DEEP STATEは21日夜「ウクライナ軍がポクロウシク方面で第1立坑を奪還した」「ウクライナ軍がクラホヴェ方面でアンドリイフカに迫っていたロシア軍を押し戻した」「ロシア軍はヴェリカノボシルカ市内で支配地域を広げた」と、RYBARは「ロシア軍がチャシブ・ヤール市内で前進した」と報告した。
参考:Мапу оновлено
参考:Хроника специальной военной операции за 21 января 2025 года
ウクライナ軍がポクロウシク方面やクラホヴェ方面で反撃、ポクロウシク炭鉱第1立坑をロシア軍から奪還
RYBARはチャシブ・ヤール市内について「ロシア軍がノヴィ地区の南に広がる森林地帯で支配地域を広げた」と報告、視覚的にもロシア軍がノヴィ地区南の森林地帯にあるウクライナ軍拠点=Ⓐを襲撃する様子が登場。
DEEP STATEはポクロウシク・ディミトロフ方面東方向について「ロシア軍がカゼ二・トレツ川北岸で支配地域を広げた」と報告。
DEEP STATEはポクロウシク・ディミトロフ方面西方向について「ウクライナ軍がウダチネ集落内で反撃し第1立坑を奪還した」と報告。
DEEP STATEはクラホヴェ方面について「ロシア軍がノヴォアンドリイウカ南郊外で前進した」「ロシア軍がスロヴヤンカ北のポケットで支配地域を広げた」「ウクライナ軍がアンドリイフカに迫っていたロシア軍を押し戻した」と報告。
DEEP STATEはヴェリカノボシルカ方面について「ロシア軍がヴェリカノボシルカ市内で支配地域を広がった」と報告。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
ヴェリカノボシルカ、絶対撤退無理でしょ。
そして一気に壊滅もしないってことはそれなりの戦力取り残されてそう。
ウダチネはまだ小競り合い繰り返しいてアンドリイフカは徹底抗戦の構えでロシア先行部隊は撤退に追い込まれた様子と、本当にクルスクに使ったリソースあれば東部も南部も相当粘れた感じする。
アンドリイフカを抜かれるとブフレダール陥落後の様な感じでポクロウシク西方メジョバ目指して一気にロシアに攻略されそうなので死守の構えでしょうか、クラホヴェで稼いだ時間でどこまで固めることができたか興味深い所。
アンドリイフカ-シェフチェンコ-ペトロバブリフカ間には複数箇所の陣地が昨年7月の時点で作られていたのが衛星画像で確認できます。
問題はその更に北から迂回されていてこれまでのように補給路を脅かされて放棄・撤退となる可能性ですね。
アンドリイフカとウダチネのロシア軍部隊の後退。
ウクライナの常套句である、文字通りの「より良いポジションを取るための移動」に過ぎないだろうと。
アンドリウフカは一直線に細長く突出し過ぎなので、いつものように前線横幅の拡張と二方面攻勢策へ、
ウダチネは市街地に橋頭保が確保できなかったので一旦後退。に過ぎないと思います。
クラホヴェ方面の反撃成功、クラホヴェから後退してきた部隊で反撃したのかな。アンドリイフカ-シェフチェンコ間の陣地群と川に挟まれた平地を進軍してたみたいだしそりゃ根元切られる前に引くよなって。シェフチェンコ集落内まで進んでいるみたいだしまとまった戦力が投入された? ダクネのポケットが早期に埋まるかが指標になるかも。
ヴェリカノボシルカについて、昨日の管理人殿のXに1/20撮影の衛星画像を貼りました。青い屋根の病院の建物3棟のうち2棟が屋根の青さが見えなくなっており、何らかの要因で損壊したと思われます。
自己レス
本日更新されたDSの戦況マップではペトロパブリフカ-シェフチェンコ間のポケットが埋まっていたため、この攻勢は同所の部隊を撤退させる援護だった可能性があります
久しぶりの反撃だけどさすがにアンドリイフカのロシア軍の進軍は無理矢理すぎたか。ここ抜かれたら終戦だしウクライナも必死だわな。ヴェリカノボルシカは…もう降伏しようか。どの方面もそうだけどウクライナ軍も現場は頑張ってるのよね、現場は
今までのパターンで言うと伸び切った反撃ルートへ、側面から攻撃を掛けられると思います
南で抑えて北から迂回して叩くのが、この方面におけるロシア軍の方針っぽいので……
私も反撃を受け後退したのは露軍のいつもの戦術/罠だと思います。露軍の再反撃でウ軍はまた痛手を受け土地も喪うのでしょう。
蝗軍は同じ手に繰り返し嵌まるので米軍が”なんでだ?どうしてだ?逆に嵌めてくるのか?”と気持ち悪がったという話がありますが、ウ軍も似ているようで。
土地の奪い合いなんで、やってちゃ駄目だって
押し合いへし合いの消耗戦に巻き込まれて、結局、露助の思惑どおりやん
前の記事でも、「奪われた拠点を奪還せよ」としか命じず、土地に拘って人的資源の浪費を繰り返しているってありましたね。
通りすがりさん、そうなんですね。大雑把な一般論てすが、
ウクライナ軍は土地の攻防にこだわるのですね。まるで誰かに優勢を見せるのを意識しているようにも感じられます。
それに対してロシア軍は、土地にこだわるような場合もありますが、基本的に目的は敵戦力の撃滅なんですね。(最近、トランプ停戦の影響で変化が出てきたかもしれないが)
それで今度のウクライナ軍の攻勢も、トランプの就任式に合わせたのではないかと勘繰ってしまいます。そして、ゼレンスキーは、トランプの就任式に出るつもりだったのかも。
ウクライナの軍事目標は土地単位なのかもしれませんね
ヴェリカノボシルカはもう諦めたんかな……
もうそれよりこっちに力を注ごうぜ、感が凄い……
>もうそれよりこっちに力を注ごう
運動会の棒引きのように諦めるところと人数を集めてがんばるところが出るのだけれど、戦線を張っているので諦めたところに空いた穴が非常にマズい。
ウ軍が何カ所か反撃に成功したようだが、成果の代償として成功を維持する力を支払ってしまうこと。露軍が反撃すると押し返せないことが普通。露軍は”押さば退け”で損耗を抑え、ローテにより元気で充足率の高い部隊と交代&増援を加え一層の砲爆撃&ドローン支援を集めて反撃するのでウ軍は後退と一層の消耗を強いられてしまう。ウ軍によるベリカノボシルカ北のノビコマール奪還とロ軍による再占領から包囲環が一層キリキリと締め上げられていったのはその典型。一瞬でも押し返す力があるなら損耗を避けて遅滞戦術/撤退に使うべき。
むしろこれが遅滞戦術でダクネのポケットにいる部隊を引き上げさせていると思いたい。
でもこれまでがなぁ···
撤退援護か、増援として送ってるのか不明ですが、ウクライナはロシアに制圧されてないヴェリカノヴォシルカ北西部に戦車や軍用トラックとかを送ってますが、そこもすでにロシアの射程圏内で、砲撃やドローン攻撃を受けてます。
シェフチェンコからアンドリーウカに伸びていたロシア軍占領地はさすがに細すぎたから無理あるなとは思っていたけど、このタイミングでウクライナ軍は反撃しましたか。3km以上も奪還するのは最近ではかなり珍しい気がしますが、ロシア軍側もスロヴヤンカ〜ヤセノベ方面で進撃しているから、無理にこの方向から攻めなくてもいいと判断して引いたんですかね。それともかなりの戦力が投入されて、不本意ながら撤退せざるを得なかったのかどっちなんだろう。
>無理にこの方向から攻めなくてもいいと判断して引いた
おっしゃる通りだと思います。ヴェリカノボシルカ陥落の
目処がたったので、東から無理攻めの必要はないですからね
あとはアンドリイフカ北の小都市群をジワジワ制圧しつつ、
ヴェリカノボシルから北上してきて、アンドリイフカ西に
回りこむ友軍を待っていつも通り包囲戦ということでしょうね
ヴェリカノボシルカを落とし次第、ロシアはドニプロ州と
ドネツク州の州境沿いに北上するでしょう
ロシアの最優先目標はあくまでも「ドンバスの解放」であり
進行方向もそれに愚直に沿っています
緩衝地帯を削りとるという点で、ヴェリカノボシルカから
北と同時に西にジワジワ進軍する可能性はありますが、まずは
バハティル〜アンドリイフカ西に回りこみ包囲陥落させて、
さらに北上しポクロウシク北西の国道E50の遮断を目指すと
ロシアのドンバス完全制圧は既に現実的達成が見えてきており、
その後彼らがどこで妥協するのかが興味深いですね
ポクロウシクのこれ以上の補給線切断・包囲を止めるには今すぐにでも反撃に出るしか無いので、この動きはある意味必然でしょう
問題はウダチネ方面から反撃していることであって、ポクロウシク方面からは打って出る事が出来ていないのかどうかが気になります
本来であればウダチネ方面と連動してポクロウシク市街地からも攻勢を掛けるべきですが、出来ていないのだとしたらこの反撃も一時的なもので終わってしまう可能性が高いでしょうね
逆にここで反撃が続くようであればロシア軍側の継戦能力に陰りが見えてきた可能性もありますが、現時点ではなんとも言えないですね
>逆にここで反撃が続くようであれば
クルスクの占領地を維持しながら、東部戦線で反撃が継続できるだけの予備戦力があるなら、チャシフヤールやトレツクといった最重要拠点の援軍に回しているでしょうし、そもそもヴェリカノボシルカからノヴィコマールを奪還している。アンドリイフカで反撃している間に、それらの重要拠点を失うのでは全然釣り合わない。
結局、維持できる見込みもない反撃で、乏しい余力を無駄に捨てているようにしか思えない。奪還よりも、戦線整理を行うべきであろうに。
アンドレエフカの突出部はやはり危惧していた通り潰されてしまいましたね
うまく撤退できているといいんですが、まず高地を取られていたので火力管制を受けていたものと思われますから厳しいでしょう
ヴェリカノボシル市外戦ゆっくりと進んでいるということは、それなりの部隊が包囲されてそうですね。
クラホヴェ方面の後方連絡線(N-15)は、ヴェリカノボシルカが陥落すれば、ヴェリカノボシルカ北方から一気に圧力がかかり始める可能性があります。
ロズドネルから北側、T-0518沿いがグレーゾーンになっており、ロズドネル~N-15=T-0518交差地点まで概算5km程度ですからここからどうなるのか見守りたいと思います。
ヴェリカノボシルカは陥落間近に見えるわけですが、アンドリイウフカを固守するのが戦略的に正しいのかどうか、管理人様の先日の記事の問い(土地の固守に拘っている)が来月にかけて再度問われそうですね。
相応の数のウクライナ部隊が残っているなら、殲滅しようが降伏しようが、いずれも捌くのに時間かかりそうですね(白目)
戦後に向けて、穏便に終わって欲しいものですね。
少しずつですが、動きだしそうな気配が出ているわけですし…
(2025年1月22日 トランプ氏との交渉機会、わずかながら存在 協議準備=ロシア外務次官 ロイター)
バイデンが、ウクライナの長距離攻撃ドローン開発にこっそりと投資や技術支援を行っていた事が判明した様ですね
最近の空爆戦に於ける急速なパワーバランスの変化は不思議でしたが、これなら納得..
現状破竹のロシア側も、戦闘が長引くほど空爆被害が地上戦に影響を及ぼして来そうです
しかしなんだろう. .ライターさんが複数おられるのかな
ここ2,3日の記事は、ゼレンスキー憎しな印象の扇動的な論調でなく
昔の様にロシア側もウクライナ側も淡々と扱っておられますね
個人的には、やはりこの方が読み疲れなくて好きです
話題がそうだからそんな印象を受けるというだけでは。
管理人さんは一貫して全話題に公平なスタンスは変わってませんよ。
バイアスかかってるとすれば貴方の目でしょう。
投石機様。箴言耳に逆らう、との言葉もあります。「読み疲れる」記事の方に真実がある場合も…。巧言令色少なし仁を地で行く詐欺師相手なら尚更です。
純粋に反撃なのか、露の誘い受けなのか
第1立坑施設については1/21に「RYBARの評価だとロシア軍は第1立坑施設に届いていない」となっているので1/21のゼレニフカでの反撃地点と1/22のアンドリイフカの反撃地点の今後に注目します
押し戻したり奪還したりしたと言っても、今までのパターンから見るに近い内にまたやられてしまうでしょ……としか思えない。
ていうか今日の記事だけでも、撮られてしまってる地域の方が大きいし……
てかロシアが越境攻撃をしてきたボウチャンスクやリプシ方面の小さな土地ですら未だに奪還できてないぐらい反撃する能力が喪失してしまっているんだから無理。
この記事にはないけど、ロシア軍はクビャンスク方面でも西側にある最後の補給路以外を物理的に遮断してるから、撤退(逃亡)を促してる感じでトランプが停戦を早くまとめなければポクロウシク同様に陥落してしまうのも間違いない。
ヴェルカノボシルカやダクネやトレツクやチャシブヤールは停戦までに持ち堪えられないだろうけど!