ウクライナ戦況

ロシア軍がヴェリカノボシルカで致命的な突破、トレツク市内でも大きく前進

DEEP STATEとRYBARは15日夜「ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進した」と報告し、ウクライナ軍はクピャンスク方面のオスキル川沿いでロシア軍を押し戻したものの、ヴェリカノボシルカ方面でロシア軍に致命的な突破を許し、ウクライナ軍部隊がモクリ・ヤリー川沿いで包囲されたかもしれない。

参考:Мапу оновлен
参考:Ворога вибито з колесниківського лісу
参考:Вчора ворог силами 10 ОВТ заскочив у Новий Комар

参考:Александро-Калиновское направление: прорыв в микрорайон Химколонка и освобождение микрорайона Забалка обстановка по состоянию на 18:00 15 декабря 2024 года

オスキル川沿い全体の状況は悪化しているため「ウクライナ軍がコリズ二キフカの森林地帯を取り戻した」とは素直には喜べない

DEEP STATEはクピャンスク方面クルフリャフカ方向のオスキル川沿いについて「ウクライナ軍がコリズ二キフカ集落の大きな森林地帯からロシア軍を追い払って足場を築いた」と報告。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

第92独立強襲旅団の無人機部隊(アキレス大隊)の指揮官も「クルフリャフカからザフリゾヴェ方向に南下する敵の前進をブロックした」「我々は前線を維持するだけでなく敵を排除する取り組みも行っている」「もうすぐコリズ二キフカの森林地帯から敵が完全に排除される」と述べており、ウクライナ軍はクルフリャフカ方向のオスキル川沿いで状況の改善に成功した。

但し、オスキル川沿い全体の状況は悪化しているため「ウクライナ軍がコリズ二キフカの森林地帯を取り戻した」とは素直には喜べないので複雑な気分だ。

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DEEP STATEはコンスタンチノフカ方面チャシブ・ヤール市内について「ロシア軍がチャシブ・ヤール中心部に向けて前進した」と報告、ウクライナ側やロシア側から投稿される視覚的証拠はチャソヴォヤルスキー耐火工場付近に集中しているため、チャシブ・ヤール市内を巡る戦いは運河方向からの正面攻撃=力押しで非常に前進テンポが遅いものの、それでも徐々に中心部に向けてロシア軍の支配地域は拡大している。

DEEP STATEはトレツク方面について「ロシア軍がザバルカ東地区郊外で支配地域を広げた」と、RYBARは「ロシア軍がジェルジンスキー鉱山北西の住宅地区で前進した」「ロシア軍がザバルカ西地区を制圧した」「ロシア軍がトレツク郊外の墓場まで前進した」「ロシア軍がトレツク郊外で支配地域をシェチェルビニフカ方向に広げた」と報告し、RYBARはトレツク市内の状況について以下のように言及した。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

“ロシア軍は幾つかの方向で敵の防衛を同時に押し切った。市内中心部ではマヤコフスキー通りのスーパーマーケット付近で戦闘が行われている。この拠点はウクライナ軍が市内に戦力を移動させるための集積地だったが、我が軍の支配下にジェルジンスキー鉱山が入ったため敵防衛ラインの安定は著しく損なわれた。さらにロシア軍は鉱山北西の住宅地区でも前進しており、これも鉱山に隣接するテリコン頂上からの敵排除がなければ実現不可能だった”

“3つあるテリコンのうち北側の2つはグレーゾーンで、ウクライナ軍によるテリコンの支配権奪還の試みは阻止されている。最近入手した視覚的証拠と現地からの情報を加味するとロシア軍は自信をもって前進しており、まもなくテリコン頂上に足場を築いて敵にさらなる困難をもたらすだろう。さらにウクライナ軍はザバルカ西地区を保持するためテリコン付近の道路を使用して戦力や物資を移送していたが、これもロシア軍の無人機部隊によって遮断され、我々はザバルカ西地区を完全に制圧した”

出典:Арсений 一番北のテリコン頂上から眺めるトレツク市内の様子

“テリコン群での支配を完全に確立させ、鉱山北西の住宅地区への攻撃が成功すればトレツク市内の北側部分を攻撃する条件が整うだろう。そのためにもロシア軍はテリコン群の制圧に集中することになるはずだ”

RYBARの評価は非常に具体的で真に迫るものがあるが、これはRYBARが主張するロシア軍支配地域が事実だった場合の話で、まだロシア軍がジェルジンスキー鉱山を制圧したことを示す視覚的証拠も登場しておらず、DEEP STATEの評価がRYBARに追いつくか、明確な視覚的証拠が登場するまで断定的なことは言えない。

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DEEP STATEはポクロウシク・ディミトロフ方面について「ロシア軍がダチェンスケ郊外に到達して集落がグレーゾーンに移行した」「グレーゾーンがゾリャからスロヴヤンカ方向に伸びた」と報告し、今のところロシア軍によるシェフチェンコの完全占領、ピシュチャネ方向への前進、ノボトロイツケから西への突破は阻止されている。

RYBARは「ノヴォホロディフカ方向にいた第425突撃大隊(スカラ大隊)が火消しのためシェフチェンコ方向に移動した。スカラ大隊が投入されるとシェフチェンコ付近の状況に直ぐ変化が起きたが、代わりにやって来た部隊の練度や装備はスカラ大隊よりも著しく劣り、ノヴォホロディフカの北でロシア軍の新たな成功が期待できる」と言及した。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

DEEP STATEはクラホヴェ・ヴフレダル(南ドネツク)方面について「グレーゾーンがソンツィフカからペトロバヴリフカ方向に伸びた」「グレーゾーンがウスペニフカから貯水池方向に伸びた」「ロシア軍がゼレ二フカ郊外まで前進した」「ロシア軍がスキ・ヤリから西にC-051104方向へ前進した」「ロシア軍がゼレ二フカとスキ・ヤリの間にポケットが生じた」と報告。

ロシア軍は一気にゼレ二フカ西郊外まで前進し、ゼレ二フカ~スキ・ヤリ~コンスティアンティノポルスケのラインには2つのポケットが登場、恐らくロシア軍は前線位置を平らにするためポケットの掃討を行う可能性が高く、コスティアンティニフカ~ゼレ二フカまでの渓谷ラインがロシア軍に占領されるのは時間の問題で、本当にクラホヴェの補給ルート=N15は北と南から物理的に遮断されるかもしれない。

出典:管理人作成(クリックで拡大可能)

DEEP STATEはヴェリカノボシルカ方面について14日「マカリフカ方向で戦う兵士らから話を聞いた。モクリ・ヤリー川を渡河した敵はストロジェベ西郊外に足場を築こうしている。さらに敵の車輌や歩兵はスタロマイオルケとリヴノピルを結ぶ道路を平然と移動し、ネスクチネ方向への攻勢を続けている。そのためマカリフカを守るウクライナ軍部隊の後方は完全に遮断されるかもしれない。この方向の上位司令部=ヴェリカノボシルカ戦術グループ(TG)は各旅団とドネツク作戦・戦術グループ(OTG)との橋渡し役に過ぎず、上級指揮官もいないため何を決めるにもドネツクOTGに相談する必要があり、独自の決定を何も下せない」と言及。

15日夜には「ロシア軍が再び装甲部隊でノヴィ・コマールに侵入した」「最低でもロシア軍兵士50人がノヴィ・コマール集落の建物や地下室に取り付いた」「ロシア軍がストロジェベ南郊外に足場を築いてマカリフカ方向の道路を遮断した」「ロシア軍がリヴノピル北東の高台からストロジェベ方向に前進した」「(モクリ・ヤリー川西岸の高台方向からグレーゾーンが伸びたため)マカリフカはロシア軍によって事実上包囲された」と報告し、モクリ・ヤリー川沿いの状況も厳しいが、ヴェリカノボシルカは再びO-0509のアクセスを物理的に切断されてしまった。

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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ

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コメント

    • 七資産
    • 2024年 12月 16日

    穴塞ぐ予備おらんなあ
    脱会も10ヶ所抜かれて一つ取り返すくらいがやっと

    38
    • 匿名希望
    • 2024年 12月 16日

    >RYBARは「ノヴォホロディフカ方向にいた第425突撃大隊(スカラ大隊)が火消しのためシェフチェンコ方向に移動した。スカラ大隊が投入されるとシェフチェンコ付近の状況に直ぐ変化が起きたが、代わりにやって来た部隊の練度や装備はスカラ大隊よりも著しく劣り、ノヴォホロディフカの北でロシア軍の新たな成功が期待できる」と言及した。
    シェフチェンコを塞いでも今度はディミトロフが…って感じですか
    まだ続ける気ならいよいよ動員年齢を引き下げないとダメですね
    それもいま奮闘してる精兵がいなくなる前に

    27
    • 匿名希望
    • 2024年 12月 16日

    >RYBARは「ノヴォホロディフカ方向にいた第425突撃大隊(スカラ大隊)が火消しのためシェフチェンコ方向に移動した。スカラ大隊が投入されるとシェフチェンコ付近の状況に直ぐ変化が起きたが、代わりにやって来た部隊の練度や装備はスカラ大隊よりも著しく劣り、ノヴォホロディフカの北でロシア軍の新たな成功が期待できる」と言及した。
    シェフチェンコを塞いでも今度はディミトロフが…って感じですか
    まだ続ける気ならいよいよ動員年齢を引き下げないとダメですね
    それもいま奮闘してる精兵がいなくなる前に

    3
    • たむごん
    • 2024年 12月 16日

    ヴェリカノボシルカは、河川が低地なので東西方向が弱点です。
    ヴェリカノボシルカ北側は、東西方向から丸見えになるんですよね…

    ヴェリカノボシルカ東側は、東に向かって緩やかな登り坂。
    ヴェリカノボシルカ西側は、西に向かって急になっています。

    ロシア軍確保の南西側は高さがあり、南西〜西はフラットです。
    凹地で防衛してる訳ですが、東側と南西側の突破がそもそも想定外なんでしょうね…

    ウクライナ軍の兵力不足を感じます。

    31
    • ありあり
    • 2024年 12月 16日

    クラホヴェはロシア軍に制圧されるだろうなとは思ってましたが、なんかアンドリフカまで危なくなってきましたね。

    18
      • toto
      • 2024年 12月 16日

      むしろ、N15に至れば補給路を失ってクラホヴェは自落するから、優先順位がクラホヴェ制圧よりも、N15からアンドリフカに至れる経路を確保することに切り替わっている気もします。ウクライナ側がクラホヴェから撤退できずにいるうちに、後方を荒らしてしまえと。

      40
        • ポンポコ
        • 2024年 12月 16日

        そうそう、北と南からアンドリフカで合流ですね。

        そうなるとロシア軍がクラホヴェなども含めて南ドネツクを制覇ですね。残るドネツクは北側のスラビャンスクだけになりますね。

        15
      • cosine
      • 2024年 12月 16日

      そここそが、実質的に東と南の合流地点でしょうから。そこから北へも向かうための。

      22
    • toto
    • 2024年 12月 16日

    ロシア軍がノヴィ・コマールを狙ってくるのは分かっているのに、一度奪回したはずの拠点に再度の侵入を許すというのは本当にキツイ。これでまたノヴィ・コマールに奪還の増援を送れば、前回のブラホダトネ同様、今度はストロジェベが奪われてしまうだろうし。北・南・西から脅かされるというのは、局面として詰んでいる気がする。

    26
      • ポンポコ
      • 2024年 12月 16日

      ノヴィ・コマールは、焦点の地でここをとられるとヴェリカノボシルカのウクライナ軍はこまーるのですね。南北の補給路が遮断されますからね。だから、ウクライナ軍も一度は奪還したのでしょうね。

      そのヴェリカノボシルカは、そこがとられると、ロシア軍はザボリージャ州へ裏から回れるし、または直接ドニプロペテロスク州に進撃できてしまいます。そちらにはウクライナ軍はいないみたいですからね。だから、ここはウクライナ軍はけっこう難しいですね。

      13
    • 匿名
    • 2024年 12月 16日

    北朝鮮兵が全滅だの誤爆だの騒いでる場合ですかね?ウクライナの情報機関()とやらは。

    47
      • 朴秀
      • 2024年 12月 16日

      西側の支援を繋ぎ止めるため
      景気のいい嘘を流すのが仕事なんでしょう

      誤算は自国の指導部が自分らの流した嘘に基づいて戦争をしているっぽいことですが

      48
      • nachteule
      • 2024年 12月 16日

       そりゃあ下手に激戦地のネタ出したら敵に塩を送りかねないですから大して戦局にも影響しない様なネタで内外に情報発信するしかないでしょう。
       国民に対して重要施設や設備・損害箇所の映像とかロシアに対して攻撃目標を与えるか損害評定出来るようなソース投稿したら罰すると言っている以上そんな情報しか漏れてこないのは当たり前の話です。

       ロシア内の攻撃一つ取っても何処に何があるとかどのルートが手薄でどんな防御兵器があるとかの情報を大凡把握した上で成功率や損害を増やすように努力はしてるんで、北朝鮮の損害はATACMSとかの兵器だけが有れば発生するもんでもないです。
       情報機関としての成果発表しているのもあるから目くじら立てるほどの事もない。

      14
      • 774
      • 2024年 12月 16日

      昨日今日出ててきた北朝鮮関連の発表は英国人義勇兵が死んだ理由が事故でなく味方から殺害されたと判明したニュースをかき消すのが目的と予想

      35
      • Mr.R
      • 2024年 12月 16日

      なんでや! アゾフスタリ製鉄所の捕虜少なくとも50人は殺害した(と言われている)捕虜収容所の責任者を自動車爆弾で吹っ飛ばしたりしてるやろ! あとザポリージャを走行中の列車を脱線させて燃料輸送車40両をオシャカにしたりとか
      前線に影響がない? それはそう。

      6
        • ポンポコ
        • 2024年 12月 17日

        Mr.Rさん、

        捕虜を50人殺害というのは、ドンバスの捕虜収容所での爆発のことですか?それなら、あれはウクライナ軍のミサイルではないかな?また、それのらマリウポリ方面の捕虜でもアゾリフタ製鉄所のあの捕虜ではないかも。

        5
    • マンゴー
    • 2024年 12月 16日

    一旦防衛線が決壊すると、氾濫が止まらないな……
    所々必死で押し戻しているのか分かるが、ロシア軍の勢いが強すぎる……
    しかしヴェリカノボシルカ近辺の状況は急速に悪化してますね、もしかしたらクラホヴェ周辺よりかなり致命的な状況かもしれない

    22
    • nk
    • 2024年 12月 16日

    オスキル川東側で森林地帯取り戻したと、、オスキル川東側は兵站で見れば即日撤退してオスキル川西側のクピャンスク周辺の防衛を厚くするのが合理的だと思うがきっと良い作戦があるということなんでしょう。
    他の戦線もなかなか突破され過ぎて何が起きたという感じですが、アンドリイフカ以東は今年中にロシアに占拠される様に見えるしヴェリカノボシルカもこれは長くは保持出来そうも無いので、陥落後はロシアの今以上の早さの進撃をヴェリカノボシルカ方面で見ることになりそうだ。

    12
      • マンゴー
      • 2024年 12月 16日

      私に良い考えがある(棒)
      でもコンボイ司令官は、意外と殆どの作戦を成功させている有能司令官なんですよね……

      14
    • 理想はこの翼では届かない
    • 2024年 12月 16日

    複数方面で「これはダメみたいですね」と言いたくなる状況ばかりで笑えない。草すら生えない
    一部地域は防衛できていたり押し返せたりはしているけど、全体からすれば本当に一部でしかないので、今後の展開は悪化するだけにしか思えません

    22
      • 田舎者
      • 2024年 12月 17日

      ”全体“と言えば、シリアのロシア軍が撤退しているので、現状優勢なウクライナで加勢するのではないでしょうか?

      一部ウクライナ兵がシリア情勢に影響したとの報道もありましたが、クルスク同様にまた藪蛇になるのかもしれません。

      5
    • Mr.R
    • 2024年 12月 16日

    こんな状況でジリジリ前進し続けているリプシ北の部隊は何者なんだ······まぁ全体に影響が全くと言って良いほど無いからロシア軍も適当に戦って無理せず後退しているだけかもしれないけど。

    12
      • paxai
      • 2024年 12月 17日

      ウクライナって兵士が転属願出して他所の部隊に入れる仕組みですから。募兵欄に普通に書いてあるしかなり大規模に行われてると思う。 
      そんでもってウメロフが今月発表した軍改革で各旅団毎に強い権限を持つ会計者を設置するらしい。
      単に金を管理するのではなく軍需物資の入札までやるらしい。 

      ロシア軍はガチガチ故のデメリットに苦しんでいるからその逆の旅団分権型の軍隊を志向するのは分かる。(まあ軍隊ってのは中央集権型だ標準でしょうからウクライナは珍しいタイプだと思う。)

      その結果として旅団毎の戦闘力差は人的にも物的にも非常に大きくなってるんじゃなかなと。
      ただ戦争は攻守共にラインを構築するものなので強弱激しいと運用しにくいよね。

      9
        • 通りがかりさん
        • 2024年 12月 17日

        汚職の元としか思えないんですがそれは。。。ウクライナは一体どんな組織を目指しているのか。
        まぁ、集中管理が崩壊してるのはよく分かるので次善の策なんでしょうが。

        17
          • cosine
          • 2024年 12月 17日

          ゼレンスキーの保身都合のク◯命令という枷が外れて現場の裁量でやらせた方がうまくいきそうなような。
          そうなった場合もはや国軍と呼べる代物ではなくなるでしょうけど。

          戦いたい者は戦う。逃げたい者は逃げる。寝返りたい者は寝返る。
          そうなれば、ある意味自由主義の体現者になれたのだといえるのかもしれません。

          6
        • 帝国
        • 2024年 12月 17日

         マイダンクーデター後、オリガルヒの私兵やら愚連隊紛いの民兵やら”ネオナチの突撃隊”やらが国軍化し政府軍に加わった経緯があるわけで。
         となれば敗戦必至の中、先祖返りで”民兵化”してもおかしくはないのでしょうねえ。ま、単なる”独立愚連隊化”かもしれませんが。
         女王バチが死ぬと、そのフェロモンで従順だった働きバチは勝手にやり出し蜂の巣は統制が喪われ、冬の寒さの中で滅ぶと言いますが、バンコバも死に体化してそれに近くなってきたのかもしれません。

        4
    • cosine
    • 2024年 12月 17日

    もしかしたらクピャンスク周辺はロシア軍の中級くらいのレベルの兵達の実戦訓練場扱いにされているのかしれない?撤退訓練も含めて。

    11
    • kitty
    • 2024年 12月 17日

    USDKRWを見守るスレの

    「なんとか今日も致命傷ですんだニダ」

    のコピペを思い出した。

    6
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