DEEP STATEとRYBARは18日「ロシア軍がコンスタンチノフカ方面チャシブ・ヤール方向、ポクロウシク・ディミトロフ方面、ヒルニク・クラホヴォ方面、ヴフレダル方面で前進した」と、特にDEEP STATEは「クラホヴェ市の一部がグレーゾーンに入った」と報告した。
参考:Мапу оновлено!
参考:Штурм Максимильяновки, бегство ВСУ из Любимовки, тяжелые бои под Северском — сводка за 17 октября
DEEP STATEはチャシブ・ヤール南郊外の採石場について今のところ何も言及していない
RYBARはコンスタンチノフカ方面チャシブ・ヤール方向について17日夜「ロシア軍がカリニナ集落の大部分を支配している」「ロシア軍の装甲車輌部隊がゾフトネヴィ地区に歩兵部隊を送り込んだ」「ロシア軍がT-0504沿いの防衛ラインを突破して採石場一帯の広大な要塞地帯を占領した」と報告。
視覚的にも第98親衛空挺師団の装甲車輌部隊がシヴェルスキー・ドネツ・ドンバス運河を通過してチャシブ・ヤール市内のゾフトネヴィ地区に侵入した様子、ロシア軍兵士(アフマト部隊)がチャシブ・ヤール南郊外の採石場管理棟に軍旗と赤旗を掲げる様子が登場。
DEEP STATEも「ロシア軍がチャシブ・ヤール市内のゾフトネヴィ地区に足場を築いた」と報告したが、チャシブ・ヤール南郊外の採石場について今のところ何も言及していない。
RYBARはポクロウシク・ディミトロフ方面について「ロシア軍がリシフカ集落内に侵入した」と報告、視覚的にもロシア軍がリシフカ集落内=Ⓐのウクライナ軍陣地を襲撃し、これをウクライナ軍の砲兵部隊が攻撃する様子が登場。
DEEP STATEはヒルニク・クラホヴォ方面について「ロシア軍がセリダブの南の線路沿いで西に前進した」「ロシア軍がツクリネ集落の大部分を占領した」「ロシア軍がマクシミルヤニフカ集落内で支配地域を広げた」「クラホヴェ市の一部がグレーゾーンに入った」と、RYBARも「ロシア軍がセリダブの南の線路沿いで西に前進した」と報告。
視覚的にもロシア軍が線路沿いから西に前進してウクライナ軍陣地=Ⓐを襲撃する様子、ロシア軍兵士がマクシミルヤニフカ集落の中心部=Ⓑで国旗を掲げる様子が登場、前者はDEEP STATEとRYBARが報告した線路沿いでの前進を、後者はDEEP STATEが報告したマクシミルヤニフカ集落での前進が事実であると裏付けている。
RYBARはヴフレダル方面について「ロシア軍がカテリ二フカ集落で支配地域を広げた」と報告。
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※アイキャッチ画像の出典:Заеzжий корреспондент
マクシミルヤニフカが中央部までとられ、グレーゾーンの伸びてクラホヴェ東部に達している部分が“下あご”。ウクライナスク、ツクリネからヒルニクに迫ってくる部分が“上あご”、という感じで大鍋が形成されつつありますね。
これらに囲まれている集落は、ほぼ全域がロシア軍の砲撃管制下に入ってしまっているでしょうから、早く撤退したほうが良いと思います。こういう場面でいつもウクライナ軍は死守命令を乱発し、損失ばかりを出している。
兵士は畑から取れると思ってるのかもしれませんね、
ウクライナは。
なんか、ロシア軍は包囲を優先している感じですね。別の見方をすると、ウクライナ軍が正面はそれなりに厚いけど、脇が甘くなってきているのが原因な気がする。 頑張っているけど、コマ不足はキツイな・・・
ロシア軍で赤旗が国旗に並ぶくらいこんなに人気なのはなぜ?
旧ソ連軍の伝統だからでしょう。
日本が自衛隊で国旗ではない日章旗或いは似た軍艦旗などを使うのと同じような感覚かも知れません。
説明すると長くなりますが。
要は、この戦争はロシア側で見るとあくまでも「ウクライナ東部の共和国が戦っている」戦争であり。ロシアは助けに行ってるだけなんです。
なので、ロシア国旗を掲げるのは,戦争の大義からすると変なんですね。が、DPR旗やLPR旗をロシア人が掲げるのもちょっと違和感があります。
なので、「昔我々は一つの国だった」という共通と連帯を示す象徴としてソ連旗や赤旗が使われるわけです。これなら双方誰にも顔が立つ、ということですね。
なるほどです。
でもそれってかつてソ連に蹂躙された国からしたらトラウマスイッチ押してるような……
そういう面もあると思いますよ
NATOや東欧(&北欧)が慌てふためいて再軍備化をやりだしたのは
あと現地の兵士のみならず本国がNATOの東方拡大を理由に侵攻始めたのも、ある意味で冷戦後の世界の否定とも言えるので
当初は「ドンバスのロシア系住民を保護する」という名目でしたが、2022年10月に4州をロシア連邦に併合したため、ロシアの立場では既にロシア領となった土地にロシア国旗を掲げてもおかしくはないと思います。
赤旗はどちらかというと「勝利の旗」など、「ロシアが強かった頃(=ソ連)」の象徴としての意味が大きい気がします。
これ難しいところだけど「ロシア連邦」と「ロシア共和国」は別なんだよね
ロシア連邦はソ連の後継組織であり、チェチェンなど多数の国が加盟している
ドネツク、ルガンスク人民共和国も連邦に加盟したわけで、ロシア共和国への併合ではない。ミスリードしている記事が多い
ドネツク、ルガンスク人民共和国はその名前の通りウクライナ共産党がロシア共産党の支援で作られた国なので、当初統一ロシアは支援しなかったしプーチンもヤヌコビッチが亡命した時すぐに派兵しなかった
ドネツク、ルガンスク人民共和国だけでなくウクライナの2州も武力で切り取ったことが問題なんだから「連邦に組み込んだだけ」ってのはなんの免罪符にならないのでは
それはウクライナの非ナチ化の一言で全て済む訳で。
クリミアでも東南部4地域でも、住民投票を行なってロシア連邦への帰属を決定しました。
アメリカがハワイを併合した時や、日本が琉球や韓国を併合した時は、住民投票を行なっていませんから。
国連憲章でも民族自決の原則を掲げていますし。
アメリカ軍の一部部隊の車両とかに南部連合旗を掲げてるのと同じかもしれない・・・禁止されたけど
赤い旗はここを占領した150師団の軍旗。
独ソ戦でベルリンの国会議事堂に掲げた旗と同じデザイン。
150師団はそのソ連軍部隊の子孫。
ヒルニクは、退路が危うく見えるのですが、ギリギリまで粘るのでしょうか?
死守命令でも、でてるのかなと感じてます。
後方陣地が執拗に砲爆撃されてて逃げようにも逃げ込めないのではないかな?
管理人様が開口部6kmとまとめられていましたし、泥濘期で主要道路以外は車両移動が難しいでしょうし。
後方の狭さを考えると仰る通り、動けなくなっているかもしれませんから、強行突破・殲滅・降伏の3択かもしれませんね…
クラヒウカからイリンカへの道が執拗に攻撃されてます。ヒルニクからノヴォセリディフカへの道はもう切断寸前なので、この道はさらに狙われることになるでしょう
火力でも人員でも負けてるなあ
クルスクとか見ると作戦立案能力でも負けていますね…
今年の春か初夏あたり、泥濘期か冬期にはロシアの装甲車輌が尽きるって言われてたなあ…(遠い目)
楽観的な予測でしたね…衛星写真による分析では、まだ800~1000台前後のT-80BVなどがあって、15~17台/月(工場あたり?)ぐらいの速度でリストア出荷ができるそうです
おそロシア
ぶっちゃけロシアが今の勢いを維持出来るかが保証されないと意味無いと思いますよ。戦車のパーツが雑草のように放置すれば生えてくるわけでなし、国内で作ろうが外国からの裏輸入だろうが金は必要です。
外貨獲得にしても足元見られた額しか払ってもらえないし、裏輸入だと正規輸入以上の手間とお金が掛かる。
物を作る原材料全てを自国で賄えないし、Su-57がそれ程量産されないのは日本が炭素繊維を輸出しないからだみたいな話もある。車の部品が規制で入らないから国民車が生産停止とか情けない話もある。
Su-35とかは電子装備とか自国産にした改良型にシフトしているから量産は出来るみたいですがある程度の性能の兵器を継続して作れるのかは分からない。
何より一部の国民がウクライナに全領土を返還しても良いから戦争を辞めたいとか言っている辺り厭戦気分や国内状況でどこまで続けられるかはあるでしょう。
その理論、毎年言われてるけど
むしろウクライナが壊滅寸前になって
今や、ロシアよりウクライナの方が厭戦気分で落ちてるんですが…
まぁ、多少なりとも勢いは落ちるでしょうけど
ウクライナに全土返還だのなんだのって今更やるわけないし
ウクライナが折れるまでは、ロシアの国民はむしろプーチン支持で続きそうなものですが。
ロシアも中国も、国内に技術と資源が十分あるので、ほとんど何でも国産で生産可能ですよ。
ロシアにも半導体メーカーが普通にありますよ
何か歪んだ西側報道で勘違いしてる方が多いようですが
ロシアも普通に電子部品は作れます
多分、2022年の当初から新規に生産され補充される車輛がなければ、という話だったのかと。
我々とは異なる情報源に接している方々曰く、西側の制裁によってロシアの工業生産力は壊滅状態になり、破綻しているとのことですから、ミサイルも走行車両も造れるはずがない。故に枯渇する。ウクライナ勝利への方程式。(制裁によって製造業がガタ落ちしたのはドイツやフランス)
どんなに優秀な方でも、前提条件が間違っていれば、仰るように間違えた答えになるんでしょうね。
前提条件が間違い過ぎている時点で、優秀ではないと言えますが、偏った情報のリスクを感じています。
社会人であれば、中国の製造業に世界が依存してきた事・能力向上は身近なため、中国から調達すればいいとなるはずなんですけど先入観が強すぎるんだろうなと…
追記です。
中国から完成品・必要な資材を調達すればいい
>中国から調達すればいい
ソースと時期によるだろうけど基本的に2025年以降とする見方が一般的だったような気がします
OSINTの解析で野ざらしでストックされてる戦車・装甲車の多くはリストアできない状態にあるのが分かったのに、それより精度の高い衛星を使ってるはずの欧米機関がストック数を割り引いて考えないのはロシアの脅威を煽って予算を取りたいからだという会話をした記憶もあるし
そもそもレストアするより新しく作った方が早い
自動車だって1台あたり1日で生産できるのに、レストアには1ヶ月あるいは状態によってそれ以上かかる
番組のカー・SOSでも3週間ぐらいだ
量産体制が整えばレストアは不要。いざというときのための鉄資源にすぎない
マジでどうすりゃロシア軍は止まるんだ…?あの要害がこんな簡単に抜かれるとは
要塞とか要害って守備につく人間がいなかったらアスレチック程度に成り下がるからね仕方ないね
ゼレンスキーの首を差し出して、停戦を乞うしかないかと。
あまり洒落にならないレベルで、それが最も多くの兵士の命を救える方法な気がしています。あの政権が居座る限り、ウクライナの兵士は戦略的な意味も、政治的な価値もないまま死に続ける。
取りあえず、天然の要害である川まで引けとしか。ドニエプルの守りを信じるんだ。
古今東西、強固な要塞があっても、人間が足りないとどうしようもなんですよね…
伏見城の戦い(関ケ原合戦前)、マジノ線の迂回(第二次大戦)、虎頭要塞(第二次大戦)など、前線兵士+予備部隊が結局は重要だなと。
ロシア軍を止めたければ攻勢に打って出て敵野戦軍の撃滅を狙うしかありませんね
防御だけしていても敵は準備が整った時に好きなところに戦力を集中して攻めてくるだけです
延命にしかならず勝利には繋がらないでしょう
とはいえ戦線が固定化しすぎていて攻勢転換のポイントがないのが悩みどころですね
だからといってクルスク攻めのような馬鹿げた真似をしろというわけではありません
しかし大きく前線を下げ長駆進出してきて消耗したロシア軍にカウンターを食らわせるような肉を切らせて骨を断つ作戦は必要でしょう
>しかし大きく前線を下げ長駆進出してきて消耗したロシア軍にカウンター
問題は、ポクロフシク方面で見られるように、ロシア軍の進出は敵が退いてもゆっくりと着実であること。
大きく前線を下げる=ドネツクの大半が平定される、だから、ロシア軍は戦略目標の勝利をほぼ達成しており、急いで攻める必要がない。
ロシアを扱き下ろし隊とかからは
目的:占領地拡大ㅤ手段:潰す
のように言われがちですが、今や実際は
目的:潰すㅤ手段:占領地拡大
ですからね。
攻勢限界がどうのとかISWが言っていましたが勝っている軍隊は想像以上に連戦に耐えます。
それは歴史上全ての軍隊が同じ。
その上でロシアはぬかりなく拠点制圧した後はいったん休みをやっています。兵士達が「もう嫌だ! 流石に家にもう帰してくれよ!」と言い出さないようにマネジメントしてる。優しいというよりも計算からでしょうが、兵隊にはどっちにしても有難い訳で。
だから泥濘期だから止まるだろうというのは正直望み薄です。
勿論泥濘状態が酷い場所については「俺達もそんな所行けと命令しないよ?」ってロシアの指揮官達は涼しい顔で言ってそうですし、実際そんな感じの所で前進を繰り返している。
ウクライナが変な事ばかりするのでロシアが落ち着いて常識的な対応をするだけでも優勢になってる側面もあるが、その上で物量の違いがあるのだから本当にどうしようもないですね。
トップの命令方針がオカシイと末端の兵士がどれだけ頑張ってもどうにもなりませんね
今のウクライナは死守命令連発で無駄死にばかり強要してる感じ
アフガンでの米軍も何が敵か判らない状態で戦ってましたから
そりゃ最終的には味方が居なくて力尽きるのも道理
それに加えてウクライナ軍の絶望的な士気の低さもあるからなぁ
物量も士気も何もかもが圧倒的に違いすぎる
士気の低さはゴールが見えてこないのが原因だと思います
ゼレンスキーの掲げる4州とクリミアの奪還だと終わりのないマラソンとしか言えません、もはや拷問
政府が停戦交渉中で妥結まで少しでも国土を守るための戦いとかなら踏ん張れると思うのですが
ロシアのニュースサイトrussian.rt.comの10/17日14:43分の記事ですが、ロシア国防省はロシア軍がマクシミリヤノフカを解放したと発表したとのこと。ロシア軍がマクシミリヤノフカを制圧したのならばロシア軍はいよいよクラホボ攻略に向かえます。まあバフムトやアウディーイウカのように両翼包囲から補給路を火力管制下に入れ、補給を断った上でクラホボ内のウクライナ軍の弾薬を消費させ、弾薬が尽きた段階で市内の制圧に向かうと言うおなじみのやり方になると思いますが。泥濘期でも都市攻略戦は出来ますので。その意味ではロシア軍の進軍スピードはそれほど遅くならないかなと思います。もちろん泥濘期に舗装されていない野原を進軍するのは遅くなりますが。