ここ数日間のクルスク州における両軍の動きは非常に激しく、ウクライナ軍参謀本部は28日「ロシア軍が国境を越えてスームィ州に侵入したものウクライナ軍が押し戻した」と、DEEP STATEは「ロシア軍がスームィ州国境付近まで前進して二コラエヴォ・ダリノを奪還した」と報告した。
参考:Мапу оновлено
参考:Russia reportedly attacking Sumy Oblast border; military hasn’t confirmed
参考:Сили оборони зупинили прорив росіян на Сумщині, але ворог продовжує штурми
参考:Дзержинское направление: ВСУ в городе и сложности контроля обстановка по состоянию на 17:00 28 февраля 2025 года
スナヒスト川方向の前線位置はDEEP STATEとRYBARでほぼ一致した格好だ
クルスク州の動きは非常に激しく、RYBARは先月25日「ロシア軍がポグレブキとオルロフカを奪還した」「ロシア軍がノヴァヤ・ソロチナを攻撃し始めたという情報もあるが裏付けがない」「レベデフカ方向とジュラフカ方向で戦闘が続いている」「ロシア軍がノヴェンケ方向の森林地帯で支配地域を徐々に拡大している」と、ロシア国防省も26日「ポグレブキとオルロフカを解放した」と、DEEP STATEも「ポグレブキ、マルエフカ、オルロフカでウクライナ軍が支配的でなくなった=支配地域が後退して3拠点がグレーゾーンに移行」と報告。
RYBARも「ロシア軍がウクライナ軍をクルスクから追い出す取り組みを強化している」「全ての方向でウクライナ軍は後退している」「ロシア軍がノヴァヤ・ソロチナ~スタラヤ・ソロチナ周辺で支配地域を広げた」「ロシア軍が38K-024の東側で支配地域を広げた」「ロシア軍がマラヤ・ロクニャ川沿いまで前進した」「ロシア軍がレベデフカ集落の南郊外で支配地域を広げた」「ロシア軍が38K-004沿いで支配地域を広げた」「ロシア軍がチェルカスカヤ・コノペリカを奪還した」「ロシア軍がチェルカスカヤ・コノペリカ西郊外の森林地帯で支配地域を広げた」と報告。
ロシア国防省は27日「二コルスキー解放」を発表、RYBARも「ノヴァヤ・ソロチナ集落の掃討完了を現地のロシア軍関係者が確認した」「ロシア軍がニコルスキーを占領した」「ロシア軍空挺部隊がレベデフカ集落を制圧した」と報告し、レベデフカについては「ウクライナ軍の反撃が続いているためレベデフカの確実な支配を宣言するのは時期尚早」「レベデフカ喪失はウクライナ軍が38K-024を守る最後の重要拠点を失ったことを意味する」「この補給線に近づけば近づくほど敵の反撃は強まるだろう」と指摘した。
DEEP STATEも「グレーゾーンがスヴェルドリコヴォ方向から国境を越えてノヴェンケ方向の森林地帯に伸びた」と報告し、ノヴェンケ方向のグレーゾーンはRYBARが報告したものとほぼ同じだ。
ウクライナメディアもDEEP STATEの報告を受けて「ロシア軍がスームィ州に侵入した」と報じたが、国家安全保障国防会議に属する偽情報対策センターのコバレンコ所長は28日「ロシア軍が国境地域を攻撃しようとしているが決定的な突破口はない」「現在も戦闘が続いている」と発表、ウクライナ軍参謀本部の報道官も「敵機械化部隊はスームィ州ノヴェンケ周辺を攻撃する際に国境を越えたものの、ウクライナ軍に阻止されてロシア領に押し戻された。現在も戦闘が続いており、ウクライナ軍はスジャ方面に対する兵站を守るための措置を講じている」と報告した。
DEEP STATEも28日「ロシア軍がスームィ州国境付近まで前進した」「ロシア軍が二コラエヴォ・ダリノを奪還した」「複数方向でグレーゾーンがスームィ州に伸びた」と報告し、ノヴェンケ方向とは別の非常に小さなグレーゾーンが「ジュラフカ方向」と「ジュラフカ~ノヴェンケの間」に登場、視覚的にロシア軍がノヴェンケ方向の陣地=Ⓐから後退するウクライナ軍車輌を攻撃する様子が登場。
この視覚的証拠はロシア軍がスームィ州に入ったことを裏付けるものではないが、ノヴェンケ方向で戦闘が行われていることを示す初めての視覚的証拠で、DEEP STATE基準で見ても「ウクライナ軍はスナヒスト川方向の占領地域を失った」と解釈できるため、この方向の前線位置はDEEP STATEとRYBARでほぼ一致した格好だ。
追記:トレツク解放宣言から20日が経過しても勝利を印象づけるセレモニーは公開されておらず、ロシア軍がトレツク市内でウクライナ軍を攻撃する様子が次々と登場、遂にRYBARも「国防省は2月初めにトレツクの完全解放を発表したが現実は完全解放とは程遠い」「トレツク市内は一つの大きなグレーゾーンで、ロシア軍が支配している地域もあれば敵が支配している地域もある」と指摘し、RYBAR曰く「2回目のトレツク解放宣言」も嘘だった可能性が濃厚になってきた。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
ロバや馬に乗ったロシア兵にしては侵攻が速すぎますね
ウクライナが逃げてるのかサイボーグコサック騎兵でも実装されました?
松葉杖軍団の進撃はすごいですね。魔法の杖の火力は日本も研究せねば。
ウクライナが占領したクルスクの一角 なんか小ちゃくなってね?
川沿いの低地に、そこに沿った一本だけの補給線があり。
その補給線に沿って布陣して、左右を敵に挟まれる。
知りうる限り、これほど酷い戦術ポジション取りは見たことないですね。
ヘルソンの水遊びもそうでしたが、なんかウクライナ軍は自殺願望でもあるんでしょうか。
初動の失敗が大きかったと思いますね。最初の数日間にコレネヴォとセイム川南岸を確保していればウクライナ軍はずっと有利に戦えたでしょう。現実には最初でつまづいた為にスナゴストへ反撃をかけられこのざまですが。
ヘルソンは水遊びとしか形容できませんね。本気であそこからクリミアを目指していたのなら正気を疑います。
1本の補給線に依存することは、現代戦の機械化部隊で仰る通りなかなかないですね…
ガザ戦争のイスラエル軍でさえも、道路整備を入念に行っていて、写真や映像が残っているのを拝見しました。
トランプ大統領・ヴァンス副大統領=ゼレンスキー大統領の口論の中で、カードはないと言い切られていますから、クルスク占領地は交渉カードとして既に見なされていないません。
そうすると仰るように、なぜウクライナ軍が厳しいクルスク占領地で粘っているのか、よく分からなくなってしまいます…
裸でサボテンに抱き付いた男に別の男がたずねた。
「いったいなんでそんなバカなマネをしたんだ?」
その男は答えた
「その時はそれが一番良いと思ったんだよ」
当時ベストだと思ったは、その通りかもしれませんね。
狂信的民族主義者にとって、スジャはウクライナの「不可分な一部」であり、いにしえの都である…という事では?国処か地域も文化も異なる人間が想像も出来無い拘りがあるのかも知れません。
中世チェルニーヒウ公国からの街ということで、歴史的に興味深いですね。
ウクライナ=ロシアの国境などを見ていると、戦前からスカスカのところが多く、人の往来もありまして。
ウクライナ一般庶民レベルが、戦前からどういった感覚なのかは気になりますね。
今回の視覚的証拠により、Rybarの主張(ノヴェンケのグレーゾーン化)が裏付けられましたね。それに対し最近DeepStateは時間が経つか、視覚的証拠が登場するかしたのちにRybarを追認することが多い印象です。
想像ですが、DeepStateは以前軍から睨まれて運営者が動員されそうになったと言う話もありましたし、政治的圧力によってウクライナにとって不都合な話は抑制的に報じざるを得ない状態なのでは。それに対しロシア側は優勢なので情報提供者が誇大報告を行うことも少なく、結果としてRybarの情報は質が高くなっているのだろうと考えています。
どちらが先に報告するかは状況によりけりで、RybarがDeepStateの報告を追認する場合も多数あります。
>DeepStateは以前軍から睨まれて運営者が動員されそうになったと言う話
この話が何処から出てきたのか知りませんが、恐らく政府に批判的なUkrainska Pravdaの記者が動員された話(記者は動員延期の対象者ではないので動員は合法)をごっちゃにしただけのデマでしょう。
何でもかんでも批判的に見れば何でも怪しく見えますし、情報空間に蔓延するウクライナやロシアに対するネガティブな情報の大半は両者のプロパガンダである可能性が高いので、あまり真に受けないほうが良いですよ。
動員の話に関してはヤフコメ民さんも挙げている、マリヤナ・ベズグラヤ最高会議議員のFacebook投稿(アカウント名Mariana Bezuhla)からですね。(恐らく過去記事”侵攻1034日目、ヴェリカノボシルカ最後の兵站ルートも遮断の危機”で取り上げられている同議員の投稿と同じものです)信憑性は完璧とは言えませんから動員に関する箇所は「話」ではなく「噂」くらいにしておいた方が良かったですね。警戒心が足りていませんでした。
DeepStateがRybarの報告を追認する場合が多いと言うのは私の印象論としての頻度の話でしたが、DeepStateに圧力がかかっているであろうと言う仮説から確証バイアスに陥っていたのかも知れません。人間が持つ見たいものを見る傾向に気をつけることが重要ですね。ご指摘ありがとうございます。
> DeepStateは以前軍から睨まれて運営者が動員されそうになったと言う話もありましたし
シルスキーに批判的なマリアナ・ベズフラ議員の話でしたっけ。
昨年12月頃の話(議員のFacebook)でしたが、まあDSがRybar同様国から圧力受けたのは事実でしょうが、動員は批難のためのフカシだったのでは?
Dr氏は管理人氏が言うような別件との混同はしてないと思いますよ。真に受けるなはわかりますが。かと言ってRybarのほうが質が高いには同意しかねる。
交渉材料をめぐる争いとか停戦ラインを巡る争いとか意図を断定して言ってるけどずっと違和感しかない
一応停戦交渉を進めようとしている(なんか揉めてるけど)段階だし、停戦を見据えて動いているというのは特に変な解釈でもないような・・・
それとも「停戦交渉が既定路線だ」というのが誤った先入観である可能性があるという意味です?
これまで淡々と侵攻を進めてきたロシアが姿勢を変えたように見えないのが正直なところ
ロシアがクルスク「奪還」に動くのは当たり前だし
正直「停戦交渉が既定路線だ」っていうのは先入観だと思いますよ
そりゃプーチンも選択肢の一つとしてそうなっても対処できるように動いてるだろうけれど
それを規定路線として戦略立ててるとは思えないし足元見られかねないことをするとも思えない
露国民へもそういう期待しないように慎重に発言してきたように思えます
ロシア(プーチン)の基本スタンスはあくまでも、停戦までいくのは米国(トランプ)によりウクライナ・欧州の抵抗を止めさせる圧力が機能したならば、でしょうね。
それがプランAで、もしくはバイデンに壊された米露関係の「平常化」がプランB。
書面にサインするのは、このどちらかか、あるいはいずれかの敗北による調印かに限られるでしょう。
おっしゃっているようなクルスク【奪還】にロシアが注力し始めたことがロシアも停戦よりになってきたと判断できる動きだと思いますよ。
今までロシア軍は主努力はウクライナ領の切り取り、クルスクはウクライナ精鋭の貼り付けという風に思える行動をしていましたし、元来「ロシア領内に侵入したウクライナ武装勢力がいる限り、停戦はない」と告げていたので、ウクライナ領切り取りパーティーからクルスク奪還(あるいは掃討)に移行したのはやはり停戦交渉を見据えた行動とも考えられます。
プーチン大統領も、ある程度考えが分かるバイデンから何してくるか分からないトランプとなったので、「ロシアが押し付ける停戦交渉」の可能性が低くなり「米露が押し付ける停戦交渉」となること(≒ロシアの言い分が百通る訳では無い)を予想しているのではないでしょうか。
とはいえ、ここにロシア国防省の人間がいるわけでもないので、真実は未来の情報公開があってやっと分かるでしょう
なるほど。
わかりやすくありがとうございました。
トランプが大暴れしたおかげで停戦話自体どこいっちゃった感がありますな
ウクライナと欧州はアメリカ抜きでどこまでやる気なんでしょうか
欧州とロシアのどちらかが、無条件降伏or崩壊するまででしょう。
当サイトの記事(結語の「※この記事内容は完全に管理人の主観なので注意が必要です。」を平然とやってのけるッ。そこにシビれる!あこがれるゥ!)
「ウクライナ軍が直面する砲弾不足の原因、問題は何処に潜んでいるのか」
で明らかな様に、欧米の資本主義的思考では、ウクライナ戦争に必要な防衛産業への設備投資額は、同戦争で膨らんだ需要分に応えるだけでは到底回収できません。
にも拘らずロシア軍がこの消耗戦で欧米を圧倒できている事実は、ウクライナ戦争でも到底回収できないほどの防衛産業への投資を、ロシアは済ましているということであり。
「この防衛産業への投資を回収する必要があるので、ウクライナ戦争だけでなく更なる戦争をロシアは行なわねばならない。」
資本主義的思考を盲信する欧米にはそのような思考しかできず。
「欧州にまでは戦争しない」というロシアの平和への誓いを、欧米は信じることができません。
このため、太平洋・大西洋・北極海という地球規模の水堀に引き篭もれる米国はともかく、ロシアと地続きの欧州は「ロシアとは倶に天を戴けず」と思い込んでいます。
米国や中国などへの言い訳を確保する必要があるので、国境侵犯のような明らかな口実でもないかぎり、明らさまな殲滅戦を仕掛けるつもりは欧州にはないようですが。
既にヒートアップしているウクライナ戦争については、明らさまな代理戦争にならない範囲で、徹底してゼレンスキー大統領をロシアに嗾け続けるかと。
書き忘れた。
> 欧州とロシアのどちらかが、無条件降伏or崩壊するまででしょう。
裏を返せば、国家主権をロシアと互いに認め合う関係を、欧州は望みません。
米国という箍なり枷なり軛なりが外れた後の「欧州」は、もはや1つの意志ではなかろう。
英国筆頭にゼレンスキーを焚きつけ続けるつもりの国もある一方、冷静冷徹に「トランプ期」に合わせた動きをとる国もあるでしょうね。
現状では
停戦させたい派がトランプ
停戦してもいい派がプーチン
継戦したい派がゼレンスキーで
ゼレンスキーはアメリカが支援を継続してくれた上で継戦を続けたいみたいだけど、
社長が変わって考え方も変わった取引先というかスポンサー相手にあんな感じで、まくしたててしまったんだから、
そりゃ少し前にトランプに「(何年経っても平和に向けての答えを出そうとしない)半人前だ」と言われてしまったのを皮肉にも自ら証明してしまったから、後は気が済むだけやればいいと思う。
余裕がなくて語気を荒げる醜態を晒してしまったのはトランプ達に完全にバレてしまったし、本当に何をしにアメリカに行ったのか意味不明。
クルスクで抱えてもよかった戦線を拡大して、それ以上に他の場所を取られてしまってたり、兵士がいなくなったりしてるのを見られた上で戦いを止めようと仲裁してくれそうな相手に何言ってるんだよ…みたいな感じだし。
> 停戦させたい派がトランプ
> 停戦してもいい派がプーチン
> 継戦したい派がゼレンスキーで
うん
戦争大好きかどうかでひとまず政治家のランク分けができそうな世の中になったね
EUもオルバン首相みたいなのは現実を見てるタイプだろう
有権者は投票しやすいが、政策以前の問題で篩がかけられるのは嘆かわしいことだ
クルスクは危ういですね
敢えて自ら抱えた戦線だけに、延々ロシアに付き合って戦力を投入しなければならないとなると悪夢ですね
貴重な戦力を無駄に浪費するクルスクなどとられてしまった方がウクライナにとって好都合だ。どうせ停戦交渉など破談になって戦争が継続するに決まってる。
とすればクルスクを保持する必要はなく、綺麗さっぱりロシアに奪還されてしまった方が、今後ウクライナが生み出す戦力や兵器が無駄にされずに済む。
軍事的合理性を無視して政治主導で行われた作戦は必ず失敗するという前例を作っておかないと、きっと今後真似するバカが現れる。わーくにがそうなったら地獄だ。先の世のためにもクルスクは必ず失敗しなければならない。
失敗例は既にゴロゴロ転がっていますよ
失敗例を真似したバカがいただけで
ウクライナ政府と軍は美大落ちの末路とか知らないんでしょうか…?
前線の兵士達にトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談結果が伝わってから戦意を維持できるか心配ですね。
戦意喪失したら一気に突き崩されるかもしれないし、逆にアメリカ大統領にも怯まないゼレンスキー大統領凄い。ってなれば戦意高揚するだろうし。
>アメリカ大統領にも怯まないゼレンスキー大統領凄い。ってなれば戦意高揚するだろうし。
毅然とした態度で臨むことと、カメラの前で感情的に口論して醜態をさらすのは別なので、それはないかと。
自分の会社の社長が、銀行との融資契約の合同記者会見で口論になって破談になって、「〇〇銀行頭取にも怯まないわが社の社長は凄い!」と称えるのは、社長の取り巻きと腰巾着だけ。
取り巻き・腰巾着と反論する気力も失った者。
「それ以外」があとどれだけ生き残っているか次第になりそうです。
クルスク占領地、どうするんでしょうかね…
独ソ戦クルスクの戦いだと、ドイツ軍はベルゴロド(南)・スームィ(西)・オリョール(北)の三方向を、策源地として押さえていました。
ウクライナのクルスク侵攻作戦は、補給路が最初から心もとなかったわけですが、政治外交面から100%粘るしかないので占領部隊は厳しいことになりそうですね。
撤退が遅れれば、残念ながら捕虜扱いもされずに…
まあ、肥料や野生動物のエサになるのでしょう。
ふざけているわけではなく、ロシア文化ってそういうのはすごく冷徹だと思います。
逆に言えばウクライナは引き時なんですが閣下は取引材料だと思ってるみたいです。
気候・統治双方で厳しき環境を生きる上では、「強き者が生き残る」よりもさらに先の「生き残った者こそが強き者である」という。
撃たれて斃れるのでなくとも、生き残れなかった者は人間・動物問わず生者の糧となることを必定とされる極地。そうしなければ、命を継承できないが故に。
「理想を語る綺麗な言葉」など要らぬ。在りて存するか否かだけが総てであるということなのかもしれません。
大陸国は、なおさら厳しいのかもしれませんね…
強い国は人口・経済・資源・軍事力・科学力などを持っていて、またそれらを持っているから強い国なのが、無常な所まさに仰る通りと思います。
強い国との交易はメリットがあるのですが、そもそも弱い国との交易はメリットも小さいのが難しい所だなと…
対テロ掃討作戦だと、クルスク州は宣言しましたが、北朝鮮軍投入の布石=第三次世界大戦回避の両立にも聞こえますがどうなんでしょう?
捕虜交換を行う中で、クルスクの捕虜がどのように扱われるのかで、分かる面があるかもしれませんね。
ウクライナの引き際は仰る通りで、戦略予備(正規軍の予備部隊)がなくなれば、トランプ大統領の言う通りカードがなくなってしまいます…
掃討したと思ってもまだ地下室に潜伏してたり、新にゲリラ兵が送られてきたりするからな
ものすごく素人考えなのだが、38K-004の根元(国境付近)にミサイルを集中的に落としてしまえば、クルスクというかスジャのウクライナ軍はすぐに干上がってしまいそうなのだけど、そもそも無理ってことなんでしょうか。
可能なのにしていないのだとすれば、単にタイミングを見ているだけなのか、クルスクのウクライナ軍を潰したあとで38K-004(H-07)を使ってスームィを削りに行くことを考えているのか。
ずっと散布地雷を撒いて過ごしたい。。。
クリミア大橋と違いただの道路を直すのはそれほど難しく無いので
自衛隊の滑走路修復部隊だとミサイル攻撃からの復旧は2時間程度だったかな
クルスク方面はスミのバシフカを露に取られると兵站が完全に終了するけどどうするんだろうか、トレツクに関してはウクライナがある程度支配地域取り戻しているとの情報も散見するけど元々露が制圧出来ていなかったのが真相なのかもなと思ってる。
また米ウクライナの交渉破断は酷かった、ゼレンスキーは何言われ様がどう思われようが自分の主張なんてどうでも良くとにかく堪えてトランプの靴舐めてでも調印すべきだった、調印すれば条件は過酷でも戦争終結への道筋が見えていたのに器量が圧倒的に足りていない、すでにどう如何に上手く負けることが出来て将来に希望を少しでも残せるかという段階だと思うがまだ何とかなると思っているんでしょうかね。
ぜレンスキー一人がいなくなれば戦争終わることにみんなが気づきかけてる
理解に苦しむ。それは果たして平和なのだろうか。
継戦を最も強く望んでいる者がいなくなれば「戦争の終わり」という意味での「平和」に大きく近づきはする。
ロジックとしては何も間違えてはいなかろう。
それが「泰平」かは全く別の話なだけでして。
仮にゼレンスキー大統領が何らかの原因で退場しても平和にはならないと思いますよ。
この3年でどれだけの恨みや憎しみが積み重なったのやら、それでいて被侵略国のウクライナが一人負けするような内容で停戦になろうものなその感情がどんな形で爆発するのやら···
そこはほら、世界お得意の「ミンスクを破ったゼレンスキー一派がすべて悪い」という証拠や裁判行えば良いかと
全部ぜーーーんぶナチが悪いんです!ドイツ国民はチョビ髭に騙されたんです!
という先例もあるので。
ちょうど、テロ組織に近い扱い受けていたアゾフとかいう連中もいますし、スケープゴートはたくさんいるかと。
ウクライナ一人負けは、という話もありますが、ポーランドですらウクライナのためにポーランド軍やポーランド国民を危うくする気はないと言ってるくらいですし、ウクライナ国民を含めた拳の振り下ろし先を見つけないと、ウクライナは欧州の北朝鮮の道をひた進むだけでしょうね
先の大戦ではドイツはナチス、イタリアはファシスト、日本は軍部が全て悪かったということで責任取らせ世論構成した国民や煽ったマスコミは当時は仕方無いことであったということでお茶濁して終わらせてますしね。敗戦国の戦争賛成派の国民に責任取らせるとなるとジェノサイトするしか無くなってしまうし、色々と掲げている理念に相反し現実的でもないので落とし所としては良い塩梅なのかな。今回はゼレンスキー一派とアゾフが丁度良い塩梅に見えるので
彼らを犠牲にして他を残すという選択肢が現実的な落とし所に見えるけど、ゼレンスキー一派は欧州の後押しを受け徹底的にやる方向に見えますのでゼレンスキー一派と欧州で頑張れば良いと思う、日本へ視線を向けられると本当に迷惑でしか無い。
だから、そういう何か・誰かにのみ罪を擦り付ける終わらせ方は絶対将来に禍根を残すという話をしているんじゃないんですか?
ウクライナ人が我慢すればみんなハッピー!は、バルト三国が我慢すれば、ポーランドが我慢すれば、その他非核保有の小国が我慢すればという帝国主義に繋がって行くだけでしょうが
ですが、綺麗な建前を優先した果ては。
それこそ、あてどなき戦いを「最後まで戦い抜く」しかなくなってしまうでしょう。
「誰かに詰め腹切らせる」は、無論極めて残酷無比ですが、人類が終局を回避するための知恵でもあるのです。残念ながら。
日本だって、東京裁判で処された者達の命をもって終局を回避したのですから。
戦後日本は米国の安全保障の元経済発展と高福祉を享受できましたが、ウクライナはロシアに併合されればド・ル人民共和国の兵士の様に地雷やドローン避けの突撃兵にされる未来が待っているだけですよね。
これは2014年・2022年・今現在のどのタイミングで降伏したとしても同じでは?
あなたのおっしゃるウクライナが併合される、という事は、無いと言えるでしょう。
プーチン大統領が言ったわけではないから確実では無いけども、メドベージェフ氏が「ウクライナ民族主義者の塊である西部はイラネ」と言っているくらいなので、資源地域かつロシア系住民の多い東部を切り取って終わりでしょう。
米露の停戦条件をウクライナが飲まず、結果的に支援の無くなったウクライナが負けた場合でも、黒海沿岸切り取って汎ドニエストルとの陸上回路確保したら、内陸国に落ちたウクライナは放置するでしょうね。
ロシアに編入してしまったら、国境封鎖できないので。
ストームZはロシア軍の中の恩赦を目的とした犯罪者によるいわゆる懲罰部隊なので、DPRとLPRは2014年から戦争続けてきており、むしろロシア兵より精強である部隊すらあります。
近視眼になるのは良くないですよ。
マンネルハイム元帥のように「上手く負ける」ことが出来なかった、ロシアの限界線を上手く見抜けなかった、マイダン革命を民主主義の勝利と持ち上げた欧米にそのまま乗っかった、様々な原因が今のウクライナにあると言えます。
【大国が考えている越えてはいけないライン】を見極め無いといけないのが中小国家の悲哀です。
日本とフィンランドが上手く負ける事が出来たのは米ソがその後の主敵に集中したいから寛容だっただけで、ウクライナの現状に当てはめるのは適切とは言えないですよね
ところでドニプロ川以東の併合と黒海沿岸の占領という遠大な計画は一体何年掛けて実現する物なんでしょうか。黒海艦隊は消滅したし、ヘルソンザポリージャの戦線はもう2年半は動いていないですが。
ヘルソンからオデーサまで続くうっすい補給線はどうやって維持するのか見当がつきません
だからこそ、ロシアが他所へ移ってくれないような所業を為すべきではなかったということでしょう。
テキトーに頭下げてお茶濁しとけばインフラボロボロまではされなかったでしょうに。
一応、熊よりは話通じる相手なので。
私、黒海沿岸刈り取るのはウクライナが米露の示した停戦交渉蹴って、本格的に切り捨てられた場合の話としてますよ。
汎ドニエストルとの接続というロシアの目標の最大値だろうものは、「私が斃れるまでウクライナは戦い続ける」とゼレンスキーが言って、アメリカに捨てられ、金も入らなくなり、支援が先細りになり、と悲惨な状況になったウクライナ相手に長い戦争をロシアが行い、条件付き降伏が認められなくなった場合です。
おっしゃる通りで詰め腹切る覚悟のない人は政治など行う資格はない。ましてや大統領として大勢の国民を兵士として戦地に動員して命を失わせ敗戦に至ったならば最高司令官として全ての責任を潔く引き受けるのが当然の義務。
反米になった方々がアメリカでテロでもやるんじゃないの?後はお察し…
トランプが言った和平をする気になるまで会わない、その気になったらどうぞ、という言葉は、今後交渉をウクライナ抜きで進めるという宣言ですよね。
ロシアとアメリカで話をつけて、この和平案に乗らないならアメリカは支援停止するのでどうする?とウクライナヨーロッパに突きつける、と。
アメリカの武器と資金、何よりスターリンクなしで戦い続けられるかの選択を迫ると。万一継戦を選ばれても長続きしないのでロシアと権益の調整してあればアメリカに被害はないってことでしょう。
もう三方よしでおさまる落とし所は無いですからねぇ。。
西側の平均的価値観からすれば、ゼレンスキー大統領ではなくトランプ1人が退場すれば平和…という事にはなるでしょう。妹の仇として米国を呪詛している私からすれば「これがアメリカの正体」なのですが…。“3度目の正直”が起きるのでは?残念ながらウクライナに限れば停戦が遠のき、多くの人命が失われてしまいますが、心の中でそれを願っている西側の人々は多いと思います。
アメリカの正体というか殆どの国がそんなもんだと思いますよ?東西関わらず。
「国家に友人はいない。あるのは国益だけだ」と言ったのもフランスのシャルル・ド・ゴールですし…
キッシンジャー『アメリカと敵対することは危険かもしれないが、友人となることは致命的である。』
以前他のスレで出て来た、米露が会談して二国間だけで国交正常化。
そういう訳なんで、今後アメリカはロシアとは敵対せずに友好関係を築くことになりました、ウクライナとヨーロッパにはもはや関わりませんから、自己責任で以後はどうぞお好きに。
大丈夫「敵対」はしませんから、何が起きても「無視」するだけです。
あっ、イギリスは我が国から供与されてるポラリス核ミサイルの使用は禁止ね、出来れば現物を返してカネは返すから。大丈夫大丈夫、フランスが核兵器貸してくれるって言ってるじゃない。問題無いよね。
という事になる可能性は否定できませんねぇ。
ロシア『ゼレンスキーがああだし、せっかく顔立ててくれたトランプには悪いけどウクライナ利権は全部もらうねw』
欧米首脳陣がXに投稿した連帯を示す文がコピペだったしトレツクとかで粘ってもアメリカ抜きな上にやる気のない欧州のアシスト受けながら戦い続けるのはキツいですよ…
8様、仰る通り、軍事大国は洋の東西・過去現代と似たもの同士でしょう。只、個人的事情により四半世紀に渡りアメリカを疑いの目で見て来た身からすれば、建国以来一貫して弱者を踏み躙り、命を奪い、奴隷や実験台にし、意に添わない相手を力で抑え続けてきたアメリカの罪は圧倒的です。勿論、ウクライナ戦争でもロシア・ウクライナ双方の戦争犯罪は裁かれて然るべきですが、「(少なくとも西側では)アメリカが断罪されていない」という状況が様々な歪みの原因になっていると確信しております。
叩き出されて東部に戦力集中した方が良い
ロシア軍がクルスクに力を注ぎ始めたのが理解に苦しむなあ。クルスクがあるおかげで、キエフからの補給が、クルスクと東部戦線に分かれて調整に手間取っていたはずなのに。ここを逃げ出されて、整理されたら東部戦線が苦しくなる。ただ、ここでユナキフカへ向かって進撃し、クルスクのウクライナ軍を包囲できれば、キエフへの道が開く可能性がある。しかし、今回の戦いでそんな圧倒的な攻撃力をロシア軍が見せつけた事は無い。両翼包囲で脅かして、後は、引いていくウクライナ軍を押し込んでいく方式をとっている。今度は、ロシア軍が領土奪還のために戦力を分散しているのだろうか。まさか、西側テレビに毒されやすいプーチンは、停戦が近いとでも思ってあせっているのか。