ウクライナ戦況

ロシア軍のシヴェルシク市内侵入が続き、まもなくフリアイポレ郊外にも到達

DEEP STATEはシヴェルシク方面について19日「ヤムピリ集落全体にグレーゾーンが伸びた」と、RYBARは「ロシア軍がシヴェルシクに侵入し市内南東部で行動している」と報告し、視覚的にもシヴェルシク市内でウクライナ軍部隊が待伏せ攻撃を受ける様子が登場した。

参考:Мапу оновлено
参考:Штурм Северска
参考:FPV-дроны заставляют жителей Гуляйполя покидать город: как происходит эвакуация

もしかすると市内におけるロシア軍の成功は戦場の霧に隠れているだけで、我々が思っているよりも大きなものかもしれない

DEEP STATEはシヴェルシク方面について17日「リマン方向の森林地帯でロシア軍が支配地域を広げた」「リマン方向に対する敵の浸透は阻止されたものの、ロシア軍の継続的な圧力と数位的優位はいつでも状況を変えることができる」「ロシア軍はディブロヴァや砂利採取場方向に攻撃のアプローチを変更してきた」「ロシア軍はリマンを迂回するため防衛ラインの弱点を探し出そうとしている」「ウクライナ軍にとってヤムピリ東郊外の状況は不利でロシア軍は悪天候を利用して侵入を試みている」と報告。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

DEEP STATEは18日「ロシア軍がヤムピリ東郊外でドネツ川方向に前進した」「ヤムピリ東郊外のドネツ川沿いまでグレーゾーンが伸びた」「ヤムピリ西郊外からT-5013沿いまでグレーゾーンが伸びた」と言及して「ヤムピリはロシア軍に3方から包囲されつつある」と示唆していたが、19日「ヤムピリ集落全体にグレーゾーンが伸びた」と報告した。

シヴェルシク市内でも「ロシア軍兵士が市内に侵入していることを示す視覚的証拠」が2日連続で登場していたが、ロシア軍がシヴェルシク市内の線路沿い=でウクライナ軍部隊を待伏せ攻撃する様子が登場し、RYBARは「ロシア軍がシヴェルシクに侵入し市内南東部で行動している」と報告。

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“ネット上に登場した視覚的証拠によってロシア軍がシヴェルシク市内の市内南東部で行動していると明らかになったが、まだ敵の防衛ラインが崩壊したと語るの時期尚早だ。なぜなら正確にどこまで市内にロシア軍が食い込んでいるか不明だからだ。それでもシヴェルシク市内の線路沿いでウクライナ軍部隊を待伏せ攻撃する様子が登場しており、もしかすると市内におけるロシア軍の成功は戦場の霧に隠れているだけで、我々が思っているよりも大きなものかもしれない”

“さらにロシア軍はシヴェルシクとスビアト・ポクロフスケを結ぶ道路から約2km離れた地点まで到達しており、シヴェルシク方面のウクライナ軍が危機的状況に陥っているのは間違いない。敵がシヴェルシクを保持するため増援を投入してくる可能性もあるが、ウクライナ軍は複数の前線で同様の問題を抱えており、全ての問題に対処できるだけの兵力はないだろう。したがってシヴェルシクは近いうちに解放される可能性が高い。問題はロシア軍がリマン方面やコンスタンチノフカ方面で前進している状況で、ウクライナ軍がシヴェルシクを巡る戦いをどこまで長引かせようとするかだ”

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DEEP STATEはフリアイポレ方面について19日「ロシア軍がザティシュシャ郊外まで樹林帯に沿って前進した」「ロシア軍がヴェセレ方向に前進した」「ゼレンイ・ハイとヴィソケ方向に前進した」「リヴノピリヤ西郊外からP-85方向にグレーゾーンが広がった」「ヤブルコヴェ南西郊外からザティシュシャ方向にグレーゾーンが広がった」「ザティシュシャ集落がグレーゾーンに移行した」「ヴェセレ集落がグレーゾーンに移行した」と、ザポリージャ州警察は「フリアイポレに対する砲撃とFPVドローンによる攻撃が激化している」と報告。

ロシア軍はザティシュシャ郊外まで到達し、ゼレンイ・ハイやヴィソケ方向の防衛ラインも放棄を強いられる寸前で、まもなくフリアイポレ東側面は無防備な状況になるだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України

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コメント

  • コメント (18)

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    • 暇な人
    • 2025年 11月 19日

    泥濘期の真っ最中に攻勢に出るとは思わなかった
    ロシアの夏季攻勢を防ぎ切ったので来年までお休みかなと思っていたのに

    21
      • ため息
      • 2025年 11月 20日

      もはやかつての戦場とは違いますからね
      以前は戦力の集中によってのみ達成出来ていたことが、砲兵から歩兵に至るまで全ての戦力の交戦距離が大幅に拡張された現在では効果の集中によって達成出来ます
      もう兵士たちは泥濘に車輪を取られながら動き回る必要はなく、標準を向けるだけでいいのです
      そういう高度な非接触戦能力を持つ軍隊同士が向き合えば互いに高度な分散を強いられ、比例して消耗される物資も少なくなります
      このように泥濘による攻勢への悪影響は開戦当初よりかなり低く見積もれるでしょう
      むしろ濃霧は敵の観測から身を隠し浸透するための絶好の隠れ蓑となります
      同じように、防御側有利と言われていた森林も今や攻勢側の進撃路として使われるようになりました

      12
        • 暇な人
        • 2025年 11月 20日

        そういわれてみればウクライナがクルスクから追い出されたのも冬になり身を隠す木々が葉を落としてからだな

        ドローンはいろいろ変えたんだなあ

        8
      • noname
      • 2025年 11月 20日

      ロシアが夏季攻勢するも、夏季攻勢失敗したもウクライナが言っていただけなので…
      1~2ヶ月単位で攻勢と再編のローテーションを繰り返してるだけじゃないかな

      33
    • たむごん
    • 2025年 11月 19日

    シヴェルシクは、衛星写真で標高をつければ(Googlemap 地形など)分かりやすいのですが、窪地なので守りにくそうな地形なんですよね。

    フリアイポレ方面は、P-85北側ダニリウカから圧迫受けてますし。
    フリアイポレ東の防衛ライン(ザティシュシャ=ヴェセレ=ゼレンイ・ハイ=ヴィソケ)が、北側から圧迫されているのは厳しいなと。

    年末までに、シヴェルシク・フリアイポレが陥落している可能性も、充分あるかもしれませんね。

    31
    • リンゴ
    • 2025年 11月 19日

    リマンの年内攻略の可能性すら出て来てる
    あと、ドニプロ方面もかなり酷い事になってる
    このままだと、ロシアの停戦案を蹴らない方が良かった結末になりそう
    兎角、ポクロフスク方面以外がもう薄すぎる…

    47
      • たむごん
      • 2025年 11月 20日

      ほんとどうしますかね。
      『交換比が悪い!』ドネツク州未占領地域=その他占領地域、この交換を蹴ったわけですが。

      ドネツク州はポクロウシク陥落・コンスタンチフカ市街戦など削られそうですし、ザポリージャ州・ドニプロ州もかなり削られそうな雰囲気だなあと。

      開戦当初の早期停戦・南部反転攻勢前の停戦・クルスク侵攻~それぞれあそこで停戦しておけばという面、いくつもあったわけですから、何だかまた『早期停戦しておけば!』繰り返しそうな気もするんですよね…

      19
    • システム英熟語
    • 2025年 11月 19日

    この戦争はどのように終わるんだろうか
    まあ、ウクライナが擦り切れて4州譲って一時的に停戦。されどこれ以上西側の体力的に金を出せず、国内は貧困と荒廃で真っ二つ。そのうちロシアお得意の選挙干渉や内政工作がバンバン始まって、気がついたらゼレンスキーは亡命、ヤヌコーヴィチが凱旋。CSTO入り。10年くらいかけてこんな感じだろうか

    48
    • 舎人
    • 2025年 11月 19日

    戦線の崩壊の兆候と思われるような動きがいくつも出てますね。
    戦線が崩壊すると領土の喪失もですが、何より人的損失が飛躍的に増えることがきついですね。
    兵の脱走もさらに増えるでしょうし、戦線を立て直せないと本当に取り返しのつかないことになってしまいますね。

    41
      • たむごん
      • 2025年 11月 20日

      仰る点、自分も気になってまして。

      海外逃亡18歳~22歳を出国許可したことにより、EUの生活保護(一時避難民)が1か月8万人(!)物凄い勢いで増えてるんですよね。

      最後の手段として、ウクライナ政府は若者の徴兵を後回しにしてきたわけですが、追い込まれて徴兵しようとしても激減してるわけで停戦交渉でも見切られてしまうなと…。

      27
    • うくらいだ
    • 2025年 11月 20日

    とまらんの~

    9
    • AKI
    • 2025年 11月 20日

    撤退は始まってるだろうが、どうやって下がるか。
    戦線崩壊させないように慎重に下がらないと。

    14
    • むむ
    • 2025年 11月 20日

    ポクロフスクとクピャンスクなどの都市に兵力を使い過ぎてろくに防衛出来てないんだろうな 多分そこに居るウクライナ兵は熟練兵じゃなく新兵に近い兵なんだろう

    14
    • tokisada999
    • 2025年 11月 20日

    今までドローンが強力過ぎたのでウクライナも戦えただけで、ドローンが使えなくなったら結局人の数が物言うのは分かり切っていたはずなのにね。
    ウクライナもドローン万能戦術を信じて、自国の兵力を過信したんだろうね。

    37
    • Mr.R
    • 2025年 11月 20日

    どこまで行ってもクルスクが祟る……
    あれさえなければもっと時間稼げてたんじゃといつも考えてしまう

    23
      • アンゴラ
      • 2025年 11月 20日

      稼いだ時間で何一つ前向きなことやってないので、いくら時間を稼いでも意味はないと思います
      ウクライナと欧州の上層部は、ロシアに勝つ以外のことはやりたくないんですよ

      30
    • 追剥強盗武士の手習い
    • 2025年 11月 20日

    欧米のもともとの戦略として、ロシアの凍結資産でウクライナに頑張って戦ってもらってロシアには、かなりの経済的、政治的ダメージを与えて、その上でウクライナには適当なところ停戦させて、ウクライナにNATO軍の基地を作って、そのうち、ロシアが更に弱ったところで、また何かいちゃもんつけて、ウクライナとバルト三国から侵攻して、ロシアの石油、鉱物資源を西側資本で確保、そしてロシアをばらばらの弱小民族国家の国の集まりにして、経済的搾取を行う。そんな中東イラク方式を考えていたのだろう。凍結資産の利用が難しいこと、西側兵器が思ったよりすぐに時代遅れになったこと、ウクライナが領土にこだわったこと。そんなこんなで、だんだん、思ったようにいかなくなり、西側も飽きてきた、という状況かな。

    29
      • なんとも
      • 2025年 11月 20日

      そうこうしている間にイスラエルがジェノサイドを大々的に行って、欧米のダブスタが世界に堂々披露され信用失墜。

      右派勢力のヨーロッパでの躍進。アメリカ民主党大敗北。ついでに気候変動系は中国に主役を奪われる。BRICS躍進と政治的に大ダメージを負いました。
      これからはウクライナ復興の金蔓になることは避けられず、経済的ダメージは確約されたようなものという状況ですね。

      アメリカは払わないので、ヨーロッパだけ、気候変動対策支援金を出すことになりますし。

      8

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