ウクライナ戦況

交渉材料を巡るクルスク方面の戦い、ロシア人は広大な領土奪還を報告

ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はクルスク方面について「ウクライナ軍は包囲される恐れはなく戦力を増強している」と報告し、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「スジャの北側でウクライナ軍に占領されていた広大な領土を奪還した」と報告した。

参考:ОБСТАНОВКА НА КУРЩИНІ
参考:Курское направление: зачистка первых «котлов»

RYBARの報告が事実なら「カザチヤ・ロクニャより北」と「スジャ北東」にあったウクライナ軍支配地域がほぼ失われたことになる。

ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はクルスク方面について10日「スジャ郊外の工業地区に取り付いたロシア軍兵士は国旗を掲げる前に排除された」「再びロシア軍が兵士を送り込んで国旗掲揚を試みるかもしれない」「北朝鮮軍2個大隊がグエボ付近で突破に成功したがウクライナ軍の反撃で突破口は封鎖された」「ウクライナ軍は包囲される恐れはなく戦力を増強しているが、戦術的にも作戦的にも不利な状況に変わりはない」と報告し、現在の状況について以下のように説明した。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

“ウクライナ軍は一部の地域で撤退を余儀なくされ、新たな防衛ラインを組織している。兵士らは陣地を守るため全力を尽くしているが状況は非常に困難だ。ロシア軍はドローン監視から逃れられるパイプラインを使用したスジャ方向への接近を継続している。昨日、ロシア軍の兵士がパイプラインから出てスジャ郊外の工業地区にある建物に取り付いたが、我が軍の活躍によって国旗を掲げたり、映像を撮影する暇もなく部隊全体が壊滅して状況を回復することが出来た。それでもスジャの何処かに国旗を掲げるため再び部隊を送り込んでくるかもしれない”

“グエボ付近では北朝鮮軍2個大隊が国境沿いの足場を遮断するため攻撃を実施し、森林地帯にある我が軍の陣地を幾つか突破することに成功したが、この突破口は空挺部隊の支援を受けた第33突撃連隊、第225突撃連隊、第253突撃大隊によって封鎖された。現在の我が軍は敵に包囲される恐れはなく戦力が増強されているが、戦術的にも作戦的にも不利な状況に変わりはない。重要なことは状況を安定させ、ロシア軍の攻勢に乗じて敵に大損害を与え、我が軍の兵士を1人でも多く救う方法について明確なビジョンをもつ指揮官がクルスク方面に配属されることだ”

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

一方でロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ロシア軍が38K-024沿いの広大なポケットを占領した」「ロシア軍が38K-004沿いの広大なポケットを占領した」「カザチヤ・ロクニャを巡る戦いはまだ始まっていない」「スジャ南郊外でも戦果が報告されているものの矛盾した情報も多いため実際の状況は不明」と報告し、この報告が事実なら「カザチヤ・ロクニャより北」と「スジャ北東」にあったウクライナ軍支配地域がほぼ失われたことになり、もう「おぉぉぉ」としか言いようがない。

ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは新たな評価を下しておらず、ロシア軍の前進位置を裏付ける新たな視覚的証拠も登場していないため、この報告が事実かどうかは何とも言えないが、RYBARは「攻勢の勢いは衰えていない」とも述べている。

注意:航空万能論GFの戦況マップはDEEP STATEとRYBARの報告を比較し、位置情報が確認できる視覚的証拠で補足し、これにウクライナ軍参謀本部とロシア国防省の公式発表を取り入れながら構成しているため、応援している陣営の「あの情報が、あの映像が、あのミルブロガーが言っていることが反映されていない」と言われても対応する気はないし「その二者だけに依拠するルールでしたからやむを得ないのですね」と嫌味ぽっく言われてもやる気が削がれるだけです。

関連記事:クルスク方面の防衛ラインが崩壊、スジャを守るウクライナ軍は危機的状況
関連記事:クルスク方面の危機的な状況、ロシア軍が全方位からスジャに迫る格好
関連記事:クルスク方面の危機的な状況、RYBARもロシア軍の大きな成功を報告
関連記事:約1万人のウクライナ軍がクルスク方面で包囲の危機、今直ぐ撤退すべき
関連記事:クルスク方面のウクライナ軍は包囲の危機、現地の兵士らも撤退を訴える
関連記事:ロシア軍がクルスク方面で集落を奪還、スジャ南の防衛ライン突破も事実
関連記事:ウクライナ人はクルスク危機を、ロシア人はトレツク完全解放の嘘を報告
関連記事:ウクライナ軍がポクロウシクで領土を奪還、ロシア軍は南ドネツクで前進
関連記事:スジャ防衛は危機的状況、ロシア軍がウクライナ軍の補給路に南北から迫る
関連記事:ウクライナ軍が反撃、クピャンスク方面でロシア軍を2km以上押し戻す
関連記事:交渉材料としてのクルスク占領地、ウクライナ軍が支配地域を大きく失う

 

※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

NATOがロシアに対応できない原因、境界が曖昧で認識ギャップが生じるため前のページ

停戦ラインを巡る戦い、ウクライナ軍が東部戦線でロシア軍を押し戻す次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    第3独立強襲旅団、アウディーイウカで対峙するロシア軍は正規軍の精鋭

    アウディーイウカに派遣された第3独立強襲旅団の報道官は15日「敵は機械…

  2. ウクライナ戦況

    ウクライナ軍が多方面で反撃、ロシア軍はアントノフスキー橋の修復を断念

    ウクライナ軍南部司令部のフメニウク報道官は6日、新たに幾つかの拠点を解…

  3. ウクライナ戦況

    ロシア軍を止めるのが難しいウクライナ軍、進路上の住民は直ぐに逃げろ

    リシチャンシクを制圧したロシア軍の矛先はスラビャンスクに向かっており、…

  4. ウクライナ戦況

    ウクライナ、Shahed-136を233機撃墜するも電力事情は悪化の一途

    ゼレンスキー大統領は19日夜の演説で「ウクライナ軍が1ヶ月間にShah…

  5. ウクライナ戦況

    ウクライナ軍がアントノフスキー橋を再攻撃、戦闘機の援護下で空爆も実施

    ウクライナ軍は永遠にアントノフスキー橋を使用不可能にするためHIMAR…

コメント

    • マミー
    • 2025年 3月 11日

    管理人も大変だね〜

    83
      • hoge
      • 2025年 3月 11日

      単に速報性が欲しければSNSでいいけど
      濁流のように押し寄せる情報を整理してまとめてもらえるから価値があるんだ
      端的に言ってこのブログはお金をとれる仕事してると思うよ……
      まあ当方は貧乏人なのでガチで有料化したら厳しいですが

      96
      • nachteule
      • 2025年 3月 11日

       正直、文句があるなら自分で満足できる様な戦況図でも作れとしか。
       動画だろうが記事だろうが数を作るなら、範囲限定(ソースや時間で締め切る)しないと出来る物も出来ない、作っている最中に発生した事案なんかどうしようもない。

      46
      • 阿呆
      • 2025年 3月 11日

      皆さん管理人のやる気を削ぐコメントはやめましょう!

      32
    • col
    • 2025年 3月 11日

    他のサイトでは露軍はマルティノフカからスジャ市街に侵攻してきたという報告もあります。
    ロスネフチのガススタのあたりです。
    パイプライン部隊の目的はクバトキンでなく、黄色点線の先に襲撃をかける予定だったのかもしれません。
    時間通りに合流できなければ、全滅してしまうキワドイ作戦ですね。
    管理人様の報告と合わせたら、もはや線路の東側にウ軍はいないのかもしれません。
    今後はスジャ住宅域での市街戦になるようです。

    14
      • col
      • 2025年 3月 11日

      なかなか反映されない事があるので連続投稿してしまいます。
      よかったら削除してください。
      申し訳ないです・・・

      4
      • col
      • 2025年 3月 11日

      最新の情報で、
      パイプライン部隊は800名(本当か!)
      行き先はクバトキン。
      マラヤ・・・やポレチノエから撤退して来るウ軍とかち合うかもしれないのに。

      3
        • ゴモラ
        • 2025年 3月 11日

        一番好きな果物は胡瓜。
        何というか、ご愁傷様。結局前線の状況を正確には分からないのは普通ですよね。遥か後方の我々が、正確に把握できたら戦争なんて直ぐに終わりますよね。

        1
    • 蕨餅
    • 2025年 3月 11日

    情報の取捨選択にもポリシーがあってこそだと思います。
    その姿勢を信頼していますし、変わらず応援しています。

    60
    • col
    • 2025年 3月 11日

    他のサイトでは露軍はマルティノフカからスジャ市街に侵攻してきたという報告もあります。
    ロスネフチのガススタのあたりです。
    パイプライン部隊の目的はクバトキンでなく、黄色点線の先に襲撃をかける予定だったのかもしれません。
    時間通りに合流できなければ、全滅してしまうキワドイ作戦ですね。
    管理人様の報告と合わせたら、もはや線路の東側にウ軍はいないのかもしれません。
    今後はスジャ住宅域での市街戦になるようです。

    2
    • col
    • 2025年 3月 11日

    他のサイトでは露軍はマルティノフカからスジャ市街に侵攻してきたという報告もあります。
    ロスネフチのガススタのあたりです。
    パイプライン部隊の目的はクバトキンでなく、黄色点線の先に襲撃をかける予定だったのかもしれません。
    時間通りに合流できなければ、全滅してしまうキワドイ作戦ですね。
    管理人様の報告と合わせたら、もはや線路の東側にウ軍はいないのかもしれません。
    今後はスジャ住宅域での市街戦になるようです。

    3
    • Mr.R
    • 2025年 3月 11日

    私も人のこと言えた義理じゃないですが、推しのブロガーの発言について語りたいならそれこそつべのコメント欄とかでも良いわけで···
    まぁ応援している側が勢いに乗っている時に気分が良くなるのも理解はできますがね。

    16
      • Mr.R
      • 2025年 3月 11日

      追記:明日(3/11)の朝になりますが3/8撮影のドネツク方面およびクピャンスク方面、3/9撮影のクルスク方面の衛星画像をこの記事のXに引用して貼ろうと思います。参考までにどうぞ。
      ついでに皆もコペルニクスブラウザで衛星画像ウォッチングしようぜ(勧誘)

      8
    • たむごん
    • 2025年 3月 11日

    管理人様いつもお疲れ様です。
    ここ数日の展開あまりにも早いですから、管理人様の決められたルールで、無理なく続けて頂ければ幸いです。

    ブトゥソフ氏は、戦術レベルで現場指揮官について言及することを見かけますが、クルスクはそういう問題なんでしょうかね?
    指揮官を、突出部防衛中に変更するのは、現場も混乱するし高リスクですし…

    クルスク占領地は最高次元、政治外交レベルになっているわけですから、政治側からの大胆な決断・権限移譲・部隊増援がなければできないこと多いと思いますよ。

    >重要なことは状況を安定させ、ロシア軍の攻勢に乗じて敵に大損害を与え、我が軍の兵士を1人でも多く救う方法について明確なビジョンをもつ指揮官がクルスク方面に配属されることだ

    28
      • たむごん
      • 2025年 3月 11日

      追記です。
      独ソ戦クルスクの戦いで、ドイツ軍はスジャ~クルスクのルートを避けて、北側オリョール・南側ベルゴロドを起点にしました。

      主要鉄道路線・幹線道沿い、日本でも都市が発展して作るきっかけになったり、インフラ整備されたからこそ発展していく場所もあります。
      スームィ市北東~国境地帯~スジャを見ると、地形の制約・交通の制約によりロジスティクス問題がついて回るため、お互い国境を越えて攻めにくい地形なのでしょう。

      独ソ戦クルスクの戦い、当時の攻撃発起点として、一定の合理性を感じてしまいました…

      15
      • たむごん
      • 2025年 3月 11日

      追記です。
      管理人様の仰る、展開の速さについて触れているものについて、分かりやすいものがあったためご興味があれば。

      年始~3月9日までの展開をDeepStateMAPなどの動きで並べていて、当記事のマラヤロクニャについてはまだ反映されていない状況です。
      2月20日の国境突破、その後3月に向けて一気に動いているのが分かりやすいですね(MAPと現場の反映に時差があるかもなのでご参考まで)。

      ウクライナ軍の限界点だったのか、ロシア軍が攻勢準備を行ってきたのか、その両方なのか今後の情報に注目したいと思います。

      (2025/03/11 Ukraine Invasion of Russia: Kursk Attack – Every Day [JAN 9 – MAR 9 2025] Youtube)

      8
        • たむごん
        • 2025年 3月 11日

        MAP内に、Poplulationとして人口規模が表示されています。

        コメント欄の皆様が仰っていた、クルスク州国境付近に何もないという表現も分かりやすいですね…

        9
      • 犬の〆
      • 2025年 3月 11日

      なんかロシアがクルスクからのウ軍の撤退を停戦の初期条件の一つに出しているみたいですね。
      もしそうだとすると、ウ軍の戦力増強も納得できるかも。

    • col
    • 2025年 3月 11日

    他のサイトでは露軍はマルティノフカからスジャ市街に侵攻してきたという報告もあります。
    ロスネフチのガススタのあたりです。
    パイプライン部隊の目的はクバトキンでなく、黄色点線の先に襲撃をかける予定だったのかもしれません。
    時間通りに合流できなければ、全滅してしまうキワドイ作戦ですね。
    管理人様の報告と合わせたら、もはや線路の東側にウ軍はいないのかもしれません。
    今後はスジャ住宅域での市街戦になるようです。

    3
    • ボーボボ
    • 2025年 3月 11日

    パイプラインの中の映像があるって事は 成功したんじゃないですかね? 後日談みたいなものがありますし

    9
      • nachteule
      • 2025年 3月 11日

       パイプライン移動中の映像なんて戦闘後に持って帰るべき物でもないでしょう。それこそ撮影担当がパイプラインの途中で帰るなりして証拠とすれば十分で成功を保証する物ではありません。

      1
    • Sji
    • 2025年 3月 11日

    パイプライン戦闘員の後日談みたいな映像がありますから 帰ったんじゃないですかね?

    8
      • 無名
      • 2025年 3月 11日

      最初から100人単位の兵士を、ガスの濃度が高ければ命に関わるような場所に送ったとは考えにくいので、ガス濃度チェック要因、偵察部隊、精鋭とか徐々に送る兵士を増やしていったと思います。

      8
      • baka
      • 2025年 3月 11日

      百名を2日間待機させて突撃させて、通路が常時使える程安定したと
      ロシア側は映像付きで報告してるそうです

    • col
    • 2025年 3月 11日

    露軍はマルチノフカからスジャ市街に侵攻中という報告もあります。
    パイプライン部隊の合流地点は、クバトキンでなく、この方向が狙いだったのかも。
    もうグレーゾーンがあちこちに出来て、何が何だか分からなくなってます。

    6
    • 愛国戦線
    • 2025年 3月 11日

    日本人としては、死地クルスクに放り込まれるという過酷すぎる選別を乗り越え、学習した北朝鮮兵団の誕生が恐ろしい

    31
      • Mr.R
      • 2025年 3月 11日

      その上バリバリ最新のドローン既存の兵器を組み合わせた戦術を学んでいるという···
      2~3人のゲリコマでもかなりの損害を出しそう

      33
    • 2025年 3月 11日

    いつの記事だか忘れてしまいましたが
    管理人氏がDEEP STATEとRYBARの2つのソースを参照すると結論を出された時の理由には説得力があったので支持したいですね

    38
    • うくらいだ
    • 2025年 3月 11日

    「ウクライナ軍は包囲される恐れはなく戦力を増強している」
    まじすか。ゼレンスキーの凄い執念としかいえないな

    18
      • たむごん
      • 2025年 3月 11日

      引くに引けなくなってるだけなのか・本当に戦力増強されて問題ないのか、数日すれば結果がでそうですね。

      ゼレンスキー大統領に加え、各国首脳や高官・メディアの面子もかかってますから、執念と言う表現まさに仰る通りと思います…

      16
      • 2025年 3月 11日

      交渉材料のつもりのクルスク方面から撤退したら
      交渉不利になると思っているなら
      そう言い張るしかなさそうな気がする
      (精鋭部隊を賭けるほどの価値あるのかな)

      11
    • KM
    • 2025年 3月 11日

    ブトゥソフ氏の論調が急にウ軍有利の調子になったのが、逆に重大な危機が起きているのを感じさせます…
    本当に危険な状況になったので、軍や国民の動揺を抑えるためにトーンダウンしたのではないかと…

    34
      • paxai
      • 2025年 3月 11日

      なんかシルスキーの受け売り感が出てるんだよなあ。
      ロシアとウクライナで戦況評価があまりにも乖離してるし。
      数日経てば分かるんだろうけどねえ。ゼレンスキーのサウジアラビア行きが影響してる・・・なんて事はないと思うけども。トンネル部隊の評価も真っ二つに割れてる。壊滅したのか生還したのかそれともまだ現地で包囲の中暴れてるのか。

      27
      • 早すぎる
      • 2025年 3月 11日

      どうでしょうね、censer.netのブトゥソフ氏の記事を遡って読んでみれば分かるようにこの人は筋金入りのマジガチジャーナリスト魂ありますから
      前線リポートからのウ軍改革提言と汚職への追求は二本立てのメインだし、ウクライナ政権・軍の忖度や日和ったりはしないと思うだよね。

      ウクライナ軍が負けて撤退した戦いでも数日か数週間後に前線部隊の証言取った上でYouTubeであまりにも長い(しつこい)敗因分析とウクライナ軍の問題点を指摘しつつ、自分なりの提案を交えて動画流しますし
      米国への言及についてはウクライナから離れつつあるトランプ政権への非難一色な論調抑えながらどうしたらウクライナ支持へ持ち返すか?とゆう非常に抑制的で現実的な記事も書いています。

      多分ですが「急にウ軍有利なった」「トーンダウンしたのでは」ってポクロウシク方面への言及だよね?
      これは1月からの露軍進出速度の鈍化とドラパティ昇進が重なって、前々からずっと言っていた軍制改革と有能な士官の昇進・登用とドローン注力投資が実現している、とのブトゥソフ氏の見解だと思う。

      気になるcenser.net内の記事コメント欄をちょくちょく読んでいると分かるけど、このサイトの政権批判に乗っかってウクライナ人のコメントは自動翻訳で見る限り相当酷いw
      特にゼレンスキー、イェルマック、ポドリャック、タタロフ、ウメロフ筆頭に閣僚と国民の僕議員、高級官僚への批判・冷笑・皮肉は5chレベルだと思うw
      そんな中でトランプ米国へ罵詈雑言吐いても何の意味もないどころか文句ばかり言ってても更にウクライナからの離反を加速するだけなんだよ?的な諭しつつ
      じゃあ支持を得るにはどうしようか?みたいな話に流れを持っていきたくて恐ろしいほどダラダラ語ってるように感じます。
      特にウクライナ国内の徴兵と動員に関する話となるともの凄く気を使って冗長になざるを得ない空気ビンビンで、これは前線士官・兵士のブログ記事でも同様で、もう何をどう書き連ねようがウクライナ国民が自ら兵役志願どころか徴兵に賛同するような世論形成不可能な状態に陥っているのを直で感じられます。

      29
    • グロズヌイ
    • 2025年 3月 11日

    いかに無謀なウクライナ軍も流石にマラヤロクニャ方面からは撤収するわな。スジャ近郊まで部隊を後退させて防御を固め、ここを撤退拠点にして順次スィーム州まで下がっていくとみた。ゼレンスキーが何を言おうと現地の部隊は下がるでしょう。撤退の時間稼ぎの殿が残っているかぎり「クルスクは支配下にある」とポジショントークがとれるから十分よ。

    17
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2025年 3月 11日

    「現在の我が軍は敵に包囲される恐れはなく戦力が増強されているが、戦術的にも作戦的にも不利な状況に変わりはない」

    物理的に遮断されてないから包囲はされてない、ぐらいに受け止めれば良さそうな雰囲気に思えます
    現時点でウクライナ軍が補給路への攻撃を阻止できるようになったという話は出てきていないので、スジャに撤退しつつ抵抗しているぐらいの話に思えます
    ただ、スジャに集まれば集まるほど包囲の輪も狭まるので早いうちににクルスクから撤退しないと余計に損害が増えそう

    34
    • paxai
    • 2025年 3月 11日

    感覚的な話だけどロシア側はパイプライン部隊を絶賛してるし指揮官にもインタビューして英雄視してる。
    そら無茶な作戦だから損害を食らってはいるんだろうけどウクライナ軍にキッチリ対策されて何もできずに壊滅しました。って事はねえと思うんだよなあ。 

    25
      • nachteule
      • 2025年 3月 11日

       前にあった地下道作って展開する程の自由度は無くて、何処まで行っても進軍がパイプラインに縛られて出る時に気付かれずに行けるのかのリスクもある。

      4
      • メロン
      • 2025年 3月 11日

      問題なのは攻撃を察知出来ても対処する為の能力を維持出来てなかった事だ
      これは今後クルスクだけで起きる問題とは思えない

      8
      • hoge
      • 2025年 3月 11日

      大きな打撃を受けた部隊はいくつかあっただろうけど
      全部隊の平均では戦術目標の大半を達成して
      結果としてスジャ北部での躍進につながった
      ……というのが妥当な判断ではないかな?

      「ウクライナ軍はスジャに侵入した部隊を殲滅した」
      初期にあったこれは典型的なチェリーピッキングですね

      8
    • 2025年 3月 11日

    普通に38k 004って道路がドローンの監視や砲撃で使いにくくなってて、まともな武器弾薬食糧の補給が出来なくなってしまってるんだからルシア軍のスジャ奪還も時間の問題でしょ。
    死守命令というよりは逃げたくても逃げれない状態。
    自分なら、この段階まで来たらヘイトを買って逃げ回わる偵察隊を送り込んで相手に少ない武器弾薬を消費させて、反撃が少なくなってきたら一気に制圧してくけど、ウクライナ軍は気づいてても排除しきれてないから少なくともクルスクに関しては末期状態に陥ってるのは間違いない。

    14
    • nk
    • 2025年 3月 11日

    「おぉぉぉ」としか言いようがないと、まあ声出ますよね私も地図拝見して「あーーーあ」と声出ました。
    ウクライナ軍北部から撤退した模様でクルスクは最終局面のスジャでの戦いが始まる時が来ましたがさて、スジャで粘るのか撤退して国内固めるのかどうしますかね。

    12
    • 懐中電灯
    • 2025年 3月 11日

    6千~1万ともいわれるウクライナ軍がどれだけ無事に脱出できたか、装備遺棄はできるだけ最小限か?
    正直このラインだと思います。
    もし軍上層部が死守命令だそうなら論外。

    14
    • 通りすがりA
    • 2025年 3月 11日

    ブトゥソフ氏もクルスク死守に賛成組か・・・
    有能な司令官を、スジャに派遣すべきということは、この戦略価値のない土地に縛り付けられるということだが。

    20
    • go2
    • 2025年 3月 11日

    スジャでの戦いとなると、補給路が維持できていれば本来2か月は持つはず。
    しかし、ヴグレダールほど強固な要塞でも、補給路を断たれるともたなかった。マラヤ・ロクニャを取られ、高台の優位があるわけでもない。そのうえ、補給路へ続くバシフカやジュラフカのスムィ州方面もロシアの別動隊に攻められているから、こっちにもウクライナは守備を割かざるを得ない=戦線をスジャまで下げても、補給路が狙われる限り兵を配置して守るべき範囲が広すぎる。
    うーん、将棋ならばもう詰み、な気がする。ターン数だけ稼いだところで、投了に至る流れはもう変えられない。せめて、時間稼ぎが外交的な改善に繋がるならいいのだが、あっちもあっちで揉めてるし。やっぱスジャからの早期撤退が一番だと思う。

    19
    • DEEPBLUE
    • 2025年 3月 11日

    スジャ死守する必要もなく東部に全ベッドでいいと思うんだが政治かあ・・・

    2
  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 日本関連

    防衛装備庁、日英が共同で進めていた新型空対空ミサイルの研究終了を発表
  2. 欧州関連

    トルコのBAYKAR、KızılelmaとAkinciによる編隊飛行を飛行を披露…
  3. 米国関連

    F-35の設計は根本的に冷却要件を見誤り、エンジン寿命に問題を抱えている
  4. 軍事的雑学

    サプライズ過ぎた? 仏戦闘機ラファールが民間人を空中に射出した事故の真相
  5. インド太平洋関連

    米英豪が豪州の原潜取得に関する合意を発表、米戦闘システムを採用するAUKUS級を…
PAGE TOP