ウクライナ人が運営するDEEP STATEは19日「ロシア軍が東部戦線の複数方面で前進した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍がヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告し、DEEP STATEはベルゴロド西部方面については特に言及しなかった。
参考:Мапу оновлено
参考:Хроника специальной военной операции за 19 марта 2025 года
参考:Перемирие — где же оно? Тяжелое положение под Красной Яругой, рассекреченное дело Кеннеди
ベルゴロド西部方面の状況はウクライナ側の視点が欠けるものの、今のところ大した進展はなし
DEEP STATEは「ロシア軍がクピャンスク方面オスキル川沿い、リマン方面ゼレベツ川沿い、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告したもののベルゴロド西部方面については言及せず、RYBARは「ウクライナ軍の攻撃がベルゴロド西部方面で続いているものの成功していない」「ロシア軍がヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告した。
RYBARはベルゴロド西部方面について「ウクライナ軍がデミドフカ方向とプリレセ方向への攻撃を継続しているが成功していない」「ウクライナ軍の侵入路は特定され組織的な反撃が行われている」と報告、視覚的にもロシア軍がプリレセ近郊の森林地帯=Ⓐでウクライナ軍を攻撃する様子が登場した。
DEEP STATEはクピャンスク方面オスキル川沿いについて「ロシア軍がオスキル川を渡河してドボリャンスキー国立自然公園に足場を築いた」と報告。
DEEP STATEはリマン方面ゼレベツ川沿いについて「ロシア軍がネフスケ近郊のゼレベツ川西岸で支配地域を広げた」と報告。
DEEP STATEはヴェリカノボシルカ方面について「ロシア軍がスクドネを占領した」「ロシア軍がC-050440方向に支配地域を広げた」と、RYBARは「ロシア軍がC-050440方向に支配地域を広げた」と報告した。
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※アイキャッチ画像の出典:42 окрема механізована бригада
ベルゴロド方面はやっぱり失敗ですかね
下手にうまく行くとゼレンスキーが勘違いして居座るから
失敗する方がいいですね
クルスクと違って奇襲効果が無いですし、2023年からベルゴロドではちょくちょく越境攻撃があったので、その反省として塹壕線も作られていますし監視体制もあります
どうしてそこに突っ込んだんだ感がどうしようもないですよ
ロシア軍もベルゴルド方面の防衛ラインをちゃんと構築しているでしょうから、ウクライナ軍が簡単にベルゴルドを取れるとはとても思えないんですけどね。ウクライナ軍には何か考えがあるのか、それともやけを起こして攻撃してるだけですかね。
結局の所大方の予想通りに条件お互いに譲らずに当面は戦争継続となりそうですが、ウクライナは継戦でも停戦でもゼレンスキーを替えた方が良い結果出せると思う。
クルスクの次はベルゴロドとか反省の色全く無いし、こんなどうでも良いことしてる場合では無く手当てすべき戦線はいくらでもある。
ロシア軍にアクティブ防護システム(APS)を搭載したT-72B3M戦車が配備されたとのニュース(Российские танки Т-72Б3М с КАЗ «Арена-М» появились в зоне СВО)
戦車についてはよく知らないのですが、ドローン対策を強化したということでしょうか。今後のウクライナ軍のドローン戦術に影響するのか気になります。ウクライナ戦車の同様の装備について調べようとしましたが、それらしい情報は見つけられませんでした。
メルカバのAPSはあまり役に立たなかったイメージごあるのでT-72B3MのAPSはどうでしょうね。
随伴歩兵散弾でやられる可能性があるので今回の戦争で進化しているでしょうね。
最近出てきた物でも無く先月ぐらいに同じシステムがT−90Mに搭載されているのでドローン対策強化と言うよりは戦場での脅威一般に対する措置と考えた方が良いのでは?
別にドローンだけが対戦車兵器でも無く初期に大活躍して持て囃されたジャベリン、ロケットのカールグスタフにすら最新戦車を屠られているしウクライナ国産のストゥーフナ-P対戦車ミサイルも活躍しているので生産数や乗員の事を考えると保護の強化は避けられないでしょう。
ドローンで戦車を撃破は、映えるのでバズるのですが、実際には依然としてATGMでの撃破が大多数だそうですからね。トドメにもドローン使うのもあるけど。
ドローン対策としては上方の索敵範囲が狭いのとトロフィーと比較しても後方に穴があるのでイマイチでは?
ベルゴルド作戦自体は、もともと予定されていたんだと思います。
クルスクが行き詰まっているのは明らかだったので、クルスクの前線から精鋭を引き抜いて郷土防衛旅団と入れ替え。ロシアのクルスク攻撃に合わせてベルゴルドに精鋭でカウンターをかけ、クルスクとは別の領土を確保して停戦交渉の材料にする,という狙いですね。
いわば,空蝉の術。
が。
ロシアの攻撃が正面ではなく後方の兵站線を狙ってきたためにプランが崩れ。
精鋭の撤退も終わらず、防衛戦の遅滞戦術も機能せずに電撃的に戦線が崩れてしまい。
予定の精鋭の半分も集まらなかったんではないですかね。
あまりに攻撃規模が小さく中途半端です。
が、政治的にはやらざるを得なかったんでしょう。
複数のブラッドレーが破壊された映像がでてますし、撤退してきた部隊で比較的装備を維持できてる部隊を送ったのでしょうが、今のところ大失敗としか言いようがないですね。
クルスクのロシア部隊の背後から進撃してロシア軍を包囲したかったのかもしれないけど、全然戦力が足りてない。
ウクライナの反撃は無理せずに受け止め、削っていき。手薄になっているところをじわじわ攻め取る。
ロシアは停戦が見え始めても、教本に書いてあるお手本を忠実にやっている感じですが、国力に勝るなら正道こそが最も強いのでしょうね。ウクライナは奇策に走っては失敗してる。
gdり過ぎてあまりにもしょうもなくなってしまった、最早国の誇りもへったくれもない紛争が終われるための必要条件は、ウクライナの軍や国民がゼレンスキーをハリセンなりピコピコハンマーなりで「いいかげんにせぇ」と叩き飛ばすに至ることなのだろうなぁと。
まさに、口枷・猿轡たる原義通りのギャグですね…
ベルゴロド~スジャ鉄道線の中間あたりですから、ペルゴロド方面は計画されてたんでしょうかね。
クルスク~ベルゴロドの鉄道線・高速道路(E105)は、非常に遠いですから、ここに影響を与えらえるような可能性は皆無でしょうし…
南ドネツク防衛に、勇敢な部隊を投入した方がいいと思うのですが、なかなか難しいのでしょうかね。
ヴェルカノボシルカ方面の北上、クラホヴェ方面の西上が合流していくのか少し気になっています。
いやぁベルゴロド-スジャ線の遮断と言ったってこんな国境近くの鉄道路線なんですから、ベルゴロドに監視員でも置いて駅で出発を見張りドローンなり榴弾砲なりで攻撃すれば十分ですし、元から機能してないんじゃないですか?
地図上だとそうなんですが、仰る通りほんとそうですよね。
政治目的以外に、精鋭投入して何のための攻勢なのか謎が深い…
追記です。
NATOについてですが、ヨーロッパの繁栄、今まではこういう事だったというのが分かりやすいですね。
ヨーロッパの軍隊が、ボロボロになっていて、アメリカに抱きか抱えてもらっていた事もを分かりやすく表現しているなと。
トランプ政権に対する態度を見ていると、ヨーロッパも色々忘れていたのでしょうね。
>僕たちヨーロッパは、自分たちの価値観が一人勝ちする新たな平和の時代が到来したと自己満足していた。防衛面では、僕たちはアメリカに「タダ乗り」していたのがさらに「気ままなタダ乗り」になっていった。
>ドイツの軍隊は滑稽なレベルで、ことわざでいうところの「チョコレート細工の兵士」だ。
(2025.3.20 もうアメリカにタダ乗りできない…トランプ2期目でさすがに欧州が目を覚ました newsweek)
ウクライナ軍や政権の中枢に
失敗する作戦に誘引してる
スパイが居るとしか思えない
シルスキーは違うと思うけど
彼を筆頭に、軍もSBUもロシア系は多いと聞く
ゼレンスキー本人じゃね?
あれほどウクライナに損害を与え、自己民を死に追いやっている存在は稀有だと思う。
プーチン氏は色々あれど歴史上の傑物だという認識は世界にあるけど、悪い方向の意味でゼレンスキー氏も歴史に名を遺す判断ミスを繰り返している。ホワイトハウスで醜態を晒しただけでも世紀の一場面やからね……
サラトフ州エンゲリス空軍基地で大爆発が発生。
ウクライナ軍の自爆ドローンが攻撃に成功した模様。映像ではオレンジがかったキノコ雲が確認できます。
あの感じだとFABの弾を外に置いてたんやろなあ。空爆ペース上げると管理が適当になる悪癖があるわ。
よっしゃこれで東部前線が少しは楽に……どうしてベルゴロドに突っ込んでるんですか???
トランプがゼレンスキーに発電施設をアメリカが所有すれば、ロシアの攻撃はない、と言ったとか、言わなかったとか。トランプの話はフェイクと勢い任せが多く、わけがわからんが。発電施設をアメリカが所有しても、アメリカ軍が守る事はない(つまり、トランプは不人気な兵士の戦場派遣と金のかかることはきらいだ)から、ロシアの攻撃を避けるには、ウクライナ軍が必死で防衛しないといけないだろう。それに、発電施設というのは、ウクライナはわからないが、送変電設備をやられると、電気が売れないから、アメリカは赤字企業を抱え込むことになる。そんなことするかな。
前回、ゼレンスキーは、トランプから「とにかく、金は出さない」と吠えられ、英米に泣きついたが、両国ともに、負担はしたくないから「アメリカが参加しなければ、協力できない」と体よく断わられ、泣く泣く資源協定にサインした。
ゼレンスキーは日本・韓国・台湾から金をもらうため英米の言うままに、中国・北朝鮮の悪口雑言ばらまいていたなあ。スクラップ空母や軍事ノウハウを買ってもらっていたのに。気を悪くした北朝鮮がロシア支援に走るのも仕方ないかな。
イスラエルや英米に媚びるため、アフリカやシリアで火遊びやらかして、ロシア兵をロシアへ戻したのもコメディーか。イギリスは、チャーチル以来、いつも地中海・黒海によだれを垂らして待っているが、さすがに単独では知らん顔するなあ。
ゼレンスキーの代わりの大統領、誰もしないだろう。降伏調印する可能性高いし、負ければ戦争責任とらされてバカみたいだろう。
ザボリージャ原発のアメリカの所有は、経済的利益というより、戦争拡大の防止か停戦後の安定の意図だと思います。
ザボリージャ原発は、ウクライナ軍とロシア軍の勢力の境くらいにありますが、攻撃によって、もし大規模原発災害になればNATO参戦とかの話になるかもしれないですし。アメリカの権益であればどちら側も攻撃しにくいしね。
> ザボリージャ原発
米軍がきちんと駐留してくれるなら、それはそれでまあ良いのかも……
ただアメリカは政権交代で手の平返す不安がね(良くも悪くもダイナミズムに富んでいる)
ウクライナの手に戻ったら原発を橋頭堡にして攻めてくるって指摘がロシア国内から出てるので
安全保障上、ロシアが手放すかは非常に疑わしいと思ってます
つまり原発は非売品扱いでディールは成立しないのではないかと
ポクロウシクやトレツクでは頑強な抵抗ができているが
全体を見ればやはりウクライナが押されているという状況を変えるには至らずというところでしょうか
ジリ貧が見えて焦るのは分かりますが上から変な奇策を押し付けるのは勘弁して欲しいですね
およそ全ての大規模戦争は最初から最後まで、将来の停戦ラインを巡るもののはずだが。
この戦いは違ったのか?
少なくともウクライナ側は、91年ベロヴェーシ合意で確立されたラインでの停戦を将来目標としているし。
ロシアの方は明確には言及していないが、マイダン革命(=ナチズム)打倒の点は明確にしている以上、同ナチ革命政府の占拠する領土が全て失われるライン(ポーランド・モルドバ国境)での停戦を将来目標にしているのではなかったか?
地政学の観点からは、ドニエプル川を除いてウクライナ国内の地形は自然障壁に乏しく。
本来であればそのような地形での戦線ラインの安定は、丁度拮抗した軍事バランスの上でのみ成り立つ、儚い夢物語。
一本足で立っている棒が僅かな揺れで傾き倒れるように。
軍事バランスというものは、強い方はますます強く、弱い方はますます弱く、僅かな差が拡大再生産されるもの。
百姓と核保有国は生かさず転ばさず、という欧米の江戸幕府的軍事安定化政策がなければ、スロビキンラインの建設すら待たずに、欧米かロシアのどちらか知らないが一方のみが完勝して、疾っくの昔にウクライナ国内から停戦ラインは追い出されていたはず。
現在のドローン戦争も、欧米の支援調整でドローン数の軍事バランスが絶妙に拮抗しているからこそ、戦線が動かないのであって。
いや、その拮抗が崩れて戦線が動くサマを、このサイトは日々、我々に見せ付け続けてきたはず。
停戦は行われるさ。
いつか必ず平行線が交差して宇宙が終わる前ではなく、他の戦争と同様にその消耗の激しさから、必ずとは限らないが我々が予想するよりも早い時期に。
そんな早い時期の停戦でも、停戦ラインがウクライナ国内に残るとは、私の中では思えない。私の中ではな。