立たない世界平和やNATOの連帯なので、ウクライナがこれ以上アメリカへ「アメリカが言ってることは人道に反する(と世界も思ってるぞ)」という脅しをかけるのは逆効果でしかない。
イギリスが間を取り持とうとしても、要所要所でゼレンスキーの昂った感情からの発言や、トランプの放言で覆ってしまう。
ウクライナは第三者を徹底的に排除し、自国を支援する国以外をロシア側呼ばわりに近い物言いをしたのが3年間尾を引いています。トルコ、インド、中国、亡くなってしまったローマ教皇、ゼレンスキーの期待通りなのか、みんな仲介にも停戦にも戦後にも一切触れなくなりましたよね。
それで手に入れたのがビジネスに忙しい欧州各国、プライドでものを語るドイツ、暴走するアメリカとの今の構図。
イギリスだけはウクライナが何を言っても真のパートナーであり続けていると思いますが、
彼らが離れようものなら全てが崩壊しかねない。
ちなみにウクライナが嫌うイギリスの当時のウォレス国防大臣はロシアによる侵攻を侵攻前に強く警告しており、
融和を探るべきだとしていましたが、駐英のウクライナ大使はそこでも相当な非難をしてました。悪いのはロシアだと。
侵攻後もイギリスはアマゾンじゃないぞとところどころ釘をさしてましたが、退任後は厳しいこと言ってくれるパートナーがいなくなって、それを今のアメリカにやっちゃったのがあの結果です。
YESマンで固めるのはいかに危険か、べき論や正義をどれだけ語っても死んだ命は戻らない・・・。
次のアメリカ選挙の前に、来年のフランス大統領選挙と、イギリス総選挙が確実に来ますが、フランスではルペン(もしくはバルデラ)や、イギリスではリフォームUK等の親トランプ系の躍進が濃厚視されてるので、欧州の枠組み自体の維持も微妙な情勢になってきてる様に思います。
欧州トップリーダーは、欧州国民のウクライナ派兵支持のない中で、ウクライナに本当に介入できるのでしょうか?
アメリカは、NATO5条について、ウクライナ戦争での適用を認めない趣旨のようですから、直接支援は期待できません。
グアム・ハワイ・フォークランド諸島といった、加盟国の一部領土でさえも適用外ですから、ある意味当然ではありますが…
追記です。
(当然ですが)アメリカの情報支援(偵察力)がなければ、ターゲット選定ができないようですね…
ドイツのタウルスミサイルなど、長距離ミサイルの供与が話題になっていましたが、兵器操作のために要員を送る必要があるという話しもあります。
>「米国から受けられる保護は国益が一致している間のみ」
同盟国ではない立場で、これまで破格の待遇で迎えられたことに感謝すべきであり、今後は東欧の一国として扱うという、当たり前のことをやってるだけだと思うけどね。
それで、アメリカの信用が損なわれたと騒ぐ方が、感覚がおかしくなってるのだと感じる。
まさに仰る通りです。
旧ソ連の中核構成国でしたからね。
アメリカ=ウクライナは、貿易=経済=歴史=宗教の面から見て、大した繋がりがありません。
日本も同様で、総貿易額100兆円以上の中で、輸出入1000億円程度なので何の影響もない国です。
各国の国民は、自分達の生活が悪化しているのに、ここまでよくぞ支援を続けたという感じと思いますよ。
早期講和と比較すれば、ウクライナ復興費=復興機運を、前借りして使い果たしたと言えるかもしれませんね。
いや、今後は同盟国であっても同じ扱いになる
という話でしょう
日本にとって全く他人事でないわけです
トランプからしたら知ったこっちゃない事なのはそうなんでしょうけど、アメリカは今の今まで他国の政治に手を突っ込んではぐちゃぐちゃに掻き回すという事をやり続けてきたわけで、それが今になってノーカンになるわけではないからね
速報。日本時間22日22:25頃、モスクワから65キロ程度の場所にある第51GRAU弾薬庫で爆発が発生。ウクライナ軍の攻撃によるものと見られます。
同弾薬庫では二次爆発も発生している模様。
正直、トランプが気になるのは、アメリカの反キリストの福音派とユダヤ人の反応だけなので、ウクライナ人の運命に関心はない。バイデンがウクライナに金出して物価高騰起こしたから、取り戻せば物価は下がるし(現実は、そう簡単ではないが)、反キリスト派のアメリカ人の受けもよいとしか思っていない。また、アメリカが吠えれば、他国は、畏れて言うことを聞くと思っていた。だから、24時間で、3か月で、とのたまわっていたが、頭の悪い大統領には、どうすればよいかわからず、2か月で飽きて、投げ出そうとしている。投げ出しても、アメリカ国民は、誰も気に留めないだろう。トランプ関税で、それどころではない。また、欧州は、マクロンが、ドイツからリーダーの地位を取り戻すんだとやって分解中。アメリカの俗悪テレビ番組の見過ぎがいかに体に悪い事か。
したがって、ウクライナとして助かる方法は、アメリカ流のテレビプロデューサーたちを処分して、ロシアと交渉するしかないだろう。仲介者がいないのが問題だ。プースケも手放しでウクライナ攻略を成功できそうな状況にはない。中途半端でケツの穴の小さいやつだからなあ。ロシア中央部や東部のイスラム教徒たちは、ユダヤ人が幅を利かす露助を本気では応援せんよ。兵士で参加しても士気は低い。中国もイランも一歩引いている。唯一の北朝鮮も、実は、金日成の伝説にあやかっているだけの状態だし。
力による現状変更は許されないって言っても、今まで西側は建前や理由は色々あれどユーゴ内戦への介入、アフガン戦争、イラク戦争、リビア内戦への介入、シリア内戦への介入、イスラエルの周辺への侵攻等々枚挙に暇がないわけで、自分達(西側)以外の力による現状変更は許されないってのが実態であって、心から信じてるのは西側諸国民位でそれ以外の国やグローバルサウスにとっては意味不明って扱いでしょう。
ただアメリカは軍事力も国力も経済もあるから、建前がなくなってもどうにかなるけど、欧州(EU)には建前しか武器が無いのでそれを失うわけには行かないから、アメリカが抜けようとも自分達の建前を守りためには足抜けなんて出来ないし、ウクライナに足抜けもさせてはいけない。
ロシア側がもうやめようと言い出して自分たちの要求を飲むまで5年でも10年でも続けるしかないでしょう。
ゼレンスキーがトランプが提示していた和平案を蹴り飛ばしましたね。
ウクライナ問題からのアメリカの離脱がこれでほぼ決定したのかもしれません。
The Wall Street Journal、2025年4月23日 06:09 JST
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は22日、停戦合意の一環として米政府がロシアによるクリミア半島併合を承認するという米国側の提案を退けた。ドナルド・トランプ大統領が目指すウクライナ戦争の早期終結への取り組みに疑問を投げかける動きだ。
記事によれば、「ロシアは子どもじみた姿勢ではなく、真剣な対応を示すべきだ」と述べたそうですが、
私に言わせれば「そりゃどっちがだよ?」でしかないです
一蹴するとはびっくりでしたね。
負けているウクライナが自分の都合のよい条件で停戦できるなんて誰も思っていない。
このさいクリミアは認めないと話進まない系だと思うのですが。
感情論として正論いってるだけに国内からの反論も難しいですし、継戦のためにむしろそれを逆利用しているのでしょうね。
正直国内情勢考えるとこれ以上時間かけるのは悪手でしかないと思います。
海外に逃れている避難民、特に男性の多くは戦後戻ってくる可能性は低いでしょうし、長引けばそれだけ定住先で生活ができますからね。また、突出すべきは戦争前からウクライナの出生率が日本より低いところでしょうね。
正直戦争している場合ではなくなってきていると思います。
「ゼレンスキーの声明をうけ、予定されていたロンドンでの協議への参加をルビオとウィットコフがキャンセルした」そうですね。
私が↑を知ったのはNYTでしたが確認したらトランプ政権に肯定的 or 中立的なメディアも報じてるので概ねこの通りと考えてよさそう。
これでアメリカは完全離脱が決まったのではないかな。
何となく既定路線じみたところは否めませんが、しかし、回避できた事態でもあります。
日本も親分に倣って可及的速やかに手を引くべきですね。
衛星情報の提供や追加の融資とかいう話が出てますが、ありえないと思います。
前に担当してたケロッグ大使は参加するらしい(この人は反ロ的だとロシアが注文をつけたため、ウィトコフにバトンタッチした経緯)
ロシアは現在支配してない4州の残りは諦めるとアメリカに伝えたたしいし、今の戦線で終わらすつもりがロシアにあるならウクライナも何だかんだで席に座ると思うがどうだろう
ウクライナのすることは低く見られがちだけど自分には交渉の一環に思えるし、ゼレンスキーが戦時指導者として泥をかぶるなら今しかないと思うけど・・(自分はやれる指導者だと思ってるが)
衛星情報・融資の情報を見かけるのですが、仰る点とても気になっています。
衛星情報は、欧州でも提供できるわけですから、わざわざ日本が提供する意図が気になりますね。
ウクライナ東部~ロシア西部の情報が中心でしょうから、なおさら意味が分からないなと感じています。
融資については、デフォルト先ですから安易に融資すべきではなく、検討段階から国民に対して丁寧な説明が必要です。
4年目にもなって、会計をこねくり回したような説明をするだけではなく、一般国民が納得できる分かりやすい説明をするのが最低限してから検討すべきでしょう。
日本にとって、ウクライナの資源・農作物は残念ながら価値がなく、国内産業に安定して使えるものではないからです。
供給の安定性は(内政面・航路を考えれば)今のところ皆無なうえに、経済合理性を考えればアジアまで運ぶ意味がないからです。
アフガニスタンでNATO諸国は、最終的にタリバン相手に負けて、「自由と民主主義の仲間」であったはずのガニ政権を見捨てて撤兵しました。
ガニ元大統領は、ちゃっかり亡命しました。
ウクライナでNATO諸国が、ロシア相手に参戦なんかする訳がありません。
トランプは、「ウクライナを見捨てる」という基本路線を決めていますし。
英独伊加も、政権交代でウクライナ支援のトーンダウンを余儀なくされていますし。
マクロンは、大統領選はどうにか勝てたけど、自分の政党は少数与党になって、立場は弱くなりましたし。
ゼレンスキーも、いつまで虚勢を維持できるやら。