DEEP STATEは19日夜「ロシア軍がクルスク方面とクラホヴェ方面で前進した」「敵は両翼からクラホヴェ包囲を狙っている」と、RYBARも「ロシア軍がクルスク州ノヴォイヴァノフカを奪還した」と報告し、ロシア軍兵士はクルスク方面とクラホヴェ方面の各拠点で国旗を掲げた。
参考:Мапу оновлено
参考:Історія “Успенівського мішка” завершена
参考:Хроника специальной военной операции за 19 декабря 2024 года
参考:Оживление Запорожского направления, продвижение под Курском, удары по 404 — сводка за 19 декабря
今度はウスペニフカ・ポケットが形成されることになった側面への攻撃に注意が払われることを期待したい
DEEP STATEはクルスク方面について「ロシア軍がクルグレンコー集落に侵入した」「ロシア軍がポグレブキの西で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がノヴォイヴァノフカを奪還した」と報告、視覚的にもロシア第155海軍歩兵旅団の兵士がノヴォイヴァノフカ東郊外=Ⓐで海軍歩兵旗を掲げる様子が登場した。
この方向におけるロシア軍の目的はマラヤ・ロクニャの奪還だと思われ、ウクライナ軍とロシア軍は38K-030と38H-449が交差するノヴォイヴァノフカを巡って戦いを繰り広げてきたが、そのノヴォイヴァノフカがロシア軍に奪い返されたというのはクルスク方面における特筆事項だ。
さらにロシア軍は38H-449に対してクルグレンコー方向からも迫っており、両拠点の一帯を失うとマラヤ・ロクニャの西側面が露呈し、この拠点を失うと38K-024沿いに伸びる突出部が刈り取られるかもしれない。
DEEP STATEはクラホヴェ・ヴフレダル(南ドネツク)方面について「ロシア軍がコンスティアンティノポルスケを占領した」「ロシア軍がゼレ二フカの大部分を支配している」「ロシア軍がゼレ二フカとスキ・ヤリの間のポケットを占領した」「ロシア軍がゼレ二フカ南西方向で支配地域を広げた」と報告、視覚的にもロシア軍兵士がコンスティアンティノポルスケ集落内=Ⓐで国旗を掲げる様子、ロシア軍兵士がゼレ二フカ集落内=Ⓑでロシア帝国旗を掲げる様子が登場。
さらにDEEP STATEはクラホヴェ方向の状況について「ウスペニフカを巡る戦いは終わった。敵はトルダベとウスペニフカを占領し、新たな方向で活動を活発化させている。ロシア軍はスターリ・テルニーからアンドリイフカに進もうとしており、ゼレ二フカからもコンティアンティノピルを経由してアンドリイフカに進もうとしている。今度はウスペニフカ・ポケットが形成されることになった側面への攻撃に注意が払われることを期待したい」と述べている。
因みにDEEP STATEは「ロシア軍がポクロウシク・ディミトロフ方面で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がオリヒウ方向で前進した」とも報告しているが、上記に比べればかすり傷程度なので今回は取り上げない。
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※アイキャッチ画像の出典:Воин DV
ウクライナ軍も負けじとロストフ州の工場に対して、ATACMS 6発とストームシャドウ 4発を撃ち込んだみたいですね。
実際問題ストームシャドウって何発くらい供与されてるんでしょうか。
大元のイギリス自体の生産数はそこまで多くなさそうなので数十発くらだと思いますが、貴重なストームシャドウを弾薬工場に撃ち込むよりもっと有意義な目標があるような気がします。
工場相手なら今まで通りドローンでもいいわけで。
どうもウクライナは物が無くなればすぐ追加供与されると思って、適当に使いすぎのような気がします。
支援が要求すれば出てくると思っている節がある事と、約束を守らない事を考えるともうウクライナは先が無いでしょう
もう停戦すら無いかもしれないと思っています
クルスクもクラホヴェも、退路を絶たれたら悲惨ですね。
ギリギリまで粘れば、兵士=武器を多く失うかもしれません。
プーチン大統領が、年末恒例イベントをやってましたが、クルスク奪還に期限を言わず拘ってましたね。
二重投稿すいません。
「ロシアは約束を守らない」「人海戦術であるだけ全部使ってしまう」
もへもへさんをはじめウクライナ支持者の決まり文句でしたがなんのことはない。
主語を入れ替えただけの話でしたとばれてしまいましたからね。
しかもシリアの件でウクライナの成果、ロシアの不手際を大げさに主張したせいで
下手な停戦をしたらシリアの二の舞、騙されてモスクワ焼き討ちされるだけと周知されてしまった。
「ウクライナは約束を守らない」「人海戦術であるだけ全部使ってしまう」
さて、そんな存在と約束が出来ますかね?
ロシアはそんなのとすら約束しようと試みましたが。
ウクライナがミサイルの消耗戦に、勝てる算段があるんでしょうかね?
停戦交渉のための抑止力も、備蓄がなくなればなくなるわけで、足下を見られる事にもなりますし。
イギリスの工業力、ボロボロなのは仰る通りで、トヨタ移転で泣いてたくらいなんですよね…
>>工場相手なら今まで通りドローンでもいいわけで。
その長距離ドローンも電力不足や工場の空爆により生産がままならいのでは?
保管庫狙われたら元も子もないので出し惜しみしていない印象。
射程内にある軍需工場なんて、巡航ミサイルにとって最良の目標では?
これ以上の目標なんてそうそう無いと思いますけど…。
ロシアも警戒しているので、低速のドローンでは大半は撃墜されます。
1、2発すり抜けたところで工場の屋根に穴が開くだけで、設備に致命的なダメージは与えられません。
政治的にはともかく、軍事的には今回のウクライナの攻撃は全く問題ないかと。
>貴重なストームシャドウを弾薬工場に撃ち込むよりもっと有意義な目標がある
>適当に使いすぎ
ストームシャドウやATACMSといったミサイルの使用と目標選定は米英ら政府が権利を握り、ウクライナには何ら権限がないんで、ウクライナ軍/政権を批判しても意味がないです。
つまり、米欧ら政府がロシアの報復を具体的に念頭に置いた上で目標を選び、ロシアに嫌がらせ攻撃を続けてる。効き過ぎると米欧らへの核報復まであり得るのだから、ショボい目標しか狙えない。所詮負け確なんだから、なら止めればよいのだが、”嫌がらせをし続けないと悔しくて死んじゃう””プーチンに止めろと言われて止めるのは、メンツが立たないから絶対に止めない”というガキじみた感情論でやらかしてんでしょ。ショボい目標を撃っている分には、報復はほぼほぼウクライナに行われるという暗黙のゲームだと米欧らは思っているんだろう。
流石にドローンだってそこまで万能じゃないので何でもかんでもドローンを使えばいいって話にはならない。
パッと考えただけでも速度、ステルス性、炸薬量、貫通力の問題とかある訳で確実な成果を高確率で得たいと言うならウクライナの選択肢は間違っていないと思う。何で工場狙うだけで貫通力の話が出るんだと言えば旧ソ連とかの作った工場とかで頑丈な建物があるから。
少なくとも長距離攻撃に関しては情報部が工場の情報や防空体制とか色々調べたうえでやっている筈なので、成功させるにはドローンでは難しいと判断している可能性が高いと思う。
そうでなければある程度数が出来ているドローン型巡航ミサイルのペクロを使っていると思う。
常々思いますが、ウクライナの出す試算が当たった試しなんてありますか?
南部反転攻勢にせよ、クリンキにせよ、クルスクにせよ余りに雑な試算でGOが出されたんじゃないかと思わざるを得ないです。彼らの試算とやらに振り回されてもロシアに勝てるでもないんじゃ、信じるだけ無駄では…
私が西側長距離兵器によるロシア本土爆撃について聞いた時はロシア本土の空軍基地を叩くためと聞いていました。
しかし長距離兵器の導入以来、ロシア空軍の活動を制限できたと言う報告を聞きません。
これもそうですが、ウクライナ政府は西側にとっての難題をふっかける割に、西側が下した苦渋の決断に対して戦果が薄すぎる。一体何の根拠があって無理難題を要求しているのかが見えてきません。
クルスクもクラホヴェも、退路を絶たれたら悲惨ですね。
ギリギリまで粘れば、兵士=武器を多く失うかもしれません。
プーチン大統領が、年末恒例イベントをやってましたが、クルスク奪還に期限を言わず拘ってましたね。
追記です。
ポクロウシク方面、ウダチネ~ソローネの間に、開発中の鉱山(?)のようなものがGoogleMapの衛星写真で見えます。
ロシア軍の進軍方向にあるのですが、これが何か御存じの方いらっしゃいますか?
48.22457554184517, 37.0341704019044
ロシア語で調べましたが何も出てきませんでした。しかし、周囲より標高が30m以上高いのでテリコンである事は間違いありません。想像ですが、近くのポクロフスク炭鉱から出た廃棄物はここに積まれているのでしょう。
情報ありがとうございます、お手数です。
ロシア軍はシェフチェンコ付近から見て、西北西~北西に向かっていく流れますが、ここを確保しにいく動きになるかもしれませんね。
(2024.12.19 侵攻1030日目、ポクロウシク方面に生じた防衛ラインの裂け目が拡大)
以前、ボグレブキへ侵入しようとした露軍はコテンパンにやられた。
かなり強力なウ軍がいたのだろう。
西側からマラヤに取り付き、東側からも来られたら細長い3方包囲になる可能性がある。
スジャ南方の補給路も脅かされそうな戦況で、さらなる援軍は可能なのだろうか。
なんだかんだウクライナもよく耐えてるもんだ
ロシアも余裕があるわけじゃなさそうだし、トランプに変わってからの動き次第で逆転もトドメもあり得るな
逆転はあり得ないでしょう。ゼレンスキー政権である限り。
反転攻勢できる! 全領土奪回できる! クルスクからモスクワまで進める! ロシアを倒すこともありうる! と叫ぶだけで、地道な内政努力は一切放棄、汚職に塗れ、痛みを伴う改革は先送り、自分達は「やらない、やれない」、でも「支援はもっと寄こせ、NATOに早く入れろ」
この政権の所業を“よく耐えてる”と評価できないウクライナ人は、2年以上前に出国して何百万人も帰ってきていない。また、この2年10か月で消費された西側諸国の軍需物資や税金とて、戻ってくることはなく、補充すらおぼつかない。
まるでゼレンスキー政権が退陣したら逆転があり得るかのような書き方ですが、そんな訳ないと思いますよ。
ウクライナが負けるのは単に地力の差が大きいからでしょう。
地道な内政努力をしたところで勝てる戦争ではありません。
政治主導の作戦が無ければもう少し楽だったろうとは思いますが、無かったところで逆転出来るほど小さな差じゃないですよ。
①これまで以上の規模での軍事支援
②ウクライナにおける徴兵年齢の拡充
③ロシア領域全土への長距離兵器による攻撃許可
上記の三項目がクリアー出来れば膠着状態にはもっていけるんじゃないでしょうか?これらが許可された場合の想定として、
①アメリカ国内におけるトランプ政権支持率は低下
②ウクライナの人口分布が壊滅し、積極的移民政策を実行しない限りは将来的なビジョンは殆ど失われる
③ロシア側からの戦術核兵器の使用
などが考えられますね。
つまりNATO軍投入と言いたいのですか?NATO入りですら無理ですけども。
何をどうトランプが動いたら勝てるのか分かりかねますね。ハート2つも付いていますけど、何を期待しているのだろう。
もうクラホヴェ何てほっといても落ちるし
今の目標はアンドリイフカだろ
ウスペニフカの下の要塞はウクライナにしては珍しくまともだったのにこうも簡単に制圧されるとはちょっと意外だった。
もう人間がまともに居ないんだと思う。
過去の戦況図見る限り、ウスペニフカの南の要塞は11月14日前後から耐えていたので”簡単な制圧”ではなかったでしょう
ウスペニフカへ通じる補給路さえ万全ならば・・・
ぎりぎりまで耐えて、ハニフカやロマニフカの残存兵が撤退する時間が稼げていれば十分役割を果たしたと言えます
撤退してくれていれば、の話ですが
コンティアンティノピル付近でN15を遮断されるととても巨大な大釜が誕生しますね。
N15の途中で道なき道を北上しようとしても河川がある上にカホフカダムの爆破で平時よりひどいことになってそう。
急募)
ここからモスクワ行く方法
「寸鉄帯びず、第3国経由で普通に旅行したら良いんじゃない?今も含めロシア入りしてるウクライナ人は千万人近くいる。ロシアに入国して米欧系の第3国に出国してるウク民も多数いるというし」と真面目にボケてみる。
実はゼレンスキー大統領がモスクワに行く方法がありますよ。
国民を庇い全ての責任を負ったゼレンスキー大統領が、ロシア政府に首を差し出せばモスクワ(にあるルビャンカ)に行けます。丁度プーチン大統領が年末恒例の記者会見で「ゼレンスキー大統領に政治亡命を提供する用意がある。”ロシアは誰も拒否しない”」と言ったところですし。
キエフ行く方が早いし楽だと思うんですけど?
モスクワに行く方法で思い出したが、クルスク攻勢の開始時期には「モスクワまで打通だ!」的な兵站無視の計画を立てる日本国民も居ましたね。あの時点でも夢のまた夢、今となっては酔っ払いの妄言以下ですが、、
アンドリーウカ-ポクロウシク間はロシア軍に既に制圧されたので、アンドリーウカでも抵抗は難しいでしょう。全く準備出来てないドニプロ方面から支援物資を送り続けるのか…苦境のヴェリカノヴォシルカやポクロウシク南面に送るか…最早ウクライナに戦術的選択肢はあるのか…