ウクライナ戦況

侵攻1002日目、今度はヴェリカ・ノボシルカ方面の防衛ラインが崩壊か

DEEP STATEとRYBARは21日夜「ロシア軍がトレツク市内、ポクロウシク方面、南ドネツク方面、ヴェリカ・ノボシルカ方面で前進した」と、特にDEEP STATEが「新たな攻勢が始まった」と報告していたヴェリカ・ノボシルカ方面についてRYBARは「5km以上もロシア軍が前進した」と報告した。

参考:Мапу оновлено
参考:Освобождение Ровнополя и рывок на Купянско-Сватовском направлении — сводка за 21 ноября
参考:Кураховское направление: бои за Курахово и освобождение ряда населенных пунктов обстановка к исходу 21 ноября 2024 года 
参考:Времьевское направление: освобождение Ровнополя и рывок к Большой Новоселке с востока обстановка к по состоянию на 17:00 ноября 2024 года

RYBARの報告が事実ならヴェリカ・ノボシルカ方面の防衛ライン崩壊は2回目で、ロシア軍はヴフレダル陥落後に14km以上も前進している

DEEP STATEはトレツク市内について「ロシア軍がトレツク市内で支配地域を広げた」「グレーゾーンがザバルカ西地区に広がった」と、RYBARは「ロシア軍がザバルカ西地区で前進した」「グレーゾーンがスタジアムの西方向に広がった」と報告。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

スタジアムの西方向に広がったグレーゾーンは「以前紹介したウクライナ軍側の視覚的証拠」に基づいており、もう市内の半分以上がグレーゾーンに収まっているものの、ウクライナ軍がジェルジンスキー鉱山と隣接するテリコン群を保持する限り、ロシア軍がトレツク市内を制圧するのは難しいだろう。

DEEP STATEはポクロウシク・ディミトロフ方面について「ロシア軍がセリダブの北=E-50沿いで支配地域を広げた」「ロシア軍がプスチンカ方向に前進し」と報告。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

この方面の戦闘は決して静かというわけではなく「ほぼ毎日」と言っていいほど前線の変化が確認されているが、ロシア軍の前進方向はペトリフカ周辺かセリダブ周辺に限られており、この後に紹介する南ドネツク方面やヴェリカノボシルカ方面と比べれば変化の規模はささやかだ。

DEEP STATEはクラホヴェ・ヴフレダル(南ドネツク)方面について「ロシア軍がクラホヴェ東市内で支配地域を広げた」「ロシア軍がダル二ジェを完全に占領した」「ロシア軍がアント二フカの北で前進した」「ロシア軍がO-0510付近でトルダベ方向に前進した」と、RYBARは「ロシア軍がダル二ジェ方向でO-0510を物理的に遮断した」「ロシア軍がカテリニフカ~ウスペニフカのポケット内で支配地域を広げた」と報告。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

ここまで急速に前進が崩れていくのは見たことがなく「もう組織的抵抗が機能していないのではないか」と思えるぐらいだが、もっと酷いのはDEEP STATEが昨日「ロシア軍が攻勢を開始し戦術的成功を収めた」と報告していたヴェリカ・ノボシルカ方面だ。

DEEP STATEはヴェリカ・ノボシルカ方面について「ロシア軍がゾロタ・ニヴァ付近から西に前進した」「グレーゾーンがT-0518方向に伸びた」「グレーゾーンがシャフタールからロズドルネ方向に伸びた」と、RYBARは「ロシア軍がロズドルネ方向に大きく前進した」「ロシア軍がシャフタールの西で大きく前進した」「ロシア軍がヴェリカ・ノボシルカ方向に大きく前進した」「ロシア軍がノヴォドネツケの西でT-0518方向に前進した」「ロシア軍がノヴォダリウカ集落の大部分を占領した」と報告し、RYBARはロシア軍の攻勢について以下のように述べている。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

“先週末に始まったヴェリカ・ノボシルカ方面の攻勢結果を話せるようになった。ロシア軍はヤスナ・ポリアナとシャフタールからロズドルネ方向に大きく前進し、幾つかの森林地帯と陣地が支配下に入った。第40海軍歩兵旅団と第5戦車旅団はロズドルネ郊外に到達し、第139戦車旅団も集落を北から迂回してT-0518にほぼ到達した。南東の陣地は特に苦労することなく占領したが、幾つかの陣地でウクライナ軍が必死の抵抗を見せている。さらにロシア軍はT-0510に沿って5.5kmも前進してヴェリカ・ノボシルカ郊外に到達した”

DEEP STATEが報告した「ロズドルネ方向のグレーゾーン」はRYBARが主張する「ロシア軍支配地域の拡大範囲」と似ており、少なくともロシア軍がロズドルネ方向に大きく前進したか可能性があるものの、ロシア軍がヴェリカ・ノボシルカ郊外に到達したかどうかは何とも言えない。もしRYBARの報告が事実ならヴェリカ・ノボシルカ方面の防衛ライン崩壊は2回目(1度目はプレチスティフカ方向の防衛ライン崩壊)で、ロシア軍は10月上旬のヴフレダル陥落後にヴェリカ・ノボシルカ方面で14km以上も前進している。

関連記事:ウクライナ軍はクルスクで7kmも後退、ロシア軍はクラホヴェで国旗を掲げる
関連記事:侵攻1000日目、南ドネツクにおけるウクライナ軍の防衛状況は最悪
関連記事:侵攻999日目、ロシア軍がチャシブ・ヤール市内とトレツク市内で前進
関連記事:侵攻998日目、ロシア軍がチャシブ・ヤール市内中心部に到達か

 

※アイキャッチ画像の出典:24 ОМБр імені короля Данила

ロシア軍にクピャンスクへの突破を許した理由、ローテションと人員不足前のページ

F-35Aの調達コストは更に上昇、LOT18~19で9,000万ドルに近づく次のページ

関連記事

  1. ウクライナ戦況

    バフムート市内の戦い、ウクライナ軍が保持する一画を襲うロシア軍の砲撃

    バフムート市内の戦いに関する視覚的証拠は街の西端に集中しており、もはや…

  2. ウクライナ戦況

    ザポリージャ州の戦い、ウクライナ軍が敵陣地を奪って支配領域を拡大

    9月15日~18日にザポリージャ方面で登場した視覚的証拠は「ロボーティ…

  3. ウクライナ戦況

    ザルジニー総司令官の解任理由、結果を出せなかった昨年の戦術を見直すため

    ゼレンスキー大統領は8日「シルシキー大将を総司令官に任命した」と発表、…

  4. ウクライナ戦況

    ポクロウシク方面の状況は依然として厳しく、ウクライナ軍の損害も甚大

    ウクライナメディアのRBC-Ukraineは「本当にポクロウシク方面か…

  5. ウクライナ戦況

    52日目に突入したウクライナでの戦い、ロシア軍がドネツ川の防衛ラインを突破

    ルハーンシク州とドネツィク州の戦線に大きな変化はなくロシア軍は前進を阻…

  6. ウクライナ戦況

    ドネツク州の戦い、ロシア軍がポクロウシク方面で複数の拠点を占領

    DEEP STATEはドネツク州ポクロウシク方面について19日夜「ロシ…

コメント

    • マンゴー
    • 2024年 11月 22日

    今度の防衛ライン崩壊はかなりイキそうですね
    前は何とかギリギリで踏みとどまれたけど、今回は抵抗力が抜けきってる感じ
    貰ったミサイル撃つ方向が違う気がするんですけど、何というか戦略SLGで負けそうなCPUの行動そのものなんですよね……

    55
      • 阿呆
      • 2024年 11月 22日

      東部戦線の崩壊から世間の目をそらす為にも長距離ミサイルはロシア本土に撃ち続けるのでは?
      ウクライナの長距離攻撃には10倍返しになるパターンだから次の報復も興味深い。

      42
        • マンゴー
        • 2024年 11月 22日

        その10倍返しミサイルに、核弾頭が搭載されない事を祈っています
        うーん……黙示録……

        26
          • nachteule
          • 2024年 11月 23日

           ぶっちゃけ核攻撃が明確な選択肢になるんなら通常兵力の投入なんてすべきじゃないんですけどね。

           やったら即応体制の問題があろうがウクライナ領内のロシア軍がNATOの標的になるのは目に見えてるし、こんな時代に核を実戦で使った国家に対してその後にマトモな国交とか貿易がされるのかは疑問ですね。

          6
            • マンゴー
            • 2024年 11月 23日

            それならアメリカは今すぐ鎖国国家にならなければなりません
            なぜなら日本に二発も核を落としたのだから
            ロシアはまだ中距離弾道ミサイルを撃っただけだから、その意見はアメリカ人に向けて言った方が良い

            11
              • なんとも
              • 2024年 11月 26日

              おっしゃる通り、核を落としたアメリカもそうですし、堂々とジェノサイドを実行してるイスラエルも忘れる訳にはいけません。

              国際社会は力で動きますし、道理やルールを捻じ曲げるのはアメリカのお得意ですから。ウクライナに核を落とされたから、ロシアに報復するという理屈は成り立たないと思います。

              また、イスラエルがアメリカの贔屓の引き倒しを受けている以上、ロシアと交易する国が出て来ても不思議ではありません。

    • 名無し
    • 2024年 11月 22日

    ロシアもロシアで動員と契約兵の年齢上限を65歳まで引き上げたらしいからセーフ

    5
      • 無名
      • 2024年 11月 23日

      ロシアのその世代は、ソ連崩壊を経験して苦労した人が多いので、ロシアが敗北したら、子や孫があの苦労を経験することになる。それは避けたい。と考える人多いので、役に立つかどうかは別として志願する人達はいると思います。

      11
        • かぼ
        • 2024年 11月 23日

        日本人だって65歳で定年後も働いてる人は大勢居るし、ましてロシアは好景気なインフレで賃金も爆上がりしてるので年金だけじゃ苦しくて生活費の為に働く人も居るでしょう

        12
          • Mr.R
          • 2024年 11月 23日

          農家のお爺ちゃんお婆ちゃんなんて90代で現役なんてこともあるんだよなぁ

          2
    • ななし
    • 2024年 11月 22日

    もうロシア軍が1〜2キロ進むのが日常茶飯事になりましたが、
    アウディーイウカ陥落までは数百メートル進むのがせいぜい
    だったのですがね、、、

    泥濘期にも関わらず、ロシア軍が1〜2キロ進軍していて
    驚きましたが、ヴェリカ・ノボシルカ方面は4キロ以上前進ですか
    泥濘期も終わり、ロシア軍の進軍速度の加速が止まりませんね

    52
    • toto
    • 2024年 11月 22日

    クラホヴェ方面だけでもヤバイのに、隣接するヴェリカ・ノボシルカ方面までとか、絶望的ですね。
    どちらかの崩壊を止めようと他から戦力を引き抜いたら、片方がやられる。隣接してるからどっちかがやられたら残るほうに集中してくる。かといって、二拠点だけに絞って守れば、今度はアンドリイウカが手薄になって結節点が奪われる。とにかく、守る兵力が全く足りていないということだけは分かる。

    45
      • ろみ
      • 2024年 11月 22日

      というかそのどっちか落ちたら次はアンドリイウカに手をかけて戦線の平坦化と各戦線の合流がロシア軍の狙いでしょうね
      クラホヴェ陥落後にヴェリカノボシルカかアンドリイフカが狙われるのは予想していましたが同時並行で攻略する余力があったのは驚きです
      最早、管理人様も組織的抵抗が出来ていないと疑うだけあって南ドネツクのウクライナ軍があまりに弱体化している為にロシア軍にも二拠点同時に攻略する余力が生まれていると考えるべきでしょうね

      43
    •  
    • 2024年 11月 22日

    ヴェリカ・ノボシルカ方面ではモクリヤリー川西岸が比較的高地になっていますので、ウクライナ軍もこのラインで防衛計画を策定しているものと思われます
    ここを突破していけるかどうかで評価が変わるでしょう

    9
      • toto
      • 2024年 11月 22日

      東側からの攻勢だけなら、川と高地の防衛線で「突破」を防ごうとするのは分かります。問題は、西側のノヴォダリウカとリヴノピリ方面からもロシア軍が伸びてきており、「両翼包囲」の形になる危険性が高いことかと。最近のウクライナ軍は、想定していた防衛方向以外から回り込まれ、あっさりと制圧されるケースが頻発しているので。

      30
        • ろみ
        • 2024年 11月 22日

        もちろん両翼包囲の可能性は同意出来ますが本命は海兵旅団と戦車旅団が投入されているロズドルネの攻勢軸と思います
        ロズドルネが陥落するとウクライナ軍は幹線道路の補給路を遮断される上に北から防御の後背を突かれるのでまともな防御戦闘は絶望的になります
        その上でリヴノピリ軸が北郊外陥落後は唯一の退路になる西郊外に圧力を掛ける事で撤退を促すのが狙いではないかと考えます

        10
        •  
        • 2024年 11月 22日

        リヴノピリ方面は2022年から対峙していた戦線なので陣地化されており、迅速な前進は見込めません
        だからこそ立ち直る機会を与えずこのまま側面から突き崩す必要があります
        リヴノピリ方面の押し上げはそれ自体による線形的な包囲を企図しているというよりは翼面の露出を増やすことによる敵非接触戦力の機動制限において効果があり、これは南ドネツク突出部の状況と同じです

        13
    • .
    • 2024年 11月 22日

    ベリカノボシルカって南側の防御はすげー堅かったけど東側はガラガラでしたね。まさに一瞬で詰め寄られた感じ。こちら側はやはりブフレダルが見事に機能してたのですね

    35
    • イーロンマスク
    • 2024年 11月 22日

    戦死しても残された家族は遺族補償金もらえないケースが結構あるみたいだ
    そら逃げるわな。死に損だもの

    35
      • マミー
      • 2024年 11月 22日

      トランプ停戦が見えて来たから、命あっての物種になるよね。

      33
        • ras
        • 2024年 11月 22日

        トランプ停戦の宣言の効果思った以上にありそうですね。
        士気が低い動員部隊はそういう生き残りたいからとなる。士気が高い部隊は終わりが近いからこそ最後の辛抱と士気が上がるかもですが、今のゼレンスキー政権への不信が広がっている今だと前者の効果が大きくなってしまうのかもしれません。

        22
    • 名無し
    • 2024年 11月 22日

    ウロジャインやスタロマイオルケなどの正面方向からの防備は固めていたものの、側面からの攻撃に関しては非常に脆弱だったという感じでしょうかね

    クラホヴェもとっくに撤退をすべき局面なのでしょうが、クラホヴェの陥落は南ドネツクの失陥と同義と言っていい程の大打撃となるため、これまでのウクライナ軍の損切りの拙さも踏まえるとアウディーイウカやウクレダールのようにギリギリまで後退する可能性は低いのでしょうな

    加えてここ数日ロシア軍がディミトロフへ徹底的にFABを叩き込んでいるとのことですから、いよいよポクロウシク攻略が本格的に始まるのやもしれないですね

    26
    • たむごん
    • 2024年 11月 22日

    ヴェリカ・ノボシルカ方面、酷い事になってますね。
    ヴェリカ・ノボシルカの北側、T0518も遮断されているようなものでしょう。

    防衛ラインを明らかに突破されていますし、進行速度を見ると、兵力不足で完全にダメそうですね…

    24
    • 匿名
    • 2024年 11月 22日

    大丈夫だ。もうロシアはウクライナに辛勝しても西側からの経済制裁でどの道お先真っ暗とかいう論調だから大丈夫だ。(棒)

    40
      •  
      • 2024年 11月 22日

      いや実際そうじゃん
      今更勝利したところでなんの意味があるの?ってレベルだと思いますよ

      7
        • 2024年 11月 22日

        経済制裁に参加してる国でロシアより経済成長してる国は一つもないが。
        このことについて言及すると必ず戦時経済だから云々言ってくる奴らがいるが、経済制裁という名の意図しない保護貿易によってロシアは民生需要も伸びてる。
        そもそも30年間経済が低迷して先代の遺産を食い潰してる国の人間がなにをほざいてるんだ?

        74
          • イーロンマスク
          • 2024年 11月 22日

          トランプ「自由貿易は悪。はっきりわかんだね。」

          17
          • 2024年 11月 22日

          いいですねぇ。食いつぶす遺産があって。私が30歳になる頃にはなーんも残っちゃいないんでしょうね。絶望する。

          14
          • いそきち丸
          • 2024年 11月 22日

          戦時経済も究極状態(終戦時の日本など)ではなく、適度なものならば経済に有効だぞ。そもそも戦争は、大量の需要が生まれるビジネスチャンスだ。
          実際、アメリカが世界恐慌から脱したのは武器貸与法による大戦特需だぜ。
          日本も日中戦争の特需で経済回復して、実は世界で最初に世界恐慌から脱した列強だ。
          ドイツもヒトラーの再軍備による軍需産業の発達で経済回復した。
          戦後も
          アメリカは軍産複合体が中心として経済成長を遂げたし、
          日本は朝鮮戦争の特需を契機として高度経済成長を始めた。
          韓国もベトナム戦争の特需で「漢江の奇跡」が始まり、アジアNIESになった。
          こう見ると、戦争と経済は密接な関係がある。ロシアも例外じゃ無い

          49
            • 田舎者
            • 2024年 11月 22日

            ロシアの戦時経済が”適度なもの“かどうかですね。

            戦争特需の恩恵は、戦場が海外であることが望ましく、国内のダメージが軽微であるほど大きいです。欲を言えば、不況で労働力が過剰な状況はなお良し。

            その点、今のロシアは石油関連や弾薬備蓄基地など重要な施設を攻撃されていますし、公務員や年金受給者など固定収入の者はインフレに対して脆弱なので、マイナス要素だと考えられます。また、未来を担う若者が大規模に喪失している部分も重要です。国外脱出数も無視出来ませんし、ウクライナの大本営発表が10倍に盛っていると仮定しても、約7万人の死傷者数となると少子高齢化に悩む現代社会の基準では、少なくない数字です。

            もちろん、現状プラスの要素が大きいので経済成長しているのでしょうけど、マイナス要素は中長期的な悪影響を及ぼす項目が多いようにも思えます。

            9
              • やみと
              • 2024年 11月 23日

              ロシアはウクライナから500万人以上の同じ言語を話す人口を獲得しており、その後も増え続けるだろう
              そのために十数万人の青年を犠牲にするのも受け入れられないことではない……

              24
                • 田舎者
                • 2024年 11月 23日

                “500万人以上”の構成にも依るでしょう。無差別の全数なので内容不確定です。

                元々有能な若者が大量に失業しているような特別な地域の吸収であれば、トータルプラスの見込みがあるでしょう。一方、高齢化比率がそれなりだったり社会貢献する側が戦闘に参加し砲弾の犠牲になっているとしたら、500万人は吸収する国家にとって負担になってしまう恐れもあります。

                また、一般的な構成で500万人規模の国家を想定すれば、十数万人の“青年”の犠牲は許容範囲を遥かに越えていると考えられますので、充分な補填は不可能でしょう。

                4
          • Whiskey Dick
          • 2024年 11月 22日

          >30年間経済が低迷して先代の遺産を食い潰してる国

          ウクライナのことか!

          33
            • 匿名
            • 2024年 11月 22日

            ウクライナが旧ソ連の遺産を30年食い潰してきたのは本当。その時その時でロシアとか西側とか中国にタカりながら。

            47
          • nachteule
          • 2024年 11月 23日

           経済成長しているから未来が明るいってよくわからない話よね。それが真っ当な成長なのかが問題だし、現状で過去何十年か分のあらゆる資産食い潰して出来た経済成長がこの先続く保証が出来るんですか?

           今現在の話では無くて未来の話をしてるんですよ?サービスの低下、国民車は西側部品が無いせいで作れないとか作る車の質とか落ちていて社会に必要なインフラ設備の保守絡みは西側制裁でパー。物を作る重要なエンプラも外国頼みだったし西側製航空機の稼働率はどうなっているんですか?
           それに工作機械とかいつまでも今ある物が使えるんですか?

           今ある問題を中国が力入れて解決してくれるのか西側が掌返して助けてくれるのか分からないけど、自国でなんとかできない物を適正価格で得られないなら、どこかで崩壊すると思いますけどね。

          4
            • 2024年 11月 23日

            いい加減気持ちの悪い妄想やめろよ。
            西側のしょうもない願望はあまりにも自分たちに都合がいいと思わないのか。
            ロストフからクリミアまでのインフラ設備の開設を見てもわかるようにロシアのインフラ設計、設備能力は世界有数。
            真っ当な成長なのかが問題とか寝言を言っているが、工業に比重を置いているロシアの方が、サービス業のような虚業が大きな割合を占めてる西側に比べてはるかに中身がある。インフラ整備と言えば、日本は小泉以降土木建築業が衰退して、今後維持できるかわからくなっているが、一番問題があるのはロシアの宿敵のイギリス。地方が崩壊している。
            西側が無いとあれもできないでしょ、これもできないでしょって自意識過剰だって気づけよ。

            42
            • かぼ
            • 2024年 11月 23日

            中国とロシアの大きな違いは、貿易の有無や西側企業が居なくなって困るか困らないかですね
            中国経済は輸出頼み経済で貿易をしないと即死ですがロシアは基本的にほぼ全てを国内で生産し消費を行える資源と経済を持ってると言う事です
            なのでこの世界で超大国と呼べる国は米国とロシアしかありません
            残念ながら中国はエネルギーと食料を自活出来ず、しかも国民には経済を回し消費出来るだけの収入がありません
            その点、ロシアは非常に健全で下手すると西側よりも家計に関しては改善してる傾向があります
            ?マークをいくつか付けてる疑問点ですが、ほぼ現時点でロシア的には解決されてる問題ですね
            まあ、一番問題を引きずってるのは乗用車が国産は非常に弱く中国車がポンコツで困ってるという事ぐらい
            トラック等は、普通にロシア製も強い分野なので西側から見るとちょっと歪な部分でしょうか

            20
            • みー
            • 2024年 11月 23日

            自動車に関しては、財務省が発表した最新の統計によると対露輸出が60%超増、部品は69%増と非常に高い伸びを示しています。↓はそのリンクです。
            リンク
            加えて日本はロシア人のビザ取得手続きを簡素化しました。終戦後を見据えての動きかもしれません。

            6
            • なんとも
            • 2024年 11月 26日

            数年、数十年単位で考えるのなら、西側とロシアの交易は復活するというのが現実的と思いますよ。

            リアルな話し、気候変動が進んでゆくことは確定していて食糧不足、災害の甚大化が一層進んでゆく。
            その中で今のような経済制裁を続けたり、小競り合いを続けることが得策かどうか考えれば明白です。

            後、ロシアにそんなに注力できなくなるでしょう。アフリカや中東によりシフトしないと資源や食料を確保するのが難しくなって来ますから。

            現在の状況がずっと続く想定ではなく、気候変動が続くという想定で考えないと非現実的になります。国力が極端に低下するよりは、ロシアとの交易を選択するでしょう。

        • 名無し
        • 2024年 11月 22日

        哀しいなあ

        13
        • アンゴラ
        • 2024年 11月 22日

        ロシアが勝てば、西側との全面戦争に勝利した『戦勝国』という国際的地位が得られます。
        アジアへの影響力は未知数ですが、少なくとも中東・アフリカへの影響は甚大です。
        アフリカは現在でも西側諸国(欧州)に強烈な経済搾取をされており、ロシアを熱烈に応援しています。親西側政権は選挙で勝てなくなるでしょうね。資源ナショナリズムが再燃してコバルト・ゴールド・原油はますます値上がりするかも。

        6
        • 匿名
        • 2024年 11月 22日

        ロシア側の優勢・好況自体は欧米ですら普通に認めてるのに、未だに敗戦!崩壊!どうたら連呼してるのは割と本気で世界で日本だけじゃない?

        56
        • T.T
        • 2024年 11月 22日

        ウクライナを確保してロシアの安全保障を確保することにはそれだけの価値がある。当然であろう。

        25
    • 謎菜史
    • 2024年 11月 22日

    ロシアの弾道ミサイル発射で「ロシアはミサイルを使い果たした!もう弾道ミサイルしか残っていない」という説が日本のSNS上で飛び交い、
    ロシア敗北寸前に盛り上がっていた事に、目を白黒させてしまいました…。
    やはりこの国の国民は「黒船」が来航するまで目覚めることは無いのでしょう。
    「黒船」がどこの国のモノになるのかは分かりませんが…。

    77
      • 名無し
      • 2024年 11月 22日

      宇宙人説を推します

      14
      • ななし
      • 2024年 11月 22日

      黒船は80年前から既に停泊しており、占領統治中です
      我が国の国民の大半は深い眠りに入っており、そこから
      目覚めることは容易ではありません

      半ば目覚めていても、ステークホルダーとしての利権屋や、
      眠れる国民をさらなる深い眠りに誘う詐欺師共が横行して
      ますので望みは薄いですな

      そもそも目覚めるのは苦痛でもあり、何を持って「目覚めた」
      と言うのか。「インセプション」オススメ映画ですw

      42
      • D-day
      • 2024年 11月 22日

      もうすぐ、ニーメンハオ!の船に変わるかもよ?

      10
        • 匿名
        • 2024年 11月 23日

        西側のメディア・専門家ですらロシアの好況を普通に認めてるけど、中国の方は当の中国政府も人民の多くも普通に中国の経済危機を認めてるしね…

        7
      • 2024年 11月 22日

      いっそ眠ったまま終われば幸せでしょう

      16
    • Mr.R
    • 2024年 11月 22日

    ヴェリカ·ノボシルカ周辺のウクライナ軍部隊 ウクライナ·コントロールマップより
    T-0509 大統領旅団第3機械化大隊
    O-0510 第118領土防衛旅団第157大隊
    ロズドルネ周辺 第128山岳突撃旅団

    地図上のロシア軍進撃の矢印の先端の辺りはGoogleマップ上だと塹壕が確認できますね。まぁFABにどれだけ保つのか、そもそも塹壕を守る兵士がどれだけいるのか······

    14
      • たむごん
      • 2024年 11月 22日

      情報ありがとうございます。

      むきだしの塹壕は、耐爆性が怪しいですし、部隊も仰る通りどのくらい充足しているのでしょうね…

      16
    • 無名
    • 2024年 11月 22日

    RYBARはロシア軍が調子良い時は時々報告が大袈裟になるから、ヴェリカ・ノボシルカ方面は数日は様子見かな。
    その数日で市街戦に突入する可能性もあるけど。

    19
    • マスキロフカ
    • 2024年 11月 23日

    やはりロボティネ方面でなくヴェリカノボシルカで大攻勢が始まりましたね。何時もながらロシアのマスキロフカは入念な物ですが、流石に今回は引っ掛かってないよなウクライナ、かなり押され気味だが。

    7
  1. この記事へのトラックバックはありません。

ポチって応援してくれると頑張れます!

にほんブログ村 その他趣味ブログ ミリタリーへ

最近の記事

関連コンテンツ

  1. 米国関連

    F-35の設計は根本的に冷却要件を見誤り、エンジン寿命に問題を抱えている
  2. 中東アフリカ関連

    アラブ首長国連邦のEDGE、IDEX2023で無人戦闘機「Jeniah」を披露
  3. 米国関連

    米海軍の2023年調達コスト、MQ-25Aは1.7億ドル、アーレイ・バーク級は1…
  4. インド太平洋関連

    米英豪が豪州の原潜取得に関する合意を発表、米戦闘システムを採用するAUKUS級を…
  5. 中国関連

    中国は3つの新型エンジン開発を完了、サプライチェーン問題を解決すれば量産開始
PAGE TOP