ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は15日「ウクライナ軍は前線のコントロールを完全に失い敵が毎日前進してくる。状況を立て直すには指揮官交代しかない。このままではポクロウシクとヴェリカノボシルカをあっという間に失い、ロシア軍はドニプロ州に侵入してくる」と警告した。
参考:БУТУСОВ ПЛЮС
参考:Война из личного кармана: снова о наболевшем
個々で戦うのではなくOTU・OSUV司令部が防衛作戦をきちんと調整すれば戦闘効率が上がる
2023年10月頃に始まったロシア軍の攻勢は1年が経過しても勢いが衰えず、人口1万人以上のマリンカ、アウディーイウカ、ピヴニチネ、クラスノホリフカ、ニューヨーク、ノヴォホロディフカ、セリダブ、ウクライナスク、ヒルニク、クラホヴェ、ヴフレダルを失い、戦略に重要とされるチャシブ・ヤール、トレツク、ポクロウシク、ヴェリカノボシルカも危機的状況に瀕しており、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は15日「ポクロウシクとヴェリカノボシルカを指揮するウクライナ軍司令部は前線のコントロールを完全に失い敵が毎日前進している。この状況を立て直すには指揮官を交代させるしかない」と訴えた。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)
“もはやポクロウシクとヴェリカノボシルカの状況をウクライナ軍はコントロールしきれておらず、タルナフスキー准将が指揮するドネツク作戦・戦術グループ、タルナフスキー准将が指揮するホルティツィア作戦・戦略グループの司令部は統制を失い敵が毎日前進している。敵にあと4km前進されるとドニプロ~ポクロウシク間の重要な道路=E-50を物理的に遮断されてしまい、無策、無能、無責任のせいでポクロウシクは失われつつある”
“やる気のある人材、装備、弾薬があり、旅団や戦闘部隊も個々に奮戦し、歩兵やドローンオペレーターも勇敢に戦って敵を粉砕し続けているが、火力とドローンに支援された少人数編成の敵歩兵を「ドローンだけ」「各陣地だけ」の奮戦で止める事はできない。参謀本部はロシア軍が前進する理由について「圧倒的な数的優位」としか説明しないが、ポクロウシクで戦う我々の兵士らは「敵を打ち破って街を守り切ることが可能だ」と信じている”

出典:Генеральний штаб ЗСУ
“ロシア軍の前進を止められない本当の原因は組織的な防衛作戦や部隊運用の欠如だ。火力やドローンの投入は限定的、EWシステムとドローンの運用にも相互性がなく、工兵支援も皆無なので歩兵に大きな損害が発生し、準備を整え足場を固める時間すらない。我々には効果的なシステムと組織が必要なのだ。さらに戦術レベルでも各指揮官らは「非現実的な任務を設定する司令部の無責任さ」「異なる部隊間での相互運用性のなさ」「統一された防衛計画や組織化の欠如」について言及している”
“ポクロウシクを救う可能性はドネツク作戦・戦術グループの指揮官を交代させることだけで、ヘルソン作戦グループ、ルハンシク作戦グループ、ハルキウ作戦グループの指揮官として成功した経験をもち、防衛作戦を効果的に組織したことがある将軍がいる。それがドラパティ少将(現在の陸軍司令官)だ。彼は各部隊の指揮官と信頼関係を築く方法、ドローンとEWシステムの相互運用性、批判的な意見に耳を傾ける真摯さ、部下に嘘をつかない態度、そして最も重要なのは下した命令に責任を負うことを知っている。彼が陸軍司令部の会議に出るのは意味がなく、この才能は前線で必要とされているのだ”

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)
“もし司令部に変化がなければポクロウシクとヴェリカノボシルカはあっという間に失われ、ロシア軍はドニプロペトロウシク州に侵入してくるだろう。そうなれば米国の新政権にウクライナ軍の能力の無さを示すことになる。逆に適切な人物がドネツク作戦・戦術グループの指揮官に任命されれば兵士らは鼓舞され、国の指導者と軍上層部に対する信頼が高まるはずで、今こそリーダーシップが必要な時だ”
管理人と共にブトゥソフ氏やDEEP STATEの言及を観察してきた読者なら「何が問題か」をなんとなく理解できるかもしれないが、ウクライナ軍の構造的な欠陥の1つは師団を廃止したことで「大規模戦力を統一運用する組織力」が欠けている点だ。ウクライナ軍は状況や作戦に合わせて作戦・戦術グループ=OTU、複数のOTUを指揮する上位組織の作戦・戦略グループ=OSUVを組織し、各旅団からOTUに大隊を派遣する形で戦力を形成しているものの、OTU・OSUV司令部と派遣されてきた大隊の間の相互理解や信頼性が欠け、派遣されてきた各大隊間の協調性も皆無に近い。

出典:Сухопутні війська ЗС України
Kyiv Independentの取材に応じた兵士らは「異なる旅団間や同一旅団内の部隊間コミュニケーションも良好ではなく、前方の歩兵部隊や側面の他旅団が局地的撤退をしても事態が手遅れになるまで報告されない」「同じセクターで異なる複数の部隊が戦っていても、我々には各部隊間で適切なコミュニケーションをとる通信手段がない。各部隊が独自に無線を暗号化しているためだ。そのため常に識別マークを確認して隣に誰がいるのか確認している状況だ」と証言しており、横の連携は現場の才覚と努力に掛かっている状況だ。
そのため旅団単位で戦場に投入した方が、有能な指揮官がいる旅団に戦線の指揮を任せた方が、師団編成を復活させた方がいいのではないかという声が挙がっているが、どれも実現しないまま現在に至っている。

出典:Сухопутні війська ЗС України
ドローンとEWシステムの相互運用性については「味方のEWシステムが味方のドローン運用を妨害する」という意味で、これも異なる部隊間で作戦が調整されていないことを物語っており、ブトゥソフ氏が「旅団や戦闘部隊も個々に奮戦し、歩兵やドローンオペレーターも勇敢に戦うだけではロシア軍の前進を止められない」と言及するのは「個々で戦うのではなくOTU・OSUV司令部が防衛作戦をきちんと調整すれば戦闘効率が上がる」という意味だ。
この種の組織的・構造的欠陥は2022年のセベロドネツクやリシチャンシクを巡る戦いで表面化し、その後も形を変えて何度も指摘されてきたが、2023年の反攻作戦が失敗するまで「マイナス要素」よりも「期待感」に注目が集まったため「見過ごされてきた部分」と言えるのかもしれない。

出典:Минобороны России
因みにロシア軍も構造的な欠陥を認識しても全く改善されておらず、前線で必要な装備や消耗品の調達は官僚主義の弊害に直面したままで、RYBARは「3年が経過しても状況は全く変わっていない」「今でも兵士らは自費で車輌やスペアパーツを購入している」「家庭用の衛星アンテナを使って無人機からの映像を司令部に中継している」「このトラフィックも無料ではなく100ギガバイトで2万ルーブルもかかる」と報告。
さらにRYBARに現状を報告したロシア人兵士も「兵士が自費で賄っているものは他にも沢山ある」「簡単な小屋を建てるための丸太や板材も自分たちで業者に発注する」「変圧器は親戚や知り合いに手配を頼み配送料は彼らが負担してくれた」「TYT380/390、MavicやAutelの消耗品、陣地を保護するネットや網、ガソリン、オイル、車輌の部品を調達するのも自腹だ」「一般的な兵士は前線で必要なもの調達するのに収入の約半分を費やしている」「さらに休暇中は日当が出ないため休暇をどう断るか考えるのが一般的だ」「休暇をとっても交通費は自腹で2.5万~10万ルーブルの費用がかかることもある」と証言。

出典:Минобороны России
この兵士の訴えについてRYBARは「兵士が自腹で購入するものを挙げればキリがない。残念ながら3年の間に兵士が前線で必要なものを自腹で購入することが当たり前になってしまった」と述べており、ロシア人は高額なボーナスで契約しても国に持ち帰れる金は僅かで、この現状を受け入れてしまうのは根本的な価値観が異なるせいかもしれない。
追記:ドネツク作戦・戦術グループ司令部は統制を失い敵が毎日前進していると指摘しているので、ブトゥソフ氏が言う「指揮官交代」というニュアンスは「司令部スタッフを含めた交代」を指しています。
関連記事:ウクライナ人ジャーナリスト、ポクロウシク方面の状況は壊滅的だ
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※アイキャッチ画像の出典:93-тя ОМБр Холодний Яр
DIY戦争(2022~)
とはいえ「辞めさせろ」だけでなく「こいつに指揮させろ」とは大きく出たな
幾らなんでもそれは人事介入じゃないですか
辞めさせられた中将といいゼレ公の統帥権はもうボロボロ
言われた司令部としてはこの様な言い方をされるとドラパティ氏(+新司令部)には譲りたくないでしょう
それにもし本当に軍や政府内でドラパティ氏が望ましいと考えられてたとしても、この記事の後で任命すれば
「ブトゥソフ氏が望んだから任命された」と国内外から受け止められかねず、様々な面で良くないかと。
ブトゥソフ氏の意見はわかるのですが、少なくとも個人名を出さない方が逆に意見が通りやすいだろうと思います。
自分があまりよく知らないので根拠のない推測でしかないのですが(違ったらどなたか指摘してくださると助かります…)、ドラパティ氏が望ましいというのはブトゥゾフ氏だけでなく他のジャーナリストやメディアも主張しているのではないでしょうか。ある種「世論」のようなものだとすれば、すんなり司令官をすげかえても不自然ではないのかも。
DIV戦争とはピッタリですね。ロシア側も酷いけど。官僚たちには何がなぜ必要なのかさっぱりでしょうし。
下手に組織に金渡しても、腐敗で蒸発しそう。
会社の上司に説明して道具を買うよりも、自分の道具を使う人も居るからな。変なところが身近だな。
師団のメリットデメリットは、組織編成の問題であり、(企業で言えば)古くから事業部制として研究されてきました。
上層部が、組織デザインをどのようにするのかという話であり、現場の指揮官が責任を取らされているのは理不尽だなと常々見てることがあります…。
BTG、大隊戦術群重視なんかは分かりやすい事例であり、現場レベルで勝手にこのような組織体制を変更することはできないでしょう。
独ソ戦の初期、ドイツはドンバスの経済的価値を重視したことは有名です。
ウクライナが、クルスク侵攻占領を重視することで、ドネツを失うこと(防衛兵力の不足)に繋がっているのは本当に割に合わないなと感じます。
どちらも政治レベル・軍上層部レベルの問題なわけですから、現場レベルで改善できることは何もないのが悩ましいですね。
追記です。
ロシア=ウクライナ双方が、軍・政府を通さない武器資材調達について、ネットでの御意見に感じることがありまして。
日本だとどうなるのか?という点です。
武器を一般的に調達できないわけですから、もっと厳しい環境になるのかなと考えることがあります…。
日本の自衛隊だって災害支援の時の装備は隊員が自腹で買ってるのが多数あるのよ
施設設備も隊員達が自腹を切って買ったり拡張してる物があります
予算申請しても通らなかったり、通るのに数年掛かったりするので必要なら自腹で調達するしか無いのです
ちなみに必要な装備(自腹)に関しては隊の方で情報共有されてまして絶対に必要なので買わないと駄目な物(強制)、可能なら買った方が良い物、あると便利な物などの価格と購入方法などが配られてました
性能に問題があるので調達先を変えて欲しいとの要望を師団で出しても数年単位で棚晒しよ
情報ありがとうございます。
長靴が言われているのを、何かで目にした記憶があります。
有事に対応するめにも、平時のうちから組織的な対応策を作って欲しいものですよね。
非合法での所持を除けば民間の競技か猟で使用する銃と豊和やミロク等の会社が継続製造して出荷する銃ぐらいでしょうね。
ぶっちゃけ武器を送っているケースって、そこまで高いんですかね?送れてもライフルやアサルトか拳銃でしょうし高威力な迫撃砲とかRPGが当たり前の様に送れる訳でも無いでしょう。聞く話だと食材とかボディアーマーとか武器というより装備品とかの割合が高いと思うんですが。
少なくとも日本においては空路や海路で輸入しないとまとまった数を入手する事は難しいし、民間に武器が少ないから心配だとか言うなら政府が先を見越して手に入れられる武器を輸入する算段を付ける話でしかないと思いますが?
ボディアーマー、生存率に直結するでしょうし、極めて大事ですね。
対ドローンで見れば、ショットガンなんかは有効のようですから、ミロクなんかは大活躍かもしれませんね。
10万丁~15万丁前後、今は製造しているようです。
(2024.05.12 ロシア軍部隊、頼みの防衛手段は「散弾銃」ドローンに追い回される中 Forbes)
(2025.01.12 ウクライナ軍、「二連装散弾銃ドローン」でロシアのドローンを狩り始める Forbes)
(2025.01.10 IR資料 2024年10月期 決算説明会資料 ミロク)
互いに旧東側の価値観にどっぷり使ってるようですが、軍の仕組みが一緒なら勝つのは単に国力で勝ってるほうなので絶望。序戦のウクライナ軍の大奮戦って、もしかして数でロシアを上回ってただけ?先進的な戦術でもなんでもなく、王道の数で押す横綱相撲とってただけ?露軍が22年後半の部分動員で30万人を戦場に送り込んだ途端反撃が鈍化したから、そんな気がしてならない。
当初は「小国ウクライナが大奮戦!」「ロシアの侵略に決死の抵抗!」なんて誉めそやされていたけど、普通に前線のマンパワーでロシアより上だっただけで、それでゴリ押ししてた可能性がある。太平洋戦争だって、開戦当初の戦力は普通に日本が上で、国力で勝る(が初期軍備は貧弱な)アメリカぼこぼこにしてたじゃん。逆にアメリカの戦力が補充され始めると一気に劣勢になっちゃったし。
実際そういう面が大きいと思います。2022年におけるあの無惨な戦況はロシア政府・軍・保安機関上層部の悲惨なミスに殆どが帰すでしょう。
緒戦ではウクライナ政府と軍が抵抗することを予想せず軍事的示威としてキエフに軍を送り込んだ(当初におけるロシアの目的は軍事占領ではありませんでした。実際20万に満たない軍でウクライナ全土を占領するのは不可能です)結果、大失態を演じてしまいました。ただしウクライナ軍がSAMの保全に成功したことは奮戦として評価できると思います。あれがなければより早期に戦況は悪化していたでしょう。
その後も尻に火が付くまで動員を決断できなかったことでハリコフで負けてしまいました。プーチン大統領は極めて有能だと思いますが、ここのミスは非難されるべきでしょうね。
>2022年におけるあの無惨な戦況
焦点は、その無惨な戦況に関わらず、マリウポリ、セベロドネツク、リシチャンスクは陥落し、今に至るまで占領されたままであること。ウクライナはその事を忘れ、ハリコフやヘルソンで勝利を得たはずなのに、慢心して自己改革を全て怠り、どんどん劣勢に陥った。ウクライナとて、機会はあった、活かせなかったが。
露軍のキエフ撤退、ハリコフ戦線整理、へルソン撤退を露軍お家芸の撤退作戦とみるか、ウクライナ軍の攻勢による敗走とみるかの差ではないでしょうか。
西側、ウクライナともにウクライナ軍、大勝利、強い強いとプロパガンダだけならまだしも錯覚してしまったと思います。バクムトでプリコジンが露軍と首脳をボロクソにけなしていた影響も大きいでしょう。すっかり騙されてしまってクリミヤ陸橋遮断の自殺的な装甲万歳突撃を行い虎の子をすり潰してしまった。ザルジニーの力量はそこまでで彼の評判は退任したので救われている。(プーチンの決意が第二次大戦レベルだとは思わなかったなどとトボケタことを発言している。)尻拭いのシルスキーはボロボロにけなされである意味可哀そうだ。さらにハリコフ、へルソンの戦功で勘違いされている将軍に変えたらさらに悪化の恐れもあるかと。
開戦当初はロシア軍20万人vsウクライナ軍60万人だからその通りですよ。そこからロシア側は30万人の部分動員を掛け、無理な進軍はやめて地道な砲撃でウクライナ軍を人的に削る(要は殺傷させる)ことに専念してきたから。
想定外のことが起こらない平時ならともかく、戦場の細々としたニーズを軍(官僚組織)が満たすなど世界中のどんな軍隊でも無理だと思います
このあたりは、大規模災害のたびに支援物資ミスマッチを経験する日本人ならある程度理解できるのではないでしょうか
おそらく最適解はどんな時でも戦場の最前線までAMAZONが配達できるようにするくらいでしょう(笑)
とはいえ、兵士の通販代を全て軍が支払うのは非現実的(絶対に悪用される)ですし、建て替えという形にするにしてもそれこそ膨大な書類が必要になるでしょう。予め通販手当をつけるくらいなら、それも含めた危険手当ということで結局いまの形に落ち着くのではないでしょうか。
>ロシア人は高額なボーナスで契約しても国に持ち帰れる金は僅かで、この現状を受け入れてしまうのは根本的な価値観が異なるせいかもしれない。
良くも悪くもこういう現状を受け入れられる人が多い事は国家にとっても有益なんでしょうね…
日本が敗戦を乗り越えて高度経済成長したのも、そういう人(個人レベルでは酷い事もあったでしょうが)が多かったから成し得たのも否定できないでしょう。
想定外のことが起こらない平時ならともかく、戦場の細々としたニーズを軍(官僚組織)が満たすなど世界中のどんな軍隊でも無理だと思います
このあたりは、大規模災害のたびに支援物資ミスマッチを経験する日本人ならある程度理解できるのではないでしょうか
おそらく最適解はどんな時でも戦場の最前線までAMAZONが配達できるようにするくらいでしょう(笑)
とはいえ、兵士の通販代を全て軍が支払うのは非現実的(絶対に悪用される)ですし、建て替えという形にするなら膨大な書類が必要になるでしょう(経験のある人も多いはず)。予め通販手当をつけるくらいなら、それも含めた危険手当ということで結局いまの形に落ち着くのではないでしょうか。
『兵士らは自費で車輌やスペアパーツを購入している』
う~ん、自衛隊だった身からすると親近感を湧かざる得ないですね。流石に車両関係まで自費というのはありませんでしたが、身に着ける程度の物は基本は自費、そもそも官品として支給される制服などは一セットは式典や駐屯地警備の際に使うように綺麗に『保管』しておくのが基本で、満足に使える制服は二着程度。
ウクライナも寄付によってドローンを賄っている状態ですが、恐らく今のままなら日本もそうなるでしょう。
ウクライナ軍の指揮系統については、もっと優秀な、実戦で結果を出した人間を登用すればという事なんでしょうが正直、既に時を逸した感があります。個人的な感想ですし、ゼレンスキー政権も遂に17歳まで徴兵可能年齢を下げるという決定したとのニュースを見ましたし、ウクライナ国民全員が戦争に参加すればどうにかなるのかもしれません。
元自衛隊員という立場からの意見は参考になります。やはり苦しいやりくりなのですね。
>>恐らく今のままなら日本もそう(寄付によって賄うことに)なるでしょう
私も同意見なのですが、心配なのは日本はお上が優秀なためか、寄付の文化が薄いことなのですよね。平時はなんとかなっても、戦時において銃後からの支援が少なければ致命的でしょう。中国は人口でなんとかできるわけで、差が大きくなるのを懸念しています。
情報ありがとうございます、勉強になります。
軍も知ってて敢えて放置しているんでしょうね
人件費や経費は削れば削るだけ管理職の『成果』になるので(或いは逆に経費が前年度より増えると管理職が上から爆詰めされるのかも)
定額手当を出して「これで好きなものを自分で揃えて」って言ってくれるとありがたいんですけど、難しいでしょうね
なんか中世の「騎士階級は鎧や軍馬を自腹で揃えていた」って話を思い出しました
やはり兵士の装備の高額化や必要な装備が増えたのも供給不足?の原因の1つじゃないですかね?
最近の一般兵士の装備見てると一昔前の特殊部隊みたいな装備が標準になっててそりゃ金掛かるよねとなります。それを全部国が支給となると限界があるんでしょうね。
なんで17歳なんだろ
18歳をアメリカが求めているとしても、今までさんざん断っていたのにいきなり17歳なんですね
むしろ動員される子の親からすごい反発ありそうですけど
理由が気になるところですね
すんなりいくのかなー、さらにすごい数国外に出ていきそうです
歳を重ねるにつれて死ぬって恐怖心も薄れてきますが、若い時って死ぬって絶望感じますよね
あーこわいこわい
想像ですが、米国に対するポーズなんでは?
あんまり若者を徴兵しろってうるさいから、
「ハイハイ、17歳から徴兵”できる”ようにしましたよ(するとは言っていない)。」
しかし、北朝鮮も17歳から徴兵しているのでお揃い。
財○省「(ピコーン!)閃いた!自衛隊もウクライナを見習って個々の隊員に装備を買わせれば防衛費を圧縮できるのでは?」
軍事費倍増は宗主国の命令だから下僕の財務省は「仰せのままに」で正規化しカネを付けてる。
防衛省の方もいきなり倍増なんで放漫に予算要求し、それが通っている状態(だからと言って兵隊の福利厚生などの予算を大きく増やしているかは知らぬ)。
従って、圧縮する気なんて財務省にないよ。
行き過ぎた官僚主義の弊害はそう簡単にお互いに直らないということですね、後方の物資集積所に前線兵士から必要な物資や必要になりそうな物資をヒヤリングして事前に集積し、食料や弾薬等と一緒に前線に輸送すればある程度良くなりそうだけどもそう簡単にはいかない所なんでしょうね。
基本自分達でやるか工兵がやるかと思ったら全部ではないでしょうけど一部業者に木材発注することに驚いた、業者が前線まで木材運ぶの凄いシュールと言うか危険な気しかしないがそういうもんなんでしょうね。
>業者が前線まで木材運ぶの凄いシュールと言うか危険な気しかしないがそういうもんなんでしょう
イラク戦争の頃には米欧でも民間業者に兵站を発注してる。広い意味での民間軍事業者であり請負/人材派遣。
ルポ 戦場出稼ぎ労働者 (集英社新書) 2010
>現代の民営化が進む戦争では、世界中の貧しい人々が集められ、基地や建設現場などの危険地帯に派遣され、労働者として働いている。 こうした出稼ぎ労働者なしでは、もはや軍事的なオペレーションは、成立し得ないのだ。 著者は自ら出稼ぎ労働者となり、イラク軍基地訓練施設に単独で潜入した。 グローバル化世界における、世界の貧困を前提にした戦争ビジネス、その実態に迫った貴重なルポルタージュ。
この紹介にはないけど、戦線後方までトラックの運ちゃんをやる話があった。ゲリラ戦で戦線と銃後の区別がないので結構死んでる。ウロ戦争はぼんやりとはいえ、前線と後方がわかれているからいくらかマシかな。後方と前線の間は露兵が運ぶのだろうね。
気合いの入った本物のジャーナリストですね面白そうな本の紹介ありがとうございます。
人手足りるわけないでしょうし前線で確かに木を切ってる場合では無いでしょうから木材なんかは切って集積地に置いて貰って回収行くほうが確かに効率的ですね。
>気合いの入った本物のジャーナリストですね
それ故にネトウヨ&ウヨ業界の憎悪を集めに集め、後々に政府J民党からはパスポートを引っぺがされて出国できなくされてしまった。
この取材はいわゆる「イラク人質事件」の後、腰を引かずに再入国して書いたもの。
で、その後内戦下のシリア取材に行ってまたゲリラに拘束されたのではなかったかな。で、またまた政府は邪魔はすれど援助せずで伝手とコネと金を使って解放されたと。でパスポート剥がしされて違憲違法で裁判。で勝ったはず。
ちなみにシリア軍による拘束経験もある日本で最も中東がわかってる記者氏は”シリアでの拘束は不勉強による蛮勇がもたらしたもの。気の逸る記者に密入国を斡旋し、更にゲリラに人質用に売る業者に引っかかったようだ。アラビア語もわからんニワカができる取材じゃない。ま、掴まえた連中は狂暴じゃないから身代金を払えば帰れるよ”と手厳しかった。記者氏もこの後、内戦下のシリアに入国&取材して本を書いてて冒頭が「いかに入国するか?」という話だった。目的と後のことを考えて密入国は避け、過去の取材などで作った偉い人とのコネを使って記者なのに空々しい観光ビザを出させ正面から入国した。
狂っている位に本物のジャーナリスト講演あれば話聞いてみたいですね。
何にせよ己の使命と命を賭ける人間は尊敬の対象です。
ウクライナ軍のそれは尤もでしょうが、ここまで悪化してから変えた場合で持ち直せるとは思い難いです。
また、ブトゥソフ氏はしばしば変革の困難さを軽視しますが、旅団ごとの独立性があまりにも高い今その権限を取り上げるのはソ連形成期の赤軍化のような強引かつ強力な指導者が必要に思えますね。
まあそれが難しく、政権がその力を警戒するために今も改善されてないのでしょうが、かといって現状維持では破滅するのも尤もでやってみるしかないのでしょうが。その司令がトロツキーとなろうるかですね。
ロシアの方は中央で決まったことはあるがロジスティクスが十分でなく、各自別のルートを使うというのは実にソ連社会的…垂直型で不満はあってもそれで回るシステムです。
ただ、それでうまく回ってしまってるうちは理想論のロジスティクスとは別に有効なのでしょう。それがそのうちうまくいかなくなるかもしれませんが、今はまだその時ではない。
まあ双方ともここに挙げられた問題は氷山の一角にすぎないでしょうが、結局のところ組織運営論としてはリスクマネジメントできている内容かどうかな問題なので、ウクライナが大分厳しい組織的状況ですね。
>因みにロシア軍も構造的な欠陥を認識しても全く改善されておらず、前線で必要な装備や消耗品の調達は官僚主義の弊害に直面したままで、RYBARは「3年が経過しても状況は全く変わっていない」「今でも兵士らは自費で車輌やスペアパーツを購入している」
これ何かで読んだな。
装備品の補充を受けるのに大量の書類が必要で部隊の補給担当士官たちがデスクワークに忙殺されてるとか。
汚職を防ぐために作られたシステムなんだろうけど。
ウクライナ側は西側的モジュール分散化システムに伴う監視能力・全体システムへの障害、ロシア側は中央集権型に伴う手続き上の遅延の障害といからの抜け道という分かりやすい現代のシステム構造ですね。
私の職場も辟易するほど書類と審査が多く不満ですが、それがないと散々な企画になるのも尤もで閉口せざるをえない中でやりくりというロシアに親近感を覚えてしまいつつ、ウクライナ的職場に憧れてしまう…
ある程度の立場の人が、その権限と裁量の範囲で予算を自由に使えると話は早いんですが、これはこれで不正の温床になりやすいという側面があるので痛し痒し
不正が当たり前だったからこそガチガチの官僚主義に傾倒するのでしょうけど、何事もバランスが重要なのでしょうね
自費で車輌やスペアパーツを購入できる給料が支給されているとも言えて、この場合は現場で今必要なものを個々の判断で購入できる、というシステムともいえるのかな。
ある意味柔軟性・即応性が高い。
しかも購入する側は自分の命にかかわってくるから購入せずに懐になんてことをやうと死ぬという汚職防止付きともいえるのか。
その給料が本当にどの程度かによるけれど。
前線兵士への支援団体や銃後の家族による物資の寄付は、両軍とも自然発生的に生まれているわけですが。結果的にはこれもまた一つの戦争のゲームチェンジャーになっています。軍隊は元来は大量一括調達による画一化と輸送の効率化、その裏返したる官僚的融通の効かなさ、があったわけですが。
スマホの普及で前線と銃後の社会が緊密に結び付いて「〜が足りない!すぐ送ってくれ!」が兵士からダイレクトに家族に伝わり。それをオンラインショップで高速で調達して戦場に送る,というサプライチェーンが出来てしまっているんですね。
そしてそれが戦争に寄与するから軍部も司令部も黙認、どころか奨励する有様です。
さらにはこれがプーチン大統領の提唱する思想「大家族主義たるロシア」と相性が良い。家族は支え合え!とバブル景気で稼いだルーブルが湯水の如く戦場にいる家族へと送られる。実質的に増税と同じことなのだが、国民は自発的に家族の生存率を高くするために課金しているだけだから、痛税感がない。
狙ったわけではない偶然の産物であろうが、これが21世紀の国家総力戦の一つのスタンダードになるかもしれない。
記事中に露側には高額のボーナスとありますので、従来の報酬の感覚のままでいたら、自費購入したくなる部分が出てくるのかもしれませんね。
仰る通り、ケチったら自分の命に関わる訳ですから、当然消費欲も高くなるでしょう。侵攻が公共事業と考えれば、兵士の給料アップだけでも経済の底上げ効果がかなりあるように思えてきました。
>ケチったら自分の命に関わる
登山家が高額だが良い製品を集める心と似ていますな。あと何万円か余分に使っていれば死ななくて済んだり大けがしなかったり非常につらい思いをしないで済むのですから。
ま、この北の戦争でも登山用高級装備が多数使われているようですね。
なんかエリ88の世界観ですな。
ケチって安売りのミサイル買ったら爆発しなかったとかそう言う感じ。
もう既に嘘報告の累積で前線の需要と後方の需要のバランスが完全に破綻してる気もしなくもないが、それを陸軍司令で実績もあるとは言え、軍人一人の采配でどうにかなるのか?
自分も御意見に同意で、戦時に指揮官1人を入れ替えただけで、解決する問題ではないと感じています。
下手に戦功を上げてしまったら、ザルジニー氏のようにゼレンスキー大統領から左遷させられるかもしれませんよ?
負けている状態が続いている中で「戦功を上げ続ける=国民から人気を得る」ってなるような環境下で、国家の首班が自分の政敵になりうると勝手に思い込むような人では、国民から人気のある指揮官でも左遷されるように仕向けるかもしれません。
今頃ザルジニー氏は何をしているのでしょうか?
一種の英雄思想ですね。ただ、古代の時代から一人の英雄が出来ることは限られているというオチがついて終わりますし、どれだけ優秀な指揮官が出てきても根本的な戦略に欠陥があれば状況は好転しないでしょう。クルスクという現状では戦場全体に悪影響しか与えていないような土地に固執する戦略を見直した方が数名の前線指揮官を取り立てるよりも余程状況が好転(拮抗状態程度には出来そう)しそうではありますが、それを政府中枢や軍首脳部に望むのは無駄なんでしょうね。
想定外のことが起こらない平時ならともかく、戦場の細々としたニーズを軍(官僚組織)が満たすなど世界中のどんな軍隊でも無理だと思います
このあたりは、大規模災害のたびに支援物資ミスマッチを経験する日本人ならある程度理解できるのではないでしょうか
おそらく最適解はどんな時でも戦場の最前線までAMAZONが配達できるようにするくらいでしょう(笑)
とはいえ、兵士の通販代を全て軍が支払うのは非現実的(絶対に悪用される)ですし、建て替えという形にするにしてもそれこそ膨大な書類が必要になるでしょう。予め通販手当をつけるくらいなら、それも含めた危険手当ということで結局いまの形に落ち着くのではないでしょうか。
ただ個々の部隊が勝手にやりくりできるというのは、監視しないと物資の流出側=横流しもありうるのですよね。ウクライナでも西側支援がと指摘される事がございましたが、ロシアでも同様のはずです。
全てがうまくいくのは難しいのはそのとおりですしロジスティクスが飽和するものでしょうが、必須品モジュールの配布はその監視を低減する効果もあるはずなので極力やるべきですね。
まあ…やはり戦時に限らず地震などの非常事態は何もかもが不足したりボランティアでロジスティクスが混乱するのですから、日本も災害対策モジュールを充実していきたいですね。。
3年前にロシア軍をキエフやハリコフから撃退した優秀で士気も練度も高いウクライナ軍将兵らはもうとっくに墓の下でしょ。
ブトゥソフ氏が言いたい事は分かるけど、典型的な言うは易し行うは難しってやつじゃないかと
戦況がこうなってしまっては、誰がトップになって作戦指揮を執っても最終的にブトゥソフ氏はキレてると思う
「3年が経過しても状況は全く変わっていない」「今でも兵士らは自費で車輌やスペアパーツを購入している」「家庭用の衛星アンテナを使って無人機からの映像を司令部に中継している」「このトラフィックも無料ではなく100ギガバイトで2万ルーブルもかかる」
RYBARおもろいなあ
さてウクライナは18歳までの徴兵を1歳引き下げて17歳まで徴兵対象とする決定を下しました。これが前線のマンパワー不足を解消しロシアの前進を止められるかどうか。しかし事の深刻さを考えると、「見守る」と何となく言うのも気が引けます…
国軍と自発的な契約が可能になる年齢の引き下げは法案に入っていなかったはずなので、少なくとも短期的には何も変わらないのではないでしょうか。
兵士不足のウクライナでゼレンスキー大統領が徴兵対象を17歳に引き下げる法案に署名 違反だと最大で約9万2000円の罰金|FNNプライムオンライン
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嘘だろおい
ILOによって徴兵は17歳以下は禁じられているはずだが
無論ウクライナも加盟している
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なぜわざわざ1歳下げた?1年間訓練させるとか?その場合適法かはわからない
18歳からの義務的な兵役、これが基礎的軍事訓練に置き換わったこと、戒厳令にともなう動員、強制的な動員と志願兵の年齢さなどを理解も区別もせず「徴兵対象を17歳に引き下げる法案に署名した」とのみ報じるから、変な誤解を生むですよ。
ゼレンスキー大統領が署名した法案は「徴兵の対象年齢を17歳に引き下げる法案」ではなく「18歳から始まる基礎的軍事訓練に備えて軍人登録の義務を17歳(男性は義務/これに参加したい女性は任意)に引き下げる法案」で、強制的な動員対象年齢は25歳~で変更されておらず、契約を通じた軍へ自主的な参加=志願兵の年齢も18歳~で変更されておらず、米国の動員年齢の引き下げ要求とは無関係です。
さらに軍人登録の義務が課せられても17歳までの男性は従来通り出国権利は維持されるので、ウクライナ国内でも「基礎的軍事訓練に備えて軍人登録の義務を17歳に引き下げる法案への署名」と「米国の動員年齢の引き下げ要求」を結びつける報道はなく、そもそも同法案への署名自体が注目されていません。
FNNは「ウクライナ軍が兵士集めに苦戦している実情を明らかにしました」と報じていますが、実際のところは「FNNがウクライナの軍人登録、兵役、動員の仕組みを理解していない、何が変更されたのかも把握していないことが明らかにしました」といったところでしょう。
しかし名簿に載せる事を考えると動員を確実にする目的で考えて良いと考えます。
実際には17歳から徴兵するのではなく、それ以上の年代から動員をするでしょう。
ただし充分な効果がなければ現在の出国禁止の18歳から動員を始めると見て良いと思います。
いよいよその年代を動員徴兵するときは戦況がさらに行き詰まった時だろうと考えます。その下準備には違いないと見ています。
わーくにでも学校で少年に軍事教練やってましたからね。予科練とかは少年兵の養成でしたし。
もっともウクに17歳から訓練する余力はないとは思いますが、学校にいるときから名簿を作りガッチリ掴まえておきたいという狙いはあるでしょう。
なるほど、子供兵士禁止の条約に引っかかるよなあと思っていたら、そういう実情だったのですね。
しかし、上でも書きましたが、米国に対するポーズの面もあるんじゃないかという邪推は消せないですけどね。
クリミア危機以降にヴィクトル・ナザロフ少将のような幾人かの軍人・元軍人達が公言していた”ソ連崩壊後のウクライナには現実には師団どころか旅団としても不十分な軍隊しかおらず、予算も削減される一方だったので小さく再編するしかなかった”、”それらの軍隊は広大な国土で即応が求められる状況では旅団未満に細分化されて配置される可能性が高いため、それに合わせた中間管理システムが必要だった”という内容を考慮すると、既に兵力不足が深刻化した戦時中に師団制復活というのは書類上はともかく思惑通りに機能させるという意味では困難な気がします。
彼等が言っていたことが全て事実かはともかく、予算に関しては概ね事実ですし、徴兵制が一旦廃止となった程度には国家と国民は軍事へのリソース投入を厭っていたので、運用単位の小型化という点では的外れというほどではないかなと。
旅団単位での投入に関しては理論上は可能ですが、戦線を整理する余裕を生み出すだけの人的な余裕が無い状況では難しいように思えるので、まずは動員・訓練・ローテーションの建て直しが必要という個人的ないつもの結論に辿り着いてしまうのがどうにも。
ドラクエの勇者様も基本、自分で装備買うな。月給無しで。
倒した敵兵がゴールドやマッカなど落としてくれたら成り立ちます。
意外ですがヘミングウェイは戦場作家です。敵兵士を待ち伏せしてポケットを漁るとか書いてます。
ロシア軍の兵士も戦車などの高脅威目標の撃破や敵陣地占領の証拠の記念撮影でボーナスが出るんですよね
ボーナスで装備整える
↓
整えた装備で高脅威目標の撃破や敵陣地占領
↓
ボーナスが出る
↓
ボーナスで装備整える
ってサイクルを回してRPGみたいな生活をしてるロシア兵も居るかも知れんね
つまりブトゥソフ氏の言ってることって陸軍全体を見る陸軍司令官を実質的に降格させて前線司令官にしろってことですよね?
ウクライナ軍がそんな極めて異例な人事を実行できるような柔軟な組織だとはとても思えませんし、仮に可能性があったとしてもブトゥソフ氏が公言してしまったことで可能性は完全に潰えたはず。ジャーナリストの口出しに屈した形でで異例の人事を行ったという前例が残ってしまうのは極めてまずいので。
ブトゥソフ氏、新兵の既存旅団への割り振り実現と空軍の異動を阻止したという成功体験で良くない方向に自信をつけてしまっていませんか?
あと半年で国が亡くなるかの瀬戸際にあるブトゥソフ氏の行動を、国がなくなる心配も危機感もない日本人の尺度で測っても無意味でしょう。ゼレンスキーに任せたままでは確実に亡国なのですから。
異例ではありませんよ
てか現状でタルナフスキー将軍が副総司令、ダヴリアOSG司令、ドネツクOTG司令を兼任してるはずですし
イラク戦争の頃、米兵も官給品がショボいので自費でボディアーマーなどを買ってるという話があったねえ。死にたく無ければ自腹で買えとカタログを渡されるという業者とグルなんじゃないの?な話だった。月賦で買って払いきる前に死んじゃうというお話もあったな。ま、業者は生命保険か弔慰金から天引き回収するのだろう。
また渡されたハンビーに装甲がないので自分らで改造したという話もあった。
以前からよくあったのか、ここ何十年かでショボくなったのかは不明だがネオリベっぽいから後者臭い。
いまさら前線の指揮官を変えたぐらいでどうこうなるのかね?
そう言うのはもうちょい前の段階でやるべきことで
そもそも一番すげ替えるべきなのはゼレ……
ロイターの報道ではスロバキアのフィツォ首相がガス問題で、今日あたり、キーウ訪問しているそうです。
この人、先月、モスクワ訪問して、プーチン相手にスロバキアで停戦交渉したらどうだとか言い放っている人で、ゼレとどういう化学反応するのか少し楽しみです。
アフガニスタンが崩壊していったのと同じルートしか見えませんね今の人では。
今やウクライナ戦争は実質的に「課金による戦い」なんですよ。
初期装備とログインボーナス(部隊支給品)では有効な装備は何ももらえず。
生き残りたかったら課金して装備を揃えるか、賄賂イベントを起こして安全な部隊へ転属するかしか道はないんですね。
ただし。
ロシア国内は事実上のバブル景気なので、「家族がかなりのカネを稼ぎ,それを戦場にいる兄弟や親戚に送る」というのがパターンです。
すなわち、「実家が太いヤツが生き残れる世界」。
我々は、旧ソ連国間の戦いでありながら,札束による歩兵の殴り合いを目にしているわけですね。
凄い時代に来てしまった,とつくづく思いますよ。
旧ソ連+汚職+市場主義+家族主義のような、仰る通り、よく分からないハイブリッドになってますね…。
ああ、さすが「課金戦争」の現代版だね。モスクワ市民あたりならきっと豪華なスキンと高性能装備を揃えて、戦場の人気者になれるんだろうけど、ブリヤート共和国やダゲスタン、トゥヴァ共和国出身の兵士たちはどうだろうね?無課金プレイヤーとして、初期装備だけで必死に生き抜くしかないってわけか。
しかも、その初期装備が「ログインボーナス」並みのショボさなんだろう?スラブ系のエリートが後方で指示を出しながらぬくぬく過ごしている一方で、少数民族の兵士たちは札束の暴力どころか、まともな装備すらないまま命を懸けなきゃいけないなんて、これぞ本物の「無課金兵士ゲー」。果たして彼らに勝利ボーナスはあるのかな、それとも「ゲームオーバー」だけか?
ロシアの少数民族兵士(ヤクート系)とウクライナ兵がナイフを使って白兵戦して、ウクライナ兵が負けて自決する映像が出てましたが、相手のロシア兵はもう故郷に帰ってるみたいでコメントが載ってましたし、地元首長から表彰されてました。
ロシアは負傷兵の治療もしないとか言われてますけど、映像内でロシア兵も治療無しでは亡くなりそうな、結構大きな怪我をしてるので、
負傷した少数民族の兵士が生きて帰ってる。というのは、ロシアは負傷兵の治療もしないというのがいい加減な情報だという証明になってます。
あの動画、俺も見ましたがロシア兵が帰還しているなら
ロシア軍は負傷兵を見捨てる、というのはプロパガンダ
でしょうね。そもそもそんなことばっかりしていたら
あっという間に兵員は枯渇する
「ロシア軍は前進しているが、ウクライナ軍は敵に甚大な
損害を与え続けている」はずですからね
加えるにあの動画はウクライナ兵のカメラ動画ですが、
回収したのはロシア側ですよね。ちゃんと敵兵の遺体も回収
していると。ちなみに2024年中のロシア側とウクライナ側間での
6回の死体交換を見ると、ウクライナに返還された死体(1611体)
はロシア(273体)の6倍だったそうです
だいぶ前イジュームでウクライナ兵の集団墓地が発見された時、
欧米メディアは「虐殺の証拠だ!」と騒ぎましたが、その墓地は
丁寧に遺体が埋葬され、わざわざ十字架を立て各兵士の名前を掘り、
個体識別用のカードを十字架にぶら下げていました
もともとドラパティ’少将’が陸軍司令官になっていること事態、異例中の異例なんです
よほど人材がないのか、昨年他の上級階級者を押し退けて任命されてしまいました(政治的に危険視されて祭り上げられたという噂もあります)
とは言え能力は確かで、本当に今を救えるのは彼だけなのかもしれません
そもそもロシアが一年以上も大規模攻勢を続けられているのがとんでもないですね
米軍でもきついんじゃないでしょうか
画像や動画でロシア軍の損失を集計しているOSINTのWarspottingによると、ロシア軍の航空機の損失は昨年一年間で10機にも満たなかったそうです。ロシア軍支配地域に落下した等証拠が無い損失がもしかしたらあるかもしれませんが、滑空爆弾はまさにゲームチェンジャーといって良い存在ですね。
そしてそんな攻撃を散々に受けて弱体化したウクライナ軍にロシア軍が手堅い戦法で襲いかかる、と。書いていてよくもまぁウクライナ軍の後退速度がこの程度で済んでいると思わざるを得ないです。
私も滑空爆弾こそ真のゲームチェンジャーだと考えていますが、一年で損失が10機に満たないとは恐ろしいほどの戦果ですね。
高額ステルス機で敵陣深く飛び込むか、アウトレンジから高額な中長距離誘導爆弾をぶち込むかという命題に、一石を投じていると考えられます。
専用設計の高額巡航ミサイルに近い性能や成果を、安い爆弾+DIYキットで達成されてしまったら、たまらないでしょう。
ロシアは空軍を砲兵のように使うとは昔から言われていましたが、滑空爆弾はそれを新次元で行なっている感があります。
すみません! 航空機の損失数間違ってました!
正確には1年間に16機が失われたようです。
10機にも満たなかったのはヘリコプターでした(7機)
おいは恥ずかしか! 生きておられんごつ!
損失が数機でも16機でも、デカい露軍総体で見れば大差ないですよ。
結構なソーティの数だと考え平時の損失と妄想で比較すれば、恐らく今も平時と大差ないのでしょう。
SAMと戦闘機運用を潰した後に、数十㎞後方から滑空自律誘導爆弾を放り込むというのは戦闘行動であり乍ら平時の演習くらいの安全さなんでしょうね。
ロシア空軍の航空機総数は1200機程度だが、このうち「稼働状態にある戦闘機、戦術爆撃機」は400機弱、空自に毛が生えたようなものです。尤もロシアの人口が日本に毛が生えた程度であることを考えればこのぐらいが適正でしょう。
ロシアは人口密集地が少ない、陸軍の割合が多い、作戦可能な領域はユーラシア圏内で外洋における作戦能力は持たないことから、航空機より対空火器を重視しているのでしょう。そしてこの編成は安価で貧困国向きでもあります。
ウクライナは金もなくインフラも乏しく、戦時中であるため機材と兵員の拡充に即応性が求められます。航空機運用には多くの予算と兵員育成に時間が掛かり、金持ち揃いのNATO諸国の真似は困難です。
>ロシアは空軍を砲兵のように使う
ソ連空軍は地上支援が主任務とはよく言うところ。WW2ソ連戦闘機のプラモには大抵、対地ロケット弾が付いています。
で、スターリンは”シュツルモビク(地上襲撃機)は黒パンのように欠かせないものだ”と言い、Il-2は数万機が作られ大量生産の記録になっているはず。
MiG-25にも偵察爆撃型がありますから今もそっちに重心を掛け気味ですね。
ウクライナ軍が直面する課題は、単なる人的・物的資源の不足ではなく、組織的連携と指揮系統の崩壊に起因する構造的問題にある。現状の混乱を打開するためには、統一された指揮体制の確立と、戦術的柔軟性を備えた防衛作戦の再編が必要だ。
歴史は、統合的指揮が戦争の勝敗を決定づけることを証明してきた。ノルマンディー上陸作戦の成功は、連合軍の国際的連携と統合指揮の力に負うところが大きい。これをモデルに、ウクライナ軍もOSUVやOTU間の調整を強化し、効果的な防衛体制を再構築すべきである。
また、電子戦能力やドローン運用の相互運用性を確立するため、統合指揮システムの導入が急務だ。米軍がイラクで採用した「ネットワーク戦争モデル」は、リアルタイムでの情報共有と部隊間の連携を劇的に改善し得る。このシステムはウクライナ軍の欠点を補う強力な手段となる。
さらに、旅団単位の運用に固執するのではなく、師団規模での再編成を検討すべきだ。第二次世界大戦におけるドイツ軍の柔軟な戦闘集団編成は、限られた資源の中で高い戦闘効率を発揮した好例だ。
この戦争は単なるウクライナの問題ではない。国際秩序を守るという観点から、我々はこの状況を直視し、必要な行動を取る責任がある。歴史が我々に教えるのは、無策であり続けることが最大の罪であるということだ。いまこそ、行動の時である。
ここをAI作例発表会にすんのやめてくんないかな。
機械の痴性がわからないとでも?
ウクライナ軍は2014年のクリミア併合の後、アメリカとイギリスの指導の下NATO式戦術を取り入れてきました。2022年の侵攻緒戦にその成果が発揮され、電子戦能力とドローン運用においてウクライナ軍が圧倒的に優位に立っていました。あの頃のロシア軍は戦車をドローン攻撃で大量に失い、古い無線システムは傍受され放題、地対空ミサイルによって航空機が役に立たない等散々な状況でした。
雲行きが怪しくなったのは2023年にロシア軍がへルソン、ハルキウ方面から撤退し、機動戦から陣地戦に変更したことだった。この頃にはロシア軍は予備役30万人を動員して数的劣勢をカバー、攻撃の主力を機甲部隊から大砲に切替え、航空機を専ら長射程兵器の投射に限定して味方勢力内で飛行することにした。キーウ攻略が不可能になった以上、勝つことより負けない戦いを選択した。
2023年のロシア軍の戦術変更によって、砲弾生産数に劣る西側は十分な火力をウクライナに与えられず、航空機の迎撃もかつての様に上手く行かなくなった。ロシア軍は攻勢は弱いが守勢に入ると強い。
司令部が吹き飛んで司令官以下司令部スタッフが全滅! みたいな非常事態にでもならない限りブトゥソフ氏の言うような人事にはならないんじゃないかなぁ······
そしてロシアからしたら敵の司令部が不味い指揮をしている状況なわけで、例え司令部の場所を割り出したとしても放置するでしょうね。
追記:荒らしに反応する奴もまた荒らし。昔の人はよく言ったものですね。
>司令部スタッフを含めた交代
多分将軍の取り巻きも同じような人達だろうしな……
基本的にドネツクOTGを含むタブリアOSGは2022年以来タルナフスキーが作り上げてきた組織ですから、まあ言わんとしてるところはそういうことでしょうね
ウクライナは決して戦ってはならない相手との戦争に入ってしまった。最初から勝ち目はなかった。正気の人間なら分かる。司令官変えても意味がない。優秀な司令官なら戦争を止める方向に動くだろう。
その手の話題は確実に荒れるのでお嬢様言葉で丸くしますわ!
先にウクライナの領土を侵したのはロシア軍ですわ、ロシア、というかプーチン氏が並べた屁理屈をどうこねても併合宣言した4州以外の土地をロシア軍が踏み荒らした事実は消えなくってよ。
追記しますとウクライナ軍人、それも優秀な司令官として考えるべきなのはいかに味方の損失を極限しつつ敵に損失を与え、ウクライナの領土や国民を守るかを考え行動するのではなくって?
そうそう。先にお手さえお出させてしまえばどれだけ残虐にやり返そうとお嬢様の手はおきれいなおままですわ。
だから先にお手をお出す以外の嫌がらせとおミサイルとお白リン弾をいくらおこなってもおノーカンですわ。
お国際法無視の経済お制裁もやり放題ですわ。
それでお負けることなどおありえませんわ。
一般的に戦争というのは勝敗が絶対的に大事なわけです。正義というのは双方にあり、双方に山盛りの理屈がある相対的なものです。勝てない戦争をやってはいけませんし、やらない知恵と始まってしまったら止める知恵が必要です。
ウクライナ軍的には自分達でやれることを精いっぱいやってきた。最近出てきている話では万歳突撃の繰り返しで前線を維持してきたようだ。ウクライナ歩兵の忍耐力は驚異的だ。露軍相手に良く3年も崩壊しないで持ちこたえてきた。しかしついに限界を迎えている。西側の停戦・和平の大合唱はその表れだ。
その状態にまでいってしまった軍の指揮系統を変えたところで意味はなく、むしろ混乱するだけでしょう。今となっては「大軍に兵法なし」の状態になっています。変えなければならないのは政治指導部でしょう。
>正義というのは双方にあり、双方に山盛りの理屈がある相対的なものです
ドラえもん「どっちも自分が正しいと思ってるよ。戦争なんてそんなもんだよ」
これって実際どうなんでしょうかねえ
まあ南ドネツクはウクライナ軍の広域的な連携が余りに貧弱だから負けてきた面はあるし、今後ドニプロに戦線が拡大すればドネツク、ザポリージャにも影響が出る。それに少将クラスが方面軍単位(ホルティツィア作戦・戦略グループ)を指揮するのは当然で、特に実績のある人でないと、この苦境を建て直せない…
だが何でそんな現場叩き上げ、問題特に無しの少将が陸軍司令みたいな後方勤めをしているのか?中大将クラスの人間は何処に消えたのか?ウクライナ軍将校の人事はブラックボックス過ぎる。
たまに指摘されますが、ウクライナ軍にはアゾフなどのオリガルヒが持っている私兵とも言える軍閥が存在し、作戦行動、装備・補給、人員(傭兵含む)などと、上からの統制を受けないだろう集団が幾つも存在している様子ですから。
トップを挿げ替えようが、統制を改めようが、ドラスティックな軍事組織改革は無理なんじゃないかと。
笛吹いても踊らない、蒋介石の国民党軍みたいな地方軍閥交じりの烏合の衆だと思えば。
そういえば蒋介石軍もアメリカから武器とカネの支援は潤沢だったんだよなぁ。
サービス残業ならぬサービス戦争とは笑えないわ
やりがいどころか命まで搾取しとるやないかい
消耗戦になってもウクライナは欧米から無尽蔵の支援があるけど、ロシアは孤立しているから負けるとは何だったのか。
無い袖が振れなかった欧州に加えてトランプがそれなりの期間支援を止めた米国。加えて元々の人口が違うともなればこうなってしまうのも残念ながら当然というやつかと。
ブトゥソフ氏ってゼレンスキーやシルスキーと同じぐらい無能でしょ。
いくらなんでも兵士が足りなくて人間で言うところの満身創痍状態なウクライナ軍を過大に評価し過ぎだし、その一方でロシア軍やロシア側になびいた分離独立派の側を過小に評価し過ぎ。
そんなことは要塞化されてた都市が落ちる間隔が著しく短くなってしまっているのでも分かるのに、未だにボロ負けしている現実が見れていないんじゃどうしようもない。
ウクライナ軍総兵力は88万か。対する露軍は六十万もいない。
露軍は目をつけたところに兵力を集中させている。ウクライナは兵力集中できず兵を遊ばせている。ということになるな。
>ウクライナ軍総兵力は88万
何なの?と思ったら1月15日のゼレンスキー発言が元ネタなのね。先日、ウク政府側は「現役35万、予備役65万」と言っていたのにボンと増えてる。予備役65万を短期間で一気に現役化できるわけもないから、”今夜もモリモリ”としか評しようがない。
質はともかく88万いたら、いかに露軍が上手くてもこんなには毎日各所で押されまいに。
装備の自費調達には同僚兵士との窃盗の蔓延という副作用もある
戦場ではとにかく人間関係には気を使ったほうが良さそう
行き過ぎれば現地住民から”現地調達”ということもあるだろう
大規模ロジスティクスでは細かなニーズ、適切な分配、新種の部品の取り扱いは不得意です。充足を一番に考えて対応するには倉庫に積み上げて持って行くのがマシなのですが、無限の敷地と劣化しない製品に止まらない輸送の上に限りないコストが欲しくなるというね。
戦場で焼かれる事を考えるとロジスティクス管理は発狂ものでは。
文句の出ない支給は現実的ではありません。むしろ出来るなら世界一の軍隊/組織になれるでしょう。
個人の配達物をちゃんと現地に届けているだけでも褒められたものだと思いますよマジで。