DEEP STATEとRYBARは12日夜「ロシア軍がクピャンスク、ポクロウシク、クラホヴェ、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告、特筆すべきは「ロシア軍がクラホヴェ東市内に足場を築いた」と両者が報告している点で、残念ながらクラホヴェ東郊外の防衛ラインは正面から突破されてしまったようだ。
参考:Мапу оновлено!
参考:Ворог активізувався біля Макарівки
参考:Кураховское направление: успехи ВС РФ под Курахово обстановка к исходу 12 ноября 2024 года
参考:Прорыв обороны в Курахово, новое направление атаки ВС РФ, успехи под Курском — сводка за 12 ноября
走行中のバイクが攻撃を受ければひとたまりもないが、対応する側にとっても本当に厄介な存在だろう
DEEP STATEはクピャンスク方面オスキル川沿いについて「ロシア軍がクピャンスク北郊外の森林地帯で前進した」「ロシア軍がペトロパブリフカの北東で前進した」「グレーゾーンが線路に沿ってクピャンスク方向へ伸びた」「ロシア軍がオスキル川沿いにコリズニキフカ方向へ前進した」と報告。
ロシア軍は2022年後半に始まったハルキウ州東部での反攻作戦を受けてオスキル川東岸まで撤退したものの、強制動員前のロシア軍は根本的に5州=ハルキウ州、ルハンシク州、ドネツク州、ザポリージャ州、ヘルソン州を守るの十分な戦力がなかった上、セベロドネツク・リシチャンシク占領後に練度が高い精鋭部隊=空挺部隊や海軍歩兵を南部防衛に転用したため、約100kmのオスキル川沿いでウクライナ軍を阻止するだけの戦力がなく、ここでの防衛を放棄してP-07~P-66ラインまで撤退したが、ロシア国境に近いオスキル川東岸地域(タヴィルジャンカ~ヴィルシャナ~ペルショトラヴネヴェのライン)だけは手放さなかった。
ロシア軍は2023年に入るとオスキル川沿いを南下してライマン・パーシイを占領、ここからクピャンスクを目指してシンキフカや隣接する大きな森林地帯の攻略に乗り出したものの、ウクライナ軍の防衛ラインを突破することが出来ず「クピャンスクに向けた前進」は失敗し続けたが、今回の報告で「大きな森林地帯」の大部分がロシア軍に占領され、グレーゾーンもクピャンスク市内から約1.6kmの位置まで迫っており、ロシア軍はクルフリャフカからもじわじわと北上している。
DEEP STATEはポクロウシク・ディミトロフ方面について「ロシア軍がペトリフカから線路沿いに前進した」「グレーゾーンがプスチンカ集落に伸びた」「ロシア軍がユリウカ方向に前進した」「ロシア軍がノヴォセリディフカ集落内で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がノヴォセリディフカ集落内で前進した」と報告。
ロシア軍は10月末までにセリダブを占領したが、既に7km以上も西に前進してT-0515まで約6kmの位置に到達している。ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はロシア軍がオチェレティネからプログレスに、プログレスからノヴォホロディフカに前進した際「線路の森林地帯に沿って前進するのがロシア軍のパターン化された攻撃」「それなのに工学的な対策は何も施されていない」と指摘していたが、ウクライナ軍は予測可能な前進を今回も阻止できないでいる。
DEEP STATEはクラホヴェ・ヴフレダル方面について「ロシア軍がイリンカ集落に侵入した」「ロシア軍がクラホヴェ東市内の一部に足場を築いた」「ロシア軍がダル二ジェ方向に前進した」と、RYBARは「ロシア軍がクラホヴェ東市内に足場を築いた」「ロシア軍がダル二ジェ集落内に足場を築いた」と報告。
DEEP STATEは「ロシア軍がクラホヴェ東市内に築いた足場(装甲車輌で学校に兵力を送り込んでいる)は後方の支配地域と繋がっていない」と報告しているものの、ロシア軍が「クラホヴェ東市内に侵入した」という点でDEEP STATEとRYBARは評価が一致しており、これはクラホヴェ東郊外の要塞を正面から突破されたことを意味する。
DEEP STATEはヴェリカノボシルカ方面について「ロシア軍がレバドネ北の突出部でノポピル方向に前進した」と、RYBARは「ロシア軍がマカリフカ集落内に侵入した」と報告、さらにDEEP STATEは「ウクライナ軍は歩兵、バイク、車輌による一斉攻撃に苦戦している」とも報告している。
DEEP STATEは「ウクライナ軍がマカリフカとリヴノピル付近で苦戦を強いられている。ロシア軍兵士はバイクと装甲兵員輸送車の支援を受けて突撃作戦を行っており、両拠点に侵入して足場を築くことが目標だ。マカリフカの状況(DEEP STATEは集落内にグレーゾーンが伸びたが足場は築けていないと主張)は明らかだがリヴノピルの状況は不明だ」と報告しており、装甲車輌だけでなくバイクを併用することで分散状態から目標への集中が容易になり、この戦術はウクライナ軍側の認識力や対応力を混乱・飽和させ「突破の確立」を高めることができるらしい。
バイク攻撃は機関銃で容易に制圧できるという見方もあるが、これは少数のバイクのみで陣地を攻撃した場合の話だ。ロシア軍は大砲の火力で敵砲兵や陣地を黙らせ、FPVドローンで塹壕内の敵を直接攻撃し、歩兵戦闘車、装甲兵員輸送車、バイク、徒歩で移動する歩兵で目標に襲いかかる、つまり徒歩よりも機動力があるバイクは攻撃方向を増やすのに役立ち、ウクライナ軍側は限られた時間で処理するべき目標が増えるという意味で、ウクライナ側の報告でも一定の結果を出していることが伺える。
勿論、走行中のバイクが攻撃を受ければひとたまりもないが、対応する側にとっても本当に厄介な存在だろう。
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※アイキャッチ画像の出典:93-тя ОМБр Холодний Яр
バイクに乗るロシア軍か。まるで馬で圧倒したモンゴル帝国軍みたいだ。
運用方法から考えると、現代の竜騎兵というのが最もしっくりきますね
竜騎兵と言えば、防御側の脆弱な部分を急襲したり射線をかわすように回り込むような運用のイメージがあります。
ぜひ、動画で見てみたいものです。
今でもロシア人はチェスをするのかな。多種多様なコマの扱い方が上手だよな。歩は悲惨だけど。
ロシアのバイク兵は歩兵ですよ
彼らは竜騎兵のように戦術スケールでの機動をするのではなく、あくまでも戦闘のスケールに於いて速度を増すためにバイクを運用しています
これはマスケット→ライフル→アサルトライフルといった具合に、技術発達により一般歩兵の能力が拡張されたと見るべきでしょう
旧・日本陸軍も日露戦争では、秋山好古将軍の指揮するl秋山騎兵団が馬で引っ張る機関砲を駆使した下馬戦闘でロシア軍に大損害を与えました。
太平洋戦争のマレー半島では自転車を装備する
「銀輪部隊」
が活躍しました。
陸上自衛隊の戦闘偵察大隊でも、依然としてカワサキのオートバイを装備していますが、これも秋山騎兵団の流れを汲むものかもしれません。日本はオートバイメーカーがたくさんあるからオートバイ部隊の編成には向いているといえるでしょう。
米軍もカワサキの小型オフロードバイクを使用してますね
小型な方が輸送も楽だし便利なのかも
理屈ではなく、騎兵のようでかっこいいと憧れます。かつての馬上突撃がそうであったように、無謀と紙一重の勇敢さ、勇気の象徴に見える。かつて第一次世界大戦の時に、有刺鉄線や航空機、機関銃に駆逐され姿を消しましたが、ドローンが低空の戦いを制することでまた諸兵科の一部として戻ってきましたね。ドローンのオペレーターが“射手”ならば、彼らこそは“騎兵”なのだと。戦車乗りやパイロットにもまた別のカッコよさがありますが。
今回のウクライナ戦争で、バイクどころか文字通りの本当の騎兵がいるとかいう話もあるが、何処までが本当なのだろう?
リンク
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ロシアの専用ユニットはコサック騎兵からバイク部隊にアップグレードします。
異論はあると存じますが、私は米国のDSの本質とはペンタゴンとCIAに長年集積された官僚組織を意味していると思っております。そして彼らは伝統的な冷戦思考からさほど進化していないようです。トランプは単純にイスラエル支持、反中国、反イランでしょうけれども、現状はペンタゴンとCIAには制御されてるいる様子は少ないと見ました。今後4年間はパレスチナ・中国・イランにとっては試練かもしれないですが、世界中に戦争を撒き散らしてきたDSと距離を置いている点はトランプを評価しなければならないのではと思っております。
ビクトリアヌーランドとCIAと軍需産業程度の小さい利権構造を隠すために荒唐無稽なアトランティス王家やユダヤを後付けした代物と考えれば本丸がその程度の小さな官僚組織であってもなんらおかしくはない
毎月のように戦術が進歩していく・・
これバイク歩兵APCの複合戦術と書いてありますが、当然それに後方からの榴弾砲とFPVドローン、さらには滑空爆弾の支援までセットだと見るべきでしょう。
すなわち,ロシアが憧れてやまなかった諸兵科連合作戦がついに完成しつつあるということですね。
一番凄まじいのはバイクだったり装甲車だったりバラバラの装備の小集団多数が同じタイミングで攻撃目標へ到達し交戦を開始した瞬間、諸兵科連合の大集団に化ける事にありそうです
接近される前に阻止攻撃で削り切る事こそが防衛側の最大手なのに接近するその瞬間まで分散しているので阻止攻撃の効き目が薄いという不条理です
この様な複雑な連携戦術の難度は、司令官が各小集団をリアルタイムで視覚的に確認出来るドローンの登場以前なら想像を絶するものであり正しく戦争が変わったという印象です
開戦から2年と8か月近く、本当にロシア軍というのは戦いながら、戦死者を糧に成長する軍隊なのですね。
1941年のソ連軍と、1944年のソ連軍では別物だったと聞きますが、奇しくも“ハリコフ戦”が三回も行われたくらい因縁深いこの地で、ドイツの戦車を含む西側の兵器を相手にロシア軍が強化されていくというのはなんとも。これも含めて、プーチン大統領はこの戦いを“祖国戦争”と定義しているのでしょうか。
率直にロシアの戦術の改善スピードには驚嘆します
戦場における戦術の進化速度は、やはり軍事大国だと
認めざるをえませんな
ロシアの国力を削れるので、ウクライナ人は全滅する
まで戦え!と考えている方は数万人の血と引き換えに
著しい進化をロシア軍が遂げている事をどう思うの
でしょうね。
プーチンの政治基盤も盤石になり経済も絶好調なのに
自国民の血と引き換えだからこそ、絶対に無駄にすまいと進化が速いのでしょう。
逆に、アメリカの軍需産業は潜水艦や戦闘機など、巨額だけは動きますが、進化の速度は著しく鈍ってしまった。皮肉にも、アフガンで苦戦した末期の頃のソ連のように。
特に注目したい点は、ドローン以外に目新しい技術はないというところ。
(まあ、ドローンももはや新しい技術とはいえないけれど)
既存のもので、安価で誰にでも扱えるものを組み合わせて現代戦に適合させてくる。
この思考法の土台はどこから来るんでしょうね。
今でもTRIZ思考法を使っているのかな?(誰かそこのところ詳しい人いませんか?)
当たらなければどうという事はない!
ドローンだと機動力と走破性と方向転換が用意なバイクの方が予測しにくいのだろう
防御側が頭を上げられてない状況ですからね、FPVドローンが徘徊・ドローン観測下で砲弾が降ってくる状況では…
従軍記者が、オチェレティネ前線司令部から近くの部隊に命令している動画がありましたが、他の方面でも同様なのかもしれませんね。
クラホヴェは11月中にも包囲されそうですし、クラホヴェ周辺でいくつも小包囲が発生しそうな戦況マップに感じていますが、このまま戦線整理しないのでしょうかね?
しかも兵士の練度が低く、砲爆撃下での行動規範や射撃練習もろくにしてなければなおのこと。
それでも士気があれば持ちこたえることもできるでしょうが、外野から見ていても士気が高い要素や様子は見られないので厳しい状況でしょうね。
戦線整理をした方が私もよいと考えますが、この状況。
まず、できていないと考えるのが妥当かと。
できていれば何かしら我々でも観察できるものがあると思いますが。。。
まさに仰る通りです。
(我々レベルに落とし込めば)新入社員がロクな研修を受けず、製造業の超危険作業いきなりやらせるようなもので、それよりも危ない事をやっている訳ですからね…
ゼレンスキー大統領=ウクライナ高官、土地へのこだわりを感じますが、観察から仰るように機微は感じ取れないんですね…
バイクの機動力が高いのはみんな知ってはいるとは思いますが、バイク突撃を前線の突破に有効な戦術として昇華させたロシア軍が普通にすごい。
バイクは撃たれ弱い?、では「敵が撃てないようにすれば良かろう」
と言う訳で、事前に監視ドローンで敵の配置と数、設置火力ポイントを調査、バイク部隊の突撃前に砲撃で敵に頭を上げさせず、砲撃停止と同時にバイクが素早く前進、頭を上げた生き残りの敵の火力ポイントにドローンを即座に突っ込ませて無力化。数分で塹壕や阻止点に取り付いたバイク部隊が下車して制圧。
機関銃などではなく個々の歩兵の自動小銃で撃たれるかもしれませんが、無策で突っ込む訳では無いので犠牲は少なくなります。さらには今のウクライナ兵は練度が低い兵士も多く、目の前に敵が来るとパニックも起こしやすい。
と、塹壕ごとのマイクロ・エアランドバトルが行われて成功しているんでしょうね。
アウディーイウカ攻防戦の頃から見られていた作戦行動ですが、西側は「ついにロシアは攻撃手段が無くなった」とか「地雷原を渡るのに使ってるだけ」とか言ってましたけど。
一部の威勢の良いマスコミやウクライナビリーバーは、未だに横一列になって自ら火線に飛び込んでくる自殺部隊だと頑なに信じているようです。
ローテーションが機能しているロシアは、一部の戦訓が全体に共有され、ドクトリンが進化していく。
機能していないウクライナは、貴重な戦訓が個々バラバラのまま、兵士の死や捕虜になって消えていくのが多い。兵力差のみならず、この部分も両軍の今の差に繋がっているのではないかと。
硬い敵と速い敵と火力の高い敵(しかもどれも多数)に同時に攻撃されると考えると、RPGでもアクションでもコントローラぶん投げたくなりますね…
ロシア軍は最初に敵の拠点となりそうな建物をや塹壕を
あらかた砲撃で破壊してるので機銃での迎撃も中々厳しそうですね。
そうなるとドローンや地雷が主になりますが、バイクには効果が薄そうだし、バイク突撃は理にかなってるように思います。
高度な分散を強いられる非線形会戦においては1個中隊が数kmの正面を担当することもあり、当然せいぜい数百mの射程しかない機関銃でバイク兵による浸透を阻止することは不可能です
もちろんバイク兵といっても北斗の拳が如き突撃を敢行するわけではなく、戦闘に突入する場合には降車歩兵として運用されます
滑空爆弾をぶち込まれたあげく四方八方から迫撃を受けることになるウクライナ軍はたまったものではないでしょう
あとこの記事にはありませんが、やはりクルスクのロシア軍は苦戦しているようですね
スジャ北北西のウクライナ軍突出部はそのまま高地と一致しており、非接触戦資源も優先的に投入されていることから難敵です
とはいえあの突出部を維持せざるをえないこと自体が政治的動機によるものであり、現状戦術的に有利とはいえ戦略的には突出部にこだわるのはやはり悪手でしょう
ロシアからすれば、難敵が自分から戦略上無意味な突出部に籠ってくれているのですから、願ったり叶ったりでしょう。睨みあうだけなら北朝鮮軍も包囲の数の一員として期待できますし。政治的理由でウクライナがさらに突出してくれるなら、自ら高所の利を捨てることになる。クルスクが膠着状態になったとしても、クラホヴェはその頃には陥落してる。
とはいえロシア側もクルスクを占拠され続ける状況は政治的に好ましくないでしょうからこれ以上陣地化される前に潰してしまうために攻撃をかけているのでしょう
スジャは攻略後の進展が見込める場所でもなく、ロシアとしてもやはり政治的に縛られています
火砲で打ち負かしてバイクで突撃って
近世近代の陸軍の運用みたいだ
第二次大戦以降は火砲は空軍に、バイクもとい騎兵は戦車に置き換わって久しかったのに
陸上自衛隊が2019年のアメリカでの演習の際に、偵察オート部隊を高く評価されていましたので
バイク+ドローンがこれからの戦場で活躍するのではと夢想したのですが
ロシアによって違う方向でドローン+バイク部隊の活躍ですか・・・
ある意味同じ方向を向いてるのではないでしょうか?
ロシア軍とて機甲部隊の先駈け、威力偵察にバイク部隊を使っていたのが、威力偵察だけで敵陣地を取れるくらいまでドローン&砲兵の効果が絶大だっただけだったと言う話かと。
陸自ではバイク部隊は威力偵察をやりませんよ
バイクで流鏑馬したりバイクを盾に反撃したりというのは一般展示用のパフォーマンスであり、彼らの主眼はあくまでも隠密偵察です
ロシア軍のバイク運用はそうした偵察の延長とは一線を画しており、野砲、ドローン、戦車に装甲車とあらゆる火力投射手段の支援を受けながら、マッドマックスのバイカー軍団よろしく大群で猛進します
あの映画よりは間隔は取ってますがね
ここまで洗練された大砲、各種ドローン、バイク歩兵、機甲部隊からなる小回りの効く諸兵科連合による突進を叩き潰すには、
1. 前線に耐久性と隠匿性の高い有蓋陣地を作って敵の砲撃、ドローン攻撃を凌ぎきる
2. 前線からの通報、またはドローン偵察に基づいて短時間集中の面制圧攻撃を実施し、バイク歩兵と機甲部隊を分離する。
3. 前線歩兵は敵の準備攻撃、味方の面制圧攻撃、敵のカウンター砲撃の間、陣地に隠れる。砲撃部隊は速やかに撤収
4. 味方の面制圧攻撃後に残存する敵歩兵、機甲部隊を後方のドローン、誘導兵器と前線歩兵で掃討
これくらいは必要だろうか?ウクライナに全て足りてないのは了解している。
ウクライナどころか現状だと先進主要国の何処も対応できんでしょう
信頼に足るまともなカウンターUAVシステムが無さすぎる
イスラエルですら敵のFPVドローンには対応できてない
UAVに対処するより、お互いUAVを飛ばし合うのを想定すべきかと思います。その中でいかに敵のUAVに見つからずに目標を達成するか、防衛戦ならその後ろから来る歩兵や装甲車を如何に撃退するか、攻勢なら如何に敵側まで間合いを詰めるかが重要になるかと。
ロシア軍はカウンターUAVに拘らずにウクライナのUAVが図上を飛んでいようが攻勢を続けられるバイク突撃を編み出したのですから、西側も敵の柔軟性に学ぶべきです。
ロシア軍はカウンターUAVに拘らずにUAV時代に即した攻撃方法を編み出してきたのに、こちらはカウンターUAVに拘り続けるのもどうかと。勿論研究には大賛成ですが前線に現れる多種多様なUAVを潰せる万能な手法は期待薄です。
寧ろ敵味方のUAVが飛び交う新しい戦場で如何にリスクを抑え、如何に従来の兵器戦術を活かしていくか、運用面での改良こそ必要ではないでしょうか?
対応を諦めるというわけじゃないが、後手後手の対応よりも、この戦術を学ぶことが優先されるべきだ
空母時代のように、装甲を厚くした戦艦を建造することを考えるよりも空母を多く作ったほうがいい
ウクライナにはもう遅いかもしれないけど…
工業が縮小している先進主要国にとって、ドローンの運用には安価さと生産量が前提となることも難題である
クラホヴェが正面から突破されているということは一方的な展開が加速している模様、クラホヴェ陥落したらクラホヴェはすでに要衝では無いような迷言の発表があるもクラホヴェ制圧したロシアの進撃速度が加速していく展開が容易に想像出来る。
進軍ルートはクラホヴェからアンドリイフカでポクロウシク攻略だと思うが、この瓦解している南東部の戦線をロシアが他の戦線で攻勢を強める中でウクライナは適宜対処できるような奇跡はまず起こることは無いでしょうね、きっとウクライナはクルスクに増援をさらに追加投入していくまでがお約束の流れかな。
『○○○○は戦略的に重要では無かった』
この手の言葉をここ1年ずっと聞いている気がする
今後ドローンの脅威に対して各国はどのように対応していくんでしょうかね。電波妨害に対しては光ファイバーの有線操縦という答えが出されましたし。
いっそ昔みたいに阻塞気球でもあげますか
自己レス
戦場では気球は使えないでしょうが、発電所や燃料タンクといった固定目標の対自爆ドローン対策には使えるような気がしてきた。ミサイルはSAMを使うにしても、狙われるのが分かっているなら気球を複数上げて防衛目標の上空に鳥かごを出現させるのはありなのでは? 少なくともシャヘド相手に対空ミサイルぶっぱなすよりは経済的でしょうし、ヘリや航空機、ピックアップトラックの機銃で落とすよりも人は要らないかも?
火力発電所や製油所といった施設は結構広大なので、これをカバーできる寸法のネットは製造困難かつ重量もとんでもなく重くなる。「敵が飛行しそうなルートに気球+ネットを多数配置する」という方法も考えられますが、3次元空間では飛行高度も考慮しなければならないので、命中率は極めて低くなる。
気球に推進装置を付けて機動可能にすれば、低コストで広域監視できる無人偵察機として使えそうです。
推進装置のついた気球、つまり飛行船、ってコト!?
そういった気球や飛行船にスターリンクとか搭載すればドローンの運用範囲が広がったりして?
ドローンに対してこちらもドローンを使って体当たりしたり銃撃したりと試行錯誤の情報に溢れていますね。
私は数ある対応策の中でも、“投網”が費用対効果の上で素晴らしいのでは?と予想しています。プロペラのドローンであれば少しでも網が絡めば機能を失いますし、防衛側はドローン本体の再利用が可能です。技術が発展すれば、一機で多数の敵ドローンを無力化出来る可能性があると期待しています。
投網、なるほどです。リボルバー式のグレポンみたいな投網の発射器があればそれも実現できそうですね。
既に、ウクライナ軍が投網による成功動画を上げています。それを見て非常に発展性のある技術だと思いました。大量使用する時代なれば、防御側は回収再利用することによって、更に費用低減効果を高めること可能でしょう。
また、Mr.Rさんが仰るような阻塞気球も極めて有効だと見ています。C国観測気球によって、現代においても大型気球の有効性と破壊の困難さは証明されたも同然ですし、霞網は禁止されるほど強力な鳥類捕獲技術です。
防御用としてはネットは充分活用されていますが、攻撃用としての投網は、結局、至適タイミング・位置に弾体を送り届ける技術的問題を解決したら、あとは榴弾の方が安くねというオチになるのではないかと。
最終的に榴弾に落ち着くかもしれませんが…
・高強度で軽いPEラインが普及し格安になっているので、軽量で展開面積の広い投網が可能。
・一般的にイメージされるピンスポットの投網だけで無く、複数機を用いた長大な“巻網”の投下など発展性がある。
・”クアッド“コプターなどは、プロペラに糸が絡みつき機能停止しやすい形状
・折り紙の数学的な研究が進んでいるので、投網を効率的に展開させる新技術も期待出来る。
徘徊型(警戒機)のドローン狩りのドローンでは?
防御側なら大型機で光学監視とレーダー、あとはAI認識または有人監視入れて、敵らしき飛行物体に機銃攻撃。
飛行経路は原則プログラム、武装も西側ならミニミ、或いはF86か使ってたような近接のロケット弾で良いだろう(スティンガーもあり)。
SFの未来の刑務所監視みたいなイメージで。
機関銃陣地を潰した後に、
指揮官が巨大な馬に乗っていて、
手で合図すると一斉にバイク突撃、
バイク上では気合い付けにヒャッハーとかウラーとか奇声が響き渡る。
何か見た事ある戦いだな…
東部戦線では相変わらずロシアが着実に前進している模様ですね。
非常に手堅い事しか少なくとも今はまだやってない。両翼包囲の規模が大規模になったくらいでしょうか。
ポクロフスクについても直接攻略するよりもまずは周囲を固めてからという感じで慎重です。
クラホヴェはやっぱりそろそろヤバい感じです。持たないでしょう。
一方ウクライナプラウダによるとクルスクではウクライナ軍がロシア軍を撃退し続けているという報道です。
またセバストポリではウクライナ保安局がロシア黒海艦隊艦長を爆破して暗殺した模様です。
ウクライナは本当に爆殺好きですね。
少なくともウクライナ側は停戦する気は全く無いのがわかります。
やっぱりウクライナは戦い続けるしか無いのでしょうね。ウクライナというかゼレンスキーというかですが、今となってはウクライナ=ゼレンスキーみたいなものですから。
つまり、トランプが調停に乗り出すとしても、余程ウクライナに都合のいい条件で無い限りは蹴飛ばす側はウクライナであるという事でもあります。
ロシア軍を撃退し続けている=削られ続けて最後には落ちる
バフムートも、アウディーイウカも、ウグレダールも、皆このパターンでしたね。スジャもそうなってしまうのか。
何事も利用可能なリソースの増減によって、取れる選択肢や意思決定が拡大縮小していくもので、リソースの再生産が脆弱なウクライナ側の予測可能なのに対処が出来ないという様子と、リソースの再生産が盤石なロシア側の多兵科による相互支援が洗練されていく様子は、劣勢側はより戦闘効率が下がり、優勢側はより戦闘効率が下がる事の象徴の様に感じます。
>優勢側はより戦闘効率が”下がる”事の象徴の様に感じます。
“上がる”の打ち間違いです。コメント汚しとなり、申し訳ありません。
昔の銀輪部隊みたいな運用なら歩兵の機動力とか過ごそう
自衛隊も普通科全員にカブ装備させて欲しい
カブならいくら撃たれても問題なく走るハズ
クラホヴォの破綻に隠れていますが、個人的にはヴェリカ・ノヴォセリカ西のロヴノポリ(リヴノピル)方面でのロシア軍北進にも注目しています。なぜかと言いますと、ここからほんの5キロ程度でドニエプロペトロフスク州なんですよね。ここに進入し土地を保持しておけば、来たる和平交渉時に交換条件として活用できるでしょう。要するに、政治的目的のための攻勢、クルスク州の一部を占領したウクライナと同じことをするわけです。ウクライナの場合は戦局が不利であるという背景から戦略的失敗に終わりましたが、現状有利であるロシアが行えば合理的策だと考えます。
ドニエプロペトロフスク州とクルスク州のそれぞれの制圧地域の交換というのは、有り得そうですね。
既に、ハリコフ州でリプシとボルチャンスク周辺の“緩衝地帯”で、現在のクルスク州の残存制圧地の2/3くらいありますから、これからクルスクをもう少し削れると考慮しても、今の1/4程度も取れれば十分そう。ウクライナがガチガチに固めたスジャを取るよりはコストも低そうですし。
ロシアの継戦能力が正常である以上、近いうちに停戦することは国賊と見なされるだろう
現状は有利だが、攻撃を維持し続けることができれば、未来はもっと有利になるはずだと考えるのは普通だ
ロシア軍が少なくともドニエプル川に到着したいと仮定しても…オデッサを含めてもおかしくないと思います
トランプが就任するからと、義理堅くロシアがトランプの停戦案を飲むとは思えません。この状態だと崩壊した南ドネツクのウクライナ軍を追撃して、少なくともクラホヴェ、ヴェリカ·ノボシルカ、最悪ポクロウシクを奪うまでロシア軍は止まらないでしょうよ。ウクライナの停戦拒絶だの、クルスクだのを理由に交渉は始めないと思います。
まずそれ以前に、1月20日まであと2ヶ月ありますが、クルスクの制圧地のどれくらいが残れるか。
「バイデン政権」であるうちは交渉のテーブルにもつけませんし、クラホヴェは落ちているでしょう。ポクロフスクは攻撃が始まっているかも微妙ですが、ヴェリカ·ノボシルカは厳しいかもしれません。そこから新トランプ政権との交渉期間がありますから、残る諸都市がどうなるかは半々ですかね。
これ本当にどういう終わりを迎えるんだ?追加動員20万人程度じゃ焼け石に水だろう
ゼレンスキー政権がゴネて、劣勢のままあと1年くらいダラダラと領土を削られ続けると予想します。
支援は徐々に先細るでしょうが、トランプ政権とEUがメンツ合戦、非難合戦、お前の責任だと言い合って、グダグダな交渉になるんじゃないかと思ってます。イスラエルが暴れているせいで、仲介役だったトルコがレバノンに集中してるのも痛いです。あと、ドイツも2月末に選挙になったとかで、欧州の政治的停滞も加味されます。
当時ならロシアの弱体化に乗じて中国がウクライナへの影響力を増したり国際社会での立場を高める動きがあったでしょうが、中国は経済がそれどころではなくなってしまいました。
中国にとってのロシアは貿易相手国として、特に安価な資源輸出国かつ自国の半導体など購入してくれる国として、欠かせない存在。
インドへ懇願するくらいしかないでしょうが、決して西側のようなロシアへの強行姿勢は見込めないので、
せいぜいが「現状の戦線で領土確定」程度でしょう。
で、勝利条件や停戦条件に侵攻前の水準を求めてきたウクライナは、ポーランドに対しての暴言と同様に、
「インドの仲介した内容はロシアの暴挙を正当化するもので、平和や国際社会への挑戦だ。」とか言ってしまうんですよね。
そもそも助ける義理がない中で手を差し伸べている、というところを完全に忘れてしまっている。
ドイツもノルドストリームが健在だったら今ほど支援せずにロシアとは付かず離れずだった可能性すらある。
で、唯一完全中立な雰囲気で出てきたローマ法王庁も例の発言を普通に非難してしまったので、
彼らは一切この問題に触れることは無くなりました。
西側に位置する中で西側の代弁者じゃない、かつハンガリーほど露骨でもないという絶妙の登場だったのに、台無しにしました。
結局ゼレンスキー大統領は所詮笑えないコメディアンなんだと皮肉りたくなります。
今や不況の中国が好況のロシアに吸い上げられてない?中国差し置いて北朝鮮とロシアが急接近しているのも、互いに対中牽制も兼ねているだろうし。
最期は、ゼレンスキーが失脚してロシア寄り政府が樹立、停戦・降伏し、領土を獲られた上で、ロシアの衛星国(ベラルーシ2号)として生きるんじゃないですか。
援助したエイブラムスや、F-16、ATACMSなどの西側武器は、ロシアにまるっとプレゼントでしょう。
まあ、なんで、負けそうだからって、そう安々と、西側製のいい武器渡す訳にもいかないんですよ。
今日、某ラジオ番組にA新聞のK編集委員が出演していましたが、ウクライナ東部の戦線は「膠着状態」とのこと。この状況が膠着ですか…。物は言いようとは言いますがそれにしてもねえ。ロシア軍の戦死者推計もイギリス国防省の推計をそのまま使っていましたし。
余りにも早い突破、航空万能論GFじゃなきゃ見逃しちゃうね
バイク兵は新しい兵科の一つとなり得る可能性を見せてくれました
バイク、ドローン、FAB、亀戦車、迂回戦術……今、ロシア軍は今までに消費した血と魂と資源の結晶を、全前線に渡る複合戦術という形で魅せてくれています
本当の進歩とは技術だけでなく、勇敢さや試行錯誤、自省から生まれて行く、と感じさせられました
西側は技術こそ進歩しましたが、他の要素は足りていたのでしょうか?
本当に疑問を感じます
第二次モータリゼーションと呼ぶべき流れが来ているかもしれません
エンジンの出力重量比やサスペンションの向上により、装輪車両が本格的に不整地に繰り出し始めたのが1970年前後であり、常に発展を続けてきました
しかしながら軍事史は第四次中東戦争以降大部分が非対称戦であり、陸戦について本格的な研究、検証を行う機会は久々です
世が世なら…という言い方は適切ではないでしょうが、もしも長期的な陸戦が80年代頃に発生していれば、バイク突撃戦術はもっと速く生み出されていたかもしれません
実はイラン・イラク戦争の時もイラン側はバイクで突撃していた
ただその頃はバイクもドローンも他の多くのものも今とは違っていたので、一定の効果はあったものの、大局を変えるには不十分だった
西側の世論ではイランは時代遅れの戦術を使った狂信者に過ぎないので、当時の経験を重視する人はほとんどいない
シリア戦争についても同じことが起きた。民用ドローン、テクニカル、自動車爆弾、戦車の天井、バイク、ATV、ゴルフカート……ガチ戦場で実用的なのに、西側から無視されている
一方、ロシアはシリア戦争で多くのことを実地学習し、ウクライナの戦場でさらに花を咲かせた
サダム・フセインも、ホメイニ体制のイランも、
地雷原の突破にはバイクを使う発想はなかったとも思えなくはない。
タリーゴル=コッズ作戦
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巷では北朝鮮軍弱し報道で賑わっているが、どうもピントがズレているように思える。
重要なのは露軍に予備兵力のプールができたということであって、強い弱いは時期的相対的なものなのだからだ。
その点に置いてやたら北朝鮮というワードに注目するのも無意味に思える。例え派兵したのがアフガニスタンであっても事態の深刻さはなにも違わないと思うのだが。
その北朝鮮弱しの情報元もウクライナからのものだけでそれ以外の動画みたいなのがないのが…
アメリカも北朝鮮兵士が到着しただの移動しただのしか言ってないし