DEEP STATEはハルキウ州クピャンスク方面について「ロシア軍がピシュチャネを占領した」と、ドネツク州ポクロウシク方面について「プロレス方面で戦う第31旅団が包囲される寸前なのに撤退が許可されていない」「旅団司令部は最後の1人になるまで陣地の保持を望んでいる」と報告した。
参考:Мапу оновлено!
参考:Ворог намагається оточити частину угрупування Сил Оборони біля Прогресу: наказу на відхід немає
参考:Хроника специальной военной операции за 23 июля 2024 года
ロシア軍は約9ヶ月間の攻勢で最大20kmの深さまで西に前進(アウディーイウカからポクロウシク方向)した格好だ。
DEEP STATEはハルキウ州クピャンスク方面について20日夜「ロシア軍がピシュチャネ集落内で支配地域を広げた」と報告し「もしピシュチャネが敵に占領されていれば(オスキル川東岸の)ウクライナ軍が分断されるまで農作地とコリズニキフカしか残されていない」と言及していたが、23日夜「ロシア軍がピシュチャネを占領した」と報告。
このままロシア軍がピシュチャネからオスキル川に直行するとは思えないが、それでもオスキル川までは距離は約7kmに縮まっており、オスキル川東岸の状況も徐々に悪化してきた格好だ。
DEEP STATEはドネツク州ポクロウシク方面について「ロシア軍がプロレスから線路沿いに前進した」「ロシア軍がプロレスの南で前進した」「ロシア軍がノヴォセリフカ・ペルシャ集落内で支配地域を広げた」と、RYBARも「ロシア軍がノヴォオレクサンドリヴカの郊外で前進した」「ロシア軍がロズヴァツケの南で前進した」「ロシア軍がノヴォセリフカ・ペルシャ集落内の大半を支配している」と報告。
DEEP STATEはプロレスを巡る戦いについて20日「この集落に対する攻撃は4月末に開始され、ウクライナ軍は3ヶ月間に渡って敵の攻撃を比較的上手く撃退してきたが、この2日間で敵は一気にプロレスを飲み込んだ」「7月19日に敵の大規模な攻撃が開始され、プロレスの西に陣取っていた機械化旅団から救援が送られたものの十分な数の歩兵がおらず、20日までに集落から撤退してプロレスが放棄された」「そのため線路沿いに陣取る別の旅団は側面の敵にも対応しなければならなくなり、ロシア軍に包囲される可能性もある」と言及していたが、この周辺のウクライナ軍部隊が包囲の危機に晒されていると警告している。
“プロレス方面で戦う第31機械化旅団の第1大隊と第3大隊の兵士から訴えがあった。ロシア軍はロズヴァツケの南にある高台を確保してイワニフカに向かおうとしている。第31旅団の兵士らは現在のリスクと起こり得る結果を大隊長に報告し、大隊長は兵士らの主張を支持しているが、旅団司令部は最後の1人になるまで敵に包囲されそうな高台陣地の保持を望んでいる。既に中隊長は負傷もしくは死亡しているため中隊の指揮官は存在しない”
“我々は皆、アウディーイウカを巡る戦いでゼニト要塞保持に固執してどの様な結果に終わったかを覚えている。戦術的に数時間の陣地保持を優先させるより、正しい決定が下されて兵士の命を救われることを望んでいる。プロレスの敵は明日攻撃を再開するためヴォフチェに侵入し始めている。この様な行動は防衛側にさらなる問題を引き起こすだろう。因みにプロレスを守っていた歩兵旅団の1つが勝手に集落から後退したため、先週末に作戦及び戦術上の状況は危機的なものになった。救援に駆けつけた第47機械化旅団は数で勝る敵を抑え込むことに失敗した”
要するに20日の報告に登場していた機械化旅団は第47機械化旅団のことで、プロレスを守っていた歩兵旅団の2個中隊が集落を捨てて逃げ出したため、線路沿いに進んできたロシア軍部隊は激しい抵抗を受けることなくプロレスを占領(RYBARも殆ど戦闘なしで占領したと報告)、線路沿いの北側にある高台陣地には第31機械化旅団の第1大隊と第3大隊が布陣していたものの、プロレス占領に成功したロシア軍部隊が線路沿いから高台陣地の側面に前進したため第31旅団の部隊は包囲される寸前にもかかわらず「旅団司令部は陣地からの撤退を認めていない」という意味だ。
さらにDEEP STATEはドネツク州コスティアンティニフカ・ヴフレダル方面について「ロシア軍がヴォロディミリフカの北で支配地域を広げた」「ロシア軍がミキルスケの北で支配地域を広げた」と報告、この方面のロシア軍はコスティアンティニフカ~ヴフレダルの間の前線を均等に押し上げており、O-0532を物理的に遮断されると本格的にヴフレダルは危なくなる。
DEEP STATEはドネツク州二ューヨーク方面についても「ロシア軍が二ューヨーク郊外で前進した」と、RYBARも「ロシア軍が二ューヨーク市内で前進した」と報告しているが、些細な前進幅なので詳しくは紹介しない。
因みに上記はロシア軍が攻勢を開始した2023年10月以降に獲得した範囲を示すトレツク方面、二ューヨーク方面、アウディーイウカ方面、ポクロウシク方面の戦況マップで、約9ヶ月間の攻勢で最大20kmの深さまで西に前進した格好だ。
追記:DEEP STATEが報告した第31機械化旅団の危機についてウクライナメディアも報じ始めた。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ
早いのか遅いのか
最大限に進んだ所で1日平均にしたら74mぐらいか。進んだ距離よりはどこを落として前進したかの方が重要だ思うが、人によって評価変わるだろうな。
ロシア下げしたい人なら支援停止時のチャンスがあったにも関わらずこれだけしか進めていない。チャンスを無駄にしたって言うのが目に見えている。その場合だと遅い。
互いに問題抱えている同レベルの国が戦闘したら、こんな物って感じもする。
去年と比較した場合ならば早いです。
前進した距離よりも戦闘の内容に目を向けた場合、アウディーイウカの市街地戦、オレンチュネ、トレツク、ニューヨーク、今回のプロミスと防衛線突破から潰走に近い形の後退が相次いでおり前線は地図の印象以上にウクライナ軍に深刻な状況ではないかと。
勿論これは、ロシア軍に問題が無い事を意味しませんが現時点ではロシア軍の問題が戦況の有利不利を覆さない程、戦況が傾いているとも考えられます。
1日74メートルの前進のために最低200名の戦死者ですしね……負傷含めれば推定で600~800の損失を9ヶ月で20キロ
まぁ毎日補填分をそのまま消耗してるんでしょうがよくも続けられるものですよね……
短期平均(過去と比較)では加速してるのか減速なのか停滞逆進なのかが見え、現状把握と短期予想が起こせると思います。つまりは軍事的な視点。
逆に長期平均はスコアなので政治的な見方になりますね。何名の犠牲でどれだけ得られたのかなど。
どちらも大事な数値なので無視するわけには行きませんが、取り扱いを間違えると主張が損なわれますね。
距離や面積で見るんじゃなくて要塞化されたトレツクやニューヨークはアウディーイウカと同じくらいかかるだろうと言われてたから異常な速さになってるんだろう。
撤退じゃなくて転進すればいい。
ルックイースト
例のウクライナ世論調査といい、クレバ氏の中国訪問といい、店じまいのムードが高まってきたような···
状況は加速度的に悪くなるがウクライナ自身が打てる手はなく、第3国に頼るしかない。
その命綱であるアメリカが乗り気じゃない。国内に大きな問題を抱えているし儲からないから。
初期は軍量で押し戻せたが国家の地力が違うから一度傾いた天秤を戻すのは難しい。
…温度差の違いでまだ長引くと思いますが、閉店ガラガラの商店街のような寂しさを感じます。
懲罰があるため、玉砕覚悟なんでしょう。
ウクラナイ軍の前線部隊、9ヶ月20kmの前進は押しとどめてきたと言えそうですが、両軍ともにどの程度余力があるのかでしょうね。
消耗戦が、戦争は今すぐ終わる気配がないため、ここからどの程度影響するのか注目したいと思います。
>「プロレス方面で戦う第31旅団が包囲される寸前なのに撤退が許可されていない」
>「旅団司令部は最後の1人になるまで陣地の保持を望んでいる」
追記です。
ウクラナイ軍→ウクライナ軍
余力と言っても多岐に渡る話で兵員の余力はあるのかは1番にくるか?
榴弾砲の余力はどの資料をどんな捉え方するかで変わりそう。ただロシア側の設備が限られまともな砲身製造能力の限界話が出て来ている。
兵士がいても装備がない、Fー16があっても運用環境が無い。全てが揃っていても兵站が伴わないとか。
最近よく耳にするけどそのロシア砲身製造能力限界説はどこが発祥なんだろう
それを言う人はみんな本気でドイツ製工作機械がないと砲身を作れないと信じているのか、他に何か根拠があるのか、正直海が干上がるのを心配するような話で困惑する
物事を想像以上に単純に捉える人っていますからねぇ
この戦争の初期にロシアがネジを輸入に頼ってたから輸出規制で国内の製造業が滞ったという話があった時に「ロシアにはネジを作る技術が無いからこのままだとすぐ何も作れなくなる。1年持たずに社会が破綻するだろう」って本気で言ってた方々もおりましたし
なんで現代国家に500年以上前の冶金技術が存在しないと思うんですかね…
仰る通りで、砲身なんか基本は枯れた技術で、昭和の頃から確立されていて152mm砲・長砲身の砲身も作られてきたわけで。
(例えば5軸工作機械のような)高度な工作機械が、まさかと思うのですが必要と思っている方が、結構いるということなのでしょうか?
ロシアは資源国で、いろいろな金属もあるわけですし。
言葉遊びに陥っていて、そもそも知識と思考力がないだけ。ロシアが工業国という知識がなく、サウジと同じような資源国と思っている人が多い。ミリタリーマニアな小学生だって、そんなバカなと思うよ。 権威主義vs民主主義とか言っているけど、権威主義の思考停止に落ちいっている。
そもそも、摩耗するのは、工具であって工作機械ではない。故障してもエレクトロニクス意外はだいたい修理するかな。 生産できないと、生産量の不足を混同するのも良くない。
ソ連系は生産性重視のローテクが多いので、ドイツの高性能機械が原因で生産できないは違和感しかないな。
生産現場、まさに仰る通りです。
タンガロイのタングステン消耗工具など、有名ですがまさにそれですよね。
ロシアはソ連崩壊のあおりでサプライチェーンが壊滅したのが大きいみたい
経営破綻でつぶれたりウクライナにあったソ連の戦車工場は丸々ウクライナに移譲されたりで分断、その再興は経済的な理由で不完全なまま
90年は西側資本流入で正に資源箱にしてやるぜ。な状態でしたが、色々あって2000-2010頃(うろ覚え)には国内回帰が勢いを持ち盛んに行われましたので崩壊直後とは内情が違いますね。
オイルマネーと資源が大きいので貿易情報からは薄まって見難いのですが、変化が読めると思います。
その国内回帰のさいに西側の機材入れたことをアキレス腱とみなされてるのでは
何も知らずにいい加減なことを。
砲身の製造なんて極めて高度な技術。
全裸中年先生も砲弾は簡単だけど砲身の増産は難しいと言ってるくらい。
同じ152mmでも砲身でも砲身寿命が1,500発だったり4,000発だったりする。
それに輸入に頼って失われた製造技術を取り戻すのは容易ではない。
で152mmの砲身製造に必要な鍛造設備はオーストリア製のものが2箇所にしかないと言われている。
ソ連崩壊後、部品作りを海外に出してしまったので「高度な」工作機械どころか
広く産業用工作機械や設備全般を失っているのですよ。
金属関係でロシアが得意なのは精錬して地金を作るところまで。
圧延、鋳造、鍛造設備は極めて乏しく、国内製造する製品についてもその部品は海外から輸入するのが基本。
地金を生産して部品作りを海外に委託して国内で組み立てる。これがロシアの工業の基本的構造だった。
これで30年過ごしてしまったから。。。
そうだとしたところでロシアの輸入工作機械の大半は中国製ですよ
>圧延、鋳造、鍛造設備は極めて乏しく
じゃあなんで開戦後も普通にT-90Mが作られてるんだろう?
半導体が手に入らないからミサイルが作れない!てのもあったよね
なお現実
仰る通りです、アリエクスプレス普通に売ってますよね。
中国が今みたいに距離をとるまえに中国製の工作機械をどれほど導入してるかによるんじゃないかな
戦場での消費を新造で完全にカバーできてるなら在庫を取り崩す必要もないし北朝鮮から輸入する必要もないんだし
>戦場での消費を新造で完全にカバーできてるなら在庫を取り崩す必要もないし
古い物から使っていくのは常識じゃないの?
放置していても朽ち果てていくんだから。
別に非常識と言ってるわけじゃないけど新品が使えるなら新品にこしたことはないでしょ
たとえ使ってなくても劣化はするんだし、異なる兵器の砲身を流用など明らかに供給<需要なんじゃないかな
現代の工作機械というのは「職人ではなくても職人級の高度な工作が可能」という機械でして。
ロシアで言えば、普通に職人が昔ながらの旋盤やら工具やらで昔ながらの砲身の作り方をすれば済むことですね。
そもそもロシアの冶金工学の技術力は世界トップクラスですし。金属加工の技術者を多数育成しているので、砲身増産に西側ほどのボトルネックがあるようには見えないですね。
うーん、職人が一本一本手作業で月に何本作れるのか疑問なんですが・・
それと冶金工学の技術力は世界トップクラスでも実際につくる高炉などを閉鎖したまま2022年の戦争始めたハンデも考えるとソ連時代の規模で量産することは不可能な気がします
そもそもソ連時代の生産技術がここ30年で失われた、って話には希望的観測以外のソースがあるのだろうか。
実際古いのが出てるのは間違いないので砲身生産力が足りてないんだと思う。新自走砲も登場してるから生産出来ないってのは間違いだろう。
普通は弾不足が先に来るものだけどロシア政府が弾不足ばかりに目が行って砲身の増産の必要性に気づかなかった可能性・・・
そんな話は調べればすぐに出てくる事でそれで中身精査したうえで答えだせばいいだけでしょ?見もしないでそう思うとかさすがにアカンでしょ。
Russia’s vast stocks of Soviet-era weaponry are running out:記事 欧州政策分析センターのロシア軍事力専門家:元の出どころ
作れるにしたって精度があって寿命が長い物を作れるのかどうかが問題で、とりあえず砲身を作るだけならどうとでもなるでしょうよ。下にコメしている人達は砲身が作れるかどうかだけを語っているだけで、インドですら自国ライセンスで作った砲の不具合で暴発とかさせてるんだからな作るだけなら何とでもなる。問題はまともな物が作れるかって話。
精度悪くて暴発や命中精度に劣り寿命が短くて頻繁な交換が必要な砲身を好き好んで使う群なんて居るのか?
砲身製造技術なんて枯れた技術だとかロシアには技術があるとか言われても何かしらの根拠みたいなの出さずに語られても困惑する。自分だって記憶の中にしかない砲弾製造の話を参考にした上で話をしているだけだが。カエサルがウクライナに提供されたタイミングでフランスF2が放送していた内容見てカエサルの砲身製造能力がこれ位ですって話が出てるんで無から出たデータを基にして書いている訳じゃない。
その時は稼働は昼間のみで機械が2台だったかで職人の技術がいるし一本造るのにこれ位かかるって聞いて、こりゃ駄目だと強い印象を受けた。もちろん現在は量産体制が強化されているだろうが、導入する機械に関して納期以外で困る事は無いだろう。
ロシアがそれよりましな状況にあるにしても砲身が長いか短いかや装薬をどれくらい使うか制度の低下をどこまで許容するかで寿命は変わるし、最低ラインで1200発で最高4000発とかの寿命の砲を毎日何百とばかすか撃てば予備砲身が大量に必要になってくるのは明白。
どことどこの工場がこれ位作れるから砲身不足は西側の幻想だってデータ出したうえで批判してください。
下にコメしている人達 ×
上にコメしている人達 〇
記憶の中にしかない砲弾製造の ×
記憶の中にしかない砲身製造の 〇
良い論点だと思うのでちょっと考えるに、年100万発弾撃って1砲身に5000発撃たせようと思うと、200門ってとこでしょうか。斧先生曰く開戦前で在庫5000問ってことなんで、物理的に破壊されない限り25年持つ計算ですね。これまた斧先生曰く1500門は物理的に破壊されたってことなんで、結局、砲身が耐用弾数発射されるから云々というここでの議論はそもそも二次的なのではないでしょうか。
動員の決断しないから、宇軍一番のボトルネックが一向に改善しないからね
ロシアのりゅう弾砲は日/5,000発に抑えることで来年半ばぐらいまで延命できるらしいから、それでも戦力差は埋まらなさそうなのがなんとも(1:5で撃ち負けてたウクライナですらこれだけ耐えられたんだから、日/5,000発撃てたら十分ウクライナ軍の足止めはできそう)
砲身以外だと装甲車が来年早々、戦車で26年、兵士は27年までは作り続けてるらしい
情報ありがとうございます。
兵士が、もっと言えば最前線で犠牲になる兵士がいないと、仰る通りどうにもならないですからね。
仮に砲身生産がある程度ダメだとしても。
BM21多連装ロケット砲のような発射台・砲弾が生産容易なもの、迫撃砲のように在庫があるもので、ある程度補うのではないかと想像しています。
要素が複雑で、難しいですよね。
どれかが潤沢であればと言えそうですが、どれも厳しいのが現状だなあと。
士気も低下しており、懲罰により何とか持たせているようにも感じる部分はありますが、どうなんでしょうね。
コツコツの塵積もって凄いわ
西川きよし師匠の言葉か身に染みますね。双方どれだけ死んだかを考えるとゾッとしますが。死者数も累積の恐怖です。
オスキル川東はコリズニキフカ取られたら一気に崩壊しそうだけどね。捕虜にならないウクライナ軍の根性は驚くべきものを感じます。
NATO義勇軍の参戦はまだでしょうか。
ウクライナに有利な停戦を結ぶためには、参戦が必要です。
別に前線で戦わなくても参戦を知ればロシアは必ず即時停戦を求めてくるはず。
NATOと事を構える覚悟も戦力も彼等にはないのだから。
NATO義勇軍なんて神風信仰並みの夢物語でしょう。
ヨーロッパ人は古来からの楽観主義というか。
プレスター・ジョン伝説の頃から
今のウクライナ情勢まで
根拠のない願望で勝った気になるのは
本質的に変わってないように思う。
フランス人と仕事した事もあるけど
やはり楽観的でロマンチストだった。
私は名将 岡田彰布と一緒で
常に最悪ケースからの逆算しか信じないので
価値観がまるで合わなかった。
何々の筈は、こんなはずじゃなかったの始まりだったりするのよね
まぁ、その場合キエフが核攻撃され、ウクライナが全面降伏を西側に強制され、自由主義の馬脚が暴かれて面目を失う終わりになるからあり得ませんな。
全面核戦争をやればそらロシアに勝てますよ、そしてロシアより圧倒的に少ない被害でそれを達成することもできるでしょう。
しかしそれが例え市民1000万対10万の交換であったとしても、我ら自由主義諸国はそんな悲劇は許容できません。どんな政治家でもこれを国民に承知させるのは不可能です。
もともとイスラエルの報復は苛烈でしたが、今回のガザ侵攻での人命の交換レートがジンバブエドルなみに上がりました。
冷戦が札束での殴り合いで終わって、その結果、西側の勝利だったわけですが、人命を消費する「熱戦」で、この30年くらい非対称戦しかやってこなかった西側が勝てるかどうか、かなり疑問になってきました。
NATOこそロシアと事を構える覚悟も戦力もないから無理。
ウクライナに兵器を渡して余剰戦力はないし、軍備拡大を進めているポーランドなどの国も新しい兵器は戦力化できていない。
それに西欧の大国は対ロシア戦線が遠く、帳簿上の戦力が30年以上の時をかけて不動品や不良品になっているケースもあった。
アメリカは多少マシとは言え、新しい兵器の導入に失敗したり、兵器の製造に長い遅延があったりする。さらに大統領がトランプになったら、欧州の戦争に不参戦というリスクもある。
直接派兵が難しいなら、直接雇用と考えるかもしれないが、EU圏の兵役経験ありの民間人と契約したくても、ウクライナがやらかしすぎて大口契約は無理だろう。
義勇軍の参戦なんてことになったら、最悪の結果になりかねないんだからやる訳が無い。
やらかしてる欧米でもそんな馬鹿じゃない。
義勇軍参戦のリスクとか、その辺は考えてないわけが無いし。
この状況で第31旅団に陣地を保持させるということは、おそらく突破口のマネージのためにロズヴァツケでの反撃を企図しているのでしょう
湖畔沿いに進出してきたロシア軍の包囲翼は側面を晒しており、今なら脆弱なはずです
懸念点は、ドネツク戦線の予備としてロシア軍の突破口を塞いできた第47旅団の消耗が激しいことでしょうか
今後数日の戦いは見どころ多くなりそうですね
この方面で最後に大規模な反撃をウクライナ軍が行ったのはアウディーイウカ陥落後、ベルディチの戦いにおいてだったと思います。相当前ですし、そこに固執している間にオチェレティネを落とされ散々な潰走を演じました。
仰る通り47旅団の損耗も大きいでしょうし、私見では反撃を行う余裕はないと思っています。
また、戦術的に見ても、ロゾヴァトスコエ(このサイトではロゾヴァツケ)に反撃をしてもノヴォアレクサンドロフカ(同ノヴォオレクサンドリヴカ)から増援が可能ですし、オチェレティネからも効果的な砲撃が可能と思われるのでウクライナ軍は厳しいと思います。
現在ロシア軍は突破を成功させる原動力を取り戻しつつあり、何度かの戦術的な突破口の形成はウクライナ軍の予備である第47旅団に消耗を強いてきました
これ以上ロシア軍の先鋒部隊を放置していては戦線を支えるのが難しいという判断がされたのでしょう
増援は可能ですが、ロシア軍とて攻勢を支える精鋭部隊の編成はコストがかかります
……とまあ理屈を捏ねましたが、実のところ第31旅団を撤退させずに留める判断が行われたという結果から、どうにか合理的理由を絞り出したというのが正直なところです
ただ何らかの事情で撤退の判断を下せないだけという身も蓋もない理由である可能性も否めないどころか今までのウクライナを見てるとむしろ高いかもしれませんね
戦況図を眺める限りでは。
47旅団がリスク承知で救援に来てくれてるのに、肝心の高地の部隊に撤退命令を出す話にはならないでしょう。
我々は結果を俯瞰して見てるので「47旅団は敵にブロックされて助けに来れないので、このままでは31旅団は包囲される」と考えてしまいますが。
実際に現地でやってる人たちにとっては、「高地を死守する31旅団と、それを助けに行く47旅団」という構図がまだ生きているんですね。
どちらにせよ47旅団がもう少し前進しないと31旅団は撤退出来ませんので。司令部として「そのまま陣地を死守しろ」という命令にならざるを得ないんじゃないかとは思いますね。
というか、31旅団に撤退させるならもっと遥かに早い時点で準備しないといけないケースですね。ここまで来たら手遅れで、玉砕しかないでしょう。
47旅団も囚人を入れるほど損耗してるからな。
この分だと年末ぐらいにはロシア軍のプクロウシクの制圧の情報が聞けそうですね。
訂正です。プクロウシク→ポクロウシクです。
なんかそろそろウクライナの職業軍人も底つきそうやな
日本軍みたいに撤退できない諸島でもないのに撤退させないからなあ。
英国は最低だと思うけど、領土に拘泥せず戦えってところだけは正しい
伍長も同じ指示だしてたし
疑問なんですけど、領土に固執しない戦い方って、どんな戦い方なんでしょうか?
ドニプロ川より東は住民を強制疎開
インフラを撤退破壊した上で地雷原にする
西岸を要塞化して防戦
ロシアに消耗を強いて時間は稼げる
時間稼いだ先に、希望があるかは知らんけど
歴史上で言えば、毛沢東が対日戦線でやった三光作戦と焦土作戦でしょうね。ひたすら田畑を焼きながら退却し、敵に領土を与えるが兵站物資を与えず。最後に敵を疲弊させて勝つ、という戦略ですね。
ロシア軍がやっているように不利になるとすぐに「有利な地点で撃退した」という撤退をして兵を無駄に死なせたいしない事ですね。
戦線は千キロ以上で長いので兵力で不利になるところはどこかしら出てきます、不利な地点で無理に粘って兵を無駄にするよりもさっさと逃げて有利な地点で迎撃したほうがよい
アウディーウカとかバフムトとかも反包囲された状況で粘っても兵の損失を出すだけです
10か月で大体20キロ程度ロシアが前進
この数値見るとそれほど前進していないように感じるが
問題なのは、時間を経るほどロシアの前進スピードが
上がっていること
自分の体感では昨年10月ウクライナの反転攻勢が壊滅した
直後の時点では、せいぜい一カ月に数百メートル〜1キロ
程度だったのが、アウディーイウカ陥落から加速し始め、
一か月に2〜3キロ、今では地域によってバラツキあるけど
多いところは5キロ近く前進している。
加えて進行が一部地域に限られていたのが、直近一か月は、
全戦線でウクライナは後退してる。
このままだと西からコンスタンチノフカ方面に向かう道路が遮断されて補給が北からしか行えなくなるのでバフムト方面のロシア軍を食い止めてる部隊が苦しくなってくる