RYBARはフリアイポレ方面について13日「ロシア軍がダニリウカを占領した」「ロシア軍がP-85の移動を物理的に遮断した」と報告し、ウクライナ軍はウスペニフカ防衛を犠牲にしてでも守りたかったフリアイポレへの主要補給ルートを失った格好だ。
参考:Движение к Гайчуру обстановка на Восточно-Запорожском направлении
ウクライナ軍は結果的にウスペニフカもP-85の移動も失ってしまった格好だ
DEEP STATEはフリアイポレ方面について9日「ウスペニフカはヴィシュネヴェ防衛に戦力の50%が引き抜かれて状況が悪化した。10月末に第14特殊任務旅団が集落に侵入して通信を確立し、第218戦車連隊と第394自動車化狙撃連隊の歩兵(約70のグループで2個中隊規模)を呼び込んだ。ロシア軍は第394連隊をウスペニフカの陣地に残し、第14旅団と第218連隊の歩兵は近隣の集落に向けて移動している。第102領土防衛旅団の1個大隊がウスペニフカの状況を救おうと試みたが戦力の不均衡で良い結果を得られなかった」と言及したことがある。
現在のウクライナ軍には全てを守るだけの戦力がなく、DEEP STATEの報告が事実なら「ウクライナ軍はウスペニフカ防衛よりもヴィシュネヴェ防衛を優先した」「ウスペニフカを失ったとしてもポクロフスケとフリアイポレを結ぶ主要ルートを物理的な遮断から守りたかった」となるが、RYBARはフリアイポレ方面について13日「ロシア軍がダニリウカを占領した」「ロシア軍がO-041437沿いで支配地域を広げた」「ロシア軍がP-85の移動を物理的に遮断した」と報告、視覚的にもロシア軍兵士がダニリウカ集落のⒶⒷⒸで国旗を掲げる様子が登場し、RYBARはフリアイポレ方面について以下のように述べた。
“ロシア軍は防衛ラインを拠点を突破した。第5戦車旅団の突撃部隊はダニリウカを制圧して国旗を掲げ、南の森林地帯からもウクライナ軍部隊を追い払った。ロシア軍はダニリウカへの突入前、航空機や無人機で集落周辺の陣地を徹底的に破壊し、ダニリウカへの接近を妨害するため設置していた有刺鉄線にも穴を開けた”

出典:Воин DV
“この集落の解放はザポリージャ州での前進にとって非常に重要で、ロシア軍はP-85の移動を物理的に遮断し、ウクライナ軍はフリアイポレ方向への主要補給ルートを失った。ロシア軍は引き続きラディスネ方向に攻撃を行っている。今後もP-85の制御を維持・強化していく必要があるものの、この方面におけるウクライナ軍の状況はどんどん悪化している”
ウクライナ軍はウスペニフカを捨てる覚悟でヴィシュネヴェ防衛に戦力を回した格好だが、RYBARの報告が事実ならP-85の移動が物理的に遮断されたことになり、結果としてウスペニフカもP-85の移動も失ってしまった格好だ。
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※アイキャッチ画像の出典:Генеральний штаб ЗСУ






















展開が早い…
下旬までにはフリアイポレ戦だと思ってましたがもう遮断とは…前に前線兵士が言っていたように前線位置を前線が把握できないほどの潰走状態なのでしょうね…
さすがに川西岸陣地もある中で一度せき止められるでしょうが、果たして補給なしのフリアイポレ戦の次第と、この前進してきた兵力の方向が向かう先次第でこの進軍がどうなるか…
フリアイポレ、このままだと年内には落ちるんじゃ……
ダニリウカは小さい拠点とはいえ短期間で落ちるところを見ると、ウクライナ軍はもう抵抗力を失ってますね。
ヴィシュネヴェも落ちているのだとしたら当初ウスペニフカを守ろうとしていた部隊は壊滅してしまったのでしょうか。
「ポクロウシクが陥落すれはウクライナは終わり」らしいので、ウクライナ軍の全兵力をポクロウシクに突っ込んでるので、ザポリージャなんかにまともな兵力は居ないんですよ。
1箇所に全兵力を全ツッパするということは、他の場所の領土を全部ロシア軍に簡単に献上するという選択をウクライナが行った、という意味なんだから。
フリアイポレは、兵士・弾薬がどの程度残っているのかに依存しそうですね。
要塞は『迂回されたら弱い』ため、年内に早ければ陥落、そうでなくてもさらに浸透されたり、周辺の戦線が一気に押しあがれるでしょう。
追記です。
フリアイポレ方面、開戦当初から防衛を続けており、開戦当初がまとめられています。
南方からの攻撃がメインでしたが、ウクライナ現地部隊、とんでもなく長期間の防衛を続けてきたことが垣間見えますね。
(フリャイポレの戦い Wikipedia)