ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは28日夜「ロシア軍がポクロウシク方面、クラホヴェ方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも「ロシア軍がポクロウシク方面で前進した」と報告し、南ドネツクの状況は相変わらずだ。
参考:Мапу оновлено
参考:Покровское направление: освобождение Петровки, рывок к Желтому и бои в Лысовке обстановка по состоянию на 18:00 28 ноября 2024 года
ロシア軍はセリダブ占領後、線路沿いに10km以上も前進して幹線道路を遮断する寸前
DEEP STATEはポクロウシク・ディミトロフ方面について「ロシア軍がジョフテ方向に支配地域を広げた」「ロシア軍がプーシキン集落に侵入した」「ロシア軍がノヴォドミトリヴカ集落内と周辺で支配地域を広げた」と、RYBARは「ロシア軍がジョフテ方向に支配地域を広げた」と報告。
ロシア軍は10月末までにセリダブを占領し、ここから線路に沿って10km以上も前進(ヴィシュネヴェ→グリホリフカ→ペトリフカ→ジョフテ)してシェフチェンコに迫っており、結果から言えば「ポクロウシク市南郊外の要塞地帯」を迂回している格好で、この方向にあと2km前進されるとポクロウシクとクラホヴェを結ぶT-0515も物理的に遮断されてしまう。
プーシキンとT-0515の間も約4kmしか残されておらず、ポクロウシクを無視して西に15km進めばドネツク州の行政境界線に到達でき、そのまま西に進めばドニプロペトロウシク州に侵入することが、南に進めばヴェリカノボシルカ方面に巨大な大釜を作り出すことが、北に進めばポクロウシクを西から迂回することが可能で、正しく「戦場の主導権をロシア軍が握っている」と言った感じだ。
DEEP STATEはクラホヴェ・ヴフレダル(南ドネツク)方面について「ロシア軍がスターリ・テルニー方向に前進した」「グレーゾーンがスターリ・テルニーまで伸びた」「ロシア軍がN-15を越えてクラホヴェ市中心部に足場を築いた」「クラホヴェ市中心部の大部分がグレーゾーンに入った」「グレーゾーンがハニフカ北郊外まで伸びた」「ロシア軍がヤスナ・ポリアナの北で前進した」と報告。
DEEP STATEは過去「捕虜への尋問によって敵の目標がスターリ・テルニー到達だと判明した」と言及していたが、この一帯を取られるとクラホヴェ火力発電所はロシア軍に見下される格好となり、クラホヴェを守るウクライナ軍にとって深刻な影響をもたらすだろう。
DEEP STATEはヴェリカノボシルカ方面について「ロシア軍がヴェリカ・ノボシルカ東郊外で支配地域を広げた」と報告、視覚的にもロズドルネ集落内=Ⓐで軍旗を掲げる様子が登場した。
もうヴェリカノボシルカに繋がるT-0518は遮断されている可能性が高く、ウクライナ軍はO-0509とO-0510のアクセスも失えばヴェリカ・ノボシルカ、ヴレミフカ、ネスクチネ、ストロジェベ、マカリフカ、ブラホダトネを放棄しなければならなくなる。
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※アイキャッチ画像の出典:Воин DV
戦線停滞が見られ、気の早い人々が「すわロシア攻勢限界か」と論じ出した矢先に、多方面の前進が報告されてしまった。
この調子で行くと来年上半期中にはドネツク・ドニプロペトロウシク州境が前線になりそうだ…
ちなみにポクロフスク〜アンドリーウカ〜ヴェリカ・ノボシルカの防衛線抜かれたら、もうドニエプル川のほとりまでマトモな防御陣地は殆ど無いらしいので(か細い声)
ウクライナはどこまで戦線を下げて防御に徹しられるのかがポイントの気がします。
戦略的に、例えばクルスクの部隊をこちらに回すとしても再編補充で時間が必要になりますが、それでは”どこで止めるか?”と言う話になります。
トランプが交渉したとしても、ロシアの利害で終戦が決まるはずです。アメリカが強気に出てもアメリカ国民、アメリカ本土への脅威を避けなければならないとすればウクライナの国家や政体など知った事ではありません。
好意的なバイデン政権すら事実上の学徒動員まで要求する始末ですからウクライナの継戦、或いは停戦条件はさらに厳しいものになると考えます。
クルスクの部隊を引かせて東部に回そうにも、スームィの守りをどうするか懸念を持ちます。
クルスクに侵攻されたロシアは、クルスクを守るためにスームィに押し込んだ戦線を形成するという大義名分を得ています。仮にクルスクからウクライナ軍が引いたとしても二度目の侵攻を許すとロシアには政治的にも痛手ですから二度と攻めさせない措置をすると思います。
クルスクから引き抜いて元通りの予備部隊として活躍させられると前提にしたような見解が多々見られますが、ここまででの損耗を抜きにしても以前の規模で活用でしるわけではないと思います。スームィ保護のための部隊は確保しなければならないかと。
本当に軍事的にも政治的にも要らんことをしたと思います。人命と国土を賭けて。
ポクロウシクまで突出部が伸びたときは「ウクライナにとって死活的に重要な街で、これから壮絶な市街地戦が繰り広げられるんだろう」とハラハラしていたんですが、その大戦果を目前にしながら、こうもあっさり迂回戦術に切り替えられるもんなんですかね。
今となってはこれ以上の正解がないと思うくらいに適切な選択だったわけですが、普通は政治家側が浮足立って結果を急いだり、無茶な攻勢に出た挙句多大な損害を出したりとかありそうなもんなんですが……。
これロシア側はクルスクにウクライナ軍の精鋭を引きつけつつ、さらにポクロウシクからも動けないようにして多方面での優勢を作り出していますよね。しかもその戦術の先には、ポクロウシクの周りを取り囲んで本丸の補給を断つ効果も狙っている。
いや頭では理解できるんですが、当事者として同じことをやれるかというととてもできるとは思えなくて……。
まるで将棋か囲碁ですよね。
相手の状況や駒を見ながら、焦らずに確実に詰みに持っていくようジリジリと追い詰める。
インフラ攻撃も無計画にやってるわけではなく、緩急つけることで精神的な疲労を蓄積させています。最近のプーチンのバイデン下げのタイミングも的確です。ウクライナ・ロシア特使の任命後でかつ、バイデンが動員圧力をかけた後ですから。バイデンを的確に
日本のマスコミは、人命軽視のロシア軍と植え付けていましたが、何とも程遠い姿になっているなと感じます。
自分も仰るご意見に同意で、ポクロウシク~コンスタンチノフカの補給路防衛(幹線道路)に負担をかけるのと合わせて、攻撃目標が合理的なように感じてしまいます…。
まさしくおっしゃる通りです。
俺もポクロウシクを力押しするかと思っていた。そして最初に迫っていた時は実際それで攻略出来たと思います。
全力でいけばポクロウシクは落ちたでしょう。アウディーイウカほどでは無くても近い戦術をとればウクライナ側の守備は持ちません。
ですが、ロシアがした作戦は「別にここを温存してもよいだろう。勿体ないし。我らにも被害が出てしまう。ここが有効に機能しなくなればいいのだ。またその方がゼレンスキーも突発的な行動を取らないだろう」みたいなもんです。本当に振り返ってみればこれが正解としか言い様が無いのです。戦線を安定化させつつ着実に支配域を広げていっている。開き直りとか捨て鉢な攻撃すらウクライナにはさせないようにしてる。
ロシアは不気味なほど冷静です。大釜を作っても「全員ぶっ殺す!」みたいなものではなくあくまでも「もう逃げた方がいいぞ お前たちに勝ち目は無い」という路線で通している。クルスクとかでは知りませんがね。ウクライナ東部とかではそう。
こんな冷静に立ち回れる相手は、もうそれだけでも戦うべきではありません。優勢を取ったと思っても続く訳がない。それこそ圧倒的に押しつぶせる戦力を持たない限り。
あらゆる意味で停戦した方がよいと言えますが、ロシアが下手をうたないが故にこのまま停戦交渉に持ち込むとウクライナは完敗でしか無く、だからこそ今交渉に乗り出すのは難しいのです。そしてロシアは今は戦争をやめる必要がない。今は、ですけど。
プーチンは老獪な政治家で、司、司をわきまえているから、大枠(速度は我慢するから損耗の極小化しつつ最大限ウ軍を削れ、解放軍として徹底せよ等)だけ与えて軍幹部に相当部分を任せている模様。
で、ドンパチにおいては”「直接アプローチ」と「間接アプローチ」”という基本があり、プリゴジンのワグネル的な真正面からの強襲「直接アプローチ」は愚策(多くの兵力と多くの損耗)で、上手い搦め手を見つけて攻撃する「間接アプローチ」が上策(小兵力でも効果的で損耗が少ない)。という訳で、指揮官はウンツク唸って上手い手がないか、探すんである。戦線の弱そうなところを見つけ兵力を集めて突破し包囲をするというのはそのわかりやすいやり方といえる。
ポクロウスクについていえば、露軍が近傍に取り付いて砲爆撃範囲に捉えるだけでも補給の要、産業都市としての機能は死ぬので占領せずとも十分であり、かつポクロウスク防衛のためにウ軍が増援と資材が送り込んでくれるなら他が手薄になるので露軍は他の地域を陥し易くなる。で、実際に手薄にならざる得ない他の部分で、露軍は進軍してる。一方で、露軍は隙あらば攻めるぞ攻めるぞと見せてポクロウスク防衛部隊を拘束してやればいい。後は時間を掛けてポクロウスク守備隊を削ったり、補給線を脅かしていればよい。補給が切れてくれば自ずと守備部隊は弱体化し融けていき何もできなくなっていく。
てなことは、並みのボードウォーゲーマーでも思いつきそうなことだからプロの軍指揮官たちは普通に思いつくことでしょう。
露軍高級指揮官の采配を見ていると、詰め将棋(詰めチェス?)のよう。大きな戦略、作戦の下、正しい手順で部隊を動かし戦闘を解決して行ってる。今は亡きゲーム雑誌のタイトルが「ファイア&ムーブメント(射撃と移動)」だったけど、まさにそんな感じ。
ロシア軍が柔軟に動き粘菌の如く囲んで攻めていく様は地図上での前線変化図が無かったら実感出来なかったと思います
管理人様には感謝ですね
それに対してウクライナ軍の反転攻勢とかクルスク侵攻は強引に一気に進もうとしてる直線的な動きで差を感じます
先日は溜め回だった?
『泥濘期に止まるかもしれない』という期待・予想は、10月11月も戦線が動き続けて打ち砕かれましたね。
ロシアが空爆しており、キエフ・ハリコフなどの大都市以外、リヴィウなど幅広く被害を受けており停電地域=時間が拡大しているようです。
ウクライナの冬は、家庭向けは計画停電してやり過ごしつつ、電力を戦時生産に回すと思いますが継戦しても成果を見込みにくいと思うんですよね。
ジョージアが、親露への方針転換をしたように見えますが、ウクライナの現状を見ると現実的な判断に感じています(ロシアが隣国・EUは遠方ですから、ウクライナよりも厳しい環境です)。
モルドバではもう少しで親露候補が勝利するところまで迫り、ルーマニア大統領選では親露候補が大番狂わせで一位で決選投票に駒を進めました。ドイツは欧州の病人が戻ってきたと揶揄されるほど経済危機が深刻化し、連立崩壊政情不安に。フランスではハングオーバーになった議会のキャスティングボードを極右RNが握る展開です。
ジョージアがというよりはEU全体がロシアとの急速なデカップリングの副作用を被っていると言ったところで、トランプ再選はEUにとっては泣きっ面に蜂というところでしょう。
ひとまずは仏マクロン政権内閣が風前の灯火である状況を乗り切れるのか、来年二月のドイツ総選挙がどうなるかで大まかな景色が見えてくるはずです。
インフレは、政権交代・与党退潮に直結しますからね…
ドイツは、リストラも止まらない中で、12月の信任投票~2月総選挙ですから与党絶望だろうなと。
トランプ大統領が、来年から戻ってきますし、ヨーロッパは仰る通りどうするつもりなんでしょうね。
ウクライナ戦後復興は、EUが一段と負担する事になるでしょうし、日本は対米追随で上手に抜けられるのか見守りたいと思います。
ヨーロッパ諸国はロシア・ウクライナと直接陸続きかつ、両国から食糧も資源も大量に輸入している国ばかりなので。それがこの2年強で物価も光熱費も比喩表現抜きで跳ね上がり、G7に比べたら決して豊かとは言えない&失業率も低くは無い国ばかりなのにウクライナに膨大な額のカネを援助し、なおかつ大量のウクライナ難民の面倒見させられと踏んだり蹴ったり。なので多分我々が思っているより遥かに切実。
天然ガス価格も、酷い暴騰でしたからね。
庶民の生活は、仰るように余裕がない訳ですから、上流階級との間で断絶があるのだろうと感じています。
欧米はリベラルが暴走しているからな。
好戦的な嫌ロシアじゃないと親ロシア扱い。移民禁止ではない制限でも極右扱い。生活や現実の問題を無視してイデオロギーばかり。リベラルが中道を認めず叩くから、結局、みんな右に追い込まれて、右になる。
国際社会も同じかな。叩きまくるから、叩かれた国々の連携が始まってしまった。
左翼は、レッテル張りの暴走を仰る通り感じますし、多様性を主張してるのに多様な意見を認めないですよね。
アメリカの左翼系芸能人が、トランプ大統領就任したらアメリカから出て行くと主張してましたから、どうするのか興味深く眺めています。
モルドバは親露派のガガウス人が勝利しているんですよ実は
国内だけなら数ポイント差ですが勝利してます。海外からの投票で親欧州派のサンドゥ(ルーマニアとの二重国籍)が勝利しました
選挙結果を海外からの投票がひっくり返したケースです。
しかも欧州には投票所を200か所も設置したのにたいしてロシアには二か所しか設置せず投票用紙もロシア在住のモルドバ人の一割も用意せずに投票できないようにしていました。
汎ドニエストルとの間の橋も封鎖して親ロシア派の投票ができないようにしていました。
ウクライナ支援国家は全部選挙で負けてます、何故なら自国よりウクライナを優先する国が国民から支持されるわけがないからです。
まさに本質と思います。
ウクライナは、西欧だけでなく中欧を見ても歴史的な友好関係はなく、歴史問題を抱えてきました。
日本から見れば、冷戦期のソ連は仮想敵国だったわけです。
ウクライナとの文化歴史の交流は、ないに等しいレベルですし、貿易総額も0.1%程度でどうでもいい経済関係なんですよね。
>ウクライナ支援国家は全部選挙で負けてます、何故なら自国よりウクライナを優先する国が国民から支持されるわけがないからです。
>ジョージアが、親露への方針転換をしたように見えますが、ウクライナの現状を見ると現実的な判断に感じています
グルジアは”ウクライナの前のウクライナ”で米欧に手をつコマれて玩具にされ煮え湯をドラム缶で何倍も呑まされた経緯があります。「免疫力」があったので、亡国の手前で辛うじて止まりました。何年もかけて米欧の介入と干渉と傀儡化の悪影響を脱しようとしているところですから、選挙結果は当然と言えば当然でしょう。
ルーマニアの選挙は意外でしたが、隣国モルドバで米欧派の現職などが勝ちEU(/NATO)入りにグイと動いたことでルーマニア民がビビったんじゃないかと思います。米欧の狙いは、ルーマニア国籍を持つモルドバ大統領をしてモルドバをルーマニアに編入することで”元”モルドバのNATO&EU入りを成し遂げ、旧モルドバを含むルーマニアを”ウクライナの後のウクライナ”にしようというもの。反ロな大統領を持つモルドバはロシア語を母語とするモルドバ民のガガウス自治区や沿ドニエストル共和国などの火種を持つ国&貧しい国ですから、ルーマニア民はそんなものを抱え込んでロシアと徒に対立し「第2のウクライナ」、「第3のグルジア」になんかなりたくないと考えるのは自然なことでしょうね。
グルジアは、仰る通り可哀想ですよね…
アルメニアもそうですが、欧米が介入できるような位置関係にないのに、無責任にかき回して誰も責任を取らないんですよね…
ルーマニアについて、御意見興味深いですね。勉強になります。
西ウクライナ・周辺国は、少数民族問題が複雑になっており、今後が気になりますね。
日本も焚きつけられていましたが、欧米の対ロシア外交は、自分達の手を汚さずに他国をぶつける画策をしますよね…(米英はナショナルアイデンティティかもしれませんね)。
泥濘期はロシアも小休止との俺の予想見事に外れました、、、
あとアメリカが停戦に動いてるとの憶測も妄想でしたかね
ロシアはウクライナに余裕を与えず押しまくるのでしょうね
押しまくるやり方も時間が経つほど洗練されていて、寒気が
するほどです
例えるなら、ヘビー級ボクサーが、ドーピングされたミニマム
級ボクサーに当初カウンターパンチをもらったので、
しっかりとガードを固めて、コーナーに追い詰めジャブの連打
で衰弱させていっているという局面でしょうか
泥濘期の進軍は、世界中が予想を外したのではないでしょうか…(自分もここまでの進軍継続は想定外です)。
アメリカの停戦も、トランプ大統領が本当は何を考えているのか、日本は気軽に直接話せないですからね。
安倍さんが生きていれば、トランプ大統領が電話かけてきて、長話の雑談しながら色々話してくれてただろうなと残念に感じています…。
ウクライナは、ここまで存分に戦ってきたと思うのですが、仰る通り息切れなのかなと感じています。
ロシアも厳しいとは思うのですが、砲爆撃の投射量が変わらず継続しており、どこかでウクライナ軍が一気に大崩壊しないか懸念しています…
ウクライナの命運はアメリカが握り、そのアメリカのトランプ政権が一月半ほど先に迫り人事の中身もほぼ固まった。それに応じて前線の動きも加速するものと思われる。
トランプはその攻撃的・予測不能なイメージと異なり人事から見えてくる外交政策は基本的に『穏健かつ狡猾』である。この穏健とは競争国の核心的利益には手を出さないという意味である。その代わり取引可能なディールでの利益の最大化を目指す。
対ロシアにおいてはウクライナはバイデン政権から引き継いだ”お荷物”という認識がMAGA派では強い。ハリケーン被害などを差し置いて対外援助を優先したバイデン外交はMAGA派から強く恨まれている。”返せない借り”が大きすぎるウクライナに無償援助はもうあり得ないだろう。2018年にジャベリンを売却したのはディールの一環だ。
一方でトランプの原油生産拡大方針は国際的な原油価格の引き下げを誘発し、軍事費が肥大化したプーチン政権の財政に直接ダメージを与える。BRICSやグローバルサウスを巡る資源外交でアメリカが再びライバルになるのはプーチンにとって面白くはない。
ロシアウクライナ双方にとってトランプは劇薬だが飲み干す必要のある劇薬だ。
戦争をしている国の多くは、兵器輸入と輸出減少で貿易収支が赤字になることが多いんだけど。ロシアは2023年世界第3位の貿易黒字国。経常収支も大幅に黒字。 金融面で潰れることは、そうそうないよ。
プロパガンダや嘘ではもう誤魔化せない戦況の模様、ロシア軍火力圧倒的優勢からの補給線切断し半包囲からウクライナ軍に撤退を強要しウクライナ軍削って行くという非常に古典的だが硬い横綱相撲戦術でドローンにより偵察攻撃共に連携が高く、状況次第でバイク等も投入していく柔軟性有りで兵員はローテーションし塹壕整備の能力も高く兵員損耗も再動員かける必要は現状無さそうという中で各戦線優勢と、またロシアは砲弾や砲身に戦車も兵員輸送車にミサイル等も枯渇するといった戯言でロシア崩壊カウントダウンで精神的勝利してる場合ではやはり無かった模様で片やウクライナは兵員足らず若年層動員するかスポンサーに要請受けるは、金と物の支援無いと即終了と末期感が漂う非常に厳しい盤面だがここはゼレンスキーの妙手に期待したいがクルスク侵攻とロシア領への攻撃強化ときて次の手もきっと碌な手で無いだろうことはだけは推測できる。
AP通信の記事ではウクライナ兵の脱走で検察に起訴された数は10万人で推定では20万人が脱走しているそうだ。それにこの間推定されている死傷者40万人~50万人を加えると最大70万人。西側マスコミの甘い推定でこの数値。場合によると最大100万人程度が戦闘不能になったと推定される。加えて攻撃部隊のクルスクへの侵攻などを加味するとウクライナ軍には余力はなく既に崩壊状態。それが西側が声高に交渉と和平を言い出している理由だ。ウクライナはすでに詰んでいる。ゼレンスキーが現在の立場を維持する道は世界を第三次世界大戦に引きずり込むしかなくなっている。露は最初から核戦争覚悟で戦争に突入しており見誤ることはできない。世界平和とウクライナ国民の犠牲を減らすためには一刻も早い降伏が望まれる。
仮に、死傷者数40万人~50万人のうちの軽傷者と脱走兵10万人~20万人にある程度の重複があるとしても、損耗の数がとんでもないですね。その上で精鋭をクルスクへ送ってしまえば、東部戦線は当たり前に崩壊してしまう。
ロシアは好循環になってるね
訓練施設で教官やってるロシア兵曰く形勢がはっきり有利になってきてるからその分好条件の兵員募集に応じやすくなって兵士が集まりやすくなって人員がいるから無理に正面から攻めずに状況に応じてクレバーに戦えてそれがまた有利な形勢に繋がってる感じ
ロシアが勝ちそうだから北朝鮮もロシアが負けた時のことを気にせずどんどん弾薬や人員を送れるし
逆にウクライナは全てがその反対になってる
有利な側はより優勢に。不利な側はより劣勢に。時間が経過するほど力の差が開く一方では、戦う意味がないですね。ロシアのルーブルも色々と大変なようですが、ウクライナのフリヴニャに至ってはヤバさがその比ではない。
開戦当初もそうだけど、ロシアは貿易黒字・経常黒字でいろいろあるので、通貨安が、通貨危機にはつながらない。 通貨安なので、原油が下がってもルーブルレベルで見ると、収入維持になってしまう。
生活商品を輸入に大きく依存しているサウジやUAEなど中東産油国とは違うのかな。
>ジョージアが、親露への方針転換をしたように見えますが
ルーマニアの選挙で親露系の大統領がSNSを駆使して勝利しました
マスコミは叩きまくってた上に予想を外した形になりました
まだ決選投票があるので最終結果は判りませんが
日本の斉藤知事選挙でもマスコミの叩き方が凄かったですが逆転勝利、時代の変化を感じますね
兵庫県知事選挙の斎藤知事叩きが、まさしく仰る通りで、マスコミが自惚れすぎましたね。
欧米系の通信社+国内メディアスクラムで世論操作をしてきましたが、それが崩れてきたのは、仰る通り時代の変化を感じます。
日本国内でも、ウクライナ支援の世論誘導に成功していましたが、まさか数年後のローカル選挙(兵庫県知事選挙)で崩れるとは驚きました。
オールドメディアが、最初はスピン報道で別の何かを隠したいのかなと少し思ったのですが、もっともっと低レベル低次元で視聴率稼ぎから意地になってるだけと理解してがっかりしました…
追記です。
公用PCの中身が、内部告発で、一部公表されましたね。
オールドメディア、兵庫県知事選挙のメディアコントロール完全に失敗しましたが、どんな反動があるのか注目したいと思います。
斎藤知事ファンクラブの皆々様はふさわしい場所で会合をなさるとよろしいと思います
「オールドメディアの敗北」の一例として兵庫県の選挙を挙げているのを、「斎藤知事ファンクラブ」と結びつけるのは短絡的に過ぎると思います。
そして、「オールドメディアがロシア敗北を語り、ウクライナ支援を謳ってきた」ことはただの事実なのですから、ウクライナの戦況の関する記事のコメントで取り上げることが的外れなわけでもない。本筋ではないにせよ、脇道ではあるでしょう。
いいえ的外れです。斎藤の話なんてどうでもいいので戦況と関係ない話で無駄にツリーを伸ばさないでください。
気に食わない話をするな!
ここのコメント欄は親露派ばかりだから閉鎖すべきである!と言っていた方と同様な発言ですね
単にオールドメディア敗北の話の一つの例なだけですよ?
これは政治的に大きなパワーバランスの変化でもあり、巡り廻って軍事関連にも大きな影響が出てきます
トランプの事を書いたらトランプファンクラブ認定なんですか?
ほんと面白い人ですね
ここが広島県知事選の記事でもオルメディ批判の記事でもないと理解できないならしばらくネットやめたほうがいいと思いますよ
『力による現状変更を許さない』日本のウクライナ支援は、メディアコントロールそのまんまでしたからね。
イスラエルは特別許すの?ということでメディアコントロールが禿げはじめ。
ウクライナ戦争の中でも、ゼレンスキー大統領のウクライナ国内によるメディアコントロール、欧米メディアによる西側メディアコントロールが行われてきました。
日本も、今からウクライナ復興喜捨のメディアコントロールを仕掛けても、もうダメだろうなとは感じています。
兵庫知事選だけでなく都知事選、自民総裁選などでもマスコミが口を揃えて挙げた候補は3位以下などが続いているし、与論誘導が空ぶりで「皆がこう思ってる」はもう碌に出来ないんだろうとは強く感じる。
ウクライナ関連も最初は動きが無かろうが一面で取り上げていたにもかかわらず、今は触れもしないで地方食堂レポとかばかり。
視聴者の興味で言うなら、今のウクライナ軍現状とロシアの進軍を纏めて大きく報道したら結構興味持たれると思うが。
航空万能論さんがDEEP STATEやRYBARから取り上げてくれる情報はとても興味深いし、本当にマスコミに求めているのはこういった現状の報道なんだが。
自分もマスコミには仰るような、ウクライナ=ロシア、両側からの情報を報じて欲しいんですよね。
ウクライナ戦争の初期に、ウクライナの暗部を一切報じず、完全にメディアコントロールだったななと感じています…。
ロズドルネ北のT-0518周辺にはウクライナ軍が半端に作った対戦車壕があって、そのせいでロシア軍第40海軍歩兵旅団は敵装甲戦力に対するドローン警戒・攻撃が容易になっているのだろうと思いますね。T-0518以外の場所から敵が来ることを考えなくていいので。(対戦車壕は2本あってその南側は戦況図のグレーゾーンの際にあります)
ロシア軍がウクライナ軍の作った対戦車壕に沿って前進するという構図はプロフレス以降のポクロウシク・クラホヴェ方面のロシア側の戦術的特徴のひとつですね。最近だとマクシミルヤニフカとクラホヴェの間で南に向かって形成された突出部がそうです(ヤスナ・ポリアナ北の突出部もその変形に見えます)。おそらくウクライナ軍装甲戦力の機動防御を防ぐために逆利用しているのでしょう。
ロシア軍にそのような大胆な機動を取る能力があるかは疑問です
ウクライナ軍にも進んだ分だけ逃げられているようですし
大隊ごとに高い柔軟性を発揮してはいますが、より上級の単位に於いて方針の共有がされていない印象をうけます
BTGのコンセプトを見直して兵站の細さや脆弱性の問題は大きく改善されたようですが、一度削ぎ落としてしまった機動運用ノウハウを取り戻すには時間がかかるでしょう
私のコメントに対する意見であれば返信となりますが、上記の私の意見は、陣地に対する歩兵中心の浸透戦術を想定しているもので、装甲戦力による大規模な機動打撃が難しくなった戦場への最適化として(消極的に)選ばれた戦術と考えています。
「そのような機動」とは記事内で言及されているポクロウシクを無視して西進するという機動のことです
言葉が足りず申し訳ない
>大隊ごとに高い柔軟性を発揮してはいますが
十分でしょう。実戦経験すらない日本の自衛隊には逆立ちしても出来ないことを、ロシア軍の大隊は出来ている。
貴方の評価基準は辛口すぎると思います。ロシア軍が「疑問」なら、フランス軍やドイツ軍などは「存在する価値なし」になってしまう。「より上級の単位に於いて方針の共有がされていない印象」というならば、アフガニスタンで撤退時に無様を晒した米軍こそが相応しい。
今戦争をやってるのはロシア軍であり、自衛隊でもフランス軍でもロシア軍でもアメリカ軍でもありませんのでね
西側が正規戦の能力に関して多数の問題を抱えていることは同意しますが、それは今後一つずつ改善していけばいいことです
ロシア軍が今抱える問題は、即座に犠牲につながるのですよ
仰る通りだと思いました。
”実戦経験無し“”存在価値無し“”無様な撤退“の軍隊と比較して格段に優秀な軍隊であったとしても、命に関わることですので、低い方を眺めて満足など許されざることでしょう。ただ、その優秀な軍隊を擁する国と日本が対立しているのが残念です。
それはそれとして、機動運用ノウハウが衰退し宇軍に逃げられる場面が増えているのか、検討の結果として最適解が現状なのかは議論の余地があるでしょう。ドローンなどの脅威は健在でしょうし、宇軍の崩壊具合に合わせて新たな機動運用を検討している段階かもしれません。
露軍側としては完全に囲んだ場合敵の部隊が固まるから掃討に時間がかかりすぎる。ウクライナ軍は三方向包囲だと逃げる誘惑に駆られて部隊ごとあるいは兵士が個々に逃げ出す。その時にはすでに前線は組織的には崩壊している。露軍は設定した退却路に沿って火砲を集中しておいてチリジリに退却する部隊の兵員・車両を徹底的に叩く。この戦術でドンバスのウクライナ軍は大損害を被りもはや前線を維持できなくなっている。ウクライナメディアで盛んに言われている無断撤退とか兵員不足は三方向包囲=わざと逃がして削る戦術の結果です。
ウクライナ軍の戦力がさらに枯渇した場合には大突破もあり得ますが当面は、この戦術は極めて有効と思われます。
そうですね。最適解としてわざと逃がして追撃していると解釈するのが妥当でしょう。
付け加えると、僅かに生き残って逃亡に成功した兵士は、逃げ癖が付いて命令違反が常態化したり、後に編入された部隊でも周囲に伝播する可能性が高いと考えられます。
完全包囲➡️徹底抗戦か降伏の二択
三方方位➡️徹底抗戦、降伏、撤退の三択
選択肢が1つ増えるだけで防衛側の意見の統一が難しくなります。
加えて
いつ残ってる道が閉ざされるかわからないという不安。
意図的に道を開けているのか、その道を塞ぐだけの戦力が足りないのかという意見対立も誘います。
逃げ道を狭い道1つだけ残すと、防衛側は勝手に弱ってくれる可能性が高いです。
現状のロ軍の進軍速度を鑑みるに、ウ軍の前線は現在も組織的抵抗を続けておりロ軍の前進を遅滞することに成功しています
マクロなスケールでは「崩壊」していますが、ミクロなスケールにおいてはあくまでも「無断撤退」であり部隊の秩序は維持されているわけです
ウ軍の前線でしばしば発生する「包囲」は、実際のところ弱い部分を押していったらたまたま包囲のような勢力図になったというだけのように見受けられます
大釜と呼ばれる地域が発生しても、そこから包囲を狭めてウ軍をコントロールしようという動きが無く、決定的な打撃を与える前に撤退を許してしまう
そして逃げた先で再度防備を固められてしまうため、一向に前進速度が上がらない
マクロの無能さをミクロの有能さがカバーしているあたり、両軍の民族性が同根なのだなと実感します
今回のロシア軍の空爆は発電施設だけじゃなく、軍事工場も破壊されたみたいですね。
大規模停電してるのに停電してない所を衛星とかで突き止めて狙ったのか、地道な偵察活動の結果か、内通者が知らせたのかわかりませんけど。
もはや誰が見てもウクライナ劣勢な中、トドメに無理をせず着実に有利を拡大するロシア軍の動きは戦争として見事としか言えない。
だからこそウクライナ側で見れば停戦の必要性を切実に感じるのだが、長期的な優位を視野に動いてるロシアが止まる理由ない。
最初の方でロシアが提示した比較的妥協した停戦交渉を断ったうえ、各国はそれを支持したのだから今さらウクライナが停戦を申し出て仮に受け入れてもらえなくても妥当だし攻めることは出来ない。
一国でウクライナはもちろん欧州などに大打撃を与えながらも世界の想定以上に戦後も見据えて動いてるし、この戦争後に疲弊したロシアとでも戦いたくないと思わせるのはやはり怖ロシアだった。
ロシアとしても大都市の市街戦はできるだけやりたくない
(バフムト・トレツクで少なくない損害が出ている)
なのでポクロウシク・クラマトルスク・スリャビンスクの
攻略は後回しにしつつ、周辺の小中都市群を陥落させて
冷徹にNATO・キエフ中央政府の出方を見ているのでしょう
上記で皆さん書かれていますが、おそロシアです
こんな国と正面切って敵対しては絶対ダメですわ、、、
「特別作戦」では、ロシアの攻撃・前進は最大の防御として行われていることです。
確かに前進速度は遅く殲滅能力も高くないと言えるのでしょうが、マリウポリなどの例からも分かる通り、後方を護り地歩を固めて復興・振興へと繋げていくことの方がより重要であるという、ロシア首脳陣の選択によるものと私は推察しています。
そもそも、4州占領とは「ロシアの外殻(万一の時のやむなき切り捨て対象)としても有用なドンバス地方を「西方」から切り離す介入」と「クリミアの守護のための陸上回廊創設」のための手段ですので。
両者が隣接しているのとどちらもウクライナが戦域なので一体として扱われますが、別々の地の「西方」からの守護のための切り離し作戦の同時並行となっています。
もっとも、どちらも同様の目的の作戦という意味ではやはり一体なのでしょうけど。
世界最大の領土、世界最大の資源国、極寒の気候で生活する
が故の、精神的な忍耐強さが彼らの底力の源泉なのでしょうか
ナポレオン戦争、ロシア革命時の我が国含む露骨な内政干渉、
バロバロッサ作戦など、初戦で苦戦しても必ず巻き返し勝利
後は多民族国家、多宗教を受け入れている国家の強靭さなのか
ここら辺はアメリカも通じる強さなのか?
写真のロシア兵が掲げている旗は、多分、ロシア海軍の旗なのだろうけれど。
スコットランドの国旗と意匠が同じなんですね。
同じ聖人(聖アンドリュー)を守護聖人としているからなんだろうけれど。
スコットランド人はこれをどうみているのかな?。
気にしていないのかな?。
考証してませんが日本海海戦で例のバルチック艦隊はこの旗を掲げていた記憶です。写真の兵士は恐らく海兵隊だろうと思われます。スコットランド人はイングランド人を嫌っているようですから意外や露兵に好意を持つかもしれません。
色が逆(スコットランド国旗は青地に白)なのと、十字架の先の形が違うので気にしていないんじゃないですかね?