ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは17日、ハルキウ方面について「ロシア軍がライボケからリプシ方向に支配地域を拡大させた」「ロシア軍がルクヤンツィからリプシ方向に支配地域を拡大させた」と報告し、これが事実ならリプシ方向の状況は悪化する一方だ。
参考:Хроника специальной военной операции за 17 мая 2024 года
参考:Хроника специальной военной операции за 16 мая 2024 года
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは17日から戦況マップを更新していないため、ウクライナ人から見た前線状況との比較が出来ない状況
ハルキウ方面はロシア軍がリプシに迫っていることを示す視覚的証拠が登場し、ゼレンスキー大統領も「ロシア軍の突破距離は最大10kmだ」と言及したが、ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARも17日「ロシア軍がライボケからリプシ方向に支配地域を拡大させた」「ロシア軍がルクヤンツィからリプシ方向に支配地域を拡大させた」と報告。
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは17日から戦況マップを更新していないため、ウクライナ人から見た前線状況との比較は比較が出来ず、ロシア人が主張する支配地域だけがどんどん拡大している。
因みにRYBARはドネツク西郊外方面についても「ロシア軍がヘオリフカ集落の南部分をほぼ制圧した」と報告、視覚的にもロシア軍がネタラブ集落内の西端=Ⓐに到達したことを示す視覚的証拠が登場した。
RYBAR以外のロシア人ミルブロガーはハルキウ方面を含む全ての戦線で「もっと過激な前線位置=ロシア軍の前進」を主張しているが、どれも視覚的証拠に裏付けられておらず、暫く様子を見なければ何とも言えない状況だ。
追記:RYBARは18日「ロシア軍がクラスノホリフカ市内の病院まで支配地域を広げた」「ロシア軍がクラスノホリフカ市内に西端まで支配地域を広げた」と報告した。
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※アイキャッチ画像の出典:Сухопутні війська ЗС України
本当にドニプロ川を堺に国境線ができてしまいそうだ・・・。
ハリコフが落ちたら流石に西側は損切りに入るでしょうね。莫大な資金と装備をあげて負けるんじゃ勝ち目は薄いですから。そこまで落ち目になってしまうと私はウクライナ西部で革命が起きて西側寄りの新しい緩衝国が出来上がるんじゃないかと思いますが。
ブリンケンの発言は空言になりそうだな
それだと結局開戦直後の停戦交渉に合意したほうがはるかに良かったってことになるね
ロシアは右派もドニプロ川から東を取れればそれで概ね満足みたいだからかなり得るものがあったことになるけど
ウクライナは膨大な死者重傷者は出るわインフラは破壊されるわ財政赤字は増えるわで本当に骨折り損のくたびれ儲けとしか言いようがない
DEEP STATEが、重要局面で戦況MAPを更新できていないのは、少し気になります。
ハリコフ方面だけでなく、アウディーイウカ西部(マリンカ~オチェレティネ)も後退していっていますね。
ブトゥソフ氏が、ロシアのドローン優勢について触れていますが、管理人様の過去記事と合わせて考えると厳しい戦場ですね。
ウクライナ前線兵士が、意欲的に陣地を維持しても、強烈なプレッシャーが続く事になるからです。
ウクライナ上層部が、土地に固執した結果、兵士の死傷が酷い事になってそうですね。
ゼレンスキーライン、後方に防衛ラインの建設が終わったとしても、兵士が不足している事になりそうです。
>我々の上空を敵のFPVドローンが絶え間なく飛んでいる。本当にかなりの量が戦場上空を飛んでおり、100万機のドローンを手に入れたのは我々ではなくロシアの方だった。
(2023.12.6 砲兵の優位性を揺るがすFPVの大量投入、兵士1人であっても攻撃対象に 航空万能論)
(2024.05.17ウクライナ人ジャーナリスト、敵はリプシから2kmの地点に迫っている 航空万能論)
>DEEP STATEが、重要局面で戦況MAPを更新できていないのは、少し気になります。
ロシアの電子戦による通信妨害で現地との連絡が取りにくくなってるのかな?
それもありそうですね。
どこかの戦線だけでも更新できそうですが、丸々ストップしているのであれば気になりますね。
1.前線の動きが急過ぎて確度のある情報が得られない。
2.電波妨害などで通信が取れない。
3.ウクライナ側の情報統制で取材や発表が妨害されている。
4.ただのお休み。
管理人様、お疲れ様です。
追加で
5.通信機器落とした・・・
6.情報をくれてた人がいなくなった
7.DEEP STATEの管理人が動員された
気になる所ですね…
そういやDEEP STATEの管理人の情報は全然知らねえわ。どんな人なんやろ。
RYBARはミハイル・ズヴィンチュク氏が代表で報道1930で顔出しインタビュー受けてたけど。
ロシア側は少人数コマンドの浸透戦術ですから、物理的にはかなり進出出来るんでしょうが、それが軍事的な支配地域にはならないので。
しばらくはロシア側発表は「そこまでがグレーゾーン」という感じでしょうね。
第1防衛線みたいなものは恐らくない。
あっても簡易的なものでスロビキンラインみたいなものではない。
住民が生活していたことを考えると地雷もないだろう。
リプシの防風林が第一防衛線だったんじゃね?
50.227929175973614, 36.40976282589721
リプシ側はガッツリ援軍入ったようなので、当分は保ちそうですね
課題はヴォフチャンスク側と、クピャンスクまでの補給線
そしてそもそものロシア側の目論見通りにチャシブヤールやらから援軍割かざるを得なくなって既存戦線が薄くなった事ですか
リプシはハリコフ直撃あるいは包囲、ボルチャンスクはウクライナ・ドンパス軍集団の包囲作戦に発展する可能性が大きいとの見立てがある。どちらを選ぶか、あるいは両方やるか、限定的な緩衝地帯の設置に留まるかは露軍首脳部の選択次第とみられる。元米軍大佐のラリー・ジョンソンはウクライナ軍の兵器の輸送・メンテナンス・予備軍、今後の動員の見通し、西側の兵器の供給、物流全般を考慮して夏までにウクライナ軍は継戦能力を失うと見ている。
ハリコフは100万人都市で現在の露軍の兵力では攻略は難しいと見られている。しかし日本の戊辰戦争では新政府軍1万人が人口100万人を超えた首都江戸を無血開城占領し彰義隊の抗戦も粉砕したという歴史がある。江戸で市街戦を避けた西郷隆盛と勝海舟は偉かった。幕府軍には戦闘能力があり榎本艦隊も無傷の状態で残存している状況で外国軍の介入も避け開城の決断をしたのは後世褒められる価値は十分にある。今後考えられる悲惨な状況を避けるためにはハリコフは無防備都市宣言を行い破壊を避けるべきだと思われるがゼレンスキー政権のNATO軍の介入を催促するがごとき行動はウクライナにとって大きな悲劇だ。
東側の国は人的損失や焦土作戦に対する心理的抵抗が低いからね〜
西側になりたいウクライナとて所詮は蛙の子は蛙、ソ連の子だ。中身は同じ
開戦当初、スーウィ当たりの都市が、何か宣言していたような気がするんだけど。何がどうなったのか、その後不明。
ハリコフ市長がどうするか?
ハリコフ市は・・・・まぁ、軍が市内に立てこもるだろうな。
そもそも、ウクライナ西部の民族主義者にとって、選挙のたびに自分たちと異なる東部やドンバスが崩壊状態になるのは、ザマァな話のような気がする。