ゼレンスキー大統領はウクライナ軍兵士の戦死者数について「報道されている8万人より遥かに少ない」と反論していたが、8日「この戦争でウクライナ人兵士4.3万人が死亡し37万人が負傷した」「負傷者の約50%が戦列に復帰した」と具体的な数字を発表した。
参考:Зеленський назвав втрати України у війні
参考:Зеленський: 43 тисячі українських воїнів загинули за час повномасштабної війни
戦列復帰の割合については何とも言えないが、ロシア国防省の主張よりも現実的だ
ウクライナ政府が自軍の戦死者数に言及することは滅多になく、ゼレンスキー大統領が2022年3月に約1,300人と、4月に2,500人~3,000人と、ザルジニー総司令官が8月に約9,000人と、ポドリャク大統領府顧問が12月に10,000人~13,000人と明かしただけだったが、ゼレンスキー大統領は今年2月の記者会見で「この戦争中に3万1,000人のウクライナ軍兵士が死亡した」「戦場から何人が離脱したのか敵に知られたくないので我々の負傷者については明かしたくない」と述べたが、この数字に含まれていない行方不明者(数万人規模)の大半は死亡している可能性が高い。
Wall Street Journalは今年9月「2年半に及ぶ戦争でウクライナ人とロシア人の死傷者数は約100万人に到達した」「両国とも信頼できない数字を発表するため正確な死傷者数を特定するのは困難だ」「今年初めの非公開推定ではウクライナ軍の死傷者数は約48万人(戦死者8万人+負傷者40万人)とされている」と、Economistも26日「最低でも6万人~10万人のウクライナ人兵士が戦死している」「さらに40万人のウクライナ人兵士が負傷して戦闘不能になっているだろう」と報じ、Economistの戦死者数はUA lossesのデータに基づいている。
UA lossesは「地方当局の発表」「ウクライナメディアの記事」「遺族によるソーシャルメディアへの投稿」「戦死者の記念碑」といった情報からデータを収集し、戦死者一人ひとりの氏名、生年月日、階級、所属部隊、戦死した地域、戦死日、埋葬日を公開しており、登録された2022年2月24日~2024年11月26日までの戦死者数は6万435人だ。
この数字には行方不明扱いの兵士はカウントされておらず、UA lossesの運営者も「この数字は入手可能なデータのみを反映しているため実際の戦死者はもっと多いはずだ」と指摘していたが、ゼレンスキー大統領は共同通信の取材に応じた中で「ウクライナ軍兵士の戦死者数について米報道機関の一部が『8万人』と報じたが実際の数字は遥かに少ない」「何人が死んでいるのか本当のところは分からない」「特に一時的な占領地での死者がそうだ」と述べたものの、ゼレンスキー大統領は8日「この戦争でウクライナ人兵士4.3万人が死亡し37万人が負傷した」「負傷者の約50%が戦列に復帰した」と具体的な数字を発表して注目を集めている。
つまりウクライナ軍の死傷者数は約41万人で、負傷者の37万人のうち半数が「戦列に復帰できない負傷」という意味だが、ゼレンスキー大統領が把握している戦死者は「何からの形で死亡が確認できたものだけ」なので4.3万人は下限でしかない。
どちらにしても「戦場から何人が離脱したのか敵に知られたくない」という理由で明かしてこなかった「負傷者数(軽症、中傷、重症の割合は不明)」に言及したのは非常に驚きで、戦列復帰の割合については何とも言えないが、ロシア国防省の主張(ウクライナで負傷した兵士の98%が任務に復帰)よりも現実的だ。
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※アイキャッチ画像の出典:72 ОМБр ім. Чорних Запорожців
1つの現実的な数値として、停戦に向けてウクライナ国内への政治的なメッセージもあると見るべきかもしれませんね。
約23万人(死者+負傷者の50%)が最低でも戦線離脱、10万人以上が脱走しており20万人脱走の可能性もあると仮定すれば。
ウクライナ軍の前線歩兵が足りないというのもは、(国境線が長く)ロシアとの正面戦が非常に長いため理解できます(後方支援にも人員が必要になります)
(2024.11.30 ウクライナ軍兵士10万人以上が部隊から脱走、20万人に達する可能性も 航空万能論)
追記です。
そういえば年始に、帳簿上いた兵士がどこに行ったのか探す話がありましたが、なんだか有耶無耶ですね。
最前線の兵士、1つの情報として考えても、ここから損害が出続けたわけで…。
>ポドリャク大統領府顧問も「最前線の戦闘に参加した人間の数は20万人~30万人程度だ」「残りの人間は最前線から遠く離れた場所にいる」「シルシキー総司令官の初仕事はどこに残りの兵士がいるのか突き止めることだ」
(2024.02.10 シルシキー総司令官の初仕事、兵士70万人が何処にいるのか突き止めること 航空万能論)
停戦に向けたメッセージは恐らくトランプ、マクロンとの会談で方向性を示されたんじゃないかと思う。
たしかに仰る通りですね。
南ドネツクを中心に、前線はボロボロですし。
(少し話が逸れますが)石破首相が、石破首相=トランプ大統領が、会談できない理由を述べてましたが愚かな言い訳に感じました…。
安倍さんが生きていれば、会談の内容について、直接情報とれた可能性もあったのでしょうね。
・22年夏に100万揃った
・現在は33万人が従軍
・4.3万死亡、37万負傷し約50%が戦列復帰
・23年に5万脱走し24年は脱走が倍
計算してみましょう
100万-(4.3万+(37万×0.5)+15)=62.2万
62.2万-33万=29.2万
22年夏から一切追加動員してなくとも、29.2万がどこかへ消えましたね…
月2万ほど動員してると考えると77万ほど消えてますが、果たしてどこまで信用できるやら
ぶっちゃけロシア軍の死者は70万人って、各方面で大喜びしてるけど、今のウクライナ側の劣勢見てるとロシアとウクライナの死者数を入れ替えた方が普通に辻褄合うんですよね。
主張する死者数:4.3万人
確認された数 :6万人ちょい
未確認の戦死者・行方不明者を考えると、主張の倍ぐらい(8.6万人)が死亡していてもおかしくはないですが、確たる証拠が無いのでなんとも言えませんね
ですが、確かにロシアとウクライナの死者数を入れ替えたほうが辻褄としては合いそうです
それにしても、ゼレンスキー大統領が今になって死者数に言及するようになった意味は何なのでしょうね
停戦に向けての地ならしでしょうか。それともまだ戦えるというアピールでしょうか
砲弾・滑空爆弾・ミサイルはじめとした火力の投射量はロシア側が圧倒的に多いとウクライナ軍も普通に認めていて、実際に毎日アホほど砲撃・空爆(特に前者)しているのにそんなに死者少ない訳無いだろって。
具体的な死者数アピールは多分アメリカから18歳以下まで動員しろとせっつかれてるから?
ロシア軍の戦略上の目標はウクライナ軍の物理的な破壊
アメリカが求めているのは若年層の動員
ウクライナが求めているのは西側兵器のおかわり
である事を考えると、正直に「実はめちゃくちゃ4傷してます」と答えるのは全てにおいて悪影響をもたらす事ではあるんですよね
・ロシア軍に対してはロシア軍の狙いであるウクライナ軍を削りに削るという事が功を奏しているという自白になってしまい
・アメリカに対してはそれならば若年層の動員をやって然るべき事という認識を強く持たせてしまい
・西側諸国に対しては「こんなに支援したのにそれだけ4傷して領土の奪還もできないならこれ以上支援しても焼け石に水やん」と思わせてしまい
まあメディアの報道値よりも少なく発表するしかないのはウクライナの現状だと致し方なしという気はします
まあ問題の先送りにしかなってないんですけどね
約100万人の兵士が居て現在は35万人、つまり65万人はどこかに消えた
65万人のうち20万人が逃亡(投降含む?)などらしい
残りの45万人は死傷したと考えるしかないでしょうね
途中動員を考えると実際にはもっと死傷者は多い可能性が高い
まあ、戦況の通りなんでしょうね
ザルジニーの50万動員の発言と一致しますね。現状では加速度的に増えているでしょうが。
①22年の100万人がそもそも盛ってる
②動員数は計画段階もしくは誤った数字であり、実際に動員されている人間がそれより少ない
③死傷者数をかなり隠している
④動員を解除された人間がいる(ここでの動員が「正規の兵士」であるか分からないため)
⑤捕虜を入れてない
のどれかか複合でないですか
1と2はありそう、というかそうでないと辻褄が合わないんだよね
動員発令直後は志願兵が殺到したため動員せずに済んだという話だったし、実際に対象となった人も一般人としてインタビューに答えてた人もいたから
だから当初の100人動員は人材プールで、前線などの損害に合わせてそこから随時動員と考えるとしっくりくる
100万人分の装備類をストックできてたとも思えないし
個人的には3で全て説明可能だと思います。砲撃において劣勢で下士官・将校の質も低いウクライナ軍はより死傷しやすいでしょう。
また、⑥現在の従軍者とされる33万人には後方職種等が含まれていない
というのもあり得ると思います。これに関しては「ウクライナ軍の従軍者は33万人」という情報のソースが不明(今ちょっとだけ検索しても出てこなかった)なのでなんとも言えませんが。
今のウクライナ関係は本当に検索環境酷いんですよね…
ウクライナ軍の死者数調べようとするとロシア軍の死者数報道しか出なかったり
ワザとやってるのかと愚痴りたくなるレベルですよ
私も大元の一次ソースは失念してしまったのですが、後から検索で引っ掛かったのもあって
今は毎日新聞の有料記事
ウクライナも受刑者戦場に 長期化、死者増 徴兵強化に国民反発
2024/6/4
で33万人従軍してる旨記載されて検索にも引っ掛かりますね
ふむさんが参照したと思われる記事を発見しました。Financial Timesの”Ukraine needs 500,000 military recruits. Can it raise them?”のようです。日本語検索では全くヒットせず英語でワードを工夫して検索するとやっと見つけられました…仰る通り酷い検索環境です。この酷さは誰かが意図的に誘導しているのではと思いたくなるくらいですね。
上記記事中には”Some 330,000 troops are estimated to be currently deployed on the battlefield.”とあります。つまり33万人とは戦場に展開されている兵士の数であり、後方職種等は含んでいないと思われます。ということは私の挙げた
⑥現在の従軍者とされる33万人には後方職種等が含まれていない
はどうやら正しそうですね。ウクライナ軍兵士数の謎はこれとウクライナ政府の死傷者隠しが主な原因なのでしょう。
しかし、これを元にして書いたであろう毎日新聞記事は読みましたが酷く不適切な書き方ですね…従軍と前線への展開は全く違います。以前から日本メディアの報道姿勢は酷いものだとは思っていましたが、基本的な事実に関してもこのようにミスリードを誘う書き方をするとは…
おお、元記事発掘ありがとうございます
戦場に展開されている兵数でしたか
これなら後方にいくらか居るので77万死傷にはならなさそうです
そして翻訳と伝言ゲームの過程で情報歪むのにも用心が必要というか、元ソース当たるのは本当に大事ですね意味が大分違う
日本人は日本国籍、日本民族、日本国土、日本語がほぼ一致しており、日本人としての固いアイデンティティを持っており、祖国のために命を捧げるということに日本人のほとんどは賛成か反対かは別として概念として理解はできるでしょう。世界ではそうではない人は少なくありません。ウクライナ人(国籍を持つ人)を日本人と同じ観点で見るとウクライナ戦争の評価を誤る可能性があります。返信にウクライナ人である妻の話をまとめたコメントを掲載します。本ブログ読者には釈迦に説法の説明が多いかもしれませんが、詳しくない人向けとして記述しましたのでご容赦ください。また、かなり長文になることもご容赦ください。
ウクライナ関係の写真を見て、やたら国旗のカラーである青と黄色が至る所に頻繁に出てくることに気づいた人はいますでしょうか。集落名を掲げた看板、列車の色、保育園の壁の色、広告の看板の基本色、TV番組での青黄色の頻出度。日本の街や社会で日の丸や紅白をこれほど頻繁に目にすることはありません。何が違いなのでしょうか。
13世紀のモンゴル帝国襲来以来、約800年間ウクライナとしての独立国家運営はほとんどありませんでした。リトアニア、ポーランド、ロシア帝国、ソ連などに属し、日本のように国家と民族が一致した状況にはありませんでした。特に西ウクライナは第二次世界大戦勃発時にソ連がナチスドイツと共にポーランド侵攻し編入した土地で、つい85年ほど前はポーランド国民だったのです。東ウクライナはロシア語を母語とする人が多く、ソ連の共通語と一致しており、自分たちこそがソ連人だという意識でした。そのような状況ですので、ウクライナ国民の民族意識は日本人に比べて非常に希薄です。
オスマン帝国もお忘れなく
資源に乏しい西ウクライナの主要産業は欧州への出稼ぎです。EUにも入れず毎度煩雑な手続きをして国に出入りしなければなりません。スターリンがヒトラーと組んでポーランドの一部を併合していなければ、今頃はポーランド国籍のEU人として豊かな生活を享受できていたはずです(と思っています)。
一方、東ウクライナは豊かな地下資源をもとにした重工業が発達し、主にロシアとの取引で生計を立てるビジネスモデルでした。ウクライナがEUに入りロシアとの取引に支障がでるとビジネスモデルが崩壊してしまします。
皆さんはよくご存じのとおり、ウクライナは親欧米派と親ロシア派と分かれてしまっていますが、内情はきれいに二分されているわけではありません。強烈な東西支持派はいますが、どちらでもいいから生活を豊かにしてくれればいい、という人々の割合は多いです。大雑把にいえば、西強硬派、どちらでもいい、東強硬派の割合は2対6対2です。意外と欧米だのロシアだのにこだわらない人が多いのです。
2014年のマイダン革命(クーデター)で誕生した現ウクライナ政府は西強硬派が政権を握り「西ウクライナ人」としてのアイデンティティを醸成すべく、国旗やシンボルマーク(三又槍)の露出を強力に行ってきた結果が先の青と黄色の頻発です。それだけではなく西ウクライナ人としての思想の強要やソ連の歴史否定、ロシア語に対する弾圧を行ったことは、国内を分断する要因となってしまいました。「どちらでもいい」6割の国民は2割の西強硬派に従いましたが、東強硬派は現政権を認めず徹底抗戦を貫いてきました。それがみなさんご存じドネツク、ルガンスクの人々です(東強硬派であるクリミアは運よくロシアに併合されました)。
元々東西で目指す方向性がバラバラのウクライナ人にとって、ウクライナという国を豊かにして世界に誇れる国にしていこうという意識は希薄です。ウクライナ人のサクセスストーリーは外国に出て先進国の住民になりその国籍を取ることです。現に、優秀な人の多くは言葉の通じるロシアや西側先進国に出て行ってしまいました。ウクライナという国の存続を命を懸けて守る意思のある国民はこの戦争の初期に志願兵として参戦し、多くは死傷してしまったことでしょう。ウクライナ軍の士気が高かったのは過去のことです。
興味深い情報をありがとうございます。参考になります。
仰る通り、大多数のウクライナ人にとっての民族意識は希薄です。そもそも現在のウクライナ国境はレーニンによって作られたものであり、少し歴史が違っていれば特にノヴォロシアはウクライナではなかったでしょう。また多くのマイノリティも国内に存在します。にも関わらず、マイダン以降権力を握った民族主義者(多くの極右、さらにはネオナチを含む)が民族意識を涵養する手段としてロシアとの違いの(時には無理矢理な)強調・強化、また彼らが考えるロシア的なものを弾圧・排除を手段としたことはウクライナ国家にとっての大いなる不幸でした。
もし戦争がロシアの目論見通りに終わっていたとしてもコストのかかる行為であった以上、ウクライナ政府が穏当な方針(宗教や文化に対する弾圧や性急なNATO加盟方針等を採用しない)を採っていれば戦争は起こらなかったでしょう。
ウクライナは大きな問題を抱えているものの、ポテンシャルのある国でした。教育レベルは高く、重工業は欧州でも非常に大きく、ロケットや航空機といった難易度の高い分野にも秀でています。東部には豊かな資源もあります。さらに農業国でもあります。ロシアとの関係を維持しつつ、国内の改革によってEU加盟とドンバス問題の解決(連邦化もしくは分離)が達成されれば素晴らしい未来が待っていたと考えます。
それに対し現在は絶望的状況です。戦争が今日終わったとしてもウクライナが破綻状態を脱することはないでしょう。ロシアの責任は大きいですが、個人的に現在のウクライナに対し罪を負うのはひとえに民族主義者、そしてそれよりも重要なのがウクライナを利用しようとして失敗しつつある米英だと考えます。
失礼かもしれませんが、隣国に蹂躙され続けてきた
国の悲哀を感じますね
極東にポツンと浮かんだ島国であるが故に、他国に
蹂躙されることもなく、独自のアイディンティティーを
戦前まで残し、アメリカの緩やか?な占領統治が続いて
いる我が国は幸いなのかもしれませんな
以上のように愛国心に乏しい人が多いウクライナ人ですが、20数年前に日本に移住した妻も、ウクライナという国の存続にはあまり興味はなく故郷が安全になればそれでいいという考えです。最近賄賂で国外脱出したクィーヴ(Kiev)の50代男性に至っては、ウクライナ政権の行く末などどうでもいいと言い放ちました。彼の人生の第一目標は他国籍を取ることだそうです。
国を唯一無二の絶対的存在と考えるのではなく、職場、くらいの感じに捉えるスタンスですね。
経営が他資本に乗っ取られても、職場が同条件ならそのまま働いてもいいし、アカンかったら転職するかあ、みたいな。
日本人とか、ずっと会社にしがみ続ける信者dw,他資本に乗っ取られたらパワハラ上司が乗り込んできて、外様社員として締め付けられるに違いない、もう人生終わりだ、と堅く信じてビビってる面、有りますよねえ。(個人の感想です。)
でも世の中、全部が全部、そうでもないと。
情報ありがとうございます、現実的な御意見として勉強になりました。
庶民にとっては、衣・食・住・治安・仕事といった、生活の安定がまずは大事ですからね。
大統領・首相に誰がなるのかは、あくまで権力闘争なわけですから、庶民の生活が良くなるのかどうかに重点を置くのは現実的に感じます。
どうせ本当はもっと多いんだろ?(小声)
UAlosses+行方不明で約10万人の戦死が下限となるなるが、更に多い可能性はある。
一般的に現代戦では戦傷者と戦死者の割合は、損失が最大でも5対1,少なければ10対1程度の割合となる。
そして戦傷者のうち身体的(四肢切断など)及び精神的回復不能者(PTSDなど)は15~20%となる。
WSJは2023年の段階で身体切断患者がウで2万~5万人になると報じている。2023年前半だけで1万5000人が腕や脚を失ったという情報もある。
ちなみにMediazonaがBBCと共同で調査しているロシアの戦死は下限で82,00人としている。
個人的にこの戦争を通して露ウ双方の損失比はロシア1人に対してウクライナ1.5~3人程度ではないかと以前から推計している。
Mediazonaの数字は82,000です、誤字申し訳ない。(あくまで下限であり推計値はもっと高い)
ウクライナ軍の総兵力ざっくり120万人
ゼレ大が主張する死者4.3万人
負傷者37万人、うち戦列に復帰したのが半数で18万5千人(戦列に復帰とはいえ程度により後方要員に充てられているのも多かろうが)
脱走兵下限10万人、最大20万人(最大値はあくまで推測)
いやこれ全く戦場の現状を反映した数じゃありませんよね?
もし本当なら、ネットではクルスク全ツッパとか言われてるけどクルスク戦線維持した上で余裕で東部南部戦線で防衛戦を行う予備兵力はまだまだあるという事になると思うんですけど
それだけの予備兵力があって何故増援を送らないの?前線の兵士や部隊長の証言を取り上げたメディアの記事見たら兵力が全く足りてないのは明らかな事実のようだけど?あえて増援送らずに負けようとしてるの?としか思えない
残数の70万で考えても以前として欧州随一の規模の軍ですけど
その大多数は後方で事務仕事してるのか?謎は深まるばかり
脱走とか逃げた人間なんかもそのまま数に含んでたりしませんかね?
記録上は存在するのに実際はいないみたいなのが大勢いる話ありましたし。
>国外脱出したクィーヴ(Kiev)の50代男性に至ってはウクライナ政権の行く末などどうでもいいと言い放ちました。彼の人生の第一目標は他国籍を取ることだそうです。
わーくにの一部で話題の帰化人”N連呼”君はけっして特異例じゃないってことなんだね。生まれた国を”記憶の中だけ”とかいってるそうだし。
ワニの涙と宇民のカタる愛国心という感じだったりして。
ウクライナの発表にいくら矛盾や違和感があっても『せいじてきただしさ』と『どうとくてきゆうい』に反する指摘をする奴は親露派だものね
まあ私は親露派の逆の人なんですが、個人的には、
「ロシアの主権はウクライナに優越する」的な主張があったら親露派かなと思ってる
ウクライナが人権侵害を指摘した人とかウクライナの正義を疑問視した人を親露派扱いするのは違うと思っている
そして私は「ウクライナ国内(国連基準)ではロシアの主権よりウクライナの主権の方が強い」
と考えているから親ウクライナ派と言うわけですな
何を言おうと実際に前線で動かせる兵力が不足しているから、どれだけ死んだかは戦線の崩壊ぶりが結果で示しているし、そもそも4.3万人の死というのは普通に信じ難い
第一追跡サイトで6万人分の死者名簿があって、例えミスで重複があったとしてもその数字は少なすぎる
今までの死者が4.3万人は自分もありえないと思う。が、少なく見積もる工夫をしたとしても4.3万人は死んでると公式に発表したのは実際の死者数推測などを裏付けることになりそう。
一見自軍の優位に繋がりそうもない情報なのに突然公開したのは近々政治的な影響がありそうだし、過少申告だろう死傷者数の正確さよりも発表したということが興味深い。
ゼレンスキー大統領の述べている「この戦争でウクライナ人兵士4.3万人が死亡し37万人が負傷した」という値は負傷者数に関してはある程度あり得る数字だと思いますが、死者は大幅に低く発表されているでしょうね。個人的に死者は12万人〜18万人程度だと思っています。負傷者は37万〜60万人くらいでしょう。
上限を大きく見積もっていると思われるかもしれませんが、ハイエース動員のようなことが行われるほど動員が強化されていて、それで相当な人数(恐らく最低でも120万人が動員されたでしょう)が軍に送り込まれたにも関わらず、現在アメリカが恥知らずにもウクライナ政府に対し動員対象者の拡充を要求している以上この上限に近い数字も十分にあり得ると思っています。
この数字を元にウクライナの人口ピラミッドについて考察してみます。戦前、ウクライナ(以下ではキエフ政権の支配地域を指して使用します)には25歳〜59歳までの男性が900万人程度いたようです。戦争勃発により、全人口の30%(誤差5%)が国外に流出しました。男性は少し割合が少ないと考えれば25%程度が流出したことになります。すなわち、動員が開始された時点でウクライナには700万人も徴兵対象者がいませんでした。ここから120万〜150万人ほどが動員された訳なので持病のある人や国家・戦争に不可欠な職業に従事している人を除けばもうあまり動員の余地はないのではないでしょうか。
ここまで人口ピラミッドがダメージを受けた以上、ロシア政府にとって究極の目的である「ウクライナの完全な破壊」はもはや非現実的な目標とは言えないでしょうね。
40万の死傷者で死者が四万は考えにくいな
死者:重症:軽傷は1:1;2の割合に集約するケースが多い。
40万の死傷者なら10万の戦死は固い
まあ10万でも少なすぎるのだが、ロシア軍は八万ほどが戦死している、海外の傭兵なども合わせれば10万いっていてもおかしくない。重傷者も10万近いだろうし、負傷者は20万くらい、合計で40万くらいだな。
ウクライナが主張している40万これはウクライナの「戦果」ではないかな?ウクライナは戦果と被害を逆にして発表している疑いがぬぐえない、
以前も書いたがウクライナの戦死者、重症、脱走、病気などによるリタイアで100万にたっしているとみている。
戦死だけで50万前後といったところだろうか?初年度で20万近かったわけであるし、そろそろ三年だ50万が妥当だろう。
ロシアとウクライナの双方の火力差、航空戦力、ドローンやミサイル、地雷などの集中運用に陣地構築能力の差を見る限り、ロシアの五倍戦死でも甘いとみている
単純にウクライナは兵員不足しておりローテも厳しく拉致徴兵するは若年層動員も視野の段階で脱走行方不明も相当数いると、ロシアは金で志願兵や傭兵集めたり囚人部隊使ったりしてるが再動員かけるレベルではなくローテは出来ていそうで最近は相当な金積まないと志願兵集まらないが兵員自体は戦前より巨大化し政治的に厳しいが再動員も可能。
お互い何人損耗したかは解りようもないが現状だとウクライナが兵員損耗に耐えれなくなりロシアの要求飲んで終戦という流れにしか見えない。
ゼレンスキーは戦争たたむ気だろう
2025年内には戦争終結すると思う
というかウクライナが戦争続けられない
規模は不明なれど部隊票が正しく配られていないことは多くの報告で指摘されているし日本人傭兵の証言もあるから確定
このあたりは給与の支払いに絡む汚職が原因であり、相当数の死人を「給与未払にも文句を言わない前線で戦う兵士」に加工しているものと思われる
4.3万人の死者というのも全くのでっち上げというよりは何らかの統計の中のどこかにはある数字なのだろう、例えば遺族年金の支払いまでたどり着いた人数とかね
完全に憶測でしかありませんが、ブラック企業宜しく元から給与・手当の支払いに含んでないからそもそも存在していない(実際には死んでるか脱走か捕虜か)はあり得る話だと思います
汚職の規模にもよるとは思いますが……
確かに、その統計自体が操作したものであれ、存在するならその統計を使って喋るよなぁ、と……
もうゼレンスキー氏ですら、本当の数字は解らないかと
まあ正しく統計を取るというのは普通の国でも存外難しいですからね
戦時下の腐敗国家となればなおさらでしょう
>ラプチナ氏によると、退役軍人省の名簿に記載されている人は現時点で150万人超。身体障害者を含む軍務経験者や戦没者遺族といった人々だ。昨年2月の露軍全面侵攻後にこの人数は急増しており、将来的には退役軍人省の政策が400万人以上に及ぶ見通しだという。この人数に達する時期は明言せず、「勝利の後で」とだけ述べた。
以前話題になったもの、普通の退役軍人や内戦時代からの数字も含むが一年時点で150万に達しており、400万まで膨らむ見通しというウクライナの軍人軍属は100万ではなさそう
上の遺族補償の話からすると毎月3万、すでに百万人死傷あたりではないかな?
ちなみにここでの負傷は軍席離籍が認められるレベルね
露軍が日々発表する”戦果”は最近、ウ軍死傷が1日2000人、月6万。1年くらい前は1日700人、月2千余人だった。長距離攻撃などで死傷が数えられないものは加えないので下目の数字だという。ウ議員は露軍発表が700人の頃、”ウ軍の死傷は1日千人”と言っていたのでまずまず正確だろう。
ランチェスターの第2法則からいっても、まあ平均1日3万の死傷は大いにあり得る。
プーチン大統領から、同様の公表を聞いてみたいですね。
ロシア国籍、ロシア国籍の中でも民族別、ロシア国籍の中でも社会階層別、
外国からの傭兵(契約兵)、民兵(ワグネルetc)についても詳しく。
KIAのみならずMIAについても。
ウ軍についてゼレンスキーから
””民族別、ウクライナ国籍の中でも社会階層別、民兵(ライトセクターetc)、外国からの傭兵(国籍、旧軍籍)についても詳しく。KIAのみならずMIAについても””
訊いて見たくないすか?
ウクから、米欧から、我が国からも「きれいごと」をたくさん聞かされたんでギャップがどれほどかが極めて興味深い。その意味において露軍よりもずっと面白いでしょう。まあ、ウ軍については敗戦後に戦犯裁判も含め”だうこは相真”として諸々暴かれて様子がわかるとは思いますが。
ウクライナ国籍者の民族別はあまり必要ないのでは?。
ほとんどがスラブ系では?。
タタール人/マジャール人/チェック人も居るとは思いますが。
宇/露ともに綺麗事ばかりでは無いのは、戦後に良く判ると想像します。
>ウクライナ国籍者の民族別はあまり必要ないのでは?
ハンガリー系を狙い撃ちし特に高率で動員、しかも激戦区に投入を繰り返して高率で死傷させていてハンガリー政府も問題視していたというのが22年ごろ、話題でした。ハンガリー系が多く住む地区では不満が高まっていたが、その地区のボスが中央政府に宥和的で不満を抑え込み、同胞をひき肉にさせていたと。
また、東部のロシア語話者”いわゆるロシア系住民”を動員の狙い撃ちにして”同族”で戦わせているという話も根強い模様。一方で、西部のウクライナ語を母語とする”ウクライナ系住民”の動員率が低いという話がある。もっとも、22年の記事で西部の郷土防衛隊が”地元の自警団のつもりで応召したがなんで東部の激戦地に投入されなきゃならないのだ?下士官なんて互選で決めた隣の親父だぜ?何にもないし何にもわかんないしやってらんねえよ”とあったんでそこそこ投入されてるとは思ってるが。
米欧、ウク側からは”ロシアは少数民族を狙い撃ちして動員してる!”という話がありますが、ご立派なことを並べているウク側にもついてはどうなの?もっとひどいんじゃないの?というところが興味深い。
ロシアは30~40万程度の予備役からの動員をしているものの、予備役下士官とか予備役の特殊技術兵が主だというので偏りは少なめでしょう。ほとんどを占める志願兵、契約兵は貧しい階層と地域/民族に偏ってるといい経済徴兵制状態の由。まあ最近は民間実質賃金も爆上がりで選択肢は増えたのですが。だから、志願兵の待遇が激アップと。
で、経済徴兵制は米欧でも本朝でも変わりがない。本朝ではあの年越し派遣村を始め、反貧困団体に自衛隊のリクルーター団が頻繁に来て勧誘してます※し、米国は補助金と引き換えに学校から生徒の個人情報を掻き集め軍のリクルーターは貧しい高校生にメフィストフェレスのように”学歴と資格と健保と年金が欲しくないか?家族にも恩恵があるよ。君はこのままでいいのかい?人生を変えよう。軍隊にはすべてがあるよ”と囁いてると。
※路上生活者は自衛隊出身率が高い。養護施設は中卒で追い出されるのが普通だったので、衣食住が得られ最も入りやすい行き場が自衛隊。だが、中卒身寄りなしで職業軍人って難しいから年季が明けて自衛隊を出、何年か経つとえてして路上生活者におい込まれる由。
米国といえば、マイケルムーアがイラク戦争の折、”上下両院の数百人の銀の子弟で軍籍があるのは2人だけだ”と指摘してた。また、誰だったか、共和党のチキンホークだと思うが、副大統領候補がベトナム戦争徴兵忌避について問われ”僕は死ぬ係じゃない”くらいのことを抜かしていた。
なお、1950年代くらいまではエリート階層も軍に行くのが普通でアイビーリーグでもクラスであらかた軍に行き、戦争にも参加していたという(当然、将校としてだが)。元在沖縄海兵隊の教授は”院政時代、先輩の部屋に行くと朝鮮戦争の戦場土産の髑髏のロウソク立てが良く飾られていた”と綴っていた。
60年代以降は、ブッシュジュニアのようにエリート金持ち階層はコネで戦場から逃げるようになり徴兵が停止した後は最初から兵隊に行かなくなった模様。替りに貧乏人と異民族(移民、難民)が兵隊になると。また、戦場派遣業もあって、非正規で兵站を担うというのもある。「戦場出稼ぎ労働者」という本が出てるが、世界中の貧乏人が集まってきてイラク戦争を支えていた。
上のコメントですが。
どこでも、綺麗事ばかりでは無いのでしょうね。
参考になります。
都市部と農村部でかなり徴兵比率が違うといわれてますね。
農村部は保守的で親露派が多いとかも理由でしょうが
以前ブルームバーグで記事になってましたが東部の農村だとそれこそ文字通り三日の訓練でバフムト送り初戦で半分が戦死という、民族浄化を疑わせる事をやってますからね。
都市の親欧米派が支持層なのもあって徴兵は後回し、若者の徴兵も積極的ではないのは彼らやその親は親欧米派で支持基盤なのもあるからかなと。
政権が持たなくなるからとみています。
何かを遺すのでもなく、何かに殉じるのですらなく、ただただ単に「人間だったもの」に成り果てるなんてそりゃあ誰だって嫌です…
記事とその言葉でふと感情的な言葉が浮かんだので。
国のために戦うのに、その結末を国に認められないのは何とも言えない現実の残酷さ。
もちろんロシアやウクライナに限らず国にとっては個人は数字にすぎないのですが、思い浮かんだ言葉で何とも嫌な気持ちになったので…。