DEEP STATEは9日夜「ロシア軍がポクロウシク方面のノヴォホロディフカからリシフカ方向に前進し、クラスノホリフカ郊外の住宅地で支配地域を広げ、クラホヴェ方面ヴフレダル方向で炭鉱を占領した」と、RYBARは「ロシア軍がクラスノホリフカ市全体を占領した」と報告した。
参考:Ворог проводить активні штурмові дії на Лисівку з боку Новогродівки
参考:Мапу оновлено!
参考:Купянско-Сватовское направление: освобождение Синьковки и бои к западу от Песчаного обстановка по состоянию на 18:00 8 сентября 2024 года
参考:Хроника специальной военной операции за 9 сентября 2024 года
参考:Russia claims capture of town near Pokrovsk, Kyiv says fighting ongoing in the area
クピャンスク方面のオスキル川東岸ではクルスク州グルシコフスキー地区の逆バージョンになっているのだろう
RYBARはクピャンスク方面について「ロシア軍がピシュチャネ郊外の突出部を広げた」「ロシア軍はコリズニキフカに向っている」「ロシア軍がオスキル川に設置された舟橋を破壊し続けているが敵の修復し続けている」と報告、視覚的にもウクライナ軍がピシュチャネ郊外のロシア軍陣地(森林地帯)=Ⓐを攻撃する様子が登場。
ⒶはDEEP STATEが報告したロシア軍支配地域が事実であると裏付けており、あれだけ細かったオスキル川方向の突出部も3km~4kmほどの太さになってしまった。恐らくO-211942経由でクピャンスク西地区やオスキル川東岸(コリズニキフカより北)にアクセスするのは困難になっており、この地域では「舟橋による輸送」と「ロシア軍による船橋の破壊」が繰り返され、クルスク州グルシコフスキー地区の逆バージョンになっているのだろう。
DEEP STATEはポクロウシク方面について「ロシア軍がノヴォホロディフカからリシフカ方向に前進した」「ロシア軍がクラスノホリフカ郊外の住宅地で支配地域を広げた」と、RYBARは「ロシア軍がクラスノホリフカ郊外の住宅地を完全に制圧した」「ロシア軍がクラスノホリフカ郊外の農場を制圧した」「ロシア軍がクラスノホリフカ市全体を占領した」と報告、ロシア国防省は「ノヴォホロディフカ市を占領した」と発表、Kyiv Independentは「ノヴォホロディフカ市占領についてウクライナ軍に問合せたが返答がない」と報道した。
視覚的にもロシア軍兵士がクラスノホリフカ郊外の住宅地=Ⓐで国旗を掲げる様子が登場、ウクライナ軍は2014年からロシア軍の前進を阻んできた要衝=クラスノホリフカを完全に失った可能性が高く、ヴォブチャ川到達=クラヒフカまで3kmもない状況で、遅かれ早かれロシア軍が仕掛けた大釜の蓋は閉じられるだろう。
ミハイリウカ方向でも複数の視覚的証拠が登場し「ロシア軍が西=セリダブ方向にm単位で前進している」と確認、ウクライナメディアのRBC-Ukraineが「まだポクロウシク方面から危機は去っていない」と報道したのは妥当なところで、SNS上で見かける「ウクライナ軍がポクロウシク方面で反撃して一部陣地を奪還した」という情報も「DEEP STATEの報告」からは確認できない。
DEEP STATEはクラホヴェ方面ヴフレダル方向について「ロシア軍がT-0524から線路沿いまで前進した」「ロシア軍がピヴデンノドンバスカ第1炭鉱を占領した」と報告、視覚的にもロシア軍兵士が炭鉱施設の屋上=Ⓐで国旗を掲げる様子、ウクライナ軍がパヴリフカの対岸にある農場=Ⓑでロシア軍を攻撃する様子、ロシア軍兵士がプレチスティフカの南で放棄されたトルコ製装甲車の側=Ⓒで写真を撮影した様子が登場。
Ⓐはロシア軍がピヴデンノドンバスカ第1炭鉱を支配していることを裏付ける上、テリコンの頂上から狙われやすいところで国旗を掲げても妨害が入らないということは「隣接するテリコンの頂上も制圧されている可能性」を示唆、Ⓑはパヴリフカからヴフレダル方向への攻撃が始まっていることを匂わせ、ⒸはDEEP STATEが報告したロシア軍支配地域が事実であると裏付けている。
因みにウクライナ軍の第53機械化旅団(第2機械化大隊)は「二ューヨーク市内のフェノール製造工場付近のビルに軍旗を掲げる様子」を公開して「この一帯をロシア軍が支配していない」と主張したが、今度はロシア軍が同じビルの屋上に国旗を掲げて「第51諸兵科連合軍の第9旅団は二ューヨーク市内の陣地を守って敵の侵入を許さなかった」「解放した領土は1インチも敵に譲らない」と主張しているものの、これはドローンで設置された可能性が非常に高く、双方の二ューヨークに対するプロパガンダ熱はヒートアップするばかりだ。
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※アイキャッチ画像の出典:Атлант рассказывает
クラスノホリフカ北方の大鍋は徐々に閉じられ始め、ヴォディアンに続いて炭鉱もロシア軍が制圧したことでウブレダルは孤立状態から包囲される危険性が高まった。
ポクロウシクやセリダブへも砲撃と小規模な前進が続いていますから、ウクライナ側には危機に陥っている地域へ予備兵力を送る余裕がない。
詰め将棋というか、徐々に、着実に詰まされていっている感じが。
クルスク侵攻の是非が、再度問われることになりそうですね。
クラスノホリフカ周辺、ヴフレダルが厳しくなっていますが、制圧されれは後方の防衛線に期待できないからです。
まだ9月上旬ですから、月末〜10月にむけて注目したいと思います。
ホント、クルスク以降劇的にパワーバランスが変化しましたよね…
(勝利への)カウントダウンって意味かもよ
現実は「ロシア・東部戦線勝利までカウントダウン」になってしまっているが何とも…
1か月を1カウントとした単位ではありますが、個人的にはあと10カウント前後かなと思ってます。
(東部の勝利条件を取り合えず、ポクロフシク、クラホヴェ、トレツク、チャシフヤールの制圧とした場合です。この4つが落ちると、コンスタンティノフカ、クラマトルスク、スラビャンスクなども守り切れなくなると思われますので)
3カウントでも10カウントでも100兆カウントでも、カウントダウンはカウントダウンなのでセーフ
ああ、まずいまずい。ポクロウシクを抜かれたら後方にまともな防衛線なんて用意されとらんぞ。くそ、まだか。7月にアメリカが支援を決定したパトリオット5基分の到着はまだか。
そのうち1基でもここの前線後方に置いておけば、ロシアの滑空爆弾搭載機を拒否できる。少なくとも相当低い高度で突っ込むことを強いられるので、滑空射程は激減するはずだ。いかに市街地がコンクリートの要害といっても1.5トン爆弾を立て続けに食らっていては到底もたない。
ラムシュタイン会議で決まったPzH2000の追加分もドイツは大急ぎで送って欲しい。対砲兵射撃には長射程かつ装甲化された自走砲が必須で、敵の砲兵の脅威を排除出来れば、ポクロウシクは最低限兵站拠点として息をさせることができる。
クルスクに送ってしまった上記の装備弾薬が最初から東部にあったらここまで酷くなってなかったのに…やらかしちゃったことはもう仕方ないので、どうにかしてここでロシア軍を押しとどめて、5月の改正動員法による人的資源確保と新兵訓練までの時間を稼がねば。地積を対価に、最悪ポクロウシクを激戦の末に明け渡してでも、半年くらいこの地図の範囲内で粘ってくれないものか。
>5月の改正動員法による人的資源確保と新兵訓練
ロシアのミサイルや長距離ドローンでインフラが破壊され、後方も電力不足に陥っていますから、冬の間はほとんど進まない恐れがあると思います。氷点下で訓練をやるにも電力や燃料なしでは凍死しそうですし。
訓練はもうNATO諸国で請け負ってもらうしかないですね。反攻作戦のときのように。今最優先でSAMを回すべきは復旧中の発電所ですから、軍学校を守る余裕はありません。訓練請負は、ATACMSの敵地攻撃許可などに比べたら、遥かにエスカレーションのリスクの低い支援で、かつ遥かに効果的な支援になるはずです。
それこそNATO諸国が訓練を請け負うべきでしょう。反攻作戦時のように。
ロシア領攻撃許可に比べたら格段に安全で、かつ有効な支援です。見た目の派手な武器支援より、よほど役に立ちます。
連投失礼。反映されてなかったのは送信ミスではなかったのか
>双方の二ューヨークに対するプロパガンダ熱
ロシア側の事情を察するに。
おそらく、今現在最前線にいる部隊は夏季装備なので、9末にかけて順次泥濘期対応装備の部隊に入れ替わることになっており。
すなわち、それまでに成果を挙げておかないと出世に響く、という状況なのでしょう。
一体誰が何のために、と思えるドローンでの旗立て競争ですが。
「本人たちが、自分の出世のため」に頑張っているんですね。
そろそろウクライナ軍会心の釣り野伏せが刺さる頃合いだな!ゼレンスキー将軍のクルスク侵攻に続く次なる作戦はポクロウシクを囮にしてのロシア軍吐出部壊滅作戦に違い無い!と凄く前向きに考えてみたけど、成功の可能性はコンマ1%あれば良いほうか。単純にウクライナの東部戦線は維持が難しい状況に追い込まれてしまっている様子。
突出部を叩く機甲部隊どこ…ここ?
ウクライナ軍は強敵であるとしっかりと認識し、非常に堅実に慎重に侵攻されるとそもそもの戦力差はあるにせよ戦略的にもどうにも出来ない状況なんでしょうね。クルスク侵攻の次の手もあるからゼレンスキーはクルスク侵攻を決断したのだと思ったけど、特に次の手とかいうのは無くクルスクが勝負手だった様では余りに楽観的過ぎるのではないだろうか。
仮に機甲戦力存在しててもすでにロシアの吐出部相当硬いと思われるので手遅れな状況なんでしょうね。
昨年の反攻作戦失敗を見るに、防御された陣地への攻撃に必要な戦力は戦車だけじゃ全く足りなくて
・陣前地雷を除去するための工兵戦車や自走爆索
・敵の攻撃ヘリを寄せ付けない野戦防空車両
・中高高度からの固定翼機の接近を阻止するHIMAD
・偵察ドローンを妨害して敵の戦場監視を妨害し、突撃部隊に追随して電子の傘を提供できる野戦機動型の電子戦車両
・対戦車火点を潰す自走榴弾砲と豊富な砲弾備蓄(月産20万発くらい欲しい)
・敵の砲兵を探知する対砲兵レーダーと豊富な予備レーダー
・敵の砲兵を黙らせる対抗射撃用のクラスター弾や徘徊型弾薬
このくらいは最低限欲しくて、さらに欲を言うなら
・敵の後方を破壊して航空阻止任務代わりに使う長距離ミサイル(ATACMSやストームシャドウ)
・低高度侵入してくる敵機を敵のSAM射程圏外から迎撃できるF-16とBVRAAM
もほしい。
これをまともに揃えようと思ったら何年かかるかわかったものではありません。
これらの条件をかなり満たしているのがいますね…
ロシア軍っていうんですけど…
遂にクラスノゴロフカ陥落ですか…流された血を考えると複雑な気分ですが、これでウクライナ軍はドネツク市周辺の拠点を全て失い、ドネツク市の人々は民間人に対する砲撃や反攻の脅威をさほど感じずに済むようになったでしょうね。しかし悲しいかな、戦争は未だ続きます。
ウクライナ軍の前線歩兵、開戦初頭から厳しい環境・激しい砲爆撃の中で戦い抜いてますから、自分も仰るような複雑な気分を感じます。
トップリーダーが、外交交渉での折り合いをつけるべきですが、相手と交渉しない法律は前線部隊を不憫に感じます(プーチン大統領と交渉したら違法みたいですね…)。
ウクライナ兵の脱走が、増えているようですが、劣勢の中で終わりが見えないわけですから、仕方ない気もしますね…。
>CNNは8日(現地時間)、ウクライナの指揮官および将校6人に対するインタビューを通して「脱営と不服従が戦線で蔓延している」と報じた。年初にウクライナは脱営兵に対する軍法回付を始めたが、その数は1万9000人に達した。戦線の軍将校が脱営兵を上部に報告せず不処罰を条件に部隊復帰を説得中であることを勘案すると、実際の脱営兵はさらに多いと推算される。ウクライナ当局も脱営初犯の場合は処罰しないよう規定を変える苦肉の策まで使っている。
(2024.09.10 士気低下で脱営続出のウクライナ…ロシアは目の前まで進撃 中央日報)
なんつーか
ロシアを碌に止められない欧米見てると、日本は実は見習ったり関係深める国間違ってんじゃないかって気分になるね
見習うはともかく、日本は中ロが係争国ですから関係を持つ方向に関してはそう間違っていないと思います。独自で対峙するとか論外ですし
>日本は中ロが係争国
今はそうなっていることは前提として、ふと思ったのですが、ロシアは北方領土が絡む平和条約がソ連時代から締結できていないので仕方ないとして、1978年に日中平和友好条約を結び、大戦以前の領土や損害賠償は双方から清算済みという立ち位置になっている日中関係において、領土的な焦点は東シナ海に点在する小島くらいでしょうか?
漁業権や領海問題で隣国と揉めるのはイギリスやノルウェーなどの間でも起きる通常問題なので、それ自体については外交次第で中立的な貿易関係でやっていくことも不可能ではないと思います。
ただ、中国側の今後の方針に、台湾併合からパラオや沖縄へ進出する予定があるなら、係争国とならざるを得ないでしょう。個人的には、中国は太平洋よりもユーラシア中央部へと覇権を伸ばすのではと思っています。
>>中国側の今後の方針に、台湾併合からパラオや沖縄へ進出する予定があるなら、係争国とならざるを得ないでしょう。
ここが致命的なんですよね…もし中国が「我が国の発展と14億の人民を養うためには大陸の資源だけでは到底足りない。しっかり国際法に守られた海上通商路が必要だ。日米欧と協力して海洋秩序を守る」的な感じになってくれたら諸手を挙げて「中国万岁!」なのになぁ
太平洋に手を伸ばしたところで、資源は手に入らないし。資源大国オーストラリアは西側だし。5eyesだし。
アメリカのおかげで、資源大国ロシアとイランが中国サイドになったし。結果、中央アジアも中国サイドになった。
そもそも中国は海上通商路の破壊なんてしてないし、基地もジブチぐらいにしかないので、そんな能力もない。
イランとの貿易を妨害したりアメリカの経済制裁にアメリカ以外の国も巻き込み世界の通商の妨害をしているのは、むしろアメリカだ。
海上通商路の破壊じゃなくて乗っ取りに近いことやろうとしてるのが中国で、日本はそれに脅かされる側なので・・
じゃあ今すぐ日本から出て反西側国家に永住してくださいな
少なくともビジネスで行く分にはヨーロッパより中国の方が全然便利で暮らしやすかったわ
中国は飯が美味いからな…
本気で住むとしたら、欧米の民主的な価値観+100点より、食べなれた米飯とそれなりに舌に合う中華料理+10000点で中国が勝ってしまう。日本人だからね。しょうがないね。
それもあるけどヨーロッパは首都でもだいぶ田舎だし、裕福じゃないと思うわ
中国のサービスが良いとは言わないが、間違いなく欧米のサービスの質は相当悪い
交通のアクセスも悪くて、夜中に買い物もできん
そのくせ大企業勤めでも物価ほどの給料も稼げん
あと中国の警察にイチャモンつけられたり検閲受けるより、ヨーロッパで人種差別と不良警官にたかられる確率の方がよほど高いと思う
そもそも日本の暮らしが西側でひとくくりにまとめられて欧米と同列に扱われること自体不満なんだよね
断言するが暮らしやすさで言えば欧米は日本の格下や
物質的には日本よりよっぽどクソ田舎やぞ
出羽守のように空気吸っただけで自由を感じるスピリチュアルな感性の持ち主なら話は別かもしれんがな
中流層としては物質的な暮らしやすさでは日本に勝る国を知らないですね。
何故日本から出て行けみたいな話になるのか分からないけど、あまりヨーロッパに夢見ない方が良いよ。
取りあえず、この度ワーストオリンピック記録を更新した便器に便座が無い国は酷いもんだったからお勧めしない。
便座がない大便器はル・ブルジェ航空博物館ではじめて見ました
日本ではお目に掛かれない一品に感動すら覚えましたね
断じてそんなことはない。米欧と敵対して、仮にロシアと仲良くして、果たして日本は上手くいくのか?答えはNoだ。
日本は島国で、国民を養うためには海上通商路の安全確保が必須。太平洋戦争で米英相手に喧嘩を打ってシーレーンずたずたにされて国が破綻したのをもう忘れてしまったのですか。
1億の国民を養うシーレーンを円滑に使うためには、自由で開かれた海上通商路とそれを担保するアメリカの海軍力が必須で、ロシアの陸軍力など何の役にもたたない。
だから、「米欧について大丈夫なのか…?」などと心配する必要は全くない。それは、ヒトラーの快進撃を見て「バスに乗り遅れるな」と慌てていた戦前と同じようなもので、国の未来を見誤ってはいけません。
現時点ではの話でしょ?
それこそ台湾有事が起こるor緩やかに民主派が少数派に転ずる等の状況でアメリカは太平洋のシーレーンの安全保障を維持できるんですか?
出来ないでしょう?
そもそも現時点でさえ紅海で通商船を襲うフーシ派を排除出来ず、希望峰周りの運輸によるコスト高で経済が破壊されてるのが今の欧米の姿じゃないか
アメリカの口車に乗ってシルクロードと開かれた太平洋を分断するより、大陸と海洋を統合した方がよほど日本の国益に叶うと思うがね
アメリカの海洋安全保障があてになるならフーシ派に襲われて紅海が使えず、希望峰周りの航海でアジアへのアクセスにコストがかかり経済が疲弊するヨーロッパの姿はない
今のアメリカの製造業と軍事力では台湾有事の際に、中国に十中八九負けると思うけどその点については?
>自由で開かれた海上通商路とそれを担保するアメリカの海軍力が必須で、ロシアの陸軍力など何の役にもたたない。
ロシアは伝統的陸軍国なので、その点は同意です。むしろ焦点は、フーシ派のゲリラ攻撃からスエズ運河と紅海のシーレーンを守り切ることが出来ていない“アメリカ海軍力の劣化”にあると思います。
1945年に降伏して以来、少なくとも2020年までの75年間は世界の海の安全保障と流通はアメリカ海軍とドルの経済力によって保たれていたのは事実なので、その間はまさにおっしゃる通りのレトリックが成り立ちます。
しかし、2020年のコロナ禍以降、西側国家の物流調整力やサプライチェーンに陰りが見え始め、アメリカ海軍の艦艇も老朽化が進み様々な問題を抱えています。(加えて、民主党と共和党の分断は深まる一方で改善の兆しが見えない)
>だから、「米欧について大丈夫なのか…?」などと心配する必要は全くない。
私は、そうは思えません。アメリカ内部の分断がこのまま進むようであれば、日本を囲む海の安全保障にも影響します。英米が第二次世界大戦の頃のように強固な国であるならば問題はないのですが、私はむしろ、アメリカで15年以内に生じうる第二の南北戦争が、日本へも影響を与えることを危惧します。トランプとハリスを見ている限りでは、アメリカの未来に明るい展望が見えないのです。
欧米寄りの立ち位置でいて、有事の際にシーレーンの維持をアメリカが出来なかったら中国に降伏するルートもありっちゃありですからかね。
なんでどっちにつくとかそういう議論になるん?
我が国はどっちにもつかず「蝙蝠」でいいやん
トルコ・サウジ・カザフスタンの立ち位置が一番いいのに
「双方から信頼失う」とか言う方いるけど外交って信頼とか
友情とかそんな薄っぺらいもんじゃない
今や多数派のグローバルサウスは多極化を目指してるんだから
是々非々でどちらとも話し合い、殴り合えばいいだけ
日本の(巨大で維持費のかかる)経済力と立地でそれが出来たら苦労せんわ
一昔前の韓国や民主党政権下の日本のコウモリ外交は酷かったぞ
リーマンショック&震災で国内がバブル崩壊に負けず劣らず弱ってた時期やん
外交じゃなくて内政の問題でしょそれは
民主党政権は短すぎて評価できないのでは?
クソミソに言われてますけど、ずっと政権取ってた
自民党政権の結果が現状なわけで
韓国は順調に経済成長してますな
政治論議これ以上しません、悪しからず
>民主党政権は短すぎて評価できないのでは?
評価された(選挙)から短くなりました
>クソミソに言われてますけど、ずっと政権取ってた自民党政権の結果が現状なわけで
ずっと評価され続けてきた(選挙)から、民主党と違ってずっと政権を取っています
>韓国は順調に経済成長してますな
お比べの日本と大差ありません
2023年の韓国の実質GDP成長率1.4%
同、日本は1.2%
自分が言いたいことだけ言ってこれでおしまいと議論を打ち切る姿勢は流石に卑怯と言わざるを得ません
ドイツ・フランスなど欧州は、対中国で、どっちつかずで上手くやってますよね。
日本は、対イスラエルで欧米と距離を取り、どっちつかずで仰るように上手くやったと感じています。
現実は上記2つの事例だけでも、西側と一括りにできるほど一致しておらず、外交方針は違うんですよね…
アルメニアは同盟国ロシアから全く支援を得られず敗戦しましたし
ミャンマー軍事政権は、あれ程政権を支持してくれた友好国中国から全く支援を得られず敗戦しそうですね
欧米諸国の、同盟国ですらないウクライナへの手厚い支援は相対的に相当なものと思われますが。
欧米、中露以外で、日本が関係を深めれば有事に欧米以上の支援をしてくれそうな国々は、具体的にどこがありますか
ナゴルノ=カラバフは同盟国同士の争いで、アゼルバイジャンは紛争前から反ロシアやってたんだから助けてもらえるわけないだろ
軍事支援で言うならシリア、イランはロシアから支援されてるし、アフリカ地域はクーデターが起きたらさっさと逃げ帰る欧米と違って真面目に治安維持頑張ってるやん
ミャンマーについては軍事政権が崩壊寸前ってのがそもそもおかしいと思うんだよね
確かに東部の少数民族の反乱に民主主義勢力が迎合してそこそこの規模の内乱にはなってるが、首都ネピドーにもサイゴンにも程遠くて、現状は地方の内乱の域を出ていない
今のアルメニア首相は親露派政権をデモで打倒した人だから、ロシアが真剣に応援するはずないです。しかも相手はロシアの友好国アゼルバイジャンですし。
「他国の危機に際し、同盟国は自国のことのように真剣にはならない」クラウゼヴィッツが戦争論だかであったような
アルメニアはその後欧米寄りになったけど、あの立地では欧米やれること限られるだろうし、そうなるとロシアは友好国でもあるからアゼルバイジャンに好きにやらせるとことあるでしょうね。
>アルメニアは同盟国ロシアから全く支援を得られず敗戦
>ミャンマー軍事政権は…
係争地の歴史、民俗分布などを考慮せずに部分だけを切り取っても、そのまま日本の安全保障の類例とすることはできないと思います。
第一の例ですと、アゼルバイジャンがアルメニア領に攻めてきた場合ならば、ロシアは憂いなく援軍を出せますが、アルツァフ共和国(ナゴルノカラバフ)は、イスラエル実効支配のシリア領であるゴラン高原と同じく、1992年からアルメニア実効支配のアゼルバイジャン領でした。さらに言えば、その数年前まではどちらも旧ソ連。
また、欧米諸国は白人のキリスト教国家が“欧米の敵”に攻められたならば同盟国でなくともそれなりに支援してくれるでしょうが、神道や仏教の混在する有色人種の国を手厚く支援してくれることはないと私は思います。
特に、中国が日本を攻めた際には、“黄色人種同士の内紛”くらいの認識しかしないのではないかと。
よって、「私は欧米は大して日本を支援しない」ことを前提に考えるため、インド、インドネシア、ベトナム、タイ、マレーシアらと関係を深めたほうが、“南シナ海の危機にも通じる”として、支援ではなく“同盟的相互援助”が望めると考えます。中国は連衡を狙ってくるでしょうから、東南アジアや南アジアと合従を組むべきではないかと。
仰る通りです。
日本が最前線で、無理に戦うメリットは、金や被害が大きくなるだけでメリットないんですよね。
米軍みたいに、上手く後ろから押すだけ(後方支援)でやりたいものです。
対中国、フィリピン支援は上手くやってるなと感じます。
議論が白熱しているところ恐縮ですが
まず大前提、日本には米軍が駐留しており事実上アメリカの植民地であり、
「あっちが良いこっちが良い」などという選択肢はありません。
今更、中国やロシアに跪き許しをこうたとしても、彼らの一言目は、
「じゃあまずは自国の米軍を追い出してね」
となるわけです。
泣いても笑っても、日本はアメリカと共に混乱し、衰退し、没落する運命でしょう。
ただし、アメリカは腐っても大国です。エネルギーも食料もありますし、重工業が衰退しても金融やIT技術は強力です。また移民達の旺盛な活力は衰えないでしょう。
問題はそれらが一つとしてない日本が、今後どれほど悲惨な目にあうか。あまり考えたくないですが、現実は否応なしに訪れるでしょうな。
同感ですね
我が国がいきなり米軍から離れようとしたら
それこそ第二のウクライナでしょう
銀英伝のオーベルシュタインみたいなキャラやなこの人
正論しか言わないけどそれゆえに嫌われてそう
近所と仲良くしないのは、愚かな国だ。アメリカは、キューバとさえも仲良くしている。アメリカは非常に上手くやっている。自身は絶対に最前線に立たない。アメリカと決別して、アジアでチームを組むべき。レッドチームを。東アジアで、安全同盟を結ぶべし。小さな島なんて中国にくれてやれ。軍事費削減 経済発展 拉致解決 全て上手く行く。
もうゼレンスキー氏のクルスクギャンブルは失敗したと断言して良いと思います。日本では殆ど報じられずミリオタだけの情報になってますが、人間は変質するもんなんですねえ。
悲しい事ですが、ウクライナを応援してる日本人の殆どは「反転攻勢の失敗」すら認識していないんです…。
彼らは「攻勢開始の瞬間」だけはお祭り騒ぎをしますが、その「結果」には何の興味も有りません。
今回のクルスク逆侵攻の「結果」も忘却の彼方に追いやられるでしょうね。
実際反転攻勢で大きく勝ち越した()ままで地図見てない人が多数います
話聞いてるとアウディーウカ陥落すら地図として理解していない人も多数います
ネベルズケとクラスノホリフカの急速な前進は、ウクライナ軍が大釜が閉じるのを恐れこの一帯を放棄したものによるものでしょう
クラスノホリフカポケットは、とにかく遮蔽物の無いただ広い農地が10km近く続いており守るのに不利な地形でありゼランヌ・ペルシェ~ゾリアンのラインまで防衛線を下げるのは順当な戦線整理に見えますね
対するロシア軍もこの一帯を掌握出来てもヒルニク、クラヒフカの高地から遮蔽の無い状態で見下ろされる形になりゼランヌ・ペルシェ~ゾリアンをこのまま西進して突破する事は避けて北からヒルニクを狙う動きが主攻勢になると思われます
よって遮蔽の無い農地を10km以上踏破しないといけない撤退戦でどれほどの被害が生じるか
撤退した兵力を迅速に北のロシア軍相手に転用出来るかがウクライナ軍がこの方面を守り切れるかの焦点になりそうですね
ウ軍の後退が戦術的なものであれば戦力消耗を抑え、これからも抵抗し時間はかせぐことはできますが、ロ軍の攻勢に耐えられず押し出されているのであれば戦線の安定化は無理そうですね。クルスクに突入した部隊も政治的に転進できず時間をかけて自爆ドローンやら滑空爆弾やらで擦り減らされていくでしょうし、逆侵攻は悪手だったと言う他ありませんね…
増援が派遣されたこともあってかポブロフスクへは簡単に進めなくなったようですが、戦線側面を広げていっているようですね。
正面は何とか抑えられていても、他はロ軍の攻勢に耐え切れず後退してる状態のままです。
唯一ニウヨルクではウクライナ軍が押し返したようですが、全体的にはロシア軍が毎日地歩を固めている感じですね。
仰る通り、逆侵攻に使われた兵力があればいずこかに予備として投入出来て、この悪化速度を遅らせることは出来たはずでしょうが……
そのクルスクでもロシア側の大規模な反攻が始まったという話も出てきていて、乾坤一擲のつもりだったかも知れない作戦が完全に瓦解する日も遠くは無さそうですね。