ウクライナ戦況

ロシア軍がクルスク方面で反撃、ポクロウシク方面でもkm単位の前進

RYBARは10日夜「ロシア軍がクルスク方面で反撃を開始した」「これが成功すれば敵の一部を包囲することが出来る」と報告、DEEP STATEも「ポクロウシク方面でロシア軍が複数方向に前進した」と報告し、重要な防衛拠点=ウクライナスクが包囲の危機に直面している。

参考:Мапу оновлено!
参考:Дійсно, ситуація на лівому фланзі нашого угрупування на Курщині погіршилася
参考:Рух броньованої колони під**в з Коренєво у напрямку Снагості, а також активні бойові дії в останній
参考:Курское направление: контрнаступление российских войск в Кореневском районе обстановка к исходу 10 сентября 2024 года

クルスク方面で大きな動きが報告され、ポクロウシク方面でも再びロシア軍がkm単位の前進

RYBARはクルスク方面について10日夜「ロシア軍がコレネフスキー地区から反撃を開始してスナゴスト付近まで前進した」「ロシア軍がグルシコフスキー地区から反撃を開始して38k-006付近まで前進した」「ロシア軍はヴネザプノエとゴルデエフカを解放した」「ロシア軍の反撃が成功すればクラスヌクチャブリスコエ一帯の敵を包囲することが出来る」と、DEEP STATEも「ロシア軍が反撃を開始してクルスクの左翼で状況が悪化した」「状況は明らかになりつつある」と報告。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

RYBARだけでなくDEEP STATEも「ロシア軍の反撃」を認めているため、クルスク方面の左側面で何かが起きているのは確実で、RYBARの報告が事実ならロシア軍はクラスヌクチャブリスコエ一帯の占領状態を解除し、コレネヴォからグルシコフスキー地区へのアクセスを確保するのが目的だろう。

クルスク方面の展開も劇的だがポクロウシク方面でも状況が悪化しており、DEEP STATEは「ロシア軍がノヴォホロディフカからマリ二フカ方向に前進した」「ロシア軍がミハイリウカからウクライナスクの間で西方向に大きく突破した」「ロシア軍がウクライナスクの南郊外で前進した」と報告。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

ロシア軍はウクライナスクの背後に回り込もうとしており、この突破部を早々に押し返さないとウクライナスクを守るウクライナ軍は極めて不利な状況に追い込まれるだろう。

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※アイキャッチ画像の出典:24 ОМБр імені короля Данила

ポクロウシク方面の状況は依然として厳しく、ウクライナ軍の損害も甚大前のページ

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コメント

    • ニーモーター
    • 2024年 9月 11日

    ロシア軍の反撃はウクライナ軍の空白地域を突いたのでしょうか?
    ウクライナ軍兵士としてはロシア領内で孤立とか悪夢としか言いようがない…

    52
      • 舎人
      • 2024年 9月 11日

      おそらくはそうだと思います。
      兵力に比して広大な面積を占領してしまったので全部を守るのは到底不可能なので、防御に適さず守りきれないところは最初から放棄してしまうのがいいですからね。
      スジャも含めて放棄するのがいいと思いますが、政治的に撤退できないウクライナ軍はスジャとその周辺では激しく抵抗するのでしょうね。

      39
      • たむごん
      • 2024年 9月 11日

      仰る通りで、兵力に余裕がなく悪夢になりつつあるのかなと…。

      ウクライナ軍に余力があるのであれば、クルスク西部~スームィ州東部を素早く占領して、前線の戦線整理を行うのが合理的だからです。
      並行して、クルスク占領地北部・北西部に攻撃を継続していましたから、余力がないと考えるのが妥当なのかなと…。

      クルスク侵攻部隊は、スジャなどの後方都市・補給線防衛のためにも、兵力を貼り付ける必要があります。

      33
      • nachteule
      • 2024年 9月 11日

       クルスク方面でたくさんロシア兵が投降してんだし交換の事考えたら言うほど悪夢かって感じだけどな。

      2
        • toto
        • 2024年 9月 11日

        自分は前線にいないゼレンスキー目線ならそうかもしれません。
        ただ、クルスク侵攻以前からロシア側はウクライナ兵の捕虜を潤沢に抱えているので、交換要員には不足していませんので無理にクルスクで捕虜を取る必要がない。
        ロシア領に侵攻して反撃を受けて包囲されたウクライナ兵は、ゼレンスキーの我儘で投降も許されないまま死守命令を出され、皆殺しにされる可能性があるため、悪夢と表現されるのだと思います。

        51
        • NIVEA万能論
        • 2024年 9月 11日

        たくさんのロシア兵が投降といっても、一時は「2000人のロシア兵を捕虜にした」と言っていたのはその後大幅に下方修正されましたが。

        48
          • 名無しの悪夢
          • 2024年 9月 11日

          呼ばれた気がした。
          投降したロシア兵は移送できてるんでしょうかね
          そういう話聞くとやっちまってるようにしか見えないんですが

          4
        • 2024年 9月 11日

        今回の越境攻撃に対し、露側は、治安機関の連邦保安庁を中心とする国家テロ対策委員会が対応に当たってます。

        要するに露側から見るとクルスクに侵入しているのは、ウクライナの正規軍人ではなくテロル要員たちなのです。

        そのためウ兵士は投降しても捕虜とは扱われず「必ず」「その場で」殺されます。

        恐らくですが、露側からするとウクライナが西側兵器を使用して正規軍を使って攻め込んできたと認めると、前々から言ってる通り西側からの宣戦布告とみなす=第三次世界大戦となってしまうので、最悪な事態を回避するためそのようにしていると思います。

        なのでクルスクにいる貴重なウクライナ軍精鋭たちは、ゼレンスキーの政治的な理由で引くこともできず、孤立しても投降もできず、まさに地獄というべき立場に置かれているのです…

        59
          • どぶろく
          • 2024年 9月 11日

          それにしても、西側諸国、プーチン大統領の気の使い方をいつも無視してるよね〜理性あるのはどっちなんだ?
          そして、マリオネットゼレンスキーさんをつかって、ウクライナの人命を使って、まだ煽るか!
          と思ってるんですけど、皆様どうお考えですか?

          51
          • 名無しの悪夢
          • 2024年 9月 11日

          それは本当でしょうかね?
          体面的にはわからない話でもないんですが、投降に応じない死兵の相手は相当厄介だと思うんですけど
          鎮圧したい側が現代の戦場でそういう局面をわざわざ作りますかね

          7
            • 通りがかりさん
            • 2024年 9月 11日

            現場がどうなっているかは知りませんが、戦闘員の要件を満たす人員であればハーグ法、ジュネーブ法に則った扱いになるとは思います。何せ内紛でも適用されますので。逆に傭兵の要件を満たせば条約保護外です。テロリストとのことでTOC法を適用する場合ではロシア内の重犯罪者と同じになるかと。
            クルスク侵攻の参加者がどうなのかは知りませんが、東部とそう変わらないのでは?

            5
      • BAKA
      • 2024年 9月 11日

      今、映像を見て来たんですけど装甲車両が反撃を受けずに等間隔で綺麗に進み
      ウクライナ軍が占拠してる村を砲撃してました、問題は大した反撃を受けずに
      開放できたと、多分ローテで兵が居ないのを確認して一気に進軍
      1時間で125キロ平方メートルを開放したのではとも言ってました

      20
    • 名無し
    • 2024年 9月 11日

    クルスクは失敗し、ポクロウシクも前進を止められてない

    ゼレンスキーとシルスキーが作戦の成功を喧伝したばかりなのに……

    52
    • 無名
    • 2024年 9月 11日

    え、ウクライナ曰く孤立してるはずのグルシコフスキー地区からの反撃ですか。
    死兵と化してるのか、全然孤立してなかったか、配備されてたのが精鋭部隊だから孤立させても侵攻できなかったのか。
    ウクライナ国境付近からグルシコフスキー地区への攻撃がこれから始まれば、精鋭が誘い出された可能性もありますけど、そんな戦力ウクライナに残ってるかな。

    41
    • 2024年 9月 11日

    クルスク侵攻時、現代の戦場でも奇襲による装甲部隊の突破戦術は可能だということをウクライナ軍は体現したと絶賛されてたけど、ロシア軍に同じことされたな。

    62
      •    
      • 2024年 9月 11日

       戦術的勝利が戦略的勝利・有利に結びつかないどころか、時間的空間的に見て不利になっているという教科書通りの例ですね。 まぁ、実験的には悪くないし、良いねを大量にもらえたので、ある意味、短期戦術的には勝利だったのかもしれません。
       ロシア領内に侵攻すれば、攻撃すれば勝てると主張する勢力は存在していたので、実際どうなるのか。議論ではなく実際にやった意義は大きい。 予想通り自体が悪化してダメでした。 軍事センスのなさを証明した。

      61
    • 名無し
    • 2024年 9月 11日

    変に追い返すのではなく、適度に領土を食わせておいて、
    「滑空爆弾の着弾ポイントに、ウクライナ軍が自主的に自軍の貴重な精鋭を差し出続ける装置」
    を作るのが、一番合理的なのではないかと。

    79
      • 2024年 9月 11日

      個人的に今回のクルスク侵攻は「飛んで火にいる夏の虫作戦」と呼んでいます。

      50
        • 匿名
        • 2024年 9月 11日

        クルスクの大釜

        35
        • Easy
        • 2024年 9月 11日

        今回の最大の謎は、
        「滑空爆弾の着弾ポイントに、ウクライナ軍が自主的に自軍の貴重な精鋭を差し出続ける装置」を「ウクライナ軍が自主的に作って、しかも今なおそこに精鋭を送り込み続けている」ことにありまして。
        軍事の天才、ゼレンスキー閣下のやることは意味がよく分かりません。

        57
          • 2024年 9月 11日

          >>「ウクライナ軍が自主的に作って、しかも今なおそこに精鋭を送り込み続けている」
          ゼレンスキー閣下=フォーク准将で納得。

          25
            • 無名
            • 2024年 9月 11日

            食料や水を現地で調達しろとかの命令が出たら完璧ですね。
            あまりロシア国民(帝国臣民)はウクライナ(自由惑星同盟)に敵意を抱いて無かったけど、クルスク侵攻で、最低でもクルスクのロシア人はウクライナに強い敵意を抱いたのも同じ流れ。

            34
              • たむごん
              • 2024年 9月 11日

              (28:35~)電気・ガス・水道が、スジャすら止まっているうえに、残った住民も生活困難なレベルですから、現地調達すら難しい気がするんですよね…

              クルスク侵攻で、仰るような命令が仮にあったとして、冬に向けてどう防衛していくのか注目しています。

              (2024/08/31【深層NEWS】ウクライナ越境攻撃開始から3週間…人道支援でウ軍同行の日本人写真家が現地の状況を生報告・緊迫の実態は▼ウクライナ実戦投入のF16墜落の背景 Youtube)

              9
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2024年 9月 11日

    西側から反撃に出るとは思わなかったですね
    「橋を全て落とした」、「ロシア軍3,000人が包囲されている」とかは一体何だったのでしょうね
    架橋して渡ってきたとして、反撃に出られるほどの大軍をウクライナ軍が見過ごしていたとは考えにくいので、根本的に西側まで抑えておける余裕がウクライナ軍に無かったという事なのでしょう

    オブホフカからリュビオフカまで抑えられるとウクライナ軍側は補給路を砲撃されるので孤立無援になるのでは?

    64
      • NIVEA万能論
      • 2024年 9月 11日

      これはちょっと…今までの情報からすれば俄には信じがたいですね。
      あのだだっ広いグルシコフスキー地区に3000人しかいないのにこんな大規模な反撃が可能とは。
      ロシア軍が橋に頼らず何らかの方法で増援や重装備を送り込んだんですかね。

      29
        • Easy
        • 2024年 9月 11日

        川が浅くなっているところで、装甲車の渡河に適した場所があったらしいですね。もともとロシアの装甲部隊は限定的な渡河能力を持ってますから、ついにそれが日の目を見る日が来たわけです。胸熱ですね。

        57
          • baka
          • 2024年 9月 11日

          破壊されては橋をかけてを繰り返す、ついでにハイマースや航空基地を
          破壊して敵の高額な兵器の数を減らしつつ、渡河は浅瀬から
          何と言う孔明の罠でしょうか、貴重な情報をありがとう御座います。

          12
          • TKT
          • 2024年 9月 11日

          空挺軍にも水陸両用の装甲戦闘車はありますし、海軍歩兵の水陸両用装甲車もあります。架橋工兵もいますし、空挺軍ならヘリコプターによる空輸も可能でしょう。そもそも空挺軍とはそういう部隊です。

          偵察隊の斥候兵が浅瀬を探してそこから続々と対岸に渡ることもあるでしょう。

          2
          • cosine
          • 2024年 9月 11日

          こういうのこそが言わばホームアドバンテージってやつなんでしょうね

          15
    • コンビニ
    • 2024年 9月 11日

    22年 三景艦VS定遠鎮遠
    23年 薩摩VSドレッドノート
    24年 北上VSデモイン

    1
      • NIVEA万能論
      • 2024年 9月 11日

      重雷装バージョンの北上で夜戦だとワンチャン勝てそうな気が…

      4
        • コンビニ
        • 2024年 9月 11日

        回天のつもりでしたどちらにせよワンチャンあるからこうなったんです…

        2
    • ざる
    • 2024年 9月 11日

    1番ロシア軍が厳しいと言われた場所で反撃されているのであればそもそも攻め込んだウクライナ軍の密度も薄いんでしょうね。
    エリート部隊が攻め込んでますし徐々に包囲殲滅される前に撤退すべきでは…。

    46
    • 朴秀
    • 2024年 9月 11日

    いきなり5キロとか前進距離がえぐいですね
    ウクライナは守備隊を置いていなかったのでしょうか

    36
      • NIVEA万能論
      • 2024年 9月 11日

      1日で5㎞前進したとは限らず、またRYBARの報告が大袈裟である可能性も残ります。
      この辺はしばらく続報待ちですね。

      30
    • 赤狐
    • 2024年 9月 11日

    もう少し引っ張って疲弊させると思っていましたが、早速反撃開始しましたか。
    こっそり撤退しようとしていた部隊が一部ウクライナ側にあったとかですかね。
    それならわかる動きです。
    「もうちょっとゆっくりしていけよ」的な攻撃かなぁ、とやはり思う。
    孤立してる部隊を見捨てて逃げたとなるとクルスク全域で逃亡兵が増えるでしょうからウクライナはこれを放置する事が出来ませんし。
    そして案の定ですがバイデン政権が越境攻撃を許可しようと検討中です。ATACMSの通常型弾頭自体が減ってきていて、もう長距離版くらいしか残ってないってのもありそうな話ですし。
    NATO自体が出たらロシアに勝てるというのもかなり怪しくなってきました。
    そもそもゼレンスキーだけでは無く西側の判断が絶望的に悪い。侵攻序盤以後実はずっと。適当な所で手打ちをする気が無いという制限された範囲内での動きだったのかもですが、ロシア側が「つまりこいつら普通の意味での停戦する気は無いんだな」と見て取られたらやりそうな事はおおむね把握されてしまいます。そして把握されてる。
    やっぱりどうせならF35も出しましょう。何よりもウクライナ国民とゼレンスキーとロシア軍が喜びます。win-win-winって奴ですよ。
    ゲームチェンジャーですよ。

    42
    • 4o
    • 2024年 9月 11日

    コレネヴォ占領なんて今の戦況じゃもう無理やろ。ロシア軍の反撃でウクライナの進撃ルートは完全に塞がれてるし、前進距離もロシア側の進展が著しい。
    ロシア軍はクルスク方面での防衛ラインを強化しつつ、ウクライナ軍の補給路を断ち切る動きを見せてる。ウクライナ軍は広大な領土を守るのが厳しく、特にクルスク方面では兵力の分散と補給の不足が顕著。
    ウクライナはこのクルスク州侵攻で、結局戦略的な目的を何一つ達成できんかった。ロシアはその間に自軍を再編し、ウクライナの前進を逆に利用して反撃の拠点を築くことに成功した。リソースを無駄に使っただけで結果的にロシアを有利にしてしまったんや。どうあがいても好意的に評価できる要素がないし、今回のクルスク侵攻は失敗と言わざるを得ん。

    70
    • NIVEA万能論
    • 2024年 9月 11日

    ロシア軍が本当にスナゴスト付近を確保すれば橋を破壊してグルシコフスキー地区のロシア兵を孤立させたというのは無に帰しますね。あれだけ動画発表して宣伝してたのに…

    38
    • たむごん
    • 2024年 9月 11日

    クルスク侵攻は、失敗でしょう。

    グルシコフスキー地区~スームィ州国境など、クルスク州西部(スームィ州東部国境)も素早く制圧して前線を短くする事にべきでしたが、ロシア軍の反撃を見ると余力がないのでしょう。
    クルスク原発・クルスク市方面は、塹壕線が築かれていることが報道されてきましたが、衛星写真を見ると道路沿いに構築されて素早い突破は厳しいからです。

    ポクロウシク方面ですが、ウクライナスク周辺が玉砕命令のような防衛作戦をやっていますが、本当に大丈夫なのでしょうかね?
    ウクライナスク防衛「3日間で増援の100人が0なった」、カルリブカ防衛「第11自動車化歩兵大隊は3ヶ桁の損失」となっており、ウクライナ兵に尋常でない損失が発生しているように見えます…

    (2024年8月29日午前6:23 Brady Africk @bradyafr X)
    (2024/09/03 ウクライナによる越境攻撃と原発の安全確保 衛星画像分析 小林 祐喜 笹川平和財団)
    (2024.9.2 侵攻921日目、ウクライナ軍がクルスク方面でマラヤ・ロクニャを占領 航空万能論)
    (2024.09.10 ポクロウシク方面の状況は依然として厳しく、ウクライナ軍の損害も甚大 航空万能論)

    35
    • 温泉
    • 2024年 9月 11日

    ロシアはこんなとこに反撃する戦力置いてたんかいな、というのが第一の感想ですが、過去の経緯を見てもロシアはスームィ地方の後方部隊を積極的に叩いてましたし、いろいろと布石を打ってたのかもしれないですね。
    ところで、ロシアがクルスクでの反撃開始と同時にポクロウシク方面の攻勢を強めた場合、ウクライナの対応はかなり難しいものになるのではないでしょうか。政治的・戦略的にどっちも捨てられない、捨てたとしても増援には間に合わない、という状況になりそうな……。

    34
      • Easy
      • 2024年 9月 11日

      なんでも,天才的なシルスキー閣下が「ポウロウシク方面とセリダボ方面を分割して別の戦略方面とする」という解決策を見出したそうですよ。
      これにより,「ポクロウシク方面は安定している」と「一方、セリダボとウクライナスク方面は厳しい戦いが続いている」と、切り分けて発表することが出来るそうです。頭良いですね!

      61
        • たむごん
        • 2024年 9月 11日

        なるほど頭良いですね、勉強になります。

        ドンドン切り分けていけば、延々安定していると言えるわけですね。

        33
        • cosine
        • 2024年 9月 11日

        オデッサ取られても言い続けてそう

        33
          • baka
          • 2024年 9月 11日

          ロシアはオデッサを欲しがってると思いますので
          ワンちゃん取りに行きそう何ですよね

          7
          • なない
          • 2024年 9月 11日

          オデッサを取られたら西側は完敗ですね
          最初から言われてますが
          ロシアとしては沿ドニエストル共和国と繋げたい所でしょうね

          21
        • 凄いですね
        • 2024年 9月 11日

        こういう知恵が回るのは元コメディアンだからでしょうか。流石です。
        この調子でクルスクも切り分けて、「我々は勝っている。作戦成功」とやるのかもしれない。

        30
          •  
          • 2024年 9月 11日

          シルスキーは元コメディアンじゃないぞ

          11
            • 凄いですね
            • 2024年 9月 11日

            発案:ゼレンスキー、広報:シルスキーでコメントしていました。言葉足らずでした。ご指摘ありがとうございます。

            8
        • 温泉
        • 2024年 9月 11日

        永遠に亀に追いつけないウサギみたいな話ですね。
        確かに、ウクライナを切り分け続け、なんなら亡命政府作ったりしながら「安定している」と言い続ければ問題なしです。
        どれだけ領土を奪われたか計算しなければいいだけです。

        9
    • 暇な人
    • 2024年 9月 11日

    スナゴストまでいっているというから分断されてる?
    クルスクは陣地戦ではないから動くときには一気に動くからね。

    東部に援軍送ってクルスクがスカスカになって反撃されているってことかな?

    18
    • nachteule
    • 2024年 9月 11日

     そんなのはウクライナとロシア双方で答えが出ていて、今年に入って両国とも劇的な侵攻が出来た場所はどんな所であったかを考えれば自ずと分かる事。

    3
    • 傍観者
    • 2024年 9月 11日

    クルスクはこの勢いだと命令は一兵も逃がさず包囲殲滅かな。いつもの三方向包囲で削りながら押し出すのとは違うようだ。

    31
      • よもぎ
      • 2024年 9月 11日

      一旦こうなってしまえば瓦解するまで時間の問題って気がします

      28
    • もへもへ
    • 2024年 9月 11日

    橋を落とされ孤立無援とされていた西側からの反撃も驚きましたが、一番の驚きはロシア軍が突出部の根元から攻撃してることですね。
    ロシア軍は正面の3方向から攻撃して撤退を強いる方法を多用してきただけに、今回の様な根元から包囲しようとする機動をした事は何か珍しいと思います。

    ウクライナは最後の予備とされている首都守備隊をクルスク方面に出して万が一に備えるべきではないでしょうか。

    ベラルーシからのキエフ直撃の可能性はかなり低いのですから。

    14
    • gepard
    • 2024年 9月 11日

    側面確保をしたいのかコレノヴォを突破して北上したいのか分からない攻勢を続けた結果、孤立していたはずの地域から根本に反撃を喰らい補給路を奪われ包囲の危機になった。

    この方面のウ軍の何かが恐ろしく無能だったか、ロシアの計画的な罠がついに発動したかのどちらがだろう。
    それにしてもたかが数十mのポンツーンを落とすのに浪費されたATACMSやHIMARSは何のためだったのか?

    39
      • P
      • 2024年 9月 11日

      >数十mのポンツーンを落とすのに浪費されたATACMSやHIMARSは何のためだったのか?

      動画映え

      51
    • 春の目覚め
    • 2024年 9月 11日

    朝日新聞が報じていたロシア軍の反撃はコレか
    これまでのように後退を強いるというよりは
    包囲殲滅を狙っている動きに見えます

    ウクライナがここで負けると
    ゼレンスキー政権は持たないでしょうね

    29
      • マミー
      • 2024年 9月 11日

      ウクライナ軍の精鋭と、西側の傭兵の可能性が高いから傭兵なら捕虜を取らず、皆殺しにしても問題無いよね。
      ポーランドは相当な数傭兵出してる見たいだけと戦後の言い訳考えてるのかね?

      36
        • 名無し
        • 2024年 9月 11日

        NATOの傭兵は捕虜にするなみたいな発言出てますよね

        13
    • 赤狐
    • 2024年 9月 11日

    コレノヴォがウクライナ軍がどうしても欲しかった理由ははっきりしてます。
    コレノヴォからしばらくはロシア領内を通るんですがウクライナに続く鉄道があるんです。
    つまり補給路が欲しいんですね。鉄道の方の。
    でもここに拘った事でロシア側に「あーなるほど こいつら自身も補給には不安を感じていたのか やはり!」とバレた。
    それでロシア軍は「じゃあここは渡さない 徹底して守る!」されてウクライナ軍は困ってしまったのです。
    北方突破したりあれこれしてみたのはどうにかならないかとじたばたしてみたって事でしょう。
    ですが、すっかり落ち着いて対処するのになれたロシア軍相手には無駄だったと言う事です。
    そして本当に補給が怪しくなってきて戦闘力が維持出来なくなってきてるんでしょう。
    これにポクロウシクとかの東部戦線の問題、ずっと粘っていたヴフレダル陥落間近とかある。落ち着いてウクライナ軍の兵士は戦えないんですよ。そして現地は暑い日本と違ってもう秋の足音が来てます。すぐに寒くなります。(ここにいても展望が無い……)と思いながらウクライナ軍は戦わないといけないが、ロシア軍が「まあまあそう言わずにゆっくりしていって 作戦成功したんでしょ?」と言わないばかりの動きをしてるわけですね。上手くいってないからこそのモスクワへの大量のドローン攻撃とかでしょうが、これなども苦し紛れと思われてるでしょうし実際そうでしょう。
    そして今はクルスクとポクロウシク周辺が注目の的ですが、俺はヴフレダルが本当に陥落したらそっちの影響が大きいとみています。最初はあまり影響ないように見えると思いますが、いずれはっきり出てきそう。
    そっちについてはウクライナ側がある種の懸念を感じていても最早間に合いません。
    この戦争はほぼロシア側の勝利で終わると思いますがその勝ち方がどうなるかが問題ですね。

    41
      •  
      • 2024年 9月 11日

      ウクライナ側の補給路の脆弱性とコレネヴォの重要性は攻勢初期からここのコメント欄ですら何度も言及されていたことですから、ロシア軍なら最初から把握していたと思いますよ
      ウクライナ軍も初期からコレネヴォの包囲機動を取りグレーゾーンを北西方向に伸ばしていましたし、すなわち初期からコレネヴォ正面をロシア軍が防御していたということです

      15
        • 赤狐
        • 2024年 9月 12日

        その通りでしょうね。
        ただ……、だとするとウクライナ軍の動きや戦略は最初から割と駄目だった事になります。
        奪取できるかどうか危うい場所を当て込んで計画を立てるとかかなりおかしな事をしてる事になる。
        失敗するべくして失敗した作戦って事になりそうです。

        5
    • らぐ
    • 2024年 9月 11日

    奪還されたゴルジェーエフカからC191504沿いにオレクシーイウカ、プィーサリウカ方面に進まれるとクルスクのウクライナ軍まるごと退路がなくなってしまうのでは
    さすがにロシア軍もそこまで冒険はしないだろうけど

    15
      •  
      • 2024年 9月 11日

      個人的には越境すると思います
      H07を遮断すればこの方面に展開するウクライナ軍は致命的な状態に陥りますし、そこまでの障害も非常に少ない
      おそらくこの攻撃は成功します

      15
    • Panzer
    • 2024年 9月 11日

    昨日あたりからロシア軍反撃開始の情報が出始めていましたが、ついにクルスクが大きく動きましたね。
    個人的には泥濘期までじりじりだと思っていましたが、想像以上にウクライナ軍を広範に引き延ばして戦力密度を低下させ自国領奥深くに誘い込んで一気に反撃するロシア軍の策略が着実に進んでいたのでしょう。
    この包囲殲滅が成功し仮にウクライナがクルスク左翼の戦力の5分の1でも喪失すれば、ただでさえ1万5千人の兵力で既に薄く引き延ばされているウクライナ軍は領土を維持できなくなり確実に瓦解していきます。

    このロシア軍の反撃が成功すればウクライナ軍の戦力が大きく削られると同時に、クルスクに於けるウクライナ唯一の戦略的アドバンテージであったグルシコヴォ方面のロシア軍の孤立も解消され、現状のウクライナ軍の戦力では最早どうにもならなくなるでしょう。

    そしてポクロフスク方面のウクライナ軍はもはや惨状の一言ですね…
    かつて在った絶対数の有利も2023年の西側支援停滞期の時間稼ぎで大量の兵士を失った事で消え去り、既に人海戦術をしている余裕などない中でその貴重な兵士数を絶望的なペースで削りながら死守している状況。
    これは、我々はウクライナ戦争という歴史に決定打が打たれた瞬間を目撃しているのかもしれません。

    35
    • Panzer
    • 2024年 9月 11日

    昨日あたりからロシア軍反撃開始の情報が出始めていましたが、ついにクルスクが大きく動きましたね。
    個人的には泥濘期までじりじりだと思っていましたが、想像以上にウクライナ軍を広範に引き延ばして戦力密度を低下させ自国領奥深くに誘い込んで一気に反撃するロシア軍の策略が着実に進んでいたのでしょう。
    この包囲殲滅が成功し仮にウクライナがクルスク左翼の戦力の5分の1でも喪失すれば、ただでさえ1万5千人の兵力で既に薄く引き延ばされているウクライナ軍は領土を維持できなくなり確実に瓦解していきます。

    このロシア軍の反撃が成功すればウクライナ軍の戦力が大きく削られると同時に、クルスクに於けるウクライナ唯一の戦略的アドバンテージであったグルシコヴォ方面のロシア軍の孤立も解消され、現状のウクライナ軍の戦力では最早どうにもならなくなるでしょう。

    そしてポクロフスク方面のウクライナ軍はもはや惨状の一言ですね…
    かつて在った絶対数の有利も2023年の西側支援停滞期の時間稼ぎで大量の兵士を失った事で消え去り、既に人海戦術をしている余裕などない中でその貴重な兵士数を絶望的なペースで削りながら死守している状況。
    これは、我々はウクライナ戦争という歴史に決定打が打たれた瞬間を目撃しているのかもしれません。

    2
      • Panzer
      • 2024年 9月 11日

      連投バグ失礼致しました。

      16
    • 山田
    • 2024年 9月 11日

    クルスク侵攻は負けず嫌いのゼレンスキー勅命のデタラメ作戦だと思う。アメリカも大統領選挙終わるまでは好都合なので黙認。

    10
      • 名無しの悪夢
      • 2024年 9月 11日

      「ウクライナ軍は目的を達成しクルスクから速やかに撤退を始めた」と言えば(体面的には)まだ間に合う?

      2
        • 納屋の戸
        • 2024年 9月 11日

        誰かさんが無期限占領を宣言したせいで撤退すなわち失敗なのが明らかなので…

        21
    • 名無し
    • 2024年 9月 11日

    川を使って分断するなら陸路で繋げるのは当たり前ですよね

    7
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