Kyiv Independentは16日、ウクライナに新たな攻勢を仕掛ける計画はあるのか?という読者の質問に対して「何も情報を持っていないが攻勢に出ないことを願っている」「現在のウクライナ軍は新たな反攻作戦を実行できる状態ではない」と回答した。
参考:Our readers’ questions about the war, answered
参考:Головна редакторка The Kyiv Independent Ольга Руденко: “У нас є можливість говорити зі світом так, щоб нас чули”
こればっかりはウクライナ人自身が銃を手に取らないと始まらない
Kyiv Independentは読者の質問(中国の和平案、NATO・EU加盟と領土の交換、新たな攻勢計画、ロシア軍の新たな攻勢に対する備え、ウクライナ兵士の訓練状況、動員に対する社会の反応、ウクライナ人が望むゼレンスキー大統領の変化)について興味深い回答を披露しており、その主要部分を要約すると以下の通りになる。

出典:CC BY 4.0 / Kremlin.ru
中国が1年前に提案した和平案についてウクライナ人はどう考えているのか?
ウクライナは国際的に承認された全領土(2014年以降に占領された領土を含む)の保持を明記した和平計画に賛同している。大多数の国民は領土に関する譲歩に消極的であり、もし領土と国民を失う可能性のある和平交渉を開始すれば現政権は支持を失うだろう。中国の和平案に盛り込まれた12項目の内4項目しか支持していないのは「ロシア軍の撤退なし」で即時停戦に応じれば占領地が永久に失われるからだ。
政府は中国の立場を西側諸国と一致させるため積極的に動いている。何故なら中国は戦争を終わらせる重要な影響力をもっており、ロシアにデュアルユース製品を供給する窓口になっているからだが、残念ながら中国は現在の立場に満足している。中国はウクライナにとって有利な条件で戦争を終わらせる必要性を感じていない。
平和を実現するためなら、NATO・EU加盟と領土との交換は受け入れ可能なのか?
受け入れられない。

出典:24 ОМБр імені короля Данила
ウクライナに新たな攻勢を仕掛ける計画はあるのか?
ウクライナの新たな攻勢計画について何も情報を持っていないし、少なくとも攻勢に出ないことを願っている。2022年11月に反攻作戦が成功して以来、防衛側の優位性は戦場で何度も証明されてきた。どれだけ攻撃側が入念な準備を行い、どれだけ人員や弾薬を備蓄しても森林地帯や平地を1km進むコストは防御側の損失よりも大きくなる。
昨年夏の反攻作戦について当時の判断が正しかったどうかについて議論の余地があるものの、結果論から言えばウクライナは戦略的な利益を何も獲得できず、貴重な装備や弾薬、そして最も重要な人的資源を大量に消耗してしまい、これらの資源は現在のウクライナに最も必要とされているものだ。
ウクライナ軍の兵士が経験を積み、十分な装備をもち、部隊間の協調能力を備えている状態で、数的に戦闘能力的にも大幅に弱体化したロシア軍を攻撃すれば攻勢は成功するかもしれない。現実的にはウクライナ軍が強固な防衛を維持し、何ヶ月にも渡ってロシア軍を最小の損耗で消耗させ、自軍の消耗した兵士を補充し、ローテーションを可能するだけの人員投入が出来た場合のみ攻勢は成功すると思うが、現在のウクライナ軍はそのようなシナリオから程遠い状態だ。

出典:Минобороны России
ウクライナ軍はロシア軍の新たな攻勢に対する準備が出来ているのか?
ロシア軍は攻勢中だ。昨年10月のアウディーイウカからロシア軍は休むことなく攻勢を続けている。ドネツク州占領を目標にしているロシア軍の主要な攻撃軸は「アウディーイウカの北西に進むルート」と「バフムートからチャシブ・ヤールに進むルート」で、前者のルートで成功を収めればトレツクやニューヨークが包囲されるかもしれない。後者のルートで成功を収めればクラマトルスクやスラビャンスクといった主要都市がロシア軍の砲撃圏内に入るかもしれない。
新たな攻勢という意味でならハルキウ方面でロシア軍の攻撃が始まっている。十分に要塞化された大都市(少なくともウクライナ軍はそう言っている)への攻撃には莫大な損失が伴うはずで、ロシアにとってハルキウへの攻撃は表向き無価値のように見えるが、ロシアはウクライナ軍が深刻な人員不足に苦しんでいることを良く知っている。新しい動員法案の下で招集されるであろう大量の新兵は訓練に時間がかかるため、直ぐに人員不足が解決することはない。
人員不足の状況が更に悪化すれば、予備戦力の不足に直面しているウクライナ軍に新たなジレンマを生じさせることができ、その為の手段としてロシア軍のハルキウ方面の攻勢は正当化されるだろう。

出典:Сухопутні війська ЗС України
ウクライナ軍の兵士は十分な訓練も休息も与えられていない。訓練状況の方は改善されているのか?
全ては効果的に新しい兵士を動員し、効果的に訓練できるかにかかっている。前線の部隊は既に満身創痍で適切な補充を行うには新兵と交代させるしかない。このプロセスは徐々に改善が進んでいるものの、今のところ十分な速さではない。それでも新しい動員法の草案や必要性の高まりを受けて改善が進むかもしれない。
動員に対するウクライナ社会の反応は?
これは非常に重要かつ複雑な問題だ。軍は存亡をかけた戦いを続けるため追加の兵士を必要としているが、政府は経済レベルを維持する観点から多くの動員には消極的な姿勢を見せている。そのため政権は政治的に不人気であっても強行手段を取らざる得ず、そうなれば侵攻以降で最も深刻な国内緊張が生まれるだろう。
侵攻直後から軍に参加した人々は厳格な動員ルールを支持しており、それが戦争を終わらせ、自分達が休息を得るための正当で唯一の方法だと考えているが、まだ軍に参加していない人々は動員の必要性を理解しても自分、友人、家族が自身の意思に反して動員される可能性など個人的な影響で出始めると事態は厄介なことになるかもしれない。

出典:PRESIDENT OF UKRAINE
ウクライナ人はゼレンスキー大統領にどう変わって欲しいのか?
この戦いにおける最大の問題は「前線での兵士不足」と「後方でのモチベーション低下」で、ウクライナの存続はゼレンスキー大統領や政権が同問題を解決できるかどうかにかかっている。結局のところ後方の人々にとって軍への参加は魅力的なキャリアの選択肢に見えないのだ。理想的な環境下では18歳から60歳までの全男性が志願して戦場に赴くだろうが、現実的にはそうなっておらず、国は人々が軍への参加を罰ではなく「高給を受け取れるチャンス」と捉えられるようにしなければならない。
戦いに参加している兵士は「後方で快適に暮らす人々のため自分たちだけが重労働を強いられている」と不満に思っており、その正しい不満を緩和するため給与を引き上げ、配属先の旅団を選択できるようにし、前線で戦った兵士に適切な休暇を与え、動員された兵士がいつ復員できるのかを明確にしなければならない。国民が国は自分たちの見方だと感じるためには軍の腐敗を厳しく罰しなければならない。
但し、全ての問題が完全に解決することは現実的にあり得ない。それでも状況は刻々と悪化しているため、何れかのタイミングで問題に対処しなければならないだろう。

出典:Сухопутні війська ЗС України
以上が読者に対するKyiv Independentの回答で、大多数のウクライナ人は「領土を犠牲にしてまでロシアと停戦したくない」と考えているが、戦争への直接参加には消極的で非常に人間的な反応だと思う反面、こればっかりはウクライナ人自身が銃を手に取らないと始まらない。
勿論、軍に参加するための条件や待遇に問題があるのかもしれないが、西側諸国の経済支援は非軍事分野に使用用途が限定されており、軍事支援も現物支給か必要な装備や弾薬を買い上げるための資金なので、動員した兵士への支払いは自国の財源で賄わなければならず、ゼレンスキー大統領はザルジニー総司令官が要求した45万人~50万人の追加動員について「5000億フリヴニャ=約2兆円の費用がかかる」と述べて難色を示したことがある。

出典:PRESIDENT OF UKRAINE
米国を含む西側諸国のウクライナ支援は再開されたため、ゼレンスキー大統領が動員法の改正案発効(18日)を受けて大規模な追加動員に踏み切るかどうかが2025年の戦いを左右するだろう。
因みに英語で情報を発信するKyiv IndependentはUkrainska Pravdaの取材の中で以下のようにも述べている。
“外国人は武器、戦略、戦術、前線で何が起きているのかに興味を持っているが、ウクライナの勝利に関する話、特にロシアの敗北に関する話が大好きだ。例えば『ウクライナ軍が集落を解放した』という見出しよりも『集落からロシア軍を追い出した』という見出しの方がアクセスが多い。侵攻当初は前線でのヒューマンストーリーや痛ましい出来事の話も良く読まれたが、現在はこの手の記事に飽きてしまっている”

出典:Сухопутні війська ЗС України
“我々は起きた出来事を記録に残すのが使命なので記事の数を減らそうとは思わない。ロシアは時間が経てば『ウクライナで戦争犯罪は起こらなかった』と世界に信じ込ませようとするだろう。そのときに我々の記録が多ければ多いほどロシアの企みは難しくなる”
“情報を伝える上でウクライナ人と外国人を区別する必要はなく何かを誇張する必要もない。Kyiv IndependentはPR会社ではないので『ウクライナの良いイメージを維持しなければならない』という使命感はない。我々は真実を伝えることだけに忠実であればいいが現実的には小さな違いが沢山ある。例えばウクライナ人に特定の地理や用語を1から説明する必要はないが、外国人向けには非常に基本的な情報から伝えなければなたない。例えば特定の場所がどこにあるのか、どこから見てどの方角に位置するのかなどだ”
関連記事:ロシア軍の優位性が消滅する条件、欧米の武器供給とウクライナ人の追加動員
関連記事:ウクライナ軍とロシア軍は兵士補充で格差、愛国的動機による補充は有限
※アイキャッチ画像の出典:47 окрема механізована бригада
領土の譲歩は認められないが自分が戦争に行くのは嫌だ。良くありがちな態度だ。意見は強硬だが行動は強硬ではない。領土の譲歩かお前が戦場にいくかと問われれば躊躇なく領土の譲歩を選ぶだろう。他人事のレベルだ。戦争は早くやめた方がいいだろう。
領土奪還の為に軍に志願するか、
軍に志願しない代わりに領土割譲するか
これで質問してほしいですね。
駄々をこねた子供のようだ。
ウクライナ人は日本のネトウヨと変わらない。
領土の譲歩も動員も両方不人気なためどちらも実行できない側面があるともいわれますが、記名投票をしたら解決できるんじゃないですかね?
①領土の譲歩に反対・志願票がセットで要記名(動員に適格であるかは考慮せず、名目上は前線業務必須とする)
②領土の譲歩に賛成・記名すれば徴兵の免除を確約
③無投票は②として扱う
のちの不安要素になるなら①を前線で全て「消費」すれば戦後の意思統一も円滑。
>後段部分
この戦争の報道に接する時、まことに残念ながら、起きている事実を追うというよりは自らの好むナラティブに沿ったエピソードのみを拾い読みして溜飲を下げる者が多く、また一部のジャーナリストがそれに迎合した記事を書き散らしているようだ。
しかし一番最前線にいるIndependent社の決意として、虚心に事実を記録するというジャーナリズムの真髄を聞けたことは喜ばしい。
ロシア軍はかなり活発かつ手強い軍隊に仕上がっている
ここから巻き返すにはブランデンブルクの奇跡が起きるか、これまでに失った兵員や兵器が復活するか、強力なって援軍がハリウッド映画の如く駆け付けるくらいしか無いだろう
Kyiv Independentの報道姿勢は、素晴らしいと思います。
ウクライナ戦争の戦史研究、論文、教科書などにも引用されていく事になるかもしれませんね。
>Kyiv IndependentはPR会社ではないので『ウクライナの良いイメージを維持しなければならない』という使命感はない。
当のウクライナメディアは真摯に苦境を伝えて海外メディアの方が楽観論というか提灯記事が多いというのは皮肉というか予想外でした
当事者と所詮は外野に過ぎない立場の違いなんでしょうかね
仰る通りです。
善意の『ノイズ』になり、信頼を失う事になりかねないですからね。
この学者は信用できない、このメディアは取材力が低いとかならば、よくある話しですが。
元自衛官・防衛研究所が信頼を失えば、自衛隊の信頼を失う危険性もあります。
引用元がと言っても、情報を取捨する能力も重要ですから、疑義の目を向けられてしまいますね。
メディアによるよ
ウクルインフォルムなんか完全に政権のプロパガンダメディアだし。
日本版編集者のH氏は政府から統制されてないとか言ってるけど。
戦争当事国は、戦時中の諸々の事情もあるため、難しいところなんでしょうね。
18〜60歳の男性を全部徴兵する気なの草
ウクライナ版大祖国戦争やんけ
そりゃウクライナから出国するわ
動員に応じても薄給で貴重な若い時間を何年も費やさなければならず、これからの人生を五体満足で生きていけるかも分からない。
適当に脱出して難民申請した方が遥かにまともな人生を送れそう
幸いウクライナの両隣はどちらもウクライナよりは裕福だし、ともすれば平時のウクライナよりも暮らしが豊かになるかもしれん
過酷な動員ですよね…。
パラグアイ戦争後パラグアイのように、ウクライナがなりつつある気がしています。
>終戦後、パラグアイでは壊滅的に混乱した状況からの立ち直りと、成人男子のほとんどを失ったことによる人口分布のアンバランスの解消におよそ半世紀の年月を費やした。
>さらに、戦後すぐイギリスから巨額の借款が押し付けられ、経済的にはイギリスとアルゼンチンに従属することになり、戦前パラグアイの農地の98%を占めた公有地はアルゼンチン人に買い取られ…
(パラグアイ戦争 Wiki)
戦費等に関して、全額無償提供でなく借金も多分にあるとの事実を思い出しました。貸元は鉱物資源を欲しがってたようですが、どうなるのやら。
何らかの和平後にひっそりと報道されそうな内容なので見落としなく。
日本人だからノホホンと読んでられるけどウクライナ人の立場からしたらシャレにならんて・・・
しかしながら出国禁止にしてる以上強制的な形でそれに近い状態になるっつうかなりつつあるように思うし出来る政治体制なってきてるように思う。
この泥沼の戦争がどう決着するのやら。
前の記事にも言ったがむしろハルキウ反攻が出来すぎたぐらいであり
逆に今まで失敗やロシア軍の攻勢を想定をして
2022年どころか今まで強固な防衛線を作らなかったことが驚き
確かにロシア軍は侵略者であり悪だと私は思いますが
決して侵略者=無能とはいえずむしろ堅実かつ計画性のある
軍隊になっておりそれを甘く見たウクライナ軍は
かなり苦しい戦いになると考えられます
後言い忘れましたがそもそもウクライナの何倍も国力もある時点で
ロシアを少しでも甘く見てはいけないはずです
すぐに反攻して領土奪還などかなり難しいと思います
あまく見てたと言われれば202202の段階で、ゼレ大はロシアが攻めてくるなんて本気で思ってなかったのでしょうね。ロシアも慢心というか誤算があって助かりましたが、序盤の流れはそうでないと説明できないです。ある意味すごい大統領です
ボリス・ジョンソンが決まりかけた停戦合意を潰したのも誤算でしたね。
ロシアに無能と言える一面がある/あったのは隠しようのない事実でしょう。今に至るまで装備や国力のせいで無能の極みみたいな人命軽視の作戦を行わざるを得ないのは宇露ともに変わらない。
期待するほどロシア制裁がうまく行かなかったのと、ロシアの地力が意外なほどあって戦闘力が上がってきた事、ルールなんてお構い無しで粘り強い戦闘による支援疲れを引き出された事は大きな誤算ですが、読みが外れたのはウクライナだけに限った話では無い。
ウクライナは背伸びしてお金も手間も掛かる西側主力戦車を求めるべきじゃなかったしパトリオットもFー16も求めるべきだったとは思いません。
目指すべきは大国を退けたようなベトナムやアフガニスタンみたいなどれだけ高性能で高価な兵器を使われようが我関せずで粛々と安価な兵器で地味に戦争する戦い方だったように思います。
ベトナム、アフガンとウクライナでは条件が全く違う。地続きで隣国のウクライナは兵站が容易なのでウクライナ軍がベトコンの真似事をしても戦況は変わらない。
ベトナムやアフガンのような戦い方はウクライナにはそもそもできないと思われます。
まず、攻め手の文化・言語・風習が全く違う。さらに一番違うのはモチベーションです。自ら死兵となっても良しとするような士気がないと、あのような血で血を洗うような戦い方は無理じゃないでしょうか。
上記の記事にあるような「ロシアに負けるのは嫌だけど、戦争には行きたくない」ではちょっとお話しにならないような気がします。ウクライナがNATOやアメリカの支援にこだわったのは、自分のそういうところがわかっていて、だからこそ高性能な兵器を望んだんじゃないかと思ってしまいます。
何回でも言うけど現代においてゲリラ戦の継続に必要なのは聖域と供給源なんよ
ただそこら辺に隠れて散発的な奇襲を繰り返すだけでは戦力の無駄遣いでしかない
「西側諸国の経済支援は非軍事分野に使用用途が限定」は物理法則じゃないんだから、軍事分野にも経済援助します、で話が終わる気がする。
凍結したロシアの資産の利子がうんたら、とかいってるんだから、ウクライナの受けた被害分をロシアの凍結資産から渡す、といえば動員に必要な2兆円ぐらい簡単に出せる。
その行為によるデメリットは、ウクライナ支援を通じて得られるメリットより大きいので、そんなことはやらない。
それだけのことでしょう。別にウクライナなんて聖域じゃないので。
たぶんだけど戦争初期における「戦車を提供したら核戦争になるかも?」みたいな、軍事力強化のための資金を直接提供したらロシアの核利用ハードルが下がるかもって感じのセーフティーな気がする
「ウクライナは西側の傭兵」みたいな情報戦にも使われそうだし
>「ウクライナは西側の傭兵」みたいな情報戦にも使われそうだし
それもあるし兵士も給料すら負担しない国に忠誠心なんか出ないわな。
米国製兵器を使ったロシア領内への攻撃を容認したし、今、ロシアの調子がいいから、ハードルを下げるチャンス
どなたかもいってたが、戦後交渉で揉めそうですよね
勝てばね、そのまま呑ませられるけど
軽く考えてるかもしれないけど、それをやったら銀行の信用が吹き飛ぶんよ。そもそも他人のお金を取ってはいけない、というのは何処の国でも根本レベルで法に組み込まれているわけで凍結まではともかく第三者が自由にはできてはいけないんですよね。資本主義の根幹が崩れてしまう。
少なくとも対応した銀行は巨大であっても異常に強固な守りが無ければ破産しうるぐらいの事柄で、ドミノで世界経済に強い影響が出る可能性まである。
「外国人は武器、戦略、戦術、前線で何が起きているのかに興味を持っているが、ウクライナの勝利に関する話、特にロシアの敗北に関する話が大好きだ。例えば『ウクライナ軍が集落を解放した』という見出しよりも『集落からロシア軍を追い出した』という見出しの方がアクセスが多い。」
ユーチューブでロシア兵の犠牲者1日1700人!だとか
ロシアカウンドダウン!?エストニアがウクライナに派兵!? 的な動画が伸びてるのを見てると
日本人は気に入った物をとことん贔屓して現実的な視点に欠ける癖があるから腑に落ちる言葉だゾ(他人事)
日本で何処かの国に攻撃されたら扇動して若年層を死に追いやる西部戦線異状なしのカントレック(主人公含む生徒を扇動して軍に追い込んだ人物)見たいなドブネズミが大量に出てくるんだろうな(カントレックは主人公のボイメルにドブネズミと言われいる)
扇動しても世論が間違った方向に進まない程度にしてほしいゾ
そういう傾向は日本に限らないから人間の性なんだろう
良いか悪いかは時と場合によるだろうが
ウクライナ応援Twitterアカウントを見てると、ロシア兵がドローンでふっ飛ばされる動画をUPすると伸びるんだけど、寄付の呼びかけは反応が乏しいんだよな。
その点、10億円をウクライナに寄付したミッキーは偉い
ガオー←いい歳したオッサンがやるな見苦しい!ガセ情報垂れ流しやがって恥を知れ恥を
1800年代までのような、戦場で都市・村落を陥落させたら狼藉働きは兵士の当然の権利…みたいな風潮はもはや現代にはありません
そのため「戦争に負ければ全ての財産は略奪され、いつ犯されたり殺されたりするかわからないぞ!だから戦え!」という自国民に対する脅し文句は通用しないのです
なので住む地域にもよりますが、愛国的な人と自身の生活を重視する人との温度差はどうしようもないほどに乖離するのはやむを得ない事です
それを力尽くで解決できる訳でもないですし、何らかの感動的なエピソードで急激に愛国心が芽生える事も期待できません
どうするんですかねほんと
200年前どころか、2年ちょい前にロシア軍が強盗まがいなことやってたやん。
今はウクライナ兵が無人のハリコフで「現地調達」をしまくって大問題になってますね。
まあ、住んでる地域が最前線になっても避難しない人の中には、ウクライナ兵士による略奪を監視するため。って人達もいると以前報道されてましたし。
ロシア語話者が多数いる地域ですから露軍を頑固に待っているお年寄りも多数いるようです。ソ連の時の方がはるかに暮らしやすかったと。
米軍も、略奪放置・占領統治で批判されてますから、戦時中は過酷ですよね。
(03/22 イラク国立博物館、略奪被害1万5千点 回収は4千点 asahi.com)
(2003年6月11日 失われたイラク文化財 ~略奪はどう行われたか~ NHK)
んなもん、ロシアに限らんだろ。
アメリカもイギリスも、どの国もやってるわ。
愚民は黙ってろ
いまガザで、、
この辺りは、貧困層や傭兵相手に高額報酬をちらつかせて動員できるロシアのほうが一枚上手だったということですかね……
歴史的にはある国の軍隊が、その国の国民だけで構成されている時期の方が短いのですよね
米軍にしても移民したばかりと言う、国民と言い切るには首をかしげる人々を兵隊にしています
我が国もその辺は柔軟にすべきかもしれません
実際、近所のコンビニや飲食店でも、一見日本人ではない方の割合がかなり増えてきてるなと感じますし、賛否はあってもそういった方向に進んでいくのかもしれませんね。
動員法改正が必要に応じてと言うよりは崩壊を避けるために仕方なくで進んだことも考慮すると、追加動員はよくて十万程度で頭打ちだと思います。
どこを境目とするかは人それぞれでしょうが、個人的には兵士不足は支援が十分であった頃から感じていました。現状のウクライナ政府の姿勢では、早ければ来年にも兵士不足が騒がれかねないでしょう。
民主主義国家なので政府だけの責任には出来ないというのが辛いところですが。
>大多数のウクライナ人は「領土を犠牲にしてまでロシアと停戦したくない」と考えているが、戦争への直接参加には消極的
多くの国民がこういう姿勢になるのは政府が本当の死傷者数を隠してるからでしょ
だから領土も自分の命もどちらも犠牲にせずに勝てると思い込んでる(思い込もうとしてる)
もしゼレンスキー大統領がどれだけの死者重傷者がでてるかを正直に言えば動員強化に応じるか領土の割譲を受け入れるかどちらかにはなるよ
参加しない人も簡素な訓練だけでも開始しないとだめだって
動員も10万人以下でもいいから本当は訓練終わってるぐらいじゃないと